JPH06255382A - 産業車両の速度制御装置 - Google Patents

産業車両の速度制御装置

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Publication number
JPH06255382A
JPH06255382A JP6914493A JP6914493A JPH06255382A JP H06255382 A JPH06255382 A JP H06255382A JP 6914493 A JP6914493 A JP 6914493A JP 6914493 A JP6914493 A JP 6914493A JP H06255382 A JPH06255382 A JP H06255382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
control valve
controlled
duty ratio
control signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6914493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshibumi Naito
義文 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Forklift KK filed Critical Komatsu Forklift KK
Priority to JP6914493A priority Critical patent/JPH06255382A/ja
Publication of JPH06255382A publication Critical patent/JPH06255382A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した車速制御を可能にする。 【構成】 エンジン1の出力をトルクコンバータ2及び
変速機3を介して駆動輪6へ伝達して走行すると共に、
上記変速機3に設けられた前進クラッチ4及び後進クラ
ッチ5を制御器10より出力されるPWM制御信号によ
り制御される電磁比例制御弁11、12により入切する
ようにした産業車両の速度制御装置において、指令信号
に応じて制御器10より出力されるPWM制御信号のデ
ューティ比で電磁比例制御弁11、12を制御すると共
に、上記PWM制御信号の1サイクル中のデューティ比
により上記電磁比例制御弁11、12を補正制御するよ
うにしたもので、電磁比例制御弁11、12のヒステリ
シス特性に影響されることなくクラッチ4、5を制御で
きるので安定した速度制御が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフォークリフトトラッ
クのような産業車両の速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来フォークリフトトラックのような産
業車両には図1に示すような動力系が搭載されている。
図1においてaはエンジンで、このエンジンaの出力は
トルクコンバータbを経て変速機cへ伝達され、さらに
変速機c内に設けられた前進クラッチdまたは後進クラ
ッチeを経て駆動輪fへ伝達され、駆動輪fが回転され
るようになっている。またトルクコンバータb内にはエ
ンジンaにより駆動される油圧ポンプgが設けられてい
て、この油圧ポンプgの吐出圧は、リリーフ弁hにより
調圧された後、インチングバルブi及び方向切換え弁j
を経て前進クラッチdまたは後進クラッチeへ供給さ
れ、これらクラッチd、eが入切されるように構成され
ている。
【0003】上記のような動力系の搭載された産業車両
により荷役作業を行う場合、エンジンaは通常最大出力
とする。このため、車両を微速で走行させる場合、イン
チングバルブiをペダルkで操作して前進クラッチdま
たは後進クラッチeを半クラッチ状態にする微妙な操作
を必要とする。この操作は熟練を要するため、初心者に
は荷役作業が難しいと共に、荷役作業中はこの操作を繰
返すため、熟練者でも早期に疲労する不具合がある。
【0004】かかる不具合を改善するため、図2に示す
ようにインチングペダルkの操作量を検出器mにより電
気信号に変換して制御器pへ送り、この信号に応じて制
御器pが電磁比例制御弁r、sを制御することにより、
前進クラッチd及び後進クラッチeを入切するようにし
た速度制御装置が提案されている。
【0005】上記従来の速度制御装置は、図3に示すパ
ルス信号をパルス幅変調(PWM)してパルス幅Aとパ
ルス幅Bの比(デューティ比)を変化させることによ
り、電磁比例制御弁r、sへ出力される平均電流Cを変
化させて前進クラッチd及び後進クラッチeへ供給され
る油圧を制御することにより、容易に微速走行が行える
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の速
度制御装置に使用される電磁比例制御弁r、sは通常図
4に示すようなヒステリシス特性を有している。このた
め、作業中に発生する外的要因に対応すべく電磁比例制
御弁r、sを制御しても、電磁比例制御弁r、sの有す
るヒステリシス特性によって安定した制御ができないな
どの不具合があった。この発明はかかる不具合を改善す
るためになされたもので、安定した速度制御が可能な産
業車両の速度制御装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、エンジンの出力をトルクコンバータ及び
変速機を介して駆動輪へ伝達して走行すると共に、上記
変速機に設けられた前進クラッチ及び後進クラッチを制
御器より出力されるPWM制御信号により制御される電
磁比例制御弁により入切するようにした産業車両の速度
制御装置において、指令信号に応じて制御器より出力さ
れるPWM制御信号のデューティ比で電磁比例制御弁を
制御すると共に、上記PWM制御信号の1サイクル中の
デューティ比により上記電磁比例制御弁を補正制御する
ようにしたものである。
【0008】
【作用】上記構成により電磁比例制御弁のヒステリシス
特性に影響を受けることなく電磁比例制御弁によりクラ
ッチを制御できるため、安定した速度制御が可能にな
る。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図5及び図6に示す図
面を参照して詳述する。図5は産業車両に搭載された動
力系を示すもので、この図で1はエンジン、2はトルク
コンバータ、3は前進1段、後進1段の変速機を示す。
上記エンジン1の出力はトルクコンバータ2を経てこの
変速機3へ伝達され、変速機3内に設けられた前進クラ
ッチ4または後進クラッチ5を経て駆動輪6へ出力さ
れ、駆動輪7が回転駆動されて車両が走行するようにな
っている。
【0010】また図5中8はインチングペダルで、この
インチングペダル8の操作量は検出器9により電気信号
に変換されて制御器10へ入力されるようになってい
る。制御器10は検出器9より入力された信号に応じて
図6に示すようなPWM制御信号を、油圧ポンプ7より
リリーフ弁13を介して前進クラッチ4及び後進クラッ
チ5へ供給される油圧を制御する電磁比例制御弁11、
12へ出力する。すなわち電磁比例制御弁11、12の
有するヒステリシス特性の影響を受けないように一定時
間E内にF時間だけ制御信号を発生させると共に、1サ
イクル中のデューティ比(B/A)を従来の速度制御装
置のデューティ比より高く設定するようにしたものであ
る。なお図5中14は車速検出器である。
【0011】次に作用を説明すると、荷役作業時にはエ
ンジン1を最大出力として車両を走行させ荷役作業を行
うが、荷役作業中はインチング操作により車両を微速走
行させる必要がある。車両を微速走行させるに当って、
インチングペダル8を操作すると、操作量が検出器9よ
り速度指令信号として制御器10へ送られる。制御器1
0は入力された信号に応じてPWM制御信号を電磁比例
制御弁11または12へ出力し、前進クラッチ4または
後進クラッチ5を入切制御する。
【0012】また車速検出器14により検出された車速
信号が制御器10へ入力され、検出器9より入力された
速度指令信号と比較されて、実際の車速が指令速度と一
致するように図6に示すPWM制御信号が電磁比例制御
弁11、12へ出力される。すなわち、1サイクルF中
にE時間発生される信号のデューティ比(B/A)で電
磁比例制御弁11、12を制御すると共に、デューティ
比F/Eで外的負荷要因による速度変動を補正するよう
にしたものである。これによってヒステリシスループの
一方向のみを使用して電磁比例制御弁11、12を制御
するため、ヒステリシス特性の影響を少なくすることが
できる。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、電磁比
例制御弁のヒステリシス特性の影響を受けずにクラッチ
の制御が行えることから、安定した速度制御が可能とな
り、荷役作業などが容易かつ能率よく行えるようにな
る。また車両が停止している状態から発進する場合も、
PWM制御信号の1サイクル中のデューティ比で半クラ
ッチ状態を得ることができることから、クラッチへはじ
めに供給する流量を多くして、クラッチを短時間で充満
させ、その後半クラッチ状態に制御するなどの制御が可
能になり、これによって短時間で車両を発進させること
ができると共に、発進時のショックも低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の産業車両の動力系を示す説明図である。
【図2】従来の産業車両の速度制御装置を示す説明図で
ある。
【図3】従来の速度制御装置の作用説明図である。
【図4】電磁比例制御弁のヒステリシス特性を示す説明
図である。
【図5】この発明の一実施例になる産業車両の速度制御
装置を示す構成図である。
【図6】この発明の一実施例になる速度制御装置の作用
説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 変速機 4 前進クラッチ 5 後進クラッチ 6 駆動輪 10 制御器 11 電磁比例制御弁 12 電磁比例制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン1の出力をトルクコンバータ2
    及び変速機3を介して駆動輪6へ伝達して走行すると共
    に、上記変速機3に設けられた前進クラッチ4及び後進
    クラッチ5を制御器10より出力されるPWM制御信号
    により制御される電磁比例制御弁11、12により入切
    するようにした産業車両の速度制御装置において、指令
    信号に応じて制御器10より出力されるPWM制御信号
    のデューティ比で電磁比例制御弁11、12を制御する
    と共に、上記PWM制御信号の1サイクル中のデューテ
    ィ比により上記電磁比例制御弁11、12を補正制御す
    ることを特徴とする産業車両の速度制御装置。
JP6914493A 1993-03-05 1993-03-05 産業車両の速度制御装置 Pending JPH06255382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6914493A JPH06255382A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 産業車両の速度制御装置

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JP6914493A JPH06255382A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 産業車両の速度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06255382A true JPH06255382A (ja) 1994-09-13

Family

ID=13394169

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6914493A Pending JPH06255382A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 産業車両の速度制御装置

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JP (1) JPH06255382A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027236A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クラッチの制御装置及びクラッチの制御装置の改造方法
US8046144B2 (en) * 2007-06-26 2011-10-25 Chrysler Group Llc Systems and methods for non-linear proportional and derivative control during vehicle garage shifts

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