JPH06258848A - 露光方法および装置 - Google Patents

露光方法および装置

Info

Publication number
JPH06258848A
JPH06258848A JP5041583A JP4158393A JPH06258848A JP H06258848 A JPH06258848 A JP H06258848A JP 5041583 A JP5041583 A JP 5041583A JP 4158393 A JP4158393 A JP 4158393A JP H06258848 A JPH06258848 A JP H06258848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
substrate
temperature
alignment marks
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5041583A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Miyake
栄一 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Ei Giken Inc
Original Assignee
San Ei Giken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Ei Giken Inc filed Critical San Ei Giken Inc
Priority to JP5041583A priority Critical patent/JPH06258848A/ja
Publication of JPH06258848A publication Critical patent/JPH06258848A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
    • G03F7/70875Temperature, e.g. temperature control of masks or workpieces via control of stage temperature

Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光工程を実施するにあたり、基板の位置合
わせマークおよびフォトマスクの位置合わせマーク相互
の位置ずれを、たとえばフォトマスクにおける作画のス
ケーリングを変更することなく、修正することを可能に
する。 【構成】 フォトマスク2として、温度および/または
湿度の変化によって伸縮する性質を有するものを用い、
基板1およびフォトマスク2のそれぞれの位置合わせマ
ーク3および4相互の位置ずれ量をCCDカメラ11に
よって検出し、その位置ずれを修正すべくフォトマスク
2を伸縮させる温度および/または湿度条件を、温度/
湿度制御装置14において位置ずれ量から求め、求めら
れた温度および/または湿度条件を、空気調整装置15
からフォトマスク2に与えて位置ずれを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、プリント
回路基板上の導電パターン、またはフラットディスプレ
イのためのガラス基板上の電極などを、光露光技術によ
って形成する際に適用される露光方法および装置に関す
るもので、特に、基板およびフォトマスク相互の位置合
わせ技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板の感光膜が形成された表面に、フォ
トマスクに形成されたパターンを転写するため、光露光
技術が用いられるが、この露光に際して、基板およびフ
ォトマスク相互が適正に位置合わせされることが重要で
ある。そのため、基板およびフォトマスクには、それぞ
れ、複数個の位置合わせマークが設けられており、これ
ら位置合わせマークの各々を対応の位置合わせマークに
位置合わせすることが行なわれている。
【0003】図5は、基板1を示し、図6は、フォトマ
スク2を示している。基板1は、たとえば4個の位置合
わせマーク3を有していて、フォトマスク2には、位置
合わせマーク3に対応する位置合わせマーク4を有して
いる。基板1の位置合わせマーク3は、貫通する穴また
は不透明領域5a内の透明領域によって与えられ、他
方、フォトマスク2の位置合わせマーク4は、透明領域
5b内の不透明領域によって形成されている。また、フ
ォトマスク2には、所望のパターン6が描かれている。
フォトマスク2および基板1は重ね合わされ、それぞれ
の位置合わせマーク3および4によって互いの位置合わ
せが行なわれた状態で、フォトマスク2を通して紫外線
が基板1に照射される。基板1の露光すべき面には、感
光膜が形成されていて、この感光膜上に、パターン6に
相関するパターン7が転写される。
【0004】図7に、前述したように、位置合わせマー
ク3および4に基づき位置合わせされた基板1およびフ
ォトマスク2が示されている。ただし、図7では、位置
合わせマーク3および4のそれぞれの組が、理想的に位
置合わせされていない。すなわち、位置合わせマーク3
および4の間で本来的な位置ずれが生じていて、1つの
組で位置合わせを理想的に行なおうとすれば、他の組で
は理想的な位置合わせを必ず行なえない状態である。こ
の場合には、4組の位置合わせマーク3および4のそれ
ぞれ相互の位置ずれが平均して生じるように、基板1と
フォトマスク2とが位置合わせされる。すなわち、図8
に示すように、位置合わせマーク3および4相互の位置
ずれ量8が、4箇所において互いに等しくなるようにさ
れる。
【0005】上述したような位置合わせマーク3および
4相互の位置ずれは、たとえば、基板1またはフォトマ
スク2における位置合わせマーク3または4の形成のた
めの加工誤差、基板1の熱処理によってもたらされる伸
縮、露光および位置合わせ時の周囲の温度または湿度の
変化によるフォトマスク2の伸縮、等によって不可避的
にもたらされる。そのため、前述したように、位置ずれ
量8が、位置合わせマーク3および4の各々の組におい
て平均化されるように位置合わせすることによって対処
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置ず
れ量8が比較的大きく現れる場合には、これら位置ずれ
量8を4箇所において平均されるように基板1およびフ
ォトマスク2相互の位置合わせを行なっても、基板1上
に転写されるパターン7(図5)が許容範囲を超えてず
れてしまい、露光により得られる製品が不良となること
がある。この問題は、基板1が特に大きい場合、顕著に
現れる。
【0007】上述のように、位置合わせマーク3および
4相互の位置ずれ量8が大きくなってしまう場合、位置
合わせマーク3または4の位置を修正した状態で基板1
またはフォトマスク2を製作し直さなければならない。
この場合、フォトマスク2のパターン6の作画のスケー
リングを変更することによって対応することが多い。
【0008】しかしながら、このような方法は、手間が
かかり、また、ロットごとに伸縮量が変わるため、対応
が困難であった。
【0009】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ような基板およびフォトマスク相互の位置合わせにおい
て生じる問題を解決し得る露光方法および装置を提供し
ようとすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した従
来技術と同様、複数個の位置合わせマークを有する基板
の露光すべき面側に、対応する複数個の位置合わせマー
クを有するフォトマスクを配置し、フォトマスクを通し
て紫外線を基板の露光すべき面に照射して基板を露光す
る露光方法および装置に向けられるものであって、上述
した技術的課題を解決するため、簡単に言えば、フォト
マスクとして、温度および/または湿度の変化によって
伸縮する性質を有するものを用い、フォトマスクが置か
れる環境の温度および/または湿度条件をコントロール
することにより、フォトマスクを伸縮させ、それによっ
て位置合わせマーク相互の位置合わせを達成しようとす
るものである。
【0011】より詳細には、この発明に係る露光方法
は、基板およびフォトマスクのそれぞれの位置合わせマ
ーク相互の位置ずれ量を検出する工程と、位置合わせマ
ーク相互の位置ずれを修正すべくフォトマスクを伸縮さ
せる温度および/または湿度条件を位置ずれ量から求め
る工程と、求められた温度および/または湿度条件をフ
ォトマスクに与えて位置合わせマーク相互の位置ずれを
修正する工程とを備えることを特徴としている。
【0012】また、この発明に係る露光装置は、基板お
よびフォトマスクのそれぞれの位置合わせマーク相互の
位置ずれ量を検出するCCDカメラと、位置合わせマー
ク相互の位置ずれを修正すべくフォトマスクを伸縮させ
る温度および/または湿度条件を、CCDカメラによっ
て検出された位置ずれ量から求める温度/湿度制御装置
と、求められた温度および/または湿度条件をフォトマ
スクに対して与える空気調整装置とを備えることを特徴
としている。
【0013】この発明では、上述のように、フォトマス
クの伸縮を利用するため、フォトマスクは伸縮可能な状
態で保持されるのが好ましい。このようなフォトマスク
保持手段は、好ましい実施例では、フォトマスクの一方
主面に接する透明のベースプレートと、ベースプレート
の周縁部の少なくとも一部に配置されフォトマスクの周
縁部の少なくとも一部に対して外方に向く空気流を与え
るスリットを形成した真空吸引チャックとを備える。ま
た、他の好ましい実施例では、フォトマスク保持手段
は、フォトマスクの周縁部の少なくとも一部を受け入
れ、かつフォトマスクの周縁部の少なくとも一部に対し
て外方に向く空気流を与えるスリットを形成した真空吸
引チャックを備える。また、上述したようなフォトマス
ク保持手段によって保持されたフォトマスクが四角形で
あるとき、フォトマスクの4辺のいずれか中央部を固定
することが好ましい。
【0014】
【作用】このように、この発明では、フォトマスクに与
えられる温度および/または湿度条件がフォトマスクを
伸縮させ、これによって、位置合わせマーク相互の位置
ずれが修正される。
【0015】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、基板お
よびフォトマスク相互間で精度の高い位置合わせを容易
に達成することができる。
【0016】また、この発明によれば、複数組の位置合
わせマーク相互の位置ずれ量が平均されるように位置合
わせされた段階で、位置ずれ量が比較的大きく現れた場
合でも、温度および/または湿度の変化によるフォトマ
スクの伸縮特性を利用して、位置合わせマーク相互の位
置ずれを修正できるので、位置合わせマークの位置を変
更してフォトマスクまたは基板を製作し直す、といった
手間のかかる作業が不要となるとともに、ロットごとに
伸縮量が変わることを考慮する必要がなくなる。したが
って、能率的に露光工程を実施することができる。
【0017】この発明において、フォトマスクの周縁部
の少なくとも一部に対して外方に向く空気流を与えるス
リットを形成した真空吸引チャックを備えるフォトマス
ク保持手段によって、フォトマスクを保持すれば、フォ
トマスクの平面度を保ちながら、フォトマスクの伸縮を
許容することができる。このとき、フォトマスク保持手
段として、フォトマスクの一方主面に接する透明のベー
スプレートをさらに備えるものを用いれば、真空吸引チ
ャックのスリットに及ぼされる負圧が、フォトマスクと
ベースプレートとの密着性を高め、上述した平面度が一
層確実に維持される。また、四角形のフォトマスクの4
辺のいずれか中央部を固定すれば、フォトマスクの伸縮
を阻害することなく、フォトマスクの基準位置を固定す
ることができ、位置合わせ工程において、位置合わせマ
ークが不所望にも大きくずれることが防止される。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による露光装置
10を示している。なお、図1ないし図4において、前
述した図5ないし図8に示した要素に相当する要素に
は、同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0019】この露光装置10は、複数個の位置合わせ
マーク3(図1では、代表的に1個のみを示す。)を有
する基板1の露光すべき面側に、対応する複数個の位置
合わせマーク4(代表的に1個のみを示す)を有するフ
ォトマスク2を配置し、フォトマスク2を通して、図示
しない光源から紫外線を基板1の露光すべき面に照射し
て基板1を露光しようとするものである。
【0020】上述した露光を行なう前に、基板1および
フォトマスク2相互間の位置合わせが行なわれる。位置
合わせマーク3および4相互の位置合わせ状態が、CC
Dカメラ11によって撮像され、その映像が映像処理装
置12で処理され、位置ずれ量が求められる。なお、複
数箇所に設けられた位置合わせマーク3および4相互の
位置合わせ状態を撮像するため、CCDカメラ11は、
移動可能とされている。これに代えて、位置合わせマー
ク3および4の各位置に対応して、1個ずつCCDカメ
ラが配置されてもよい。
【0021】映像処理装置12によって求められた位置
ずれ量に関する信号は、演算装置13に入力される。演
算装置13では、CCDカメラ11によって検出された
位置ずれ量に基づき、位置合わせマーク3および4相互
の位置ずれが複数箇所において最も平均化されるように
するための位置合わせデータが求められ、このデータが
位置合わせ装置(図示せず)に与えられる。位置合わせ
装置では、基板1もしくはフォトマスク2またはその両
方の位置をずらせ、位置合わせマーク3および4相互の
位置ずれが複数箇所において最も平均化された状態とす
る第1段階の位置合わせを達成する。
【0022】演算装置13は、上述した第1段階の位置
合わせ状態における図8に示した位置ずれ量8に関する
データを有している。このデータは、温度/湿度制御装
置14に与えられ、ここで、この位置ずれ量8に基づ
き、位置合わせマーク3および4相互の位置ずれを修正
すべくフォトマスク2を伸縮させる温度および/または
湿度条件が求められる。すなわち、フォトマスク2に関
して、温度および/または湿度の変化に対する、図7に
示した寸法Lの伸縮量が、実験により予め求められてお
り、したがって、温度および/または湿度条件をどのよ
うに設定すれば、位置ずれ量8ができるだけ少なくでき
るかがわかっている。
【0023】温度/湿度制御装置14によって、空気調
整装置15が制御される。空気調整装置15は、ファン
16、ヒータ17、加湿器18および冷却器19を備え
る。ヒータ17、加湿器18および冷却器19によって
所望の温度および/または湿度条件とされた空気は、フ
ァン16によって、矢印20で示すように、空気経路2
1を介して吹出口22に送られる。吹出口22から、矢
印23で示すように吹出された空気は、フォトマスク2
が置かれる環境の温度および/または湿度条件を決定す
る。この空気は、矢印24で示すように、吸込口25に
吸込まれ、次いで、矢印26で示すように、空気経路2
7を通って、再び、空気調整装置15内に導かれる。吹
出口22の近傍には、温湿度センサ28が配置され、こ
の温湿度センサ28によって測定された温度および/ま
たは湿度に関するデータは、温度/湿度制御装置14に
制御入力として与えられ、温度/湿度制御装置14にお
いて、空気調整装置15が与えるべき温度および/また
は湿度条件が決定される。
【0024】上述した露光装置10において、フォトマ
スク2の伸縮を利用して、位置合わせマーク3および4
相互の位置ずれを修正するため、フォトマスク2の保持
手段が比較的重要な意味を持つ。図2は、保持手段の一
例を示す正面図であり、図3は、図2の線III−II
Iに沿う拡大断面図である。
【0025】図2および図3に示したフォトマスク保持
部材29は、フォトマスク2の一方主面に接する、たと
えばガラスからなる透明のベースプレート30を備え
る。フォトマスク2およびベースプレート30は、とも
に四角形をなしている。ベースプレート30の周縁部に
は、真空吸引チャック31、32、33および34が配
置される。真空吸引チャック31〜34は、ベースフレ
ーム35上に取付けられる。真空吸引チャック31〜3
4には、それぞれ、吸気管36、37、38および39
が取付けられ、これら吸気管36〜39を介して、真空
吸引チャック31〜34の内部に負圧が与えられる。真
空吸引チャック31〜34の構造は、互いに実質的に同
様であるので、図3に示した真空吸引チャック31につ
いて、その詳細を説明する。
【0026】真空吸引チャック31の内部には、吸気管
36に連通するキャビティ40が設けられ、キャビティ
40は、スリット41の部分において外部に対して開放
される。スリット41からキャビティ40内にベースプ
レート30の周縁部が挿入され、ベースプレート30と
真空吸引チャック31との間は、シール材42にてシー
ルされる。ベースプレート30に接するフォトマスク2
の周縁部は、スリット41内に位置され、したがって、
キャビティ40内に負圧が与えられたとき、フォトマス
ク2の周縁部に対して外方に向く空気流が与えられる。
同様の構造が他の真空吸引チャック32〜34において
も備えているので、フォトマスク2には、その全周にわ
たって外方に引張る力が働き、かつ、負圧によって、フ
ォトマスク2とベースプレート30との密着状態が高め
られる。このようにして、フォトマスク2は、ベースプ
レート30に沿って平面度が保たれながら、円滑に伸縮
することができる。
【0027】なお、フォトマスク2は、その4辺のすべ
てにおいて、外方に向く空気流によって保持される必要
はなく、対向する2辺のみにおいて、外方に向く空気流
によって保持されていてもよい。このことは、後述する
図4に示した例においても言える。
【0028】フォトマスク2は、その4辺のいずれか中
央部といった限られた領域、たとえば、図2でハッチン
グで示した領域43においてのみ固定される。この固定
には、図3に示すように、たとえば両面粘着テープ44
が用いられる。すなわち、両面粘着テープ44は、フォ
トマスク2を、領域43においてのみベースプレート3
0に固定する。このような固定により、フォトマスク2
に対して基準位置が確実に与えられ、位置合わせ工程に
おいて、フォトマスク2の位置が大きくずれることが防
止される。
【0029】図4には、フォトマスク保持手段の他の例
が示されている。ここに示したフォトマスク保持部材4
5は、図2および図3に示したベースプレート30に相
当する要素を備えていない。フォトマスク保持部材45
に備える真空吸引チャック46は、図示しない吸気管を
介して負圧が与えられるキャビティ47を備え、キャビ
ティ47は、スリット48の部分において外部に対して
開放される。スリット48内には、フォトマスク2の周
縁部が受け入れられ、それによって、フォトマスク2の
周縁部には、外方に向く空気流が与えられる。このよう
にしても、フォトマスク2を伸縮可能に保持することが
できる。
【0030】なお、図4において、基板1が基板ホルダ
49によって保持された状態で図示されている。
【0031】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したように、この発明では、温度および/または
湿度の変化によってフォトマスク2が伸縮する性質を利
用している。このような性質を有するフォトマスク2と
して、従来から用いられているポリエステルフィルムま
たはポリカーボネートフィルムをそのまま用いることが
できる。しかしながら、この発明の目的に照らしたと
き、フォトマスク2は、そのXY方向に均一な収縮を示
すものが好ましい。
【0032】また、この発明に従って実施される位置合
わせ工程は、繰り返される露光工程のすべてに関連して
行なわれる必要はない。すなわち、ロットの変更後にお
いて、最初の数回の露光工程において、位置ずれ量の平
均値を求め、それを修正すべく温度および/または湿度
条件が一旦決定されれば、通常、同じロット内では、露
光工程の都度、温度および/または湿度条件を変更する
必要はない。
【0033】また、この発明では、フォトマスクを伸縮
させる要因として、温度および湿度の双方の変化に限ら
ず、温度だけの変化または湿度だけの変化を採用するこ
ともできる。なお、露光工程において、フォトマスクお
よび/または基板の伸縮に影響を及ぼす要因として、温
度および湿度のほか、露光時におけるフォトマスクと基
板とを密着させる真空度およびその保持時間、紫外線エ
ネルギなどがあり、また、これらは、フォトマスクおよ
び基板の各材料によっても影響される。それゆえに、こ
れらの要因による伸縮への影響を予め実験で求めてお
き、これも考慮しながら温度および/または湿度条件を
決定するようにするのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による露光装置10に含ま
れる位置合わせのための要素を図解的に示す図である。
【図2】フォトマスク保持手段の一例を示す正面図であ
る。
【図3】図2の線III−IIIに沿う拡大断面図であ
る。
【図4】フォトマスク保持手段の他の例を示す断面図で
ある。
【図5】基板1を示す正面図である。
【図6】フォトマスク2を示す正面図である。
【図7】基板1とフォトマスク2とが重ね合わされた状
態を示す正面図である。
【図8】基板1の位置合わせマーク3とフォトマスク2
の位置合わせマーク4との位置ずれ量8を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 フォトマスク 3,4 位置合わせマーク 8 位置ずれ量 10 露光装置 11 CCDカメラ 12 映像処理装置 13 演算装置 14 温度/湿度制御装置 15 空気調整装置 22 吹出口 25 吸込口 28 温湿度センサ 29,45 フォトマスク保持部材 30 ベースプレート 31,32,33,34,46 真空吸引チャック 36,37,38,39 吸気管 40,47 キャビティ 41,48 スリット 43 固定される領域 44 両面粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 3/12 L 9179−3H H01L 21/027

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の位置合わせマークを有する基板
    の露光すべき面側に、対応する複数個の位置合わせマー
    クを有するフォトマスクを配置し、フォトマスクを通し
    て紫外線を基板の露光すべき面に照射して基板を露光す
    る露光方法において、 フォトマスクとして、温度および/または湿度の変化に
    よって伸縮する性質を有するものを用いるとともに、 基板およびフォトマスクのそれぞれの位置合わせマーク
    相互の位置ずれ量を検出し、 位置合わせマーク相互の位置ずれを修正すべくフォトマ
    スクを伸縮させる温度および/または湿度条件を位置ず
    れ量から求め、 求められた温度および/または湿度条件をフォトマスク
    に与えて位置合わせマーク相互の位置ずれを修正する、
    各工程を備えることを特徴とする、露光方法。
  2. 【請求項2】 複数個の位置合わせマークを有する基板
    の露光すべき面側に、対応する複数個の位置合わせマー
    クを有しかつ温度および/または湿度の変化によって伸
    縮する性質を有するフォトマスクを配置し、フォトマス
    クを通して紫外線を基板の露光すべき面に照射して基板
    を露光する露光装置において、 基板およびフォトマスクのそれぞれの位置合わせマーク
    相互の位置ずれ量を検出するCCDカメラ、 位置合わせマーク相互の位置ずれを修正すべくフォトマ
    スクを伸縮させる温度および/または湿度条件を、CC
    Dカメラによって検出された位置ずれ量から求める温度
    /湿度制御装置、ならびに求められた温度および/また
    は湿度条件をフォトマスクに与える空気調整装置を備え
    ることを特徴とする、露光装置。
  3. 【請求項3】 フォトマスクを伸縮可能に保持するため
    の手段をさらに備える、請求項2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 フォトマスク保持手段は、フォトマスク
    の一方主面に接する透明のベースプレートと、ベースプ
    レートの周縁部の少なくとも一部に配置されフォトマス
    クの周縁部の少なくとも一部に対して外方に向く空気流
    を与えるスリットを形成した真空吸引チャックとを備え
    る、請求項3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 フォトマスク保持手段は、フォトマスク
    の周縁部の少なくとも一部を受け入れ、かつフォトマス
    クの周縁部の少なくとも一部に対して外方に向く空気流
    を与えるスリットを形成した真空吸引チャックを備え
    る、請求項3に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 フォトマスクは、四角形であり、フォト
    マスクの4辺のいずれか中央部を固定する手段をさらに
    備える、請求項4または5に記載の露光装置。
JP5041583A 1993-03-03 1993-03-03 露光方法および装置 Withdrawn JPH06258848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5041583A JPH06258848A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 露光方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5041583A JPH06258848A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 露光方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06258848A true JPH06258848A (ja) 1994-09-16

Family

ID=12612461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5041583A Withdrawn JPH06258848A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 露光方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06258848A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047687A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Orc Mfg Co Ltd 露光装置および露光方法
JP2009168935A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 San Ei Giken Inc 露光に用いられるフォトマスク
JP2010541228A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション フォトマスクと基板のアライメントの計測及び制御の方法、構造体及びシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047687A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Orc Mfg Co Ltd 露光装置および露光方法
JP4653588B2 (ja) * 2005-08-12 2011-03-16 株式会社オーク製作所 露光装置および露光方法
JP2010541228A (ja) * 2007-09-26 2010-12-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション フォトマスクと基板のアライメントの計測及び制御の方法、構造体及びシステム
JP2009168935A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 San Ei Giken Inc 露光に用いられるフォトマスク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1376235A2 (en) Full-contact type exposure device
US20030095244A1 (en) Wafer holder
JPH1167882A (ja) 基板吸着装置及び基板吸着方法
JP2000012663A (ja) 基板保持方法及び装置、及びそれを備えた露光装置
JPH10303115A (ja) 露光装置およびデバイス製造方法
JPH06258848A (ja) 露光方法および装置
KR101435123B1 (ko) 노광방법 및 노광장치
JP4029130B2 (ja) 露光装置及び露光方法
JPH09139342A (ja) プリアライメント方法及び装置
US7136146B2 (en) Exposure device and exposure method
JP2000250227A (ja) 露光装置
JPH01302259A (ja) 自動露光装置におけるワーク位置決め方法
JP3180004B2 (ja) 露光フィルムの整合方法及び整合装置
JP2007311374A (ja) 基板ホルダ、露光装置及びデバイスの製造方法
JP2001022098A (ja) 露光装置におけるアライメント装置、被露光基板、及びアライメントマーク
US20030007139A1 (en) Aligner
US7170578B2 (en) Pattern control system
JPS59150424A (ja) 半導体装置の製造装置および方法
JPH0831719A (ja) 半導体基板用吸着ホルダー及び投影露光装置
JP2003156860A (ja) 露光における位置合わせ装置
JPH10312049A (ja) レチクル
CN111290217B (zh) 用于光刻基片的承载台、光刻机及基片光刻的方法
JP3345178B2 (ja) 露光における位置合わせ装置
JPH11194507A (ja) 露光装置
JP2804151B2 (ja) 基板の投影露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509