JPH06252832A - 電波を用いた移動体の位置確認システム - Google Patents

電波を用いた移動体の位置確認システム

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JPH06252832A
JPH06252832A JP5062827A JP6282793A JPH06252832A JP H06252832 A JPH06252832 A JP H06252832A JP 5062827 A JP5062827 A JP 5062827A JP 6282793 A JP6282793 A JP 6282793A JP H06252832 A JPH06252832 A JP H06252832A
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radio
radio wave
small
pager
signal
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JP5062827A
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Susumu Sakuma
進 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来から使用されるポケットベルをそのまま
利用して、小型無線機を装着した物あるいは小型無線機
を携帯した人の位置を迅速に検出する電波を用いた移動
体の位置確認システムを提供することを目的とする。 【構成】 小型無線機10にポケットベル11を装着
し、ポッケトベル11の呼出手段41の光を検出して、
識別符号を含む特定周波数の電波を小型無線機10から
発信し、または小型無線機10に設けられた電波発信ス
イッチ28を作動させて、識別符号を含む特定周波数の
電波を小型無線機10から発信し、3以上の固定局の電
波方位検知手段によりこの電波が発信された小型無線機
10の方位を検出し、この方位情報を基にして中央局の
コンピュータ35により、小型無線機10の位置、その
周辺の地図情報および電波発信モードを出力するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線と無線の利用
によって特定者を呼び出す小型の受信機であるポケット
ベル(ビーパー、ラジオページャーとも言われている)
を利用して移動体(人あるいは物をいう)の位置の検出
を電波の送受信を通じて行う電波を用いた移動体の位置
確認システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人の監視を行うシステムとして
は、本出願人が先に提案した日本国特許出願公開1−1
14127号公報記載の無線信号の発信及び受信を通じ
て行う移動体のモニタリング方法があり、対象者は送信
機により無線信号を送出し、これを回転可能な指向性ア
ンテナを持つ複数の受信システムで受信し、三角測量法
の原理を用いて送信機の位置を検知することを内容とし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法において、送信機を作動させるには、本人が送信スイ
ッチを押すか、あるいは内部に更に受信機を備え、別の
電波を用いて前記送信機を作動させる必要があり、一つ
の周波数で行っても不可能ではないが、基本的には呼出
しと、送信の2つの電波を必要とし、新たな電波の使用
許可が困難である等の問題点があって、実稼働が困難で
あるという問題点があった。一方、近年、電話回線を通
じて、特定の電話番号を回すことによって電波発信局か
ら識別符号を有する電波を発信し、これによって携行す
る小型無線機からベル音及び/又は信号光を発するポケ
ットベルが広く普及している。しかしながら、このポケ
ットベルは一方的に連絡を取る為のものであって、その
ポケットベルを携行している人の位置を特定することは
不可能であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、従来から使用されるポケットベルをそのまま利
用して、小型無線機を装着した物あるいは小型無線機を
携帯した人の位置を迅速に検出する電波を用いた移動体
の位置確認システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の電波を用いた移動体の位置確認システムは、光を
含む呼出手段を有するポケットベルを取り外し可能に収
納する収納部、電波発信スイッチ、及び前記呼出手段あ
るいは前記電波発信スイッチの作動によって識別符号を
含む特定周波数の電波を発信する送信部を有する小型無
線機と、前記小型無線機から発射される電波の発信方向
を検知する電波方位検知手段を備える3以上の固定局
と、前記固定局に対して有線回線あるいは無線回線によ
って連繋されたコンピュータを備える中央局とを有し、
電話回線を通じて前記小型無線機の収納部に収納された
前記ポケットベルを呼出し、該ポケットベルの前記呼出
手段の光を検出することにより、前記小型無線機を作動
させて、識別符号を含む特定周波数の電波を発信させ、
または、前記電波発信スイッチを作動させることによ
り、識別符号を含む特定周波数の電波を前記携帯型無線
機から発信させ、前記固定局の電波方位検知手段によっ
て電波が発信された前記小型無線機の方位を検出し、該
方位情報を基にして前記コンピュータによって前記小型
無線機の位置、その周辺の地図情報、および送信電波が
前記ポケットベルからの信号によるものかあるいは前記
電波発信スイッチの作動によるものかを区別して表示す
る電波発信モードを出力するようにして構成されてい
る。請求項2記載の電波を用いた移動体の位置確認シス
テムは、請求項1記載のシステムにおいて、前記小型無
線機に他の小型無線機からの同一周波数の電波信号を受
信する受信部を設け、該受信部が前記他の小型無線機か
らの電波信号を受信した場合には、該小型無線機の同一
周波数による電波信号の送信を停止させ、該受信部が前
記他の小型無線機からの電波信号を受信していない場合
にのみ該小型無線機から同一周波数の電波信号を送信で
きるようにして構成されている。請求項3記載の電波を
用いた移動体の位置確認システムは、請求項1記載のシ
ステムにおいて、前記電波方位検知手段は、多数のエレ
メントを電子接点によって高速で切り換える走査型アン
テナからなる。請求項4記載の電波を用いた移動体の位
置確認システムは、請求項1記載のシステムにおいて、
前記コンピュータによって前記小型無線機の位置を検知
した後、更に、地磁気を利用したコンパス、固定型の電
波方位測定手段、及び前記中央局との無線による連絡手
段を備えた探索自動車にて、前記小型無線機の正確な位
置を検知するようにして構成されている。そして、請求
項5記載の電波を用いた移動体の位置確認システムは、
請求項1記載のシステムにおいて、前記固定局の一つが
前記中央局を兼用するようにして構成されている。
【0005】
【作用】請求項1〜5記載の電波を用いた移動体の位置
確認システムにおいては、予め、所定のポケットベルを
小型無線機のポケットベル収納部に装着した状態で、人
あるいは物に携行させる。そして、電話回線の選局指示
によって、前記ポケットベルの光を含む呼出し手段(例
えば、発光ダイオードの点滅信号)を作動させると、小
型無線機が該ポケットベルの光による呼出し手段に反応
して作動し、電波を発信する。また、従来のポケットベ
ルをそのままに利用しているので、ポケットベルとして
の機能は当然のこと、呼出信号を送信するための新たな
電波を使用することがないので、電波の有効利用が促進
される。更には、この小型無線機にはポケットベル収納
部を備えて、このポケットベルと前記小型無線機の送信
部を連携しているので、ポケットベルを分解あるいは改
良することなく使用できる。また、該小型無線機を人に
携帯させた場合には、例えば強盗に襲われる等の非常
に、備えられた電波発信スイッチを操作することによっ
て該小型無線機を作動させて、電波を発信し非常を知ら
せることができる。前記小型無線機から発信された電波
を電波方位検知手段を有する3以上の固定局が受信し
て、前記小型無線機の方位を検出し、該方位情報を中央
局のコンピュータに知らせ、該方位情報とそれぞれの固
定局の位置から該小型無線機の位置を検索し、その周辺
の地図情報および電波発信モードと共に出力する。該電
波発信モードによって、この小型無線機から発信される
電波がポケットベルによるものか、電波発信スイッチに
よるものかを判断でき、例えば非常時に電波発信スイッ
チを押したものによる場合には、前記中央局でその発信
位置を地図情報と共に表示しているので、迅速な救助を
行うことができる。特に、請求項2記載の電波を用いた
移動体の位置確認システムにおいては、同一の受信範囲
にある複数の小型無線機から電波が同時に発射されるこ
とがない。従って、同一周波数を使用する複数の小型無
線機の電波信号が混信することがなく、前記3以上の固
定局によって電波の送信方向を正確に検知できるので、
正確にその発信位置を検出することができる。また、請
求項3記載の電波を用いた移動体の位置確認システムに
おいては、モータを内蔵するローテータを備えた通常の
指向性アンテナに比べて短時間で発信位置を検出するこ
とができる。請求項4記載の電波を用いた移動体の位置
確認システムにおいては、更に詳しい小型無線機の位置
を確認できると共に、例えば非常時の救助などを積極的
に行うことができる。そして、請求項5記載の電波を用
いた移動体の位置確認システムにおいては、システムの
簡略化ができ、その分だけの設備コストを廉価にでき
る。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る電波を
用いた移動体の位置確認システムの概略構成図、図2は
前記移動体の位置確認システムに使用する小型無線機の
概略ブロック図、図3は同斜視図、図4は同平面図、図
5は同フロー図、図6は前記移動体の位置確認システム
を構成する中央局のコンピュータの動作フロー図、図7
は本発明の第2の実施例に係る電波を用いた移動体の位
置確認システムの概略構成図、図8は同システムの固定
局及び中央局回りの機器の接続状況を示すブロック図、
図9は同システムに使用する携帯用無線機の斜視図、図
10は同ブロック図、図11は探索用自動車に搭載され
ている機器の概略ブロック図、図12は同動作説明図、
図13はフロー図である。
【0007】まず、図1〜6を参照して本発明の第1の
実施例を説明する。図1に示すように、本発明の第1の
実施例に係る電波を用いた移動体の位置確認システム
は、小型無線機の一例である携帯用無線機10と、該携
帯用無線機10に装着されるポケットベル11と、前記
携帯用無線機10の電波を受ける3以上の固定局12〜
14と、該固定局12〜14に有線回線を通じて連結さ
れる中央局15とを有している。以下、これらについて
詳しく説明する。図2、3に示すように、前記携帯用無
線機10は、外部に突出する無指向性のアンテナ16に
切替えスイッチ17を介して接続される送信部18およ
び受信部19と、該送信部18および受信部19を制御
するマイクロコンピュータ(CPU)20と、該マイク
ロコンピュータ20に接続されるランプ類及びスイッチ
類と、これらの電源21と、これらを収納するケース2
2とを有して構成されている。
【0008】前記送信部18は、FM送信機からなって
予めROM23に記載された識別符号をマイクロコンピ
ュータ20の指示によって制御信号変調部24によって
変調し、前記アンテナ16から所定時間(通常0.1〜
5分間)送信できるようになっている。前記受信部19
は、前記送信部18の送信周波数と同一の周波数を受信
するFM受信機からなって、該受信部19にはその電界
強度の測定を行う電界強度測定部25を有し、受信され
た信号のレベル(デジタル変換されている)を前記マイ
クロコンピュータ20に伝えるようになっている。前記
マイクロコンピュータ20には、該マイクロコンピュー
タ20の特定ステップ時に作動する発光ダイオードから
なる作動ランプ26、警報ランプ27が接続されている
と共に、図示しないインターフェイスを介して電波発信
スイッチの一例である非常ボタン28が接続されてい
る。また、該マイクロコンピュータ20には必要な情報
を一次記憶するRAM29、ポケットベル11からの光
信号を受ける光電素子30、該光電素子30に接続され
る信号変換部31が接続されている。
【0009】一方、図1に示すように、前記固定局12
〜14には、電波方位検知手段の一例である回転駆動さ
れる指向性アンテナ32とブランドプレーンアンテナ等
からなる無指向性アンテナ33とをそれぞれ有し、前記
携帯用無線機10の電波信号を、前記無指向性アンテナ
33と、指向性アンテナ32とによって受信でき、図示
しない受信機によってその信号に含まれる識別符号及び
信号強度を解析できるようになっている。従って、該固
定局12〜14においては、携帯用無線機10からの信
号を受信して、その識別符号及び受信感度を解析し、識
別符号が正しくて一定以上の受信感度を有する場合に
は、直ちにスタックの八木アンテナからなる指向性アン
テナ32を回転し、その最大受信感度方向から電波の伝
播方向を検索するようになっている。そして、それぞれ
の指向性アンテナの下部に設けられたロータリエンコー
ダによって割り出された電波の最大受信感度方向が、A
D変換されて、有線回線を通じて中央局15に伝達され
るようになっている。なお、34は各固定局12〜15
の図示しないコンピュータまたは信号伝送機器と、中央
局15のコンピュータ35を連繋するインターフェイス
を示す。該コンピュータ35にはその出力情報を文字に
変換してファックス36から他のファックス37に情報
を送ることができるよう通信機能を備えている。また、
38は無線局であって、電話器39から特定の電話番号
を回すことによって、識別符号を含む電波を発信し、前
記ポケットベル11の呼出し手段である発光ダイオード
及び/又はベル等を作動させるようになっている。
【0010】続いて、前記携帯用無線機10は前記RO
M23に記載されているプログラムによって作動する
が、図5を参照しながらその動作について説明する。ま
ず非常ボタン28を押していないことを確認して(ステ
ップ200)、ポケットベル11からの信号の有無を判
断する(ステップ201)。ポケットベル11からの信
号があった場合には、送受信用のアンテナを受信方向に
切替え(ステップ202)、作動ランプ26を点灯する
と共に、受信部19を作動させ(ステップ203)、受
信した電波の電界強度を測定する(ステップ204)。
測定した電界強度が所定値以下であることを確認して
(ステップ205)、前記アンテナを送信方向に切替え
(ステップ206)、送信部18を起動して所定の識別
符号を含む電波を一定時間送信し(ステップ207)、
これが終わって全体の回路をリセットする(ステップ2
08)。一方、ステップ205で、電界強度が一定値以
下でない場合には、他の携帯用無線機が使用されている
ということであるので、内蔵するタイマーで一定時間
(例えば、1〜10秒)をカウントする(ステップ20
9)と共に、前記タイマーがカウントアップした回数N
を計測する(ステップ210)。そして、回数Nが所定
値を越えていない場合には(ステップ211)再度ステ
ップ204に戻って電界強度を測定する。ここで、前記
タイマーによるカウント回数Nが所定回数(例えば、5
回)を越えている場合には、警報ランプ27を一定時間
(例えば、10秒〜5分)点灯して(ステップ21
2)、全体の回路をリセットして最初の状態に復帰する
(ステップ208)。
【0011】固定局12〜14及び中央局15の動作に
ついて、図6を参照しながらその動作を説明すると、前
記携帯用無線機10からの電波信号を各固定局12〜1
4で受信する(ステップ230)、電波に含まれる識別
符号は正しいか否かを判断し(ステップ231)、正し
い場合には各固定局12〜14の無指向性アンテナ33
によって測定したアンテナの電界強度を測定する(ステ
ップ232)。なお、この識別符号の判断と、電界強度
の測定とは同時に行って、識別符号が正しい場合のみ、
その出力値を、固定局で記憶するようにしても良い。そ
して、各固定局12〜14で受信した電界強度が一定値
より大きい固定局について、指向性アンテナ32を回転
して(ステップ233)、電波の最大方向を検出する。
これは、実際には例えば10以上の多数の固定局がある
ので、全ての固定局の指向性アンテナ32を全部作動さ
せる必要はなく、携帯用無線機10の近くにある最小3
個の固定局の指向性アンテナ32のみを作動させれば、
携帯用無線機10の位置は測定できるからである。
【0012】前記固定局12〜14で電波の最大受信感
度方向を検知し(ステップ234)、その後、これを中
央局15に送信する(ステップ235)。中央局15で
は前記固定局12〜14からのデータに基づき、発信位
置を三角測量法の原理に基づいて演算して(ステップ2
36)、その位置を算出し地図情報および識別符号によ
って特定される個別データと共にディスプレイに表示し
(ステップ237)、予め記載されたデータから携帯用
無線機10の所在位置の住所を特定する(ステップ23
8)。そして、前記携帯用無線機10の電波の発信がポ
ケットベルによるものか、電波発信スイッチの作動によ
るものかを示す電波発信モードを示す符号(例えば、
「*」マーク)を前記ディスプレイに表示する。この判
断は、携帯用無線機11の内部で区別して特定の信号を
使うものが好ましい。また、前記電話器39を使用した
か否かを中央局15で判別し、これらの情報も含めて前
記電波発信モードに表示してもよい。そして、これらの
情報をファックス及び/又は電話によって該情報を依頼
先に通知する(ステップ239)。なお、ここで電話に
よる場合には、音声合成装置を用いてその住所を朗読さ
せるようにしても良いし、予め録音された音声を使用し
ても良い。以上の過程を経て処理情報を記憶し(ステッ
プ240)、終了信号のないことを確認してステップ2
30に戻る。
【0013】図2〜図4を参照しながら、ポケットベル
11と携帯用無線機10との関係を更に明確にすると、
市販されているポケットベル11はカード型となって、
内部にアンテナ、電池、無線機、必要な場合にはCP
U、メモリ等の必要な機器を備えている。そして、その
一端には前記発光ダイオードからなる呼出し手段の一例
である表示ランプ41が設けられ、電話回線からの呼出
しに基づいて点滅するようになっている。また、内部に
は図示しないベル(ブザー)も設けられ、呼出しに応じ
て音を発するようになっている。そして、携帯用無線機
10には、前記カード型のポケットベル11が装着され
る収納部42を設けており、また前記表示ランプ41の
光を受光する光電素子(CDS、フォトダイオード、フ
ォトトランジスタ)30(図2参照)が設けてあって、
ポケットベル11からの光信号を受信し、信号変換部3
1を介してデジタル信号に変え、マイクロコンピュータ
20に送るようにして、起動信号としている。ここで、
前記ポケットベル11が携帯用無線機10に装着された
場合には、他の部分から光電素子30に光が入らないよ
うに、充分なシールがなされていると共に、容易にポケ
ットベル11が携帯用無線機10の収納部42から外れ
ないように、ポケットベル11の先端のみでなく、両側
も密着して覆うようになっている。
【0014】次に、図7〜図13を参照して本発明の第
2の実施例に係る電波を用いた移動体の位置確認システ
ムを説明する。図7に示すように、本発明の第2の実施
例に係る電波を用いた移動体の位置確認システムは、小
型無線機の一例である携帯用無線機60と、該携帯用無
線機60に装着されるポケットベル61と、前記携帯用
無線機60の電波を受ける3以上の固定局62〜65
と、該固定局62〜65と有線回線を通じて連結される
中央局66と、探索自動車67とを有している。以下、
これらについて詳しく説明する。図7〜図10に示すよ
うに、前記携帯用無線機60は、外部に突出する無指向
性のアンテナ68に接続される送信部69と、全体を制
御するマイクロコンピュータ(CPU)70と、該マイ
クロコンピュータ70に接続される作動ランプ71、警
告ランプ71a、電波発信スイッチ72、信号変換部7
3、RAM74及びROM75と、前記信号変換部73
に接続される光電素子76と、これらを収納するケース
77とを有して構成されている。
【0015】前記ケース77は比較的強度を有するプラ
スチックケースからなって、図9に示すように、市販の
ポケットベル61の収納部78を備え、更には、該収納
部78にポケットベル61を収納したことを検出する図
示しないセンサー(リミットスイッチであっても良い)
が設けられていると共に、ポケットベル61の一端に設
けられた光による呼出手段の一例である発光ダイオード
79の光を検知するフォトトランジスタあるいはフォト
ダイオード等からなる光電素子76が設けられている。
これによって、ポケットベル61が収納部78に装着さ
れた場合、ポケットベル61からの呼出信号を、前記光
電素子76が検知し、信号変換部73を介してマイクロ
コンピュータ70に伝えるようになっている。なお、8
0は電池等からなる電源部を示し、電池が一定の電圧以
下になると、周知の構成からなる電池電圧検出手段によ
って前記警告ランプ71aが点滅するようになってい
る。
【0016】前記送信部69は、FM送信機からなって
予めROM75に記載された識別符号(IDコード)を
マイクロコンピュータ70の指示によって、送信部69
に設けられた制御信号変調部によって変調し、前記アン
テナ68から比較的短い時間(例えば、3〜10秒間)
送信できるようになっている。前記マイクロコンピュー
タ70には、該マイクロコンピュータ70の特定ステッ
プ時に作動する発光ダイオードからなる作動ランプ7
1、警報ランプ71aが接続されている。また、該マイ
クロコンピュータ70には、直列に接続された押しボタ
ンスイッチ81、82からなる電波発信スイッチ72が
接続され、更には必要な情報を一次記憶するRAM74
と、必要なプログラム及び識別符号を記憶するROM7
5が接続されている。前記固定局62〜65は、図7、
図8に示すように無指向性アンテナ83と、該無指向性
アンテナ83に接続される識別符号用受信機(以下、I
D用受信機という)84と、電波方位探知手段の一例で
ある8素子のアドコック・アンテナ(Adocok A
ntena)85と、該アドコック・アンテナ85に接
続される方向測定ユニット86と、前記中央局66との
信号の連携をとるモデム87とをそれぞれ有している。
【0017】従って、各固定局62〜65においては、
前記携帯用無線機60によって発信された電波を無指向
性アンテナ83によって受信して、ID用受信機84に
よって識別符号(IDコード)を受信し、モデム87を
介して中央局66に送る。そして、周知構造のアドコッ
ク・アンテナ85及び内部に電子接点を有する方向測定
ユニット86によって電波の発信方向を高速度で検知
し、前記モデム87を介して中央局66に送る。また、
前記周知構造のアドコック・アンテナ85及び方向測定
ユニット86の代わりに、多数の垂直アンテナを円周状
に等間隔で配置し、中央に各アンテナからのケーブルを
集中させると共に、中央に垂直補助アンテナを設け、電
子スイッチ(ダイオードスイッチ)によって、切り換え
る周知構造のドプラ式の電波方位検知手段を使用するこ
とも可能である。
【0018】前記中央局66には、前記それぞれのモデ
ム87と連携するモデム88と、該モデム88に接続さ
れる制御用コンピュータ89及び該制御用コンピュータ
89に付属するディスプレイ90と、データ処理用コン
ピュータ91及び該データ処理用コンピュータ91に付
属するディスプレイ92と、前記データ処理用コンピュ
ータ91に付属する補助記憶装置93、プリンタ94及
びデータ伝達装置95と、探索用自動車67に無線連絡
を行う送受信機96とが備えられている。前記制御用コ
ンピュータ89は、前記固定局62〜65の平面的位置
と、モデム87、88を介してそれぞれ検知した携帯用
無線機60からの電波の発信方向とから、周知方法であ
る三角測量法の原理によって、携帯用無線機60の平面
的位置を割り出すようになっている。そして、必要な場
合には、データ処理用コンピュータ91を用い検索され
た携帯用無線機60の位置情報は、その周辺の地図情報
および識別符号によって特定される情報と共に、ファッ
クシミリ、あるいはコンピュータを用いた情報伝達手段
等からなるデータ伝達装置95によって、特定者のもと
に送られるようになっている。なお、前記制御用コンピ
ュータ89、データ処理用コンピュータ91及びこれら
の周辺機器を備えて図7に示す制御装置97が構成され
ている。
【0019】また、図7に示す98はポケットベル呼出
用の無線局であって、例えば、中央局66に設けられた
電話器99を使用して、特定番号を選局すると、前記無
線局98から識別符号を有する電波を発信し、特定のポ
ケットベル61のベル及び/又は発光ダイオードからな
る呼出信号を駆動するようになっている。前記探索用自
動車67の屋根には、図11に示すようにフラットアン
テナ100と、地磁気検出器101と、無指向性アンテ
ナ102とが搭載され、前記フラットアンテナ100及
び地磁気検出器101の出力は、電波発信方位検出装置
103に接続され、前記無指向性アンテナ102は、送
受信機104に接続されている。前記フラットアンテナ
100の原理については、例えば1985年8月3日に
公開されている日本国特開昭60−147666号公報
または1987年1月6日に発行されたアメリカ特許第
4635065号公報にも記載されているように、複数
個の帯状アンテナ素子を中央部が互いに交叉し、しかも
絶縁するようにして配置されたアンテナ素子を用い、こ
れを電子切り換え回路によってその指向方向を回転させ
て、受信した電波の発信方向を検知するようにしてお
り、これによって機械的な回転部分、あるいは機械的な
切り換えスイッチを用いることなく、電波の到来方向を
測定できる。
【0020】なお、前記フラットアンテナ100の代わ
りに、アドコック・アンテナあるいはその他の静止型の
電波方位検知手段を使用することも当然できる。前記地
磁気検出器101は、例えば、内部に1または2以上の
ホール素子を配置し、地磁気の方向に対する地磁気検出
器101の角度あるいは地磁気の方向を検出して、これ
を出力するようにしても良い。また、場合によっては、
適当周波数の交流を流す一次コイルと、該一次コイルに
よって誘起される電圧または電流を検出する二次コイル
が巻かれた磁気材料を備え、前記二次コイルの誘起電圧
または電流が通過する磁束に応じて変化することも利用
したフラックスセンサーを用い、これらを直交させて配
置し、その合成出力から地磁気方向に対する自動車の角
度を検出するようにしても良い。更には、通常の自由回
転する磁針と、該磁針の方向を検出するセンサー(例え
ば、光センサー)を備え、前記磁針の方向によって地磁
気方向を検知するようにしても良い。以上のような手段
によって、該検索自動車の進行方向と地磁気との角度を
電波発信方位検出装置103に表示するようになってお
り、これによって磁気コンパスを形成している。
【0021】従って、図12(A)、(B)に示すよう
に前記地磁気検出器101によって、例えば北方向Nを
検出し、前記フラットアンテナ100によって電波の発
信方向Hを検出し、該探索自動車67の進行方向Zに対
しての表示を電波発信方位検出装置103の表示部10
5に表示する。これによって、該探索自動車67は電波
の発信方向を検知しながら携帯用無線機60の位置を探
索できることになる。なお、当然のことながら探索自動
車67には、前記中央局66によって検知された携帯用
無線機60の発信位置とその周辺の地図情報が、前記送
受信機96、104を介して送られ、車内に設けられた
ディスプレイによって表示されている。また、必要に応
じて、探索自動車67の地理的位置を表示するため、周
知のGPS(Global Positioning
System)を設いた自己位置検出システムを搭載
し、前記ディスプレイに地図情報と共に表示するのが好
ましい。
【0022】続いて、前記携帯用無線機60の動作を含
めた第2の実施例に係る電波を用いた移動体の位置確認
システムについて、図13を参照しながら詳しく説明す
る。まず、呼び出そうとする携帯用無線機60に設けら
れているポケットベル61を電話器99によって呼び出
すと、無線局98から識別符号を有する電波が発信さ
れ、これによってポケットベル61の発光ダイオード7
9が点滅する。これを光電素子79が検知し、信号変換
部73を介してマイクロコンピュータ70に信号が伝わ
るが、携帯用無線機60のマイクロコンピュータ70
は、2つの押しボタンスイッチ81、82からなる電波
発信スイッチ72が押されたか否を判断して(ステップ
300)、該電波発信スイッチ72が作動されていない
ことを確認し、前記ポケットベル61からの信号を確認
して(ステップ301)、特定の識別符号を有する電波
を送信部69から送信する(ステップ302)。ここ
で、前記電波発信スイッチ72を作動させている場合に
は、前記ポケットベル61からの信号とは、独立に電波
を発信することになる。次に前記識別符号を含む電波
は、比較的短い時間の電波を使用し、電波発信と同時に
前記作動ランプ71が点灯する。前記送信部69を起動
させた後は、携帯用無線機60は直ちに、最初の起動状
態に戻って次の指示を待つことになる。
【0023】一方、前記携帯用無線機60からの信号を
受けた固定局62〜65は、まず無指向性アンテナ8
3、ID用受信機84によって到来電波の識別符号を検
知し(ステップ303)、アドコック・アンテナ85及
び方位測定ユニット86によって電波の発信方向を検知
する(ステップ304)。そして、これらの情報をモデ
ム87、88を介して中央局66に伝送する(ステップ
305)。中央局66の制御用コンピュータ89は、携
帯用無線機60の電波が含む識別符号を確認して、その
人あるいは物の特定を行い(ステップ306)、更には
各固定局62〜65の位置と検出した方位信号から、三
角測量法の原理を応用して、その位置を演算する(ステ
ップ307)。次に、探索用自動車67に、送受信機9
6から信号を送って、前記携帯用無線機60の概略位置
と、その周辺の地図情報及び携帯用無線機60を携行し
た者、あるいは物品の個別情報を送る(ステップ30
8)。ここで、個別情報とは、人の場合には、性別、年
齢、写真、血液型等をいい、物の場合には該携帯用無線
機を装着した物品等をいう。そして、これらの情報は、
中央局66のディスプレイに表示される情報には、前記
携帯用無線機60からの送信がポケットベル61による
ものかあるいは電波発信スイッチの作動によるものかを
示す電波発信モードを同時に表示する。
【0024】前記情報を受けた探索用自動車67は、前
記情報と必要な場合には、中央局66に連絡を取り、電
話回線によってポケットベル61を作動させ、携帯用無
線機60から電波を発信させて、前記フラットアンテナ
100、地磁気検出器101及び電波発信方位検出装置
103を用いて、携帯用無線機60の正確な位置を探索
する(ステップ309)。なお、前記光信号の他に、呼
出し手段の一例である特有なブザー音(ベル音)あるい
は振動を感知し、これを起動信号として携帯用無線機を
作動させるようにしても良い。また、携帯用無線機に設
けられているアンテナはそれぞれ該携帯用無線機から突
出していたが、周知の小型アンテナ(例えば、ループア
ンテナ、短縮型ロッドアンテナ)を用いて前記アンテナ
を内蔵させることも可能である。そして、更には前記電
波を用いた移動体の位置確認システムに加えて、例え
ば、指向性アンテナ(即ち、電波探知機)を有する人等
によって、電波を発信した携帯用無線機の位置を追跡検
索することも当然可能であり、この場合、携帯用無線機
の電波が停止した場合には、再度、所定の電話呼出しを
行ってポケットベルを呼出し、携帯用無線機から電波を
発射させることができ、これによって、確実に携帯用無
線機を携帯した人あるいは物の位置を探すことができ
る。更には、ポケットベルは間違い電話によって作動す
る場合もあるので、中央局の電話器によってのみポケッ
トベルを呼び出すこととし、前記電話器によってポケッ
トベルを呼び出した場合には、その情報を記憶し、該記
憶された情報と、ポケットベルを作動することによる携
帯用無線機からの電波の発信が一致しない場合には、間
違い電話として処理するのが好ましい。
【0025】前記電波方位検知手段としては、ロータリ
ーエンコーダを備え電動モータによって回転駆動される
単一指向性アンテナ(例えば、八木アンテナ)の他に、
直接指向性アンテナを回転させないで、電波の発射方向
を検知できるアンテナであれば如何なるアンテナであっ
ても良く、例えば、方向探知機に使用される多数の円状
に配置された垂直アンテナと該円の中心に配置された垂
直補助アンテナを用いるドプラ式方位測定装置、直交わ
く型アンテナとゴニオメータを用いるベリニトシアンテ
ナ等であっても本発明は適用される。また、前記中央局
が前記固定局の一つを兼用する場合も本発明は適用され
る。なお、以上の実施例においては、小型無線機として
携帯用無線機を例に挙げて説明したが、小型無線機には
車載用の小型無線機も適用され、自動車に該車載用の小
型無線機を搭載しておき、ポケットベルを使用して該小
型無線機から電波を発信させ、その場所を検知する場合
も本発明は適用される。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜5記載の電波を用いた移動体
の位置確認システムにおいては、予め、所定のポケット
ベルを小型無線機のポケットベル収納部に装着した状態
で、人あるいは物に携行させ、電話回線の選局指示によ
って、前記ポケットベルの光を含む呼出し手段を作動さ
せ、小型無線機から識別符号を含む電波を送信させるよ
うにしているので、従来のポケットベルを分解あるいは
改造することなくそのままに利用でき、更には呼出信号
を送信するための新たな電波を使用することがないの
で、電波の有効利用が促進される。そして、該小型無線
機を人に携帯させて電波発信スイッチを操作することも
可能であり、これによって、その位置を検索し、中央局
でその発信位置を地図情報と共に表示しているので、迅
速な救助を行うことができる。また、前記中央局では、
この小型無線機から発信される電波がポケットベルによ
るものか、電波発信スイッチによるものかを判断させる
ようにしているので、間違い電話等による誤動作も確認
できる。特に、請求項2記載の電波を用いた移動体の位
置確認システムにおいては、同一周波数を使用する複数
の小型無線機の電波信号が混信することがなく、前記3
以上の固定局によって電波の送信方向を正確に検知でき
る。請求項3記載の電波を用いた移動体の位置確認シス
テムにおいては、極めて短時間で発信位置を特定できる
ので、同一周波数の電波の利用度を向上することがで
き、更には緊急事態の迅速な判断が可能となる。請求項
4記載の電波を用いた移動体の位置確認システムにおい
ては、更に詳しい小型無線機の位置を確認できると共
に、例えば非常時の救助などを積極的に行うことができ
る。そして、請求項5記載の電波を用いた移動体の位置
確認システムにおいては、システムの簡略化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電波を用いた移動
体の位置確認システムの概略構成図である。
【図2】前記移動体の位置確認システムに使用する小型
無線機の概略ブロック図である。
【図3】同斜視図である。
【図4】同平面図である。
【図5】同フロー図である。
【図6】前記移動体の位置確認システムを構成する中央
局のコンピュータの動作フロー図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る電波を用いた移動
体の位置確認システムの概略構成図である。
【図8】同システムの固定局及び中央局回りの機器の接
続状況を示すブロック図である。
【図9】同システムに使用する携帯用無線機の斜視図で
ある。
【図10】同ブロック図である。
【図11】探索用自動車に搭載されている機器の概略ブ
ロック図である。
【図12】同動作説明図である。
【図13】フロー図である。
【符号の説明】
10 携帯用無線機(小型無線機) 11 ポケットベル 12 固定局 13 固定局 14 固定局 15 中央局 16 アンテナ 17 スイッチ 18 送信部 19 受信部 20 マイクロコンピュータ 21 電源 22 ケース 23 ROM 24 制御信号変調部 25 電界強度測定部 26 作動ランプ 27 警報ランプ 28 非常ボタン 29 RAM 30 光電素子 31 信号変換部 32 指向性アンテナ 33 無指向性アンテナ 34 インターフェイス 35 コンピュータ 36 ファックス 37 ファックス 38 無線局 39 電話器 41 表示ランプ 42 収納部 60 携帯用無線機(小型無線機) 61 ポケットベル 62 固定局 63 固定局 64 固定局 65 固定局 66 中央局 67 探索自動車 68 アンテナ 69 送信部 70 マイクロコンピュータ 71 作動ランプ 71a 警告ランプ 72 電波発信スイッチ 73 信号変換部 74 RAM 75 ROM 76 光電素子 77 ケース 78 収納部 79 発光ダイオード 80 電源部 81 ボタンスイッチ 82 ボタンスイッチ 83 無指向性アンテナ 84 識別符号用受信機 85 アドコックアンテナ 86 方向測定ユニット 87 モデム 88 モデム 89 コンピュータ 90 ディスプレイ 91 コンピュータ 92 ディスプレイ 93 補助記憶装置 94 プリンタ 95 データ伝達用装置 96 送受信機 97 制御装置 98 無線局 99 電話機 100 フラットアンテナ 101 地磁気検出器 102 無指向性アンテナ 103 電波発信方位検出装置 104 送受信機 105 表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を含む呼出手段を有するポケットベル
    を取り外し可能に収納する収納部、電波発信スイッチ、
    及び前記呼出手段あるいは前記電波発信スイッチの作動
    によって識別符号を含む特定周波数の電波を発信する送
    信部を有する小型無線機と、 前記小型無線機から発射される電波の発信方向を検知す
    る電波方位検知手段を備える3以上の固定局と、 前記固定局に対して有線回線あるいは無線回線によって
    連繋されたコンピュータを備える中央局とを有し、 電話回線を通じて前記小型無線機の収納部に収納された
    前記ポケットベルを呼出し、該ポケットベルの前記呼出
    手段の光を検出することにより、前記小型無線機を作動
    させて、識別符号を含む特定周波数の電波を発信させ、 または、前記電波発信スイッチを作動させることによ
    り、識別符号を含む特定周波数の電波を前記携帯型無線
    機から発信させ、 前記固定局の電波方位検知手段によって電波が発信され
    た前記小型無線機の方位を検出し、該方位情報を基にし
    て前記コンピュータによって前記小型無線機の位置、そ
    の周辺の地図情報、および送信電波が前記ポケットベル
    からの信号によるものかあるいは前記電波発信スイッチ
    の作動によるものかを区別して表示する電波発信モード
    を出力することを特徴とする電波を用いた移動体の位置
    確認システム。
  2. 【請求項2】 前記小型無線機に他の小型無線機からの
    同一周波数の電波信号を受信する受信部を設け、該受信
    部が前記他の小型無線機からの電波信号を受信した場合
    には、該小型無線機の同一周波数による電波信号の送信
    を停止させ、該受信部が前記他の小型無線機からの電波
    信号を受信していない場合にのみ該小型無線機から同一
    周波数の電波信号を送信できるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の電波を用いた移動体の位置確認シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記電波方位検知手段は、多数のエレメ
    ントを電子接点によって高速で切り換える走査型アンテ
    ナである請求項1記載の電波を用いた移動体の位置確認
    システム。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータによって前記小型無線
    機の位置を検知した後、更に、地磁気を利用したコンパ
    ス、固定型の電波方位測定手段、及び前記中央局との無
    線による連絡手段を備えた探索自動車にて、前記小型無
    線機の正確な位置を検知する請求項1記載の電波を用い
    た移動体の位置確認システム。
  5. 【請求項5】 前記固定局の一つが前記中央局を兼用す
    る請求項1記載の電波を用いた移動体の位置確認システ
    ム。
JP5062827A 1992-08-31 1993-02-26 電波を用いた移動体の位置確認システム Pending JPH06252832A (ja)

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KR1019930006567A KR960000930B1 (ko) 1992-08-31 1993-04-19 전파를 사용한 이동체 위치확인 시스템
PCT/JP1993/001223 WO1994006221A1 (en) 1992-08-31 1993-08-30 Position confirmation system of moving body using radio wave
AU49819/93A AU4981993A (en) 1992-08-31 1993-08-30 Position confirmation system of moving body using radio wave

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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