JP2728158B2 - 輪環状弾性体の整列取出し装置 - Google Patents
輪環状弾性体の整列取出し装置Info
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- JP2728158B2 JP2728158B2 JP4802393A JP4802393A JP2728158B2 JP 2728158 B2 JP2728158 B2 JP 2728158B2 JP 4802393 A JP4802393 A JP 4802393A JP 4802393 A JP4802393 A JP 4802393A JP 2728158 B2 JP2728158 B2 JP 2728158B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば腕時計にパッキ
ン等の輪環状の弾性体を組み込む際に、多数のパッキン
の中から個々のパッキンを取り出し易くするために整列
させ、かつこれを分離して取り出すための輪環状弾性体
の整列取出し装置に関する。
ン等の輪環状の弾性体を組み込む際に、多数のパッキン
の中から個々のパッキンを取り出し易くするために整列
させ、かつこれを分離して取り出すための輪環状弾性体
の整列取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】腕時計などのシーリングを目的として機
器に組み込むパッキン等は、軟らかい輪環状の弾性体か
らなり、かつ、形状がきわめて小さいものでもあるた
め、通常は多数のパッキンが絡み合って交錯した状態に
なっている。このため、これを時計等に組み込む際に
は、手作業によりピンセットを使って1個ずつ分離して
取り出さなければならず、組み込み作業が非常に面倒で
あった。
器に組み込むパッキン等は、軟らかい輪環状の弾性体か
らなり、かつ、形状がきわめて小さいものでもあるた
め、通常は多数のパッキンが絡み合って交錯した状態に
なっている。このため、これを時計等に組み込む際に
は、手作業によりピンセットを使って1個ずつ分離して
取り出さなければならず、組み込み作業が非常に面倒で
あった。
【0003】この問題を改善すべく従来技術において
は、例えば回転台上に立設した回転軸によって回転する
丸棒状のパッキン整列用治具を用いるようにしたものが
ある。これは、パッキン整列用治具に予め多数のパッキ
ンをランダムに装着しておき、これらのパッキンを治具
とともに回転させ、回転しているパッキンを手作業でし
ごくようにして整列用治具に沿って上下にずらして順次
整列させ、整列したパッキンを分離治具を用いて最上位
のものから順に分離し、分離したパッキンを順に取り出
している。
は、例えば回転台上に立設した回転軸によって回転する
丸棒状のパッキン整列用治具を用いるようにしたものが
ある。これは、パッキン整列用治具に予め多数のパッキ
ンをランダムに装着しておき、これらのパッキンを治具
とともに回転させ、回転しているパッキンを手作業でし
ごくようにして整列用治具に沿って上下にずらして順次
整列させ、整列したパッキンを分離治具を用いて最上位
のものから順に分離し、分離したパッキンを順に取り出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のようにし
て、多数のパッキンなどの輪環状弾性体を整列し、分離
する場合、いずれの動作も、人間の触覚および視覚に頼
り、主として手作業で行うものであるため、作業がきわ
めて面倒かつ非能率的であり、時計等の機器におけるシ
ール工程の自動化を妨げる一因になっている。
て、多数のパッキンなどの輪環状弾性体を整列し、分離
する場合、いずれの動作も、人間の触覚および視覚に頼
り、主として手作業で行うものであるため、作業がきわ
めて面倒かつ非能率的であり、時計等の機器におけるシ
ール工程の自動化を妨げる一因になっている。
【0005】そこで本発明の目的は、面倒なパッキン等
の輪環状弾性体の整列および取り出し作業を機械化する
ことにより、輪環状弾性体の組み込み工程の能率向上を
図ることにある。
の輪環状弾性体の整列および取り出し作業を機械化する
ことにより、輪環状弾性体の組み込み工程の能率向上を
図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の輪環状弾性体の整列取出し装置は、支持
台に回転可能に設けてあるリード軸と、上記リード軸に
対向して設けてある整列部材と、上記リード軸と上記整
列部材とに無作為に掛け渡される複数の輪環状の弾性体
と、上記リード軸を回転駆動するリード軸駆動手段とを
備えている。そして上記リード軸の外周面には、当該リ
ード軸の回転により上記弾性体を上記リード軸の先端側
に移動させる螺旋状の溝が設けてあり、上記リード軸の
先端部に は、当該リード軸と一体に回転する分離爪が取
り付けてあり、上記分離爪は、下面が上記溝と並行し、
かつ上記下面の外周が上記リード軸の基端側が大きくな
るとともに外周面がテーパー面である蝸牛形に形成して
あり、上記外周が最大になる位置には、上記弾性体をす
くい上げ可能な爪部を備えていることを特徴としてい
る。
めに、本発明の輪環状弾性体の整列取出し装置は、支持
台に回転可能に設けてあるリード軸と、上記リード軸に
対向して設けてある整列部材と、上記リード軸と上記整
列部材とに無作為に掛け渡される複数の輪環状の弾性体
と、上記リード軸を回転駆動するリード軸駆動手段とを
備えている。そして上記リード軸の外周面には、当該リ
ード軸の回転により上記弾性体を上記リード軸の先端側
に移動させる螺旋状の溝が設けてあり、上記リード軸の
先端部に は、当該リード軸と一体に回転する分離爪が取
り付けてあり、上記分離爪は、下面が上記溝と並行し、
かつ上記下面の外周が上記リード軸の基端側が大きくな
るとともに外周面がテーパー面である蝸牛形に形成して
あり、上記外周が最大になる位置には、上記弾性体をす
くい上げ可能な爪部を備えていることを特徴としてい
る。
【0007】また、上記の整列部材は外形が略楕円状の
軸体であり、上記軸体は偏心位置で回転自在に支持され
ていることを特徴としている。
軸体であり、上記軸体は偏心位置で回転自在に支持され
ていることを特徴としている。
【0008】
【作用】リード軸と整列部材間に複数の輪環状の弾性体
を装着し、リード軸を回転させると、装着された輪環状
の弾性体によってリード軸と整列部材間にベルト掛けし
たような状態となり、輪環状の弾性体は、伸縮しかつ回
転移動しながら順次整列するとともに、螺旋状の溝に案
内されて次々と上昇しながら互いに分離され、取り出し
易い状態に整列する。整列した最上位の輪環状の弾性体
は、螺旋状の溝に案内されて高くなって位置する部分に
回転移動してきた分離爪の爪部によって下からすくい上
げられ、分離爪のテーパー面上を滑って上昇して取り出
される。
を装着し、リード軸を回転させると、装着された輪環状
の弾性体によってリード軸と整列部材間にベルト掛けし
たような状態となり、輪環状の弾性体は、伸縮しかつ回
転移動しながら順次整列するとともに、螺旋状の溝に案
内されて次々と上昇しながら互いに分離され、取り出し
易い状態に整列する。整列した最上位の輪環状の弾性体
は、螺旋状の溝に案内されて高くなって位置する部分に
回転移動してきた分離爪の爪部によって下からすくい上
げられ、分離爪のテーパー面上を滑って上昇して取り出
される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1に示すように、箱状の支持台1にテ
ーブル2を設けてある。このテーブル2の下面右方寄り
の位置に、取付けアングル3によってリード軸4の駆動
手段の一例としてのモータ5が取り付けてある。モータ
5の出力軸5aには、軸継手6を介して上述したリード
軸4が連結してある。リード軸4および軸継手6は、テ
ーブル2に設けてある貫通孔2aを貫通し、テーブル2
上にこのテーブルとは独立して回転可能に立設してあ
る。
して説明する。図1に示すように、箱状の支持台1にテ
ーブル2を設けてある。このテーブル2の下面右方寄り
の位置に、取付けアングル3によってリード軸4の駆動
手段の一例としてのモータ5が取り付けてある。モータ
5の出力軸5aには、軸継手6を介して上述したリード
軸4が連結してある。リード軸4および軸継手6は、テ
ーブル2に設けてある貫通孔2aを貫通し、テーブル2
上にこのテーブルとは独立して回転可能に立設してあ
る。
【0010】リード軸4には、下端部近傍に軸継手6へ
の挿通深さを規制する鍔部が形成してあり、この鍔部の
上方の外周に螺旋状の溝4aが形成してある。テーブル
2の上面には、断面形状が逆L字状をしたベース7が一
端部をテーブル上に形成した溝に係合することによって
固定してある。
の挿通深さを規制する鍔部が形成してあり、この鍔部の
上方の外周に螺旋状の溝4aが形成してある。テーブル
2の上面には、断面形状が逆L字状をしたベース7が一
端部をテーブル上に形成した溝に係合することによって
固定してある。
【0011】図2に示すように、ベース7の他端部に
は、略V字状の凹部7aが形成してあり、この凹部の奥
に形成してある溝部7bによってリード軸4の基部を取
り囲んだような形状に形成してある。また、テーブル2
上に設けられたベース7と対向する位置には、リード軸
4の左方向延長線上のテーブル2上に突状のガイドレー
ル8が設けてある。ベース7の延長上には、テーブル2
上でガイドレール8に沿って進退可能なスライダ9が取
り付けられている。スライダ9は、下面に形成してある
案内溝(図示略)を介してガイドレール8に係合してお
り、このガイドレール8に案内されて、テーブル2上で
リード軸4に対して進退自在である。
は、略V字状の凹部7aが形成してあり、この凹部の奥
に形成してある溝部7bによってリード軸4の基部を取
り囲んだような形状に形成してある。また、テーブル2
上に設けられたベース7と対向する位置には、リード軸
4の左方向延長線上のテーブル2上に突状のガイドレー
ル8が設けてある。ベース7の延長上には、テーブル2
上でガイドレール8に沿って進退可能なスライダ9が取
り付けられている。スライダ9は、下面に形成してある
案内溝(図示略)を介してガイドレール8に係合してお
り、このガイドレール8に案内されて、テーブル2上で
リード軸4に対して進退自在である。
【0012】図1,2に示すように、スライダ9のベー
ス7の他端部と対向する端部は、ベース7の他端部と一
致する高さと板厚にしてあり、この端部近傍から平面形
状が略L字状に延伸する水平部9bが形成してある。
ス7の他端部と対向する端部は、ベース7の他端部と一
致する高さと板厚にしてあり、この端部近傍から平面形
状が略L字状に延伸する水平部9bが形成してある。
【0013】スライダ9の上面には、リード軸4に対向
する位置に中心軸10が固着してある。中心軸10に
は、外形が略楕円状であり、楕円の長軸と短軸との交点
から所定距離ずらした偏心位置に嵌合穴を形成してなる
整列部材としての偏心カラー11が、回転自在に嵌合し
てある。偏心カラー11は、中心軸10の上端部に水平
方向に刻まれた止め溝に嵌合してある止め金12によっ
て、回転中における浮き上がりを防止してある。
する位置に中心軸10が固着してある。中心軸10に
は、外形が略楕円状であり、楕円の長軸と短軸との交点
から所定距離ずらした偏心位置に嵌合穴を形成してなる
整列部材としての偏心カラー11が、回転自在に嵌合し
てある。偏心カラー11は、中心軸10の上端部に水平
方向に刻まれた止め溝に嵌合してある止め金12によっ
て、回転中における浮き上がりを防止してある。
【0014】図2に示すように、スライダ9の水平部9
bの上面には、スライダ9をリード軸4から離間する方
向に弾発した状態にテンションスプリング13が掛け止
めてある。即ち、テンションスプリング13の一端は水
平部9bの先端(右端部)に設けてある掛止片9cに掛
け止めしてあり、他端は水平部9bの左方向延長線上の
テーブル2上に設けてあるばね支持台14に支持された
掛止具14aに掛け止めしてある。
bの上面には、スライダ9をリード軸4から離間する方
向に弾発した状態にテンションスプリング13が掛け止
めてある。即ち、テンションスプリング13の一端は水
平部9bの先端(右端部)に設けてある掛止片9cに掛
け止めしてあり、他端は水平部9bの左方向延長線上の
テーブル2上に設けてあるばね支持台14に支持された
掛止具14aに掛け止めしてある。
【0015】図1,3に示すように、リード軸4の先端
部には、このリード軸の先端部に整列移動してきた輪環
状の弾性体の一例としてのパッキンPを取り出すための
分離爪15が取り付けてある。
部には、このリード軸の先端部に整列移動してきた輪環
状の弾性体の一例としてのパッキンPを取り出すための
分離爪15が取り付けてある。
【0016】図3,4に示すように、分離爪15は、中
心部に軸孔15aを有し、下面15bの外周は溝4aと
並行し、かつ下面の外周がリード軸4の基端側が大きく
なるとともに外周面がテーパ面である蝸牛形に形成して
ある。分離爪15の下面の外周が最大になる位置には、
端面をほぼ75°の鋭角に立ち上げ、下面の最上位位置
との間に突出した爪部15cが設けてある。爪部15c
は、リード軸4が図4の矢印方向に回転すると、リード
軸4の向こう側に移動したときに溝4aに整列されたパ
ッキンPを下方からすくい上げ可能である。
心部に軸孔15aを有し、下面15bの外周は溝4aと
並行し、かつ下面の外周がリード軸4の基端側が大きく
なるとともに外周面がテーパ面である蝸牛形に形成して
ある。分離爪15の下面の外周が最大になる位置には、
端面をほぼ75°の鋭角に立ち上げ、下面の最上位位置
との間に突出した爪部15cが設けてある。爪部15c
は、リード軸4が図4の矢印方向に回転すると、リード
軸4の向こう側に移動したときに溝4aに整列されたパ
ッキンPを下方からすくい上げ可能である。
【0017】次に、本実施例における操作法および動作
について説明する。モータ5の停止状態の下で、スライ
ダ9をリード軸4側へ押し付けるように力を加えると、
ばね13の付勢力に抗してスライダ9がガイドレール8
に沿って移動し、リード軸4と偏心カラー11とは接近
した位置になる。この状態のときに、両者間に多数のリ
ング状のパッキンPを無作為に装着する。この結果、パ
ッキンPが無秩序に掛け渡されており、個々のパッキン
の取り出しが困難な状態になっている。
について説明する。モータ5の停止状態の下で、スライ
ダ9をリード軸4側へ押し付けるように力を加えると、
ばね13の付勢力に抗してスライダ9がガイドレール8
に沿って移動し、リード軸4と偏心カラー11とは接近
した位置になる。この状態のときに、両者間に多数のリ
ング状のパッキンPを無作為に装着する。この結果、パ
ッキンPが無秩序に掛け渡されており、個々のパッキン
の取り出しが困難な状態になっている。
【0018】次に、スライダ9から力を除くと、このス
ライダがテンションスプリング13によって弾発され、
これとともに偏心カラー11もリード軸4から離れる方
向へ移動し、リード軸4と偏心カラー11とは、パッキ
ンPを媒体としてベルト掛けしたような状態になり、回
転伝達可能になる。
ライダがテンションスプリング13によって弾発され、
これとともに偏心カラー11もリード軸4から離れる方
向へ移動し、リード軸4と偏心カラー11とは、パッキ
ンPを媒体としてベルト掛けしたような状態になり、回
転伝達可能になる。
【0019】次に、図示しない起動スイッチを入れてモ
ータ5を駆動すると、リード軸4が軸継手6を介して回
転する。中心軸10に装着してある偏心カラー11は、
掛け渡されたパッキンPを介して偏心して回転し、装着
してある多数のパッキンPが伸縮しつつ回転し、それに
よって少しずつ整列させられる。さらに、リード軸4の
回転が継続すると、整列されたパッキンは、リード軸4
に形成してある螺旋状の溝4aによって1個ずつ上に送
り出され、同時に偏心カラー11上でも上に送り出さ
れ、リード軸4と偏心カラー11の先端部に近づくにし
たがって多数のパッキンは互いに離れ、パッキンPが取
り出し易い状態に整列した状態になる。
ータ5を駆動すると、リード軸4が軸継手6を介して回
転する。中心軸10に装着してある偏心カラー11は、
掛け渡されたパッキンPを介して偏心して回転し、装着
してある多数のパッキンPが伸縮しつつ回転し、それに
よって少しずつ整列させられる。さらに、リード軸4の
回転が継続すると、整列されたパッキンは、リード軸4
に形成してある螺旋状の溝4aによって1個ずつ上に送
り出され、同時に偏心カラー11上でも上に送り出さ
れ、リード軸4と偏心カラー11の先端部に近づくにし
たがって多数のパッキンは互いに離れ、パッキンPが取
り出し易い状態に整列した状態になる。
【0020】こうして最上位に送り出されたパッキンP
は、螺旋状の溝4aによって図3に示すようにリード軸
4の手前側では、分離爪15の爪部15cよりもわずか
に下に位置するが、リード軸4の向こう側では爪部15
cよりも上になっている。ここでリード軸4の回転によ
り爪部15cがリード軸4の向こう側に達すると、回転
する分離爪15の爪部15cがパッキンPを下からすく
い上げて、分離爪15の外周面であるテーパー面へと導
き、このパッキンPがリード軸4と偏心カラー11とか
ら容易に取り出せる状態を作り、図示しない機器のシー
リング工程に供給される。
は、螺旋状の溝4aによって図3に示すようにリード軸
4の手前側では、分離爪15の爪部15cよりもわずか
に下に位置するが、リード軸4の向こう側では爪部15
cよりも上になっている。ここでリード軸4の回転によ
り爪部15cがリード軸4の向こう側に達すると、回転
する分離爪15の爪部15cがパッキンPを下からすく
い上げて、分離爪15の外周面であるテーパー面へと導
き、このパッキンPがリード軸4と偏心カラー11とか
ら容易に取り出せる状態を作り、図示しない機器のシー
リング工程に供給される。
【0021】なお、本実施例では中心軸10をスライダ
9に固着して、偏心カラー11を中心軸10に回転自在
に嵌合しているが、中心軸10をスライダ9に回転自在
に形成し、偏心カラー11を中心軸10と一体的に形成
して整列部材としてもよい。
9に固着して、偏心カラー11を中心軸10に回転自在
に嵌合しているが、中心軸10をスライダ9に回転自在
に形成し、偏心カラー11を中心軸10と一体的に形成
して整列部材としてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リード軸と整列部材との間に整列させようとする多数の
パッキンなど輪環状の弾性体を無作為に装着してリード
軸を回転させるだけで、多数の輪環状の弾性体が順次整
列し、容易に取り出し可能にすることができる。このた
め、従来行っていたような面倒な手作業を要しなくな
り、多数の輪環状の弾性体を整列させ、その中から1個
ずつ容易に分離して取り出すことができるので、輪環状
の弾性体の組み込み作業の機械化を容易にし、時計等の
シーリング工程の能率化に寄与する。
リード軸と整列部材との間に整列させようとする多数の
パッキンなど輪環状の弾性体を無作為に装着してリード
軸を回転させるだけで、多数の輪環状の弾性体が順次整
列し、容易に取り出し可能にすることができる。このた
め、従来行っていたような面倒な手作業を要しなくな
り、多数の輪環状の弾性体を整列させ、その中から1個
ずつ容易に分離して取り出すことができるので、輪環状
の弾性体の組み込み作業の機械化を容易にし、時計等の
シーリング工程の能率化に寄与する。
【0023】また、整列部材を外形が略楕円状の軸体と
し偏心位置で回転自在に支持してい るので、リード軸の
回転が伝えられて回転すると、無作為に掛け渡されてい
る複数の輪環状の弾性体は伸縮しつつ回転させられ、こ
のために整列を効率よく行わせることができる。
し偏心位置で回転自在に支持してい るので、リード軸の
回転が伝えられて回転すると、無作為に掛け渡されてい
る複数の輪環状の弾性体は伸縮しつつ回転させられ、こ
のために整列を効率よく行わせることができる。
【図1】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1の止め金と分離爪とを省略した平面図であ
る。
る。
【図3】輪環状の弾性体がリード軸の上端部近傍に移動
したときの状態を示す部分拡大図である。
したときの状態を示す部分拡大図である。
【図4】リード軸と偏心カラーとに掛け渡された輪環状
の弾性体が整列される状態を示す説明図である。
の弾性体が整列される状態を示す説明図である。
1 支持台 4 リード軸 4a 螺旋状の溝 5 リード軸駆動手段 11 整列部材(偏心カラー) 15 分離爪 15b 下面 15c 爪部 P 輪環状の弾性体
Claims (2)
- 【請求項1】 支持台に回転可能に設けてあるリード軸
と、上記リード軸に対向して設けてある整列部材と、上
記リード軸と上記整列部材とに無作為に掛け渡される複
数の輪環状の弾性体と、上記リード軸を回転駆動するリ
ード軸駆動手段とを備えており、 上記リード軸の外周面には、当該リード軸の回転により
上記弾性体を上記リード軸の先端側に移動させる螺旋状
の溝が設けてあり、 上記リード軸の先端部には、当該リード軸と一体に回転
する分離爪が取り付けてあり、 上記分離爪は、下面が上記溝と並行し、かつ上記下面の
外周が上記リード軸の基端側が大きくなるとともに外周
面がテーパー面である蝸牛形に形成してあり、上記外周
が最大になる位置には、上記弾性体をすくい上げ可能な
爪部を備えている ことを特徴とする輪環状弾性体の整列
取出し装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記整列部材は外形
が略楕円状の軸体であり、上記軸体は偏心位置で回転自
在に支持されていることを特徴とする輪環状弾性体の整
列取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4802393A JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4802393A JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255754A JPH06255754A (ja) | 1994-09-13 |
JP2728158B2 true JP2728158B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12791720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4802393A Expired - Fee Related JP2728158B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 輪環状弾性体の整列取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2728158B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4802393A patent/JP2728158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06255754A (ja) | 1994-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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