JPH06260318A - 面実装磁性部品 - Google Patents

面実装磁性部品

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JPH06260318A
JPH06260318A JP5042364A JP4236493A JPH06260318A JP H06260318 A JPH06260318 A JP H06260318A JP 5042364 A JP5042364 A JP 5042364A JP 4236493 A JP4236493 A JP 4236493A JP H06260318 A JPH06260318 A JP H06260318A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
component
magnetic field
core
present
Prior art date
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Application number
JP5042364A
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English (en)
Inventor
Toru Abe
徹 阿部
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気特性、耐熱性に優れ、面実装に適した小
型の磁性部品を提出する。 【構成】 Fe、CuおよびM(ただしMは、Nb、
W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群から選
ばれた少なくとも一種の元素)を必須元素として含み、
組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなる磁心
と、前記磁心に磁場を発生させる磁場発生手段からなる
ことを特徴とする面実装磁性部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面実装に使用される磁
性部品に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した磁性部品は一般に、磁歪が小さ
いこと、高い実効透磁率を有すること、高い飽和磁束密
度を有することが必要であり、更に、これらの磁気特性
が経時変化せず、耐久性に優れることが必要である。
【0003】上記特性に加えて、特にマグアンプ回路な
どに用いられる可飽和リアクトルに対しては、コア損失
が小さいこと、制御磁化特性が良好であること(制御不
能磁束密度が小さい)ことも要求される。
【0004】また、ノイズ抑制インダクタは半導体回路
のオン、オフ時に発生するスパイクやリンキングによっ
て半導体に規格値以上の電圧が印加され、半導体回路が
破壊されたり、ノイズによる半導体回路が、動作するの
を防止するために挿入されるものであり、特に実効透磁
率が高く、以上電流のみを制御するために高い角形比が
要求される。
【0005】また、コモンモードチョークにおいては特
に、単極性ノイズを防止するため、有効動作磁束密度を
大きくする必要が有り、直流B−Hカーブにおける角形
比が小さいことが要求される。また、トランスにおいて
は、特にコモンモードチョークと同様に単極性ノイズを
防止するためB−Hカーブにおける角形比が低いこと、
および最近のスイッチング電流の高周波駆動型への移行
に伴い、高周波特性(例えば高周波で駆動したときの鉄
損が小さいこと)に優れることが要求される。
【0006】近年、高い飽和磁束密度を有する材料とし
て、Fe基およびCo基非晶質合金が注目されている。
Co基非晶質合金は磁歪が小さく、実効透磁率が高いと
いう利点があり、最近、可飽和リアクトル用磁心材とし
て、特開昭57−210612号公報あるいは特開昭5
7−21512号公報にCo基非晶質合金を使用するも
のが開示された。また、非晶質合金を使ったノイズ抑制
ビーズ型磁心が電気学会マグネティックス研究会資料M
AG−87−129に見られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のCo基非晶質合
金は、キューリー温度が210〜280℃と低いため、
使用温度の上段は120℃に制限されており、これ以上
の温度では磁気特性が劣化する。
【0008】現在の電子機器は、高密度に部品を実装す
るため面実装部品の比率が高まってきている。面実装部
品はリード線がなく、直接部品をはんだ付けして固定す
るため、例えばリフローはんだ付けでは図6のような条
件に、フローはんだ付けでは図7のような条件に部品を
加熱する。従って上記のCo基非晶質合金は面実装磁性
部品の磁心に利用できないという問題点がある。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、磁気特性、耐熱性に優れ、面実装
に適した磁性部品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】Fe、CuおよびM(た
だしMは、Nb、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMo
からなる群から選ばれた少なくとも一種の元素)を必須
元素として含み、組織の少なくとも50%が微細な結晶
粒からなる磁心と、前記磁心に磁場を発生させる磁場発
生手段からなることを特徴とする面実装磁性部品であ
る。
【0011】
【作用】本発明の磁性部品は、磁心に用いるFe基微結
晶合金がCo基非晶質合金に指摘する低磁歪および高い
透磁率を有し、かつFe基非晶質合金と同等の飽和磁束
密度を有する。また、非晶質合金に比べ誘導磁気異方性
が生じにくく、磁壁の固着が起こりにくいため、部品を
高温に加熱してはんだ付けを行う面実装に使われても、
磁気特性の変化が小さい。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を説明するが、本発明は
これらの実施例に限られるものではない。図1は本発明
の第1実施例で、チョークコイルまたは可飽和リアクト
ルとして本磁性部品を用いたものである。この様な形態
では部品高さを5mm以下とすることが可能であり、薄
型の多出力DC−DCコンバータを実現することができ
る。
【0013】図2は本発明の第2実施例で、面実装用ダ
イオードの端子に挿入して使われるビーズ型磁心であ
る。このビーズ型磁心の磁気特性により、ダイオードの
急峻は逆方向電流の変化が抑えられ、DC−DCコンバ
ータの高周波ノイズを抑制することができる。また、高
周波領域での損失を大きくすることにより、高周波ノイ
ズを熱エネルギーに変換して吸収する用途もある。
【0014】図3は本発明の第3実施例で、図2実施例
の様なビーズ型磁心83に導体を通して端子81、82
を設けたビーズ型インダクタである。用途は第2実施例
と同様に高周波ノイズの抑制、吸収用として使われる。
【0015】図4は本発明の第4実施例で、電源回路あ
るいは信号回路のノイズフィルタとして使用するコモン
モードチョークコイルである。この実施例では、面実装
用の小型形状としても、Fe基微結晶合金の高透磁率に
より高いインダクタンス値となり、優れた減衰量を得る
ことができる。
【0016】図5はこれまで説明した実施例をもちいた
多出力DC−DCコンバータの回路図である。ここでト
ランス2も、図1または図4の様な形態で実施すること
ができる。Fe基微結晶合金はフェライトに比べ高い飽
和磁束密度をもつため、巻回数を少なくすることができ
小型のトランスとなる。
【0017】マグアンプ方式用可飽和リアクトルにおけ
る特性例を図8に示す。ここでは、マグアンプ方式で直
流電圧を安定化させていることから、出力電圧は出力電
流が変化しても安定化しているものが望ましい。Fe基
微結晶合金を磁心とする本発明例の可飽和リアクトルと
Co基非晶質合金を磁心とする従来例の可飽和リアクト
ルはともに図6のリフローはんだ付け条件デプリント基
板に実装されたものである。本発明例は出力電流0〜3
Aの範囲で出力電圧はほぼ一定であるのに対し、従来例
では、リフローはんだ付けにより磁心の制御磁化特性が
悪化(制御不能磁束密度が増加)したため、出力電流が
2Aを超えると出力電圧が急激に低下することがわか
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、従来材を使った磁性部
品に比べ磁心の耐熱性、飽和磁束密度、透磁率などが高
いため、面実装に適した小型の磁性部品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の形態を示した図。
【図2】本発明の第2実施例を示した図。
【図3】本発明の第3実施例の形態を示した図。
【図4】本発明の第4実施例の形態を示した図。
【図5】これら実施例によって構成された多出力DC−
DCコンバータの回路図。
【図6】面実装のリフローはんだ付け条件の一例を示す
図。
【図7】面実装のフローはんだ付け条件の一例を示す
図。
【図8】マグアンプ方式用可飽和リアクトルにおける本
発明例と従来例の出力特性を比較した図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 トランス 3 MOSFET 4 駆動回路 5 制御回路 6 ダイオード 7 チョークコイル 8 ノイズ抑制インダクタ 9 コンデンサ 10 コモンモードチョークコイル 11 可飽和リアクトル 12 電子回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe、CuおよびM(ただしMは、N
    b、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群か
    ら選ばれた少なくとも一種の元素)を必須元素として含
    み、組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなる磁
    心と、前記磁心に磁場を発生させる磁場発生手段からな
    ることを特徴とする面実装磁性部品。
  2. 【請求項2】 Fe、CuおよびM(ただしMは、N
    b、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoからなる群か
    ら選ばれた少なくとも一種の元素)を必須元素として含
    み、組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなる磁
    心であることを特徴とする面実装磁性部品。
JP5042364A 1993-03-03 1993-03-03 面実装磁性部品 Pending JPH06260318A (ja)

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JP5042364A JPH06260318A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 面実装磁性部品

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JPH06260318A true JPH06260318A (ja) 1994-09-16

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JP5042364A Pending JPH06260318A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 面実装磁性部品

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JP (1) JPH06260318A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345714A (ja) * 1998-03-30 1999-12-14 Toshiba Corp ノイズ低減素子およびそれを用いた半導体回路素子
JP2010147481A (ja) * 1998-03-30 2010-07-01 Toshiba Corp ノイズ低減素子およびそれを用いた半導体回路素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11345714A (ja) * 1998-03-30 1999-12-14 Toshiba Corp ノイズ低減素子およびそれを用いた半導体回路素子
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