JPH06251512A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH06251512A JPH06251512A JP4026993A JP4026993A JPH06251512A JP H06251512 A JPH06251512 A JP H06251512A JP 4026993 A JP4026993 A JP 4026993A JP 4026993 A JP4026993 A JP 4026993A JP H06251512 A JPH06251512 A JP H06251512A
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- magnetic
- magnetic disk
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- magnetic recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明の目的は、磁気記録媒体のデータの破
壊を生じることなく、小型で記録容量の大きいな磁気デ
ィスク装置を提供することにある。 【構成】磁気ディスク(16)に対して記録再生を行なう
磁気ヘッドを有する磁気ヘッド組立体(20)は、マウン
ト部(45)を介して、キャリッジのアーム(44)に固定
されている。磁気ディスクとマウント部との間隔dは、
0.25mm以上0.50mm未満に形成されている。
壊を生じることなく、小型で記録容量の大きいな磁気デ
ィスク装置を提供することにある。 【構成】磁気ディスク(16)に対して記録再生を行なう
磁気ヘッドを有する磁気ヘッド組立体(20)は、マウン
ト部(45)を介して、キャリッジのアーム(44)に固定
されている。磁気ディスクとマウント部との間隔dは、
0.25mm以上0.50mm未満に形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ディスク装置、特
に、パーソナルコンピュータ、ラップトップ型コンピュ
ータ、ブック型コンピュータ等の携帯可能なコンピュー
タに使用される小型の磁気ディスク装置に関する。
に、パーソナルコンピュータ、ラップトップ型コンピュ
ータ、ブック型コンピュータ等の携帯可能なコンピュー
タに使用される小型の磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型のコンピュータシステムに
おいては、大量の情報を保存するためのメモリとして磁
気ディスク装置が使用されている。この種のコンピュー
タシステムで使用される磁気ディスク装置は重量や大き
さが問題とされず、大型で記録容量の大きいものが使用
されている。
おいては、大量の情報を保存するためのメモリとして磁
気ディスク装置が使用されている。この種のコンピュー
タシステムで使用される磁気ディスク装置は重量や大き
さが問題とされず、大型で記録容量の大きいものが使用
されている。
【0003】一方、近年、パーソナルコンピュータ、ラ
ップトップ型コンピュータ、ブック型コンピュータ等の
携帯可能な小型のコンピュータが開発されており、小型
の磁気ディスク装置が必要となってきている。携帯可能
なコンピュータに使用される小型の磁気ディスク装置と
して、例えば、米国特許第4,933,785 や米国特許第5,02
5,335 に開示された2.5インチフォームフォクタの磁
気ディスク装置が知られている。
ップトップ型コンピュータ、ブック型コンピュータ等の
携帯可能な小型のコンピュータが開発されており、小型
の磁気ディスク装置が必要となってきている。携帯可能
なコンピュータに使用される小型の磁気ディスク装置と
して、例えば、米国特許第4,933,785 や米国特許第5,02
5,335 に開示された2.5インチフォームフォクタの磁
気ディスク装置が知られている。
【0004】この磁気ディスク装置は、直径が65mmの磁
気記録媒体を1ないし2枚内蔵しており、装置の外形寸
法が長さ約100 mm、幅約70mm、高さ約19mmで、記録容量
が40ないし130 メガバイトのものが主流となっている。
気記録媒体を1ないし2枚内蔵しており、装置の外形寸
法が長さ約100 mm、幅約70mm、高さ約19mmで、記録容量
が40ないし130 メガバイトのものが主流となっている。
【0005】近年、パーソナルコンピュータ、ラップト
ップ型コンピュータ、ブック型コンピュータは一層小型
化され性能も向上しており、磁気ディスク装置に要求さ
れる性能も高まっている。つまり、小型で一層記録容量
の大きい磁気ディスク装置が望まれている。3.5イン
チあるいは5.25インチ等の径の大きな磁気記録媒体
を使用すれば記録容量の拡大を図ることができるが、装
置全体が大型となってしまい小型化の要望に対応するこ
とができない。
ップ型コンピュータ、ブック型コンピュータは一層小型
化され性能も向上しており、磁気ディスク装置に要求さ
れる性能も高まっている。つまり、小型で一層記録容量
の大きい磁気ディスク装置が望まれている。3.5イン
チあるいは5.25インチ等の径の大きな磁気記録媒体
を使用すれば記録容量の拡大を図ることができるが、装
置全体が大型となってしまい小型化の要望に対応するこ
とができない。
【0006】そこで、従来の磁気ディスク装置では、磁
気記録媒体の実装枚数を増加させることにより、記録容
量の増大を図っている。
気記録媒体の実装枚数を増加させることにより、記録容
量の増大を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気記
録媒体の実装枚数を増加させる場合、磁気ヘッドを支持
しているキャリッジのマウント部と磁気記録媒体との間
隔が大きいと、装置全体の薄型化を図ることができない
とともに、磁気記録媒体の実装枚数も制限される。
録媒体の実装枚数を増加させる場合、磁気ヘッドを支持
しているキャリッジのマウント部と磁気記録媒体との間
隔が大きいと、装置全体の薄型化を図ることができない
とともに、磁気記録媒体の実装枚数も制限される。
【0008】また、装置の薄型化を進めるためにマウン
ト部と磁気記録媒体との間隔を必要以上に小さくする
と、装置が衝撃を受けてキャリッジのマウント部あるい
は磁気記録媒体が変形した場合、マウント部と磁気記録
媒体とが接触して磁気記録媒体に記録されたデータが破
壊されてしまう恐れがある。
ト部と磁気記録媒体との間隔を必要以上に小さくする
と、装置が衝撃を受けてキャリッジのマウント部あるい
は磁気記録媒体が変形した場合、マウント部と磁気記録
媒体とが接触して磁気記録媒体に記録されたデータが破
壊されてしまう恐れがある。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、磁気記録媒体のデータの破壊を生じる
ことなく、小型で記録容量の大きいな磁気ディスク装置
を提供することにある。
で、その目的は、磁気記録媒体のデータの破壊を生じる
ことなく、小型で記録容量の大きいな磁気ディスク装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の磁気ディスク装置によれば、磁気記録媒
体と磁気ヘッドのマウント部との間隔を適正化してい
る。
め、この発明の磁気ディスク装置によれば、磁気記録媒
体と磁気ヘッドのマウント部との間隔を適正化してい
る。
【0011】すなわち、この発明に係る磁気ディスク装
置は、磁気記録媒体と、上記磁気記録媒体を保持し回転
させる回転機構と、上記磁気記録媒体に対して情報の記
録再生を行なう磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド組立体
と、上記磁気ヘッド組立体が固定されたマウント部を有
し、上記磁気記録媒体に対して磁気ヘッド組立体を移動
可能に支持した支持手段と、を備え、上記磁気記録媒体
と上記マウント部との間隔は、0.25mm以上0.50mm未満に
形成されている。
置は、磁気記録媒体と、上記磁気記録媒体を保持し回転
させる回転機構と、上記磁気記録媒体に対して情報の記
録再生を行なう磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド組立体
と、上記磁気ヘッド組立体が固定されたマウント部を有
し、上記磁気記録媒体に対して磁気ヘッド組立体を移動
可能に支持した支持手段と、を備え、上記磁気記録媒体
と上記マウント部との間隔は、0.25mm以上0.50mm未満に
形成されている。
【0012】
【作用】磁気記録媒体とマウント部との間隔が0.50mm未
満に形成されている場合、磁気記録媒体の実装数を増加
させた場合でも、装置全体の厚さの増大を低減すること
ができる。また、磁気記録媒体とマウント部との間隔が
0.25mm以上に形成されている場合、装置が衝撃を受けて
磁気記録媒体あるいはマウント部が変形したとしても、
磁気記録媒体とマウント部との接触を防止することがで
きる。
満に形成されている場合、磁気記録媒体の実装数を増加
させた場合でも、装置全体の厚さの増大を低減すること
ができる。また、磁気記録媒体とマウント部との間隔が
0.25mm以上に形成されている場合、装置が衝撃を受けて
磁気記録媒体あるいはマウント部が変形したとしても、
磁気記録媒体とマウント部との接触を防止することがで
きる。
【0013】それにより、装置全体の厚さを増大させる
ことなく磁気記録媒体の実装枚数の増加と同時に、衝撃
印加時における磁気記録媒体上のデータ破壊の危険を低
減することができる。
ことなく磁気記録媒体の実装枚数の増加と同時に、衝撃
印加時における磁気記録媒体上のデータ破壊の危険を低
減することができる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照しながら、この発明の一実施
例に係る磁気ディスク装置について詳細に説明する。
例に係る磁気ディスク装置について詳細に説明する。
【0015】図1ないし図3に示すように、磁気ディス
ク装置は筐体10を備えている。筐体10は、上端の開
口した矩形箱状、つまり、矩形の底壁12aおよび底壁
の側縁に立設された側壁を有する本体12と、複数のね
じ11により本体にねじ止めされて本体の上端開口を閉
塞したトップカバー14と、を有している。トップカバ
ー14は、強度の高い鉄系の金属で形成されていること
が望ましい。トップカバー14と本体12との間にはパ
ッキン13が介在されている。そして、筐体10の寸法
は、幅70mm、長さ100 mm、高さhが19mmに形成されてい
る。
ク装置は筐体10を備えている。筐体10は、上端の開
口した矩形箱状、つまり、矩形の底壁12aおよび底壁
の側縁に立設された側壁を有する本体12と、複数のね
じ11により本体にねじ止めされて本体の上端開口を閉
塞したトップカバー14と、を有している。トップカバ
ー14は、強度の高い鉄系の金属で形成されていること
が望ましい。トップカバー14と本体12との間にはパ
ッキン13が介在されている。そして、筐体10の寸法
は、幅70mm、長さ100 mm、高さhが19mmに形成されてい
る。
【0016】筐体10内には、磁気記録媒体としての3
枚の磁気ディスク16、これらの磁気ディスクを支持お
よび回転させる回転機構18、磁気ディスクに対して情
報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド組立体20、
これらの磁気ヘッド組立体を回動自在に支持した支持手
段としてのキャリッジ22、キャリッジを回動および位
置決めさせるボイスコイルモータ24、プリアンプ21
等が収納されている。また、本体12の外面には、回転
機構18、ボイスコイルモータ24、磁気ヘッド組立体
20の動作を制御するプリント基板19がねじ止めさ
れ、本体の底壁12aと対向して位置している。
枚の磁気ディスク16、これらの磁気ディスクを支持お
よび回転させる回転機構18、磁気ディスクに対して情
報の記録、再生を行なう複数の磁気ヘッド組立体20、
これらの磁気ヘッド組立体を回動自在に支持した支持手
段としてのキャリッジ22、キャリッジを回動および位
置決めさせるボイスコイルモータ24、プリアンプ21
等が収納されている。また、本体12の外面には、回転
機構18、ボイスコイルモータ24、磁気ヘッド組立体
20の動作を制御するプリント基板19がねじ止めさ
れ、本体の底壁12aと対向して位置している。
【0017】回転機構18はスピンドルモータ25を備
えている。このスピンドルモータ25は、筐体10の底
壁12aに形成された透孔26に嵌合されているととも
に3本のねじで底壁にねじ止めされたブラケット27
と、ブラケットに下端が固定されて筐体10内に立設さ
れた枢軸28と、一対の玉軸受30を介して枢軸に回転
自在に支持された円筒形状のハブ32と、を有してい
る。
えている。このスピンドルモータ25は、筐体10の底
壁12aに形成された透孔26に嵌合されているととも
に3本のねじで底壁にねじ止めされたブラケット27
と、ブラケットに下端が固定されて筐体10内に立設さ
れた枢軸28と、一対の玉軸受30を介して枢軸に回転
自在に支持された円筒形状のハブ32と、を有してい
る。
【0018】各磁気ディスク16は、中心孔を有する円
盤状のガラス基板と、このガラス基板の両面に形成され
た磁性層とを有し、直径65mm(2.5 インチ)に形成され
ている。3枚の磁気ディスク16はスピンドルモータ2
5のハブ32に互いに同軸的に嵌合され、ハブの軸方向
に沿って積層されている。隣合う2枚の磁気ディスク1
6間には、ハブ32に嵌合されたスペーサリング33が
介在されている。そして、ハブ32の上端には、複数、
例えば4本のねじ34により環状の固定リング36がね
じ止めされている。固定リング36はハブ32の径およ
び各磁気ディスク16の内径よりも大きな外径を有して
いる。それにより、磁気ディスク16は、ハブ32の下
端部に形成されたフランジと固定リング36との間にス
ペーサリング33を介して挟持され、ハブ32にこれと
一体的に回転自在に固定されている。
盤状のガラス基板と、このガラス基板の両面に形成され
た磁性層とを有し、直径65mm(2.5 インチ)に形成され
ている。3枚の磁気ディスク16はスピンドルモータ2
5のハブ32に互いに同軸的に嵌合され、ハブの軸方向
に沿って積層されている。隣合う2枚の磁気ディスク1
6間には、ハブ32に嵌合されたスペーサリング33が
介在されている。そして、ハブ32の上端には、複数、
例えば4本のねじ34により環状の固定リング36がね
じ止めされている。固定リング36はハブ32の径およ
び各磁気ディスク16の内径よりも大きな外径を有して
いる。それにより、磁気ディスク16は、ハブ32の下
端部に形成されたフランジと固定リング36との間にス
ペーサリング33を介して挟持され、ハブ32にこれと
一体的に回転自在に固定されている。
【0019】スピンドルモータ25の枢軸28の上端に
はねじ孔が形成されており、このねじ孔には、筐体10
のトップカバー14に形成された透孔38を通してねじ
40がねじ込まれている。つまり、枢軸28は、その下
端がスピンドルモータ25のブラケット27に固定さ
れ、上端がトップカバー14に固定され、両持ち支持さ
れた状態となっている。
はねじ孔が形成されており、このねじ孔には、筐体10
のトップカバー14に形成された透孔38を通してねじ
40がねじ込まれている。つまり、枢軸28は、その下
端がスピンドルモータ25のブラケット27に固定さ
れ、上端がトップカバー14に固定され、両持ち支持さ
れた状態となっている。
【0020】図1ないし図4に示すように、キャリッジ
22は、ほぼ円筒形状の本体42と、本体から磁気ディ
スク16方向へ延出した互いに平行な4本のアーム44
と、本体からアームと反対の方向へ延出した支持フレー
ム46と、を備え、例えば、アルミニウムにより一体に
形成されている。本体42の内孔には軸受48を介して
枢軸50が嵌合されている。枢軸50は、その下端が筐
体10の本体12の底壁12aに固定されて本体12内
に立設されている。それにより、キャリッジ22は、枢
軸50の回りで回動自在に支持されている。また、枢軸
50の上端にはねじ孔が形成されており、このねじ孔に
は、トップカバー14に形成された透孔52を通してね
じ54がねじ込まれている。したがって、枢軸50は、
本体12の底壁12aおよびトップカバー14により両
持ち支持された状態となっている。
22は、ほぼ円筒形状の本体42と、本体から磁気ディ
スク16方向へ延出した互いに平行な4本のアーム44
と、本体からアームと反対の方向へ延出した支持フレー
ム46と、を備え、例えば、アルミニウムにより一体に
形成されている。本体42の内孔には軸受48を介して
枢軸50が嵌合されている。枢軸50は、その下端が筐
体10の本体12の底壁12aに固定されて本体12内
に立設されている。それにより、キャリッジ22は、枢
軸50の回りで回動自在に支持されている。また、枢軸
50の上端にはねじ孔が形成されており、このねじ孔に
は、トップカバー14に形成された透孔52を通してね
じ54がねじ込まれている。したがって、枢軸50は、
本体12の底壁12aおよびトップカバー14により両
持ち支持された状態となっている。
【0021】キャリッジ22の上端のアーム44および
下端のアーム44には、それぞれ1つの磁気ヘッド組立
体20が固定され、中間の2つのアーム44には、それ
ぞれ一対の磁気ヘッド組立体20が固定されている。つ
まり、キャリッジ22には、合計6つの磁気ヘッド組立
体20が固定されている。そして、各磁気ディスク16
は、隣合う一対の磁気ヘッド組立体20間に位置してい
る。
下端のアーム44には、それぞれ1つの磁気ヘッド組立
体20が固定され、中間の2つのアーム44には、それ
ぞれ一対の磁気ヘッド組立体20が固定されている。つ
まり、キャリッジ22には、合計6つの磁気ヘッド組立
体20が固定されている。そして、各磁気ディスク16
は、隣合う一対の磁気ヘッド組立体20間に位置してい
る。
【0022】図3ないし図5に示すように、各磁気ヘッ
ド組立体20は、細長いサスペンション56と、サスペ
ンションに固定されたスライダ58と、スライダに形成
された磁気ヘッドとしての薄膜ヘッド60と、を有して
いる。サスペンション56は、その基端部がアーム44
の先端に固定されアームから延出している。そして、サ
スペンション56の先端部にはジンバル部62が形成さ
れ、このジンバル部にスライダ58が固定されている。
また、図5および図6からよく分かるように、サスペン
ション56の両側縁部は、それぞれ磁気ディスク16側
に折曲げられてレール部64を形成している。そして、
サスペンション56は、板ばねによりジンバル部62お
よびレール部64を一体に備えて形成されているととも
に、スライダ58を磁気ディスク16に向かって所定の
力で付勢する印加部を構成している。
ド組立体20は、細長いサスペンション56と、サスペ
ンションに固定されたスライダ58と、スライダに形成
された磁気ヘッドとしての薄膜ヘッド60と、を有して
いる。サスペンション56は、その基端部がアーム44
の先端に固定されアームから延出している。そして、サ
スペンション56の先端部にはジンバル部62が形成さ
れ、このジンバル部にスライダ58が固定されている。
また、図5および図6からよく分かるように、サスペン
ション56の両側縁部は、それぞれ磁気ディスク16側
に折曲げられてレール部64を形成している。そして、
サスペンション56は、板ばねによりジンバル部62お
よびレール部64を一体に備えて形成されているととも
に、スライダ58を磁気ディスク16に向かって所定の
力で付勢する印加部を構成している。
【0023】一方、図8に示すように、スライダ58は
偏平な直方体形状をなしており、一方の面がサスペンシ
ョン56のジンバル部62に固定されている。また、ス
ライダ58は、磁気ディスク16と対向する面に突出形
成された一対のスキー66を有している。これらのスキ
ー66は、サスペンション56の延出方向に沿って、つ
まり、磁気ディスク16のほぼ接線方向に沿って互いに
平行に延びているとともに、互いに所定間隔離間して設
けられている。スライダ58の寸法は、厚さHが0.5 mm
以下、幅Wが2.0 mm以下、長さLが2.5 mm以下に設定さ
れている。
偏平な直方体形状をなしており、一方の面がサスペンシ
ョン56のジンバル部62に固定されている。また、ス
ライダ58は、磁気ディスク16と対向する面に突出形
成された一対のスキー66を有している。これらのスキ
ー66は、サスペンション56の延出方向に沿って、つ
まり、磁気ディスク16のほぼ接線方向に沿って互いに
平行に延びているとともに、互いに所定間隔離間して設
けられている。スライダ58の寸法は、厚さHが0.5 mm
以下、幅Wが2.0 mm以下、長さLが2.5 mm以下に設定さ
れている。
【0024】そして、薄膜ヘッド60は、サスペンショ
ン56の延出端側に位置したスライダ58の側面に形成
され、それぞれスキー66に隣接して位置している。薄
膜ヘッド60のギャップ幅は約5.5 ±0.5 μmに形成さ
れている。また、薄膜ヘッド60は、そのギャップ61
とスライダ58の側縁との距離d1 が0.25mm以下となる
ように設けられている。
ン56の延出端側に位置したスライダ58の側面に形成
され、それぞれスキー66に隣接して位置している。薄
膜ヘッド60のギャップ幅は約5.5 ±0.5 μmに形成さ
れている。また、薄膜ヘッド60は、そのギャップ61
とスライダ58の側縁との距離d1 が0.25mm以下となる
ように設けられている。
【0025】上記構成の磁気ヘッド組立体20は固定手
段としてのインタロックマウントによりキャリッジ22
のアーム44に固定されている。つまり、例えば中間の
アーム44に対して一対の磁気ヘッド組立体20を固定
する場合について説明すると、図5および図7に示すよ
うに、アーム44の先端部には円形の透孔68が形成さ
れているとともに、各サスペンション56の基端部にも
円形の透孔70が形成されている。そして、これらの透
孔68、70が同軸的に位置するように、アーム44の
上下に一対のサスペンション56を配置し、アームおよ
び一対のサスペンションを上下から一対のクランプ板7
2、73で挟持することにより、一対のサスペンション
がアーム44に固定されている。詳細には、クランプ板
72、73は、その中央部から突出した円筒部72a、
73aをそれぞれ有し、これらの円筒部をサスペンショ
ン56の透孔70およびアーム44の透孔68に嵌合し
た状態で、2つの円筒部を一緒にかしめることによりサ
スペンションをアーム44に固定している。そして、ア
ーム44の先端部、サスペンション56の基端部、およ
びクランプ板72、73により、磁気ヘッド組立体20
をキャリッジ22に固定するためのマウント部45が構
成されている。なお、組立に際して、クランプ板72、
73は、予め対応するサスペンション56に溶接された
後、アーム44に装着される。
段としてのインタロックマウントによりキャリッジ22
のアーム44に固定されている。つまり、例えば中間の
アーム44に対して一対の磁気ヘッド組立体20を固定
する場合について説明すると、図5および図7に示すよ
うに、アーム44の先端部には円形の透孔68が形成さ
れているとともに、各サスペンション56の基端部にも
円形の透孔70が形成されている。そして、これらの透
孔68、70が同軸的に位置するように、アーム44の
上下に一対のサスペンション56を配置し、アームおよ
び一対のサスペンションを上下から一対のクランプ板7
2、73で挟持することにより、一対のサスペンション
がアーム44に固定されている。詳細には、クランプ板
72、73は、その中央部から突出した円筒部72a、
73aをそれぞれ有し、これらの円筒部をサスペンショ
ン56の透孔70およびアーム44の透孔68に嵌合し
た状態で、2つの円筒部を一緒にかしめることによりサ
スペンションをアーム44に固定している。そして、ア
ーム44の先端部、サスペンション56の基端部、およ
びクランプ板72、73により、磁気ヘッド組立体20
をキャリッジ22に固定するためのマウント部45が構
成されている。なお、組立に際して、クランプ板72、
73は、予め対応するサスペンション56に溶接された
後、アーム44に装着される。
【0026】上記のように構成された6つの磁気ヘッド
組立体20と、スピンドルモータ25のハブ32に取り
付けられた3枚の磁気ディスク16とは、図9に示すよ
うな配置関係に設けられている。つまり、各磁気ディス
ク16の一部は隣接する一対の磁気ヘッド組立体20間
および隣接する一対のアーム44間に位置している。各
磁気ヘッド組立体20のスライダ58は、サスペンショ
ン56により磁気ディスク16に向かって付勢され、磁
気ディスクの停止状態において約4gの荷重で磁気ディ
スクに接触している。それにより、一対の磁気ヘッド組
立体20のスライダ58は、対応する磁気ディスク16
を間に挟んで対向している。キャリッジ22のマウント
部45と磁気ディスク16との間隔dは、0.25mm以上0.
5 mm未満に、実施例においては、約0.35mmに設定されて
いる。そして、隣合う2つの磁気ディスク16間の間隔
Dは2.5 mm以下となっている。
組立体20と、スピンドルモータ25のハブ32に取り
付けられた3枚の磁気ディスク16とは、図9に示すよ
うな配置関係に設けられている。つまり、各磁気ディス
ク16の一部は隣接する一対の磁気ヘッド組立体20間
および隣接する一対のアーム44間に位置している。各
磁気ヘッド組立体20のスライダ58は、サスペンショ
ン56により磁気ディスク16に向かって付勢され、磁
気ディスクの停止状態において約4gの荷重で磁気ディ
スクに接触している。それにより、一対の磁気ヘッド組
立体20のスライダ58は、対応する磁気ディスク16
を間に挟んで対向している。キャリッジ22のマウント
部45と磁気ディスク16との間隔dは、0.25mm以上0.
5 mm未満に、実施例においては、約0.35mmに設定されて
いる。そして、隣合う2つの磁気ディスク16間の間隔
Dは2.5 mm以下となっている。
【0027】一方、図1ないし図4に示すように、キャ
リッジ22の支持フレーム46には、ボイスコイルモー
タ24の一部を構成するコイル76が固定されている。
そして、ボイスコイルモータ24は、筐体10の本体1
2の底壁12aに固定されたほぼ扇形状の下部ヨーク7
8と、下部ヨークと所定距離離間して対向したほぼ扇形
状の上部ヨーク80と、上部ヨークの内面に固定されて
下部ヨークと対向した永久磁石82と、を備えている。
下部ヨーク78はその一端部に立設された側壁84を有
し、上部ヨーク80の一端は側壁の上端に嵌合されてい
る。また、下部ヨーク78と上部ヨーク80の他端部と
の間には金属からなる円筒形状のスペーサ86が挟持さ
れている。側壁84およびスペーサ86は側部ヨークを
構成しており、これらの側部ヨーク、下部ヨーク78、
および上部ヨーク80により磁気回路が形成されてい
る。
リッジ22の支持フレーム46には、ボイスコイルモー
タ24の一部を構成するコイル76が固定されている。
そして、ボイスコイルモータ24は、筐体10の本体1
2の底壁12aに固定されたほぼ扇形状の下部ヨーク7
8と、下部ヨークと所定距離離間して対向したほぼ扇形
状の上部ヨーク80と、上部ヨークの内面に固定されて
下部ヨークと対向した永久磁石82と、を備えている。
下部ヨーク78はその一端部に立設された側壁84を有
し、上部ヨーク80の一端は側壁の上端に嵌合されてい
る。また、下部ヨーク78と上部ヨーク80の他端部と
の間には金属からなる円筒形状のスペーサ86が挟持さ
れている。側壁84およびスペーサ86は側部ヨークを
構成しており、これらの側部ヨーク、下部ヨーク78、
および上部ヨーク80により磁気回路が形成されてい
る。
【0028】下部ヨーク78の一端部はねじ88によ
り、また、他端は、上部ヨーク80およびスペーサ86
を通してねじ込まれた長尺なねじ89により、本体12
の底壁12aに固定されている。そして、キャリッジ2
2に取り付けられたコイル76は、下部ヨーク78と永
久磁石82との間に位置しこれらの間を移動可能と成っ
ている。なお、スペーサ86の外面には、樹脂からなる
円筒状のストッパ90が装着されているともに、側壁8
4の近傍には下部ヨーク78と上部ヨーク80との間を
延びる樹脂製のストッパ92が取り付けられている。そ
して、コイル76の移動範囲、つまり、キャリッジ22
の回動範囲は、これらのストッパ90、92によって規
定されている。
り、また、他端は、上部ヨーク80およびスペーサ86
を通してねじ込まれた長尺なねじ89により、本体12
の底壁12aに固定されている。そして、キャリッジ2
2に取り付けられたコイル76は、下部ヨーク78と永
久磁石82との間に位置しこれらの間を移動可能と成っ
ている。なお、スペーサ86の外面には、樹脂からなる
円筒状のストッパ90が装着されているともに、側壁8
4の近傍には下部ヨーク78と上部ヨーク80との間を
延びる樹脂製のストッパ92が取り付けられている。そ
して、コイル76の移動範囲、つまり、キャリッジ22
の回動範囲は、これらのストッパ90、92によって規
定されている。
【0029】永久磁石82としては、最大エネルギ積が
40メガガウスエルステッド以上のネオジウム鉄ボロン
製の磁石が使用されている。そして、永久磁石82から
の漏洩磁束の低減を図るため、永久磁石82が取り付け
られているヨーク、つまり、上部ヨーク80の厚さは2.
0 mm以上に設定されている。また、ボイスコイルモータ
24全体の薄型化を図るため、他方のヨーク、つまり、
下部ヨーク78は上部ヨークよりも薄く形成されてい
る。
40メガガウスエルステッド以上のネオジウム鉄ボロン
製の磁石が使用されている。そして、永久磁石82から
の漏洩磁束の低減を図るため、永久磁石82が取り付け
られているヨーク、つまり、上部ヨーク80の厚さは2.
0 mm以上に設定されている。また、ボイスコイルモータ
24全体の薄型化を図るため、他方のヨーク、つまり、
下部ヨーク78は上部ヨークよりも薄く形成されてい
る。
【0030】それにより、永久磁石82と下部ヨーク7
8との間のギャップG(図3参照)における磁束密度は
5000ガウス以上となり、ボイスコイルモータ24のトル
ク定数は0.04Nm/A以上、平均シーク時間は16ミリ
秒以下、実施例においては12ミリ秒となっている。そ
して、ボイスコイルモータ全体の厚さは11mm以下となっ
ている。
8との間のギャップG(図3参照)における磁束密度は
5000ガウス以上となり、ボイスコイルモータ24のトル
ク定数は0.04Nm/A以上、平均シーク時間は16ミリ
秒以下、実施例においては12ミリ秒となっている。そ
して、ボイスコイルモータ全体の厚さは11mm以下となっ
ている。
【0031】なお、図1および図2において、符号96
は、筐体10内部を点検するためにトップカバーに設け
られた孔95を閉塞するシール、符号98は、筐体内部
の圧力を外気圧とほぼ等しく保つための圧力調整孔をそ
れぞれ示しており、この圧力調整孔は図示しないエアフ
ィルタによって閉塞されている。また、符号99は、磁
気ディスク16の回転によって生じる粉塵を捕獲するた
めの集塵フィルタを示している。
は、筐体10内部を点検するためにトップカバーに設け
られた孔95を閉塞するシール、符号98は、筐体内部
の圧力を外気圧とほぼ等しく保つための圧力調整孔をそ
れぞれ示しており、この圧力調整孔は図示しないエアフ
ィルタによって閉塞されている。また、符号99は、磁
気ディスク16の回転によって生じる粉塵を捕獲するた
めの集塵フィルタを示している。
【0032】上記のように構成された磁気ディスク装置
において、プリント基板19、プリアンプ21を介して
スピンドルモータ25が駆動されると、3枚の磁気ディ
スク16は4200回転/秒の速度で回転される。図10に
示すように、磁気ディスク16の回転により空気流が発
生し、この空気流は、各磁気ヘッド組立体20のスライ
ダ58と磁気ディスク表面との間を流通する。それによ
り、スライダ58は、サスペンション56の付勢力に抗
して、磁気ディスク16の表面から距離d4 =0.1 μm
だけ浮上する。
において、プリント基板19、プリアンプ21を介して
スピンドルモータ25が駆動されると、3枚の磁気ディ
スク16は4200回転/秒の速度で回転される。図10に
示すように、磁気ディスク16の回転により空気流が発
生し、この空気流は、各磁気ヘッド組立体20のスライ
ダ58と磁気ディスク表面との間を流通する。それによ
り、スライダ58は、サスペンション56の付勢力に抗
して、磁気ディスク16の表面から距離d4 =0.1 μm
だけ浮上する。
【0033】続いて、プリント基板19およびプリアン
プ21を介してボイスコイルモータ24のコイル76に
通電されると、コイルから発生する磁束と永久磁石82
からの磁束との相互作用により、キャリッジ22は通電
量に応じた角度回動される。それにより、キャリッジ2
2に支持された磁気ヘッド組立体20のスライダ58
は、磁気ディスク16の径方向に沿って、磁気ディスク
上を浮上状態で移動し、磁気ディスクの所望のトラック
上に位置される。そして、スライダ58に設けられた薄
膜ヘッド60により、磁気ディスク16に対して情報の
記録、再生が行なわれる。
プ21を介してボイスコイルモータ24のコイル76に
通電されると、コイルから発生する磁束と永久磁石82
からの磁束との相互作用により、キャリッジ22は通電
量に応じた角度回動される。それにより、キャリッジ2
2に支持された磁気ヘッド組立体20のスライダ58
は、磁気ディスク16の径方向に沿って、磁気ディスク
上を浮上状態で移動し、磁気ディスクの所望のトラック
上に位置される。そして、スライダ58に設けられた薄
膜ヘッド60により、磁気ディスク16に対して情報の
記録、再生が行なわれる。
【0034】上記のように構成された磁気ディスク装置
によれば、磁気ヘッド組立体20のスライダ58は厚さ
Hが0.5 mm以下に薄型化するとともに上述した磁気ヘッ
ド組立体20を用い、同時に、キャリッジ22の各マウ
ント部45と対応する磁気ディスク16との間隔dを0.
5 mm未満に形成している。それにより、3枚の磁気ディ
スクを使用した場合でも、装置全体の厚さhを15mmない
し19mmに抑えることができる。
によれば、磁気ヘッド組立体20のスライダ58は厚さ
Hが0.5 mm以下に薄型化するとともに上述した磁気ヘッ
ド組立体20を用い、同時に、キャリッジ22の各マウ
ント部45と対応する磁気ディスク16との間隔dを0.
5 mm未満に形成している。それにより、3枚の磁気ディ
スクを使用した場合でも、装置全体の厚さhを15mmない
し19mmに抑えることができる。
【0035】また、各マウント部45と対応する磁気デ
ィスク16との間隔dは、0.25mm以上に形成されてい
る。そのため、装置が衝撃を受けて磁気ディスク16あ
るいはキャリッジ20のアーム44が変形した場合で
も、磁気ディスクとマウント部45との接触が防止さ
れ、衝撃印加時における磁気ディスク上のデータ破壊の
危険を低減することができる。
ィスク16との間隔dは、0.25mm以上に形成されてい
る。そのため、装置が衝撃を受けて磁気ディスク16あ
るいはキャリッジ20のアーム44が変形した場合で
も、磁気ディスクとマウント部45との接触が防止さ
れ、衝撃印加時における磁気ディスク上のデータ破壊の
危険を低減することができる。
【0036】図11は、磁気ディスク装置に衝撃が印加
された場合におけるキャリッジ22のアーム44の変形
量および磁気ディスク16の変形量を示している。な
お、図11は、アルミニウムで形成されたキャリイッジ
と、ガラス基板を有する磁気ディスクとについて測定し
た結果を示している。この図から分かるように、アーム
44および磁気ディスク16の変形量は、衝撃が50G
で約0.15mm、100Gで約0.20mm、150Gで0.25mmで
あり、印加される衝撃の大きさとほぼ比例関係にある。
径65mmの磁気ディスクを実装した磁気ディスク装置の非
作動路における衝撃仕様は通常100Gまでであり、間
隔dが0.25mmではアーム22のマウント部45が磁気デ
ィスク16に接触してしまう恐れがある。したがって、
寸法のばらつき等を考慮して間隔dを0.25mm以上に形成
することにより、マウント部45と磁気ディスク16と
の接触を防止できることが分かる。
された場合におけるキャリッジ22のアーム44の変形
量および磁気ディスク16の変形量を示している。な
お、図11は、アルミニウムで形成されたキャリイッジ
と、ガラス基板を有する磁気ディスクとについて測定し
た結果を示している。この図から分かるように、アーム
44および磁気ディスク16の変形量は、衝撃が50G
で約0.15mm、100Gで約0.20mm、150Gで0.25mmで
あり、印加される衝撃の大きさとほぼ比例関係にある。
径65mmの磁気ディスクを実装した磁気ディスク装置の非
作動路における衝撃仕様は通常100Gまでであり、間
隔dが0.25mmではアーム22のマウント部45が磁気デ
ィスク16に接触してしまう恐れがある。したがって、
寸法のばらつき等を考慮して間隔dを0.25mm以上に形成
することにより、マウント部45と磁気ディスク16と
の接触を防止できることが分かる。
【0037】以上のことから、上記のように構成された
磁気ディスク装置によれば、マウント部と磁気ディスク
との間隔を適正に形成することにより、装置全体を厚く
することなく複数枚の磁気ディスクを実装して記録容量
の増大を図ることができると同時に、マウント部と磁気
ディスクとの接触によるデータの破壊を防止することが
できる。
磁気ディスク装置によれば、マウント部と磁気ディスク
との間隔を適正に形成することにより、装置全体を厚く
することなく複数枚の磁気ディスクを実装して記録容量
の増大を図ることができると同時に、マウント部と磁気
ディスクとの接触によるデータの破壊を防止することが
できる。
【0038】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、この発明は、3枚の磁気ディスクを備えた
磁気ディスク装置に限らず、2枚以下あるいは4枚以上
の磁気ディスクを備えたものにも適用することができ
る。
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。例えば、この発明は、3枚の磁気ディスクを備えた
磁気ディスク装置に限らず、2枚以下あるいは4枚以上
の磁気ディスクを備えたものにも適用することができ
る。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、磁気記録媒体のデー
タの破壊を生じることなく、小型で記録容量の大きいな
磁気ディスク装置を提供することができる。
タの破壊を生じることなく、小型で記録容量の大きいな
磁気ディスク装置を提供することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の
分解斜視図。
分解斜視図。
【図2】上記磁気ディスク装置のトップカバーおよび筐
体本体を示す分解斜視図。
体本体を示す分解斜視図。
【図3】図2の線A−Aに沿った上記磁気ディスク装置
の断面図。
の断面図。
【図4】キャリッジおよびボイスコイルモータを示す分
解斜視図。
解斜視図。
【図5】一対の磁気ヘッド組立体を示す分解斜視図。
【図6】図5の線B−Bに沿ったサスペンションの断面
図。
図。
【図7】図5の線C−Cに沿った上記磁気ヘッド組立体
の断面図。
の断面図。
【図8】上記磁気ヘッド組立体のスライダを示す斜視
図。
図。
【図9】磁気ヘッド組立体と磁気ディスクとの配置関係
を示す側面図。
を示す側面図。
【図10】スライダの浮上状態を概略的に示す側面図。
【図11】衝撃値とアームおよび磁気ディスクの変形量
との関係を示すグラフ。
との関係を示すグラフ。
10…筐体、12…本体、14…トップカバー、16…
磁気ディスク、18…回転機構、20…磁気ヘッド組立
体、22…キャリッジ、24…ボイスコイルモータ、4
4…アーム、45…マウント部、56…サスペンショ
ン、58…スライダ、60…薄膜ヘッド。
磁気ディスク、18…回転機構、20…磁気ヘッド組立
体、22…キャリッジ、24…ボイスコイルモータ、4
4…アーム、45…マウント部、56…サスペンショ
ン、58…スライダ、60…薄膜ヘッド。
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気記録媒体と、 上記磁気記録媒体を保持し回転させる回転機構と、 上記磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行なう磁気
ヘッドを備えた磁気ヘッド組立体と、 上記磁気ヘッド組立体が固定されたマウント部を有し、
上記磁気記録媒体に対して磁気ヘッド組立体を移動可能
に支持した支持手段と、を備え、 上記磁気記録媒体と上記マウント部との間隔は、0.25mm
以上0.50mm未満に形成されていることを特徴とする磁気
ディスク装置。 - 【請求項2】 上記磁気ヘッド組立体は、上記マウント
部に取付けられたサスペンションと、磁気ヘッドが設け
られているとともに上記サスペンションに取り付けられ
て上記磁気記録媒体に接触可能なスライダと、を備え、
上記スライダの厚さは0.5 mm以下であることを特徴とす
る請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 上記サスペンションは、上記スライダが
取り付けられたジンバル部と、ジンバル部から上記支持
手段まで伸び上記スライダに上記磁気記録媒体方向への
所定の荷重を印加する印加部と、上記印加部の側縁に設
けられているとともに上記磁気記録媒体側に折曲げられ
たレース部と、を備え、単一の板ばねにより形成されて
いることを特徴とする請求項2に記載の磁気ディスク装
置。 - 【請求項4】 上記支持手段は上記磁気ヘッド組立体が
取り付けられた複数のアームを有し、上記マウント部
は、上記サスペンションの一端部を上記アームを挟持し
た一対のクランプ板を有していることを特徴とする請求
項2または3に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 2.5 mm以下の間隔を置いて積層されてい
るとともに直径約65mmに形成された3枚以上の磁気記録
媒体と、 上記磁気記録媒体を保持し回転させる回転機構と、 上記磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行なう磁気
ヘッドを備えた磁気ヘッド組立体と、 上記磁気ヘッド組立体が固定されたマウント部を有し、
上記磁気記録媒体に対して磁気ヘッド組立体を移動可能
に支持した支持手段と、を備え、 上記磁気記録媒体と上記マウント部との間隔は、0.25mm
以上0.50mm未満に形成されていることを特徴とする磁気
ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026993A JPH06251512A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4026993A JPH06251512A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06251512A true JPH06251512A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12575926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4026993A Pending JPH06251512A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06251512A (ja) |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP4026993A patent/JPH06251512A/ja active Pending
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