JPH06253157A - 2値画像信号符号化lsi - Google Patents

2値画像信号符号化lsi

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JPH06253157A
JPH06253157A JP4093993A JP4093993A JPH06253157A JP H06253157 A JPH06253157 A JP H06253157A JP 4093993 A JP4093993 A JP 4093993A JP 4093993 A JP4093993 A JP 4093993A JP H06253157 A JPH06253157 A JP H06253157A
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JP
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JP4093993A
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English (en)
Inventor
Yasushi Yokosuka
靖 横須賀
Kozo Nakamura
浩三 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演算処理部のパイプライン処理の分割と制御部
の分割を、制御周期に着目して、ライン単位制御と符号
語単位制御を別ブロックにし、高速回路設計に適し、か
つ回路設計が容易な、高コストパフォーマンスな符号化
LSIの提供を目的とする。 【構成】効率的なタスク分割のため、制御ブロックをラ
イン周期で制御する全体制御ブロックと、制御の高速化
要求が厳しくなる符号語単位の制御を分割して、符号語
単位のシーケンス制御を符号化演算ブロック内に組込ん
だ。パイプライン処理化する演算ブロックは、画像デー
タの入力ブロック,入力した画像データの読みだし処
理,変化点を検出し符号モードを決定するブロック,符
号を生成するブロック,符号を符号パス幅にあわせて整
列させるブロック,FIFOメモリから構成される符号
出力ブロックに分割した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MH,MR,MMR符
号化する2値画像信号符号化LSIに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリでは、画像伝送時の伝送効
率を向上させるため、CCITT(国際電信電話諮問委
員会)で勧告されているように、MH,MR,MMR符
号化方式を用いてドキュメント伝送している。該符号化
方式は、画像の白黒の変化点を符号に対応させるもので
あり、同じ画像ビット数符号化する場合、単位長さ当り
の白黒の変化点数が多いとそれだけ処理量が増加し、画
像の符号化スピードが低下してしまう性質がある。この
ため、画像の白黒が密な場合でも、高速に符号化を行え
るようにすることを目的として、実行方法の改良が進め
られている。この種のものには、例えば特開昭58−2046
73号記載のように、参照ラインメモリと符号化ラインメ
モリから画像データを読みだし、符号検出回路と符号語
変換回路の間に回路規模が大きなFIFOメモリを具備
して、符号化速度の変化を該FIFO部で吸収して処理の流
れをスムーズ化して高速化を図ったものがある。また、
特開昭64−61173 号記載に記載されている参照ラインと
符号化ラインの画像データを読みだした後にFIFOメ
モリ、さらに該双方のラインの画像データの変化点を検
出する回路の後にもFIFOメモリを配置して、その後
方に符号化回路を配置して高速化を図ったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は下記する問題点があった。例えば、紙を媒体としたド
キュメントを読み込み符号化して伝送するFAXの読み
込みスピードを考慮して1つのシステムとしてのコスト
を考えた場合、紙搬送につてはコスト負担の大きな大掛
かりな高速読取機構を取り込むことはできない。また、
オフィスや家庭でFAXユーザが使用する一度の送信で
の送信枚数は、大型計算機で打ち出されるような膨大な
ドキュメントを伝送するわけではなく、大型計算機から
打ち出されるときのような紙搬送スピードは必要とされ
ない。以上のような諸条件を考えた場合、符号化LSI
についてもコストパフォーマンス的に最適な処理構成が
考えられ、上記従来例では、回路規模的にも大きくなる
と考えられるFIFOメモリを符号化実行回路の途中に
用いなければならない等、配慮が不足していた。また、
いずれも高速化のためには、パイプライン処理的なハー
ド構成とすることを基本としているが、この流れを制御
する制御部についての構成や制御周期に着目して、より
容易な回路構成で高性能を実現し高コストパフォーマン
ス化を図る点で言及されていない。また、符号を生成す
る参照ラインと符号化ラインの細かな変化点の位置関係
に着目して高速化する手法については、開示されていな
い。
【0004】本発明の目的は、演算処理部のパイプライ
ン処理の分割と制御部の制御処理分割を効率的に行い、
少ない回路規模で十分な実用符号化スピードを達成でき
る高コストパフォーマンスな符号化LSIを提供するこ
とにある。
【0005】本発明の他の目的は、MH,MR,MMR
符号化方式の制御周期を考慮し、回路設計が容易で高速
制御に適した符号化LSIを実現することにある。この
ために、制御周期に着目し階層性を持たせ、高速制御が
要求されるところの論理を浅くでき、素子遅延にたいし
て有効な回路構成を持った符号化LSIを提供すること
にある。
【0006】本発明の他の目的は、符号化方式を考慮し
て少ない回路規模で効率的に高速化が図れるMH,M
R,MMR符号化LSIを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、MH,MR,MMR符号化方式の変化点の位置と生
成符号の関係と、FAXなど本発明の符号化LSIを使
用するシステムの読み込みスピードについて十分に考慮
する必要がある。FAX等のシステムでは、高速化のた
めに読取機構部に莫大なコストをかけることはできない
ので、ユーザの使用形態に合わせて、原稿の読み込みス
ピードはある程度ユーザが満足できるスピードを達成で
きればよい。そこで、符号化に要求されるスピードとし
ては、A4,200dpi(dots per inch)の原稿を1
秒程度で、画像によらず1定速で符号化できる性能を達
成できる程度で、符号化LSIの高コストパフォーマン
ス化を実現できるタスク分割方式を発明し分割した。
【0008】具体的には、効率的なタスク分割のため、
制御ブロックをライン周期で制御する全体制御ブロック
と、制御の高速化要求が厳しくなる符号語単位の制御を
分割して、符号語単位のシーケンス制御を符号化演算ブ
ロック内に組込んだ。パイプライン処理化する演算ブロ
ックは、画像データの入力ブロック,入力した画像デー
タの読みだし処理,変化点を検出し符号モードを決定す
るブロック,符号を生成するブロック,符号を符号バス
幅にあわせて整列させるブロック,FIFOメモリから
構成される符号出力ブロックに分割した。
【0009】また、符号化方式の原理から、MH,MR
符号化方式ではラインエンドになった場合に区切りをつ
けなければならないことから、ラインエンド判定する必
要があり、該ラインエンド信号がラインの最後の符号と
一緒に符号モード判定ブロックから出力できるようにし
た。
【0010】さらに、MR,MMR2次元符号化の場合
には、参照ラインと符号化ラインの変化点の位置関係か
ら、メモリから数ビット単位で読みだしてラッチして符
号化する場合に、符号化に必要な起点となる変化点の位
置が、現在ラッチされているデータよりも1アドレス前
の変化点を開始画素データとして再び開始しなければな
らない場合ががあり、パイプライン処理の障害となる。
該障害を解消するために、並列に読みだしビット数より
も高々3ビット分の多いラッチを具備する構成として本
発明の符号化LSIに組み込んだ。
【0011】
【作用】ライン単位で制御する全体制御部と、符号語単
位でパイプライン制御する制御部を分割したので、シー
ケンス制御する部分の状態数と制御対象信号数が各々に
分解され、シーケンス変更部のロジックが各々減少し、
素子遅延が小さくなり、高速設計が容易となると同時
に、階層化論理設計ができるので設計負荷も減少する。
また、パイプライン処理的に符号化演算するブロック
も、実際に使用するシステムの読み込みスピードを考慮
して、パイプライン結合が効率良く高速化できるように
配置したので、高速性と少ゲート数が効率的に実現でき
る構成となっている。
【0012】さらに、ブロック間の信号の受渡し信号の
タイミングの流れを、符号化方式上の原理に基づいて、
ラインエンド信号の受渡しや、ラインメモリからの画像
データの読みだしと生成符号の関係など細かく考慮して
おり、より洗練された高速符号化処理が実現できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の符号化LSIのブロック構成を示
したものである。以下構成と信号の流れについて説明す
る。本発明の符号化LSI1は、画像データ入力装置1
1から画像データを入力する画像バスI/F4と、生成
した符号を出力する符号出力FIFOと、制御マイクロ
プロセッサ(MPU)と制御データの入出力をするため
のシステムバスI/F3を通して外部装置とI/Fす
る。符号化は制御MPUからの符号化方式選択信号によ
ってMH或いはMR或いはMMR符号化方式が設定さ
れ、該MPUからの符号化開始信号によって処理が開始
される。
【0014】該符号化開始信号は、一旦全体制御シーケ
ンサ2に取り込まれ、以下説明する4つの演算ブロック
からなる符号化演算部10の各処理部、及び画像バスI
/Fブロック4とラインメモリブロック5に送られる。
符号化開始が指示された後は、画像バスI/Fブロック
4で画像データ入力装置11からのデータ入力要求を監
視し、該入力要求に従い画像データをラインメモリ部5
に蓄積する。1ライン分画像データがラインメモリ5に
蓄積されたことを全体制御シーケンサ2が検知すると、
該シーケンサ2は符号化演算部10内の各演算ブロック
にたいして、符号化開始信号を発行する。該信号はライ
ン単位制御信号13であり、ラインメモリ部に1ライン
分の新たな画像データが蓄積される毎に発行される。
【0015】データ信号15は、図1の左から右へ処理
が進行するにつれて矢印付き実線で示す順序に符号化が
進行し、符号出力FIFO9から符号として出力され
る。該画像データから符号データに変換する符号化演算
が符号化演算部10で実行される。まず、ラインメモリ
5に蓄積された画像データを変化点検出&モード判定ブ
ロック6で読みだし、設定された符号化方式に従いMH
符号化では変化点位置アドレス、或いはMR,MMR2
次元符号化では2次元符号モードを出力する。符号生成
ブロック7では、符号モード或いは変化点のアドレスか
ら対応した符号を生成し、符号パックブロック8へ符号
を出力する。該符号パックブロック8では、生成された
符号は可変長符号であるため、該符号を符号バスのビッ
トバス幅にあわせてビット整列させる処理をする。整列
した符号を符号出力用FIFO9に転送し、符号バスへ
符号を出力する。この一連の処理で、符号化演算部10
に属する各演算ブロックは、以下説明するパイプライン
処理結合により高速符号化処理が可能となっている。
【0016】また本発明の符号化LSI1は、システム
バスI/F以外は、ライン単位で符号化処理を制御する
全体制御シーケンサ2の制御のもとで、符号化のスター
ト/ストップが管理される構成となっている。すなわ
ち、制御MPU12からの信号にしたがって、符号化処
理が開始され、ストップは、MPU12からの指示や、
ページの終了や符号化すべきライン数の符号化終了で、
他の演算ブロック等に対して、全体制御シーケンサ2が
終了信号を出力し、処理をストップする。このような制
御体系としたことで、階層的な符号化処理制御が構築可
能となり、全体制御シーケンサでは、ライン単位周期の
制御だけを考慮して設計すれば良く、判り易い制御体系
で符号処理全体の構築が可能となった。また、符号化演
算部10内の各演算ブロックでは、符号化のスタート/
ストップについて考慮する必要は無くなり、符号語単位
のパイプライン制御だけを対象としたシーケンス制御を
組み込むだけで良く、制御対象が判り易いシーケンサの
構築が可能となり、シーケンス論理も浅くなり、高速符
号化制御に適した構成とすることができる。
【0017】次に図2を用いて、符号化演算部10に属
する各ブロックに共通なパイプライン制御と、全体制御
シーケンサ2の関係について説明する。演算ブロック2
0は、符号化演算部10に属する1つの演算ブロックで
あり、演算ブロック25はそれに続く演算ブロックであ
る。全体制御シーケンサ2と各演算ブロックは、ライン
単位制御信号13によって接続されている。演算ブロッ
クでは、全体制御シーケンサによって処理のスタート/
ストップが制御されるブロックシーケンサ、各々21,
26で該当ブロックの動作を制御している。演算ブロッ
ク20,25は、各々前のブロックの出力をラッチする
入力ラッチ22,27と該当ブロックに割り当てられた
処理を実行する演算部23,28と出力ラッチ24,2
9から構成されている。どのタイミングで前のブロック
の出力を入力ラッチに取り込み、どのタイミングで出力
ラッチに新たなデータを設定するか、すべて各々のブロ
ックシーケンサである21,26が管理して、パイプラ
イン処理を可能としている。このタイミッグを図ってい
る信号が、符号語単位制御信号14と、ブロック内の処
理の進行状態を管理しているブロックシーケンサ21或
いは26内の状態ロジックと各演算部23或いは28の
処理結果である。一旦符号化開始が指示されれば、変化
点検出&モード判定ブロック6でデータをカウントし、
ラインエンドに達するまでは、隣接ブロック同士でデー
タの入出力タイミングを図り処理が進行する。
【0018】図3は該符号化処理のタイミングの概要を
示しており、用いているクロックは4相クロックであ
り、図示するようにClock1からClock4を仮にタイミン
グS1からS4にとして、S1,S3タイミングを入出
力のタイミングとして使用している。各ブロックは、S
1からS4を1マシンサイクルとして処理を実行する。
しかし、MH,MR,MMR符号化では、2値画像の白
から黒或いは黒から白への色の変化する画素を符号化す
る方式であり、色の変化しない部分は符号を生成する必
要はなく、また変化が密な部分ではそれだけ多く符号を
生成しなければならない。このため、符号化演算部10
のようにブロック分割しても、各ブロックが一定のサイ
クルで処理を継続することはできず、処理の進行の度合
いを隣接ブロックにたいして知らせる必要がある。この
ため符号語単位制御信号14で入出力タイミングを図っ
てパイプライン処理を実現している。図3の下側の部分
に処理各ブロックの演算部の処理とシーケンサ部の処理
のタイミングを示すが、演算はS1からS3のタイミン
グで実行し、シーケンスの次状態の決定は、S3の終了
時点からS1の立上りまでに決定し次の処理を実行でき
るようにしている。
【0019】変化点検出&モード判定ブロック6を例と
して、図4を用いて詳しく説明する。ここで仮に説明の
ために、演算ブロック20と前記ブロック6が対応して
いるものとする。ブロックシーケンサ21は、シーケン
サの状態を決定するためのランダムロジックであるブロ
ックシーケンサ論理50と、符号化演算論理結果をラッ
チするための出力ラッチ52と、シーケンスステートを
保持するための出力ステート53と、次のステート変更
のために一旦状態を保持するための入力ステートラッチ
51からなる。タイミングは図示するように、シーケン
サの状態をS1タイミングで確定して、符号化演算論理
の結果と該シーケンサ状態からS3タイミングまでに、
符号モード出力論理&符号語単位制御信号生成論理55
によって符号モード出力データと符号語単位制御信号を
生成して、S3タイミングで出力ラッチ24でラッチし
て出力する。また、ブロック内の次の状態を決定するの
も同様のタイミングで、S3タイミングで出力ラッチ5
2にラッチされた出力と、S3タイミングで入力ステー
トラッチ51にラッチされた現状態から次の状態をブロ
ックシーケンサ論理50で決定する。ここで次の入力が
可能な状態となれば、S1タイミングで入力ラッチパル
スを発行し、入力ラッチ22で新たなデータをラッチす
る。その他のブロックも同様なタイミングで構成してあ
り、S1からS4を1マシンサイクルとして、入出力制
御機能付きパイプライン符号化処理を実現している。
【0020】図1,図4に示すように、符号モード出力
はラインメモリから画像データを読みだしてラッチし、
演算して符号モードを出力している。符号モードを決定
する際に、読みだしたラインメモリのアドレスと決定し
た符号モードから、ラインエンドに達したかどうか、符
号モード出力&符号語単位制御信号生成論理55によっ
て判定できる。本発明の該論理55は、この機能も内蔵
した論理としており、ラインエンドに達した場合は、符
号モードと同時にラインエンド信号もデータ信号15の
信号の一つとして出力できる。本機能によりラインの終
了時点での処理が最低でも1マシンサイクルは高速化で
き、符号化性能の向上が可能となっている。
【0021】また、ライン単位での符号化処理のスター
ト/ストップを基本としていることから、全体制御シー
ケンサ2はライン単位で符号化処理の終了を管理する必
要があり、ラインエンド信号の入力を必要としている。
ラインエンドの検知は、変化点検出&モード判定部6で
前述したように可能である。しかし、符号化の終了を考
慮すると、符号の出力を完了した時点が処理終了であ
り、新たな符号化の指示はできない。符号化演算部10
では、前述したように検出したラインエンド信号を次ブ
ロックに転送して処理の停止はするが、新たな符号化を
開始することはできない構成としている。次のラインの
符号化開始を決定するブロックは、全体制御シーケンサ
2であり、該ブロックは符号パック部8からのライン終
了信号を検知して、次のラインの符号化を実行するかど
うか判定している。符号の出力は、符号出力FIFO部
9であるが、該FIFOに符号が設定されれば符号を取
り出すかどうかは、制御MPU12の判断で、内部の符
号化には無関係であり、符号パック部8からのライン終
了信号をもとに、次のラインの符号化のスタート/スト
ップを判定する構成とした。該構成とすることで、外部
の符号取り出しスピードの影響を軽減でき、高速符号化
に適した構成となっている。
【0022】次に図5,図6を用いて変化点検出処理の
高速化について説明する。ラインメモリに蓄積された画
像データは読みだし効率の向上を図り、数ビット単位で
並列に読みだす。MR,MMR2次元符号化では参照ラ
インと符号化ラインの2本の画像データを必要とするこ
とから、参照ライン画像データと符号化ライン画像デー
タとを同時に読みだした方が効率的である。図4に示す
ように変化点検出&符号モード判定部6には、各々2本
のデータ信号15として入力している。この読みだしに
関して、MR,MMR2次元符号化原理上、パイプライ
ン処理の障害となる場合が発生する可能性がある。図5
に該場合を示す。参照ライン画像データ100と符号化
ライン画像データ101が図示するように、仮に8ビッ
ト単位で読みだし、区切り(バイトバウンダリ)がkバ
イト目とk+1バイト目で図示するようになっており、
斜線部が黒画素で白の正方形部が白画素であったと仮定
する。図示する記号は、CCITTの勧告に準拠してお
り特に説明しなくても担当者であれば熟知しているもの
である。すなわち、VL(2)の符号を決定するために
は、kとK+1バイトめの両方の変化点画素を用いなけ
れば符号化できないため、第K+1バイト目も読みだ
す。しかし次の符号化は、起点画素a0がKバイト目に
戻ってしまうため、VR(3)符号を生成するために再度
kバイト目をアクセスし直す必要が発生する。メモリの
アクセスは、通常ラインダムロッジクから読みだす場合
とは異なり、1,2マシンサイクル遅延することにな
る。この遅延を解消するために、図6に示す回路を発明
し入力ラッチ部22に組み込んだ。
【0023】CCITTから勧告されているMR,MM
R2次元符号化方式を解析すると、前述したような読み
だしアドレスを戻さなければならない場合は、b1を検
出した位置から3画素前までの範囲に限られており、読
みだした画像データのうち、ライン中の画像の位置でよ
り右側にある3画素分保持していれば、アドレスを戻す
不都合は発生しないことになる。図6に示すように、次
の新たな画像データをラッチするラッチ回路70以外
に、既にラッチしてあった右側画像データ3ビット分
を、次の画像データをラッチするタイミングに合わせて
再ラッチするためのライン71と、ラッチ回路72を組
込んだ。そして変化点を検出する際には、該再ラッチさ
れたデータをライン73を通して符号化演算論理に入力
し、ラッチ70のデータとともに利用して変化点検出す
る。該簡単な回路により、図6に示すような不都合が解
消され高速演算処理に好適な回路構成とすることができ
た。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0025】本発明の符号化LSIは、符号化制御部を
ライン単位制御と符号語単位制御の2階層に分割してブ
ロック化して組み込んでおり、各制御部の論理階層が明
確化され、制御部単位で簡素な設計が可能となり、素子
遅延による性能低下の問題が緩和され高速化論理設計に
適した回路であると同時に、符号化回路の制御設計が容
易となる効果がある。また、MR,MMR2次元符号化
方式に適したラインメモリからの画像データの読みだし
と変化点検出及びパイプライン制御により、高速化が容
易に図れる効果がある。さらに、ラインエンド信号の受
渡しやライン符号化終了の判定時点等、細かな点につい
ても配慮してあり、より高速処理化に対して効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化LSIの全体ブロック構成図で
ある。
【図2】演算部の処理ブロック構成図である。
【図3】演算部のパイプライン処理タイミング概要を示
す図である。
【図4】変化点検出&モード判定処理ブロック図であ
る。
【図5】符号化処理中に発生するパイプライン処理の障
害となるアドレス戻し発生パターン説明図である。
【図6】変化点検出&モード判定処理部のデータ入力部
の構成図である。
【符号の説明】 1…本発明の符号化LSI、2…全体制御シーケンサ、
3…システムバスI/F、4…画像バスI/F、5…ラ
インメモリ部、6…変化点検出&モード判定処理部、7
…符号生成部、8…符号パック部、9…符号出力FIF
O、10…符号化演算部、11…画像データ入力装置、
12…制御MPU、13…ライン単位制御信号、14…
符号語単位制御信号、15…データ信号、20…演算ブ
ロック、21,26…ブロックシーケンサ、22,27
…入力ラッチ、23,28…演算部、24,29…出力
ラッチ、25…演算ブロック、50…変化点検出&モー
ド判定処理部のブロックシーケンサ論理、51,52,
53…ラッチ回路、54…変化点検出&モード判定処理
部の符号化演算論理、55…符号モード出力&ハンドシ
ェイク信号生成論理、70,72…ラッチ回路、71,
73…信号ライン、100…参照ライン画像データ、1
01…符号化ライン画像データ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値画像信号をMH或いはMR或いはMM
    R符号化する符号化LSIであって、2値画像データを
    入力するための画像データ入力手段と、該入力した画像
    データを一時記憶するために少なくとも主走査ラインの
    3本分の2値画像データを記憶することのできるライン
    メモリと、該記憶した画像データを読みだして画像デー
    タの変化点を検出しMH符号化では該ビットアドレスを
    生成し、MR或いはMMR2次元符号化方式では符号化
    ラインと参照ラインの変化点のビット距離と2次元符号
    モードを決定する手段と、符号バス幅にあわせて符号長
    を揃える手段と、符号を符号バスに出力する手段とを有
    し、前記各信号処理手段が符号語を単位として隣接ブロ
    ック間でパイプライン処理結合し、さらにマイクロプロ
    セッサとデータを授受するためのシステムバスインター
    フェイス(I/F)手段と、前記画像データの入力から
    符号出力までの処理を主走査ライン単位で制御する全体
    制御ロジックを有し、前記システムバスインターフェイ
    ス手段以外は該制御ロジックの符号化スタートストップ
    信号により符号化動作が制御されることを特徴とする2
    値画像信号符号化LSI。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2値画像信号符号化LSI
    であって、変化点ビットアドレス検出或いは2次元符号
    モード決定手段において、MH1次元符号化方式では変
    化点のビットアドレスに、MR,MMR2次元符号では
    符号を生成するための符号モード信号とビットアドレス
    差信号に、1主走査ラインのラインエンドに達したとき
    は、ラインエンド信号を前記信号と同時に符号を生成す
    る手段へ出力することを特徴とする2値画像信号符号化
    LSI。
  3. 【請求項3】請求項1記載の2値画像信号符号化LSI
    であって、全体制御ロジックの符号化スタート信号発行
    後は、符号長整列ブロックにおいてラインエンド信号を
    検出するまで、前記全体制御ロジックとは独立に符号化
    を継続し、次ラインの符号化は符号長整列ブロックから
    の1ライン符号化終了信号を前記全体制御ロジックが検
    出して、継続の有無を判定しライン単位で符号化処理を
    実行することを特徴とする2値画像信号符号化LSI。
  4. 【請求項4】2値画像信号をMH或いはMR或いはMM
    R符号化する符号化LSIであって、2値画像データを
    複数ビットパラレルに入力するための画像データ入力手
    段と、入力した画像データを一時記憶するためのラッチ
    回路と、該ラッチした画像データを読みだして画像デー
    タの変化点を検出しMH符号化では該ビットアドレスを
    生成し、MR或いはMMR2次元符号化方式では符号化
    ラインと参照ラインの変化点のビット距離と2次元符号
    モードを決定する手段を有し、MR或いはMMR2次元符
    号化方式においては、新たに次のアドレスの画像データ
    をラッチする場合に、既にラッチされていた画像データ
    の読取スキャン方向で時間的に遅くスキャンされた3ビ
    ットの画像データを、別に具備したラッチに設定して新
    たな画像データを入力ラッチすることを特徴とする2値
    画像信号符号化LSI。
JP4093993A 1993-03-02 1993-03-02 2値画像信号符号化lsi Pending JPH06253157A (ja)

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JP4093993A JPH06253157A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 2値画像信号符号化lsi

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8732493B2 (en) 2010-08-19 2014-05-20 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit

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