JPH06260903A - 遅延型フリップフロップ回路 - Google Patents
遅延型フリップフロップ回路Info
- Publication number
- JPH06260903A JPH06260903A JP6000619A JP61994A JPH06260903A JP H06260903 A JPH06260903 A JP H06260903A JP 6000619 A JP6000619 A JP 6000619A JP 61994 A JP61994 A JP 61994A JP H06260903 A JPH06260903 A JP H06260903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- fet
- output
- inverter
- gates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
が少なく、高速動作が可能なD−FFを提供する。 【構成】 クロックCKの立ち下り時のデータDに従っ
て、同相出力Q及び逆相出力Q/が決まる立ち下りエッ
ヂトリガ型FFとして動作する。クロックCKの立ち下
り時に、インバータ41の出力側とノードN12との間
で、ゲート接地型D−FET42を介して電流の供給あ
るいは吸引が行われ、該ノードN12の状態が決定され
る。
Description
る遅延型フリップフロップ回路(以下、D−FFとい
う)に関するものである。
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;電子通信学会技術研究報告、SSD84−115
(1985)市岡・田中・角谷・松浦・川上・石田著
「1GHz低消費電力GaAs可変分周器」P.89−
96 図2は、前記文献に記載された超高速、低消費電力の可
変分周器に用いられたD−FFの一構成例を示す回路図
である。このD−FFは、データDを入力するデータ入
力端子1、クロックCKを入力するクロック入力端子
2、同相出力Q用の第1の出力端子3、及び逆相出力Q
/用の第2の出力端子4を有し、それらの入,出力端子
1〜4間には6個のNORゲート11,12,13,1
4,15,16が接続されている。NORゲート11,
12は、クロック入力端子2及び第1のノードN1と第
2のノードN2との間にたすきがけ接続されている。第
2のノードN2、クロック入力端子2、及び第1のノー
ドN1は、NORゲート13の入力側に接続され、該N
ORゲート13の出力側の第3のノードN3が、データ
入力端子1と共にNORゲート14の入力側に接続され
ている。NORゲート14の出力側は、第1のノードN
1に接続されている。第2,第3のノードN2,N3と
第1,第2の出力端子3,4との間には、NORゲート
15,16がたすきがけ接続されている。各NORゲー
ト11〜16は、例えば、GaAsを用いた複数個のシ
ョットキー障壁ゲート電界効果トランジスタ(以下、M
ESFETという)でそれぞれ構成されている。
データDが高レベル(以下、“H”という)の場合、N
ORゲート11の出力が“H”、NORゲート12,1
3の出力が低レベル(以下、“L”という)になる。ク
ロックCKが“H”から“L”へ移るとき、NORゲー
ト13の出力が“L”から“H”へ変わり、NORゲー
ト15の同相出力Qが“H”に確定する。クロックCK
が“H”、データDが“L”の場合、NORゲート14
の出力が“H”、NORゲート11,12,13の出力
が“L”になる。クロックCKが“H”から“L”へ移
るとき、NORゲート12の出力が“L”になる。クロ
ックCKが“H”から“L”へ移るとき、NORゲート
12の出力が“L”から“H”へ変わり、NORゲート
15の同相出力Qが“L”に確定する。従って、クロッ
クCKに同期した同相出力Q及び逆相出力Q/が、出力
端子3及び4から出力される。
D−FFでは、次のような問題があった。 (a) 従来のD−FFでは、クリティカルパルス(デ
ータDがセットアップされるまでと、クロックCKが立
ち下ってから出力Q,Q/が変化するまで)が、5段と
長いため、動作速度が遅い。 (b) 図2の各2入力NORゲート11,12,1
4,15,16はそれぞれ4個のMESFETで構成さ
れ、さらに3入力NORゲート13が4個のMESFE
Tで構成されている。図2のD−FFは6個のNORゲ
ート11〜16で構成されているため、該D−FFを構
成するMESFETの素子数が、19個となる。このよ
うに、構成素子数が19個と多いため、高集積化が難し
い。 (c) D−FFは6個のNORゲート11〜16で構
成され、そのゲート数が多いため、消費電力が大きい。 本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、動作
速度が遅い、構成素子数が多い、及び消費電力が大きい
ために高集積化に適さないといった点について解決し、
高速性に優れ、高集積化が可能なD−FFを提供するも
のである。
題を解決するために、D−FFを、クロック入力端子と
第1及び第2のノードとの間にたすきがけ接続された第
1及び第2の2入力NORゲートと、入力側がデータ入
力端子に接続されたインバータと、前記インバータの出
力側と前記第2のノードとの間に接続されゲートが接地
されたデプレッション型電界効果トランジスタ(以下、
D−FETという)と、前記第1及び第2のノードと相
補的な第1及び第2の出力端子との間にたすきがけ接続
された第3及び第4の2入力NORゲートとで、構成し
ている。第2の発明では、第1の発明のデータ入力端子
と第1のノードとの間に、ゲートが接地された他のD−
FETを接続している。第3の発明では、第1の発明の
D−FET及び第2の発明の他のD−FETをNチャネ
ル型電界効果トランジスタで構成している。第4の発明
では、第1、第2及び第3の発明の第1、第2、第3及
び第4の2入力NORゲートを、2入力NANDゲート
でそれぞれ構成している。第5の発明では、第4の発明
のD−FET及び他のD−FETをPチャネル型電界効
果トランジスタで構成している。
構成したので、クロックの立ち下り又は立ち上り時に、
ゲートが接地されたD−FETを介して、インバータの
出力側と第2のノードとの間で、電流の供給、あるいは
吸い込みが行われる。これにより、たすきがけ接続され
た第1及び第2のNORゲートからなるラッチ回路の状
態が、クロックの立ち下り又は立ち上り時に決定され
る。第2の発明によれば、他のゲートが接地されたD−
FETを介して、データ入力端子と第1のノードとの間
で、電流の供給あるいは引き込みが行われるので、クロ
ックの立ち下り又は立ち上り時に、第1及び第2のNO
Rゲートからなるラッチ回路の状態が、より安定で、高
速に決定される。第3の発明によれば、ゲートが接地さ
れたNチャネルのD−FETを介して、データ入力端子
と第1のノードとの間で、電流の供給あるいは引き込み
が行われるので、クロックの立ち下り又は立ち上り時
に、第1及び第2のNORゲートからなるラッチ回路の
状態が、より安定で、高速に決定される。第4の発明に
よれば、クロックの立ち下り又は立ち上り時に、ゲート
が接地されたD−FETを介して、インバータの出力側
と第2のノードとの間で、電流の供給、あるいは吸い込
みが行われる。これにより、たすきがけ接続された第1
及び第2のNANDゲートからなるラッチ回路の状態
が、クロックの立ち下り又は立ち上り時に決定される。
第5の発明によれば、ゲートが電源電位に接続されたP
チャネルのD−FETを介して、データ入力端子と第1
のノードとの間で、電流の供給あるいは引き込みが行わ
れるので、クロックの立ち下がり又は立ち上り時に、第
1及び第2のNANDゲートからなるラッチ回路の状態
が、より安定で、高速に決定される。従って、前記課題
を解決できるのである。
である。このD−FFは、クロックCKを入力するクロ
ック入力端子20、データDを入力するデータ入力端子
21、逆相出力Q/用の第1の出力端子22、及び同相
出力Q用の第2の出力端子23を有している。クロック
入力端子20と第1,第2のノードN11,N12との
間には、第1及び第2の2入力NORゲート31,33
がたすきがけ接続されている。即ち、クロック入力端子
20は、NORゲート31の第1の入力端子及びNOR
ゲート32の第2の入力端子に接続されている。NOR
ゲート31の出力端子は、第1のノードN11及びNO
Rゲート32の第1の入力端子に接続され、該NORゲ
ート31の第2の入力端子が、第2のノードN12及び
NORゲート32の出力端子に接続されている。第1,
第2のノードN11,N12と第1,第2の出力端子2
2,23との間には、第3及び第4の2入力NORゲー
ト33,34がたすきがけ接続されている。即ち、第1
のノードN11はNORゲート33の第1の入力端子に
接続され、該NORゲート33の第2の入力端子が第2
の出力端子23に接続され、さらに該NORゲート33
の出力端子が第1の出力端子22に接続されている。第
2のノードN12は、NORゲート34の第2の入力端
子に接続され、該NORゲート34の第1の入力端子が
第1の出力端子22に接続され、該NORゲート34の
出力端子が第2の出力端子23に接続されている。デー
タ入力端子21は、インバータ41の入力端子に接続さ
れ、その出力端子が、NチャネルのD−FET42のド
レインに接続されている。D−FET42のゲートは、
接地され、さらにそのソースが第2のノードN12に接
続されている。D−FFにおける2入力NORゲート3
1,32,33,34及びインバータ41は、例えばDi
rect Coupled FET Logic(以下、DCFLという)を用
いて構成されている。このFETとしてGaAsのME
SFETを用いた場合の回路構成例を図3及び図4に示
す。
の回路図である。このNORゲートは、1個のD−FE
T51と2個のエンハンスメント型FET(以下、E−
FETという)52,53とを有している。D−FET
51とE−FET52は、電源電位VDDとグランドと
の間に直列接続され、そのE−FET52と並列に、E
−FET53が接続されている。E−FET52,53
のゲートは第1,第2の入力端子IN1,IN2であ
り、D−FET51のゲート及びドレインとE−FET
52のドレインと接続点が、出力端子OUTである。図
4は、図1のインバータ41の回路図である。このイン
バータ41は、D−FET61及びE−FET62を有
し、それらが電源電位VDDとグランドとの間に直列接
続されている。D−FET61とE−FET62との接
続点は出力端子OUTであり、該E−FET62のゲー
トが入力端子INである。図3及び図4において、各D
−FET51,61は、ゲート幅W=3μm、ゲート長
L=0.5μm、閾値電圧=−0.7V、K値=220
mS/Vmmである。又、各E−FET52,53,
62は、ゲート幅W=9μm、ゲート長L=0.5μ
m、閾値電圧=+0.1V、K値=320 mS/Vm
mである。これらのD−FET51,61及びE−FE
T52,53,62におけるMESFETのショットキ
ー電圧は、0.7Vである。図1のD−FFにおいて、
NORゲート31と32を構成するMESFETのゲー
ト幅Wを等しくし、D−FET42のゲート幅Wを、N
ORゲート32を構成するD−FET51のゲート幅W
と同じ程度にする。これにより、たすきがけ接続された
NORゲート31と32で構成されるラッチ回路の状態
は、インバータ41によって強制的に変化させられるこ
とはなく、出力が、DCFLのノイズマージンの範囲内
で増減する。
を示す図である。又、図6は、図1に示すD−FFのタ
イミングチャートである。これらの図を参照しつつ、図
1のD−FFの動作を説明する。なお、以下の説明にお
いて、“H”が“1”の論理値、“L”が“0”の論理
値をとるとする。図5において、時刻t1では、データ
Dが“H”、クロックCKが“H”である。このとき、
NORゲート31,32の出力側ノードN11,N12
とインバータ41の出力は、“L”である。時刻t2に
おいて、クロックCKが立ち下ると、NORゲート3
1,32の出力側ノードN11,N12が“H”になろ
うとする。このとき、NORゲート32の出力を“H”
にするための電流が、D−FET42を介してインバー
タ41へ流れ込むため、該NORゲート32の出力はN
ORゲート31よりも“H”になりにくい。そのため、
先に、NORゲート31の出力が“H”になり、NOR
ゲート32の出力が“L”になる。たすきがけ接続され
たNORゲート31,32で構成されたラッチ回路に
“L”を書き込むときは、インバータ41の“L”の出
力がNORゲート32の“L”より低い電圧になるよう
に、素子を構成すれば、より安定動作及び高速化を実現
できる。このとき、NORゲート33の逆相出力Q/は
“L”になり、NORゲート34の同相出力Qが“H”
になる。時刻t3において、クロックCKが“L”で、
データDが“H”から“L”へ変化すると、インバータ
41の出力が“H”になる。すると、インバータ41よ
りD−FET42を介してNORゲート32の出力側ノ
ードN12へ電流が流れ込む。これにより、NORゲー
ト32の出力側ノードN12の電圧は上昇するが、その
上昇分だけ、ゲート接地したD−FET42のドレイン
・ソース間の抵抗が大きくなり、該NORゲート32の
出力側ノードN12の電圧上昇が抑制され、該NORゲ
ート32の出力が“L”を維持できる。
であり、NORゲート31,32の出力側ノードN1
1,N12が“L”になる。このとき、インバータ41
の出力からD−FET42を介して流れ込む電流によ
り、NORゲート32の出力側ノードN12の電圧が、
NORゲート31の出力側ノードN11の電圧よりも高
い。時刻t5において、クロックCKが“H”から
“L”に変化すると、NORゲート31,32の出力側
ノードN11,N12が“H”になろうとする。このと
き、インバータ41より供給される電流により、NOR
ゲート32の出力側ノードN12がNORゲート31の
出力側ノードN11よりも先に“H”になり、該NOR
ゲート31の出力側ノードN11が“L”になる。そし
て、NORゲート34の同相出力Qが“L”、NORゲ
ート33の逆相出力Q/が“H”になる。時刻t6にお
いて、クロックCKが“L”で、データDが“L”から
“H”へ変化すると、インバータ41の出力が“H”か
ら“L”へ変化する。すると、NORゲート32の出力
側ノードN12が“H”で、D−FET42を介してイ
ンバータ41へ電流が流れ込む。そして、NORゲート
32の出力側ノードN12の電圧が低くなり、インバー
タ41の出力電圧が高くなる。このインバータ41の出
力“L”が上昇する分だけ、ゲート接地したD−FET
42のソース・ドレイン間の抵抗が増加する。そのた
め、D−FET42は、NORゲート32の消費電流の
1/3程度しか電流を流せないため、該NORゲート3
2が“H”を維持することが可能となる。
時刻t2においてNORゲート31の出力が“H”にな
り、NORゲート33の逆相出力Q/が“L”になる。
これにより、NORゲート34の同相出力Qが“H”に
なる。又、時刻t5において、NORゲート32の出力
側ノードN12が“H”になり、NORゲート34の同
相出力Qが“L”になる。従って、NORゲート33の
逆相出力Q/が“H”になる。以上のように、図1のD
−FFは、クロックCKの立ち下り時のデータDに従っ
て同相出力Q及び逆相出力Q/が決まる、立ち下りエッ
ヂトリガ型のフリップフロップ回路(FF)として動作
する。この第1の実施例では、D−FFを、4個のNO
Rゲート31〜34、1個のインバータ41、及びゲー
トが接地されたNチャネルのD−FET42で構成した
ので、素子数が少なく、高集積化に適し、消費電力が小
さく、セットアップ時間が、インバータ1個の遅延時間
と小さく、高速動作が可能となる。従って、Nチャネル
のD−FETで構成される高速の大規模集積回路(LS
I)等を実現する上で、最適である。一例として、従来
の図2のD−FFと本実施例の図1のD−FFとの、セ
ットアップ時間と遅延時間の比較を次の表に示す。
平均遅延時間、又遅延時間はクロックCKが立ち下って
から出力が変化するまでの時間である。
であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。このD−FFは、第1
の実施例におけるNORゲート31〜34をそれぞれN
ANDゲート71〜74に置き換えると共に、Nチャネ
ルのD−FET42をPチャネルのD−FET82に置
き換えたものである。D−FET82のゲートは、電源
VDDに接続されている。図8は、図7の各NANDゲ
ート71〜74の回路図である。このNANDゲート
は、1個のNチャネル型D−FET91と2個のNチャ
ネル型エンハンスメント型FET(以下、E−FETと
いう)92,93とを有している。D−FET91及び
E−FET92,93は、電源電位VDDとグランドと
の間に直列接続されている。E−FET92,93のゲ
ートは第1,第2の入力端子IN1,IN2であり、D
−FET91のゲート及びドレインとE−FET92の
ドレインとの接続点が、出力端子OUTである。
チャートである。この図を参照しつつ、図7に示すD−
FFの動作を説明する。NANDゲート71,72で構
成されたラッチ回路の出力ノードN11,N12は、ク
ロックCKが“L”のとき“H”であるが、クロックC
Kが“H”になったとき、データDが“H”なら、それ
ぞれ“H”と“L”、データDが“L”なら、それぞれ
“L”と“H”になる。その後、クロックCKが“H”
で、データが変化しても、D−FET82によって電流
が抑制されて、NANDゲート71,72で構成された
ラッチ回路の状態は変化しない。このように、この第2
の実施例では、立ち上がりエッジトリガ型のD−FFと
なる。ここで、τ1 はクロックCKが立ち上がってから
NANDゲート72の出力が変化するまでの時間であ
る。又、τ2 はクロックCKが立ち上がってからNAN
Dゲート71の出力が変化するまでの時間である。更
に、τ3 はクロックCKが立ち上がってからNANDゲ
ート73,74の出力が変化するまでの時間である。以
上のように、この第2の実施例では、D−FFを、4個
のNANDゲート71〜74、1個のインバータ41、
及びゲートが電源に接続されたPチャネルのD−FET
82で構成したので、第1の実施例と同様に素子数が少
なく、高集積化に適し、消費電力が小さく、セットアッ
プ時間が、インバータ1個の遅延時間と小さく、高速動
作が可能となる。従って、PチャネルのD−FETで構
成される高速のLSI等を実現する上で、最適である。
図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。このD−FFでは、
ゲート接地のNチャネル型D−FET103を新たに設
け、該D−FET103のドレインがデータ入力端子2
1に接続され、ソースがNORゲート31の出力側ノー
ドN11に接続されている。このような構成にすれば、
クロックCKの立ち下り時に、たすきがけ接続されたN
ORゲート31,32の状態が、第1の実施例と比較し
て、より安定で、高速に決定される。
図であり、第2の実施例を示す図7中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。このD−FFでは、
ゲートが電源に接続されたPチャネル型D−FET11
3を新たに設け、該D−FET113のドレインがデー
タ入力端子21に接続され、ソースがNANDゲート7
1の出力側ノードN11に接続されている。このような
構成にすれば、クロックCKの立ち上り時に、たすきが
け接続されたNANDゲート71,72の状態が、第2
の実施例と比較して、より安定で、高速に決定される。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1) 図1又は図10に示すゲート接地のNチャネル
型D−FET42,103は、ゲートが電源電位VDD
に接続されたPチャネル型D−FETで構成しても、上
記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。 (2) 図7又は図11に示すゲートが電源電位VDD
に接続されたPチャネル型D−FET82,113は、
ゲート接地のNチャネル型D−FETで構成しても、上
記実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
によれば、D−FFを、第1,第2,第3,第4の2入
力NORゲート、インバータ、及びゲート接地型D−F
ETで構成したので、素子数が少なく、高集積化に適
し、消費電力を低減できる。さらに、インバータ及びゲ
ート接地型D−FETを設けているので、クロックの立
ち下り又は立ち上がり時に、たすきがけ接続された第1
及び第2のNORゲートで構成されるラッチ回路の状態
が決定されるので、セットアップ時間が、該インバータ
1個の遅延時間と短く、高速動作が可能となる。従っ
て、高速LSI等を実現する上で、最適である。第2の
発明によれば、第1の発明のD−FFに、他のゲート接
地型D−FETを設けたので、クロックの立ち下り又は
立ち上がり時に、第1及び第2のNORゲートからなる
ラッチ回路の状態が、より安定で、高速に決定される。
第3の発明によれば、第1又は第2の発明のD−FFの
D−FETをNチャネル型で構成したので、Nチャネル
型FETを形成しやすい半導体に最適である。第4の発
明によれば、第1又は第2の発明のD−FFを、第1,
第2,第3,第4の2入力NANDゲート、インバー
タ、及びゲートが電源電位に接続されたD−FETで構
成したので、素子数が少なく、高集積化に適し、消費電
力を低減できる。さらに、インバータ及びゲートが電源
に接続されたD−FETを設けているので、クロックの
立ち下がり又は立ち上がり時に、たすきがけ接続された
第1及び第2のNANDゲートで構成されるラッチ回路
の状態が決定されるので、セットアップ時間が、該イン
バータ1個の遅延時間と短く、高速動作が可能となる。
従って、第1の発明とほぼ同様の効果が得られる。第5
の発明によれば、第4の発明のD−FFに、ゲートが電
源電位に接続された他のPチャネル型D−FETを設け
たので、クロックの立ち下がり又は立ち上り時に、第1
及び第2のNANDゲートからなるラッチ回路の状態
が、より安定で、高速に決定される。
である。
である。
図である。
図である。
2入力NORゲート 41 インバータ 42,103 Nチャネル型D−FET 71,72,73,74 第1,第2,第3,第4の
2入力NANDゲート 82,113 Pチャネル型D−FET CK クロック D データ Q 同相出力 Q/ 逆相出力
Claims (5)
- 【請求項1】 クロック入力端子と第1及び第2のノー
ドとの間にたすきがけ接続された第1及び第2の2入力
NORゲートと、 入力側がデータ入力端子に接続されたインバータと、 前記インバータの出力側と前記第2のノードとの間に接
続されゲートが接地されたデプレッション型電界効果ト
ランジスタと、 前記第1及び第2のノードと相補的な第1及び第2の出
力端子との間にたすきがけ接続された第3及び第4の2
入力NORゲートとで、 構成したことを特徴とする遅延型フリップフロップ回
路。 - 【請求項2】 前記データ入力端子と前記第1のノード
との間に、ゲートが接地された他のデプレッション型電
界効果トランジスタを接続したことを特徴とする請求項
1記載の遅延型フリップフロップ回路。 - 【請求項3】 前記デプレッション型電界効果トランジ
スタ及び他のデプレッション型電界効果トランジスタを
Nチャネル型電界効果トランジスタで構成したことを特
徴とする請求項1又は2記載の遅延型フリップフロップ
回路。 - 【請求項4】 前記第1、第2、第3及び第4の2入力
NORゲートを、2入力NANDゲートでそれぞれ構成
したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の遅延型
フリップフロップ回路。 - 【請求項5】 前記デプレッション型電界効果トランジ
スタ及び他のデプレッション型電界効果トランジスタを
Pチャネル型電界効果トランジスタで構成したことを特
徴とする請求項4記載の遅延型フリップフロップ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6000619A JP3011595B2 (ja) | 1993-01-08 | 1994-01-07 | 遅延型フリップフロップ回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP171993 | 1993-01-08 | ||
JP5-1719 | 1993-01-08 | ||
JP6000619A JP3011595B2 (ja) | 1993-01-08 | 1994-01-07 | 遅延型フリップフロップ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06260903A true JPH06260903A (ja) | 1994-09-16 |
JP3011595B2 JP3011595B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=26333636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6000619A Expired - Fee Related JP3011595B2 (ja) | 1993-01-08 | 1994-01-07 | 遅延型フリップフロップ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011595B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6486719B2 (en) | 2000-08-23 | 2002-11-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flip-flop circuits having digital-to-time conversion latches therein |
KR100609048B1 (ko) * | 2000-08-05 | 2006-08-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 적은 전력 소모를 위한 컨디셔녈-캡쳐 플립플롭 |
-
1994
- 1994-01-07 JP JP6000619A patent/JP3011595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100609048B1 (ko) * | 2000-08-05 | 2006-08-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 적은 전력 소모를 위한 컨디셔녈-캡쳐 플립플롭 |
US6486719B2 (en) | 2000-08-23 | 2002-11-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flip-flop circuits having digital-to-time conversion latches therein |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3011595B2 (ja) | 2000-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10396763B2 (en) | Current-controlled CMOS logic family | |
US6982583B2 (en) | Current-controlled CMOS circuit using higher voltage supply in low voltage CMOS process | |
US6107853A (en) | Sense amplifier based flip-flop | |
CN108233894B (zh) | 一种基于双模冗余的低功耗双边沿触发器 | |
US6794916B1 (en) | Double edge-triggered flip-flops | |
JPH0528007B2 (ja) | ||
US10886928B2 (en) | Fast phase frequency detector | |
CN114567297B (zh) | D触发器以及包括d触发器的处理器和计算装置 | |
US7453294B1 (en) | Dynamic frequency divider with improved leakage tolerance | |
US4695743A (en) | Multiple input dissymmetric latch | |
KR20230154198A (ko) | 회로 유닛, 논리 회로, 프로세서 및 계산 장치 | |
JPH06260903A (ja) | 遅延型フリップフロップ回路 | |
US5451890A (en) | Gallium arsenide source follower FET logic family with diodes for preventing leakage currents | |
Merlin et al. | High-Performance of Domino Logic Circuit for Wide Fan-In Gates Using Mentor Graphics Tools | |
JPH0774620A (ja) | バツフア回路 | |
JPH07162288A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP3080999B2 (ja) | 化合物半導体集積回路 | |
JPH04341011A (ja) | ダイナミック型分周器回路 | |
Nikhade et al. | A Novel Approach for Design of Pulse Triggered Flip-Flop to Enhance Speed and Power | |
HOE et al. | Dynamic GaAs logic circuits | |
JPH09298299A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP2000031794A (ja) | マスタスレーブ型フリップフロップ回路 | |
JPH07106924A (ja) | 遅延形フリップフロップ回路 | |
JPH07245560A (ja) | 半導体集積回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991130 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 10 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |