JPH06253973A - 調理器の温度過昇防止装置 - Google Patents
調理器の温度過昇防止装置Info
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- JPH06253973A JPH06253973A JP4893193A JP4893193A JPH06253973A JP H06253973 A JPH06253973 A JP H06253973A JP 4893193 A JP4893193 A JP 4893193A JP 4893193 A JP4893193 A JP 4893193A JP H06253973 A JPH06253973 A JP H06253973A
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- JP
- Japan
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- heat
- temperature
- thermal fuse
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- pan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 調理器の加熱部の急激な温度上昇および鍋底
温度の急激な上昇を応答性よく検出して安全性を高める
ことを目的とする。 【構成】 温度ヒューズ34を絶縁チューブ35で覆
い、さらに絶縁チューブ35を感熱テープ36で覆い、
急激な温度上昇による熱を感熱テープ36により効率よ
く吸収し、温度ヒューズ34に熱を伝える。
温度の急激な上昇を応答性よく検出して安全性を高める
ことを目的とする。 【構成】 温度ヒューズ34を絶縁チューブ35で覆
い、さらに絶縁チューブ35を感熱テープ36で覆い、
急激な温度上昇による熱を感熱テープ36により効率よ
く吸収し、温度ヒューズ34に熱を伝える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調理器の温度過昇防止装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば炊飯器では炊飯性能の向上
や炊飯時間の短縮を図るため、加熱消費電力を高く設定
した炊飯器が多くなってきている。このため、器具の安
全性を確保するためにこの種の炊飯器の温度過昇防止装
置は、たとえば温度ヒューズや保安センサーによりヒー
タの異常温度を敏感に検知して通電を停止、または制限
するものが主流となっていた。
や炊飯時間の短縮を図るため、加熱消費電力を高く設定
した炊飯器が多くなってきている。このため、器具の安
全性を確保するためにこの種の炊飯器の温度過昇防止装
置は、たとえば温度ヒューズや保安センサーによりヒー
タの異常温度を敏感に検知して通電を停止、または制限
するものが主流となっていた。
【0003】以下に従来の調理器の温度過昇防止装置に
ついて図6,図7を参照しながら説明する。
ついて図6,図7を参照しながら説明する。
【0004】図6は従来の炊飯器の一部切欠き側面図
で、図7は従来の炊飯器の要部断面図を示すものであ
る。図6において、1は本体であり、ヒータ2を支持し
た保護枠3が取りつけられている。ヒータ2の中央部に
は鍋底の温度を検知して動作する温度過昇防止装置4が
設けられており、鍋5はヒータ2の上に載置されてい
る。保護枠3の下には制御基板6があり、裏板7により
カバーされている。さらに温度過昇防止装置4の詳細図
である図7において、8は外ケースであり、ヒータ2に
固着され、内ケース9はバネ10により鍋5の底面に圧
接するように外ケース8に支持されている。鍋5底面の
温度を検知する温度センサー11は感熱部材12(以下
コンタクトと呼ぶ)と、感熱ケース13にはさまれ内ケ
ース9の上部に固定されている。温度ヒューズ15は絶
縁チューブ14に覆われ感熱ケース13に当接するよう
に内ケース9の爪9aと感熱ケース13間に支持、固定
されている。
で、図7は従来の炊飯器の要部断面図を示すものであ
る。図6において、1は本体であり、ヒータ2を支持し
た保護枠3が取りつけられている。ヒータ2の中央部に
は鍋底の温度を検知して動作する温度過昇防止装置4が
設けられており、鍋5はヒータ2の上に載置されてい
る。保護枠3の下には制御基板6があり、裏板7により
カバーされている。さらに温度過昇防止装置4の詳細図
である図7において、8は外ケースであり、ヒータ2に
固着され、内ケース9はバネ10により鍋5の底面に圧
接するように外ケース8に支持されている。鍋5底面の
温度を検知する温度センサー11は感熱部材12(以下
コンタクトと呼ぶ)と、感熱ケース13にはさまれ内ケ
ース9の上部に固定されている。温度ヒューズ15は絶
縁チューブ14に覆われ感熱ケース13に当接するよう
に内ケース9の爪9aと感熱ケース13間に支持、固定
されている。
【0005】以上のように構成された炊飯器および温度
過昇防止装置について、以下炊飯時の動作について説明
する。まず、ヒータ2により鍋5を加熱させ、鍋5底温
度を温度センサー11により検知し、制御基板6により
検知された温度に対してヒータ2への入力を調整し、火
加減のコントロールを行う。以上の動作において温度セ
ンサー11または制御基板6に何らかの原因で故障が発
生すると設定温度以上にヒータ2および鍋5が加熱され
温度が異常に上昇すると鍋5底の熱はコンタクト12を
介して感熱ケース13へ伝わり、その熱を受けて感熱ケ
ース13に当接する絶縁チューブ14を介して温度ヒュ
ーズ15に伝わり、温度ヒューズ15は急激に温度上昇
し、ヒータ2への入力を停止するのである。
過昇防止装置について、以下炊飯時の動作について説明
する。まず、ヒータ2により鍋5を加熱させ、鍋5底温
度を温度センサー11により検知し、制御基板6により
検知された温度に対してヒータ2への入力を調整し、火
加減のコントロールを行う。以上の動作において温度セ
ンサー11または制御基板6に何らかの原因で故障が発
生すると設定温度以上にヒータ2および鍋5が加熱され
温度が異常に上昇すると鍋5底の熱はコンタクト12を
介して感熱ケース13へ伝わり、その熱を受けて感熱ケ
ース13に当接する絶縁チューブ14を介して温度ヒュ
ーズ15に伝わり、温度ヒューズ15は急激に温度上昇
し、ヒータ2への入力を停止するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来構成では、温度ヒューズ15に伝わる熱が絶縁チュー
ブ14を介して感熱ケース13と直接当たる点接触部の
みからの供給となるので、異常時におけるヒータ2や鍋
5底の急激な温度上昇に十分早く追随することが困難で
温度ヒューズ15が動作する前にヒータ2や鍋5底の温
度が異常に上昇し、周辺部材の変形や溶解を引き起こし
正常な調理ができなくなったり、炊飯器本体が再利用で
きなくなるという問題点を有していた。
来構成では、温度ヒューズ15に伝わる熱が絶縁チュー
ブ14を介して感熱ケース13と直接当たる点接触部の
みからの供給となるので、異常時におけるヒータ2や鍋
5底の急激な温度上昇に十分早く追随することが困難で
温度ヒューズ15が動作する前にヒータ2や鍋5底の温
度が異常に上昇し、周辺部材の変形や溶解を引き起こし
正常な調理ができなくなったり、炊飯器本体が再利用で
きなくなるという問題点を有していた。
【0007】また、絶縁チューブ14で覆われた温度ヒ
ューズ15を内ケース9の爪9aと感熱ケース13間に
支持、固定する組み立て時に絶縁チューブ14にピンホ
ールやクラック等が発生して耐絶縁不良となり温度ヒュ
ーズ15と感熱ケース13の間でショートしてしまい調
理器本体が通電不良になったり、温度ヒューズ15から
コンタクト12や鍋5に電流が流れ使用者が感電する危
険が生じるという問題点を有していた。
ューズ15を内ケース9の爪9aと感熱ケース13間に
支持、固定する組み立て時に絶縁チューブ14にピンホ
ールやクラック等が発生して耐絶縁不良となり温度ヒュ
ーズ15と感熱ケース13の間でショートしてしまい調
理器本体が通電不良になったり、温度ヒューズ15から
コンタクト12や鍋5に電流が流れ使用者が感電する危
険が生じるという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、異常時に調理器のヒータおよび鍋底温度が急激に温
度上昇した場合でも危険が生じることなく、ヒータの通
電を停止することができる安全な調理器の温度過昇防止
装置を提供することを目的としている。
で、異常時に調理器のヒータおよび鍋底温度が急激に温
度上昇した場合でも危険が生じることなく、ヒータの通
電を停止することができる安全な調理器の温度過昇防止
装置を提供することを目的としている。
【0009】また、絶縁チューブの耐絶縁不良による調
理器本体の通電不良や使用者に感電する危険が生じる恐
れのない安全な調理器の温度過昇防止装置を提供するこ
とを目的としている。
理器本体の通電不良や使用者に感電する危険が生じる恐
れのない安全な調理器の温度過昇防止装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の調理器の温度過昇防止装置は、温度ヒューズ
本体を被覆するチューブの外周表面を熱伝導体で覆う構
成を有している。
に本発明の調理器の温度過昇防止装置は、温度ヒューズ
本体を被覆するチューブの外周表面を熱伝導体で覆う構
成を有している。
【0011】また、温度ヒューズ本体を被覆するチュー
ブ外周表面を熱絶縁体で覆う構成とし、熱絶縁体は内側
を絶縁体、外側を熱伝導体とした構成を有している。
ブ外周表面を熱絶縁体で覆う構成とし、熱絶縁体は内側
を絶縁体、外側を熱伝導体とした構成を有している。
【0012】
【作用】この構成によって、温度ヒューズ本体を被覆す
る絶縁チューブの外周表面を覆う熱伝導体の熱伝導作用
により、温度ヒューズ本体の外周表面全体へ熱が供給さ
れるので、温度ヒューズが異常時によるヒータや鍋底の
急激な温度上昇に十分早く追随し作用できる。このこと
により周辺部材の変形や溶解を引き起こし正常な調理が
できなくなったり、炊飯器本体が再利用できなくなると
いう問題を防ぐことができる。
る絶縁チューブの外周表面を覆う熱伝導体の熱伝導作用
により、温度ヒューズ本体の外周表面全体へ熱が供給さ
れるので、温度ヒューズが異常時によるヒータや鍋底の
急激な温度上昇に十分早く追随し作用できる。このこと
により周辺部材の変形や溶解を引き起こし正常な調理が
できなくなったり、炊飯器本体が再利用できなくなると
いう問題を防ぐことができる。
【0013】また、絶縁チューブ外周表面を絶縁体で覆
っているので二重絶縁作用があり何らかの原因で絶縁チ
ューブにピンホールやクラック等が発生しても温度ヒュ
ーズ本体と感熱テープそして感熱ケースの間の絶縁が保
たれる。このことにより調理器本体が通電不良になった
り、温度ヒューズからコンタクトや鍋に電流が流れ使用
者が感電する危険が生じるという問題点を防ぐことがで
きる。
っているので二重絶縁作用があり何らかの原因で絶縁チ
ューブにピンホールやクラック等が発生しても温度ヒュ
ーズ本体と感熱テープそして感熱ケースの間の絶縁が保
たれる。このことにより調理器本体が通電不良になった
り、温度ヒューズからコンタクトや鍋に電流が流れ使用
者が感電する危険が生じるという問題点を防ぐことがで
きる。
【0014】
(実施例1)以下本発明の一実施例の炊飯器について、
図面を参照しながら説明する。
図面を参照しながら説明する。
【0015】図2において、上枠16には保護枠上17
が嵌合され、保護枠上17には保護枠下18が嵌合され
ている。保護枠下18は加熱コイル19が配設され、保
護枠下19を下部より覆う保護枠カバー21がネジによ
り締結されている。又、保護枠カバー21の底中央部に
はセンサーユニット21が配され、外底部には制御基板
22がネジにより締結されている。鍋33は保護枠上1
7、保護枠下18内に着脱自在に収納されている。ボデ
ィ23は下部を保護枠カバー20にネジにより締結さ
れ、上部遊端部は上枠16により嵌合されている。セン
サーユニット21の感熱材24(以下コンタクトと呼
ぶ)は鍋33底中央部に当接され、内面に感熱ケース2
5が圧接されている。26は温度センサーで、コンタク
ト24と感熱ケース25間に介在している。サーモケー
ス27先端にはコンタクト24がかしめられ、内部には
温度ヒューズユニット28が感熱ケース25外底部に圧
接されている。温度ヒューズホルダー29は温度ヒュー
ズユニット28を保持し、かつサーモケース27にネジ
により締結され、遊端部はセンサー台30により係止さ
れている。バネ31はサーモケース27、センサー台3
0間に介在され、一端はサーモケース27外周に設けた
舌片部32にて係合され、他端はセンサーユニット21
にて係止されている。センサーユニット21はセンサー
台30を保護枠カバー20にネジにより締結されてい
る。又、図1において温度ヒューズユニット28を説明
すると温度ヒューズ34本体を被覆する絶縁チューブ3
5の外周表面に感熱テープ36が巻きつけられている。
が嵌合され、保護枠上17には保護枠下18が嵌合され
ている。保護枠下18は加熱コイル19が配設され、保
護枠下19を下部より覆う保護枠カバー21がネジによ
り締結されている。又、保護枠カバー21の底中央部に
はセンサーユニット21が配され、外底部には制御基板
22がネジにより締結されている。鍋33は保護枠上1
7、保護枠下18内に着脱自在に収納されている。ボデ
ィ23は下部を保護枠カバー20にネジにより締結さ
れ、上部遊端部は上枠16により嵌合されている。セン
サーユニット21の感熱材24(以下コンタクトと呼
ぶ)は鍋33底中央部に当接され、内面に感熱ケース2
5が圧接されている。26は温度センサーで、コンタク
ト24と感熱ケース25間に介在している。サーモケー
ス27先端にはコンタクト24がかしめられ、内部には
温度ヒューズユニット28が感熱ケース25外底部に圧
接されている。温度ヒューズホルダー29は温度ヒュー
ズユニット28を保持し、かつサーモケース27にネジ
により締結され、遊端部はセンサー台30により係止さ
れている。バネ31はサーモケース27、センサー台3
0間に介在され、一端はサーモケース27外周に設けた
舌片部32にて係合され、他端はセンサーユニット21
にて係止されている。センサーユニット21はセンサー
台30を保護枠カバー20にネジにより締結されてい
る。又、図1において温度ヒューズユニット28を説明
すると温度ヒューズ34本体を被覆する絶縁チューブ3
5の外周表面に感熱テープ36が巻きつけられている。
【0016】以上のように構成された炊飯器の温度過昇
防止装置の炊飯時の動作について、図3を用いて説明す
る。まず、炊飯時に加熱コイル19へ高周波電流を供給
し、鍋33を電磁誘導作用により発熱させ、鍋33底温
度を温度センサー26により検知し、制御基板22によ
り検知された温度に対して加熱コイル19への電流の供
給を調整し、火かげんのコントロールを行う。以上の動
作において温度センサー26または制御基板22に何ら
かの原因で故障が生じ、鍋33の温度が異常に上昇した
とき、鍋33底の熱はコンタクト24を介して感熱ケー
ス25へ伝わり、その熱を受けて感熱ケース25に点接
触する熱伝導体37(以下感熱テープ37と呼ぶ)が絶
縁チューブ35を介して温度ヒューズ34の外周表面全
体へ熱を伝え、温度ヒューズ34は外周表面全体から熱
を受け取り急激に温度上昇し、加熱コイル19への電流
の遮断動作をするのである。
防止装置の炊飯時の動作について、図3を用いて説明す
る。まず、炊飯時に加熱コイル19へ高周波電流を供給
し、鍋33を電磁誘導作用により発熱させ、鍋33底温
度を温度センサー26により検知し、制御基板22によ
り検知された温度に対して加熱コイル19への電流の供
給を調整し、火かげんのコントロールを行う。以上の動
作において温度センサー26または制御基板22に何ら
かの原因で故障が生じ、鍋33の温度が異常に上昇した
とき、鍋33底の熱はコンタクト24を介して感熱ケー
ス25へ伝わり、その熱を受けて感熱ケース25に点接
触する熱伝導体37(以下感熱テープ37と呼ぶ)が絶
縁チューブ35を介して温度ヒューズ34の外周表面全
体へ熱を伝え、温度ヒューズ34は外周表面全体から熱
を受け取り急激に温度上昇し、加熱コイル19への電流
の遮断動作をするのである。
【0017】本実施例による温度ヒューズへの熱伝達特
性は、温度ヒューズ本体外周表面全体へ熱を供給するこ
とができることであり、従来の温度ヒューズ本体の絶縁
チューブを介して感熱ケースと当接する点接触部分へ熱
を供給するのに比べてより優れた効果が得られる。
性は、温度ヒューズ本体外周表面全体へ熱を供給するこ
とができることであり、従来の温度ヒューズ本体の絶縁
チューブを介して感熱ケースと当接する点接触部分へ熱
を供給するのに比べてより優れた効果が得られる。
【0018】以上のように本実施例によれば、温度ヒュ
ーズ本体を被覆するチューブの外周に温度ヒューズ本体
を覆うように感熱テープを設け巻きつけることにより、
温度ヒューズへの熱伝達性能の向上をすることができ
る。
ーズ本体を被覆するチューブの外周に温度ヒューズ本体
を覆うように感熱テープを設け巻きつけることにより、
温度ヒューズへの熱伝達性能の向上をすることができ
る。
【0019】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。なお、実施例1と
異なるのは、図4に示すように、絶縁テープ37を、絶
縁チューブ35と感熱テープ36の間に設け巻きつけた
点である。
ついて図面を参照しながら説明する。なお、実施例1と
異なるのは、図4に示すように、絶縁テープ37を、絶
縁チューブ35と感熱テープ36の間に設け巻きつけた
点である。
【0020】以上のように構成された炊飯器の温度過昇
防止装置の炊飯時の動作について、図5を用いて説明す
る。まず、炊飯時に加熱コイル19へ高周波電流を供給
し、鍋33を電磁誘導作用により発熱させ、鍋33底温
度を温度センサー26により検知し、制御基板22によ
り検知された温度に対して加熱コイル19への電流の供
給を調整し、火かげんのコントロールを行う。以上の動
作において温度ヒューズユニット28の絶縁チューブ3
5に何らかの原因でピンホールやクラック等が発生した
時においても、絶縁チューブ35外周表面を覆っている
絶縁テープ37により温度ヒューズ34本体と感熱テー
プ36そして感熱ケース25の間の絶縁が保たれる。特
に実施例の構成の時、絶縁チューブ35にピンホールが
あると熱伝導体すなわち電気伝導体である感熱テープ3
6は温度ヒューズ34と同電位となり、すなわち感熱ケ
ース25との絶縁が保たれなくなる。感熱テープ36と
絶縁チューブ35間にある絶縁テープ37により絶縁を
確保できるのである。また、温度センサー26または制
御基板22に何らかの原因で故障が生じ、鍋33の温度
が異常に上昇したとき、鍋33底の熱はコンタクト24
を介して感熱ケース25へ伝わり、その熱を受けて感熱
ケース25に点接触する感熱テープ37が絶縁テープ3
6および絶縁チューブ35を介して温度ヒューズ34の
外周表面全体へ熱を伝え、温度ヒューズ34は外周表面
全体から熱を受け取り急激に温度上昇し、加熱コイル1
9への電流の遮断動作をするのである。
防止装置の炊飯時の動作について、図5を用いて説明す
る。まず、炊飯時に加熱コイル19へ高周波電流を供給
し、鍋33を電磁誘導作用により発熱させ、鍋33底温
度を温度センサー26により検知し、制御基板22によ
り検知された温度に対して加熱コイル19への電流の供
給を調整し、火かげんのコントロールを行う。以上の動
作において温度ヒューズユニット28の絶縁チューブ3
5に何らかの原因でピンホールやクラック等が発生した
時においても、絶縁チューブ35外周表面を覆っている
絶縁テープ37により温度ヒューズ34本体と感熱テー
プ36そして感熱ケース25の間の絶縁が保たれる。特
に実施例の構成の時、絶縁チューブ35にピンホールが
あると熱伝導体すなわち電気伝導体である感熱テープ3
6は温度ヒューズ34と同電位となり、すなわち感熱ケ
ース25との絶縁が保たれなくなる。感熱テープ36と
絶縁チューブ35間にある絶縁テープ37により絶縁を
確保できるのである。また、温度センサー26または制
御基板22に何らかの原因で故障が生じ、鍋33の温度
が異常に上昇したとき、鍋33底の熱はコンタクト24
を介して感熱ケース25へ伝わり、その熱を受けて感熱
ケース25に点接触する感熱テープ37が絶縁テープ3
6および絶縁チューブ35を介して温度ヒューズ34の
外周表面全体へ熱を伝え、温度ヒューズ34は外周表面
全体から熱を受け取り急激に温度上昇し、加熱コイル1
9への電流の遮断動作をするのである。
【0021】以上のように本実施例によれば、温度ヒュ
ーズ本体を覆っている絶縁チューブ外周表面に絶縁テー
プと感熱テープを設け巻きつけることにより、温度ヒュ
ーズへの熱伝達性能および耐絶縁性の向上をすることが
できる。
ーズ本体を覆っている絶縁チューブ外周表面に絶縁テー
プと感熱テープを設け巻きつけることにより、温度ヒュ
ーズへの熱伝達性能および耐絶縁性の向上をすることが
できる。
【0022】なお、第2の実施例では絶縁テープと感熱
テープは別部品としたが、絶縁テープと感熱テープを一
体型にしてもよいことは言うまでもない。
テープは別部品としたが、絶縁テープと感熱テープを一
体型にしてもよいことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、温度ヒューズ本
体を被覆する絶縁チューブ外周表面に温度ヒューズ本体
を覆うように熱伝導体を設けることにより、温度ヒュー
ズ本体への熱伝達作用がより有効になり、異常時におけ
るヒータや鍋底の異常温度上昇を敏感に検知し通電を停
止、または制限できる安全面において優れた調理器の温
度過昇防止装置を実現できるものである。
体を被覆する絶縁チューブ外周表面に温度ヒューズ本体
を覆うように熱伝導体を設けることにより、温度ヒュー
ズ本体への熱伝達作用がより有効になり、異常時におけ
るヒータや鍋底の異常温度上昇を敏感に検知し通電を停
止、または制限できる安全面において優れた調理器の温
度過昇防止装置を実現できるものである。
【0024】また、温度ヒューズ本体を被覆する絶縁チ
ューブ外周表面に温度ヒューズ本体を覆うように熱伝導
絶縁体を設けることにより、温度ヒューズ本体への熱伝
達作用がより有効になり、さらに温度ヒューズ本体が二
重絶縁されるので耐絶縁性の向上となり、調理器本体の
通電不良や使用者に感電する危険が生じる恐れのない安
全な調理器の温度過昇防止装置を実現できるものであ
る。
ューブ外周表面に温度ヒューズ本体を覆うように熱伝導
絶縁体を設けることにより、温度ヒューズ本体への熱伝
達作用がより有効になり、さらに温度ヒューズ本体が二
重絶縁されるので耐絶縁性の向上となり、調理器本体の
通電不良や使用者に感電する危険が生じる恐れのない安
全な調理器の温度過昇防止装置を実現できるものであ
る。
【図1】第1の実施例における調理器の温度ヒューズユ
ニットの要部断面図
ニットの要部断面図
【図2】第1の実施例における調理器の要部破断側面図
【図3】第1の実施例における調理器の要部断面図
【図4】第2の実施例における調理器の温度ヒューズユ
ニット要部断面図
ニット要部断面図
【図5】第2の実施例における調理器の要部断面図
【図6】従来の調理器の要部断面図
【図7】従来の調理器の一部破断断面図
24 コンタクト(感熱材) 28 温度ヒューズユニット 33 鍋 34 温度ヒューズ 35 絶縁チューブ 36 感熱テープ 37 絶縁テープ
Claims (2)
- 【請求項1】 調理物を入れる鍋に、熱的に当接するよ
うに支持されるコンタクトを設け、前記コンタクトある
いは前記コンタクトに熱的に接触する部分に温度ヒュー
ズユニットを備え、前記温度ヒューズユニットは温度ヒ
ューズ本体と前記温度ヒューズ本体を被覆するチューブ
と前記チューブの外周を覆う熱伝導体とから構成してな
る調理器の温度過昇防止装置。 - 【請求項2】 温度ヒューズユニットは温度ヒューズ本
体と前記温度ヒューズ本体を被覆するチューブと前記チ
ューブの外周を覆う熱伝導絶縁体とから構成し、前記熱
伝導絶縁体は内側を絶縁体、外側を熱伝導体としてなる
請求項1記載の調理器の温度過昇防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04893193A JP3232749B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 炊飯器の温度過昇防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04893193A JP3232749B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 炊飯器の温度過昇防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253973A true JPH06253973A (ja) | 1994-09-13 |
JP3232749B2 JP3232749B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=12817011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04893193A Expired - Fee Related JP3232749B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 炊飯器の温度過昇防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232749B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP04893193A patent/JP3232749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3232749B2 (ja) | 2001-11-26 |
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