JPH06259976A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH06259976A
JPH06259976A JP7094293A JP7094293A JPH06259976A JP H06259976 A JPH06259976 A JP H06259976A JP 7094293 A JP7094293 A JP 7094293A JP 7094293 A JP7094293 A JP 7094293A JP H06259976 A JPH06259976 A JP H06259976A
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JP
Japan
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voltage
transistor
gate
circuit
terminal
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JP7094293A
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Hiroshi Kuwabara
拓 桑原
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不揮発性半導体記憶装置の回路を簡単にし、
消費電力を少なくし、広い範囲の電源電圧使用可能にす
ること。 【構成】 読み取り時電圧調整手段によって、読み取り
時にゲートに印加する電圧の値を、フローティングゲー
トに電子を注入する前のしきい値よりも高く、フローテ
ィングゲートに電子を注入した後のしきい値よりも低く
調整しているので、フローティングゲートに電子を注入
したときとしないときとで、ゲートに前記読み取り時電
圧を印加したときのソースとドレイン間の導通状態が安
定的に切り替わるので、前記ゲートとソースとドレイン
の他にフローティングゲートを備えたMOS型トランジ
スタの出力電圧を増幅する必要がないため、回路が簡単
になるとともに、消費電力が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置に関するものであり、特に消費電力を低減することが
でき、かつ回路を簡単にすることができる不揮発性半導
体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FAMOS(Floating
Gate Avalanche Injection
MOS)トランジスタを用いた不揮発性半導体記憶装置
が用いられている。図7は、FAMOSトランジスタ1
60の断面構造を示す。図7においてP型シリコン基板
161にN型ソース162及びN型ドレイン163が形
成されている。また絶縁層166を介してフローティン
グゲート164及びゲート165が形成されている。紫
外線を充分に照射すると、フローティングゲート164
の電荷が消滅するので、FAMOSトランジスタ160
のしきい値が例えば約2Vに低下し、図8中カーブaに
示すようなゲート電圧対ドレイン・ソース間電流特性を
示す。書き込みモード時に、ゲート165及びドレイン
163に比較的高い電圧を印加する。このとき、ドレイ
ン163近傍でアバランシェ現象が起こり、発生した電
子がフローティングゲート164に注入される。この状
態では、図8中カーブbに示すようにFAMOSトラン
ジスタ160のしきい値が例えば4Vに上昇する。この
ためFAMOSトランジスタ160のフローティングゲ
ート164に電子を注入するかどうかを選択的に行うこ
とによってメモリ機能が生ずる。例えば電子を注入した
FAMOSトランジスタ160のデータを“0”とし、
電子を注入しないFAMOSトランジスタ160のデー
タを“1”とすることができる。特公平4−1437号
公報は、このFAMOSトランジスタを用いた不揮発性
半導体記憶装置の回路の従来例を開示している。図9は
この従来例を示す。図9において、端子31aは行アド
レス入力バッファ31の入力端子であり、端子33aは
列アドレス入力バッファ33の入力端子である。端子3
1aに外部から複数ビットの行アドレス入力信号が印加
され、一方端子33aに外部から複数ビットの列アドレ
ス入力信号が印加される。行アドレス入力バッファ31
は、外部行アドレス入力信号に対応する内部行アドレス
信号を作り、行デコーダ32に送る。一方列アドレス入
力バッファ33は、外部列アドレス入力信号に対応する
内部列アドレス信号を作り、列デコーダ34に送る。行
デコーダ32は、内部行アドレス信号に対応して、複数
の出力線のうちの1本のみを有効にして、その他の出力
を無効にする。一方列デコーダ34は、内部列アドレス
信号に対応して、複数の出力線のうち1本のみを有効に
して、その他の出力を無効にする。正論理の場合には、
有効な出力線のみがH(High)レベルとなり、その
他はL(Low)レベルとなる。この行デコーダ32と
列デコーダ34の出力によって、メモリアレイ36中の
1つのFAMOSトランジスタ36a(後述する図11
に示す)が選択される。この選択されたFAMOSトラ
ンジスタ36aの記憶データが読み出されあるいはデー
タが書き込まれる。内部電源回路35は、電源端子35
a及び電源端子35bを有している。電源端子35aに
は通常の動作電圧Vcc(例えば5V)が印加され、一
方電源端子35bには比較的高い書き込み時電圧Vpp
(例えば12.5V)が印加される。内部電源回路35
は、書き込みモードでは前記Vpp電圧を、またその他
のモードでは前記Vcc電圧をそれぞれ行デコーダ32
及び列デコーダ34に印加する。入出力端子43に接続
された入力バッファ42は、書き込み時に書き込みデー
タを外部から取り込んで、内部に書き込みデータに対応
したデータを送る。このとき内部電源回路35からは書
き込み時電圧Vppが出力される。内部電源回路35か
ら動作電圧Vccが出力されると、行デコーダ32と列
デコーダ34で選択されたFAMOSトランジスタ36
aのデータが読み取られ、これがセンスアンプ39で判
別された後出力バッファ41に印加される。出力バッフ
ァ41に印加されたデータは入出力端子43から出力さ
れる。
【0003】図10は、図9の内部電源回路35の内部
回路を示す。図10において、内部電源回路35は、一
対のNチャネルデプレッション型MOSトランジスタ3
51,352と制御回路353からなる。書き込みモー
ド時には、制御回路353が、MOSトランジスタ35
1のゲートに前記Vpp電圧を印加し、MOSトランジ
スタ352のゲートに0Vを印加する。このときMOS
トランジスタ351はオンし、MOSトランジス352
はオフする。このため内部電源回路35の出力端子35
cの電圧(両トランジスタ351,352の出力)はV
pp電圧となる。書き込みモード以外の時は、制御回路
353が、MOSトランジスタ351のゲート電圧を0
Vにし、MOSトランジスタ352のゲート電圧を前記
Vcc電圧とする。このときMOSトランジスタ351
はオフし、MOSトランジスタ352はオンする。この
ため内部電源回路35の出力端子35cの電圧は前記V
cc電圧となる。
【0004】図11は、前記図9の回路の一部分を示
す。図11において、前記選択されたFAMOSトラン
ジスタ36a、列選択MOSトランジスタ37群、書き
込み読み出し切換用トランジスタ38及び負荷抵抗51
によって決定される端子39aの電圧(後述のように例
えば3V又は4Vとなる)と、基準電圧発生回路40か
ら得た端子39bの電圧(例えば3.5V)との差をセ
ンスアンプ39の差動増幅器50で増幅する。なお端子
50aは差動増幅器50の出力端子である。図9に示す
ように、この差動増幅器50の出力(センスアンプ39
の出力)は出力バッファ41に印加される。出力バッフ
ァ41の出力側に入出力端子43が接続されている。図
11に示される基準電圧発生回路40において、FAM
OSトランジスタ64は、メモリアレイ36の1つのF
AMOSトランジスタ36aに対応した比較用ダミーメ
モリトランジスタであり、FAMOSトランジスタ64
のゲートは抵抗65を介して前記Vcc電源端子35a
に接続されている。またMOSトランジスタ62,63
は、前記列選択MOSトランジスタ37と書き込み読み
出し切換用MOSトランジスタ38に対応するように接
続されている。また抵抗61がMOSトランジスタ62
と電源端子35aとの間に接続されている。例えば前記
抵抗51の値を抵抗61の値の2倍に設定し、比較用F
AMOSトランジスタ64は記憶消去状態(この状態で
は後述のように、FAMOSトランジスタ64のゲート
にVcc電圧が印加されると、ゲート・ソース間の抵抗
は小さくなる。)とすると、メモリアレイ36中の選択
FAMOSトランジスタ36aも記憶消去状態の場合
は、端子39aの電圧が端子39bの電圧よりも低くな
る。一方前記選択FAMOSトランジスタ36aが書き
込まれた状態の場合は(この場合は、ゲートにVcc電
圧が印加されてもゲート・ソース間の抵抗は大きくな
る。)、この選択FAMOSトランジスタ36aを流れ
る電流が小さいために、端子39aの電圧が端子39b
の電圧よりも高くなる。
【0005】図12は、図11に示す差動増幅器50の
内部回路である。図12において、前記端子39aの電
圧と端子39bの電圧の差が一対のMOSトランジスタ
51,52で増幅され、インバーター58,59を介し
て出力端子50aに出力される。ここにおいて、一対の
MOSトランジスタ53、54は前記MOSトランジス
タ51,52の負荷抵抗として動作し、MOSトランジ
スタ55,56及び抵抗57は前記MOSトランジスタ
51,52の定電流源として動作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来技術では、書き込まれた(フローティングゲ
ートに電子が注入された)FAMOSトランジスタ36
aのゲートに、そのしきい値電圧(4V)より大きな電
源電圧Vcc(5V)が読み出し時に印加されることが
あるため、記憶消去状態のみならず書き込まれた状態で
もFAMOSトランジスタ36aに電流が流れる。この
ため前記負荷抵抗51の電圧降下により端子39a(図
11参照)に中間電圧(動作電圧Vccよりも低い例え
ば4V)が発生する。一方FAMOSトランジスタ36
aが記憶消去状態であっても、負荷抵抗51と36a、
37,38のトランジスタのオン抵抗との分圧により、
端子39aの電位は零にはならない(例えば約3V程度
となる。)。このため両方の状態に生じる端子39aの
電圧(4Vと3V)の中間の電圧を発生する基準電圧発
生回路40が必要となった。更に基準電圧と端子39a
の電圧との差を増幅する差動増幅器50も必要とされて
いた。また前記FAMOSトランジスタ36aを流れる
電流は、前記Vcc電源から接地端子への貫通電流とな
り、また、上述のようなカレントミラー型差動増幅器5
0でも、貫通電流が生じることになった。これらの貫通
電流によって、消費電力が増大した。更になんらかの原
因でVcc電圧が増大すると(5.5V程度に上がるこ
とは通常である。)、書き込まれたFAMOSトランジ
スタ36aに流れる電流を増加させ、端子39aの電圧
が低下してしまい、誤判読の原因となる。このため広い
範囲の電源電圧Vccを使用できるようにするために
は、FAMOSトランジスタ36aにおいて、書き込み
によるしきい値電圧の増加が大きいことが必要なので、
広い範囲の電源電圧Vccを使用できなかった。したが
って本発明の課題は、上述の欠点をなくし、回路が簡単
になり、かつ消費電力が少なく、更に広い範囲の電源電
圧の使用が可能な不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は、ゲートとソースとドレインの他に
フローティングゲートを備えたMOS型トランジスタ
と、前記ゲートに印加する電圧を、データ書き込み時に
は書き込み時電圧とし、データ読み取り時には読み取り
時電圧とする印加電圧切換手段とを備えた不揮発性半導
体記憶装置において、前記読み取り時電圧の値を、前記
フローティングゲートに電子が注入されたときの前記M
OS型トランジスタのしきい値よりも低く、前記フロー
ティングゲートに電子が注入されていないときの前記M
OS型トランジスタのしきい値よりも高く調整する読み
取り時電圧調整手段が付加されていることである。
【0008】
【作用】ゲートとソースとドレインの他にフローティン
グゲートを備えたMOS型トランジスタのしきい値は、
フローティングゲートに電子を注入した状態において高
くなる。読み取り時電圧調整手段によって、読み取り時
にゲートに印加する電圧の値を、フローティングゲート
に電子を注入する前のしきい値よりも高く、フローティ
ングゲートに電子を注入した後のしきい値よりも低く調
整しているので、フローティングゲートに電子を注入し
たときとしないときとで、ゲートに前記読み取り時電圧
を印加したときの前記ソースとドレイン間の導通状態が
安定的に切り替わるので、前記ゲートとソースとドレイ
ンの他にフローティングゲートを備えたMOS型トラン
ジスタの出力電圧を増幅する必要がないため、回路が簡
単になるとともに、消費電力が少なくなる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例の回路図である。
図1において、アドレスデコーダ10は、行デコーダ1
2と列デコーダ14からなる。端子11aは行アドレス
入力バッファ11の入力端子であり、端子13aは列ア
ドレス入力バッファ13の入力端子である。行アドレス
入力バッファ11は行デコーダ12を制御するように接
続され、列アドレス入力バッファ13は列デコーダ14
を制御するように接続されている。行デコーダ12は直
接メモリアレイ16を制御するように接続され、一方列
デコーダ14は列選択MOSトランジスタ17群を介し
てメモリアレイ16を制御するように接続されている。
内部電源回路15は電源端子15a及び電源端子15b
に接続され、行デコーダ12に書き込み時、書き込み電
圧を供給し、それ以外のモードでは、読み取り用に調整
された電圧を供給するように接続されている。内部電源
回路24は、電源端子15a,15bに接続され、列デ
コーダ14に書き込みモード時に書き込み時電圧を供給
し、それ以外のモードでは通常の電源電圧を供給するよ
うに接続されている。PチャネルエンハンスメントMO
Sトランジスタ19、書き込み読み出し切換用トランジ
スタ18、列選択MOSトランジスタ17群及びメモリ
アレイ16は直列に接続されている。前記MOSトラン
ジスタ19は、ゲートが制御入力端子19aに接続さ
れ、ソースが電源端子15aに接続されている。前記M
OSトランジスタ19のドレインに、インバータ20の
入力側が接続され、このインバータ20の出力側は、出
力バッファ21の入力側に接続されている。この出力バ
ッファ21の出力側は入出力端子23に接続されてい
る。また入力バッファ22の入力側がこの入出力端子2
3に接続され、一方入力バッファ22の出力側が前記ト
ランジスタ17群と前記トランジスタ18との接続点に
接続されている。
【0010】以上の構成において、端子11aには外部
から複数ビットの外部行アドレス入力信号が印加され、
一方、端子13aには外部から複数ビットの外部列アド
レス入力信号が印加される。行アドレス入力バッファ1
1は、前記外部行アドレス入力信号に対応する内部行ア
ドレス信号を作り、行デコーダ12に送る。一方列アド
レス入力バッファ13は、前記外部列アドレス入力信号
に対応する内部列アドレス信号を作り、列デコーダ14
に送る。行デコーダ12は、その複数の出力線のうち前
記内部行アドレス信号に対応した1本のみを有効にし
て、その他の出力を無効にする。一方列デコーダ14
は、その複数の出力線のうち前記内部列アドレス信号に
対応した1本のみを有効にして、その他の出力を無効に
する。行デコーダ12の出力は直接メモリアレイ16に
印加される。一方列デコーダ14の出力は、列選択MO
Sトランジスタ17群のゲートに印加され、この列選択
MOSトランジスタ17群の出力がメモリアレイ16に
印加される。このようにして、メモリアレイ16中の1
つの後述するFAMOSトランジスタ160が選択され
る。この選択されたFAMOSトランジスタ160の書
き込みまたは読み出しが行われる。
【0011】書き込み時に、入出力端子23に接続され
た入力バッファ22は、書き込みデータを外部より取り
込んで内部(メモリアレイ16)に書き込みデータに対
応したデータを送る。このデータが、メモリアレイ16
中の選択されたFAMOSトランジスタ160に書き込
まれる。読み出し時には次のようになる。Pチャネルエ
ンハンスメントMOSトランジスタ19及びインバータ
20は、従来例のセンスアンプ39と基準電圧発生回路
40に対応している。MOSトランジスタ19はプリチ
ャージ用のものである。制御入力端子19aにLレベル
プリチャージ信号が印加されると、MOSトランジスタ
19がオンし、インバータ20の入力電圧をVcc電圧
までプリチャージする。その後、制御入力端子19aの
電圧をHレベル(Vcc電圧)にすると、MOSトラン
ジスタ19がオフになる。FAMOSトランジスタ16
0の読み出し動作を19aの電圧をHレベルにしてから
始める。このとき、選択されたFAMOSトランジスタ
160、列選択MOSトランジスタ群17及び書き込み
読み出し切換用トランジスタ18によって、インバータ
20の入力電圧が決定される。書き込まれたFAMOS
トランスタ160が選択された場合には、このFAMO
Sトランジスタ160のゲートには、後述する内部電源
回路15によって3V以下の電圧が印加されるので、こ
のFAMOSトランジスタ160には電流が流れない。
このため前記インバータ20の入力電圧はVcc電圧を
保持している。次に記憶が消去されたFAMOSトラン
ジスタ160が選択された場合には、前記3Vのゲート
電圧に対して例えばしきい値電圧が1.5Vのために、
この記憶が消去されたFAMOSトランジスタ160に
電流が流れる。このため一定時間経過すると、前記プリ
チャージした電荷を全て接地端子に放電するために、前
記インバータ20の入力電圧は0Vになる。インバータ
20の出力信号は、出力バッファ21を介して入出力端
子23に送られる。内部電源回路15の電源端子15a
は通常の動作電圧Vcc(例えば5V)が印加され、一
方電源端子15bは書き込み用電圧Vpp(例えば1
2.5V)が印加される。
【0012】図2は、図1に示す内部電源回路15の内
部回路を示す。図2において、内部電源回路15は、N
チャネルデプレッション型MOSトランジスタ151,
Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジスタ15
2、制御回路153、MOSトランジスタ154及びバ
イアス回路155,156,157,158,159を
有している。制御回路153は、MOSトランジスタ1
51のゲート及びMOSトランジスタ154のゲートを
制御するように接続されている。MOSトランジスタ1
54のドレインはMOSトランジスタ152のゲートを
制御するように接続されている。各々のゲートとドレイ
ンが接続されたバイアス回路用Nチャネルエンハンスメ
ント型MOSトランジスタ155,156,157,1
58が直列にMOSトランジスタ152のゲートと接地
端子との間に接続されている。一方バイアス回路用抵抗
159がVcc用電源端子15aとMOSトランジスタ
152のゲートとの間に接続されている。更にMOSト
ランジスタ151のドレインがVpp用電源端子15b
に接続され、一方MOSトランジスタ152のドレイン
がVcc用電源端子15aに接続されている。このMO
Sトランジスタ151のソースとMOSトランジスタ1
52のソースとが接続されて、出力端子15cになって
いる。以上の構成によって、書き込みモード時には、制
御回路153が、MOSトランジスタ151のゲートに
前記Vpp電圧を印加し、MOSトランジスタ154の
ゲートに前記Vcc電圧を印加する。このときMOSラ
ンジスタ151はオンする。またMOSトランジスタ1
54もオンするので、MOSトランジス152はオフす
る。このため内部電源回路15の出力端子15cの電圧
は前記Vpp電圧となる。書き込みモード以外の時は、
制御回路153が、MOSトランジスタ151,154
のゲートを0Vにする。このときMOSトランジスタ1
54はオフとなるので、MOSトランジスタ152のゲ
ート電圧は、Vcc電源端子15aと接地端子との間に
直列に接続されたバイアス回路用Nチャネルエンハンス
メント型MOSトランジスタ155,156,157,
158及び抵抗159(例えば1メガオーム)により決
まる。
【0013】図3は、図2に示す回路の一部分の等価回
路を示す。図2に示すようにMOSトランジスタ15
5,156,157,158の各々のゲートとドレイン
とが直結されているので、図3に示すようにMOSトラ
ンジスタ155,156,157,158はダイオード
として動作する。このためMOSトランジスタ152の
ゲート電圧はMOSトランジスタ155,156,15
7,158(例えば各しきい値電圧1V)のソース・ド
レイン間電圧降下(各しきい値電圧に等しい)によって
決まる。電源電圧Vccが4V(前記各しきい値電圧1
Vの4倍)より小さいときは、MOSトランジスタ15
5,156,157,158のうち少なくとも1つは、
オフしているため、電流が流れないので、MOSトラン
ジスタ152のゲート電圧は電源電圧Vccと同じにな
る。電源電圧Vccが4V以上になると、MOSトラン
ジスタ155,156,157,158が、全てオンす
るために、抵抗159によって規制された電流がMOS
トランジスタ155,156,157,158に流れる
ので、MOSトランジスタ152のゲート電圧は4Vと
なる。MOSトランジスタ152のしきい値電圧も1V
なので、内部電源回路15の出力電圧はMOSトランジ
スタ152のゲート電圧より1V低い電圧となる。図5
のグラフはこの状態を示す。なお図5中のaはMOSト
ランジスタ152のゲート電圧を示し、図5中のbは内
部電源回路15の出力端子15cの電圧を示す。このた
め書き込みモード以外のとき(読み出し時を含む)は、
Vcc電圧が大きくなっても、内部電源回路15の出力
電圧は3Vになる。この値は、図8に示されるFAMO
Sトランジスタの特性に対し、記憶ずみのときのしきい
値電圧よりも低く、記憶消去ずみのしきい値電圧よりも
高い。
【0014】図4は、図1に示す行デコーダ12の内部
回路を示す。図4において行デコーダ12は、デコード
部121及び一対のMOSトランジスタ122,123
からなる。なおMOSトランジスタ122はNチャネル
エンハンスメント型で、MOSトランジスタ123はP
チャネルエンハンスメント型である。MOSトランスタ
122のソースは接地され、MOSトランジスタ123
のソースは電源端子124(これは図2の出力端子15
cに接続されている。)に接続されている。またMOS
トランジスタ122のドレインとMOSトランジスタ1
23のドレインとは接続されている。デコード部121
は一般的なものであり、デコード部121の出力側はM
OSトランジスタ122,123のゲートに接続されて
いる。デコード部121は、前記複数の内部行アドレス
信号を受けて選択したときのみLレベル(0V)を出力
する。このLレベル出力によりMOSトランジスタ12
3はオンし、MOSトランジスタ122はオフする。こ
のため行デコーダ12の出力(MOSトランジスタ12
2,123の出力)は、Hレベルとなるので、書き込み
モードでは前記Vpp電圧、その他のモードでは前記調
整された電圧となる。またデコード部121の非選択時
には、デコード部121の出力は、Hレベルなので、M
OSトランジスタ122はオン、MOSトランジスタ1
23はオフとなるため、行デコーダ12の出力はLレベ
ル(0V)となる。
【0015】図2の内部電源回路15の動作において、
上述のように読み出しモードでは、内部電源回路15の
出力電圧は、3Vをクランプ電圧とする電圧である。こ
の出力電圧が、上述のように行デコーダ12を介して、
選択されたFAMOSトランジスタ160のゲートに印
加される。図8に示すように、このとき紫外線で記憶が
消去されている後述のデータ“1”のFAMOSトラン
ジスタ160では、図8中のa曲線の特性により、ソー
ス・ドレイン間に電流が流れるが、フローティングゲー
トに電子を注入されてしきい値が上昇したデータ“0”
のFAMOSトランジスタ160では、図8中のb曲線
の特性(4Vのしきい値電圧)になるために、ソース・
ドレイン間に電流が流れない。なおこのとき、このしき
い値電圧は読み出し時電圧3Vより大きければよい。こ
のため選択されたFAMOSトランジスタ160のデー
タが“1”の場合、電流が流れ、図6の点線より右側部
分に示すようにインバータ20の入力電圧は0Vとな
る。また選択されたFAMOSトランジスタ160のデ
ータが“0”の場合には、電流が流れず、図6の点線よ
り右側部分に示すようにインバータ20の入力電圧は定
常状態でVcc電圧(5V)となる。なお比較のため
に、図6の点線より左側部分には、上述の従来例の電源
電圧5Vにおける端子39a(図11参照)の電圧を示
す。このように、インバータ20の入力電圧は、0Vか
らVcc電圧まで変化するため、この入力電圧を従来例
のようにセンスアンプ39で増幅する必要がない。この
ため単純なインバータ20で出力バッファ21に信号を
伝達することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の不
揮発性半導体記憶装置によれば、基準電圧発生回路及び
センスアンプをなくすことができるので、回路を簡単に
することができ、かつ消費電力を少なくし、更に広い範
囲の電源電圧の使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1に示す内部電源回路の内部回路図である。
【図3】図1に示す行デコーダの内部回路図である。
【図4】図2に示す内部電源回路の一部分の等価回路図
である。
【図5】前記一実施例の動作説明用グラフである。
【図6】前記一実施例の動作を説明する他のグラフであ
る。
【図7】前記一実施例に使用するFAMOSトランジス
タの断面図である。
【図8】前記FAMOSトランジスタの特性を説明する
グラフである。
【図9】従来例の回路図である。
【図10】図9に示す内部電源回路の内部回路である。
【図11】前記従来例の回路の一部分の回路図である。
【図12】図11に示す差動増幅器の内部回路図であ
る。
【符号の説明】
12 行デコーダ 14 列デコーダ 15、24 内部電源回路 16 メモリアレイ 21 出力バッファ 22 入力バッファ 160 FAMOSトランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートとソースとドレインの他にフロー
    ティングゲートを備えたMOS型トランジスタと、 前記ゲートに印加する電圧を、データ書き込み時には書
    き込み時電圧とし、データ読み取り時には読み取り時電
    圧とする印加電圧切換手段とを備えた不揮発性半導体記
    憶装置において、 前記読み取り時電圧の値を、前記フローティングゲート
    に電子が注入されたときの前記MOS型トランジスタの
    しきい値よりも低く、前記フローティングゲートに電子
    が注入されていないときの前記MOS型トランジスタの
    しきい値よりも高く調整する読み取り時電圧調整手段が
    付加されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
JP7094293A 1993-03-05 1993-03-05 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH06259976A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382037B1 (ko) * 1997-08-05 2003-07-16 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 정전압회로를 갖는 반도체 기억장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382037B1 (ko) * 1997-08-05 2003-07-16 오끼 덴끼 고오교 가부시끼가이샤 정전압회로를 갖는 반도체 기억장치

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