JPH06251295A

JPH06251295A - 車両用ナビゲーションシステム

Info

Publication number: JPH06251295A
Application number: JP5645693A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Nonaka; 博野中; Ryuji Aoki; 隆二青木
Original assignee: Zexel Corp
Current assignee: Bosch Corp
Priority date: 1993-02-22
Filing date: 1993-02-22
Publication date: 1994-09-09

Abstract

(57)【要約】【目的】目的地の名称の一部の文字の入力で目的地の
入力ができる車両用ナビゲーションシステムを提供す
る。【構成】目的地の文字に対応するキーを操作の度（ス
テップ１０４）に、目的地候補を検索し（ステップ１０
５）、この検索した目的地の候補が設定数以内であるか
否かを判断し（ステップ１０８）、肯定判断すると検索
された目的地候補リストのリスト表示を行う（ステップ
１０９）。そしてこのリスト中から目的地が選択され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車両用ナビゲーション
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、目的地を入力すると車両の現在位
置から目的地までの最適経路を演算し、画像あるいは音
声によりその最適経路に沿った経路案内を運転者に提供
するナビゲーションシステムが利用されている。このよ
うなナビゲーションシステムでは、最適経路を演算する
ため目的地の位置情報を入力することが必要である。特
開昭６０ー１９６６１７には、この目的地をキー操作に
より入力するシステムが開示されている。すなわち、語
頭から語尾に向かう順序でキー操作により文字を入力す
ることにより上記目的地名称がマイクロコンピュータに
入力される。マイクロコンピュータではこの目的地名称
に基づき、地図情報記憶媒体から目的地を検索してい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記システ
ムでは目的地に対応するキーが全てオンされた後に目的
地の検索が行われるため、最初の２、３文字しか分から
ない場合は目的地を検索できないという問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記問題を克服するた
め、本発明のナビゲーションシステムは、図１に示すよ
うに、ディスプレイ１と、目的地の綴りに対応してキー
を複数回オンすることにより文字を入力する文字入力手
段２と、目的地になりうる名称を含む地図情報を記憶し
ている地図情報記憶手段３と、上記文字入力手段におい
てキーがオンされる度に、入力された文字情報に基づい
て地図情報記憶手段により記憶された名称から目的地候
補の名称を検索する目的地候補検索手段４と、上記キー
がオンされる度に、上記目的地候補検索手段により検索
された目的地候補の数が設定数以内であるか否かを判断
する判断手段５と、上記判断手段で目的地候補数が設定
数以内と判断した時に、上記ディスプレイに目的地候補
名称リストを出力するリスト出力手段６と、このディス
プレイ表示されたリストより上記目的地を選択する選択
手段７と、を備えたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】文字入力手段２によるキー操作の度に、目的地
候補が検索され、目的地候補が設定数以内になったとき
ディスプレイ１上にリスト表示される。このリストの中
から目的地が選択される。目的地候補が設定数以内にな
ってリスト表示された時には、それ以外の文字入力を省
くことができる。

【０００６】

【実施例】本発明の一実施例について、図を参照しなが
ら説明する。図２に示す車両用ナビゲーションシステム
は、マイクロコンピュータ１０と、市名、ストリート
名、番地、交差点や、道路網データの地図情報が書き込
まれたＣＤ−ＲＯＭ、ＩＣカード等からなる地図情報記
憶媒体１１（地図情報記憶手段）と、現在位置検出手段
１２と、目的地情報をマイクロコンピュータ１へ入力す
るための目的地入力装置１３と、マイクロコンピュータ
１０からの出力情報を画像表示するＣＲＴディスプレイ
１４と、ブザー１５と、を備えている。

【０００７】現在位置検出手段１２は車軸の回転数に対
応した数のパルスをマイクロコンピュータ１０へ送る車
軸センサ（図示しない）と、車両の方向に対応した信号
をマイクロコンピュータ１０へ送る地磁気センサ（図示
しない）とから構成されている。マイクロコンピュータ
１０は、車軸センサからの入力信号に基づいて車両の積
算走行距離を演算するとともに、地磁気センサからの入
力信号に基づいて車両の進行方位を演算する。そして出
発地のデータと積算走行距離と方位データとから車両の
現在位置を演算する。なお、車両の現在位置は、３個ま
たは４個の人工衛星を利用したＧＰＳＳ（Ｇｌｏｂａｌ
ＰｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇＳｙｓｔｅｍｗｉｔｈ
Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ）法によって算出されることもあ
る。

【０００８】マイクロコンピュータ１０は、車両走行に
先立って地図情報記憶媒体１１に書き込まれた地図情報
と上記現在位置のデータと上記目的地入力装置１３によ
る目的地のデータに基づいて、現在位置から目的地への
最適経路を演算する。最適経路は、現在位置から目的地
までの距離が最短となるように、あるいは走行時間が最
短となるように算出される。

【０００９】目的地入力装置１３は図３に示すようにデ
ィスプレイ１４の画面上に表示される後述のタッチキー
と、ディスプレイ１４に付設されたボード１４ａ上に設
けられたエンターキー２２、カーソルキー２３ａ、２３
ｂ、スクロールキー２４ａ、２４ｂにより構成されてい
る。

【００１０】イグニションキースイッチオンまたはナビ
ゲーションスイッチオンにより、マイクロコンピュータ
１０は最初に目的地入力モードを実行する。この場合、
図３に示すようにアルファベット入力の為のタッチキー
であるスペルキー２０がディスプレイ１４に表示され
る。アルファベット順に２文字ずつ１つのスペルキー２
０に割り付けられているので、アルファベット２６文字
が半分の１３のキーに割り付けらる。ディスプレイ１４
には、スペースを入力するためのタッチキー２１ａと数
字入力のための入力画面に変更するためのタッチキー２
１ｂも表示されている。

【００１１】図３、図４を参照しながら概略的に目的地
の入力について説明する。目的地は市名、ストリート
名、番地の順に入力される。まず市名に該当するアルフ
ァベットを図３のスペルキー２０により入力する。スペ
ルキー２０による入力を続けて行くと市名がマイクロコ
ンピュータ１０により絞り込まれる。例えば、ＷＡＳＨ
ＩＧＴＯＮ市を検索する場合、操作者は最初に「ＷＸ」
と表示されたスペルキー２０にタッチする。こうすれ
ば、最初の文字が「Ｗ」または「Ｘ」である市名が地図
情報記憶媒体１１から検索されてメモリに書き込まれ
る。操作者は、次に「ＡＢ」と表示されたスペルキー２
０にタッチする。最初と次の文字が「ＷＡ」、「Ｗ
Ｂ」、「ＸＡ」、「ＸＢ」である市名が上記メモリに記
憶されて、メモリに書き込まれる。このようにしてキー
操作の度に絞り込まれた市名がやがて設定数以内になる
とディスプレイ１４の画面上にリスト表示され、これを
カーソルキー２３ａ、２３ｂの操作によりカーソル２５
の位置を目的地の市名が表示されている行に合致させ
る。この後で、エンターキー２２を押す。マイクロコン
ピュータ１０は、このエンターキー２２オンに応答し
て、カーソル２５の位置にある市名を目的地の市名とし
て決定し、次のストリート名の入力モードに移行する。

【００１２】次に、ストリート名の入力について説明す
る。基本的には市名入力の場合と同様であるがＤＵＡＮ
ＥＡＶＥを入力する場合を例にとって市名入力の場合
より詳しく説明する。ＤＵＡＮＥＡＶＥの最初の文字
Ｄを割り付けられている上記スペルキー２０をオンす
る。この同じスペルキー２０にはＤの他にもＣが割り付
けられているのでマイクロコンピュータ１０は上記地図
情報媒体１１より検索してＤあるいはＣで始まるストリ
ート名を目的地の候補として選択しメモリーに書き込
む。上記ストリート名のリストが設定数以下の場合、デ
スプレイ１４上にリスト表示する。上記目的地の候補の
リストが設定数以上である場合、目的地をさらに検索す
ることにより設定数以下にまで上記目的地の候補を絞り
込む。すなわち、ＤＵＡＮＥＡＶＥの第２文字目のＵ
が割り付けてある上記スペルキー２０をオンする。この
同じスペルキー２０にはＵの他にＶも割り付けてあるの
で、マイクロコンピューター１０はＤＵは勿論ＣＵ、Ｄ
Ｖ、ＣＶで始まるストリート名も上記メモリに書き込ま
れたストリート名より検索する。このようにしてもまだ
目的地の候補が絞り込めないときはさらに第３、第４番
目の目的地の文字を上記同様入力する。現実には図４に
示すように２、３文字の入力により設定数以下のストリ
ート名が絞り込まれ、デスプレイ１４にリスト表示され
る。この画面の中にはＤＵＡＮＥＡＶＥが含まれてい
る。カーソルキー２３ａ、２３ｂによりカーソル２５を
ＤＵＡＮＥＡＶＥの行にあわせて、エンターキー２２
をオンする。これによりマイクロコンピュータ１０はス
トリート名を「ＤＵＡＮＥＡＶＥ」と決定し、番地入
力モードに移行する。

【００１３】なお、上記設定数は、ディスプレイ１４に
同時に表示できる市名またはストリート名の最大数とす
るのが好ましい。ストリート名が数字で表される場合に
はタッチキー２１ｂをオンして１〜９の数字を表すタッ
チキー表示モードに切り換えて数字を入力する。

【００１４】番地入力モードの時には、１〜９の番号を
表すタッチキーがディスプレイ１４に表示される。これ
により、目的地の番地を入力してエンターキー２２を押
す。以上で目的地の入力が終了する。また、エンターキ
ー２２オンにより市名、ストリート名の入力の開始時点
からあるいは途中からアルファベット入力モードをリス
ト表示モードに切り換えることもできる。この場合、名
称が多い時は、ディスプレイ１４の画面上に全て表示さ
れないので、上記スクロールキー２４ａ、２４ｂにより
画面をスクロールし、その後、カーソルキー２３ａ、２
３ｂにより目的地を選択する。

【００１５】次に、マイクロコンピュータ１０により実
行される目的地検索のルーチンを、図５、図６、図７を
参照しながら説明する。図５は市名を入力するためのル
ーチンで、まずステップ１０１で市名文字入力案内がデ
ィスプレイ１４に出力される。具体的にはスペルキー２
０、タッチキー２１ａ、タッチキー２１ｂ、が表示され
る。ステップ１０２で入力文字情報の初期化を行い、次
のステップ１０３でエンターキー２２がオンされたか否
かを判断する。このエンターキー２２がオンされたと判
断した場合、市名文字入力のためのステップをパスして
後述するステップ１０９に進む。エンターキー２２がオ
ンされなかったと判断した場合、ステップ１０４でスペ
ルキー２０がオン操作されたか否かを判断する。スペル
キー２０がオフであれば再びステップ１０３に戻る。ス
ペルキー２０がオン操作されたと判断した時には、ステ
ップ１０５でオン操作されたスペルキー２０の文字から
目的地の検索を行う。ステップ１０６では、上記地図情
報記憶媒体１１に該当する市名が記憶されてるか否かを
判断する。否定判断されるとステップ１０７で入力ミス
の警告のためにブザー１５を鳴らし、ステップ１０２に
戻って入力情報を初期化する。肯定判断されるとステッ
プ１０８で上記目的地の候補の数Ｎが設定数Ｋ以下か否
かを判断する。否定判断された場合、ステップ１０４で
スペルキー２０がオンされているか否かを再び判断す
る。ステップ１０８で肯定判断されると、ステップ１０
９でこの絞り込まれた設定数Ｋ以下の市名をリスト表示
する。そして、操作者はこのリストを見ながらスクロー
ルキー２３ａ、２３ｂによりカーソル２５を移動させて
目的の市名を選択する。ステップ１１０ではエンターキ
ー２２がオンか否かを判断する。否定判断すると、つま
りまだエンターキー２２により目的地の市名が確定して
いないと判断すると、ステップ１０９のリスト表示に戻
る。ステップ１１０で肯定判断されるとステップ１１１
でこの市名をメモリに書き込み、ストリート名入力のた
めのルーチンに進む。

【００１６】ストリート名入力は図６に示すように基本
的には市名の入力がストリート名に変わるだけで同じル
ーチンに従って確定される。同様のステップには同番号
に符号Ａを付して詳細な説明は省略する。ここでのスト
リート名検索は、上記確定された目的地ので市名に属す
るストリート名に限定して行われる。

【００１７】以上によりストリート名が確定すると、ス
テップ２０１で番地入力案内の画面になる。ディスプレ
イ１４の画面は番地入力のためのテンキーの表示に変更
される（図示しない）。ステップ２０２では、テンキー
により番号入力が操作があったか否かが判断される。否
定判断されるとステップ２０２を繰り返す。肯定判断さ
れると、ステップ２０３でエンターキー２２がオンされ
たか否か判断する。否定判断されるとまだ番地が確定し
ていないのでステップ２０２に戻る。肯定判断されると
ステップ２０４で確定した上記目的地の番地をメモリに
書き込む。次に、ステップ２０５で車両の現在位置と入
力された目的地に基づいて最適経路の演算を行いこのル
ーチン終える。

【００１８】本発明は上記実施例に拘束されることなく
種々の様態が可能である。例えばキーに割り付ける文字
はカタカナ、ひらがなでもよい。

【００１９】

【発明の効果】上述したように、本発明によれば文字入
力手段によるキー操作の度に、目的地を検索し、このキ
ー操作の度に目的地の候補の数が設定数以下となったか
どうか判断し、肯定判断の時にディスプレイ上にリスト
表示するから、必要以上に文字入力する手間を省くこと
ができ、文字入力操作に伴う誤入力の可能性を少なくす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の基本的構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。

【図３】文字入力案内を表示した状態のディスプレイを
示す。

【図４】目的地候補のリストを表示した状態のディスプ
レイを示す。

【図５】マイクロコンピュータで実行される目的地入力
のためのルーチンの一部を示すフローチャートである。

【図６】図５のルーチンに引き続いて実行される目的地
入力のためのルーチンの一部を示すフローチャートであ
る。

【図７】図６のルーチンに引き続いて実行される目的地
入力のためのルーチンの一部を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１ディスプレイ２文字入力手段３地図情報記憶手段４目的地候補検索手段５判断手段６リスト出力手段７選択手段１０マイクロコンピュータ１１地図情報記憶媒体（地図情報記憶手段）１２現在位置検出手段１３目的地入力装置２０スペルキー（文字入力手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）ディスプレイと、（ロ）目的地の綴
りに対応してキーを複数回オンすることにより文字を入
力する文字入力手段と、（ハ）目的地になりうる名称を
含む地図情報を記憶している地図情報記憶手段と、
（ニ）上記文字入力手段においてキーがオンされる度
に、入力される文字情報に基づいて地図情報記憶手段に
より記憶された名称から目的地候補の名称を検索する目
的地候補検索手段と、（ホ）上記キーがオンされる度
に、上記目的地候補検索手段により検索された目的地候
補の数が設定数以内であるか否かを判断する判断手段
と、（へ）上記判断手段で目的地候補数が設定数以内と
判断した時に、上記ディスプレイに目的地候補名称リス
トを出力するリスト出力手段と、（ト）このディスプレ
イ表示されたリストより上記目的地を選択する選択手段
と、を備えたことを特徴とする車両用ナビゲーションシ
ステム。