JPH06260267A - 溶融金属用浸漬管 - Google Patents
溶融金属用浸漬管Info
- Publication number
- JPH06260267A JPH06260267A JP6335293A JP6335293A JPH06260267A JP H06260267 A JPH06260267 A JP H06260267A JP 6335293 A JP6335293 A JP 6335293A JP 6335293 A JP6335293 A JP 6335293A JP H06260267 A JPH06260267 A JP H06260267A
- Authority
- JP
- Japan
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- ring
- collar
- cut
- annular groove
- molten metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 長尺物のセラミック浸漬管11を安価に形成
する。 【構成】 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬
管11を予め所定の長さに切断した後焼成するかまたは
焼成後所定の長さに切断し、その切口12近傍の外周部
に環状溝13を形成し、該環状溝13に金属製の半割れ
リング14の内周部を左右側から嵌合させて該リング1
4の外周部は前記環状溝13より外方に突き出させて設
け、外方に突き出た前記半割れリング14、14の上面
側に上部フランジ15を下面側に下部フランジ16を夫
々当接させ、該フランジ15、16をボルト17により
締め付け固定してなる溶融金属用浸漬管。
する。 【構成】 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬
管11を予め所定の長さに切断した後焼成するかまたは
焼成後所定の長さに切断し、その切口12近傍の外周部
に環状溝13を形成し、該環状溝13に金属製の半割れ
リング14の内周部を左右側から嵌合させて該リング1
4の外周部は前記環状溝13より外方に突き出させて設
け、外方に突き出た前記半割れリング14、14の上面
側に上部フランジ15を下面側に下部フランジ16を夫
々当接させ、該フランジ15、16をボルト17により
締め付け固定してなる溶融金属用浸漬管。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属用浸漬管に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開平1−159953号公報
および特開平2−115555号公報等には、セラミッ
ク材料からなる浸漬管について記載されている。前記公
知の浸漬管aは、図1のように、上縁に径大の鍔bを一
体的に形成し、鍔bの上面を上部フランジcで、鍔bの
下面を下部フランジdで夫々挟持し、内部に発熱体eを
設け、金属溶湯中に浸漬して溶湯を加熱する。即ち、従
来のものは、底部f、円筒部g、フランジ部bが、同一
材料の一体構造のセラミック製であった。
および特開平2−115555号公報等には、セラミッ
ク材料からなる浸漬管について記載されている。前記公
知の浸漬管aは、図1のように、上縁に径大の鍔bを一
体的に形成し、鍔bの上面を上部フランジcで、鍔bの
下面を下部フランジdで夫々挟持し、内部に発熱体eを
設け、金属溶湯中に浸漬して溶湯を加熱する。即ち、従
来のものは、底部f、円筒部g、フランジ部bが、同一
材料の一体構造のセラミック製であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来公
知の浸漬管aは、鍔bを有する一体構造のため、つぎの
ような課題があった。鍔付浸漬管は、シップ(静水圧成
形方法)成形、鋳込成形、あるいは他の機械成形で製造
されるが、鍔があるため型の構成が複雑となり、一つの
型で長さの異なる浸漬管を製造することは不可能であっ
た。それゆえ、長さの異なる型を、いくとおりも製造し
なくてはならなかったので、型代が高価となった。特
に、シップ成形の場合は、フランジ部の形状が正確に出
ないから、成形後機械加工が必要であり、コスト高の要
因となっている。また、鍔付浸漬管は、焼成時、鍔なし
に比較して窯内に詰める本数が少なくなり、焼成コスト
が高くなる。また、鍔もセラミックスであるから、溶解
炉または保持炉に固定するとき、フランジで締付け過ぎ
ると破損させることもある。そこで、本発明は、一個の
型で、鍔はない長尺(約1.2m程度を予定)の浸漬管
を成形し、これを焼成する前に、濾過層の深さに応じ
て、例えば50cm〜1.2mの間の所望の長さに切断
し、その後焼成して使用する。そうすると、型は一個で
間に合うばかりでなく、切取った不要片は、焼成前であ
るから原料として再利用ができる。焼成後、切断すると
きは、鍔なしであるから鍔ありに比し、窯内に詰める本
数も多くなり、焼成コストが安くなる。また、鍔は金属
で出来るから、フランジで締付け過ぎても、破損しなく
なる。
知の浸漬管aは、鍔bを有する一体構造のため、つぎの
ような課題があった。鍔付浸漬管は、シップ(静水圧成
形方法)成形、鋳込成形、あるいは他の機械成形で製造
されるが、鍔があるため型の構成が複雑となり、一つの
型で長さの異なる浸漬管を製造することは不可能であっ
た。それゆえ、長さの異なる型を、いくとおりも製造し
なくてはならなかったので、型代が高価となった。特
に、シップ成形の場合は、フランジ部の形状が正確に出
ないから、成形後機械加工が必要であり、コスト高の要
因となっている。また、鍔付浸漬管は、焼成時、鍔なし
に比較して窯内に詰める本数が少なくなり、焼成コスト
が高くなる。また、鍔もセラミックスであるから、溶解
炉または保持炉に固定するとき、フランジで締付け過ぎ
ると破損させることもある。そこで、本発明は、一個の
型で、鍔はない長尺(約1.2m程度を予定)の浸漬管
を成形し、これを焼成する前に、濾過層の深さに応じ
て、例えば50cm〜1.2mの間の所望の長さに切断
し、その後焼成して使用する。そうすると、型は一個で
間に合うばかりでなく、切取った不要片は、焼成前であ
るから原料として再利用ができる。焼成後、切断すると
きは、鍔なしであるから鍔ありに比し、窯内に詰める本
数も多くなり、焼成コストが安くなる。また、鍔は金属
で出来るから、フランジで締付け過ぎても、破損しなく
なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、成形
された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11を予め所
定の長さに切断した後焼成するかまたは焼成後所定の長
さに切断し、その切口12近傍の外周部に環状溝13を
形成し、該環状溝13に金属製の半割れリング14の内
周部を左右側から嵌合させて該リング14の外周部は前
記環状溝13より外方に突き出させて設け、外方に突き
出た前記半割れリング14、14の上面側に上部フラン
ジ15を下面側に下部フランジ16を夫々当接させ、該
フランジ15、16をボルト17により締め付け固定し
てなる溶融金属用浸漬管としたものである。また、本発
明は、前記において、前記環状溝13の溝幅よりも前記
半割れリング14の厚みを薄く形成して、前記半割れリ
ング14の膨張幅を持たせた溶融金属用浸漬管としたも
のである。
された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11を予め所
定の長さに切断した後焼成するかまたは焼成後所定の長
さに切断し、その切口12近傍の外周部に環状溝13を
形成し、該環状溝13に金属製の半割れリング14の内
周部を左右側から嵌合させて該リング14の外周部は前
記環状溝13より外方に突き出させて設け、外方に突き
出た前記半割れリング14、14の上面側に上部フラン
ジ15を下面側に下部フランジ16を夫々当接させ、該
フランジ15、16をボルト17により締め付け固定し
てなる溶融金属用浸漬管としたものである。また、本発
明は、前記において、前記環状溝13の溝幅よりも前記
半割れリング14の厚みを薄く形成して、前記半割れリ
ング14の膨張幅を持たせた溶融金属用浸漬管としたも
のである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1はCIP成形機の密閉された水圧槽で、水圧槽1の内
部には水2が充満される。水圧槽1の内部にはメタル製
の型3が垂直状に固定される。型3の下部には、下段4
と上段5を形成して、上段5より上部は、そのままの直
径の円柱6とする。上段5の棚の幅は、約10mm〜1
6mmの範囲が好適である。
1はCIP成形機の密閉された水圧槽で、水圧槽1の内
部には水2が充満される。水圧槽1の内部にはメタル製
の型3が垂直状に固定される。型3の下部には、下段4
と上段5を形成して、上段5より上部は、そのままの直
径の円柱6とする。上段5の棚の幅は、約10mm〜1
6mmの範囲が好適である。
【0006】前記円柱6は、終始同一直径(上部程やや
小径にすることもある)で、その外周には、全周に亘っ
て、上段5と同じ幅の間隙を形成するようにラバー7を
被せる。ラバー7の下端8は下段4と突当って重合し、
外周にテープ9を貼って目張りをする。ラバー7の上部
には、投入口10を形成する。
小径にすることもある)で、その外周には、全周に亘っ
て、上段5と同じ幅の間隙を形成するようにラバー7を
被せる。ラバー7の下端8は下段4と突当って重合し、
外周にテープ9を貼って目張りをする。ラバー7の上部
には、投入口10を形成する。
【0007】前記投入口10より、スプレードライヤー
で顆粒化したセラミックス素材を投入して前記円柱6と
ラバー7との間に充填し、前記投入口10をテープ9で
目貼りしたのち水圧を掛けて固く締め付ける。すると、
前記セラミックス素材は凝縮して固くなり、取外して横
倒しにして運搬できるようになるので、ラバー7を外
し、ついで凝縮した生製品を型3より上方に抜き、使用
する濾過槽の深さに合せて切断し、乾燥後焼成炉内に収
納して焼成する。なお、焼成前に切断しないときは、
1.2m程度に長い鍔のない焼成長尺セラミック浸漬管
11が得られる。この焼成長尺セラミック浸漬管11
は、濾過槽の深さに応じて切断される。
で顆粒化したセラミックス素材を投入して前記円柱6と
ラバー7との間に充填し、前記投入口10をテープ9で
目貼りしたのち水圧を掛けて固く締め付ける。すると、
前記セラミックス素材は凝縮して固くなり、取外して横
倒しにして運搬できるようになるので、ラバー7を外
し、ついで凝縮した生製品を型3より上方に抜き、使用
する濾過槽の深さに合せて切断し、乾燥後焼成炉内に収
納して焼成する。なお、焼成前に切断しないときは、
1.2m程度に長い鍔のない焼成長尺セラミック浸漬管
11が得られる。この焼成長尺セラミック浸漬管11
は、濾過槽の深さに応じて切断される。
【0008】このようにして、濾過槽の深さに切断され
たセラミック浸漬管11の切口12のところに、断面角
溝の環状溝13を研削加工し、該環状溝13に金属製の
半割れリング14の内周部を嵌合させて該リング14の
外周部は前記環状溝13より外方に突き出させ、外方に
突き出た部分の上面に上部フランジ15を下面に下部フ
ランジ16を当接させて、該フランジ15、16をボル
ト17で締め付ける。18は溶融金属槽、19は溶湯で
ある。
たセラミック浸漬管11の切口12のところに、断面角
溝の環状溝13を研削加工し、該環状溝13に金属製の
半割れリング14の内周部を嵌合させて該リング14の
外周部は前記環状溝13より外方に突き出させ、外方に
突き出た部分の上面に上部フランジ15を下面に下部フ
ランジ16を当接させて、該フランジ15、16をボル
ト17で締め付ける。18は溶融金属槽、19は溶湯で
ある。
【0009】
【作用】次に作用を述べる。水圧槽1内に設けられてい
る型3の円柱6の外周にラバー7を被せ、ラバー7の下
端8をテープ9で目張りし、ラバー7の上部の投入口1
0よりセラミックス粉末素材を投入して円柱6の外面と
ラバー7の内面との間に充填させ、投入口10をテープ
9で目貼りし、水圧を掛けて固める。セラミックス粉末
素材が凝縮したらラバー7を外し、ついで凝縮した浸漬
管11の生製品を上方に引き抜く。
る型3の円柱6の外周にラバー7を被せ、ラバー7の下
端8をテープ9で目張りし、ラバー7の上部の投入口1
0よりセラミックス粉末素材を投入して円柱6の外面と
ラバー7の内面との間に充填させ、投入口10をテープ
9で目貼りし、水圧を掛けて固める。セラミックス粉末
素材が凝縮したらラバー7を外し、ついで凝縮した浸漬
管11の生製品を上方に引き抜く。
【0010】つぎに、2通りの方法があり、第1では、
生製品を使用する濾過槽の深さに合せて切断し、不要片
は原料に戻して再利用し、乾燥後、焼成炉内に収納して
焼成する。
生製品を使用する濾過槽の深さに合せて切断し、不要片
は原料に戻して再利用し、乾燥後、焼成炉内に収納して
焼成する。
【0011】第2では、生製品を、乾燥後、焼成炉内に
収納して焼成し、鍔bのない焼成長尺セラミック浸漬管
11を得、これを溶融金属槽18の溶湯19内に浸漬さ
れる長さに合せて切断する。
収納して焼成し、鍔bのない焼成長尺セラミック浸漬管
11を得、これを溶融金属槽18の溶湯19内に浸漬さ
れる長さに合せて切断する。
【0012】以上の第1または第2の方法で得た切口1
2のある焼成セラミック浸漬管11の前記切口12のと
ころには、研削加工の方法で、環状溝13を形成し、環
状溝13に半割れリング14、14の内周部を左右から
嵌合して固定する。すると、半割れリング14、14の
外周は、環状溝13より外方に突出るから、突出部の上
部に上部フランジ15を下部に下部フランジ16を夫々
当接させて挟持し、ボルト17で固定し、図6のよう
に、溶湯19に浸漬されるように吊設する。
2のある焼成セラミック浸漬管11の前記切口12のと
ころには、研削加工の方法で、環状溝13を形成し、環
状溝13に半割れリング14、14の内周部を左右から
嵌合して固定する。すると、半割れリング14、14の
外周は、環状溝13より外方に突出るから、突出部の上
部に上部フランジ15を下部に下部フランジ16を夫々
当接させて挟持し、ボルト17で固定し、図6のよう
に、溶湯19に浸漬されるように吊設する。
【0013】なお、本発明の好適な実施例寸法は、浸漬
管11の内径94mm、外径112mm、長さ1050
mmで、材質窒化珪素ファインセラミックスとする。ま
た、浸漬管11の環状溝13は、上方切口12より4.
5mm〜10.5mmの間に幅6mm、深さ3mmに形
成した。半割れリング14は、炭素鋼SS41pを用い
たが、熱膨張の相違に基づく浸漬管11側の破損を防止
するため、半割れリング14の厚みを環状溝13の溝幅
よりやや小さくした。
管11の内径94mm、外径112mm、長さ1050
mmで、材質窒化珪素ファインセラミックスとする。ま
た、浸漬管11の環状溝13は、上方切口12より4.
5mm〜10.5mmの間に幅6mm、深さ3mmに形
成した。半割れリング14は、炭素鋼SS41pを用い
たが、熱膨張の相違に基づく浸漬管11側の破損を防止
するため、半割れリング14の厚みを環状溝13の溝幅
よりやや小さくした。
【0014】
【効果】浸漬管は、シップ成形、鋳込成形、あるいは他
の機械成形で製造されるが、鍔があるため型の構成が複
雑となり、一つの型で長さの異なる浸漬管を製造するこ
とは不可能であった。それゆえ、長さの異なる型を、い
くとおりも製造しなくてはならなかったので、型代が高
価となった。特に、シップ成形の場合は、フランジ部の
形状が正確に出ないから、成形後機械加工が必要であ
り、コスト高の要因となっている。また、鍔付浸漬管
は、焼成時、鍔なしに比較して窯内に詰める本数が少な
くなり、焼成コストが高くなる。また、鍔もセラミック
スであるから、溶解炉または保持炉に固定するとき、フ
ランジで締付け過ぎると破損させることもある。
の機械成形で製造されるが、鍔があるため型の構成が複
雑となり、一つの型で長さの異なる浸漬管を製造するこ
とは不可能であった。それゆえ、長さの異なる型を、い
くとおりも製造しなくてはならなかったので、型代が高
価となった。特に、シップ成形の場合は、フランジ部の
形状が正確に出ないから、成形後機械加工が必要であ
り、コスト高の要因となっている。また、鍔付浸漬管
は、焼成時、鍔なしに比較して窯内に詰める本数が少な
くなり、焼成コストが高くなる。また、鍔もセラミック
スであるから、溶解炉または保持炉に固定するとき、フ
ランジで締付け過ぎると破損させることもある。
【0015】しかるに、本発明は、成形された鍔はない
長尺物のセラミック浸漬管11を予め所定の長さに切断
した後焼成するかまたは焼成後所定の長さに切断し、そ
の切口12近傍の外周部に環状溝13を形成し、該環状
溝13に金属製の半割れリング14の内周部を左右側か
ら嵌合させて該リング14の外周部は前記環状溝13よ
り外方に突き出させて設け、外方に突き出た前記半割れ
リング14、14の上面側に上部フランジ15を下面側
に下部フランジ16を夫々当接させ、該フランジ15、
16をボルト17により締め付け固定してなる溶融金属
用浸漬管としたものであるから、 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11
を予め所定の長さに切断して使用するから、シップ成
形、鋳込成形、あるいは他の機械成形のいずれであって
も型は一つで間に合い、型代は安価となる。 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11
を予め所定の長さに切断したのち焼成する方法によると
きは、不要片を原料に還元できる。 特に、シップ成形の場合は、鍔を設けないので、鍔
を設けることに起因する全ての問題を克服できる。 また、鍔無し浸漬管11であるから、窯内に詰める
本数も多くなり、焼成コストも安くなる。 また、鍔である半割れリング14は金属製であるか
ら、強く締めても破損しない。 本発明は、金属のリング14に、上部フランジ15
と下部フランジ16を当接させてボルト17で締め付け
る方法であるから、寸法、精度とも、高度のものが得ら
れる。 (なお、発明を実施化する場合、金属溶湯の熱作用をう
けて金属リング14の周囲が500℃以上になる場合、
腐食性のあるガスが存在する場合は、金属リング14の
材質を、炭素鋼よりもステンレス鋼にした方がよい。)
長尺物のセラミック浸漬管11を予め所定の長さに切断
した後焼成するかまたは焼成後所定の長さに切断し、そ
の切口12近傍の外周部に環状溝13を形成し、該環状
溝13に金属製の半割れリング14の内周部を左右側か
ら嵌合させて該リング14の外周部は前記環状溝13よ
り外方に突き出させて設け、外方に突き出た前記半割れ
リング14、14の上面側に上部フランジ15を下面側
に下部フランジ16を夫々当接させ、該フランジ15、
16をボルト17により締め付け固定してなる溶融金属
用浸漬管としたものであるから、 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11
を予め所定の長さに切断して使用するから、シップ成
形、鋳込成形、あるいは他の機械成形のいずれであって
も型は一つで間に合い、型代は安価となる。 成形された鍔はない長尺物のセラミック浸漬管11
を予め所定の長さに切断したのち焼成する方法によると
きは、不要片を原料に還元できる。 特に、シップ成形の場合は、鍔を設けないので、鍔
を設けることに起因する全ての問題を克服できる。 また、鍔無し浸漬管11であるから、窯内に詰める
本数も多くなり、焼成コストも安くなる。 また、鍔である半割れリング14は金属製であるか
ら、強く締めても破損しない。 本発明は、金属のリング14に、上部フランジ15
と下部フランジ16を当接させてボルト17で締め付け
る方法であるから、寸法、精度とも、高度のものが得ら
れる。 (なお、発明を実施化する場合、金属溶湯の熱作用をう
けて金属リング14の周囲が500℃以上になる場合、
腐食性のあるガスが存在する場合は、金属リング14の
材質を、炭素鋼よりもステンレス鋼にした方がよい。)
【図1】 公知例断面図。
【図2】 本発明の水圧槽の内部断面図。
【図3】 本発明の溶融金属用浸漬管の一部破断斜視
図。
図。
【図4】 本発明の溶融金属用浸漬管の要部側面図。
【図5】 本発明の溶融金属用浸漬管の要部断面図。
【図6】 本発明の使用状態図。
1…CIP水圧槽、2…水、3…型、4…下段、5…上
段、6…円柱、7…ラバー、8…下端、9…テープ、1
0…投入口、11…セラミック浸漬管、12…切口、1
3…環状溝、14…半割れリング、15…上部フラン
ジ、16…下部フランジ、17…ボルト、18…溶融金
属槽、19…溶湯。
段、6…円柱、7…ラバー、8…下端、9…テープ、1
0…投入口、11…セラミック浸漬管、12…切口、1
3…環状溝、14…半割れリング、15…上部フラン
ジ、16…下部フランジ、17…ボルト、18…溶融金
属槽、19…溶湯。
Claims (2)
- 【請求項1】 成形された鍔はない長尺物のセラミック
浸漬管11を予め所定の長さに切断した後焼成するかま
たは焼成後所定の長さに切断し、その切口12近傍の外
周部に環状溝13を形成し、該環状溝13に金属製の半
割れリング14の内周部を左右側から嵌合させて該リン
グ14の外周部は前記環状溝13より外方に突き出させ
て設け、外方に突き出た前記半割れリング14、14の
上面側に上部フランジ15を下面側に下部フランジ16
を夫々当接させ、該フランジ15、16をボルト17に
より締め付け固定してなる溶融金属用浸漬管。 - 【請求項2】 請求項1において、前記環状溝13の溝
幅よりも前記半割れリング14の厚みを薄く形成して、
前記半割れリング14の膨張幅を持たせた溶融金属用浸
漬管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335293A JPH06260267A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 溶融金属用浸漬管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335293A JPH06260267A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 溶融金属用浸漬管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06260267A true JPH06260267A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=13226777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6335293A Withdrawn JPH06260267A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 溶融金属用浸漬管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06260267A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109028943A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-18 | 珠海华宇宏瑞科技有限公司 | 一种金属陶瓷发热体与法兰的连接方法 |
WO2021125088A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP6335293A patent/JPH06260267A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109028943A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-12-18 | 珠海华宇宏瑞科技有限公司 | 一种金属陶瓷发热体与法兰的连接方法 |
WO2021125088A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
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