JPH06259547A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH06259547A
JPH06259547A JP4295393A JP4295393A JPH06259547A JP H06259547 A JPH06259547 A JP H06259547A JP 4295393 A JP4295393 A JP 4295393A JP 4295393 A JP4295393 A JP 4295393A JP H06259547 A JPH06259547 A JP H06259547A
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JP
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mask
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image
pixel
image processing
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JP4295393A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asahina
宏 朝比奈
Toyomitsu Kanebako
豊充 金箱
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は画像処理を高速で行い得る画像処理装
置を提供することを目的とする。 【構成】本発明は入力画像に対し所定サイズのマスクを
移動しながら各位置でマスク内の画素の演算処理を繰り
返すことにより入力画像の画像処理を行う画像処理装置
であって、画像処理装置4はマスク内の画素の中から演
算対象画素を抽出して演算処理を行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力画像に対し所定サ
イズのマスクを移動しながら各位置でマスク内の画素の
演算処理を繰り返すことにより入力画像の画像処理を行
う画像処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像処理装置は、例えばX線
像の血管強調のために用いられ、図10に示すようにX
線診断装置の画像処理系44に組み込まれる。撮像系
は、X線を被検体Pに向けて放射するX線管装置41
と、X線管装置41に対し被検体Pを挟んで対向して配
置され、被検体Pの透過X線を可視光に変換するイメー
ジインテンシファイア42と、この可視光を撮像するT
Vカメラ43とを備える。画像処理系44は、TVカメ
ラ43からの画像(以下「原画像O」という)をアナロ
グディジタル変換器(ADC)45を介して入力し、こ
の原画像Oを一方でそのまま減算器46に供給すると共
に、他方で画像処理装置47を介して平滑画像(低周波
画像)Sに変換してから減算器46に供給する。そし
て、これら両者を減算することで、低周波成分を多く含
む背景部分の濃度が抑制され、それによって血管が強調
される。この強調画像Eは、ディジタルアナログ変換器
(DAC)53を介してモニタ54を含む表示系に出力
され、そこで表示に供される。
【0003】ところで、画像平滑処理の原理は、n×n
サイズのマスクを原画像O上を移動させながら、その各
位置でマスク内の全画素を単純加算平均またはウエイト
加算平均処理に供し、その処理結果を元の通り配置して
平滑画像を生成するものである。この原理を実現するべ
く画像平滑処理装置47は、一般には、図10に示すよ
うに、第1〜第nの複数のイメージメモリ49〜51を
装備し、書込み/読出しアドレス発生器52からのアド
レスを変えることで原画像Oを上下左右に少しづつシフ
トしながら各メモリにシフト画像を記憶し、演算回路4
8でこれらのシフト画像を加算平均することで平滑画像
Sを生成する。しかし乍、このような画像平滑処理装置
47は、次のような問題を抱えている。
【0004】まず第1の問題は、n×n画素のマスクサ
イズに応じて、n×n−1個のシフト画像を作成して、
n×n−1回の加算処理を繰り返す必要があるので、処
理速度が非常に遅いことである。このため、上述したよ
うにX線診断装置に組み込み、X線像の血管強調に用い
ようとすれば、リアルタイム性能が極端に低下してしま
う。
【0005】また、第2の問題は、原画像Oに、例えば
極端に濃度が低い診断上無意味な無効領域がある場合、
この無効領域の影響で平滑画像の有効/無効領域の境界
付近で適正な低周波数成分を含まなくなることである。
このことを図11を参照して具体的に説明する。一般
に、イメージインテンシファイア42の出力像の円形に
対して、TVカメラ43の撮像領域は矩形である。した
がって、両者に不一致の部分(これが無効領域)が生
じ、この無効領域には光が入射しないので、図11
(a)に示すように、原画像Oの無効領域(斜線)の画
素信号は最小信号(または最大信号)になる。図11
(b)に示すように、マスクMの一部がこの無効領域に
かかると、図11(c)に示すように平滑画像Sの有効
/無効領域の境界付近の画素(斜線)の値は最小信号の
影響を受けて、像部分の低周波数成分を適正に含まない
値を示す。こうして得られた平滑画像Sを原画像Oから
減算して血管強調画像を生成しても、有効/無効領域の
境界付近の血管像は何等強調されず、診断に供すること
ができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に対処すべくなされたもので、その目的は、入力画像
に対し所定サイズのマスクを移動しながら各位置でマス
ク内の画素の演算処理を繰り返すことにより入力画像の
画像処理を行う画像処理方法および装置であって、高速
で画像処理を行い得る画像処理方法および装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理方
法は、入力画像に対し所定サイズのマスクを移動しなが
ら各位置でマスク内の画素の演算処理を繰り返すことに
より入力画像の画像処理を行う画像処理方法であって、
上記マスク内の画素の中から演算対象画素を抽出して演
算処理を行うことを特徴とする。
【0008】また、本発明による他の画像処理方法は、
入力画像に対し所定サイズのマスクを移動しながら各位
置でマスク内の画素の加算平均処理を繰り返すことによ
り前記入力画像を平滑な画像に変換する画像処理方法で
あって、上記マスクの移動に伴う加算平均処理は、該マ
スクの移動前に得られた加算平均結果、マスクの移動に
伴い新たに加算平均処理対象となった画素、およびマス
クの移動に伴い加算平均処理対象外となった画素を用い
て加算平均結果を得るものであることを特徴とする。
【0009】また、本発明による画像処理装置は、入力
画像に対し所定サイズのマスクを移動しながら各位置で
マスク内の画素の演算処理を繰り返すことにより入力画
像の画像処理を行う画像処理装置であって、上記マスク
内の画素の中から演算対象画素を抽出する手段と、この
抽出手段によって抽出された画素により演算処理を行う
演算手段とを備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明による他の画像処理装置は、
入力画像に対し所定サイズのマスクを移動しながら各位
置で前記マスク内の画素の加算平均処理を繰り返すこと
により前記入力画像を平滑な画像に変換する画像処理装
置であって、上記マスクの移動に伴う加算平均処理は、
該マスクの移動前に得られた加算平均結果、マスクの移
動に伴い新たに加算平均処理対象となった画素、および
マスクの移動に伴い加算平均処理対象外となった画素を
用いて加算平均結果を得るものであることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】本発明による画像処理方法によれば、マスク内
の全ての画素を演算処理に供するのではなく、マスク内
の全ての画素の中から抽出した演算対象画素だけを演算
処理に供するので、高速処理を実現できる。
【0012】また、本発明による他の画像処理方法によ
れば、マスクの移動に伴ってマスク内の全ての画素につ
いて新たに演算処理を繰り返すのではなく、マスクの移
動前に得られた加算平均結果、マスクの移動に伴い新た
に加算平均処理対象となった画素、およびマスクの移動
に伴い加算平均処理対象外となった画素を用いて加算平
均結果を得るので、高速処理を実現できる。
【0013】本発明による画像処理装置によれば、マス
ク内の全ての画素を演算処理に供するのではなく、抽出
手段でマスク内の画素の中から演算対象画素を抽出し、
その抽出された画素を演算手段で演算処理を行うことに
より高速処理を実現できる。
【0014】また、本発明による他の画像処理装置によ
れば、マスクの移動に伴ってマスク内の全ての画素につ
いて新たに演算処理を繰り返すのではなく、マスクの移
動前に得られた加算平均結果、マスクの移動に伴い新た
に加算平均処理対象となった画素、およびマスクの移動
に伴い加算平均処理対象外となった画素を用いて加算平
均結果を得るので、高速処理を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による画像処理装置をX線診断
装置の血管強調に適用する場合の一実施例を説明する。
なお、画像平滑処理のマスクサイズは9×9画素として
説明する。
【0016】図1は本実施例のブロック図である。X線
管装置1とイメージインテンシファイア2とが、被検体
Pを介して対向して配置される。イメージインテンシフ
ァイア2からの可視光は、図示しない光学系を介して、
TVカメラ3の撮像面に結像される。
【0017】画像処理装置4は、TVカメラ3からの出
力をアナログディジタル変換器(ADC)5を介して入
力し、ディジタル処理を行う。このディジタル画像(以
下「原画像」という)Oは、そのまま減算器6に供給さ
れると共に、画像平滑処理装置7の演算回路8にも供給
される。この演算回路8には、第1から第4までの4つ
のイメージメモリ9〜12がデータバス13,14で接
続されている。
【0018】書込み/読出しアドレス発生器15は、各
第1〜第4メモリ9〜12に書込み、および読出しアド
レスを供給して、各第1〜第4メモリ9〜12への画像
の書込みおよび読出しを制御する。第1メモリ9には原
画像Oが書込み/読出しアドレス発生器15からクリア
の指示があるまで保持される。書込み/読出しアドレス
発生器15から第1メモリ9への読出しアドレスが変更
されることに基づいて、この原画像Oは所定の方向およ
び距離(画素数)だけシフトした画像(シフト画像)に
変換されて、演算回路8に供給されるようになってい
る。演算回路8は原画像Oとシフト画像を加算して、そ
の加算画像を出力する。この加算画像は第2〜第4メモ
リ10〜12に選択的に書き込まれる。平滑画像Sは、
演算回路8で所定回数加算処置を実行された後、加算回
数から1を加えた所定の除算係数(ここでは9)で除算
されることにより生成される。この平滑画像Sの生成処
理の手順については後述する。この平滑画像Sは、演算
回路8から減算器6に供給される。
【0019】減算器6は、この平滑画像Sに減算係数設
定器16から供給される減算係数を乗じて、これをアナ
ログディジタル変換器5からそのまま入力された原画像
Oから減算する。減算係数設定器16は、任意の減算係
数を入力できるようになっている。減算器6による減算
の結果、低周波成分を多く含む背景部分の濃度は抑制さ
れ、血管のみ強調された血管強調画像Eが作成される。
この強調画像Eは、ディジタルアナログ変換器(DA
C)17を介して、モニタ18を含む画像表示装置に出
力される。次に以上のように構成された本実施例装置の
作用について説明する。
【0020】TVカメラ3からの出力は、画像処理装置
4に供給され、まず、アナログディジタル変換器5でデ
ィジタル信号に変換される。このディジタル信号に変換
された原画像Oは、そのまま減算器6に供給されると共
に、画像平滑処理装置7の演算回路8にも供給される。
【0021】画像平滑処理装置7での平滑処理は次のよ
うな原理で行われる。なおここでは原画像Oは17×1
7画素のマトリクスとして説明する。図2は原画像Oの
画素マトリクスを示していて、太線枠は9×9画素サイ
ズのマスクMであり、また斜線で示した画素は、このマ
スクMに存在する81個の画素の中の加算対象となる加
算対象画素を示している。従来は、このマスクM内に存
する全ての画素、すなわち81個の画素を加算するた
め、加算処理を80回(9×9−1)繰り返す必要があ
った。これに対し、本実施例では、マスクM内に存する
全ての画素から比較的少数、図2に斜線で示すように9
個の画素を加算対象画素として抽出し、これらを加算す
る。この加算対象画素は、ここでは、図2に斜線で示し
たように、マスクMの重心位置にある注目画素と、この
注目画素を中心にして8方向に離散した8個の画素から
なる。したがって、加算処理は従来の80回から8回に
激減され、この減少回数に応じて処理速度が大幅に向上
され、高速処理を実現できる。この原理を実現するた
め、実際に処理は次のように行われる。
【0022】アナログディジタル変換器5からの原画像
Oは、演算回路8を通過して、そのまま、第1メモリ9
に書き込まれ、ここに書込み/読出しアドレス発生器1
5からクリアお指示があるまで保持される。また、この
原画像Oは、第2,3メモリ10,11にコピーされ
る。なお、第2〜第4メモリ10〜12の記憶内容は、
読出し毎に逐次クリアされる。
【0023】第3メモリ11の原画像Oは、書込み/読
出しアドレス発生器15からの読出しアドレスにしたが
い、アドレス変更されることなくそのまま演算回路8に
供給される。一方、第2メモリ10へは書込み/読出し
アドレス発生器15から変更され読出しアドレスが供給
され、この結果原画像Oは図3(a)のように4画素分
左にシフトして読み出され、演算回路8に供給される。
この画像を、左シフト画像OL という。
【0024】演算回路8は、第2メモリ10と第3メモ
リ11から読み出された原画像Oと左シフト画像OL を
加算し、加算画像(以下「第1加算画像」という)O1
を生成する。この第1加算画像O1 は第4メモリ12に
書き込まれる。
【0025】次いで、この第1加算画像O1 が第4メモ
リ12から読み出されると共に、第1メモリ9の原画像
Oが4画素分右にシフトして読み出される。この画像
を、右シフト画像OR という。演算回路8は、これら第
1加算画像O1 と右シフト画像OR を加算し、第2加算
画像O2 を生成する。第2加算画像O2 は、第3メモリ
11に書き込まれる。
【0026】そして、この第2加算画像O2 は第3メモ
リ11からアドレス変更されることなくそのままのアド
レスで読み出されると共に、第1メモリ9の原画像Oが
4画素分上にアドレス変更されてシフトされて読み出さ
れ、両者は演算回路8で加算される。この加算画像(以
下「第3加算画像」という)O3 は第4メモリ12に書
き込まれる。
【0027】そして、この第3加算画像O3 は第4メモ
リ12からアドレス変更されることなくそのままのアド
レスで読み出され、また第1メモリ9から原画像Oがア
ドレス変更されて4画素分下にシフトされて読み出さ
れ、両者は演算回路8で加算される。この第4加算画像
O4 が生成される。この第4加算画像O4 は第4メモリ
12に書き込まれる。
【0028】この第4加算画像O4 がそのまま読み出さ
れ、また第2メモリ10の原画像Oが図3(b)のよう
に左と上方向にそれぞれ4画素分シフトして読み出さ
れ、両者は演算回路8で加算され、得られた第5加算画
像O5 は第4メモリ12に書き込まれる。
【0029】この第5加算画像O5 がそのまま読み出さ
れ、また第1メモリ9の原画像Oが左と下にそれぞれ4
画素分シフトして読み出され、両者は演算回路8で加算
され、得られた第6加算画像O6 は第3メモリ11に書
き込まれる。
【0030】この第6加算画像O6 がそのまま読み出さ
れ、また第1メモリ9の原画像Oが右と上にそれぞれ4
画素分シフトして読み出され、両者は演算回路8で加算
され、得られた第7加算画像O7 は第4メモリ12に書
き込まれる。
【0031】この第7加算画像O7 がそのまま読み出さ
れ、また第1メモリ9の原画像Oが右と下にそれぞれ4
画素分シフトして読み出され、両者は演算回路8で加算
され、得られた第8加算画像O8 は第3メモリ11に書
き込まれる。上述のように加算処理を8回繰り返すこと
で、原画像Oの注目画素を含む9個の加算対象画素が加
算され、第8加算画像O8 が構成される。
【0032】この第8加算画像O8 は演算回路8で加算
対象画素数に一致する除算係数、つまりここでは9で除
算される。これによって、平滑画像Sが生成される。こ
の平滑画像Sは減算器6に送られ、そこで減算係数設定
器16で任意に設定された減算係数αを乗じられ、アナ
ログディジタル変換器5からそのまま入力された原画像
Oを減算する。これによって、低周波数成分を多く含む
背景部分の濃度が抑制され、相対的に血管が強調された
強調画像Eが生成される。この血管強調画像Eは、ディ
ジタルアナログ変換器17を介して、モニタ18を含む
表示装置に出力され、そこで表示される。
【0033】以上のように本実施例は、原画像Oを8方
向に4画素ずつシフトしながら、原画像Oに加算し、所
定の除算係数で除算することにより、平滑画像Sを生成
することができるので、加算処理の回数が、従来のマス
クM内に存する全ての画素を加算する場合に比較して、
大幅に減少する。したがって、この減少回数に応じて平
滑処理の速度を向上することができ、リアルタイム性能
の向上を実現できる。また、加算処理は、注目画素とそ
の注目画素を中心に離散した8つの画素によって平滑処
理を行うので、平滑処理の効果は、それほど低下するこ
とはない。次に第2実施例について説明する。
【0034】図4は図1に対応させて示した本実施例の
ブロック図である。したがって、図1と対応する部分に
は図1と同一符号を付して詳細な説明は省略する。な
お、ここでも原画像Oのマトリクスサイズは17×17
画素とし、画像平滑処理のマスクサイズは9×9画素と
する。なお、本実施例の平滑処理の原理は、原画像Oを
一旦、水平方向に沿って一次元で平滑し、それを今度は
垂直方向に沿って一次元で平滑することで、結果的に2
次元空間上での平滑処理を実現するものである。画像処
理装置4のアナログディジタル変換器5には平滑処理装
置7の第1のイメージメモリ20が接続されていて、ア
ナログディジタル変換器5からの原画像Oはまずここに
書き込まれるようになっている。この第1メモリ20の
原画像Oは、読出し/書込みアドレス発生器25の読出
し制御のもと、水平フィルタ処理部21に水平方向の1
ラインずつ順次、出力される。水平フィルタ処理部21
で水平方向に沿って一次元の平滑処理を施されて生成さ
れた水平平滑画像は、第2メモリ22に書き込まれる。
この第2メモリ22の水平平滑画像は、読出し/書込み
アドレス発生器25の読出し制御のもと、今度は垂直方
向に沿って1ラインずつ順次、垂直フィルタ処理部23
に出力される。垂直フィルタ処理部23で垂直方向に沿
って一次元の平滑処理を施されて結果的に2次元方向に
平滑化された平滑画像Sは、一旦第3メモリ24に書き
込まれた後、所定の順番でスキャンされ一次元配列され
て減算器6に順次供給される。
【0035】次に水平フィルタ処理部21の構成につい
て説明する。図5は水平フィルタ処理部21の構成を示
すブロック図である。第1メモリ20から水平方向に沿
った1ライン分のデータが、入力ラインバッファ27に
書き込まれる。この入力ラインバッファ27は原画像O
の水平方向の1ラインを構成する各画素に対応する記憶
素子を複数個(ここでは17個)備える。この入力ライ
ンバッファ27には、読出し選択回路28が接続され
る。読出し選択回路28は、制御回路29からの制御信
号にしたがって入力ラインバッファ27の各記憶素子の
画素データを、ランダムに読み出す。読出し選択回路2
8の出力は、制御ゲート30の入力端子に接続される。
制御ゲート30は、1つの入力端子と、3つの出力端子
を持ち、制御回路29からの制御信号にしたがって、い
ずれかの出力端子と入力端子とを選択的に接続する。制
御ゲート30の一の出力端子は、後述する書込み選択回
路35に接続され、他の2つの出力端子はそれぞれ加減
算回路31のプラス入力とマイナス入力に接続される。
【0036】制御回路29には、有効領域ROM32が
相互接続される。有効領域ROM32には、TVカメラ
3の撮像領域におけるイメージインテンシファイア2か
らの出力像の結像範囲に関する情報、つまり原画像Oの
各画素が有効領域の画素であるか、または無効領域の画
素であるか否かを区別する有効領域情報が保管される。
TVカメラ3の撮像領域におけるイメージインテンシフ
ァイア2からの出力像の結像範囲は、イメージインテン
シファイア2とTVカメラ3の幾何的な配置関係によっ
て設計段階で決定されるので、あらかじめ求められて有
効領域ROM32にインストールされる。
【0037】制御回路29は、読出し選択回路28を指
示して入力ラインバッファ27から出力した画素が有効
領域内の画素であるかどうかをこの有効領域情報を用い
て確認し、制御ゲート30の入出力端子の接続関係を制
御する。加減算回路31は、プラス入力またはマイナス
入力から入力される画素データを、制御回路29から出
力制御信号を受けるまで、累積加減算処理を行う。加減
算回路31には、除算回路32が接続される。除算回路
32は、加減算回路31からの累積加減算処理結果を除
算係数ROM34からの除算係数で除算し、その結果を
書込み選択回路35に出力する。除算係数ROM34は
1から9までの除算係数を格納していて、この除算係数
を制御回路29からの指示にしたがって選択的に除算回
路33へ供給する。書込み選択回路36には、原画像O
の水平方向の1ライン分の画素(ここでは17個)をそ
れぞれ記憶する複数の記憶素子を備える出力ラインバッ
ファ36が接続される。出力ラインバッファ36は、各
記憶素子のデータ、つまり水平方向に平滑化された画素
データを順次第2メモリ22に出力する。
【0038】なお、垂直フィルタ処理部23の構成は、
垂直フィルタ処理部23のラインバッファに第2メモリ
22の水平方向平滑画像が垂直方向の1ラインデータが
順次供給される点以外各部の構成機能は、水平フィルタ
処理部21と同じである、したがって、説明は省略す
る。次に以上のように構成された本実施例の作用につい
て説明する。
【0039】アナログディジタル変換器5からの原画像
Oは、第1メモリ20に書き込まれる。第1メモリ20
の原画像Oは、水平方向の一ラインずつ水平フィルタ処
理部21に出力され、入力ラインバッファ27の各記憶
素子に書き込まれる。図6は水平方向の或る一ラインの
水平平滑処理の手順について示す流れ図である。なお、
iは注目画素の列座標(X座標)を示すパラメータと
し、P(i)は原画像Oの当該ラインのi座標の画素デ
ータを示し、Q(i)は水平平滑画像の当該ラインのi
座標の画素データを示すものとする。ここでの一次元の
マスクMのサイズは9画素とする。また、図7は水平方
向のある一ラインの水平平滑処理の手順を模式的に示す
図であり、無効領域の画素は斜線で、注目画素は逆斜線
で示している。
【0040】水平平滑処理はステップS1でiが1に初
期化されて開始される。このときのiに応じて1番目の
画素の画素データP(1)が注目画素として入力ライン
バッファ27の1番目の記憶素子から読み出される。
【0041】ステップ2において、制御回路29は、当
該ラインのi番目の注目画素が有効領域内の画素である
かどうかを有効領域ROM32の有効領域情報に基づい
て判断する。もし有効領域内の画素であればステップS
3が実行される。一方、i番目の注目画素が有効領域内
の画素でなければステップS9が実行される。ステップ
S9では、制御ゲート30は書込み選択回路35側に接
続され、当該注目画素の画素データP(i)は書込み選
択回路35を介してそのまま水平平滑画像の当該ライン
のi番目の画素の画素データQ(i)として、出力ライ
ンバッファ36の当該i番目の記憶素子に書き込まれ
る。なお、このときのQ(i)は、P(i)でなくても
他の値、例えば0データであってもよい。この処理が終
了すると、ステップS7に移行するが、ステップS7は
後述する。
【0042】一方、ステップS3では、当該i番目の注
目画素を重心位置に置いた9画素長の一次元マスクMの
一部が、無効領域にかかるか、換言すると、マスクMに
含まれるすべての画素が有効領域にあるか否かが制御回
路29で判断される。ここで、NOのときはステップS
4に移り、YESのときはステップS10に移る。
【0043】ステップS4では、図7(a)に模式的に
示すように、当該注目画素P(i(iは図7(a)では
9))を中心とした9画素長のマスクM内に含まれる合
計9画素の画素データが加算され、SUM(i)が算出
される。このとき、読出し選択回路28の読出し選択動
作により、入力ラインバッファ27からi−4番目から
i+4番目までの画素データP(i−4)〜P(i+
4)が読み出される。なお、この読みだし期間中、制御
ゲート30は加減算回路31のプラス入力側に接続され
る。したがって、画素データP(i−4)〜P(i+
4)が加減算回路31のプラス入力から入力され、そこ
で加算される。なお、有効領域に含まれる最初の注目画
素に関する加算処理を行った後、次の注目画素以降の加
算処理は、次の式(1)に基づいて行われる。 SUM(i)=SUM(i−1)+P(i+4)−P(i−5) …(1)
【0044】つまり、マスクMの移動に応じて、新たに
当該マスクM内に含まれる画素P(i+4)を一つ前の
加算処理SUM(i−1)に加え、また当該マスクMか
ら外れる画素P(i−5)をこの加算処理SUM(i−
1)から減算する。具体的には、マスクMが図7(a)
から(b)に示した位置に、1ステップ(1画素)移動
し、注目画素が9番目の画素から10番目の画素に移動
したとき、図7(a)のときに算出した加算処理SUM
(9)に、新たに当該マスクM内に含まれることになっ
た画素P(14)を加え、また当該マスクMから外れる
画素P(5)を引き算して、当該SUM(10)を算出
する。したがって、マスクMの移動毎に9画素分の加算
処理を繰り返す必要がないので、加算処理は著しく高速
化される。このとき、加減算回路31には一つ前の加算
処理SUM(i−1)が保持され、読出し選択回路28
の読出し選択動作により、入力ラインバッファ27のi
+4番目の記憶素子の画素データP(i+4)と、i−
5番目の記憶素子の画素データP(i−5)だけが読み
出される。P(i+4)が読み出されるとき、制御ゲー
ト30は加減算回路31のプラス入力側に接続され、P
(i−5)が読み出されるとき加減算回路31のマイナ
ス入力側に切り換わる。
【0045】一方、ステップS10は、当該注目画素P
(i)を中心とした9画素長のマスクMの一部が無効領
域にかかるとき実行される。例えば、図7(c)に示す
ように、注目画素が5番目の画素のとき、マスク内の右
側の1〜3番目の画素が無効領域に含まれている。マス
クMは、1〜3番目の画素を除くマスクM´のサイズに
縮小される。当該注目画素に関する加算処理結果SUM
(5)は、無効領域に含まれる1〜3番目の画素を除い
た、4番目〜9番目の6つの画素データP(4)〜P
(9)を加算して算出される。図6のステップS10に
記載した式において、パラメータA,Bは、無効領域に
含まれる画素を除くためのパラメータであり、有効領域
ROM32の有効領域情報に基づいて制御回路29で決
定される。図7(c)のときは、パラメータAとBはそ
れぞれ0と3である。実際には、加減算回路31には読
出し選択回路28の読出し選択動作によりマスクM内の
無効領域に存する画素を除くi−4+B番目からi+4
−A番目までの画素の画素データP(i−4+B)〜P
(i+4−A)が入力ラインバッファ27から読み出さ
れ、加減算回路31で加算される。
【0046】ステップS4やステップS10でSUM
(i)が算出されると、続いてステップS5が実行され
る。ステップS5では、除算回路33は、加減算回路3
1からの加算結果SUM(i)を除算係数ROM34か
らの除算係数Ce(i)で除算し、平均化処理を行う。
この除算結果は、水平平滑画像の当該i番目の画素の画
素データQ(i)として、書込み選択回路35により出
力ラインバッファ36の当該i番目の記憶素子に書き込
まれる。除算係数Ce(i)は、1〜9までのいずれか
の整数である。除算係数Ce(i)は、当該i番目の注
目画素を中心としたマスクM内の9個の画素のうち、有
効領域に含まれる画素数に一致する。上述したように原
画像Oに対する有効領域の範囲および位置は設計段階で
決定されるので、各ライン毎に除算係数Ce(i)をi
に応じて予め決定することができる。
【0047】以上のように当該注目画素の処理が終了す
ると、次の注目画素の処理に移るために、ステップS7
でパラメータiがi+1に置換される。ステップS8に
おいて、制御回路29はこのパラメータiが1ライン分
の画素数17を越えたか否か、つまり当該ラインの水平
平滑処理が全て終了したか否かが判断される。ここでN
O、つまり当該ラインの水平平滑処理が全て終了してい
ないときは、ステップS2に帰還し、次の注目画素につ
いて同じの処理を行う。一方、ステップS8でYESつ
まり当該ラインの水平平滑処理が全て終了したときは、
当該ラインの次のラインの水平平滑処理を行うべく、入
力ラインバッファ27に次のラインの画素データが入力
される。
【0048】出力ラインバッファ36の画素データは、
順次第2メモリ22に出力される。上述の水平平滑処理
の終了後、今度は得られた水平平滑画像を垂直方向の平
滑処理に供する。水平平滑画像は、第2メモリ22から
垂直方向の一ラインずつ順に垂直フィルタ処理部23に
出力される。この垂直方向の平滑処理の手順は、上述し
た水平方向の平滑処理のパラメータiを注目画素の行座
標(Y座標)を示すパラメータとして取り扱う以外の他
の処理は同じであるので、説明は省略する。
【0049】このように、第2実施例によれば、マスク
Mのサイズを可変しながら原画像の無効領域にある画素
を除去して有効領域の画素だけを加算対象画素として加
算し平滑処理を行うので、無効領域による影響を回避す
ることができる。次に第3実施例について説明する。
【0050】上述した第2実施例ではマクスのサイズを
原画像の無効領域にある画素数に応じて可変にして、有
効領域の画素だけを加算対象画素として取扱い平滑処理
を行うことで無効領域による影響を回避していた。しか
し、無効領域の画素が常にマスク内において注目画素を
中心にして左右対称に存在することはないので、注目画
素の位置がマスクMの重心位置からずれることが起こり
得る。この場合、平滑結果が、注目画素の片側の周波数
成分に偏重されるという問題が生じる。本実施例はこの
問題を回避するべく、マスクサイズを注目画素を中心に
左右対称に可変することを原理とする。この原理は、図
6に示した第2実施例の平滑処理手順のステップS10
で取り扱うパラメータを修正することで実現される。す
なわち、本実施例装置は図4に示した装置と同じ構成、
また水平、垂直フィルタ処理部は図5と同じ構成でよ
い。
【0051】図8は本実施例の水平フィルタ処理部によ
る水平方向のある一ラインの水平平滑処理の手順につい
て示す流れ図である。なお、本図において図6と同じ部
分は図6と同符号が付される。図6と相違するステップ
はステップS11のみであるので、ステップS11のみ
説明し他のステップの説明は省略する。
【0052】ステップS11は、図6のステップS10
に対応しており、すなわちマスクMの一部が無効領域に
かかることがステップS3で判断されたときに実行され
る。加減算回路31での加算処理は、図8のステップS
11に記載した式に基づいて行われる。なお、この式に
おいてパラメータAは、無効領域の画素を加算処理の対
象画素から除くと共に、この無効領域の画素に対して注
目画素を挟んで反対側の画素(通常、有効領域に含まれ
る)も加算対象画素から外して、マスクサイズを注目画
素を中心に左右対称になるように変化するためのパラメ
ータである。このパラメータAは、有効領域ROM32
の有効領域情報に基づいて制御回路29で決定される。
【0053】例えば、図9に示すように、注目画素が5
番目の画素のとき、マスク内の右側にある1〜3番目の
画素が無効領域の画素である。このとき、マスクM´
は、この無効領域の画素と共に、当該無効領域の画素に
対して注目画素を挟んで反対側の画素も除き、注目画素
を中心に左右対称になるように縮小される。当該5番目
の注目画素に関する加算結果SUM(5)は、当該マス
クM´内の画素データP(4)〜P(6)を加算して得
られる。つまり、このときパラメータAは、3である。
【0054】このように本実施例では、マスクMの一部
が無効領域にかかるときには、当該無効領域の画素に対
して注目画素を挟んで反対側の画素も当該無効領域の画
素と共にマスク内の全画素から除いて加算処理を行うこ
と、換言するとマスクサイズを注目画素を中心に左右対
称に縮小することによって、注目画素の位置が常に当該
縮小されたマスクの重心位置と一致することになり、上
述した平滑処理結果が、注目画素の片側の周波数成分に
偏重されるという問題が解決される。本発明は上述した
実施例に限定されることなく、種々変形して実施可能で
ある。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明による画像処
理方法および装置によれば、マスク内の全ての画素を演
算処理に供するのではなく、マスク内の全ての画素の中
から抽出した演算対象画素だけを演算処理に供するの
で、高速処理を実現できる。
【0056】また、本発明による他の画像処理方法およ
び装置によれば、マスクの移動に伴ってマスク内の全て
の画素について新たに演算処理を繰り返すのではなく、
マスクの移動前に得られた加算平均結果、マスクの移動
に伴い新たに加算平均処理対象となった画素、およびマ
スクの移動に伴い加算平均処理対象外となった画素を用
いて加算平均結果を得るので、高速処理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置をX線診断装置に適
用した場合の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例装置によるマスク内の加算処理対象
画素を示す図。
【図3】第1実施例装置によるシフト画像の作成方法を
模式的に示す図。
【図4】第2実施例装置のブロック図。
【図5】図4に示した水平フィルタ処理部の構成を示す
ブロック図。
【図6】図4に示した水平フィルタ処理部による一ライ
ン分の水平平滑処理の手順を示す流れ図。
【図7】図4に示した水平フィルタ処理部によるマスク
サイズの変化について示す図。
【図8】第3実施例による水平平滑処理の手順を示す流
れ図。
【図9】第3実施例によるマスクサイズの変化について
示す図。
【図10】従来の画像処理装置を組み込んだX線診断装
置のブロック図。
【図11】従来の画像処理装置の問題について説明する
図。
【符号の説明】
1…X線管装置、2…イメージインテンシファイア、3
…TVカメラ、4…画像処理装置、5…アナログディジ
タル変換器、6…減算器、7…画像平滑フィルタ装置、
8…演算回路、9〜12…イメージメモリ、13,14
…データバス、15…書込み/読出しアドレス発生部、
16…減算係数設定部、17…ディジタルアナログ変換
器、18…モニタ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に対し所定サイズのマスクを移
    動しながら各位置で前記マスク内の画素の演算処理を繰
    り返すことにより前記入力画像の画像処理を行う画像処
    理方法において、 前記マスク内の画素の中から演算対象画素を抽出して前
    記演算処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記演算処理は加算平均処理であること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記演算対象画素として前記マスク内の
    所定画素を中心に離散した画素を抽出することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記演算対象画素として前記マスク内の
    画素の中から前記入力画像の所定の領域内に存する画素
    だけを抽出することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記マスク内に前記入力画像の所定の領
    域外の画素を含む場合は該マスクのサイズを変更するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の内いずれか1項
    記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 入力画像に対し所定サイズのマスクを移
    動しながら各位置で前記マスク内の画素の加算平均処理
    を繰り返すことにより前記入力画像を平滑な画像に変換
    する画像処理方法において、 前記マスクの移動に伴う加算平均処理は、該マスクの移
    動前に得られた加算平均結果、前記マスクの移動に伴い
    新たに加算平均処理対象となった画素、および前記マス
    クの移動に伴い加算平均処理対象外となった画素を用い
    て加算平均結果を得るものであることを特徴とする画像
    処理方法。
  7. 【請求項7】 入力画像に対し所定サイズのマスクを移
    動しながら各位置で前記マスク内の画素の演算処理を繰
    り返すことにより前記入力画像の画像処理を行う画像処
    理装置において、 前記マスク内の画素の中から演算対象画素を抽出する手
    段と、 この抽出手段によって抽出された画素により演算処理を
    行う演算手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記演算処理は加算平均処理であること
    を特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記抽出手段は、前記マスク内の所定画
    素を中心に離散した画素を前記演算対象画素として抽出
    するものであることを特徴とする請求項7または請求項
    8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記抽出手段は、前記マスク内の画素
    の中から前記入力画像の所定の領域内に存する画素だけ
    を前記演算対象画素として抽出するものであることを特
    徴とする請求項7または請求項8記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段は、前記マスク内に前記
    入力画像の所定の領域外の画素を含む場合は該マスクの
    サイズを変更する手段を含むことを特徴とする請求項7
    乃至請求項10の内いずれか1項記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 入力画像に対し所定サイズのマスクを
    移動しながら各位置で前記マスク内の画素の加算平均処
    理を繰り返すことにより前記入力画像を平滑な画像に変
    換する画像処理装置において、 前記マスクの移動に伴う加算平均処理は、該マスクの移
    動前に得られた加算平均結果、前記マスクの移動に伴い
    新たに加算平均処理対象となった画素、および前記マス
    クの移動に伴い加算平均処理対象外となった画素を用い
    て加算平均結果を得るものであることを特徴とする画像
    処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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