JPH0625787B2 - スペクトラム・アナライザ - Google Patents

スペクトラム・アナライザ

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JPH0625787B2
JPH0625787B2 JP10092187A JP10092187A JPH0625787B2 JP H0625787 B2 JPH0625787 B2 JP H0625787B2 JP 10092187 A JP10092187 A JP 10092187A JP 10092187 A JP10092187 A JP 10092187A JP H0625787 B2 JPH0625787 B2 JP H0625787B2
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signal
analog input
analog
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low
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満 岩岡
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、相関測定に基づき相互ないし自己パワースペ
クトルを求めるスペクトラム・アナライザに関するもの
である。
[従来の技術] 従来より高周波信号のスペクトル解析にはスペクトラム
・アナライザが用いられている。従来のスペクトラム・
アナライザは、第4図に示すように、入力信号を減衰器
41で適当なレベルに調節した後、ミキサ42で掃引発
振器43の周波数fLOだけ周波数シフトし、帯域通過フ
ィルタ44により特定周波数BPFの成分だけ取り出
す。そして検波器45でレベルを検出し、掃引信号発生
器46に同期して表示器47にスペクトルを表示する。
[発明が解決しようとする問題点] 入力信号x(t),y(t)の相互パワースペクトルは、入力
信号のフーリエ交換をそれぞれX(ω),Y(ω)とする
と、 Fxy(ω)=X(ω)・T(ω) で与えられる。
ところで、上記のような従来のスペクトラム・アナライ
ザでは、パワースペクトル |X(ω)|および|Y(ω)|しか求められず、位相
情報が欠落しているため、相互パワースペクトルが求め
られないという欠点がある。
そこでこれに対処し得るものとして、第5図に示すよう
な高速フーリエ交換(FFT)アナライザがある。この
アナライザでは、減衰器51および増幅器52を介して
得た入力信号をAD変換器53でAD変換してメモリ5
4に蓄え、その後高速フーリエ変換器55でディジタル
的にフーリエ変換を行い、結果(波形)を表示器56に
表示するようにしたものである。
しかし、このアナライイザでは、AD変換器の速度や精
度の限界から高周波信号の測定には問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、2つ
の信号の相関も測定可能なスペクトラム・アナライザを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために本発明は、2つのアナ
ログ入力信号のいずれか一方を任意に選択し得る2つの
スイッチと、この2つのスイッチの一方のスイッチによ
り選択したアナログ入力信号を所定の時間だけ遅延する
遅延素子と、前記2つのスイッチの他方のスイッチによ
り選択したアナログ入力信号と前記遅延素子経由のアナ
ログ入力信号の和を二乗検波する二乗検波器と、この二
乗検波器の出力の低域周波数信号のみを通過させる低域
通過フィルタと、この低域通過フィルタを介して出力さ
れる信号をアナログ変換するアナログ・デジタル変換器
と、このアナログ・デジタル変換器の出力を一時的に蓄
えておくメモリと、このメモリに蓄えられたデータをも
とにフーリエ変換を行い、前記2つのスイッチで前記2
つのアナログ入力信号を別々に選択したときはその2つ
のアナログ入力信号の相互パワースペクトルを求め、2
つのスイッチで同一のアナログ入力信号を共に選択した
ときは当該アナログ入力信号の自己パワースペクトルを
求める機能を有する信号処理プロセッサと、前記求めら
れた相互パワースペクトルまたは自己パワースペクトル
を表示する表示器を具備したことを特徴とする。
[作用] 本発明では、信号の一方の入力を遅延素子で遅延するこ
とによって信号の自己相関関数あるいは相互相関関数を
測定し、続いて信号処理プロセッサでこれをフーリエ変
換(または高速フーリエ変換)することによって自己並
びに相互パワースペクトルを求めることができる。また
その波形は表示器において可視化される。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明に係るスペクトラム・アナライザの一実
施例を示す要部構成図である。図において、1,2は減
衰器で、減衰器1では入力端子15に入力される入力信
号Aを適当な大きさに調節する。減衰器2では入力端子
16に入力される入力信号Bを適当な大きさに調節す
る。3,4はバッファアンプ、5はアナログ信号を遅延
する遅延素子である。遅延素子5は、その遅延時間がプ
ログラマブルになっていて、制御入力kに従いk・△t
だけ入力信号を遅延させる働きがある。
6は二乗検波器で、2つの入力信号の積を求めるために
用いられている。
13と14はそれぞれ切換スイッチで、スイッチ13は
バッファ3または4のいずれの出力を遅延素子5の入力
とするかを選択するスイッチ、スイッチ14はバッファ
3または4のいずれの出力を二乗検波器6への直接入力
とするかを選択するスイッチである。
7は低域通過フィルタで、積分機能として用いられてい
る。8はAD変換器で、低域通過フィルタ7を通過した
二乗検波器6の出力をディジタル信号に変換する。9は
書き込みおよび読み出しが可能なメモリで、ここではR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)が使用され、AD
変換器の出力を蓄えることができるようになっている。
10は信号処理プロセッサで、メモリ9に格納されてい
るデータを読み出し、フーリエ変換(または高速フーリ
エ変換)し、結果を表示器11に表示するものである。
12はコントローラで、遅延素子5の遅延時間の設定、
AD変換器8の変換トリガ、表示器の表示制御などを行
うための制御信号を発生する。
このような構成における動作を次に説明する。
まず入力信号A,Bの相互パワースペクトルを求める
場合の動作について説明する。
スイッチ13でバッファ3の出力を遅延素子5に導き、
スイッチ14でバッファ4の出力を選択する。二重検波
器6は、遅延素子5によりk・△tだけ遅延された入力
信号Aと、入力信号Bとの和を二乗検波する。二乗検波
器6の出力をQAB(t)とすると、 QAB(t)=(A(t−k△t)+B(t)) =2・A(t−k△t)・(B(t)+A(t−k△
t)+B(t)……(1) である。
さてここで、一般論として、2つの信号X(t)とY(t)が
共に周期Tの繰り返し信号であるとすると、各信号はフ
ーリエ展開でき、 と表わすことができる。したがって、2つの信号X
(t),Y(t)の積は、 となる。ここで、X(t),y(t)をt=0からTの間で積
分すると、 であるから、n=mの時のcos(ωnm)tの項以外はす
べて消え、 となる。
X(t)・Y(t)を低域通過フィルタ7を通した場合、低域
通過フィルタの特性を ただし、ωはカットオフ周波数とすると、ω≪2π
/Tの時(3)式におけるsin(ωm±ωn)t,cos(ωn±ωm)
tの項は、ω=ωの時以外、すべてω以上の周波
数となるためフィルタで除去される。したがって、フィ
ルタ通過後の信号H[X(t)・Y(t)]は、 となる。上記(5)式と(7)式より となり、低域通過フィルタを通すことにより、積分した
信号を近似できることが分かる。
さて、(8)式を(1)式に適用すると、 となる。また、(3)式によれば、 X(t)・Y(t)=X(t+T)・Y(t+T) が成立するから、 A(t−k△t)=A(t−k△t+T)……(10) が成り立つ。
この関係に基づき、そしてτ=t−k△tとした場合に
は、 となる。したがって、低域通過フィルタ7を通過した信
号XAB(k)((9)式のH[QAB(t)]をXAB(k)と表わす)は近
似的に、 となる。したがって、kを0からN−1まで変化させれ
ば、信号AとBの相互相関関数XAB(k)を[0,N−1]
の区間にわたって求めることができる。XAB(k)を各
kについてAD変換器8によりディジタル化し、メモリ
9に記憶しておく。データ測定完了後信号処理プロセッ
サ10で高速フーリエ変換すれば、ウィナー・ヒンチン
の定理より、信号Aと信号Bとの相互パワースペクトル
が求められ、適宜にこれを表示器11に表示することが
できる。
次に信号Aの自己パワースペクトルを求める場合の動
作について説明する。
スイッチ13,14とも入力信号A(第2図の(イ))
を選択し、遅延素子5により第2図(ロ)に示すように
k・△tだけ遅延された信号A′を生成し、これと、遅
延前の信号Aとの和を二乗検波器6で二乗検波する。こ
の結果を低域フィルタ7を通過させることにより、その
出力Y(k)(第2図の(ハ))は、前述の相互パワース
ペクトルの近似式(12)においてB(t)をA(t)とおくこと
により、次のような近似式で表わされる。
したがって、kを0からN−1まで変化させ、各kにつ
いてY(k)をAD変換すれば、信号Aの自己相関関数Y
AA(k)が求められる。そしてこれを信号処理プロセッ
サ10でフーリエ変換すれば、自己パワースペクトルが
求められる。
なお、実施例では遅延素子をプログラマブルな構成とし
たが、第3図に示すように複数のタップを持つ遅延素子
線5aを用いることもできる。このような構成によれ
ば、遅延量をプログラムする代わりに並列に求めた相関
値をマルチプレクサ31で順次選択してAD変換器でA
D変換すればよい。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、入力信号
の相関を直接求めているため、2つの信号の相互パワー
スペクトルを測定することができ、同時に自己パワース
ペクトルも求めることができるため、系の伝達関数を容
易に求めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスペクトラム・アナライザの一実
施例を示す構成図、第2図は各部の信号波形を示す図、
第3図は本発明の他の実施例を示す構成図、第4図は従
来のスペクトラム・アナライザの一例を示す図、第5図
は従来の他のスペクトラム・アナライザの一例を示す図
である。 1,2……減衰器、3,4……バッファ、5……遅延素
子、6……二乗検波器、7……低域通過フィルタ、8…
…AD変換器、9……メモリ、10……信号処理プロセ
ッサ、11……表示器、12……コントローラ、13,
14……スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのアナログ入力信号のいずれか一方を
    任意に選択し得る2つのスイッチと、 この2つのスイッチの一方のスイッチにより選択したア
    ナログ入力信号を所定の時間だけ遅延する遅延素子と、 前記2つのスイッチの他方のスイッチにより選択したア
    ナログ入力信号と前記遅延素子経由のアナログ入力信号
    の和を二乗検波する二乗検波器と、 この二乗検波器の出力の低域周波数信号のみを通過させ
    る低域通過フィルタと、 この低域通過フィルタを介して出力される信号をアナロ
    グ変換するアナログ・デジタル変換器と、 このアナログ・デジタル変換器の出力を一時的に蓄えて
    おくメモリと、 このメモリに蓄えられたデータをもとにフーリエ変換を
    行い、前記2つのスイッチで前記2つのアナログ入力信
    号を別々に選択したときはその2つのアナログ入力信号
    の相互パワースペクトルを求め、2つのスイッチで同一
    のアナログ入力信号を共に選択したときは当該アナログ
    入力信号の自己パワースペクトルを求める機能を有する
    信号処理プロセッサと、 前記求められた相互パワースペクトルまたは自己パワー
    スペクトルを表示する表示器 を具備したことを特徴とするスペクトラム・アナライ
    ザ。
JP10092187A 1987-04-23 1987-04-23 スペクトラム・アナライザ Expired - Lifetime JPH0625787B2 (ja)

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JPS63265175A JPS63265175A (ja) 1988-11-01
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