JPH0625619Y2 - ブロ−バイガスのオイル分離装置 - Google Patents

ブロ−バイガスのオイル分離装置

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JPH0625619Y2
JPH0625619Y2 JP6659387U JP6659387U JPH0625619Y2 JP H0625619 Y2 JPH0625619 Y2 JP H0625619Y2 JP 6659387 U JP6659387 U JP 6659387U JP 6659387 U JP6659387 U JP 6659387U JP H0625619 Y2 JPH0625619 Y2 JP H0625619Y2
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JP
Japan
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blow
cover
element body
impeller
oil
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Application number
JP6659387U
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JPS63177609U (ja
Inventor
秀樹 中島
守 佐々木
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Filing date
Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジン内に発生するブローバイガスを再び吸
気側に戻して再燃焼させるにあたって、ガス中のオイル
を分離する装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に車両用エンジンでは、大気の汚染防止のためにク
ランクケース内に生じるブローバイガスを外部に放出す
ることなく、そこに含まれているオイルミストを分離し
ながら再び吸気通路に戻すようにしている。その分離装
置の一例として、第5図のようにエンジンのシリンダー
カバー50内の空室に羽根車51を回転可能に装着し、これ
をクランクケースから流入するブローバイガスによって
回転させ、その遠心作用でブローバイガス中に含まれて
いるオイル粒子を分離してこれをドレン52を通じてオイ
ルパンに戻す一方、オイルが除去されたガスは出口パイ
プ53を経て吸気通路54に戻すようにしたものが実開昭
58−183919号によって提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記装置ではオイル分離用の羽根車をクラン
クケース内に生じるブローバイガスによって回転させる
が、羽根車を高速で回転させる手段が取られておらずゆ
っくりと回転してしまい、オイルミストに対する遠心効
果が得られず羽根車とつれ回りする率が多く、オイルの
分離効果が低いという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、この問題を解決するために、下端が閉塞する
円筒状のボデーとカバーとで形成されるハウジング内
に、ボデーの中心軸方向に回転軸を軸支し、該回転軸の
ボデー側に羽根車を各羽根板が回転軸に対して放射方向
になるように装着するとともに回転軸のカバー側に多孔
板からなるエレメント体を回転軸に対してエレメント体
の平坦面が直角方向になるように装着し、ボデー側壁に
接線方向に入口パイプを設け、カバーに出口パイプを設
け、上記羽根車を入口パイプから流入するブローバイガ
スで回転させて、それに伴って回転するエレメント体で
オイルを分離し、回収するようにしたものである。
〔作用〕
接線方向に流入するブローバイガスは勢いよく羽根車に
衝突して羽根車を回転させ、それに伴いエレメント体が
回転する。
そして分離室に流入したブローバイガス中のオイル粒子
は回転するエレメント体を横切る際に、エレメント体と
接触してエレメント体に捕捉され回転に伴う遠心力で捕
捉されたオイル粒子を外方へ移動し、外周部から下方へ
落下し、ドレンパイプから回収される。ガス体は出口パ
イプを通りインテークマニホールド側に吸入される。
〔実施例〕
第1図のブローバイガスのオイル分離装置1はボデー2
とカバー3とで形成されたハウジング内に一端部に羽根
車7が、他端部にエレメント体8が設けられた回転軸9
を配設して成る。
ボデー2はナイロンやポリアセタールなどの合成樹脂で
成形された下端が閉塞し上方が開放する円筒状のもの
で、側壁に図示しないクランクケースに連通する入口パ
イプ21が接線方向に設けられ、底壁にドレーンパイプ22
がそして上方の開放端にフランジ部23が設けられてい
る。カバー3は同じく合成樹脂で成形された截頭円錐状
のもので、図示しないインテークマホールドに連通する
出口パイプ31が設けられ、そして下端にフランジ部32が
設けられている。ボデー2とカバー3とで形成されるハ
ウジング内を分離室5と羽根車室4とに区画する合成樹
脂で成形された仕切体6がボデー2とカバー3のフラン
ジ部23、32に挟着されている。第2図に示すこの仕切体
6の入口パイプ21と略反対側の周辺部分には複数の開口
10が穿設されており、中心には軸受用のボス11が設けら
れている。このボス11に回転軸9が上下端を両室4、5
に突出する状態に軸支されており、羽根車室4内に第3
図に示すように数個の羽根板12を放射状に配設した羽根
車7が装着され、分離室内に多孔を有するエレメント体
8が装着されている。このエレメント体8は第4図に示
すように金属多孔体、セラミック多孔体などの多孔の環
状材13から成り周辺部分に2ないし3mmの通孔14が同
心円上に多数穿設され中央部分に回転軸9に嵌着する端
板15が施されている。
エンジンを作動させると、エンジン内部に生じたブロー
バイガスはインテークマホールドの負圧によってクラン
クケースから入口パイプ21を通ってオイル分離装置1に
接線方向に流入する。そして羽根車室4の羽根板7に高
速で衝突して羽根車7と連結する回転軸9を回転させな
がら仕切体6の開口10から分離室5に流入し、回転する
エレメント体8の通孔14を横切る際にブローバイガス中
のオイル粒子がエレメント体8の表面および通孔14面で
捕捉される。オイル粒子が除去されたブローバイガスは
出口パイプ31からインテークマホールド側に流れてい
き、エレメント体8によって捕捉されたオイル粒子は回
転するエレメント体8の遠心作用で順次周囲側に移動
し、エレメント体8の遠心作用で順次周囲側に移動し、
エレメント体8の周囲から飛び散り、内壁面に付着しつ
つ壁面を流下し、ドレーンパイプ22からオイルパンに戻
される。
なお、本実施例では回転軸が仕切体に軸支されている
が、ボデーとカバーとの間で軸支するようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、接線方向に入口を有し、下端が
閉塞する円筒状のボデーと出口を有するカバーとで形成
されるハウジング内に回転軸を軸支し、該回転軸のボデ
ー側に羽根車を装着するとともにカバー側に多孔板から
なるエレメント体を装着してブローバイガスの流入によ
り羽根車を高速で回転させ、これに伴って回転するエレ
メント体をブローバイガスが横切る構成としたので、ブ
ローバイガスとエレメント体の衝突効果をつれ回りする
ことなく向上させオイルの分離効果を高めることができ
る。又エレメント体を回転する為の外部動力を必要とし
ないので、小型で軽量化したオイル分離装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオイル分離装置の断面図、第2図は第
1図のA−A線に沿った平面図、第3図は羽根車室の平
面図、第4図はエレメント体の平面図そして第5図は従
来のオイル分離体の断面図である。 1……オイル分離装置、2……ボデー 3……カバー、4……羽根車室 5……分離室、6……仕切体 7……羽根車、8……エレメント体 9……回転軸、10……開口 21……入口パイプ、31……出口パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端が閉塞する円筒状のボデーとカバーと
    で形成されるハウジング内に、ボデーの中心軸方向に回
    転軸を軸支し、該回転軸のボデー側に羽根車を各羽根板
    が回転軸に対して放射方向になるように装着するととも
    に回転軸のカバー側に多孔板からなるエレメント体を回
    転軸に対してエレメント体の平坦面が直角方向になるよ
    うに装着し、ボデー側壁に接線方向に入口パイプを設
    け、カバーに出口パイプを設けてなるブローバイガスの
    オイル分離装置。
JP6659387U 1987-04-30 1987-04-30 ブロ−バイガスのオイル分離装置 Expired - Lifetime JPH0625619Y2 (ja)

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JP6659387U JPH0625619Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30 ブロ−バイガスのオイル分離装置

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JPS63177609U JPS63177609U (ja) 1988-11-17
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KR20030054919A (ko) * 2001-12-26 2003-07-02 현대자동차주식회사 자동차의 디젤엔진용 보조 오일 분리기
JP5356834B2 (ja) * 2009-01-09 2013-12-04 アマノ株式会社 オイルミスト除去装置
KR101877056B1 (ko) * 2011-12-23 2018-07-11 두산인프라코어 주식회사 블로우 바이 가스의 오일분리장치

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