JPH0625687Y2 - 部品の取付け構造 - Google Patents

部品の取付け構造

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JPH0625687Y2
JPH0625687Y2 JP93789U JP93789U JPH0625687Y2 JP H0625687 Y2 JPH0625687 Y2 JP H0625687Y2 JP 93789 U JP93789 U JP 93789U JP 93789 U JP93789 U JP 93789U JP H0625687 Y2 JPH0625687 Y2 JP H0625687Y2
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bolt
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seal
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JP93789U
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JPH0292108U (ja
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政美 芝
勉 石垣
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、下向きのボルトが装着されたベース部材に、
このベース部材の下側から上向き姿勢で部品を取付ける
ようにした構造に関し、特に上記部品の組み付け工数の
削減を図りながら組み付け作業を容易化できるようにし
た取付け構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、製品の組み立てラインにおいて、下向きのボル
トが装着され、かつ固定されたベース部材の裏側にナッ
トにより部品を取付ける場合、上記ボルトに部品の挿入
孔を嵌装し、この部品が落ちないように支えておき、こ
の状態で上記ボルトにナットを螺着するようにしてい
る。このような上向きの作業を行う場合、上記部品を人
手で支えていたのでは作業性が低いことから、従来、第
6図に示すような取付け構造が採用されている。これ
は、ベース部材20に装着された下向きボルト21に部
品22の挿入孔22aを嵌装した後、該ボルト21のね
じ溝にリング状のトゥースワッシャ23を嵌合させて仮
保持し、この状態でナット24を螺着する。これによれ
ば、人手による仮保持を省略できるから、作業性を向上
できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のトゥースワッシャを嵌合させ
て仮保持する構造の場合、ベース部材20に部品22を
人手で下側から押し付ける工程と、この押圧した状態で
ボルト21にトゥースワッシャ23を嵌合させる工程
と、しかる後ナット24を螺入する工程と、少なくとも
3工数の組み付け作業となり、この工数の削減が要請さ
れる。また、部品22を押圧した状態でのワッシャ装着
作業があることから作業性はそれほど改善されていな
い。
また、上記トゥースワッシャは、ボルト径に応じて多種
類必要であり、しかも金属製であることから、部品コス
トが上昇する要因となり易いという問題点もある。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、部品の組み付け工数を削減できるとともに、作
業性を向上でき、かつ部品コストを低減できる部品の取
付け構造を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、下向きのボルトが装着されたベース部
材に、これの下側から上記ボルトに部品を嵌装し、該ボ
ルトにナットを螺着して取り付けるようにした構造にお
いて、上記部品の挿入孔にスリット部が形成されたシー
ルを貼着し、該シールのスリット部を上記ボルトのねじ
に嵌合させ、この仮保持した状態でナットを螺着したこ
とを特徴としている。
ここで、本考案のシールは、厚さの薄い塩化ビニール,
紙,あるいは薄い金属箔等が採用できる。また、上記ス
リット部は、ボルトを容易に挿入でき、かつ挿入方向と
逆方向にはボルトのねじ溝に係止して抜け止めできれば
どのような形状でもよく、例えばシールに十字状に切れ
目を形成したり、あるいはシールの中央部に鋸歯状でボ
ルト径より小径の孔を形成することにより実現できる。
〔作用〕
本考案に係る部品の取付け構造において部品を取付ける
には、まず、ボルトがシールのスリット部に挿入される
ように部品をベース部材に押し付ける。するとボルトが
ボルト挿入孔から下方に突出するとともに、該ボルトの
ねじ溝でシールが係止され、これにより部品が仮保持さ
れる。この状態でナットをボルトに螺着すれば、これに
よって部品の取付けが可能となる。
このように本考案では、部品のボルト挿入孔にシールを
貼着し、該シールのスリット部をボルトのねじに嵌合さ
せたので、上記ベース部材に部品を挿圧するだけで仮保
持ができ、この後ナットをねじ込めばよいから、従来の
3工数を2工数に削減でき、また部品を人手で支えなが
らワッシャを装着するという煩雑な工程はなくなり、そ
れだけ作業性を向上できる。
また、本考案のシールは、樹脂,あるいは紙等により形
成でき、しかもスリット部をボルトのねじ溝に引っ掛け
ることにより仮保持する構造であるから、ボルト径が多
少異なっても同一のシールを採用でき、従来のトゥース
ワッシャに比べ安価にでき、部品コストを低減できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例による部品の取
付け構造を説明するための図である。本実施例は、ター
ボエンジンを搭載した自動車において、ベース部材とし
てのフードにエンジンルーム内に配設される部品を取付
ける場合を例にとって説明する。
図において、1はターボエンジンが搭載された自動車で
あり、このターボエンジンを収容するエンジンルーム1
aの上部には開閉自在のフード2が配設されている。こ
のフード2には、ターボチャージャにより加圧された高
温の吸入空気を冷却するインタークーラに走行風を導入
するための導入口2aが形成されている。また、この導
入口2aの上面には樹脂製のエアスクープ3が取付けら
れており、これの前端部3a及び底部3bには走行風を
上記導入口2aに導く開口が形成されている。さらに、
上記エアスクープ3内には、これの上壁3cからフード
2の上面に当接する鉤状の取付け部3dが一体形成され
ており、該取付け部3dには下向きのボルト4が装着さ
れている。このボルト4の頭部4aは、これを回転させ
ると上記取付け部3dの縦壁に当たって回転を阻止する
ように形成されており、また上記ボルト4のねじ部4b
は上記フード2に形成された貫通孔2bを挿通してエン
ジンルーム1a内に突出している。
また、上記ボルト4のねじ部4bは、エンジンルーム1
a内に配置される部品5のボルト挿入孔5aに挿入され
ている。そして、上記フード2と部品5の挿入孔5a部
分との間には厚さ0.1〜0.3mmの樹脂製シール6が配設さ
れており、該シール6はその外周縁が接着剤により上記
挿入孔5aの周縁に貼着されている。また、上記シール
6の中央部分には十字状のスリット部6aが形成されて
おり、このスリット部6aは上記ボルト4のねじ部4b
に嵌合している。さらに、上記ボルト4のねじ部4bに
はナット7が螺着されており、これにより上記部品5及
びエアスクープ3はフード2に固定されている。
ここで、上記シール6のスリット部6aは、十字状の切
れ目を形成したものに限られるものではなく、例えば第
4図に示すようなシール6の中央部分に鋸歯状の孔から
なるスリット部6bでもよい。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例において、フード2にエアスクープ3,及び部
品5を取付ける場合は、エアスクープ3に装着されたボ
ルト4をフード2の貫通孔2b内に挿入し、該フード2
に、これの下側から部品5をボルト4のねじ部4bが該
部品5のボルト挿入孔5a内に挿入されるように押し付
ける。すると、シール6のスリット部6aがねじ溝に嵌
合し、これにより該部品5は仮保持される。しかる後上
記ねじ部4bにナット7を締め込むことにより、部品5
及びエアスクープ3はフード2に固定される。
このように本実施例によれば、部品5の挿入孔5aにス
リット部6aが形成されたシール6を貼設したので、上
記部品5をボルト4と挿入孔5aとを合わせてフード2
に押し付けるだけでスリット部6aがねじ部4bに引っ
掛かり、該部品5の落下を防止して仮保持できるから、
作業工数を削減でき、かつ取付作業が容易化され、生産
性を向上できる。
また、本実施例は樹脂製のシール6にスリット部6aを
形成するだけで実現できるから、従来の打ち抜き加工等
によって形成された金属製トゥースワッシャに比べ安価
であり、かつ重量も軽い。さらに上記スリット部6a
は、これを挿通するボルトを径より若干小径であれば多
少径が異なっても同一物を使用でき、従来の多種類のト
ゥースワッシャを準備する場合に比べ、この点からもコ
ストを低減できる。
なお、上記実施例ではターボエンジンを搭載した自動車
において、フードにエアスクープ及び部品を同時に取り
付ける場合を例にとって説明したが、本考案は勿論これ
に限られるものではなく、要は下向きのボルトに部品を
取付ける際の落下を防止するために仮保持する場合に適
用すればよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る部品の取付け構造によれば、
部品の挿入孔にスリット部が形成されたシールを貼着
し、このスリット部をボルトのねじに嵌合させて仮保持
するようにしたので、組み付け工数を削減できるととも
に、作業性を向上できる効果があり、また部品コストを
低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例による部品の取
付け構造を説明するための図であり、第1図はその取付
けた状態を示す断面図、第2図はその仮保持した状態を
示す分解断面図、第3図及び第4図はそれぞれスリット
部が形成されたシールを示す図、第5図はその取付け構
造が適用された自動車を示す斜視図、第6図は従来の取
付け構造を示す断面図である。 図において、2はフード(ベース部材)、4はボルト、
4bはねじ部、5は部品、5aはボルト挿入孔、6はシ
ール、6a,6bはスリット部、7はナットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材に装着された下向きのボルト
    に、ボルト挿入孔が形成された部品を下側から嵌装し、
    上記ボルトにナットを螺着して上記部品をベース部材に
    取付ける構造において、上記部品の挿入孔にスリット部
    が形成されたシールを貼着し、該シールのスリット部を
    上記ボルトのねじに嵌合させて上記部品を仮保持した状
    態で上記ナットを螺着したことを特徴とする部品の取付
    け構造。
JP93789U 1989-01-09 1989-01-09 部品の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0625687Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP93789U JPH0625687Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 部品の取付け構造

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JP93789U JPH0625687Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 部品の取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0292108U JPH0292108U (ja) 1990-07-23
JPH0625687Y2 true JPH0625687Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31200389

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP93789U Expired - Lifetime JPH0625687Y2 (ja) 1989-01-09 1989-01-09 部品の取付け構造

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JP (1) JPH0625687Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101420A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hidekazu Koyama 目隠板の取付金具、及びその取付方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101420A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hidekazu Koyama 目隠板の取付金具、及びその取付方法

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Publication number Publication date
JPH0292108U (ja) 1990-07-23

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