JPH0625692A - 無定形吸着剤を用いる改良精製法 - Google Patents

無定形吸着剤を用いる改良精製法

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JPH0625692A
JPH0625692A JP5106028A JP10602893A JPH0625692A JP H0625692 A JPH0625692 A JP H0625692A JP 5106028 A JP5106028 A JP 5106028A JP 10602893 A JP10602893 A JP 10602893A JP H0625692 A JPH0625692 A JP H0625692A
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oil
adsorbent
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fat
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JP5106028A
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Jennifer A Estes
ジエニフアー・エイ・エステス
Cathy L Harville
キヤシー・エル・ハービル
Felix A Guerrero
フエリツクス・エイ・ゲリロ
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WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
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WR Grace and Co Conn
WR Grace and Co
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    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空漂白工程の前に濾過を用いることなく石
鹸の浸出の問題を解決することにより無定形吸着剤によ
る精製方法を改善する。 【構成】 少量の燐脂質および痕跡の金属だけを含む油
脂材料に対しては、無定形吸着剤と接触させる前に石鹸
を含む油脂材料の少なくとも一部を真空乾燥させるだけ
で石鹸の浸出の問題を除去することができる。これより
も多くの燐脂質および痕跡の金属を含む油脂材料に対し
ては、酸で前処理を行い真空乾燥工程を行うだけで石鹸
の浸出の問題を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】脂肪酸をベースにした材料(油脂材
料)、例えばグリセリド油、ワックスエステル、乳脂、
および他の脂肪酸化合物は、その多くが植物(例えば植
物油)または動物(例えば獣脂、乳脂、魚油、等)から
天然に誘導されるから、使用上の長い歴史をもってい
る。
【0002】これらの油脂材料はしばしば粗製の状態で
直接使用されるが、典型的にはこれらの材料を用いた現
代の商業製品は精製工程にかけられる。精製工程は健
康、特性、美的外観等の理由で望ましくない種々の汚染
物質および不純物を除去することができる。
【0003】油脂材料は着色体、クロロフィル、燐脂質
(フォスファチド)、痕跡の金属、遊離脂肪酸(FF
A)、ゴム質、石鹸のような不純物、および他の不純物
を含んでいることができる。このような種々雑多の不純
物が存在するために、化学的および/または物理的処理
工程の特定の組み合わせから成る多数の精製工程が開発
されて来た。これらの不純物を除去するための精製工程
に関する詳細な総説はデイヴィッド・アール・エリクソ
ン(David R.Erikson)編、ASA/A
OCS モノグラフ(Monograph)の「ハンド
ブック・フォー・ソイ・オイル・プロセッシング・アン
ド・ユーティリゼイション(Handbook for
Soy Oil Processing and U
tilization)」(1980年)に記載されて
いる。
【0004】最近新しい精製法が開発されたが、これら
の方法は無定形の吸着剤を石鹸を含んだ油脂材料と接触
させ、石鹸および恐らく油脂材料中の他の不純物を無定
形の吸着剤に吸着させるという共通の特徴をもってい
る。このような精製法はヨーロッパ特許願第02474
11(EP’411−”MCR”法)および1991年
4月3日付けの米国特許願第07/677455号(S
N’455−”MPR”法)に記載されている。
【0005】EP’411号方法においては、大量の石
鹸を化学的な塩基(例えばNaOH)をEP’411工
程の或る点で油脂材料に加えて遊離脂肪酸を除去し、ま
た他の不純物も除去する。次いで一次的な遠心分離によ
り油脂材料から分離する。一次的な遠心分離から得られ
た油脂材料を無定形吸着剤(例えばシリカゲル)と接触
させ、残留した石鹸および油脂材料からの不純物を除去
する。吸着した直後または工程の下手の或る点で、石鹸
を吸着した吸着剤を油脂材料から分離する。油脂材料は
無定形吸着剤を分離する前および/またはする後付加的
な精製工程(例えば漂白、脱色、等)にかける。
【0006】SN’455号方法は化学的な塩基を加え
ることにより少量の石鹸だけを生成させる点でEP’4
11号方法と異なっている。これよりも少量の石鹸は単
に無定形吸着剤と接触させることにより、即ち一次的な
遠心分離を行う必要なく、油脂材料から取り除くことが
できる。EP’411号方法と同様に、無定形吸着剤を
分離する前および/または後に付加的な生成工程にかけ
ることができる。
【0007】石鹸を含んだ吸着剤を除去する前に、油脂
材料に対し真空漂白を行おうとする場合、これらの無定
形吸着剤を用いる方法には問題が存在する。即ち真空漂
白法では吸着された石鹸が無定形吸着剤をから浸出する
ように思われる。この問題は最初生じた量の石鹸が使用
した無定形吸着剤の量の比べて少い場合でも起こる。石
鹸の浸出は、精製工程に使用される充填ベッドおよびフ
ィルターを汚泥で汚す原因になるから、望ましいことで
はない。工業的な生成工程は典型的には通過量が多い連
続法であるから、石鹸の濃度が数ppmでも一般的には
許容されない。何故ならば通過量が多いことによって石
鹸の効果は拡大されるからである。また真空漂白を行っ
た後油脂材料中に石鹸が存在すると、次の処理工程に悪
影響を及ぼすことある。
【0008】現在までこの問題に対する唯一の解決法
は、真空漂白の前に石鹸を含む吸着剤を分離することで
あった。しかし真空漂白の前に瀘過工程を挿入すること
は望ましくないか、または工業的な精製設備にこれを装
着することは非常に困難である。従って真空漂白の前に
濾過せずに石鹸の浸出の問題を克服する方法が望まれて
いる。
【0009】
【本発明の総括】本発明は真空漂白の前に濾過をせずに
石鹸の浸出の問題を克服することにより無定形吸着剤を
用いる改良方法に関する。少量の燐脂質および痕跡の金
属不純物しか含まない油脂材料に対しては、無定形吸着
剤と接触させる前に石鹸を含む油脂材料の少なくとも一
部を単に真空乾燥することにより石鹸の浸出の問題が除
去される。多くの燐脂質および痕跡の金属を含む油脂材
料に対しては、酸による予備処理を行い真空乾燥工程を
行うだけで石鹸の浸出の問題を除去することができる。
【0010】本発明においては、(a)水および石鹸を
含む油脂材料をシリカをベースにした無定形吸着剤と接
触させて石鹸を吸着剤に吸着させ、(b)次いで該油脂
材料から石鹸を含む吸着剤を除去することにより水およ
び石鹸を含む油脂材料を処理する方法において、吸着剤
と接触させる前に該油脂材料の少なくとも一部を乾燥す
ることから成る改善法に関する。
【0011】本発明においてはさらに、(a)油脂材料
を塩基と一緒にして石鹸をつくり、(b)石鹸を含む油
脂材料をシリカをベースにした無定形吸着剤と接触させ
て石鹸を吸着剤に吸着させ、(c)次いで該油脂材料か
ら石鹸を含む吸着剤を除去することにより油脂材料を処
理する方法において、(i)上記工程(a)の前または
その際油脂材料を酸で予備処理し、(ii)工程(a)
および(b)の間において該材料の少なくとも一部を乾
燥する工程から成る改善方が提供される。
【0012】他の好適な具体化例においてはさらに(i
ii)工程(b)および(c)の間において該材料を漂
白する工程を含んでいる。
【0013】好ましくは本発明の乾燥工程は油脂材料の
少なくとも一部を真空乾燥する工程を含んでいる。さら
に好ましくは乾燥工程において該油脂材料の全部を乾燥
する。乾燥工程は無定形吸着剤と接触させる油脂材料が
水分を約0.6重量%以下、好ましくは約0.1〜0.
2重量%含むように行うことが好適である。
【0014】酸による予備処理工程は少量の酸を油脂材
料に混入することにより行われる。燐酸が好適である。
漂白工程は真空漂白であることが好ましい。下記に本発
明のこれらの態様および他の態様を詳細に説明する。
【0015】
【本発明の詳細な説明】広義において本発明は、石鹸お
よび水を含む油脂材料を該油脂材料から石鹸および他の
可能な不純物を除去する目的で無定形吸着剤と接触させ
る、石鹸および水を含む油脂材料を処理する方法に関す
る。本発明の改良法は接触工程の前に油脂材料を乾燥す
る工程を含んでいる。
【0016】この乾燥工程により吸着の効率が改善さ
れ、および/または必要量の吸着剤が減少する。また少
量の燐脂質および痕跡量の金属しか含まない油脂材料
(例えばトウモロコシ油)に対しては、乾燥工程により
吸着剤へ吸着された石鹸の保持性が改善され、吸着剤を
含んだ油脂材料は吸着剤を前以て除去することなく、ま
た石鹸を浸出させることなく、下手の真空漂白器へと送
ることができる。
【0017】石鹸および水を含む原料の油脂材料は一連
の所望の処理工程によってつくることができ、粗製の油
脂材料または使用した油脂材料でさえも、それが石鹸お
よび水を含んでいると仮定して使用することができる。
好ましくは本発明方法で処理すべき原料の油脂材料は、
一次遠心分離工程に至るまでの苛性アルカリによる精製
工程、またはSN’455号方法に記載されたMPR法
の苛性アルカリ添加工程によりつくることができる。
【0018】以下に例示の目的だけのために、本発明を
添付図面1〜4の流れ図を用いて説明する。本発明はこ
れらの図面に示された特定の具体化例に限定されるもの
ではない。
【0019】図1は変形した苛性アルカリ精製法の一般
的方法における本発明の改良法を示す。図1において
は、油脂材料を化学的な塩基で処理して石鹸をつくる
(典型的には約7000〜10000ppm)。得られ
た混合物を一次遠心分離工程に供給し、ここで大部分の
石鹸および水を除去する。遠心分離による分離の限界の
ために、遠心分離した油脂材料はまだかなりの量の石鹸
および水を含んでいる。本発明の改良法によれば、遠心
分離された油脂材料を乾燥した後、無定形の吸着剤と接
触させる。
【0020】図1は乾燥機へと行く油脂材料の全体の流
れを示しているが、油脂材料について当業界に公知の任
意の所望の処理工程を行うことができる。典型的には油
脂材料を真空漂白工程に供給した後濾過することが望ま
しい場合がしばしばある。これは吸着剤から石鹸が浸出
することなく無定形の吸着剤と接触させた本発明の材料
を用いると容易に行うことができる。必要に応じ無定形
吸着剤と接触させる工程および漂白工程は逐次配置され
た充填ベッドまたは他の当業界に公知の他の方法により
一緒にすることができる。
【0021】図2および図4はSN’455号記載のM
PR型の方法に適用した本発明の例を示す。図2はその
最初に必要な工程を示し、この工程では油脂材料を化学
的な塩基で処理することにより石鹸を生成する(典型的
には約20〜3000ppm)。次に石鹸を含む材料を
乾燥した後無定形吸着剤と接触させる。図3に示す方法
と同様に、無定形吸着剤を加えるために後流(slip
stream)を用いることができるが、大部分の石
鹸を含む油脂材料は乾燥した後に無定形吸着剤と接触さ
せる。
【0022】図1の苛性アルカリによる変形精製法と同
様に、一度無定形吸着剤と接触すると、油脂材料は当業
界に公知の任意所望の処理工程に付すことができる。油
脂材料は真空漂白工程に供給した後有利に無定形吸着剤
を除去することができ、吸着剤から石鹸が浸出すること
はない。必要に応じ無定形吸着剤と接触させる工程およ
び漂白工程は、逐次配置された充填ベッドまたは他の当
業界に公知の他の方法により一緒にすることができる。
【0023】実質的な量の燐脂質および痕跡の金属を含
んだ油脂材料に対しては、真空乾燥だけでは真空漂白工
程での石鹸の浸出を完全には防げないことがある。この
ような油脂材料に対しては、石鹸を生成させた後乾燥す
る工程に加え、石鹸を生成させる工程の前、またはそれ
と一緒に酸で予備処理を行うと、驚くべきことには石鹸
の浸出の問題を解決することができる。この具体化例は
またトウモロコシ油のような低燐脂質原料にも適用でき
ることも理解しておくべきである。
【0024】図4は他のMPR変形法を示す。この方法
では石鹸生成工程の前またはそれと一緒に、油脂材料に
対し特殊な酸予備処理を行う。酸予備処理工程および本
発明の乾燥工程の両方を行うこの具体化例は、石鹸およ
び燐脂質を除去する点、および真空漂白工程における石
鹸の浸出に対する抵抗性に関し最良の挙動を示すから、
特に好適な具体化例である。
【0025】本発明の乾燥工程は油脂材料中の水分含量
が約0.6重量%以下、好ましくは約0.1〜0.2重
量%になるように行うことが好適である。本発明におい
て水分が0.1重量%よりも少なくなるまで乾燥するこ
ともできるが、過剰の乾燥は避けるべきである。という
のは石鹸の逆転が起こり、石鹸の除去が極端に困難にな
るからである。
【0026】乾燥は公知方法を用いて行うことができる
が、一般に真空乾燥が好適である。乾燥機の温度、真空
度、および保持時間を容易に調節して所望の量の乾燥を
行う(即ち所望の水分含量を得る)ことができる。
【0027】無定形吸着剤は公知の珪酸塩をベースにし
た無定形吸着剤であることができる。好ましくは無定形
吸着剤は他の酸化物を最高10重量%含むシリカをベー
スにした無定形吸着剤である。シリカをベースにした無
定形吸着剤は好ましくはシリカゲル、沈澱シリカ、透析
性シリカ、煙霧シリカ、シリカ−アルミナおよびこれら
の混合物から成る群から選ばれる。シリカをベースにし
た吸着剤は水(例えばヒドロゲル)を含むことができ、
或いは完全に乾燥する(例えば乾膠体)ことができる。
シリカをベースにした吸着剤はまた随時酸または塩基で
前処理することができる。最も好適な無定形吸着剤は酸
で処理したシリカゲルである。無定形吸着剤は接触工程
におけるその吸着機能が妨害されない限り、他の材料、
例えば粘土、漂白土等との混合物として使用することが
できる。
【0028】無定形吸着剤は乾燥工程の前に本発明の油
脂材料に加える(例えば化学的塩基を加えるのと一緒
に)ことができるが、本発明においては油脂材料の乾燥
工程の前に無定形吸着剤を接触させる別の工程(即ちさ
らに無定形吸着剤を加える工程)が必要である。
【0029】上記の酸による予備処理工程は任意の適当
な酸を用い任意の公知方法で行うことができる。一般に
酸の必要量は最初油中に存在した燐脂質の量に依存し、
好ましくは油脂材料に関し約50〜1000ppmの酸
を使用する。適当な酸の例としては燐酸およびクエン酸
がある。燐酸または他の強酸が最も好適である。
【0030】MPR法における石鹸生成工程はSN’4
55号方法記載の任意の方法で行うことができる。驚く
べきことには石鹸の必要生成量は僅かに約20〜300
ppm、さらに好ましくは約100ppmである。また
酸による予備処理には、生成される石鹸の量が好適範囲
にある限り、石鹸生成工程においてこれよりも多くの量
の塩基を加えることは必ずしも必要ではない。
【0031】上記の漂白工程は任意の通常の漂白工程で
あるが、真空漂白は一般に油脂材料への悪影響が少ない
から好適である。真空漂白法においては、任意の通常用
いられる漂白土または粘土を用いることができる。好ま
しくは無定形の吸着剤を含む油脂材料を中間の濾過工程
を用いることなく真空漂白工程に供給する。
【0032】特定の状況に対し漂白が不必要な場合に
は、接触工程の後に任意の方法により無定形吸着剤を油
脂材料から分離することができる。次いで脱臭、水素化
等のような任意所望の処理工程により処理を行うことが
できる。
【0033】本発明で処理された油脂材料は脂肪酸をベ
ースにした材料、例えばグリセリド油(例えばトウモロ
コシ油、大豆油等)、ワックスエステル、乳脂、他の脂
肪酸化合物、およびこれらの混合物であることができ
る。
【0034】下記実施例により本発明を例示する。石鹸
の濃度はAOCSで推奨された方法(AOCS Rec
ommended Practice)Cc 17〜7
9によって決定した。これらの実施例の詳細点は本発明
を限定するものではない。
【0035】
【実施例】
実施例 1 水でゴム質を除去した1000gの大豆油(SBO)
(分析値を下記表1に掲載)を水浴中で50℃に加熱す
る。18°BeのNaOH溶液5.0g(13重量%)
をこの油に加え、50℃、大気圧下で30分間一定の撹
拌速度で混合する。これにより石鹸の含量445pp
m、水分含量0.567重量%の油が得られた。
【0036】この石鹸含有油を次に水浴中で70℃に加
熱し、一定の撹拌速度で真空(30インチ水柱)を10
分間かけて油を乾燥する。乾燥した油の水分含量は0.
169重量%であった。
【0037】この乾燥油300gに次にダブリュウ・ア
ール・グレース・アンド・コンパニー・コネチカット、
ダヴィソン・ディヴィジョン(Davison Div
ision,W.R.Grace & Co.,−Co
nn.)製のトリシル(TriSyl)(R)600シリ
カゲル1.8g(0.6重量%)を、70℃、大気圧下
において30分間撹拌しながら加える。この混合物を1
00℃の水浴中で加熱し一定速度で撹拌しながら20分
間真空(30インチ水柱)をかけて真空漂白する。漂白
した油を70℃に冷却し、濾過して無定形シリカを除去
する。得られた油の不純物含量を測定し、下記表1に掲
げる。
【0038】対 照 例 比較のための対照例として、水でゴム質を除去した同じ
大豆油を上記と同じ方法で処理したが、無定型吸着剤と
接触させる前の真空乾燥工程を省略した。この対照例に
対する値も表1に示す。
【0039】実施例1で処理した油は対照例に比べ石鹸
含量が減少しており、またP、Ca、およびMgの含量
も少なかった。
【0040】実施例 2 水でゴム質を除去した1000gの実施例1のSBOを
水浴中で50℃に加熱する。大気圧下において一定速度
で撹拌しながら85%H3PO40.144gを加え、1
0分間50℃で混合する。次いでこの酸で処理した油に
18°BeのNaOH5.0g(13重量%)を加え、
50℃で30分間一定速度で撹拌する。油の石鹸含量は
107ppmであった。油の水分含量は0.534重量
%であった。
【0041】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0042】表1の結果によれば、すべての不純物濃度
は減少しているが、なお石鹸は残留していることが判
る。
【0043】実施例 3 水でゴム質を除去した1000gの実施例1のSBOを
水浴中で50℃に加熱する。大気圧下において一定速度
で撹拌しながら85%H3PO40.144gを加え、1
0分間50℃で混合する。次いでこの酸で処理した油に
18°BeのNaOH5.0g(13重量%)を加え、
50℃で30分間一定速度で撹拌する。油の石鹸含量は
125ppmであった。油の水分含量は0.537重量
%であった。
【0044】700gの石鹸状の油を水浴中で70℃に
加熱する。真空(30インチの水柱)をかけ、70℃に
おいて10分間一定速度で撹拌し水分を除去する。乾燥
した油の水分含量は0.189重量%であった。
【0045】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0046】表1に掲げた本実施例の結果は実質的にす
べての不純物が除去されていることを示している。石鹸
は残留していなかった。
【0047】実施例 4 水でゴム質を除去した1000gの実施例1のSBOを
水浴中で50℃に加熱する。大気圧下において一定速度
で撹拌しながら85%H3PO40.187gを加え、1
0分間50℃で混合する。次いでこの酸で処理した油に
18°BeのNaOH5.0g(13重量%)を加え、
50℃で30分間一定速度で撹拌する。油の石鹸含量は
85ppmであった。油の水分含量は0.540重量%
であった。
【0048】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0049】表1に掲げた本実施例の結果により、すべ
ての不純物は減少しているが、まだ石鹸が残っているこ
とが示される。
【0050】実施例 5 水でゴム質を除去した1000gの実施例1のSBOを
水浴中で50℃に加熱する。大気圧下において一定速度
で撹拌しながら85%H3PO40.187gを加え、1
0分間50℃で混合する。次いでこの酸で処理した油に
18°BeのNaOH5.0g(13重量%)を加え、
50℃で30分間一定速度で撹拌する。油の石鹸含量は
85ppmであった。油の水分含量は0.399重量%
であった。
【0051】700gの石鹸状の油を水浴中で70℃に
加熱する。真空(30インチの水柱)をかけ、70℃に
おいて10分間一定速度で撹拌し水分を除去する。乾燥
した油の水分含量は0.203重量%であった。
【0052】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0053】表1に掲げた本実施例の結果は実質的にす
べての不純物が除去されていることを示している。石鹸
は残留していなかった。
【0054】実施例 6 水でゴム質を除去した1000gの実施例1のSBOを
水浴中で50℃に加熱する。大気圧下において一定速度
で撹拌しながら85%H3PO40.100gを加え、1
0分間50℃で混合する。次いでこの酸で処理した油に
18°BeのNaOH5.0g(13重量%)を加え、
50℃で30分間一定速度で撹拌する。油の石鹸含量は
255ppmであった。油の水分含量は0.515重量
%であった。
【0055】700gの石鹸状の油を水浴中で90℃に
加熱する。真空(30インチの水柱)をかけ、90℃に
おいて3分間一定速度で撹拌し水分を除去する。乾燥し
た油の水分含量は0.208重量%であった。
【0056】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0057】表1に掲げた本実施例の結果はすべての不
純物濃度が実質的に減少していることを示している。石
鹸は残留していなかった。
【0058】
【表1】
【0059】実施例 7 1000gの水でゴム質を除去した下記表2に分析値を
掲げるトウモロコシ油を水浴中で50℃に加熱する。大
気圧下において18°BeのNaOH10.0g(13
重量%)を加え、50℃で30分間一定速度で撹拌す
る。油の石鹸含量は1126ppmであった。油の水分
含量は1.118重量%であった。
【0060】乾燥工程において350gの石鹸状の油を
水浴中で70℃に加熱する。真空(30インチの水柱)
をかけ、70℃において25分間一定速度で撹拌し水分
を除去する。乾燥した油の水分含量は0.157重量%
であった。
【0061】吸着工程において300gの大豆油を1.
8g(0.6重量%)のトリシル(R)600シリカを用
い、70℃、大気圧下において30分間撹拌して処理し
た。次いでこの混合物を100℃の水浴に移し、ここで
100℃において撹拌しながら20分間真空(30イン
チの水柱)をかけて油を漂白する。この混合物を70℃
に冷却し、濾過する。
【0062】表2に掲げた本実施例の結果はすべての不
純物濃度が実質的に減少していることを示している。石
鹸は残留していなかった。
【0063】対 照 例 比較のために同じトウモロコシ油を上記実施例7と同じ
方法で処理したが、真空乾燥工程は省略した。表2に示
す結果はかなりの石鹸が残留していることを示してい
る。
【0064】
【表2】
【0065】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(a)水および石鹸を含む油脂材料をシリカをベー
スにした無定形吸着剤と接触させて石鹸を吸着剤に吸着
させ、(b)次いで該油脂材料から石鹸を含む吸着剤を
除去することにより水および石鹸を含む油脂材料を処理
する方法において、吸着剤と接触させる前に該油脂材料
の少なくとも一部を乾燥することから成る改善法。
【0066】2.該油脂材料はグリセリド油、ワックス
エステル、乳脂、他の脂肪酸化合物、およびこれらの混
合物から成る群から選ばれる上記第1項記載の方法。
【0067】3.該シリカをベースにした吸着剤は最高
10重量%の他の酸化物を含んでいる上記第1項記載の
方法。
【0068】4.該シリカをベースにした無定型吸着剤
はシリカゲル、沈澱シリカ、透析性シリカ、煙霧シリ
カ、シリカ−アルミナ、およびこれらの混合物から成る
群から選ばれる上記第3項記載の方法。
【0069】5.該材料を水分含量が約0.6重量%よ
り少なくなるまで乾燥する上記第1項記載の方法。
【0070】6.該材料を水分含量が約0.1〜0.2
重量%になるまで乾燥する上記第5項記載の方法。
【0071】7.該乾燥は該材料を真空乾燥することか
ら成る上記第1項記載の方法。
【0072】8.該吸着剤はシリカゲルから成る上記第
3項記載の方法。
【0073】9.該シリカゲルは酸処理したシリカゲル
である上記第8項記載の方法。
【0074】10.該真空乾燥は約70〜110℃で行
う上記第7項記載の方法。
【0075】11.該材料は該接触を行う直前で約20
〜3000ppmの石鹸を含んでいる上記第1項記載の
方法。
【0076】12.該材料は該接触を行う直前で約20
〜300ppmの石鹸を含んでいる上記第11項記載の
方法。
【0077】13.該接触を行う前にすべての該材料を
乾燥する上記第1項記載の方法。
【0078】14.(a)油脂材料を塩基と一緒にして
石鹸をつくり、(b)石鹸を含む油脂材料をシリカをベ
ースにした無定形吸着剤と接触させて石鹸を吸着剤に吸
着させ、(c)次いで該油脂材料から石鹸を含む吸着剤
を除去することにより油脂材料を処理する方法におい
て、(i)上記工程(a)の前またはその途中で油脂材
料を酸で予備処理し、(ii)工程(a)および(b)
の間において該材料の少なくとも一部を乾燥する工程か
ら成る改良法。
【0079】15.さらに工程(a)および乾燥工程
(ii)の間で該石鹸含有油脂材料から石鹸を除去する
工程を含む上記第14項記載の方法。
【0080】16.さらに(iii)工程(b)と
(c)の間で該材料を漂白する工程を含む上記第14項
記載の改良法。
【0081】17.該乾燥工程(ii)は真空乾燥から
成る上記第14項記載の方法。
【0082】18.酸による該前処理は該油脂材料に約
50〜1000ppmの酸を加えることから成る上記第
14項記載の方法。
【0083】19.該酸は燐酸である上記第18項記載
の方法。
【0084】20.該漂白工程(iii)は真空漂白工
程から成る上記第16項記載の方法。
【0085】21.該真空漂白の際に該材料を漂白剤と
接触させる上記第20項記載の方法。
【0086】22.該シリカをベースにした無定型吸着
剤は最高10重量%の他の酸化剤を含んでいる上記第1
4項記載の方法。
【0087】23.該シリカをベースにした無定型吸着
剤はシリカゲル、沈澱シリカ、透析性シリカ、煙霧シリ
カ、シリカ−アルミナ、およびこれらの混合物から成る
群から選ばれる上記第22項記載の方法。
【0088】24.該吸着剤はシリカゲルである上記第
23項記載の方法。
【0089】25.該シリカゲルは酸で処理したシリカ
ゲルである上記第24項記載の方法。
【0090】26.該真空乾燥は約70〜110℃で行
われる上記第17項記載の方法。
【0091】27.該油脂材料はグリセリド油、ワック
スエステル、乳脂、他の脂肪酸化合物、およびこれらの
混合物から成る群から選ばれる上記第14項記載の方
法。
【0092】28.乾燥工程(i)において該材料を水
分含量が約0.6重量%より少なくなるまで乾燥する上
記第14項記載の方法。
【0093】29.乾燥工程(i)において該材料を水
分含量が約0.1〜0.2重量%になるまで乾燥する上
記第28項記載の方法。
【0094】30.工程(a)から得られる材料は約2
0〜3000ppmの石鹸を含んでいる上記第14項記
載の方法。
【0095】31.工程(a)から得られる材料は約2
0〜300ppmの石鹸を含んでいる上記第30項記載
の方法。
【0096】32.工程(i)においてすべての該材料
を乾燥する上記第14項記載の方法。
【0097】33.該材料は該接触工程(b)中におい
て吸着された燐脂質から成る上記第14項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】苛性アルカリを用いる変形精製法に適用された
本発明の改良法の流れ図を示す。
【図2】MPR型の方法に適用された本発明の改良法の
流れ図を示す。
【図3】図1に示した後流を用いる形の方法に適用され
た本発明の改良法の流れ図を示す。
【図4】酸による前処理および真空漂白工程を付加した
図3の方法の流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フエリツクス・エイ・ゲリロ コロンビア・カレ18ナンバー69−19ボゴ タ・カレ151ナンバー20−13エイピーテイ オー402

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)水および石鹸を含む油脂材料をシ
    リカをベースにした無定形吸着剤と接触させて石鹸を吸
    着剤に吸着させ、 (b)次いで該油脂材料から石鹸を含む吸着剤を除去す
    ることにより水および石鹸を含む油脂材料を処理する方
    法において、吸着剤と接触させる前に該油脂材料の少な
    くとも一部を乾燥することを特徴とする改良法。
  2. 【請求項2】 該材料を水分含量が約0.6重量%より
    少なくなるまで乾燥することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】 該材料を水分含量が約0.1〜0.2重
    量%になるまで乾燥することを特許請求の範囲第2項記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 該乾燥は該材料を真空乾燥することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a)油脂材料を塩基と一緒にして石鹸
    をつくり、 (b)石鹸を含む油脂材料をシリカをベースにした無定
    形吸着剤と接触させて石鹸を吸着剤に吸着させ、 (c)次いで該油脂材料から石鹸を含む吸着剤を除去す
    ることにより油脂材料を処理する方法において、 (i)上記工程(a)の前またはその途中で油脂材料を
    酸で予備処理し、 (ii)工程(a)および(b)の間において該材料の
    少なくとも一部を乾燥する工程から成ることを特徴とす
    る改良法。
  6. 【請求項6】 さらに工程(a)および乾燥工程(i
    i)の間で該石鹸含有油脂材料から石鹸を除去する工程
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 さらに(iii)工程(b)と(c)の
    間で該材料を漂白する工程を含むことを特徴とする特許
    請求の範囲第5項記載の改良法。
  8. 【請求項8】 該乾燥工程(ii)は真空乾燥から成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。
  9. 【請求項9】 乾燥工程(i)において該材料を水分含
    量が約0.6重量%より少なくなるまで乾燥することを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。
  10. 【請求項10】 乾燥工程(i)において該材料を水分
    含量が約0.1〜0.2重量%になるまで乾燥すること
    を特徴とする特許請求の第9項記載の方法。
JP5106028A 1992-04-13 1993-04-09 無定形吸着剤を用いる改良精製法 Pending JPH0625692A (ja)

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SK33293A3 (en) 1994-01-12
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