JPH06256129A - 無毒性消毒剤 - Google Patents
無毒性消毒剤Info
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- JPH06256129A JPH06256129A JP8236093A JP8236093A JPH06256129A JP H06256129 A JPH06256129 A JP H06256129A JP 8236093 A JP8236093 A JP 8236093A JP 8236093 A JP8236093 A JP 8236093A JP H06256129 A JPH06256129 A JP H06256129A
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N37/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
- A01N37/36—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing at least one carboxylic group or a thio analogue, or a derivative thereof, and a singly bound oxygen or sulfur atom attached to the same carbon skeleton, this oxygen or sulfur atom not being a member of a carboxylic group or of a thio analogue, or of a derivative thereof, e.g. hydroxy-carboxylic acids
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- A61K31/19—Carboxylic acids, e.g. valproic acid
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- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の細菌、真菌、ウイルスに対し、明らか
な抑制と消滅作用を有しており、かつ無毒性であり、刺
激性が低い消毒剤を提供する。 【構成】 薬草の抽出液からなるウーレン液(Wu−r
en solution)を有効成分として含有し、こ
のウーレン液はオレアノル酸(oleanolic a
cid)、ウルリル酸、フマル酸、オキシ安息香酸、こ
はく酸等の殺菌作用を有する酸を有効成分として有す
る。
な抑制と消滅作用を有しており、かつ無毒性であり、刺
激性が低い消毒剤を提供する。 【構成】 薬草の抽出液からなるウーレン液(Wu−r
en solution)を有効成分として含有し、こ
のウーレン液はオレアノル酸(oleanolic a
cid)、ウルリル酸、フマル酸、オキシ安息香酸、こ
はく酸等の殺菌作用を有する酸を有効成分として有す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一種の無毒性消毒剤に関
し、特に、ウーレン液(Wu−ren solusio
n)を有効成分として菌の抑制効果、抗菌効果、ウイル
スの活性化抑制効果を有し、皮膚病、乾癬、脚気、ウイ
ルス性肝炎等の治療に効果を有する無毒性消毒剤に関す
る。
し、特に、ウーレン液(Wu−ren solusio
n)を有効成分として菌の抑制効果、抗菌効果、ウイル
スの活性化抑制効果を有し、皮膚病、乾癬、脚気、ウイ
ルス性肝炎等の治療に効果を有する無毒性消毒剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大気中には数多くの人体に有害な微生物
が居り、それが呼吸により人体に進入すると、それら有
害な微生物に触れることで、個人の健康状態によって、
さまざまな生理学的あるいは病理学的な反応を生じる。
一般的に、世界には、さまざまな媒体を通じて広がる約
41種の主要な伝染病のタイプがあり、そのうち14種
は空気を媒体として伝染し、空気感染は媒体のトップを
占めている。イギリスの1980年代の調査によると、
呼吸器の感染が30.3%で一位を占める。また、病院
内での二次感染や、病院内での感染の広がりを防ぐこと
も重要な問題である。このため、世界各国では空気の浄
化、消毒殺菌する方法に着目し、各種の消毒薬剤の開発
が成されており、空気中の、人体に有害な各種の微生物
を減らす試みが成されている。そして、現在数種の消毒
剤が市場に出ている。
が居り、それが呼吸により人体に進入すると、それら有
害な微生物に触れることで、個人の健康状態によって、
さまざまな生理学的あるいは病理学的な反応を生じる。
一般的に、世界には、さまざまな媒体を通じて広がる約
41種の主要な伝染病のタイプがあり、そのうち14種
は空気を媒体として伝染し、空気感染は媒体のトップを
占めている。イギリスの1980年代の調査によると、
呼吸器の感染が30.3%で一位を占める。また、病院
内での二次感染や、病院内での感染の広がりを防ぐこと
も重要な問題である。このため、世界各国では空気の浄
化、消毒殺菌する方法に着目し、各種の消毒薬剤の開発
が成されており、空気中の、人体に有害な各種の微生物
を減らす試みが成されている。そして、現在数種の消毒
剤が市場に出ている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、現在市
販されている消毒剤は、一般に物体の表面に大して働
く。また多少の差はあっても毒性、刺激性、腐食性を有
し、環境汚染などの副作用も有するため、病院、製薬工
場、食品加工工場などにその使用が限られていた。本発
明では、無毒で高い殺菌効果を有する消毒薬を提供する
ことを目的とする。
販されている消毒剤は、一般に物体の表面に大して働
く。また多少の差はあっても毒性、刺激性、腐食性を有
し、環境汚染などの副作用も有するため、病院、製薬工
場、食品加工工場などにその使用が限られていた。本発
明では、無毒で高い殺菌効果を有する消毒薬を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】天然植物から抽出液から
新しい消毒剤(ウーレン液)を開発したが、これは無毒
性であるばかりか、さまざまな種類の危険な病原菌の殺
菌効果を有し、安全に安全に生活環境の浄化に役立てる
ことができる。
新しい消毒剤(ウーレン液)を開発したが、これは無毒
性であるばかりか、さまざまな種類の危険な病原菌の殺
菌効果を有し、安全に安全に生活環境の浄化に役立てる
ことができる。
【0005】
【作用】本発明のウーレン液は、さまざまな薬草から分
離抽出した溶液であり、様々な細菌、真菌、ウイルスの
抑制、殺菌に効果がある。そして適当な処理の後、食品
の防腐剤や殺菌剤あるいは病気の治療薬として用いるこ
とができる。また、本発明のウーレン液は、天然物質よ
りなるため、毒性は低く、抗菌性は高く、産業上の利用
価値も十分にあると考えられる。
離抽出した溶液であり、様々な細菌、真菌、ウイルスの
抑制、殺菌に効果がある。そして適当な処理の後、食品
の防腐剤や殺菌剤あるいは病気の治療薬として用いるこ
とができる。また、本発明のウーレン液は、天然物質よ
りなるため、毒性は低く、抗菌性は高く、産業上の利用
価値も十分にあると考えられる。
【0006】
【実施例】本発明のウーレン液を抽出、分離し、ホトク
ロマトグラフィー(Photo−Chromatogr
aphy)とGC/MS法で分析すると、その主な化学
成分は以下のようである。; (a)芳香族アルキル類(Aralkyls): トル
エン(toluene)、エチルベンゼン(ethyl
−benzene)、インデン(indene)等、抗
菌特性を有するもの。 (b)ポリアルキル アルデヒド(Polyalkyl
aldehyde)とそのエステル(ester
s): カプリル酸(octanoic acid)、
メチルヘキサデカネート(methyl hexade
canate)等、強い抗菌特性および抗ガン特性を有
する。 (c)フェノール(Phenols): 蛋白質の沈殿
を促進し、細胞膜の透過性を変化させる。強い抗菌特性
と防腐性を有する。 (d)安息香酸(Benzoic acids): 食
品の防腐、殺菌効果を有する。 (e)酸(Acids): オレアノル酸(orean
olic acid)、ウルソル酸(ursolic
acid)、フマル酸(fumaric acid)、
こはく酸(succinic acid)、ベンゼンカ
ルボン酸(benzene−carboxylic a
cid)等であり、すべて優秀な殺菌効果を有する。 (f)その他: フラン(furans)のように、ア
セチレース(acetylase)の作用を抑制し、細
菌の代謝を妨害するもの、あるいはピリジン(pyri
dine)のように菌の代謝に影響して殺菌を行うもの
などがある。
ロマトグラフィー(Photo−Chromatogr
aphy)とGC/MS法で分析すると、その主な化学
成分は以下のようである。; (a)芳香族アルキル類(Aralkyls): トル
エン(toluene)、エチルベンゼン(ethyl
−benzene)、インデン(indene)等、抗
菌特性を有するもの。 (b)ポリアルキル アルデヒド(Polyalkyl
aldehyde)とそのエステル(ester
s): カプリル酸(octanoic acid)、
メチルヘキサデカネート(methyl hexade
canate)等、強い抗菌特性および抗ガン特性を有
する。 (c)フェノール(Phenols): 蛋白質の沈殿
を促進し、細胞膜の透過性を変化させる。強い抗菌特性
と防腐性を有する。 (d)安息香酸(Benzoic acids): 食
品の防腐、殺菌効果を有する。 (e)酸(Acids): オレアノル酸(orean
olic acid)、ウルソル酸(ursolic
acid)、フマル酸(fumaric acid)、
こはく酸(succinic acid)、ベンゼンカ
ルボン酸(benzene−carboxylic a
cid)等であり、すべて優秀な殺菌効果を有する。 (f)その他: フラン(furans)のように、ア
セチレース(acetylase)の作用を抑制し、細
菌の代謝を妨害するもの、あるいはピリジン(pyri
dine)のように菌の代謝に影響して殺菌を行うもの
などがある。
【0007】ウーレン液にはA1、B1、B2の3種を
設けるが、A1は白色で透明な水溶性の液体であり、わ
ずかに酸味を有する。B1、B2は茶色で油性で焦げた
臭いを有し、エタノールやエチルアセテート等の有機溶
媒に溶け、比重は1.027(10℃)であり、PH値
は5〜6の範囲である。
設けるが、A1は白色で透明な水溶性の液体であり、わ
ずかに酸味を有する。B1、B2は茶色で油性で焦げた
臭いを有し、エタノールやエチルアセテート等の有機溶
媒に溶け、比重は1.027(10℃)であり、PH値
は5〜6の範囲である。
【0008】ウーレン液の毒性および殺菌効果は、以下
の実施例において示されるが、これらの実施例はウーレ
ン液の特性および微生物に対する殺滅効果を表すために
提出されるものであり、本発明の請求項の範疇および用
途を限定するものではない。
の実施例において示されるが、これらの実施例はウーレ
ン液の特性および微生物に対する殺滅効果を表すために
提出されるものであり、本発明の請求項の範疇および用
途を限定するものではない。
【0009】実施例1 ウーレン液急性毒性テスト (一)20匹のマウスを雌雄半々に選ぶ。マウスの体重
は17〜20gである。マウスを二組に分け、そのうち
の一組には体重20gに対し、0.5mlのA1液を胃
に直接投与し、別の一組にはB1液を、これも体重20
gに対し、0.5ml胃に直接投与し、一週間連続して
観察する。結果は、一匹のマウスも死ななかった。(室
温は15℃) (二)健康な、それぞれ体重2kgのウサギを4匹選
び、3匹にはそれぞれA1、B1、B2液を体重2kg
に対し10ml直接胃に投与する。また、もう1匹には
生理食塩水を体重2kgに対し10ml直接胃に投与す
る。投与の後、観察を一週間連続して行ったが、死んだ
ウサギはなく、また中毒症状も示さなかった。上述の実
験において、直接胃に投与された薬量は5000ml/
kgに相当し、LD50>1500mg/kgを経口で
投与する3倍量に相当する。
は17〜20gである。マウスを二組に分け、そのうち
の一組には体重20gに対し、0.5mlのA1液を胃
に直接投与し、別の一組にはB1液を、これも体重20
gに対し、0.5ml胃に直接投与し、一週間連続して
観察する。結果は、一匹のマウスも死ななかった。(室
温は15℃) (二)健康な、それぞれ体重2kgのウサギを4匹選
び、3匹にはそれぞれA1、B1、B2液を体重2kg
に対し10ml直接胃に投与する。また、もう1匹には
生理食塩水を体重2kgに対し10ml直接胃に投与す
る。投与の後、観察を一週間連続して行ったが、死んだ
ウサギはなく、また中毒症状も示さなかった。上述の実
験において、直接胃に投与された薬量は5000ml/
kgに相当し、LD50>1500mg/kgを経口で
投与する3倍量に相当する。
【0010】実施例2 LD50 経口投与テスト 50匹のマウスを雌雄半々に選ぶ。これらを5組に分
け、通常の方法で希釈した液を直接胃に投与し、投薬
後、1週間連続観察を行い、死亡状況を記録し、その死
体観察を行い、病変状況を記録する。ブリス法(Bli
ss calculation)によると、LD50は
1737.90mg/kgに相当し、95%のLD50
は、1399.6mg/kg〜1689.6mg/kg
である。この結果から、ウーレン液は、毒性においてフ
ェノール(LD50=282mg/kg)あるいは安息
香酸より低いことがわかる。マウスの死亡は投薬後24
時間で起こり、死亡時マウスには異常は見られず、病理
学解剖においてその組織には明らかな変化は見られなか
った。
け、通常の方法で希釈した液を直接胃に投与し、投薬
後、1週間連続観察を行い、死亡状況を記録し、その死
体観察を行い、病変状況を記録する。ブリス法(Bli
ss calculation)によると、LD50は
1737.90mg/kgに相当し、95%のLD50
は、1399.6mg/kg〜1689.6mg/kg
である。この結果から、ウーレン液は、毒性においてフ
ェノール(LD50=282mg/kg)あるいは安息
香酸より低いことがわかる。マウスの死亡は投薬後24
時間で起こり、死亡時マウスには異常は見られず、病理
学解剖においてその組織には明らかな変化は見られなか
った。
【0011】実施例3 皮膚刺激性テスト 24匹の体重250〜350gのマウスを雌雄半々に選
び、6匹ずつA1、B1、B2、原液組に分ける。DE
CD法により皮膚刺激試験を行い、塗薬後1時間、24
時間、48時間、72時間後に塗薬部の皮膚刺激性(水
腫、紅斑)の状況を観察し、皮膚の反応の程度を比較す
る。皮膚刺激にたいする反応は以下の表1に表される。
び、6匹ずつA1、B1、B2、原液組に分ける。DE
CD法により皮膚刺激試験を行い、塗薬後1時間、24
時間、48時間、72時間後に塗薬部の皮膚刺激性(水
腫、紅斑)の状況を観察し、皮膚の反応の程度を比較す
る。皮膚刺激にたいする反応は以下の表1に表される。
【表1】 また、室温で湿度73%における皮膚刺激性テストの結
果は以下の表2に表される。
果は以下の表2に表される。
【表2】 表1、表2に示されるテスト結果から、ウーレン液A
1、B1は総合的にみてほとんど無刺激性であり、B2
および原液はわずかな刺激性を有することがわかる。
1、B1は総合的にみてほとんど無刺激性であり、B2
および原液はわずかな刺激性を有することがわかる。
【0012】実施例4 ウーレン液の殺菌性テスト (一)ウーレン液のブドウ球菌、大腸菌、赤痢菌、緑青
色シュードモナス(Pseudomonas aeru
ginosa)に対する殺菌効果をMBC法により測定
すると以下の表3となる。
色シュードモナス(Pseudomonas aeru
ginosa)に対する殺菌効果をMBC法により測定
すると以下の表3となる。
【表3】 表3に示されるテスト結果より、以下のことがわかる。 (イ)A1、B2の15%溶液は10分間で大腸菌、赤
痢菌、緑青色シュードモナス菌に対し殺菌効果を示す。 (ロ)B1の15%溶液は、大腸菌、赤痢菌、緑青色シ
ュードモナス菌をわずか5分間以内に殺菌する。 (ハ)B1の20%溶液はぶどう球菌を5分間以内に殺
菌する。 (二)ウーレン液の殺菌効果をセラチア菌(Serra
tia Marcescens)に対し、テストチュー
ブ法(test tube method)でテストす
ると、結果は以下の表4に示されるとおりである。
痢菌、緑青色シュードモナス菌に対し殺菌効果を示す。 (ロ)B1の15%溶液は、大腸菌、赤痢菌、緑青色シ
ュードモナス菌をわずか5分間以内に殺菌する。 (ハ)B1の20%溶液はぶどう球菌を5分間以内に殺
菌する。 (二)ウーレン液の殺菌効果をセラチア菌(Serra
tia Marcescens)に対し、テストチュー
ブ法(test tube method)でテストす
ると、結果は以下の表4に示されるとおりである。
【表4】 (三)ウーレン液の殺菌効果を枯草菌(B.Subti
lis)に対し、テストチューブ法(test tub
e method)でテストすると、結果は以下の表5
に示されるとおりである。
lis)に対し、テストチューブ法(test tub
e method)でテストすると、結果は以下の表5
に示されるとおりである。
【表5】 (四)ウーレン液の殺菌効果を結核菌に対し、テストチ
ューブ法(testtube method)でテスト
する。2回の反復テストによると、100%のA1、B
1、B2を結核菌の10−3から10−7濃縮液に加え
ると、結核菌は5分後に成長を止めることがわかる。 (五)ウーレン液の殺菌効果を淋菌(Nisseria
gonorrhea)に対し、テストチューブ法(t
est tube method)でテストする。テス
ト結果によると、100%のA1液は5分以内に殺菌効
果を表し、A1の50%溶液は10分以内で殺菌効果を
表す。(菌の成長無し)
ューブ法(testtube method)でテスト
する。2回の反復テストによると、100%のA1、B
1、B2を結核菌の10−3から10−7濃縮液に加え
ると、結核菌は5分後に成長を止めることがわかる。 (五)ウーレン液の殺菌効果を淋菌(Nisseria
gonorrhea)に対し、テストチューブ法(t
est tube method)でテストする。テス
ト結果によると、100%のA1液は5分以内に殺菌効
果を表し、A1の50%溶液は10分以内で殺菌効果を
表す。(菌の成長無し)
【0013】実施例5 ウーレン液のカビに対する殺
菌効果テスト テストチューブ法を用いて、カンジダアルビカンス(C
andida albicans)およびペルギルス
(Aspergillus flavus)に対する殺
菌効果を調べると、結果は以下の表6のようになった。
菌効果テスト テストチューブ法を用いて、カンジダアルビカンス(C
andida albicans)およびペルギルス
(Aspergillus flavus)に対する殺
菌効果を調べると、結果は以下の表6のようになった。
【表6】 この他、MBC法を用いて、30%のA1液の黄色アス
ペルギルス、黒色アスペルギルス(A.niger)、
アオカビ、トリコダマ(Trichoderma)、ニ
グロスポラ(Nigrospora)等に対する殺菌効
果を測定したところ、比較的よい殺菌効果を示した。
ペルギルス、黒色アスペルギルス(A.niger)、
アオカビ、トリコダマ(Trichoderma)、ニ
グロスポラ(Nigrospora)等に対する殺菌効
果を測定したところ、比較的よい殺菌効果を示した。
【0014】実施例6 ウーレン液のウイルスに対する
殺菌効果テスト (一)テストチューブ法を用いて、T−3大腸菌に対す
る抗毒、消毒効果をテストすると、結果は以下の表7の
ようになる(10分以内)。
殺菌効果テスト (一)テストチューブ法を用いて、T−3大腸菌に対す
る抗毒、消毒効果をテストすると、結果は以下の表7の
ようになる(10分以内)。
【表7】 (二)SPRIA法を用いて、HBsAgに対するウー
レン液の殺菌効果をテストした。まず、0.1mlHB
sAg陽性血清(RPHA法1:2048)を、0.4
mlの異なる濃度のウーレン液(A1、B1、B2)に
加え、2分、5分、10分作用させた後に中和剤を加
え、30分作用させた後消毒試験を終える。同時に、陽
性(ウーレン液を加えず、生理食塩水を加える)反応と
陰性(HBsAg陽性血清を加えず、生理食塩水をくわ
える)反応を設定する。P/N値が2.1より小さい場
合には陰性血清が有効と判断し、72.1より小さい場
合には、陽性血清が無効と判断する。A1液のHBsA
gに対する作用の結果(P/N値)は以下の表8に示さ
れるとおりである。
レン液の殺菌効果をテストした。まず、0.1mlHB
sAg陽性血清(RPHA法1:2048)を、0.4
mlの異なる濃度のウーレン液(A1、B1、B2)に
加え、2分、5分、10分作用させた後に中和剤を加
え、30分作用させた後消毒試験を終える。同時に、陽
性(ウーレン液を加えず、生理食塩水を加える)反応と
陰性(HBsAg陽性血清を加えず、生理食塩水をくわ
える)反応を設定する。P/N値が2.1より小さい場
合には陰性血清が有効と判断し、72.1より小さい場
合には、陽性血清が無効と判断する。A1液のHBsA
gに対する作用の結果(P/N値)は以下の表8に示さ
れるとおりである。
【表8】 B1液のHBsAgに対する作用の結果(P/N値)は
以下の表9に示されるとおりである。
以下の表9に示されるとおりである。
【表9】 B2液のHBsAgに対する作用の結果(P/N値)は
以下の表10に示されるとおりである。
以下の表10に示されるとおりである。
【表10】 以上からわかるように、50〜100%液を5〜10分
作用させるとき消毒効果を有する。 (三)ウーレン液のエイズI型(HIV−1)とリンパ
球に対する殺菌効果については、実験によると、ウーレ
ンA1液のリンパ細胞に対する毒性はわずかであり、H
IV−1に対しても、殺菌作用を有し、その有効濃度は
1:32〜1:50であり、時間は2〜5分である。
作用させるとき消毒効果を有する。 (三)ウーレン液のエイズI型(HIV−1)とリンパ
球に対する殺菌効果については、実験によると、ウーレ
ンA1液のリンパ細胞に対する毒性はわずかであり、H
IV−1に対しても、殺菌作用を有し、その有効濃度は
1:32〜1:50であり、時間は2〜5分である。
【0015】
【発明の効果】本発明のウーレン液は各種の細菌、真
菌、ウイルスに対し、明らかな抑制と消滅作用を有して
おり、かつ無毒性であり、刺激性が低い。
菌、ウイルスに対し、明らかな抑制と消滅作用を有して
おり、かつ無毒性であり、刺激性が低い。
Claims (2)
- 【請求項1】 ウーレン液(Wu−ren solut
ion)を有効成分として含有し、真菌、細菌、ウイル
スのいずれに対しても殺菌効果を有し、濃度が1%〜1
00%において効果を有する無毒性消毒剤。 - 【請求項2】 請求項1のウーレン液の主要な酸類の成
分は、オレアノル酸(oleanolic aci
d)、ウルリル酸(ursolic acid)、フマ
ル酸(fumaric acid)、オキシ安息香酸
(hydroxy benzonic acid)、こ
はく酸(succinic acid)等の殺菌作用を
有する酸であることを特徴とする請求項1に記載の無毒
性消毒剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9303294A GB2275194A (en) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | Plant Extract Disinfectant |
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