JPH06251068A - データベース管理方法 - Google Patents

データベース管理方法

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JPH06251068A
JPH06251068A JP5036343A JP3634393A JPH06251068A JP H06251068 A JPH06251068 A JP H06251068A JP 5036343 A JP5036343 A JP 5036343A JP 3634393 A JP3634393 A JP 3634393A JP H06251068 A JPH06251068 A JP H06251068A
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processing unit
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JP5036343A
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English (en)
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Kiyotaka Kibo
清隆 木保
Shunichi Torii
俊一 鳥居
Kazuyoshi Negishi
和義 根岸
Masashi Tsuchida
正士 土田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】通信ネットワークで接続された複数の処理装置
上で、データベース102をアクセスするバックエンド
サーバ101とジャーナルをアクセスするジャーナルサ
ーバ107とデータベース定義情報をアクセスする辞書
サーバ105とアプリケーションプログラム104から
の要求を受けて処理部に処理を依頼するフロントエンド
サーバ103にデータベース102管理システムの各処
理部を分割し、少なくとも各処理部一つ以上を各処理装
置上に配置する。 【効果】構成変更の容易化並びに運用の簡便性を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータベース管理システ
ムを実現するための構成方法とその機能分散方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来分散データベース管理システムは図
2に示す構造であった。即ち一つのノード(一つ以上の
処理装置で構成される計算機システム)上に、データベ
ース管理システム(204,205;以後DBMSと略
す。)とデータ通信管理システム(206,207;以
後DCMSと略す。)が存在し、それぞれの管理システ
ムが相互協調してアプリケーション(203;以下AP
と略す)の要求するデータベース操作処理を実行する。
ここでDBMSはデータベース、即ち、二次記憶装置上
に記録された構造化されたデータを管理し、DCMSは
ノード間における処理単位間(この場合、DBMS間)
の通信を管理,制御する。
【0003】同形態のDBMSではDBMSがデータベ
ース(208,209)並びにジャーナル(210,2
11),辞書(212,213)等を保持する。ここで
データベースは構造化され、二次記憶装置上に記録され
た永続的なデータである。ジャーナルはDBMSがデー
タベースに対する操作時の変更履歴情報並びにトランザ
クションの状態制御情報を、二次記憶装置上に記録した
永続的なデータである。辞書は記憶装置上に記憶されて
いる個々のデータベースの構造に関する情報を記録す
る。
【0004】本構成の特徴は、(1)データベース管理
システムがデータベース,ジャーナル,辞書等の資源を
一括集中管理しながらAPからの要求に対して処理を行
う、(2)各ノード単位に上記各資源が存在し、分散デ
ータベースアクセスの場合も、個々のノード上の各資源
を利用してデータベース処理を行う、という点である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば特定データベー
スに対して処理が集中する場合、負荷分散を行う。負荷
分散を行うには、各ノードの資源を増設するか、ノード
を分割して処理の集中を避ける必要がある。従来技術で
はノードの分割に伴って、分割したノード上にデータベ
ース,ジャーナル,辞書等の資源を再確保する必要があ
る。通常、特定の資源に対する負荷ネックが問題になる
ことが一般的であるのに、従来システムでは拡張したい
資源のみを分割することができない。
【0006】また、従来の分散環境においてデータベー
ス,ジャーナル,辞書等の資源の運用を行う場合、ノー
ドの場所に依存して独立に運用する必要がある。例え
ば、分散データベース管理システムにおけるジャーナル
ファイルは、従来、個々のノード上に存在した。これは
ジャーナルの運用を考えた場合、個々のノードでジャー
ナルの掛け変え等の運用を行わなければならない。
【0007】さらに、従来構成の場合、各ノード対応に
DBMSに必要な実行時メモリ,二次記憶が増加する。
即ち個々のノードにおいてデータベース管理システムが
必要とする全ての資源を確保しなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成によ
り上記課題を解決する。
【0009】(1)通信ネットワークで接続された複数
の処理装置上で、データベースをアクセスするバックエ
ンド処理部とジャーナルをアクセスするジャーナル処理
部とデータベース定義情報をアクセスする辞書処理部と
アプリケーションプログラムからの要求を受けて上記処
理部に処理を依頼するフロントエンド処理部において、
各処理部を一つ以上、上記任意の処理装置上に配置し、
その配置に基づいてデータベース処理を行う。
【0010】(2)(1)におけるデータベース管理方
法とそのシステムであって、各処理部の配置指示を任意
の処理装置上に保持し、その配置情報に基づいて各処理
部を配置指示する。
【0011】(3)(2)におけるデータベース管理方
法とそのシステムであって、アプリケーションプログラ
ムが任意のフロントエンド処理部を選択し、フロントエ
ンド処理部はフロントエンド処理部の構成情報に指示さ
れた辞書処理部を選択し、フロントエンド処理部は辞書
処理部の保持する辞書情報からバックエンド処理部を選
択し、フロントエンド処理部並びにバックエンド処理部
はその構成情報に指示されたジャーナル処理部を選択
し、上記選択した各処理部を用いてデータベース処理を
行う。
【0012】
【作用】本発明に於ては従来データベース管理システム
内に内在していた各機能を(1)フロントエンド処理部
(2)バックエンド処理部(3)ジャーナル処理部
(4)辞書処理部に分割し、それを任意の処理装置上に
任意に配置して、それぞれの処理部が相互協調して処理
を行う。本構成により従来一つのノードに一つのデータ
ベース管理システムという構成であったデータベース管
理システム構成を上記処理部毎に任意の処理装置上に配
置することを可能とする。
【0013】
【実施例】図1の構成は本発明を適用した場合の各処理
部(以後サーバと呼ぶ。)の構成と、サーバと資源の対
応関連,ノード構成,通信路の位置づけを示す。フロン
トエンドサーバ103(以下FESと略す。)はアプリ
ケーションプログラム104(以下APと略す。)からの
問い合わせを受信し、処理手順を生成する。バックエン
ドサーバ(以下BESと略す)101はFESからの処
理手順を受信してデータベース102(以下DBと略
す。)をアクセスしてデータを取得しFESに渡す。ジ
ャーナルサーバ107(以下JSと略す。)はFESや
BESが発生する変更履歴情報やトランザクションの状
態情報を記録する。データディクショナリサーバ105
(以下DDSと略す。)はFESやBES(またはJ
S)が利用するメタ情報、例えば関係データベースにお
ける表情報や各表のカラム情報をデータディクショナリ
(以後DDと略す。)に保持する。
【0014】図1の111から121はノードである。
ノードは一つ以上の処理装置と永続的な記録が可能な二
次記録装置からなる。通信路Xbus10は通信を行う為の
通信バックボーンであり、各サーバ間での通信の媒介を
行う。ノードにはそのノード固有のノードアドレスが付
与される。ノードアドレスは物理的なノード識別子であ
りXbus上ではこのノードアドレスを指定した通信を行
う。
【0015】通信路Xbusは通信システムにおけるプロト
コルの違いやネットワークインタフェースの違いを吸収
し、Xbus上に存在する全てのサーバに対して相手サーバ
を識別する為の識別子、即ち、サーバ識別子を指定して
送受信を行うことを可能とする。後述するネームサーバ
はサーバ識別子を持ち、各サーバから通信要求があった
場合にサーバ識別子をノードアドレス,サーバプロセス
番号に変換する。
【0016】Xbus上でのサーバ間送受信はSEND,R
ECIEVE形式で行う。send,recieveは以下の形式
である。すなわち、 send(サーバ識別子,データ,データサイズ) recieve(サーバ識別子,データ,データサイズ) これらはXbus通信処理部において下記の形式に変換され
る。すなわち、 Xbussend(ノードアドレス.プロセス番号,データ,デ
ータサイズ) Xbusrecieve(ノードアドレス.プロセス番号,デー
タ,データサイズ) このデータ部は(1)処理要求(2)要求元サーバ識別
子(3)要求先サーバ識別子(4)パラメタ等で構成さ
れる。
【0017】Xbus上で通信に参加するにはサーバまたは
APがXbusに関する情報を取り込む。同情報にはウェル
ノウンノードとそのノードアドレスが保持される。各A
P,サーバはXbus上のウェルノウンノードアドレスを知
ることで、他のサーバのサーバ識別子を用いたXbus上の
通信が可能となる。
【0018】次に図3を用いて本発明の構成例を示す。
図3において、331から336はノードである。FE
S302はAP301との通信を行う。AP構成情報3
19はAPがどのFESと通信を行うかの情報を持つ。
BES310,312はデータベースを保持する。JS
313はFESやBESが記録要求するジャーナルを記
録し、DDS314はデータベースの定義情報を記録す
る。Xbus300はサーバ間で通信を行うための通信路で
ある。Xbus通信303から309はXbusを利用して実際
に通信を行う処理部であり、各サーバに存在する。
【0019】ネームサーバ315は前述のウェルノウン
なノード上に存在する。ウェルノウンなノードは本デー
タベース管理システムに存在する全てのノードがそのア
ドレスを知っているノードである。ノードどうしが通信
を行う場合、相手ノードに付与されたノードアドレスを
相互のノードが知っている必要がある。ウェルノウンノ
ードのネームサーバはこのノードアドレスの一覧表をシ
ステム開始時、収集するかまたはウェルノウンノード上
の二次記憶上に記録する。以降ではシステム開始時に前
述の情報を収集することを前提とする。この収集の結
果、ネームサーバは本システムに参加するサーバのサー
バ識別子とノードアドレス,プロセス番号の対応表を持
つ。
【0020】構成情報サーバ317はウェルノウンノー
ド上に存在する各ノードの構成情報を管理するサーバで
ある。同サーバは構成情報318に保持されている各ノ
ードのサーバ構成情報を管理する。
【0021】図4に本発明を適用した場合のデータベー
ス管理システムにおいて実現される構成情報318を示
す。図4に示した構成情報は図3に示した構成情報であ
る。
【0022】構成情報は本システムに参加するノード識
別子とノードアドレスとシステム内一意のサーバ識別子
の一覧、各サーバ即ち(1)FES(2)BES(3)D
DS(4)JSに関する情報が保持される。
【0023】ノード識別子は各ノードに一意に付与され
た論理的な名前である。FESに関する構成情報は
(1)FESがアクセス対象とするBES名の一覧(基
本的にはウェルノウンノードに登録された全てのBES
である。)(2)FESが扱うトランザクションに関す
る制御情報の出力先JSの識別子(3)APから要求さ
れた問い合わせ中に定義された表,カラムに関する定義
情報を保持している辞書サーバ識別子が指定される。ま
たこの他にFES自身に関する構成情報例えば同時処理
可能なAPの数やバッファの容量等の情報が保持され
る。
【0024】BESに関する構成情報は(1)BESが
データベースに対して変更を行った場合にデータベース
の変更履歴情報を保持するJS識別子の保持(2)デー
タベースをアクセスするために必要な定義情報を保持す
る辞書サーバ識別子を保持する。またFES同様にBE
S自身の構成情報を保持する。
【0025】JSに関する構成情報は基本的に各サーバ
との関連を持たない。JS自身の構成情報については他
のサーバ同様に保持される。
【0026】DDSに関する構成情報は基本的に各サー
バとの関連情報は保持されない。
【0027】DDS自身の構成情報も保持される。
【0028】図5から図7を用いて、次にシステム開始
時に上記構成情報を元に本データベース管理システムが
どのように起動されるかについて説明する。
【0029】図5はネームサーバで利用するノードアド
レスとサーバ識別子のプロセス−サーバ対応表316で
ある。ノードアドレス501は各ノード固有に付与され
た番号である。プロセス番号502は各ノード上でサー
バが起動された時にOSが付与する順序番号でOS起動
中に一意な番号が付与される。
【0030】サーバ識別子504は各ノード固有に付与
された論理的な識別子であり、一般的には英数字による
文字列で代表される。
【0031】次に本発明における各サーバ構成がどのよ
うに実現されるか図6と図7を用いて説明する。
【0032】図6はウェルノウンノードにおけるシステ
ム開始処理である。ウェルノウンノードは前述のように
本システムに参加する全てのノードがそのノードアドレ
スを保持する。ネームサーバ315並びに構成情報サー
バ316を起動(601)する。次に構成情報サーバが
ウェルノウンノード上の二次記憶装置上に記録されてい
る構成情報317を読み込む。(602) 処理要求受信603は各ノードからの開始要求並びに各
サーバからの開始完了要求を待つ。要求が各ノードから
送信されてくるまでウェルノウンノードは待ち状態とな
る。
【0033】ノード開始が任意のノードから送信される
とノード開始か否かの判定(607)後、そのノードが取
るべき構成情報を前記で読み込んだ構成情報から取得
し、要求ノードへそのノード構成情報を送信(608)
する。
【0034】次に処理要求受信603においてサーバ開
始要求が送信された場合(604)、送信されたデータ中
にサーバ識別子とノードアドレス,プロセス番号が転送
されるので、それをプロセス−サーバ対応表316の各
項目に設定する。
【0035】もし全てのサーバの登録が完了したならば
(606)、システム開始が完了する。完了しない場
合、次の処理要求を受信する。
【0036】処理要求受信603でその他の処理が受信
された場合(604でnoの場合)はその他の処理を行
う。
【0037】システム開始完了後、ウェルノウンノード
上では処理要求受信610が行われ、処理要求がサーバ
識別子変換要求(611)の場合、プロセス−サーバ対
応表を参照し、要求されたサーバ識別子に対応するノー
ドアドレス,プロセス番号を要求元サーバへ送信する。
処理要求が完了の場合(613)ならば終了し、その他
の場合(613でno)の場合、処理要求に対応した処
理を行う(614)。
【0038】次に図7を用いてウェルノウンノード以外
の一般ノード開始処理について説明する。
【0039】一般ノード開始処理700は該当するノー
ドが起動した時点でOS等により開始される。最初に初
期プロセスが起動(701)され、ウェルノウンノード
に対して自分自身のノード構成情報取得要求を送信(7
02)する。この登録要求はウェルノウンノード開始時
のノード開始処理607,608に対応し、その結果、
一般ノードは自分自身の構成情報つまりどのタイプのサ
ーバをどのような構成で起動するかについての情報を受
信し、ノード構成情報として保持(703)する。次に
構成情報中に指定された全サーバについて構成情報に基
づいて対応するサーバ起動(705)する。この起動時
にプロセス番号がOSから付与される。サーバ起動後、
ノードアドレスとそのサーバのプロセス番号並びにサー
バ識別子をウェルノウンノードのネームサーバへ送信
(706)する。これを各ノードのサーバ構成情報で指
定されているノード数分行う(704,708)。
【0040】図6,図7の処理によりプロセス−サーバ
対応表316が完成される。各ノードが構成情報の関連
サーバと通信したい場合、サーバ識別子を指定して相手
サーバに対するデータのsend処理を行う。send処理では
一度ネームサーバに対してサーバ識別子を送り、ネーム
サーバはそれに対応するノードアドレスとプロセス番号
の対を返す。Xbus通信はノードアドレスとプロセス番号
の対の情報を元にXbus上で通信を行う。この対は各サー
バまたはノード上にキャッシュされていてもよい。この
方法で起動されたサーバは各APまたは任意のサーバか
らの要求を待つ。尚、FES並びにBESはシステム開
始時において後述するトランザクション管理表を作成す
る。
【0041】図8から図16を用いて本システム構成に
より起動されたデータベース管理の概要について述べ
る。
【0042】図8にBES,FESが保持するトランザ
クション管理表312を示す。トランザクション管理表
はトランザクション情報801と関連BESリストへの
ポインタ804とBESリスト805からなる。トラン
ザクション情報は各APが発生するトランザクションに
関する情報、詳細には対応するAPの位置情報やトラン
ザクション状態情報等を保持する。BESリスト805
は、APが発生したトランザクション処理中にデータベ
ースアクセス要求したBESのリストを保持する。
【0043】次に図9,図10を用いてAPの処理につ
いて述べる。AP(901)はAP開始要求をAPに付
加された処理部に対して要求する。AP開始910はA
P構成情報で指定されたFES識別子のノードアドレス
とプロセス番号,ウェルノウンノード上のネームサーバ
から取得(911)する。次にその任意のFESに対し
てAP開始要求を送信(912)した後、開始完了を受
信し、処理を完了する。つぎにAPはデータ操作言語
(以後DMLと略す。)によるデータベース操作要求、
即ち、DML要求903を行う。AP開始同様にDML
処理はAPに付加された処理部へ渡される。DML処理
(903)は要求されたDMLをAP開始時点で決定し
たFESへ送信(1001)する。次にFESからの結果を
受信(1002)しDML処理を完了する。
【0044】APは複数のDMLを処理後、コミット要
求(904)を要求する。コミット要求904は前述の
FESへコミット要求を送信(1011)し、処理完了
を受信(1012)し完了する。コミット要求を行った
APはAP終了要求を行う。AP終了要求905はFE
Sへ終了を送信(1021)した後、処理完了を受信
(1022)し、完了する。APは以上のような処理過
程を経て、データベースに関する処理が行える。
【0045】次にFESの処理概要を図11から13を
用いて述べる。
【0046】図11はFES処理概要を示す。APから
の処理要求を受信(1101)し、その処理を行う。A
Pからの処理要求がAP開始(1102)であれば対応
AP初期化処理(1111)を行う。APからの処理要
求がDML要求であれば(1103)、DML処理(1
112)を行い、APからの処理要求がコミット要求で
あればコミット処理(1113)を行う。APからの処
理要求がAP終了要求であればAP終了処理(110
5)を行う。その他の要求の場合、FES終了としてFE
Sを完了する。
【0047】次に図12を用いてDML処理の概要を説
明する。DML処理(1102)はFES要求受信時に
受信したDMLを解析(1201)し、そのDMLが操作対
象とするデータベースに関する定義情報を、本FESの
構成情報で指定されたDDSから取得(1202)す
る。ここでDDS中のデータベース定義中にはDMLに
指定されたDBがどのBESに格納されているかの情報
が保持されている。取得した定義情報から処理対象BE
Sを決定後、トランザクション表に決定したBESが存
在するか否かの判断後、存在しなければBESリストへ登
録(1203)する。次に、受信したDMLを各BES
毎のBES対応DMLに分割(1204)した後、各B
ESへ分割したBES対応DMLを実行要求(121
1,1206,1212,1205)する。
【0048】その後、各BESからの処理要求を受信
(1207,1208,1213,1209)した後、
その処理結果をAPへ送信(1210)する。
【0049】次に、図13を用いてFESにおけるコミ
ット処理の概要を示す。コミット処理(1107)はD
ML処理によって行われたデータベース操作を実際にデ
ータベースへ反映させる処理である。
【0050】コミット要求を発行したAPが関連したB
ESに対して、即ち、トランザクション表に登録されて
いるBESリスト上の全BESに対してコミット準備要
求を送信(1301,1302,1315,1303)
する。次に送信したBESからの処理要求を受信(13
04,1305,1306,1316)する。全てのコ
ミット準備処理が正常ならば、コミット準備完了ジャー
ナルを、本FES構成情報に指定されたJSへ記録要求
(1307)する。
【0051】次にコミット準備要求同様、関連BESへ
コミット要求を送信(1308,1310)する。コミ
ット要求に対する結果を受信(1311から1313)
した後、コミット完了ジャーナルを本FES構成情報に
指定されたJSに対して記録(1314)した後、コミ
ット処理が完了する。
【0052】次にBESの処理概要について説明する。
【0053】BESはデータベースに対するアクセス要
求を実行する。BESはFESからの各要求を受信した
後、その要求に対応する処理を実行する。
【0054】要求がBES対応DML実行要求の場合
(1402)、BES対応DMLを実行しデータベース
に対する操作を行う。もしBES対応DMLがデータベ
ースに対して更新を行った場合(1411)、変更前後
情報を本BES構成情報に指定されたJSに記録要求す
る。BES対応DMLの実行結果を要求元、即ち、FE
Sへ送信(1413)してBES対応DML処理が完了
する。
【0055】要求がコミット準備要求ならば(140
3)コミット準備ジャーナルを本BES構成情報に指定さ
れたJSへ記録する。要求がコミット要求ならば(14
06)、コミットジャーナルを本BES構成情報に指定
されたJSへ記録する。BES完了要求の場合(140
5)、BESを完了する。その他の処理の場合(140
5でno)、その他の処理を行う。
【0056】つぎに図15を用いて辞書サーバの処理に
ついて述べる。他のサーバと同様の処理要求を受信(1
501)する。処理要求が定義情報取得ならば(150
2)、要求された定義情報をDDから検索,取得(15
10)し、その結果を要求元サーバへ転送する。
【0057】DDS完了要求の場合、DDSは完了す
る。その他の処理の場合、その他の処理を行う。
【0058】次に、図16を用いてJSの処理について
述べる。処理要求を受信(1601)する。処理要求が
JS記録要求であれば、ジャーナル記録処理(161
0)を行い、要求元へ処理結果を送信(1611)す
る。
【0059】JS完了要求の場合(1603)、JSは
完了し、その他の処理要求の場合、その他の処理(16
04)を行う。
【0060】
【発明の効果】
(1)負荷に応じたサーバの構成変更 データベース管理システムを上記処理部に分割すること
で、各処理部が管理する資源毎の負荷分散を可能とす
る。即ち、フロントエンドサーバであればAP、バック
エンドサーバであればデータベース、ジャーナルサーバ
であればジャーナル、辞書サーバであれば辞書という単
位毎に分割を可能とする。ある処理装置上でジャーナル
サーバとデータベースサーバが運用されている場合に、
処理ネックになった場合には新たな処理装置を導入し、
いずれかのサーバを移動することで処理ネックの解消を
図ることが容易となる。
【0061】(2)資源の運用方法の簡便化 各処理部を独立したことにより、ある特定の処理装置群
に特定の資源を割り付けることで各資源に対する運用が
簡便となる。例えばジャーナル専用処理装置を特定の地
域に集中させることで、オペレータなどの人的資源の重
複を排除できる。
【0062】(3)冗長な資源量の削減 従来のシステムでは各ノード毎にデータベース管理シス
テムに必要な資源を必要とした。例えばデータベース管
理システム自身のオブジェクトコード,構成に必要なパ
ラメタ情報やデータベース,ジャーナル,辞書等の各資
源(二次記憶装置)等である。本発明により処理部分割
をすることで、その処理部に必要な資源のみを各処理装
置上に割り付ければよく、冗長な資源を排除することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データベース管理システムのブロック図。
【図2】従来データベース管理システムのブロック図。
【図3】詳細なデータベース管理システムのブロック
図。
【図4】構成情報の説明図。
【図5】プロセス−サーバ対応表の説明図。
【図6】ウェルノウンノードシステム開始のフローチャ
ート。
【図7】一般ノードのシステム開始のフローチャート。
【図8】トランザクション表の説明図。
【図9】AP並びにAP開始処理のフローチャート。
【図10】DML処理並びにコミット処理,AP終了要
求のフローチャート。
【図11】フロントエンドサーバ処理のフローチャー
ト。
【図12】DML処理のフローチャート。
【図13】コミット処理のフローチャート。
【図14】バックエンドサーバ処理のフローチャート。
【図15】辞書サーバ処理のフローチャート。
【図16】ジャーナルサーバ処理のフローチャート。
【符号の説明】
101…バックエンドサーバ、102…データベース、
103…フロントエンドサーバ、104…アプリケーシ
ョンプログラム、105…辞書サーバ、106…辞書、
107…ジャーナルサーバ、108…ジャーナル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 正士 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークで接続された複数の処理
    装置上で、データベースをアクセスするバックエンド処
    理部,ジャーナルをアクセスするジャーナル処理部,デ
    ータベース定義情報をアクセスする辞書処理部,アプリ
    ケーションプログラムからの要求を受けて上記各処理部
    に処理を依頼するフロントエンド処理部のいずれかを上
    記複数の処理装置のいずれかに配置し、その配置に基づ
    いてデータベース処理を行うことを特徴とするデータベ
    ース管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記各処理部の配置指
    示を任意の処理装置上に保持し、その配置情報に基づい
    て各処理部を配置指示するデータベース管理方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、アプリケーションプロ
    グラムが任意のフロントエンド処理部を選択し、上記フ
    ロントエンド処理部は上記フロントエンド処理部の構成
    情報に指示された辞書処理部を選択し、上記フロントエ
    ンド処理部は上記辞書処理部の保持する辞書情報からバ
    ックエンド処理部を選択し、上記フロントエンド処理部
    および上記バックエンド処理部はその構成情報に指示さ
    れた上記ジャーナル処理部を選択し、上記選択した各処
    理部を用いてデータベース処理を行うデータベース管理
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012146177A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Nec System Technologies Ltd トランザクション履歴送信装置、トランザクション管理システム、トランザクション履歴送信方法およびトランザクション履歴送信プログラム

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JP2012146177A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Nec System Technologies Ltd トランザクション履歴送信装置、トランザクション管理システム、トランザクション履歴送信方法およびトランザクション履歴送信プログラム

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