JPH06259567A - 自由曲線補間法 - Google Patents

自由曲線補間法

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JPH06259567A
JPH06259567A JP5071219A JP7121993A JPH06259567A JP H06259567 A JPH06259567 A JP H06259567A JP 5071219 A JP5071219 A JP 5071219A JP 7121993 A JP7121993 A JP 7121993A JP H06259567 A JPH06259567 A JP H06259567A
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JP
Japan
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clothoid
curve
segment
tangential
parameters
Prior art date
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Pending
Application number
JP5071219A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Makino
洋 牧野
Hiroharu Suda
大春 須田
Shigure Kiyuu
時雨 仇
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UNIE DATA KK
UNIE- DATA KK
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UNIE DATA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲線の式をその長さと接線方向との関連にお
いて表現し,接線方向と曲率を連続的に変化させること
によって滑らかさを満足させながら補間を行い,補間処
理効率を向上させると共に,空間内の点列補間における
正確性を向上させる。 【構成】 二次元座標によって自由に与えられた点列間
をクロソイドセグメントを用いて補間する。また,クロ
ソイドセグメントを四つのパラメータによって記述し,
一つのクロソイドセグメントと次のクロソイドセグメン
トの継ぎ目において,両者の接線方向が一致するように
パラメータの値を決定する,あるいはパラメータをクロ
ソイドセグメントの始点と終点における接線方向から決
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,数値制御装置,ロボッ
ト,画像処理,CAD,曲線設計等二次元の空間内にお
ける点列補間を必要とする分野に適用する自由曲線補間
方法に関し,特に,点列間をクロソイドセグメントを用
いて滑らかに補間する自由曲線補間方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来,任意に与えられた点列間を滑らか
に補間する方法,すなわち自由曲線の補間法としては,
折線の角部を2次曲線などによって丸める方法,Bスプ
ライン曲線や3次式スプライン曲線を用いる方法,ベジ
エ曲線を用いる方法がある。ただし,与えられた各点を
厳正に通りうる曲線の補間法としては,上記3次式スプ
ライン補間法とベジエ曲線補間法が主なものである。こ
の3次式スプライン補間法とベジエ曲線補間法は,与え
られた点列のX座標とY座標のそれぞれの組から,補間
曲線のX座標とY座標を与えるそれぞれの式を作成する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記3
次式スプライン補間法,ベジエ曲線補間法にあっては,
以下に示すような問題点があった。すなわち,第1に,
線長,接線方向,曲率などを求める計算が煩雑であり,
また,直線,円弧,自由曲線の三者を別々に取り扱う必
要があるため,同一のフォーマットで表現することがで
きず,処理効率が悪いという問題点があった。第2に,
x方向およびy方向に別々の式を与えるため,図形上に
点列の座標軸に対する方向いかんによって予期しない波
打ち(ウネリ)が出現し,また,3点を与えて完全な円
を描くことができず,空間内の点列補間における正確性
に関して問題があった。
【0004】本発明は,上記のような問題点を解決する
ためになされたもので,曲線の式をその長さと接線方向
との関連において表現し,接線方向と曲率を連続的に変
化させることによって滑らかさを満足させながら補間を
行い,補間処理効率を向上させると共に,空間内の点列
補間における正確性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,二次元座標に
よって自由に与えられた点列間をクロソイドセグメント
を用いて補間する自由曲線補間法を提供するものであ
る。
【0006】また,前記クロソイドセグメントを4つの
パラメータによって記述し,一つのクロソイドセグメン
トと次のクロソイドセグメントの継ぎ目において,両者
の接線方向が一致するようにパラメータの値を決定する
ものである。
【0007】また,前記クロソイドセグメントを4つの
パラメータによって記述し,前記パラメータをクロソイ
ドセグメントの始点と終点における接線方向から決定す
るものである。
【0008】また,前記4つのパラメータが,クロソイ
ドセグメントの総長,始点における接線方向,接線方向
の円弧増分,接線方向のクロソイド増分であるものであ
る。
【0009】
【作用】本発明による自由曲線補間法は,クロソイド曲
線を用いて自由曲線の補間を実現する。すなわち,与え
られた点列の各区間ごとに短いクロソイド曲線(クロソ
イドセグメント)を作成し,これらのセグメントを接続
部において接線方向が連続になるように接続する。ま
た,可能なものについては二つ以上のセグメントを一つ
のセグメントにまとめて,データを圧縮する。
【0010】
【実施例】以下,この発明に係る自由曲線補間法の実施
例を図面に基づいて説明する。はじめに,この自由曲線
補間方法にあっては,クロソイド曲線を用いる。すなわ
ち,与えられた点列の各区間ごとに短いクロソイド曲線
(クロソイドセグメント)を作成し,作成されたこれら
のセグメントを接続部において接線方向が連続になるよ
うに接続していく。また,可能なものについては二つ以
上のセグメントを一つのセグメントにまとめて,データ
を圧縮する。クロソイドセグメントは以下の数1により
与えられる。
【0011】
【数1】
【0012】ここで,Pは曲線における点の座標(=x
+jy,jは虚数単位),P0 は始点の位置,hはクロ
ソイドセグメントの総長,Sは無次元変位,sは曲線に
沿って測った実変位,expは指数関数,φは接線方
向,φ0 は始点における接線方向,φv は接線方向の円
弧増分,φu は接線方向のクロソイド増分である。
【0013】図1は,1つのクロソイドセグメントを4
つのパラメータにより表現した状態を示し,1つのクロ
ソイドセグメントは,4つのパラメータh(クロソイド
セグメントの総長),φ0 (始点における接線方向),
φv (接線方向の円弧増分),φu (接線方向のクロソ
イド増分)によって表現することができる。この4つの
パラメータの組をクロソイド・フォーマットという。
【0014】次に,与えられた点列からクロソイドパラ
メータを求める方法について説明する。上記図1におい
て,始点P0 ,終点P1 ,始点における接線方向φ0
終点における接線方向φ1 が与えられるとすると以下の
数2が成立する。
【0015】〔数2〕 φ1 =φ0 +φv +φu
【0016】上記数2において,接線方向の円弧増分φ
v と接線方向のクロソイド増分φuの和が既知である。
また,接線方向の円弧増分φv あるいは接線方向のクロ
ソイド増分φu のいずれかを変化させると図1における
ψの値の異なる曲線群が得られる。ここで,視野角ψは
始点と終点を結ぶ線が始点接線方向に対してなす角で
る。これが与えられた値と一致するように繰り返し法に
よって接線方向の円弧増分φv または接線方向のクロソ
イド増分φu を決定する。このとき,弧hの値は弦lの
値から求めることができる。
【0017】次に,各点における接線方向を与える方法
について説明する。第1に,Pi ,Pi+1 の外側に制御
点Ci をとり,これとPi ,Pi+1 を結ぶ線を接線とす
る。第2に,前後の点Pi-1 ,Pi+1 を結ぶ方向をPi
の接線方向とする。第3に,Pi-1 ,Pi ,Pi+1 の三
点を結ぶ円弧のPi における接線方向を接線方向とす
る。第4に,これらの平均あるいは重み付き平均を用い
る。図2は,この方法を用いて行った点列補間の例を示
している。図2においては,中間点の接線方向は上記第
2の方法により,両端点の接線方向は三点円弧法に基づ
いている。
【0018】上記の如く,クロソイド補間法を用いるこ
とにより,接線方向の連続的な曲線を接続して滑らかな
自由曲線を得ることができる。また,クロソイドを用い
ることにより一般に曲率の小さい,ゆるやかな曲線を得
ることができ,軌跡制御においては加速度を抑え,振動
を少なくすることが可能となる。さらに,図形として見
たときには波打ちの少ない,美的な曲線が得られる。
【0019】また,円弧,直線もクロソイドの一種なの
で,この3者を特に分類する必要がなく,クロソイドフ
ォーマットを用いて統一した制御が可能となる。さら
に,クロソイド曲線は線長Sの関数として与えられるの
で,線速度の制御が容易であり,高速の軌跡制御に適し
ている。
【0020】図3は,本発明によるクロソイドによる自
由曲線補間法を用い作成したアウトラインフォントの一
例を示す。図に対して与えた点の数は150個であり,
クロソイドセグメントの数もこれと同数であるが,適当
な丸め誤差を設定することにより,クロソイドセグメン
トの数を減らし,データを圧縮することが可能となる。
【0021】このクロソイドによる自由曲線補間法は,
二次元空間が平面に限定されず,円筒面,球面などにも
適用でき,一般に二つの変数で表現される空間に適用す
ることができる。また,三次元以上の空間に対しても,
そのうちの任意の2軸に対して適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り,本発明の自由曲線補
間法によれば,二次元座標によって自由に与えられた点
列間をクロソイドセグメントを用いて補間するため,ま
た,前記クロソイドセグメントを四つのパラメータによ
って記述し,一つのクロソイドセグメントと次のクロソ
イドセグメントの継ぎ目において,両者の接線方向が一
致するようにパラメータの値を決定し,あるいは,前記
クロソイドセグメントを四つのパラメータによって記述
し,前記パラメータをクロソイドセグメントの始点と終
点における接線方向から決定するため,曲線の式をその
長さと接線方向との関連において表現し,接線方向と曲
率を連続的に変化させることによって滑らかさを満足さ
せながら補間を行い,補間処理効率を向上させると共
に,空間内の点列補間における正確性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つのクロソイドセグメントを4つのパラメー
タによって表現した状態を示す説明図である。
【図2】点列補間の例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る自由曲線補間法による補間作業に
基づいて作成したアウトラインフォントの例を示す説明
図である。
【符号の説明】
0 始点の位置 h クロソイドセグメントの総長 S 無次元変位 s 曲線に沿って測った実変位 exp 指数関数 φ 接線方向 φ0 始点における接線方向 φv 接線方向の円弧増分 φu 接線方向のクロソイド増分 φ1 終点における接線方向
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/24 8121−5G (72)発明者 仇 時雨 東京都町田市鶴間3丁目2番2号 天幸ビ ル33 株式会社ユニーデータ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元座標によって自由に与えられた点
    列間をクロソイドセグメントを用いて補間することを特
    徴とする自由曲線補間法。
  2. 【請求項2】 前記クロソイドセグメントを4つのパラ
    メータによって記述し,一つのクロソイドセグメントと
    次のクロソイドセグメントの継ぎ目において,両者の接
    線方向が一致するようにパラメータの値を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の自由曲線補間法。
  3. 【請求項3】 前記クロソイドセグメントを4つのパラ
    メータによって記述し,前記パラメータをクロソイドセ
    グメントの始点と終点における接線方向から決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の自由曲線補間法。
  4. 【請求項4】 前記4つのパラメータが,クロソイドセ
    グメントの総長,始点における接線方向,接線方向の円
    弧増分,接線方向のクロソイド増分であることを特徴と
    する請求項2または3記載の自由曲線補間法。
JP5071219A 1993-03-05 1993-03-05 自由曲線補間法 Pending JPH06259567A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354830B1 (ko) * 2000-05-19 2002-10-05 주식회사 만영엔지니어링 난형선형 설계기능을 갖춘 도로선형 자동설계장치
US7116339B2 (en) 2001-10-11 2006-10-03 Sony Computer Entertainment Inc. Image rendering method using recursive interpolation
CN114035513A (zh) * 2021-09-28 2022-02-11 苏州谋迅智能科技有限公司 S形速度曲线前瞻规划方法和装置、存储介质和计算设备
CN117315198A (zh) * 2023-10-09 2023-12-29 中微智创(北京)软件技术有限公司 一种动目标轨迹拐角平缓微调的平滑优化方法和系统

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CN114035513B (zh) * 2021-09-28 2024-07-02 苏州谋迅智能科技有限公司 S形速度曲线前瞻规划方法和装置、存储介质和计算设备
CN117315198A (zh) * 2023-10-09 2023-12-29 中微智创(北京)软件技术有限公司 一种动目标轨迹拐角平缓微调的平滑优化方法和系统
CN117315198B (zh) * 2023-10-09 2024-04-16 中微智创(北京)软件技术有限公司 一种动目标轨迹拐角平缓微调的平滑优化方法和系统

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