JPH06254066A - Mr装置 - Google Patents
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- JPH06254066A JPH06254066A JP5063148A JP6314893A JPH06254066A JP H06254066 A JPH06254066 A JP H06254066A JP 5063148 A JP5063148 A JP 5063148A JP 6314893 A JP6314893 A JP 6314893A JP H06254066 A JPH06254066 A JP H06254066A
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- Japan
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- waveform
- signal
- data
- flag
- waveform data
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パルスシーケンスの融通性を損なわず、各個
別波形ごとにゲイン値を変更することもできるようにし
ながら、複数個の波形についての波形データを連続的に
発生する。 【構成】 条件設定レジスタファイル61に波形を規定
する諸条件に加えて連続波形指示フラグを設定し、起動
信号入力時にフリップフロップ65にこのフラグを保持
させる。コントローラ62は一つの波形についてのデー
タ出力が終了した時点でこのフラグの内容を調べ、自己
起動信号を発生してつぎの波形についてのデータ出力動
作を開始させる。
別波形ごとにゲイン値を変更することもできるようにし
ながら、複数個の波形についての波形データを連続的に
発生する。 【構成】 条件設定レジスタファイル61に波形を規定
する諸条件に加えて連続波形指示フラグを設定し、起動
信号入力時にフリップフロップ65にこのフラグを保持
させる。コントローラ62は一つの波形についてのデー
タ出力が終了した時点でこのフラグの内容を調べ、自己
起動信号を発生してつぎの波形についてのデータ出力動
作を開始させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、NMR(核磁気共
鳴)現象を利用してイメージング(MRI)やスペクト
ロスコピー(MRS)を行うMR装置に関し、とくにそ
の傾斜磁場やRF信号などの波形を生成する波形発生器
の改良に関する。
鳴)現象を利用してイメージング(MRI)やスペクト
ロスコピー(MRS)を行うMR装置に関し、とくにそ
の傾斜磁場やRF信号などの波形を生成する波形発生器
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMR装置の波形発生器は、図5に
示すように条件レジスタファイル61とコントローラ6
2と波形メモリ63と振幅調整器64とから構成される
のが普通である。波形メモリ63には種々の波形データ
(各時点での波高値データ)が格納される。条件レジス
タファイル61には、出力波形を規定するための、開始
アドレス、波形データ点数、波形データ出力インターバ
ル時間(個々の波形データの出力時間間隔)、ゲイン値
(一連の出力波形の振幅値を変更するための振幅利得)
などの諸条件が格納される。
示すように条件レジスタファイル61とコントローラ6
2と波形メモリ63と振幅調整器64とから構成される
のが普通である。波形メモリ63には種々の波形データ
(各時点での波高値データ)が格納される。条件レジス
タファイル61には、出力波形を規定するための、開始
アドレス、波形データ点数、波形データ出力インターバ
ル時間(個々の波形データの出力時間間隔)、ゲイン値
(一連の出力波形の振幅値を変更するための振幅利得)
などの諸条件が格納される。
【0003】ホストコンピュータから希望の波形につい
てのこれらの諸条件が条件レジスタファイル61に設定
された後、外部(通常はパルスシーケンスを規定するタ
イミング発生器)から起動信号(図6の白三角印)がコ
ントローラ62に与えられると、コントローラ62は条
件レジスタファイル61より出力すべき波形の諸条件を
取り込み、タイミングをはかって波形メモリ63にアド
レスを、振幅調整器64にゲイン値を送る。これによ
り、波形メモリ63から波形データが出力され、振幅調
整器64でその振幅値の修正が行なわれて、図6の白丸
印のように順次外部に出力される。設定された波形デー
タ点数だけ波形データが出力されると、コントローラ6
2は波形発生動作を停止し、つぎの起動信号が入力され
るまで待機する。
てのこれらの諸条件が条件レジスタファイル61に設定
された後、外部(通常はパルスシーケンスを規定するタ
イミング発生器)から起動信号(図6の白三角印)がコ
ントローラ62に与えられると、コントローラ62は条
件レジスタファイル61より出力すべき波形の諸条件を
取り込み、タイミングをはかって波形メモリ63にアド
レスを、振幅調整器64にゲイン値を送る。これによ
り、波形メモリ63から波形データが出力され、振幅調
整器64でその振幅値の修正が行なわれて、図6の白丸
印のように順次外部に出力される。設定された波形デー
タ点数だけ波形データが出力されると、コントローラ6
2は波形発生動作を停止し、つぎの起動信号が入力され
るまで待機する。
【0004】この場合、条件レジスタファイル61に設
定されている波形群の中から複数個を選択し、これらの
データを途切れなく連続的に出力させようとするなら、
図6で示すように6点の波形データが出力されて波形1
が終了する時点(黒丸印)を狙って外部より起動信号を
白三角印のように与えるか、あるいは、選択された複数
個の波形を連続波形としてその全体を一つの波形として
再定義し、波形メモリ63にその連続波形のデータを配
置し、一つの起動信号により読み出す、という構成をと
る必要がある。
定されている波形群の中から複数個を選択し、これらの
データを途切れなく連続的に出力させようとするなら、
図6で示すように6点の波形データが出力されて波形1
が終了する時点(黒丸印)を狙って外部より起動信号を
白三角印のように与えるか、あるいは、選択された複数
個の波形を連続波形としてその全体を一つの波形として
再定義し、波形メモリ63にその連続波形のデータを配
置し、一つの起動信号により読み出す、という構成をと
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はいずれにしても問題である。複数の波形は分割された
まま扱い、一つの波形データが終了した時点で同時につ
ぎの波形生成のための起動信号を与える構成の場合、そ
のためにタイミング発生器等のパルスシーケンスを設定
する必要があり、各波形の生成時間が変わるとそのパル
スシーケンスを再定義しなければならず、融通性に乏し
い。また、選択された複数個の波形を結合させてその全
体を一つの波形として波形メモリ63に配置する場合に
は、その処理や転送に時間を要し、波形メモリ63の使
用効率を低下させる。さらに、ゲイン値は連続波形が一
つの波形として扱われる関係でその全体に作用すること
になるので、エンコード操作などのために部分的にゲイ
ン値を変更することができない。
はいずれにしても問題である。複数の波形は分割された
まま扱い、一つの波形データが終了した時点で同時につ
ぎの波形生成のための起動信号を与える構成の場合、そ
のためにタイミング発生器等のパルスシーケンスを設定
する必要があり、各波形の生成時間が変わるとそのパル
スシーケンスを再定義しなければならず、融通性に乏し
い。また、選択された複数個の波形を結合させてその全
体を一つの波形として波形メモリ63に配置する場合に
は、その処理や転送に時間を要し、波形メモリ63の使
用効率を低下させる。さらに、ゲイン値は連続波形が一
つの波形として扱われる関係でその全体に作用すること
になるので、エンコード操作などのために部分的にゲイ
ン値を変更することができない。
【0006】この発明は、上記に鑑み、パルスシーケン
スの融通性を損なったりすることなく、処理・転送時間
などもかからず、メモリの使用効率も向上させることが
でき、しかも各個別波形ごとにゲイン値を変更すること
もできるように改善した波形発生器を備えるMR装置を
提供することを目的とする。
スの融通性を損なったりすることなく、処理・転送時間
などもかからず、メモリの使用効率も向上させることが
でき、しかも各個別波形ごとにゲイン値を変更すること
もできるように改善した波形発生器を備えるMR装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によると、磁場を発生する手段と、RF信
号を照射する手段と、NMR信号を受信する手段と、受
信したNMR信号からデータを収集する手段と、波形発
生手段とからなるMR装置において、この波形発生手段
を、各波形についての波形データを記憶している記憶手
段と、所望の波形を規定する諸条件に加えて、一つの波
形についての波形データ発生動作完了と同時につぎの波
形についての波形データが連続的に発生されるものであ
ることを指示する連続波形指示フラグを設定する手段
と、波形データ発生を開始させ外部からの起動信号の入
力時にこのフラグを保持させる手段と、起動信号の入力
時に上記設定された諸条件に応じて上記記憶手段をアク
セスして一つの波形についての波形データを順次出力さ
せるとともに、この一つの波形についての波形データ発
生動作完了時に上記の保持されたフラグの内容を調べて
自動的につぎの一つの波形についての波形データ発生動
作開始のための起動信号を自己発生する手段とから構成
したことが特徴となっている。
め、この発明によると、磁場を発生する手段と、RF信
号を照射する手段と、NMR信号を受信する手段と、受
信したNMR信号からデータを収集する手段と、波形発
生手段とからなるMR装置において、この波形発生手段
を、各波形についての波形データを記憶している記憶手
段と、所望の波形を規定する諸条件に加えて、一つの波
形についての波形データ発生動作完了と同時につぎの波
形についての波形データが連続的に発生されるものであ
ることを指示する連続波形指示フラグを設定する手段
と、波形データ発生を開始させ外部からの起動信号の入
力時にこのフラグを保持させる手段と、起動信号の入力
時に上記設定された諸条件に応じて上記記憶手段をアク
セスして一つの波形についての波形データを順次出力さ
せるとともに、この一つの波形についての波形データ発
生動作完了時に上記の保持されたフラグの内容を調べて
自動的につぎの一つの波形についての波形データ発生動
作開始のための起動信号を自己発生する手段とから構成
したことが特徴となっている。
【0008】
【作用】所望の波形を発生させるため、その波形を規定
する諸条件に加えて、連続波形指示フラグを設定するこ
とができる。この連続波形指示フラグは、その所望の一
つの波形についての波形データ発生動作完了と同時につ
ぎの波形についての波形データが連続的に発生されるも
のであることを指示するものである。そのため、外部か
ら起動信号がこの波形発生手段に与えられて、その所望
の波形についての設定内容が読み出されたとき、上記の
フラグを保持しておいて、その所望の一つの波形につい
ての波形データ発生動作完了時に上記の保持されたフラ
グの内容を調べることにより、自動的につぎの一つの波
形についての波形データ発生動作開始のための起動信号
を自己発生することができる。その結果、複数個の波形
のデータを連続的に出力させる場合に、外部からの起動
信号を各波形ごとに、前の波形データ出力終了時点に合
わせて入力させるということが不要になる。
する諸条件に加えて、連続波形指示フラグを設定するこ
とができる。この連続波形指示フラグは、その所望の一
つの波形についての波形データ発生動作完了と同時につ
ぎの波形についての波形データが連続的に発生されるも
のであることを指示するものである。そのため、外部か
ら起動信号がこの波形発生手段に与えられて、その所望
の波形についての設定内容が読み出されたとき、上記の
フラグを保持しておいて、その所望の一つの波形につい
ての波形データ発生動作完了時に上記の保持されたフラ
グの内容を調べることにより、自動的につぎの一つの波
形についての波形データ発生動作開始のための起動信号
を自己発生することができる。その結果、複数個の波形
のデータを連続的に出力させる場合に、外部からの起動
信号を各波形ごとに、前の波形データ出力終了時点に合
わせて入力させるということが不要になる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
一実施例にかかる波形発生器を示すもので、この図に示
すように、条件レジスタファイル61とコントローラ6
2と波形メモリ63と振幅調整器64とを有する点は図
5と同様であるが、さらにフリップフロップ65とOR
回路66とを備えている。条件レジスタファイル61、
コントローラ62、波形メモリ63および振幅調整器6
4の各機能は図5と同様であるが、条件レジスタファイ
ル61には、前述の諸条件に加えて、連続波形指示フラ
グも格納するものとする。この連続波形指示フラグは、
一つの波形についての波形データ発生動作完了と同時に
つぎの波形についての波形データが連続的に発生される
ものであることを指示するもので、起動信号を受けて発
生する一つの波形の波形データが終了する時点で起動信
号を自己発生するよう要請するものである。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の
一実施例にかかる波形発生器を示すもので、この図に示
すように、条件レジスタファイル61とコントローラ6
2と波形メモリ63と振幅調整器64とを有する点は図
5と同様であるが、さらにフリップフロップ65とOR
回路66とを備えている。条件レジスタファイル61、
コントローラ62、波形メモリ63および振幅調整器6
4の各機能は図5と同様であるが、条件レジスタファイ
ル61には、前述の諸条件に加えて、連続波形指示フラ
グも格納するものとする。この連続波形指示フラグは、
一つの波形についての波形データ発生動作完了と同時に
つぎの波形についての波形データが連続的に発生される
ものであることを指示するもので、起動信号を受けて発
生する一つの波形の波形データが終了する時点で起動信
号を自己発生するよう要請するものである。
【0010】この図1に示す波形発生器はたとえば図2
に示すようなMRI装置に組み込まれている。この図2
では波形発生器には番号22が付けられている。図2に
おいて、主マグネット11は静磁場を発生するためのも
ので、この静磁場に重畳するように傾斜磁場コイル12
によって傾斜磁場が印加される。傾斜磁場コイル12は
X、Y、Zの3軸方向に磁場強度がそれぞれ傾斜する傾
斜磁場Gx、Gy、Gzを発生するように配置されてい
る。この静磁場及び傾斜磁場が加えられる空間に、図示
しない被検体(患者)が配置され、その被検体にRFコ
イル13が取り付けられる。
に示すようなMRI装置に組み込まれている。この図2
では波形発生器には番号22が付けられている。図2に
おいて、主マグネット11は静磁場を発生するためのも
ので、この静磁場に重畳するように傾斜磁場コイル12
によって傾斜磁場が印加される。傾斜磁場コイル12は
X、Y、Zの3軸方向に磁場強度がそれぞれ傾斜する傾
斜磁場Gx、Gy、Gzを発生するように配置されてい
る。この静磁場及び傾斜磁場が加えられる空間に、図示
しない被検体(患者)が配置され、その被検体にRFコ
イル13が取り付けられる。
【0011】傾斜磁場コイル12には傾斜磁場電源21
が接続され、Gx、Gy、Gzの各傾斜磁場発生用電力
が供給される。この傾斜磁場電源21には波形発生器2
2からの波形信号が入力されてGx、Gy、Gzの各傾
斜磁場波形が制御される。RFコイル13にはRFパワ
ーアンプ33からRF信号が供給され、これにより被検
体へのRF信号照射が行なわれる。このRF信号は、R
F信号発生器31より発生させられたRF信号を、変調
器32で、波形発生器22から送られてきた波形に応じ
てAM変調したものとなっている。
が接続され、Gx、Gy、Gzの各傾斜磁場発生用電力
が供給される。この傾斜磁場電源21には波形発生器2
2からの波形信号が入力されてGx、Gy、Gzの各傾
斜磁場波形が制御される。RFコイル13にはRFパワ
ーアンプ33からRF信号が供給され、これにより被検
体へのRF信号照射が行なわれる。このRF信号は、R
F信号発生器31より発生させられたRF信号を、変調
器32で、波形発生器22から送られてきた波形に応じ
てAM変調したものとなっている。
【0012】被検体で発生したNMR信号はRFコイル
13により受信され、プリアンプ41を経て位相検波器
42に送られる。位相検波器42において、受信信号は
RF信号発生器31からのRF信号を参照信号として位
相検波され、検波出力がA/D変換器43に送られる。
このA/D変換器43にはサンプリングパルス発生器2
4からサンプリングパルスが入力されており、このサン
プリングパルスに応じて検波出力のデジタルデータへの
変換が行なわれる。そのデジタルデータはホストコンピ
ュータ51に取り込まれる。
13により受信され、プリアンプ41を経て位相検波器
42に送られる。位相検波器42において、受信信号は
RF信号発生器31からのRF信号を参照信号として位
相検波され、検波出力がA/D変換器43に送られる。
このA/D変換器43にはサンプリングパルス発生器2
4からサンプリングパルスが入力されており、このサン
プリングパルスに応じて検波出力のデジタルデータへの
変換が行なわれる。そのデジタルデータはホストコンピ
ュータ51に取り込まれる。
【0013】ホストコンピュータ51は、取り込まれた
データを処理して画像を再構成するとともに、タイミン
グ発生器23を介してシーケンス全体のタイミングを定
める。すなわち、タイミング発生器23は、ホストコン
ピュータ51の制御の下に、波形発生器22、RF信号
発生器31、サンプリングパルス発生器24等にタイミ
ング信号を送り、波形発生器22から各波形信号が出力
されるタイミングを定めるとともに、RF信号発生器3
1からのRF信号発生タイミングを定め、さらにサンプ
リングパルス発生器24からのサンプリングパルス発生
タイミングを定める。また、ホストコンピュータ51
は、波形発生器22に波形情報を送り、Gx、Gy、G
zの各傾斜磁場パルスの波形、強度等を制御するととも
に、RFコイル13から被検体に照射するRF信号のエ
ンベロープを定め、さらにRF信号発生器31に信号を
送ってRF信号の周波数や位相を制御する。
データを処理して画像を再構成するとともに、タイミン
グ発生器23を介してシーケンス全体のタイミングを定
める。すなわち、タイミング発生器23は、ホストコン
ピュータ51の制御の下に、波形発生器22、RF信号
発生器31、サンプリングパルス発生器24等にタイミ
ング信号を送り、波形発生器22から各波形信号が出力
されるタイミングを定めるとともに、RF信号発生器3
1からのRF信号発生タイミングを定め、さらにサンプ
リングパルス発生器24からのサンプリングパルス発生
タイミングを定める。また、ホストコンピュータ51
は、波形発生器22に波形情報を送り、Gx、Gy、G
zの各傾斜磁場パルスの波形、強度等を制御するととも
に、RFコイル13から被検体に照射するRF信号のエ
ンベロープを定め、さらにRF信号発生器31に信号を
送ってRF信号の周波数や位相を制御する。
【0014】この図2に示すように、ホストコンピュー
タ51から波形発生器22(の条件レジスタファイル6
1)に、出力波形を規定する開始アドレス、波形データ
点数、波形データ出力インターバル時間、ゲイン値など
の諸条件と、上記の連続波形指示フラグとが設定され、
タイミング発生器23からの起動信号が波形発生器22
(のOR回路66)に送られる。このフラグは波形を規
定する他の諸条件と独立に条件レジスタファイル61に
設定できるが、開始アドレスなどの諸条件のうち、それ
に割り当てられたビット数をフルに使用していないもの
があれば、その空きビットを利用して設定できる。たと
えば波形データ点数レジスタとして16ビット用意され
ていたとして、実際には15ビット(32768点)し
か使っていない場合には、残りの1ビットを、図3に示
すように連続波形指示フラグに使う。
タ51から波形発生器22(の条件レジスタファイル6
1)に、出力波形を規定する開始アドレス、波形データ
点数、波形データ出力インターバル時間、ゲイン値など
の諸条件と、上記の連続波形指示フラグとが設定され、
タイミング発生器23からの起動信号が波形発生器22
(のOR回路66)に送られる。このフラグは波形を規
定する他の諸条件と独立に条件レジスタファイル61に
設定できるが、開始アドレスなどの諸条件のうち、それ
に割り当てられたビット数をフルに使用していないもの
があれば、その空きビットを利用して設定できる。たと
えば波形データ点数レジスタとして16ビット用意され
ていたとして、実際には15ビット(32768点)し
か使っていない場合には、残りの1ビットを、図3に示
すように連続波形指示フラグに使う。
【0015】タイミング発生器23からの起動信号が波
形発生器22のOR回路66に送られると、このOR回
路66を経て起動信号がコントローラ62に入力され
て、コントローラ62は図5のコントローラ62と同様
に、条件レジスタファイル61より出力すべき波形の諸
条件を取り込み、タイミングをはかって波形メモリ63
にアドレスを、振幅調整器64にゲイン値を送る。これ
により、波形メモリ63から波形データが出力され、振
幅調整器64でその振幅値の修正が行なわれた後、この
データが図6の白丸印のように外部に順次出力され始め
る。図4はこの起動信号(白三角印)と発生データ(白
丸印)とのタイミング関係を示す。
形発生器22のOR回路66に送られると、このOR回
路66を経て起動信号がコントローラ62に入力され
て、コントローラ62は図5のコントローラ62と同様
に、条件レジスタファイル61より出力すべき波形の諸
条件を取り込み、タイミングをはかって波形メモリ63
にアドレスを、振幅調整器64にゲイン値を送る。これ
により、波形メモリ63から波形データが出力され、振
幅調整器64でその振幅値の修正が行なわれた後、この
データが図6の白丸印のように外部に順次出力され始め
る。図4はこの起動信号(白三角印)と発生データ(白
丸印)とのタイミング関係を示す。
【0016】同時に、OR回路66を経た起動信号はフ
リップフロップ65に送られて、条件レジスタファイル
61からの連続波形指示フラグを保持させる。最初の波
形(波形1)について設定された波形データ点数だけ波
形データが出力されたとき(図4の黒丸印)、コントロ
ーラ62はフリップフロップ65に保持されているフラ
グの内容を調べる。もしフラグの内容がオフならばコン
トローラ62は波形発生動作を終了し、待機状態に入る
が、オンならばコントローラ62は自己起動信号を生成
し、これをOR回路66を経てコントローラ62自身に
入力させる。この自己起動信号は外部(タイミング発生
器23)からの起動信号の代わりになるもので、外部か
ら新たに起動信号が入力されたと同様に、つぎの波形2
についての波形データ出力動作が上記と同じに行われ
て、図4で示すように波形2のデータが波形1に続いて
連続的に出力されることになる。この自己起動信号は図
4では黒三角印で示されている。
リップフロップ65に送られて、条件レジスタファイル
61からの連続波形指示フラグを保持させる。最初の波
形(波形1)について設定された波形データ点数だけ波
形データが出力されたとき(図4の黒丸印)、コントロ
ーラ62はフリップフロップ65に保持されているフラ
グの内容を調べる。もしフラグの内容がオフならばコン
トローラ62は波形発生動作を終了し、待機状態に入る
が、オンならばコントローラ62は自己起動信号を生成
し、これをOR回路66を経てコントローラ62自身に
入力させる。この自己起動信号は外部(タイミング発生
器23)からの起動信号の代わりになるもので、外部か
ら新たに起動信号が入力されたと同様に、つぎの波形2
についての波形データ出力動作が上記と同じに行われ
て、図4で示すように波形2のデータが波形1に続いて
連続的に出力されることになる。この自己起動信号は図
4では黒三角印で示されている。
【0017】この場合、タイミング発生器23より一つ
の起動信号を波形発生器22に与えるだけで、図4に示
すように波形1、波形2、波形3という3つの波形につ
いての波形データを連続的に出力させることができる。
そのため、タイミング発生器23から、複数個の波形を
連続的に発生させるための起動信号を生成させるという
負担を解放させることができるとともに、パルスシーケ
ンスはそのままでよいのでパルスシーケンスの融通性も
確保される。そして、波形1、波形2、波形3の各波形
は結合して波形メモリ63に配置するわけではなく、そ
れぞれ独立して定義され波形メモリ63に保持されてお
り、これらが単に連続的に読み出されるというにすぎな
いので、各波形ごとにゲイン値を変更することもでき、
複雑なエンコード操作や装置ごとに波形の形状を一部修
正するような操作にも容易に対応できる。また、波形メ
モリ63に保持される波形データは各波形ごとに独立し
て管理することができ、複数個の波形を結合して再構成
する必要もないので、それに要する処理や転送という前
処理過程の時間が不要となり、さらに波形メモリ63の
使用効率も向上する。
の起動信号を波形発生器22に与えるだけで、図4に示
すように波形1、波形2、波形3という3つの波形につ
いての波形データを連続的に出力させることができる。
そのため、タイミング発生器23から、複数個の波形を
連続的に発生させるための起動信号を生成させるという
負担を解放させることができるとともに、パルスシーケ
ンスはそのままでよいのでパルスシーケンスの融通性も
確保される。そして、波形1、波形2、波形3の各波形
は結合して波形メモリ63に配置するわけではなく、そ
れぞれ独立して定義され波形メモリ63に保持されてお
り、これらが単に連続的に読み出されるというにすぎな
いので、各波形ごとにゲイン値を変更することもでき、
複雑なエンコード操作や装置ごとに波形の形状を一部修
正するような操作にも容易に対応できる。また、波形メ
モリ63に保持される波形データは各波形ごとに独立し
て管理することができ、複数個の波形を結合して再構成
する必要もないので、それに要する処理や転送という前
処理過程の時間が不要となり、さらに波形メモリ63の
使用効率も向上する。
【0018】なお、波形メモリ63には波形データのみ
でなく、他のデータも格納することが可能である。たと
えば一つの波形のデータ出力の終了を波形データ点数で
管理せずに、波形データの中に終端ビットを設けたり、
インターバル時間を実時間に切り換えるためのインデッ
クスを設けることなどができる。これらの信号は波形メ
モリ63から読み出されてコントローラ62に入力され
ることになる。
でなく、他のデータも格納することが可能である。たと
えば一つの波形のデータ出力の終了を波形データ点数で
管理せずに、波形データの中に終端ビットを設けたり、
インターバル時間を実時間に切り換えるためのインデッ
クスを設けることなどができる。これらの信号は波形メ
モリ63から読み出されてコントローラ62に入力され
ることになる。
【0019】
【発明の効果】この発明のMR装置の波形発生器によれ
ば、複数個の波形についての波形データを連続的に発生
する場合に、タイミング発生器等のパルスシーケンスを
再定義したりすることやパルスシーケンスの融通性を損
なったりすることがなく、処理・転送時間などもかから
ず、メモリの使用効率も向上させることができ、しかも
各個別波形ごとにゲイン値を変更することもできる。
ば、複数個の波形についての波形データを連続的に発生
する場合に、タイミング発生器等のパルスシーケンスを
再定義したりすることやパルスシーケンスの融通性を損
なったりすることがなく、処理・転送時間などもかから
ず、メモリの使用効率も向上させることができ、しかも
各個別波形ごとにゲイン値を変更することもできる。
【図1】この発明の一実施例にかかるMR装置の波形発
生器のブロック図。
生器のブロック図。
【図2】同実施例のMRI装置の全体のブロック図。
【図3】同実施例の条件レジスタファイル内のデータ構
造を示す図。
造を示す図。
【図4】同実施例の波形データ出力動作を示すタイムチ
ャート。
ャート。
【図5】従来例のMR装置の波形発生器のブロック図。
【図6】従来例の波形データ出力動作を示すタイムチャ
ート。
ート。
11 主マグネット 12 傾斜磁場コイル 13 RFコイル 21 傾斜磁場電源 22 波形発生器 23 タイミング発生器 24 サンプリングパルス発生器 31 RF信号発生器 32 変調器 33 RFパワーアンプ 41 プリアンプ 42 位相検波器 43 A/D変換器 51 ホストコンピュータ 61 条件レジスタファイル 62 コントローラ 63 波形メモリ 64 振幅調整器 65 フリップフロップ 66 OR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9219−2J G01N 24/06 H 9219−2J 24/08 L
Claims (1)
- 【請求項1】 磁場を発生する手段と、RF信号を照射
する手段と、NMR信号を受信する手段と、受信したN
MR信号からデータを収集する手段と、波形発生手段と
からなり、波形発生手段は、各波形についての波形デー
タを記憶している記憶手段と、所望の波形を規定する諸
条件に加えて、一つの波形についての波形データ発生動
作完了と同時につぎの波形についての波形データが連続
的に発生されるものであることを指示する連続波形指示
フラグを設定する手段と、波形データ発生を開始させ外
部からの起動信号の入力時にこのフラグを保持させる手
段と、起動信号の入力時に上記設定された諸条件に応じ
て上記記憶手段をアクセスして一つの波形についての波
形データを順次出力させるとともに、この一つの波形に
ついての波形データ発生動作完了時に上記の保持された
フラグの内容を調べて自動的につぎの一つの波形につい
ての波形データ発生動作開始のための起動信号を自己発
生する手段とを備えることを特徴とするMR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063148A JPH06254066A (ja) | 1993-02-28 | 1993-02-28 | Mr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063148A JPH06254066A (ja) | 1993-02-28 | 1993-02-28 | Mr装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254066A true JPH06254066A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13220876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5063148A Pending JPH06254066A (ja) | 1993-02-28 | 1993-02-28 | Mr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06254066A (ja) |
-
1993
- 1993-02-28 JP JP5063148A patent/JPH06254066A/ja active Pending
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