JPH0625408U - 丸太材の仕口構造 - Google Patents

丸太材の仕口構造

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JPH0625408U
JPH0625408U JP9625691U JP9625691U JPH0625408U JP H0625408 U JPH0625408 U JP H0625408U JP 9625691 U JP9625691 U JP 9625691U JP 9625691 U JP9625691 U JP 9625691U JP H0625408 U JPH0625408 U JP H0625408U
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logs
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JP9625691U
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English (en)
Inventor
昇 山本
Original Assignee
昇 山本
野田 史
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ログハウスの壁組み作業の能率向上を図ると
共に、積重ねた丸太材の間にほこりやごみが入ることを
防止し、かつ壁面から雨水等が侵入することを防止す
る。 【構成】 丸太材の両側面を太鼓状の曲面部16、18
とし、上方の重ね面側に断面が梯形状の嵌合突条20を
設けると共に、下方の重ね面側に嵌合突条20が嵌り得
る嵌合溝24を設け、曲面部16、18と嵌合突条2
0、嵌合溝24との間に下り勾配面部22、26を形成
し、さらに丸太材を交叉して積重ねるための切欠部には
上方の丸太材側面の曲面部が嵌り得る凹曲面部を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はログハウスを構成する丸太材の仕口構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりログハウスを構成する丸太材は通常自然木が使用され、かつその交叉 部は、下方の丸太材の曲率に合わせた切欠部を設けると共に、下面には長手方向 に下方の積重ねるべき丸太材の曲率に合わせた切欠部を建築現場で設けるのが通 例であり、従って手間が掛かって建築コストが高くなると共に、工期も長くなる などの不都合があった。 そこで、丸太材の外形に加工を施し、現場合わせを要しない手段が提案されて いる。例えば本願出願人の出願に係る実開平1ー168705号公報記載の丸太 材の仕口構造がそれである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような仕口構造は、図14に示すように丸太材2の上下重ね面 部にそれぞれ溝を形成し、雇い実6を嵌込むと共に重ね面部に形成した溝にシー ル材を充填するようにされているので、作業が煩わしく能率向上を阻害すると共 に、また雨水の流入に伴ない重ね面部間にほこり等が溜り易いという問題点があ った。 本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案の目的は組 み付けが容易で、かつ重ね面部間にほこり等の侵入を防止し得るログハウスを構 成する丸太材の仕口構造を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような目的を達成するためになされたものであり、本考案は下記 のように構成される。 ログハウスを構成するための丸太材の仕口構造であって、丸太材は上下両面に それぞれ積重ねるための上重ね面部と下重ね面部とを有すると共に両側面には太 鼓状の曲面部が形成され、かつ各丸太材の交叉部には交叉して交互に積重ねられ る各丸太材が互いに嵌り合い得る切欠部を設け、複数の丸太材を交互に交叉して 積重ね可能とした丸太材の仕口構造において、 前記上重ね面部には単数もしくは複数の断面が梯形状の嵌合突条を丸太材の長 手方向に形成させると共に、丸太材両側と嵌合突条との間は下り勾配面部を形成 させ、前記下重ね面部には隣接する丸太材の上重ね面部に形成された前記嵌合突 条が嵌り得る断面が梯形状の嵌合溝を形成させると共に、丸太材両側と嵌合溝と の間は下り勾配面部を形成させ、この下り勾配面部は積重ね時に前記上重ね面部 の下り勾配面部と互いに接触させるようにしたことを特徴とする丸太材の仕口構 造。 ここに、「丸太材」とは、原木そのままもしくは表皮をはいだものあるいは原 木の外側の一部を加工したものに限らず、原木の外側全面を加工したものも含み 、また原木に限らず集成材も含み、さらに木材以外の他の材質で形成したものも 含むものである。また、「芯部の断面形状が四角状とされる」とは、正四角形に 限らず角を面取りしたり、丸味をつけたりした場合等も含むものである。
【0005】
【作用】
上記のように構成された本願考案において、切欠部同士および嵌合突条と嵌合 溝とが嵌り込み、順次丸太材を交叉させた状態で積重ねができるように働く。ま た下り勾配面部は雨水等を勾配面の下端側に排出させるように働き、積重ねた上 下丸太材の下り勾配面部同士の接触は丸太材間の隙間の発生を防止するように働 く。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1〜図7において、10は丸太材であり、上下両面には積重ねるための上重 ね面部12、下重ね面部14が設けられると共に両側面には太鼓状の曲面部16 、18が形成されている。なお、曲面部16、18は、丸太材10の中心から丸 太材外角までの距離を半径とする仮想の円筒面より内側に位置するようにされて いる。すなわち、曲面部16、18は一定の曲率半径を有する円筒面の一部をな しているが、その曲率半径は前記仮想円筒面の曲率半径より大きくされている。
【0007】 上重ね面部12には、図4に示すように断面が梯形状の嵌合突条20が丸太材 の長手方向に沿って2条形成されると共に、両嵌合突条20と両曲面部16、1 8との間は嵌合突条20から遠去かる程高さが低くなるようにされた下り勾配面 部22が形成されている。下重ね面部14には、隣接する丸太材の上記嵌合突条 20が嵌り得る2条の嵌合溝24が形成されると共に、両嵌合溝24と両曲面部 16、18との間は嵌合溝24から遠去かる程高さが低くなるようにされた下り 勾配面部26が形成されている。下り勾配面部26は丸太材を積重ねた際前記下 り勾配面部22に接触するようにされている。なお、下り勾配面部22、26は その下端部側において互に密着するようにすることが望ましい。図6は丸太材を 積重ねた状態を示す。
【0008】 前記丸太材10と交叉する他の丸太材30も、図8〜図10に示すように同様 に構成され、上下両面に上重ね面部32、下重ね面部34が設けられると共に両 面側には曲面部36、38が形成されている。上重ね面部32には2条の嵌合突 条40とその両側に下り勾配面部42が形成され、下重ね面部34には、嵌合溝 44と下り勾配面部46が形成されている。
【0009】 両丸太材10、30の交叉部には、図1、図2、図8に示すように、それぞれ 切欠部50、52が設けられ、図11〜図13に示すように交叉した状態で嵌り 合うようにされている。すなわち、丸太材10に設けられた切欠部50は丸太材 10の外側四面が一定幅で所定深さに切欠かれ、図7に示すように切欠かれた残 りの芯部54の断面形状が四角状とされると共に、芯部54の両側面の上端付近 で、かつその丸太材10の長手方向両側部には、上下に交叉して積重ねる丸太材 30の曲面部36、38が嵌り得る凹部56、58、60、62が形成されてな るものである。なお、凹部56、58、60、62は他の丸太材30の両曲面部 36、38に沿い得る凹曲面部66、68、70、72を有すると共にその深さ が芯部54の両側面と同一平面に達するようにされている。図10に示すように 、丸太材30の切欠部52も同様に構成され、それぞれ凹曲面部を有する各凹部 、芯部74等が形成されている。
【0010】 一方の丸太材の切欠部の芯部に他方の丸太材の切欠部の凹状部分が嵌り込み、 この他方の切欠部の芯部にさらに他の丸太材の切欠部の凹状部分が嵌り込み、以 下これを繰り返すことによって、丸太材は直角に交叉しつつ上方に積上げられる 。なお、丸太材の切欠部50、52の寸法は積重ねた同種の丸太材の上重ね面部 と下重ね面部、特にその下り勾配面部の下端部同士が密着するように決定されて いる。また、積重ねられた丸太材はその端部付近に設けられたボルト孔に、通し ボルト(図示省略)を挿通し、家屋の基礎部に締付けて、固定される。
【0011】 上記のように構成された仕口構造は、丸太材10、30の多端側にももちろん 適用される。 前記実施例において、曲面部16、18、36、38は曲率半径が一定の円筒 面の一部をなしているが、これに代えて複数の曲率半径をもつ曲面としたり、曲 面部と平面部とを複合させたような曲面とすることも可能である。また嵌合突条 20、40、嵌合溝24、44の数は適宣増減してもよい。 以上本考案の実施例について説明したが、本考案はこのような実施例に何等 限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様 で実施し得ることはもちろんである。
【0012】
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 各丸太材には互に嵌り得る嵌合突条と嵌合溝とが形成されているので、各切欠 部で交叉させつつ丸太材を積重ねるだけで壁組みができることから、ログハウス の建造が容易で、作業能率が向上し工期を短縮できると共に建造コストも軽減で きる。 また、丸太材の両側の曲面部と嵌合突条、嵌合溝との間に形成された下り勾配 面部は重ね面から雨水が流入することを防止することができる。さらに、隣接す る丸太材の下り勾配面部同士が接触するので、壁組みされた壁面の屋外側表面お よび屋内側表面に隙間が生ぜず、従って、積重ねた丸太材の間にほこりやごみな どが溜ることを防止できると共に、丸太材の重ね面から湿気や外気が侵入するこ とを防止できる。さらに雨水の流入を防止できるので、雨水とともにほこりやご み類が流されて丸太材の重ね面の間に溜ることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の部材を示す部分斜視図であ
る。
【図2】同部材の部分正面図である。
【図3】同部材の部分平面図である。
【図4】同部材の拡大左側図面である。
【図5】同部材の部分背面図である。
【図6】同部材の積重ね状態を示す部分断面図である。
【図7】図2におけるA−A断面図である。
【図8】同実施例の他の部材を示す部分正面図である。
【図9】同部材の拡大左側面図である。
【図10】図8におけるB−B断面図である。
【図11】同実施例の組付け状態を示す部分斜視図であ
る。
【図12】同組付け状態を示す部分正面図である。
【図13】同組付け状態を示す部分平面図である。
【図14】従来例の積重ねた状態を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10 丸太材 12 上重ね面部 14 下重ね面部 20 嵌合突条 22 下り勾配面部 24 嵌合溝 26 下り勾配面部 30 丸太材 32 上重ね面部 34 下重ね面部 40 嵌合突条 42 下り勾配面部 44 嵌合溝 46 下り勾配面部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ログハウスを構成するための丸太材の仕
    口構造であって、丸太材は上下両面にそれぞれ積重ねる
    ための上重ね面部と下重ね面部とを有すると共に両側面
    には太鼓状の曲面部が形成され、かつ各丸太材の交叉部
    には交叉して交互に積重ねられる各丸太材が互いに嵌り
    合い得る切欠部を設け、複数の丸太材を交互に交叉して
    積重ね可能とした丸太材の仕口構造において、 前記上重ね面部には単数もしくは複数の断面が梯形状の
    嵌合突条を丸太材の長手方向に形成させると共に、丸太
    材両側と嵌合突条との間は下り勾配面部を形成させ、前
    記下重ね面部には隣接する丸太材の上重ね面部に形成さ
    れた前記嵌合突条が嵌り得る断面が梯形状の嵌合溝を形
    成させると共に、丸太材両側と嵌合溝との間は下り勾配
    面部を形成させ、この下り勾配面部は積重ね時に前記上
    重ね面部の下り勾配面部と互いに接触させるようにした
    ことを特徴とする丸太材の仕口構造。
JP9625691U 1991-10-27 1991-10-27 丸太材の仕口構造 Pending JPH0625408U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010064176A (ko) * 1999-12-24 2001-07-09 박항열 누수방지벽을 형성하기 위한 목재보
JP2009030419A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 R C Koa:Kk ログハウス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5414845A (en) * 1977-07-01 1979-02-03 Palmaer Tore Georg Attachment support element of protecting helmet
JPH0525868A (ja) * 1991-07-22 1993-02-02 Ikuo Miyamoto ログハウス用木材

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