JPH06255754A - 輪環状弾性体の整列取出し装置 - Google Patents
輪環状弾性体の整列取出し装置Info
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- JPH06255754A JPH06255754A JP4802393A JP4802393A JPH06255754A JP H06255754 A JPH06255754 A JP H06255754A JP 4802393 A JP4802393 A JP 4802393A JP 4802393 A JP4802393 A JP 4802393A JP H06255754 A JPH06255754 A JP H06255754A
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- Japan
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- lead shaft
- shaft
- lead
- elastic body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乱雑に絡み合ったパッキン等の輪環状の弾性
体を1個ずつ分離して取り出す。 【構成】 螺旋状の溝4aを有するリード軸4は、テー
ブル2上に立設されており、モータ5によって回転可能
である。リード軸4の上端部には、カム状体をした分離
爪15が取り付けてある。テーブル2上でリード軸4に
対して進退可能に設けられたスライダ9には中心軸10
が固着してある。中心軸10には、偏心カラー11がリ
ード軸4と対向して回転自在に設けてある。リード軸4
と偏心カラー11との間に多数のパッキンPを無作為に
掛け渡して、リード軸4を回転させる。リード軸4の回
転によりパッキンPを介して偏心カラー11が回転し、
パッキンPは螺旋状の溝4aに沿って整列し、最上位の
パッキンPは分離爪15の下端外周部に備えた爪部15
cによってすくい上げられて取り出され、機器のシーリ
ング工程に供給される。
体を1個ずつ分離して取り出す。 【構成】 螺旋状の溝4aを有するリード軸4は、テー
ブル2上に立設されており、モータ5によって回転可能
である。リード軸4の上端部には、カム状体をした分離
爪15が取り付けてある。テーブル2上でリード軸4に
対して進退可能に設けられたスライダ9には中心軸10
が固着してある。中心軸10には、偏心カラー11がリ
ード軸4と対向して回転自在に設けてある。リード軸4
と偏心カラー11との間に多数のパッキンPを無作為に
掛け渡して、リード軸4を回転させる。リード軸4の回
転によりパッキンPを介して偏心カラー11が回転し、
パッキンPは螺旋状の溝4aに沿って整列し、最上位の
パッキンPは分離爪15の下端外周部に備えた爪部15
cによってすくい上げられて取り出され、機器のシーリ
ング工程に供給される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば腕時計にパッキ
ン等の輪環状の弾性体を組み込む際に、多数のパッキン
の中から個々のパッキンを取り出し易くするために整列
させ、かつこれを分離して取り出すための輪環状弾性体
の整列取出し装置に関する。
ン等の輪環状の弾性体を組み込む際に、多数のパッキン
の中から個々のパッキンを取り出し易くするために整列
させ、かつこれを分離して取り出すための輪環状弾性体
の整列取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】腕時計などのシーリングを目的として機
器に組み込むパッキン等は、軟らかい輪環状の弾性体か
らなり、かつ、形状がきわめて小さいものでもあるた
め、通常は多数のパッキンが絡み合って交錯した状態に
なっている。このため、これを時計等に組み込む際に
は、手作業によりピンセットを使って1個ずつ分離して
取り出さなければならず、組み込み作業が非常に面倒で
あった。
器に組み込むパッキン等は、軟らかい輪環状の弾性体か
らなり、かつ、形状がきわめて小さいものでもあるた
め、通常は多数のパッキンが絡み合って交錯した状態に
なっている。このため、これを時計等に組み込む際に
は、手作業によりピンセットを使って1個ずつ分離して
取り出さなければならず、組み込み作業が非常に面倒で
あった。
【0003】この問題を改善すべく従来技術において
は、例えば回転台上に立設した回転軸によって回転する
丸棒状のパッキン整列用治具を用いるようにしたものが
ある。これは、パッキン整列用治具に予め多数のパッキ
ンをランダムに装着しておき、これらのパッキンを治具
とともに回転させ、回転しているパッキンを手作業でし
ごくようにして整列用治具に沿って上下にずらして順次
整列させ、整列したパッキンを分離治具を用いて最上位
のものから順に分離し、分離したパッキンを順に取り出
している。
は、例えば回転台上に立設した回転軸によって回転する
丸棒状のパッキン整列用治具を用いるようにしたものが
ある。これは、パッキン整列用治具に予め多数のパッキ
ンをランダムに装着しておき、これらのパッキンを治具
とともに回転させ、回転しているパッキンを手作業でし
ごくようにして整列用治具に沿って上下にずらして順次
整列させ、整列したパッキンを分離治具を用いて最上位
のものから順に分離し、分離したパッキンを順に取り出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のようにし
て、多数のパッキンなどの輪環状弾性体を整列し、分離
する場合、いずれの動作も、人間の触覚および視覚に頼
り、主として手作業で行うものであるため、作業がきわ
めて面倒かつ非能率的であり、時計等の機器におけるシ
ール工程の自動化を妨げる一因になっている。
て、多数のパッキンなどの輪環状弾性体を整列し、分離
する場合、いずれの動作も、人間の触覚および視覚に頼
り、主として手作業で行うものであるため、作業がきわ
めて面倒かつ非能率的であり、時計等の機器におけるシ
ール工程の自動化を妨げる一因になっている。
【0005】そこで本発明の目的は、面倒なパッキン等
の輪環状弾性体の整列および取り出し作業を機械化する
ことにより、輪環状弾性体の組み込み工程の能率向上を
図ることにある。
の輪環状弾性体の整列および取り出し作業を機械化する
ことにより、輪環状弾性体の組み込み工程の能率向上を
図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の輪環状弾性体の整列取出し装置は、支持
台に回転可能に設けてあり、外周面に螺旋状の溝を有す
るリード軸と、このリード軸に対向して設けてある整列
部材と、リード軸と整列部材とに無作為に掛け渡される
複数の輪環状の弾性体と、リード軸の先端部にこのリー
ド軸と一体回転するように取り付けてあり、リード軸の
回転によりその先端に移動しながら整列した弾性体を取
り出す分離爪と、リード軸を回転駆動するリード軸駆動
手段とを備えている。
めに、本発明の輪環状弾性体の整列取出し装置は、支持
台に回転可能に設けてあり、外周面に螺旋状の溝を有す
るリード軸と、このリード軸に対向して設けてある整列
部材と、リード軸と整列部材とに無作為に掛け渡される
複数の輪環状の弾性体と、リード軸の先端部にこのリー
ド軸と一体回転するように取り付けてあり、リード軸の
回転によりその先端に移動しながら整列した弾性体を取
り出す分離爪と、リード軸を回転駆動するリード軸駆動
手段とを備えている。
【0007】分離爪は、カム状体の部材からなり、下面
がリード軸の溝と並行し、かつ下面の外周がリード軸の
基端側を大きくしたうず巻状に形成してあり、外周が最
大になる位置には、弾性体をすくい上げ可能な形状の爪
部を備えているものによって構成してある。
がリード軸の溝と並行し、かつ下面の外周がリード軸の
基端側を大きくしたうず巻状に形成してあり、外周が最
大になる位置には、弾性体をすくい上げ可能な形状の爪
部を備えているものによって構成してある。
【0008】
【作用】リード軸と整列部材間に複数の輪環状の弾性体
を装着し、リード軸を回転させると、装着された輪環状
の弾性体によってリード軸と整列部材間にベルト掛けし
たような状態となり、輪環状の弾性体は、伸縮し、かつ
回転移動しながら順次整列するとともに、螺旋状の溝に
案内されて次々と上昇しながら互いに分離され、取り出
し易い状態に整列する。整列した最上位の輪環状の弾性
体は、螺旋状の溝に案内されて高くなって位置する部分
に回転移動してきた分離爪の爪部によって下からすくい
上げられて取り出される。
を装着し、リード軸を回転させると、装着された輪環状
の弾性体によってリード軸と整列部材間にベルト掛けし
たような状態となり、輪環状の弾性体は、伸縮し、かつ
回転移動しながら順次整列するとともに、螺旋状の溝に
案内されて次々と上昇しながら互いに分離され、取り出
し易い状態に整列する。整列した最上位の輪環状の弾性
体は、螺旋状の溝に案内されて高くなって位置する部分
に回転移動してきた分離爪の爪部によって下からすくい
上げられて取り出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1に示すように、箱状の支持台1にテ
ーブル2を設けてある。このテーブル2の下面右方寄り
の位置に、取付けアングル3によってリード軸4の駆動
手段の一例としてのモータ5が取り付けてある。モータ
5の出力軸5aには、軸継手6を介して上述したリード
軸4が連結してある。リード軸4および軸継手6は、テ
ーブル2に設けてある貫通孔2aを貫通し、テーブル2
上にこのテーブルとは独立して回転可能に立設してあ
る。リード軸4には、下端部近傍に軸継手6への挿通深
さを規制する鍔部が形成してあり、この鍔部の上方の外
周に螺旋状の溝4aが形成してある。テーブル2の上面
には、断面形状が逆L字状をしたベース7が一端部をテ
ーブル上に形成した溝に係合することによって固定して
ある。
して説明する。図1に示すように、箱状の支持台1にテ
ーブル2を設けてある。このテーブル2の下面右方寄り
の位置に、取付けアングル3によってリード軸4の駆動
手段の一例としてのモータ5が取り付けてある。モータ
5の出力軸5aには、軸継手6を介して上述したリード
軸4が連結してある。リード軸4および軸継手6は、テ
ーブル2に設けてある貫通孔2aを貫通し、テーブル2
上にこのテーブルとは独立して回転可能に立設してあ
る。リード軸4には、下端部近傍に軸継手6への挿通深
さを規制する鍔部が形成してあり、この鍔部の上方の外
周に螺旋状の溝4aが形成してある。テーブル2の上面
には、断面形状が逆L字状をしたベース7が一端部をテ
ーブル上に形成した溝に係合することによって固定して
ある。
【0010】図2に示すように、ベース7の他端部に
は、略V字状の凹部7aが形成してあり、この凹部の奥
に形成してある溝部7bによってリード軸4の基部を取
り囲んだような形状に形成してある。また、テーブル2
上に設けられたベース7と対向する位置には、リード軸
4と外方(図面左方)とを結ぶ直線上に突状のガイドレ
ール8が設けてある。ベース7の延長上には、テーブル
2上でガイドレール8に沿って進退可能なスライダ9が
取り付けられている。スライダ9は、下面に形成してあ
る案内溝(図示略)を介してガイドレール8に係合して
おり、このガイドレール8に案内されて、テーブル2上
でリード軸4に対して進退自在である。
は、略V字状の凹部7aが形成してあり、この凹部の奥
に形成してある溝部7bによってリード軸4の基部を取
り囲んだような形状に形成してある。また、テーブル2
上に設けられたベース7と対向する位置には、リード軸
4と外方(図面左方)とを結ぶ直線上に突状のガイドレ
ール8が設けてある。ベース7の延長上には、テーブル
2上でガイドレール8に沿って進退可能なスライダ9が
取り付けられている。スライダ9は、下面に形成してあ
る案内溝(図示略)を介してガイドレール8に係合して
おり、このガイドレール8に案内されて、テーブル2上
でリード軸4に対して進退自在である。
【0011】図1,2に示すように、スライダ9の内端
部は、ベース7の他端部と一致する高さと板厚にしてあ
り、平面形状は略Z字状に形成してある。スライダ9の
上面には、中心軸10が固着してある。中心軸10に
は、外形を楕円柱状としかつ、楕円の長軸と短軸との原
点から所定距離ずらせて嵌合穴を形成した整列部材の一
例としての偏心カラー11が回転自在に嵌合してある。
偏心カラー11は、中心軸10の上端部に水平方向に刻
まれた止め溝に嵌合してある止め金12によって、回転
中における浮き上がりを防止してある。
部は、ベース7の他端部と一致する高さと板厚にしてあ
り、平面形状は略Z字状に形成してある。スライダ9の
上面には、中心軸10が固着してある。中心軸10に
は、外形を楕円柱状としかつ、楕円の長軸と短軸との原
点から所定距離ずらせて嵌合穴を形成した整列部材の一
例としての偏心カラー11が回転自在に嵌合してある。
偏心カラー11は、中心軸10の上端部に水平方向に刻
まれた止め溝に嵌合してある止め金12によって、回転
中における浮き上がりを防止してある。
【0012】図2に示すように、スライダ9の前方(図
面上方)に位置する水平部9bの上面には、スライダ9
をリード軸4から離間する方向に弾発した状態にテンシ
ョンスプリング13が設けてある。テンションスプリン
グ13の一端が外端部(左端部)に設けてある掛止片9
cに掛け止めしてあり、他端部はばね支持台14に支持
された掛止具14aに掛け止めしてある。図1,3に示
すように、リード軸4の先端部には、このリード軸の先
端部に整列移動してきた輪環状の弾性体の一例としての
パッキンPを取り出すための分離爪15が取り付けてあ
る。
面上方)に位置する水平部9bの上面には、スライダ9
をリード軸4から離間する方向に弾発した状態にテンシ
ョンスプリング13が設けてある。テンションスプリン
グ13の一端が外端部(左端部)に設けてある掛止片9
cに掛け止めしてあり、他端部はばね支持台14に支持
された掛止具14aに掛け止めしてある。図1,3に示
すように、リード軸4の先端部には、このリード軸の先
端部に整列移動してきた輪環状の弾性体の一例としての
パッキンPを取り出すための分離爪15が取り付けてあ
る。
【0013】図3,4に示すように、分離爪15は、カ
ム状体をしており、中心部に軸孔15aを有し、外周が
上端部と下端部とが異なるように形成してあり、下面1
5bの外周は溝4aと並行し、かつ、リード軸4の基端
側を大きくしたうず巻状に形成してある。分離爪15の
下面の外周部の最大径になる位置には、端面をほぼ75
°の鋭角に立ち上げ、下面の最上位位置との間に突出し
た爪部15cが設けてある。爪部15cは、リード軸4
が図4の矢印方向に回転すると、リード軸4の向こう側
に移動したときに溝4aに整列されたパッキンPを下方
からすくい上げ可能である。
ム状体をしており、中心部に軸孔15aを有し、外周が
上端部と下端部とが異なるように形成してあり、下面1
5bの外周は溝4aと並行し、かつ、リード軸4の基端
側を大きくしたうず巻状に形成してある。分離爪15の
下面の外周部の最大径になる位置には、端面をほぼ75
°の鋭角に立ち上げ、下面の最上位位置との間に突出し
た爪部15cが設けてある。爪部15cは、リード軸4
が図4の矢印方向に回転すると、リード軸4の向こう側
に移動したときに溝4aに整列されたパッキンPを下方
からすくい上げ可能である。
【0014】次に、本実施例における操作法および動作
について説明する。モータ5の停止状態の下で、スライ
ダ9をリード軸4側へ押し付けるように力を加えると、
ばね13の付勢力に抗してスライド9がガイドレール8
に沿って移動し、リード軸4と偏心カラー11とは接近
した位置になる。この状態のときに、両者間に多数のリ
ング状のパッキンPを無作為に装着する。この結果、パ
ッキンPが無秩序に掛け渡されており、個々のパッキン
の取り出しが困難な状態になっている。
について説明する。モータ5の停止状態の下で、スライ
ダ9をリード軸4側へ押し付けるように力を加えると、
ばね13の付勢力に抗してスライド9がガイドレール8
に沿って移動し、リード軸4と偏心カラー11とは接近
した位置になる。この状態のときに、両者間に多数のリ
ング状のパッキンPを無作為に装着する。この結果、パ
ッキンPが無秩序に掛け渡されており、個々のパッキン
の取り出しが困難な状態になっている。
【0015】次に、スライダ9から力を除くと、このス
ライダがテンションスプリング13によって外方へ弾発
され、これとともに偏心カラー11もリード軸4から離
れる方向へ移動し、リード軸4と偏心カラー11とは、
パッキンPを媒体としてベルト掛けしたような状態にな
り、回転伝達可能になる。
ライダがテンションスプリング13によって外方へ弾発
され、これとともに偏心カラー11もリード軸4から離
れる方向へ移動し、リード軸4と偏心カラー11とは、
パッキンPを媒体としてベルト掛けしたような状態にな
り、回転伝達可能になる。
【0016】次に、図示しない起動スイッチを入れてモ
ータ5を駆動すると、リード軸4が軸継手6を介して回
転する。中心軸10に装着してある偏心カラー11は、
掛け渡されたパッキンPによって偏心して回転し、装着
してある多数のパッキンPが伸縮し、それによって少し
ずつ整列させられる。さらに、リード軸4の回転が継続
すると、整列されたパッキンは、リード軸4に形成して
ある螺旋状の溝4aによって1個ずつ上に送り出され、
同時に偏心カラー11上でも上に送り出され、リード軸
4と偏心カラー11の先端部に近づくにしたがって多数
のパッキンは互いに離れ、パッキンPが取り出し易い状
態に整列した状態になる。
ータ5を駆動すると、リード軸4が軸継手6を介して回
転する。中心軸10に装着してある偏心カラー11は、
掛け渡されたパッキンPによって偏心して回転し、装着
してある多数のパッキンPが伸縮し、それによって少し
ずつ整列させられる。さらに、リード軸4の回転が継続
すると、整列されたパッキンは、リード軸4に形成して
ある螺旋状の溝4aによって1個ずつ上に送り出され、
同時に偏心カラー11上でも上に送り出され、リード軸
4と偏心カラー11の先端部に近づくにしたがって多数
のパッキンは互いに離れ、パッキンPが取り出し易い状
態に整列した状態になる。
【0017】こうして最上位に送り出されたパッキンP
は、螺旋状の溝4aによってリード軸4の手前側では、
分離爪15の爪部15cよりもわずかに下に位置する
が、リード軸4の向こう側では爪部15cよりも上にな
っている。ここでリード軸4の回転により爪部15cが
リード軸4の向こう側に達すると、回転する分離爪15
の爪部15cがパッキンPを下からすくい上げて、リー
ド軸4と偏心カラー11とから容易に取り出せる状態を
作り、図示しない機器のシーリング工程に供給される。
は、螺旋状の溝4aによってリード軸4の手前側では、
分離爪15の爪部15cよりもわずかに下に位置する
が、リード軸4の向こう側では爪部15cよりも上にな
っている。ここでリード軸4の回転により爪部15cが
リード軸4の向こう側に達すると、回転する分離爪15
の爪部15cがパッキンPを下からすくい上げて、リー
ド軸4と偏心カラー11とから容易に取り出せる状態を
作り、図示しない機器のシーリング工程に供給される。
【0018】なお、本実施例では中心軸10をスライダ
9に固着して、偏心カラー11を中心軸10に回転自在
に嵌合しているが、中心軸10をスライダ9に回転自在
に形成し、偏心カラー11を中心軸10と一体的に形成
して整列部材としてもよい。
9に固着して、偏心カラー11を中心軸10に回転自在
に嵌合しているが、中心軸10をスライダ9に回転自在
に形成し、偏心カラー11を中心軸10と一体的に形成
して整列部材としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード軸と偏心カラーとの間に整列させようとする多数
のパッキンなど輪環状の弾性体を無作為に装着して回転
させるだけで、多数の輪環状の弾性体が順次整列し、容
易に取り出し可能にすることができる。このため、従来
行っていたような面倒な手作業を要しなくなり、多数の
輪環状の弾性体を整列させ、その中から1個ずつ容易に
分離して取り出すことができるので、輪環状の弾性体の
組み込み作業の機械化を容易にし、時計等のシーリング
工程の能率化に寄与する。
リード軸と偏心カラーとの間に整列させようとする多数
のパッキンなど輪環状の弾性体を無作為に装着して回転
させるだけで、多数の輪環状の弾性体が順次整列し、容
易に取り出し可能にすることができる。このため、従来
行っていたような面倒な手作業を要しなくなり、多数の
輪環状の弾性体を整列させ、その中から1個ずつ容易に
分離して取り出すことができるので、輪環状の弾性体の
組み込み作業の機械化を容易にし、時計等のシーリング
工程の能率化に寄与する。
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1の止め金と分離爪とを省略した平面図であ
る。
る。
【図3】輪環状の弾性体がリード軸の上端部近傍に移動
したときの状態を示す部分拡大図である。
したときの状態を示す部分拡大図である。
【図4】リード軸と偏心カラーとに掛け渡された輪環状
の弾性体が整列される状態を示す説明図である。
の弾性体が整列される状態を示す説明図である。
1 支持台 4 リード軸 4a 螺旋状の溝 5 リード軸駆動手段 11 整列部材(偏心カラー) 15 分離爪 15b 下面 15c 爪部 P 輪環状の弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 支持台に回転可能に設けてあり、外周面
に螺旋状の溝を有するリード軸と、 上記リード軸に対向して設けてある整列部材と、 上記リード軸と上記整列部材とに無作為に掛け渡される
複数の輪環状の弾性体と、 上記リード軸の先端部に上記リード軸と一体回転するよ
うに取り付けてあり、上記リード軸の回転により上記リ
ード軸の先端に移動しながら整列した上記弾性体を取り
出す分離爪と、 上記リード軸を回転駆動するリード軸駆動手段とを備え
ていることを特徴とする輪環状弾性体の整列取出し装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記分離爪はカム状
体の部材からなり、下面が上記溝と並行し、かつ上記下
面の外周が上記リード軸の基端側を大きくするうず巻状
に形成してあり、上記外周が最大になる位置には、上記
弾性体をすくい上げ可能な形状の爪部を備えていること
を特徴とする輪環状弾性体の整列取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4802393A JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4802393A JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255754A true JPH06255754A (ja) | 1994-09-13 |
JP2728158B2 JP2728158B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12791720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4802393A Expired - Fee Related JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728158B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4802393A patent/JP2728158B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2728158B2 (ja) | 1998-03-18 |
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