JPH06251021A - 電子ディーリングシステム - Google Patents
電子ディーリングシステムInfo
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- JPH06251021A JPH06251021A JP4007593A JP4007593A JPH06251021A JP H06251021 A JPH06251021 A JP H06251021A JP 4007593 A JP4007593 A JP 4007593A JP 4007593 A JP4007593 A JP 4007593A JP H06251021 A JPH06251021 A JP H06251021A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
- G06Q40/04—Trading; Exchange, e.g. stocks, commodities, derivatives or currency exchange
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、オーダ側カスタマの呈示する売買注
文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報と
のマッチング処理を電子的に行うことで取り引きの成立
を実現する構成を採る電子ディーリングシステムに関
し、市場の要求に適合する取り引きを実現できるように
することを目的とする。 【構成】複数のカスタマをマイグループとしてグルーピ
ングするとともに、このマイグループに属さない単一の
カスタマとの間に設定されるクレジットラインの初期値
として共通のクレジットラインを設定し、また、複数の
カスタマをユアグループとしてグルーピングするととも
に、設定元カスタマとユアグループのカスタマとの間に
設定されるクレジットラインの初期値として共通のクレ
ジットラインを設定する設定手段１３を備えるように構
成する。
文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報と
のマッチング処理を電子的に行うことで取り引きの成立
を実現する構成を採る電子ディーリングシステムに関
し、市場の要求に適合する取り引きを実現できるように
することを目的とする。 【構成】複数のカスタマをマイグループとしてグルーピ
ングするとともに、このマイグループに属さない単一の
カスタマとの間に設定されるクレジットラインの初期値
として共通のクレジットラインを設定し、また、複数の
カスタマをユアグループとしてグルーピングするととも
に、設定元カスタマとユアグループのカスタマとの間に
設定されるクレジットラインの初期値として共通のクレ
ジットラインを設定する設定手段１３を備えるように構
成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、オーダ側カスタマの呈
示する売買注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売
買注文情報とのマッチング処理を電子的に行うことで取
り引きの成立を実現する構成を採る電子ディーリングシ
ステムに関し、特に、市場の要求に適合する取り引きを
実現できるようにする電子ディーリングシステムに関す
る。
示する売買注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売
買注文情報とのマッチング処理を電子的に行うことで取
り引きの成立を実現する構成を採る電子ディーリングシ
ステムに関し、特に、市場の要求に適合する取り引きを
実現できるようにする電子ディーリングシステムに関す
る。
【０００２】外国為替等を扱う電子ディーリングシステ
ムでは、オーダ側カスタマの呈示する売買注文情報と、
ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報とのマッチン
グ処理を電子的に行うことで取り引きの成立を実現する
ことになる。このような電子ディーリングシステムを実
用的なものとしていくためには、市場の要求に適合する
取り引きを実現できるようにする構成を構築していく必
要がある。
ムでは、オーダ側カスタマの呈示する売買注文情報と、
ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報とのマッチン
グ処理を電子的に行うことで取り引きの成立を実現する
ことになる。このような電子ディーリングシステムを実
用的なものとしていくためには、市場の要求に適合する
取り引きを実現できるようにする構成を構築していく必
要がある。
【０００３】
【従来の技術】電子ディーリングシステムでは、図１５
に示すように、ディーリング端末を介してオーダ側カス
タマから売買注文のオーダ呈示があると、このマーケッ
ト情報（相場情報）をディーリング端末を介してヒット
側カスタマに通知し、この通知に対して、ヒット側カス
タマから売買注文のヒット要求があると、先ず最初に、
電子的なマッチング処理を実行することで呈示オーダの
取引条件とヒット要求の取引条件とを比較する。
に示すように、ディーリング端末を介してオーダ側カス
タマから売買注文のオーダ呈示があると、このマーケッ
ト情報（相場情報）をディーリング端末を介してヒット
側カスタマに通知し、この通知に対して、ヒット側カス
タマから売買注文のヒット要求があると、先ず最初に、
電子的なマッチング処理を実行することで呈示オーダの
取引条件とヒット要求の取引条件とを比較する。
【０００４】この比較により取引条件（取引価格・取引
量）が一致すると判断すると、次に、コルレス契約を比
較する。すなわち、相手方が取引者となり得る者として
契約されているか否かチェックするのである。この比較
により相手方が取引者となり得る者であると判断する
と、続いて、クレジットラインを比較する。すなわち、
取引量が与信供与枠であるクレジットライン内に収まる
のか否かをチェックするのである。
量）が一致すると判断すると、次に、コルレス契約を比
較する。すなわち、相手方が取引者となり得る者として
契約されているか否かチェックするのである。この比較
により相手方が取引者となり得る者であると判断する
と、続いて、クレジットラインを比較する。すなわち、
取引量が与信供与枠であるクレジットライン内に収まる
のか否かをチェックするのである。
【０００５】この比較によりクレジットライン内に収ま
ることを判断すると、取り引きが成立することになるの
で、オーダ側カスタマとヒット側カスタマに対して取り
引きのコンファメーションシートを出力するとともに、
変動した相場情報をログイン中の端末に表示する。
ることを判断すると、取り引きが成立することになるの
で、オーダ側カスタマとヒット側カスタマに対して取り
引きのコンファメーションシートを出力するとともに、
変動した相場情報をログイン中の端末に表示する。
【０００６】このような処理を行う従来の電子ディーリ
ングシステムでは、電子化以前に行われていたディーリ
ングシステムの処理をただ単にコンピュータ処理化する
だけで構成されており、市場の要求に適合する取り引き
を実現するための積極的手段を備えていなかった。
ングシステムでは、電子化以前に行われていたディーリ
ングシステムの処理をただ単にコンピュータ処理化する
だけで構成されており、市場の要求に適合する取り引き
を実現するための積極的手段を備えていなかった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
子ディーリングシステムでは、市場の要求に適合する取
り引きを実現するための積極的手段を備えていないこと
から、カスタマの性質に合わせてクレジットラインを設
定していけるようにするというような手段を備えていな
かった。また、電子市場の取引状態や取引相手のカスタ
マの状況に応じてクレジットラインの値を変更していけ
るようにするというような手段も備えていなかった。
子ディーリングシステムでは、市場の要求に適合する取
り引きを実現するための積極的手段を備えていないこと
から、カスタマの性質に合わせてクレジットラインを設
定していけるようにするというような手段を備えていな
かった。また、電子市場の取引状態や取引相手のカスタ
マの状況に応じてクレジットラインの値を変更していけ
るようにするというような手段も備えていなかった。
【０００８】これから、従来の電子ディーリングシステ
ムでは、市場の要求に適合する取り引きを実現していな
いという問題点があった。本発明はかかる事情に鑑みて
なされたものであって、市場の要求に適合する取り引き
を実現できるようにする新たな電子ディーリングシステ
ムの提供を目的とする。
ムでは、市場の要求に適合する取り引きを実現していな
いという問題点があった。本発明はかかる事情に鑑みて
なされたものであって、市場の要求に適合する取り引き
を実現できるようにする新たな電子ディーリングシステ
ムの提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】図１及び図２に本発明の
原理構成を図示する。図中、１は本発明を具備する電子
ディーリングシステムであって、オーダ側カスタマの呈
示する売買注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売
買注文情報とのマッチング処理を実行することで取り引
きの成立を図るもの、２は電子ディーリングシステム１
の備える端末である。
原理構成を図示する。図中、１は本発明を具備する電子
ディーリングシステムであって、オーダ側カスタマの呈
示する売買注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売
買注文情報とのマッチング処理を実行することで取り引
きの成立を図るもの、２は電子ディーリングシステム１
の備える端末である。
【００１０】図１に示す本発明の電子ディーリングシス
テム１は、オーダ側カスタマの呈示するオーダを管理す
る市場情報管理手段１０と、クレジットラインの指定す
る制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示するオーダ
とヒット側カスタマの呈示するヒット要求とのマッチン
グ処理を実行するマッチング手段１１と、初期値を起点
として取引成立に伴って減少していくクレジットライン
の現在値を管理する管理手段１２と、例えば端末２と対
話することでクレジットラインの初期値を設定する設定
手段１３と、設定手段１３の設定するクレジットライン
の初期値を管理手段１２に登録する登録手段１４とを備
える。
テム１は、オーダ側カスタマの呈示するオーダを管理す
る市場情報管理手段１０と、クレジットラインの指定す
る制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示するオーダ
とヒット側カスタマの呈示するヒット要求とのマッチン
グ処理を実行するマッチング手段１１と、初期値を起点
として取引成立に伴って減少していくクレジットライン
の現在値を管理する管理手段１２と、例えば端末２と対
話することでクレジットラインの初期値を設定する設定
手段１３と、設定手段１３の設定するクレジットライン
の初期値を管理手段１２に登録する登録手段１４とを備
える。
【００１１】この管理手段１２は、例えば、カスタマと
カスタマとの間に設定されるクレジットラインの初期値
及び現在値を管理するクレジットライン管理域１５と、
カスタマ識別子を検索キーにして、クレジットライン設
定先カスタマ対応にクレジットライン管理域１５のアド
レスを管理するアドレス管理域１６とを備えることで、
カスタマ識別子を検索キーにして、クレジットライン設
定先カスタマ対応にクレジットラインの初期値及び現在
値を管理する構成を採ることがある。
カスタマとの間に設定されるクレジットラインの初期値
及び現在値を管理するクレジットライン管理域１５と、
カスタマ識別子を検索キーにして、クレジットライン設
定先カスタマ対応にクレジットライン管理域１５のアド
レスを管理するアドレス管理域１６とを備えることで、
カスタマ識別子を検索キーにして、クレジットライン設
定先カスタマ対応にクレジットラインの初期値及び現在
値を管理する構成を採ることがある。
【００１２】図２に示す本発明の電子ディーリングシス
テム１は、オーダ側カスタマの呈示するオーダを管理す
る市場情報管理手段２０と、クレジットラインの指定す
る制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示するオーダ
とヒット側カスタマの呈示するヒット要求とのマッチン
グ処理を実行するマッチング手段２１と、初期値を起点
として取引成立に伴って減少していくクレジットライン
の現在値を管理する管理手段２２と、規定時刻に管理手
段２２に対してクレジットラインの初期値を設定する設
定手段２３と、クレジットラインの初期値を管理する初
期値管理域２４とを備える。
テム１は、オーダ側カスタマの呈示するオーダを管理す
る市場情報管理手段２０と、クレジットラインの指定す
る制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示するオーダ
とヒット側カスタマの呈示するヒット要求とのマッチン
グ処理を実行するマッチング手段２１と、初期値を起点
として取引成立に伴って減少していくクレジットライン
の現在値を管理する管理手段２２と、規定時刻に管理手
段２２に対してクレジットラインの初期値を設定する設
定手段２３と、クレジットラインの初期値を管理する初
期値管理域２４とを備える。
【００１３】この構成に加えて、図２（イ）に示す電子
ディーリングシステム１は、例えば端末２と対話するこ
とで初期値管理域２４の管理するクレジットラインの初
期値を変更する第１の変更手段２５と、管理手段２２の
管理するクレジットラインの現在値を変更する第２の変
更手段２６とを備える。
ディーリングシステム１は、例えば端末２と対話するこ
とで初期値管理域２４の管理するクレジットラインの初
期値を変更する第１の変更手段２５と、管理手段２２の
管理するクレジットラインの現在値を変更する第２の変
更手段２６とを備える。
【００１４】一方、この構成に加えて、図２（ロ）に示
す電子ディーリングシステム１は、取引情報を管理する
取引情報管理手段２７と、取引情報管理手段２７の管理
する取引情報に従ってクレジットライン初期値の設定日
に決済される取引量を特定する特定手段２８と、例えば
端末２と対話することでクレジットライン初期値の指定
モードを選択する初期値モード選択手段２９と、初期値
モード選択手段２９の選択する指定モード情報を管理す
る初期値モード管理手段３０とを備える。
す電子ディーリングシステム１は、取引情報を管理する
取引情報管理手段２７と、取引情報管理手段２７の管理
する取引情報に従ってクレジットライン初期値の設定日
に決済される取引量を特定する特定手段２８と、例えば
端末２と対話することでクレジットライン初期値の指定
モードを選択する初期値モード選択手段２９と、初期値
モード選択手段２９の選択する指定モード情報を管理す
る初期値モード管理手段３０とを備える。
【００１５】
【作用】図１に原理構成を図示する本発明の電子ディー
リングシステム１では、設定手段１３は、例えば端末２
と対話することで、複数のカスタマを同一のマイグルー
プとしてグルーピングするとともに、このマイグループ
の持つクレジットラインであって、このマイグループに
属さない単一のカスタマとの間に設定されるクレジット
ラインの初期値として共通のクレジットラインを設定
し、この設定処理を受けて、登録手段１４は、設定手段
１３の設定する同一マイグループ配下のカスタマ識別子
の指す管理手段１２のエントリー位置に、設定手段１３
の設定する共通クレジットラインをクレジットライン初
期値として登録する。
リングシステム１では、設定手段１３は、例えば端末２
と対話することで、複数のカスタマを同一のマイグルー
プとしてグルーピングするとともに、このマイグループ
の持つクレジットラインであって、このマイグループに
属さない単一のカスタマとの間に設定されるクレジット
ラインの初期値として共通のクレジットラインを設定
し、この設定処理を受けて、登録手段１４は、設定手段
１３の設定する同一マイグループ配下のカスタマ識別子
の指す管理手段１２のエントリー位置に、設定手段１３
の設定する共通クレジットラインをクレジットライン初
期値として登録する。
【００１６】この登録処理に従い、管理手段１２は、同
一マイグループ配下のカスタマについて同一のクレジッ
トラインを管理することになる。これにより、例えば、
Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数のカス
タマが、単一カスタマのＢ銀行との間に共通のクレジッ
トラインを持つことを実現できる。
一マイグループ配下のカスタマについて同一のクレジッ
トラインを管理することになる。これにより、例えば、
Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数のカス
タマが、単一カスタマのＢ銀行との間に共通のクレジッ
トラインを持つことを実現できる。
【００１７】この管理構成を採るときにあって、管理手
段１２は、マイグループを構成するメンバの一部が削除
されたり追加されたりするようなことがあっても、その
マイグループと単一カスタマとの間に設定されるクレジ
ットラインを継承していくように処理することが好まし
い。
段１２は、マイグループを構成するメンバの一部が削除
されたり追加されたりするようなことがあっても、その
マイグループと単一カスタマとの間に設定されるクレジ
ットラインを継承していくように処理することが好まし
い。
【００１８】また、設定手段１３は、例えば端末２と対
話することで、単一のカスタマを設定元カスタマとして
設定して、この設定元カスタマに属さない複数のカスタ
マを同一のユアグループとしてグルーピングするととも
に、この設定元カスタマの持つクレジットラインであっ
て、このユアグループのカスタマとの間に設定されるク
レジットラインの初期値として共通のクレジットライン
を設定し、この設定処理を受けて、登録手段１４は、設
定手段１３の設定する設定元カスタマのカスタマ識別子
の指す管理手段１２のエントリー位置に、ユアグループ
に属するクレジットライン設定先カスタマに共通となる
態様でもって、設定手段１３の設定する共通クレジット
ラインをクレジットライン初期値として登録する。
話することで、単一のカスタマを設定元カスタマとして
設定して、この設定元カスタマに属さない複数のカスタ
マを同一のユアグループとしてグルーピングするととも
に、この設定元カスタマの持つクレジットラインであっ
て、このユアグループのカスタマとの間に設定されるク
レジットラインの初期値として共通のクレジットライン
を設定し、この設定処理を受けて、登録手段１４は、設
定手段１３の設定する設定元カスタマのカスタマ識別子
の指す管理手段１２のエントリー位置に、ユアグループ
に属するクレジットライン設定先カスタマに共通となる
態様でもって、設定手段１３の設定する共通クレジット
ラインをクレジットライン初期値として登録する。
【００１９】この登録処理に従い、管理手段１２は、同
一ユアグループに属するクレジットライン設定先カスタ
マに対して同一のクレジットラインを管理することにな
る。これにより、例えば、Ａ銀行という単一カスタマ
が、Ｂ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数の
カスタマとの間に共通のクレジットラインを持つことを
実現できる。
一ユアグループに属するクレジットライン設定先カスタ
マに対して同一のクレジットラインを管理することにな
る。これにより、例えば、Ａ銀行という単一カスタマ
が、Ｂ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数の
カスタマとの間に共通のクレジットラインを持つことを
実現できる。
【００２０】この管理構成を採るときにあって、管理手
段１２は、ユアグループを構成するメンバの一部が削除
されたり追加されたりするようなことがあっても、設定
元カスタマとそのユアグループとの間に設定されるクレ
ジットラインを継承していくように処理することが好ま
しい。
段１２は、ユアグループを構成するメンバの一部が削除
されたり追加されたりするようなことがあっても、設定
元カスタマとそのユアグループとの間に設定されるクレ
ジットラインを継承していくように処理することが好ま
しい。
【００２１】また、設定手段１３は、例えば端末２と対
話することで、複数のカスタマを同一のマイグループと
してグルーピングするとともに、このマイグループに属
さない複数のカスタマを同一のユアグループとしてグル
ーピングし、更に、このマイグループの持つクレジット
ラインであって、このユアグループに属するカスタマと
の間に設定されるクレジットラインの初期値として共通
のクレジットラインを設定し、この設定処理を受けて、
登録手段１４は、設定手段１３の設定する同一マイグル
ープ配下のカスタマ識別子の指す管理手段１２のエント
リー位置に、ユアグループに属するクレジットライン設
定先カスタマに共通となる態様でもって、設定手段１３
の設定する共通クレジットラインをクレジットライン初
期値として登録する。
話することで、複数のカスタマを同一のマイグループと
してグルーピングするとともに、このマイグループに属
さない複数のカスタマを同一のユアグループとしてグル
ーピングし、更に、このマイグループの持つクレジット
ラインであって、このユアグループに属するカスタマと
の間に設定されるクレジットラインの初期値として共通
のクレジットラインを設定し、この設定処理を受けて、
登録手段１４は、設定手段１３の設定する同一マイグル
ープ配下のカスタマ識別子の指す管理手段１２のエント
リー位置に、ユアグループに属するクレジットライン設
定先カスタマに共通となる態様でもって、設定手段１３
の設定する共通クレジットラインをクレジットライン初
期値として登録する。
【００２２】この登録処理に従い、管理手段１２は、同
一マイグループ配下のカスタマについて同一のクレジッ
トラインを管理するとともに、同一ユアグループに属す
るクレジットライン設定先カスタマに対して同一のクレ
ジットラインを管理することになる。これにより、例え
ば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数の
カスタマが、Ｂ銀行配下のｄ支店，ｅ支店という複数の
カスタマとの間に共通のクレジットラインを持つことを
実現できる。
一マイグループ配下のカスタマについて同一のクレジッ
トラインを管理するとともに、同一ユアグループに属す
るクレジットライン設定先カスタマに対して同一のクレ
ジットラインを管理することになる。これにより、例え
ば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数の
カスタマが、Ｂ銀行配下のｄ支店，ｅ支店という複数の
カスタマとの間に共通のクレジットラインを持つことを
実現できる。
【００２３】この管理構成を採るときにあって、管理手
段１２は、マイグループ又はユアグループを構成するメ
ンバの一部が削除されたり追加されたりするようなこと
があっても、そのマイグループとそのユアグループとの
間に設定されるクレジットラインを継承していくように
処理することが好ましい。
段１２は、マイグループ又はユアグループを構成するメ
ンバの一部が削除されたり追加されたりするようなこと
があっても、そのマイグループとそのユアグループとの
間に設定されるクレジットラインを継承していくように
処理することが好ましい。
【００２４】このように、図１に原理構成を示す本発明
の電子ディーリングシステム１では、取り引きの成立条
件となるクレジットラインをカスタマの持つ属性に応じ
て適切に設定できるようになることから、市場の要求に
適合する取り引きを実現できるようになるのである。
の電子ディーリングシステム１では、取り引きの成立条
件となるクレジットラインをカスタマの持つ属性に応じ
て適切に設定できるようになることから、市場の要求に
適合する取り引きを実現できるようになるのである。
【００２５】また、図２（イ）に原理構成を示す本発明
の電子ディーリングシステム１では、第１の変更手段２
５が初期値管理域２４に管理されるクレジットラインの
初期値を変更すると、第２の変更手段２６は、変更前の
初期値と変更後の初期値との変更差分量を求めて、管理
手段２２の管理するクレジットラインの現在値をこの変
更差分量増減させていくことでクレジットラインの現在
値を変更する。
の電子ディーリングシステム１では、第１の変更手段２
５が初期値管理域２４に管理されるクレジットラインの
初期値を変更すると、第２の変更手段２６は、変更前の
初期値と変更後の初期値との変更差分量を求めて、管理
手段２２の管理するクレジットラインの現在値をこの変
更差分量増減させていくことでクレジットラインの現在
値を変更する。
【００２６】このように、図２（イ）に原理構成を示す
本発明の電子ディーリングシステム１では、クレジット
ラインの初期値を変更するときに、その変更差分量分、
クレジットラインの現在値も同期させて変更する構成を
採ることから、クレジットラインの初期値設定の規定時
刻からではなくて、その時点から市場の要求するクレジ
ットラインを設定できるようになる。これから、市場の
要求に適合する取り引きを実現できるようになるのであ
る。
本発明の電子ディーリングシステム１では、クレジット
ラインの初期値を変更するときに、その変更差分量分、
クレジットラインの現在値も同期させて変更する構成を
採ることから、クレジットラインの初期値設定の規定時
刻からではなくて、その時点から市場の要求するクレジ
ットラインを設定できるようになる。これから、市場の
要求に適合する取り引きを実現できるようになるのであ
る。
【００２７】また、図２（ロ）に原理構成を示す本発明
の電子ディーリングシステム１では、設定手段２３は、
初期値モード管理手段３０の管理データを参照すること
で、初期値モード選択手段２９がクレジットラインの初
期値の指定モードとして第１の指定モードを選択するこ
とを知ると、クレジットラインの初期値設定の規定時刻
に達するときに、初期値管理域２４に管理される初期値
をクレジットラインの初期値として管理手段２２に設定
していくとともに、第２の指定モードを選択することを
知ると、特定手段２８の特定する決済取引量の表示する
クレジットライン値と管理手段２２の管理するクレジッ
トライン現在値との加算値を、初期値管理域２４に管理
される初期値に代えて管理手段２２に設定する。
の電子ディーリングシステム１では、設定手段２３は、
初期値モード管理手段３０の管理データを参照すること
で、初期値モード選択手段２９がクレジットラインの初
期値の指定モードとして第１の指定モードを選択するこ
とを知ると、クレジットラインの初期値設定の規定時刻
に達するときに、初期値管理域２４に管理される初期値
をクレジットラインの初期値として管理手段２２に設定
していくとともに、第２の指定モードを選択することを
知ると、特定手段２８の特定する決済取引量の表示する
クレジットライン値と管理手段２２の管理するクレジッ
トライン現在値との加算値を、初期値管理域２４に管理
される初期値に代えて管理手段２２に設定する。
【００２８】すなわち、設定手段２３は、第１の指定モ
ードが選択されているときには、クレジットラインの初
期値設定の規定時刻に、クレジットライン現在値を予め
用意されている初期値に更新していくとともに、第２の
指定モードが選択されているときには、クレジットライ
ンの初期値設定の規定時刻に、クレジットライン現在値
を当日の決済取引量とクレジットライン現在値との加算
値に更新していくよう処理するのである。
ードが選択されているときには、クレジットラインの初
期値設定の規定時刻に、クレジットライン現在値を予め
用意されている初期値に更新していくとともに、第２の
指定モードが選択されているときには、クレジットライ
ンの初期値設定の規定時刻に、クレジットライン現在値
を当日の決済取引量とクレジットライン現在値との加算
値に更新していくよう処理するのである。
【００２９】このように、図２（ロ）に原理構成を示す
本発明の電子ディーリングシステム１では、クレジット
ラインの初期値を設定するときに、カスタマの性質に合
わせて、初期値として、その日の決済取引量の表示する
クレジットラインとクレジットライン現在値との加算値
を用いることを可能にする構成を採る。この加算値を用
いることを選択すると、未決済の取引量の増大するのを
防ぐことができることになる。これから、カスタマの性
質を考慮しつつ市場の要求に適合する取り引きを実現で
きるようになるのである。
本発明の電子ディーリングシステム１では、クレジット
ラインの初期値を設定するときに、カスタマの性質に合
わせて、初期値として、その日の決済取引量の表示する
クレジットラインとクレジットライン現在値との加算値
を用いることを可能にする構成を採る。この加算値を用
いることを選択すると、未決済の取引量の増大するのを
防ぐことができることになる。これから、カスタマの性
質を考慮しつつ市場の要求に適合する取り引きを実現で
きるようになるのである。
【００３０】
【実施例】以下、外国為替を扱う電子ディーリングシス
テムに適用した実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。
テムに適用した実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。
【００３１】図３に、本発明を実装する外国為替を扱う
電子ディーリングシステムのシステム構成を図示する。
図中、４０はホストシステムであって、カスタマから発
行される外国為替の売り買いの要求情報を管理する構成
を採って、これらの要求情報に対してマッチング処理を
施すことで外国為替の売り買いの取り引きの成立を図る
もの、４１はホストシステム４０に接続される監視シス
テムであって、ホストシステム４０の動作を監視するも
の、４２はホストシステム４０に接続される課金システ
ムであって、成立した取り引きの仲介手数料等を処理す
るもの、４３はホストシステム４０に接続されるカスタ
マシステムであって、カスタマとの間の対話処理を実行
するもの、４４はカスタマシステム４３の備える宅内制
御装置であって、カスタマシステム４３配下の端末をサ
ポートするものである。
電子ディーリングシステムのシステム構成を図示する。
図中、４０はホストシステムであって、カスタマから発
行される外国為替の売り買いの要求情報を管理する構成
を採って、これらの要求情報に対してマッチング処理を
施すことで外国為替の売り買いの取り引きの成立を図る
もの、４１はホストシステム４０に接続される監視シス
テムであって、ホストシステム４０の動作を監視するも
の、４２はホストシステム４０に接続される課金システ
ムであって、成立した取り引きの仲介手数料等を処理す
るもの、４３はホストシステム４０に接続されるカスタ
マシステムであって、カスタマとの間の対話処理を実行
するもの、４４はカスタマシステム４３の備える宅内制
御装置であって、カスタマシステム４３配下の端末をサ
ポートするものである。
【００３２】４５は例えば海外に設置されるサブシステ
ムであって、ホストシステム４０をサポートするもの、
４６はサブシステム４５に接続される監視システムであ
って、ホストシステム等の動作状況を監視するもの、４
７はサブシステム４５に接続される課金システムであっ
て、成立した取り引きの仲介手数料等を処理するもの、
４８はサブシステム４５に接続されるカスタマシステム
であって、カスタマとの間の対話処理を実行するもの、
４９はカスタマシステム４８の備える宅内制御装置であ
って、カスタマシステム４８配下の端末をサポートする
ものである。
ムであって、ホストシステム４０をサポートするもの、
４６はサブシステム４５に接続される監視システムであ
って、ホストシステム等の動作状況を監視するもの、４
７はサブシステム４５に接続される課金システムであっ
て、成立した取り引きの仲介手数料等を処理するもの、
４８はサブシステム４５に接続されるカスタマシステム
であって、カスタマとの間の対話処理を実行するもの、
４９はカスタマシステム４８の備える宅内制御装置であ
って、カスタマシステム４８配下の端末をサポートする
ものである。
【００３３】このホストシステム４０は、外国為替の売
買の取り引きの成立を図るために、オーダ側カスタマの
発行してくる売買注文情報のオーダを管理する構成を採
って、この売り買いの要求情報をカスタマシステム４
３，４８配下の端末のディスプレイ画面に表示していく
ことになる。
買の取り引きの成立を図るために、オーダ側カスタマの
発行してくる売買注文情報のオーダを管理する構成を採
って、この売り買いの要求情報をカスタマシステム４
３，４８配下の端末のディスプレイ画面に表示していく
ことになる。
【００３４】図４に、カスタマに呈示されるこの相場情
報の表示例を図示する。この相場情報は、５つのレコー
ドからなる５行構造を持っている。ここで、図中のプラ
イスは「１ドル＝140.20円」といった交換価格を表し、
アマウントは取引量（１アマウント＝100 万ドル）を表
し、パーティはそのプライスを呈示しているカスタマの
数を表しており、取り引きの便宜を図るためにベストレ
ートから順番に並べられることになる。
報の表示例を図示する。この相場情報は、５つのレコー
ドからなる５行構造を持っている。ここで、図中のプラ
イスは「１ドル＝140.20円」といった交換価格を表し、
アマウントは取引量（１アマウント＝100 万ドル）を表
し、パーティはそのプライスを呈示しているカスタマの
数を表しており、取り引きの便宜を図るためにベストレ
ートから順番に並べられることになる。
【００３５】図５に、ホストシステム４０の持つソフト
ウェアの機能構成を図示する。図中のレート型情報管理
機構が、オーダ側カスタマの呈示するオーダを収集管理
してカスタマシステム４３，４８配下の端末に表示する
よう処理し、レート型市場管理機構が、呈示オーダとヒ
ット要求とのマッチング処理を実行することで取り引き
の成立を図るよう処理し、コンファメーションシート管
理機構が、成立した取引情報のコンファメーションシー
トを作成してオーダ元カスタマとヒット要求元カスタマ
に配信するよう処理し、カスタマ・クレジットライン管
理機構が、マッチング処理に必要となる各種のカスタマ
情報を管理するとともに、マッチング処理に必要となる
クレジットライン情報を管理し、ディーリングチケット
管理機構が、成立した取り引きに対しての仲介手数料処
理依頼を課金システム４２に発行するよう処理する。
ウェアの機能構成を図示する。図中のレート型情報管理
機構が、オーダ側カスタマの呈示するオーダを収集管理
してカスタマシステム４３，４８配下の端末に表示する
よう処理し、レート型市場管理機構が、呈示オーダとヒ
ット要求とのマッチング処理を実行することで取り引き
の成立を図るよう処理し、コンファメーションシート管
理機構が、成立した取引情報のコンファメーションシー
トを作成してオーダ元カスタマとヒット要求元カスタマ
に配信するよう処理し、カスタマ・クレジットライン管
理機構が、マッチング処理に必要となる各種のカスタマ
情報を管理するとともに、マッチング処理に必要となる
クレジットライン情報を管理し、ディーリングチケット
管理機構が、成立した取り引きに対しての仲介手数料処
理依頼を課金システム４２に発行するよう処理する。
【００３６】ここで、クレジットラインによる取り引き
制限条件について簡単に説明するならば、オーダ側カス
タマが取引量として１０アマウントを呈示し、ヒット側
カスタマが取引量として８アマウントを要求すると、８
アマウントで取り引きが成立することになるが、オーダ
側カスタマがヒット側カスタマに設定している現時点の
クレジットラインか、ヒット側カスタマがオーダ側カス
タマに設定している現時点のクレジットラインのいずれ
かが、この８アマウント以下である場合には、その小さ
い方のクレジットラインで決まる取引量で最終的に取り
引きが成立することになる。これが、クレジットライン
による取り引き制限条件である。そして、この取り引き
が成立すると、クレジットラインはその取引量分減算さ
れていくことになる。
制限条件について簡単に説明するならば、オーダ側カス
タマが取引量として１０アマウントを呈示し、ヒット側
カスタマが取引量として８アマウントを要求すると、８
アマウントで取り引きが成立することになるが、オーダ
側カスタマがヒット側カスタマに設定している現時点の
クレジットラインか、ヒット側カスタマがオーダ側カス
タマに設定している現時点のクレジットラインのいずれ
かが、この８アマウント以下である場合には、その小さ
い方のクレジットラインで決まる取引量で最終的に取り
引きが成立することになる。これが、クレジットライン
による取り引き制限条件である。そして、この取り引き
が成立すると、クレジットラインはその取引量分減算さ
れていくことになる。
【００３７】本発明は、図１で説明したように、カスタ
マをマイグループやユアグループといった形態でグルー
プ化する構成を採って、それらの間に共通のクレジット
ラインを設定することを実現する構成を採るものであ
り、また、図２で説明したように、クレジットラインの
初期値を変更するときに、それに合わせてクレジットラ
インの現在値を変更したり、クレジットライン現在値を
初期値に更新するときに、その初期値として、クレジッ
トライン現在値とその日に決済すべき取引量の表示する
クレジットラインとの加算値を用いることを実現する構
成を採るものである。これから、本発明は、図５に示し
たカスタマ・クレジットライン管理機構により実現され
ることになる。
マをマイグループやユアグループといった形態でグルー
プ化する構成を採って、それらの間に共通のクレジット
ラインを設定することを実現する構成を採るものであ
り、また、図２で説明したように、クレジットラインの
初期値を変更するときに、それに合わせてクレジットラ
インの現在値を変更したり、クレジットライン現在値を
初期値に更新するときに、その初期値として、クレジッ
トライン現在値とその日に決済すべき取引量の表示する
クレジットラインとの加算値を用いることを実現する構
成を採るものである。これから、本発明は、図５に示し
たカスタマ・クレジットライン管理機構により実現され
ることになる。
【００３８】図６に、本発明を実現するためのカスタマ
・クレジットライン管理機構５０の機構構成の一実施例
を図示する。図中、５１はクレジットラインファイル、
５２はマイグループファイル、５３はクレジットライン
アドレスファイル、５４はユアグループファイル、５５
は顧客情報ファイル、５６は初期値設定プロセス、５７
は更新モード選択プロセス、５８はクレジットライン更
新プロセス、５９は初期値変更プロセスである。
・クレジットライン管理機構５０の機構構成の一実施例
を図示する。図中、５１はクレジットラインファイル、
５２はマイグループファイル、５３はクレジットライン
アドレスファイル、５４はユアグループファイル、５５
は顧客情報ファイル、５６は初期値設定プロセス、５７
は更新モード選択プロセス、５８はクレジットライン更
新プロセス、５９は初期値変更プロセスである。
【００３９】このクレジットラインファイル５１は、図
７に示すデータ構造のレコードを管理するものである。
すなわち、格納アドレスを検索キーとして、クレジット
ラインの初期値／現在値や、将来到来する決済日（バリ
ューデート）毎の未決済取引量積算値等を管理する。マ
イグループファイル５２は、マイグループ番号を検索キ
ーとして、そのマイグループ番号の指すマイグループ配
下のカスタマＮｏを管理する。
７に示すデータ構造のレコードを管理するものである。
すなわち、格納アドレスを検索キーとして、クレジット
ラインの初期値／現在値や、将来到来する決済日（バリ
ューデート）毎の未決済取引量積算値等を管理する。マ
イグループファイル５２は、マイグループ番号を検索キ
ーとして、そのマイグループ番号の指すマイグループ配
下のカスタマＮｏを管理する。
【００４０】クレジットラインアドレスファイル５３
は、マイグループ番号を検索キーとして、そのマイグル
ープ番号の指すマイグループの持つユアグループのＩＤ
と、そのユアグループとの間に設定されたクレジットラ
インの格納先となるクレジットラインファイル５１のレ
コード展開アドレスを管理する。ユアグループファイル
５４は、マイグループ番号を検索キーとして、そのマイ
グループ番号の指すマイグループの持つユアグループ配
下のカスタマＮｏを管理する。顧客情報ファイル５５
は、カスタマ番号を検索キーにして、そのカスタマ番号
の指すカスタマの持つクレジットラインの格納先となる
クレジットラインファイル５１のレコード展開アドレス
を、クレジットライン設定先カスタマ対応に管理すると
ともに、各種のカスタマ情報を管理する。
は、マイグループ番号を検索キーとして、そのマイグル
ープ番号の指すマイグループの持つユアグループのＩＤ
と、そのユアグループとの間に設定されたクレジットラ
インの格納先となるクレジットラインファイル５１のレ
コード展開アドレスを管理する。ユアグループファイル
５４は、マイグループ番号を検索キーとして、そのマイ
グループ番号の指すマイグループの持つユアグループ配
下のカスタマＮｏを管理する。顧客情報ファイル５５
は、カスタマ番号を検索キーにして、そのカスタマ番号
の指すカスタマの持つクレジットラインの格納先となる
クレジットラインファイル５１のレコード展開アドレス
を、クレジットライン設定先カスタマ対応に管理すると
ともに、各種のカスタマ情報を管理する。
【００４１】図８に、初期値設定プロセス５６の実行す
る処理フローの一実施例、図９に更新モード選択プロセ
ス５７の実行する処理フローの一実施例、図１０に、ク
レジットライン更新プロセス５８の実行する処理フロー
の一実施例、図１１に、初期値変更プロセス５９の実行
する処理フローの一実施例を図示する。
る処理フローの一実施例、図９に更新モード選択プロセ
ス５７の実行する処理フローの一実施例、図１０に、ク
レジットライン更新プロセス５８の実行する処理フロー
の一実施例、図１１に、初期値変更プロセス５９の実行
する処理フローの一実施例を図示する。
【００４２】次に、これらの処理フローに従って、本発
明の処理について詳細に説明する。最初に、初期値設定
プロセス５６の実行する処理について説明する。初期値
設定プロセス５６は、利用者からカスタマのグループ化
要求があると、図８の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ１で、端末と対話することで、複数のカ
スタマからなる１つ又は複数のマイグループを設定す
る。例えば、図１２に示すように、カスタマａとカスタ
マｂとからなるマイグループを設定するのである。次
に、ステップ２で、ステップ１で設定したマイグループ
のカスタマ情報をマイグループファイル５２に登録す
る。例えば、図１３（イ）に示すように、マイグループ
のカスタマ情報を管理するマイグループファイル５２
のレコードに、カスタマａ／カスタマｂのカスタマＮｏ
を登録するのである。
明の処理について詳細に説明する。最初に、初期値設定
プロセス５６の実行する処理について説明する。初期値
設定プロセス５６は、利用者からカスタマのグループ化
要求があると、図８の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ１で、端末と対話することで、複数のカ
スタマからなる１つ又は複数のマイグループを設定す
る。例えば、図１２に示すように、カスタマａとカスタ
マｂとからなるマイグループを設定するのである。次
に、ステップ２で、ステップ１で設定したマイグループ
のカスタマ情報をマイグループファイル５２に登録す
る。例えば、図１３（イ）に示すように、マイグループ
のカスタマ情報を管理するマイグループファイル５２
のレコードに、カスタマａ／カスタマｂのカスタマＮｏ
を登録するのである。
【００４３】続いて、ステップ３で、端末と対話するこ
とで、マイグループに対しての１つ又は複数のユアグル
ープと、各ユアグループに対してのクレジットライン初
期値を設定する。例えば、図１２に示すように、マイグ
ループに対してのユアグループとして、カスタマｃと
カスタマｄとからなるユアグループＡと、カスタマｅと
カスタマｆとカスタマｇとカスタマｈとからなるユアグ
ループＢという２つのユアグループを設定するととも
に、マイグループがユアグループＡに対して持つクレ
ジットラインの初期値としてα、マイグループがユア
グループＢに対して持つクレジットラインの初期値とし
てβを設定するのである。
とで、マイグループに対しての１つ又は複数のユアグル
ープと、各ユアグループに対してのクレジットライン初
期値を設定する。例えば、図１２に示すように、マイグ
ループに対してのユアグループとして、カスタマｃと
カスタマｄとからなるユアグループＡと、カスタマｅと
カスタマｆとカスタマｇとカスタマｈとからなるユアグ
ループＢという２つのユアグループを設定するととも
に、マイグループがユアグループＡに対して持つクレ
ジットラインの初期値としてα、マイグループがユア
グループＢに対して持つクレジットラインの初期値とし
てβを設定するのである。
【００４４】続いて、ステップ４で、ステップ３で設定
したクレジットライン初期値を持つクレジットラインフ
ァイル５１のクレジットラインレコードを生成する。例
えば、図１４に示すように、クレジットライン初期値α
のクレジットラインレコードと、クレジットライン初期
値βのクレジットラインレコードとを生成するのであ
る。続いて、ステップ５で、ステップ４で生成したクレ
ジットラインレコードの展開アドレスをクレジットライ
ンアドレスファイル５３に、ユアグループＩＤとともに
登録する。例えば、図１３（ロ）に示すように、ユアグ
ループＡのＩＤとともにクレジットライン初期値αの展
開アドレスを登録し、ユアグループＢのＩＤとともにク
レジットライン初期値βの展開アドレスを登録するので
ある。
したクレジットライン初期値を持つクレジットラインフ
ァイル５１のクレジットラインレコードを生成する。例
えば、図１４に示すように、クレジットライン初期値α
のクレジットラインレコードと、クレジットライン初期
値βのクレジットラインレコードとを生成するのであ
る。続いて、ステップ５で、ステップ４で生成したクレ
ジットラインレコードの展開アドレスをクレジットライ
ンアドレスファイル５３に、ユアグループＩＤとともに
登録する。例えば、図１３（ロ）に示すように、ユアグ
ループＡのＩＤとともにクレジットライン初期値αの展
開アドレスを登録し、ユアグループＢのＩＤとともにク
レジットライン初期値βの展開アドレスを登録するので
ある。
【００４５】続いて、ステップ６で、ステップ３で設定
したユアグループのカスタマ情報をユアグループファイ
ル５４に登録する。例えば、図１３（ハ）に示すよう
に、カスタマｃ／カスタマｄはユアグループＡに所属
し、カスタマｅ／カスタマｆ／カスタマｇ／カスタマｈ
はユアグループＢに所属するということを登録するので
ある。
したユアグループのカスタマ情報をユアグループファイ
ル５４に登録する。例えば、図１３（ハ）に示すよう
に、カスタマｃ／カスタマｄはユアグループＡに所属
し、カスタマｅ／カスタマｆ／カスタマｇ／カスタマｈ
はユアグループＢに所属するということを登録するので
ある。
【００４６】そして、最後に、ステップ７で、ステップ
４で生成したクレジットラインレコードの展開アドレス
を顧客情報ファイル５５に登録する。これまでの例で説
明するならば、図１４に示すように、カスタマａの管理
するカスタマｃ／カスタマｄに対してのエントリー位置
にクレジットライン初期値αの展開アドレスを登録し、
カスタマａの管理するカスタマｅ／カスタマｆ／カスタ
マｇ／カスタマｈに対してのエントリー位置にクレジッ
トライン初期値βの展開アドレスを登録し、カスタマｂ
の管理するカスタマｃ／カスタマｄに対してのエントリ
ー位置にクレジットライン初期値αの展開アドレスを登
録し、カスタマｂの管理するカスタマｅ／カスタマｆ／
カスタマｇ／カスタマｈに対してのエントリー位置にク
レジットライン初期値βの展開アドレスを登録するので
ある。
４で生成したクレジットラインレコードの展開アドレス
を顧客情報ファイル５５に登録する。これまでの例で説
明するならば、図１４に示すように、カスタマａの管理
するカスタマｃ／カスタマｄに対してのエントリー位置
にクレジットライン初期値αの展開アドレスを登録し、
カスタマａの管理するカスタマｅ／カスタマｆ／カスタ
マｇ／カスタマｈに対してのエントリー位置にクレジッ
トライン初期値βの展開アドレスを登録し、カスタマｂ
の管理するカスタマｃ／カスタマｄに対してのエントリ
ー位置にクレジットライン初期値αの展開アドレスを登
録し、カスタマｂの管理するカスタマｅ／カスタマｆ／
カスタマｇ／カスタマｈに対してのエントリー位置にク
レジットライン初期値βの展開アドレスを登録するので
ある。
【００４７】このようにして、マイグループとユアグル
ープとの間に設定されるクレジットラインを管理するク
レジットラインファイル５１が生成されるとともに、マ
イグループファイル５２、クレジットラインアドレスフ
ァイル５３、ユアグループファイル５４、顧客情報ファ
イル５５にグループ化情報等が登録されることになるの
であるが、ホストシステム４０のレート型市場管理機構
は、この内の顧客情報ファイル５５を参照することでク
レジットラインファイル５１をアクセスして、必要とす
るクレジットラインを得ていくことになる。そして、そ
の他のマイグループファイル５２、クレジットラインア
ドレスファイル５３、ユアグループファイル５４は、利
用者との対話処理に使われることになる。
ープとの間に設定されるクレジットラインを管理するク
レジットラインファイル５１が生成されるとともに、マ
イグループファイル５２、クレジットラインアドレスフ
ァイル５３、ユアグループファイル５４、顧客情報ファ
イル５５にグループ化情報等が登録されることになるの
であるが、ホストシステム４０のレート型市場管理機構
は、この内の顧客情報ファイル５５を参照することでク
レジットラインファイル５１をアクセスして、必要とす
るクレジットラインを得ていくことになる。そして、そ
の他のマイグループファイル５２、クレジットラインア
ドレスファイル５３、ユアグループファイル５４は、利
用者との対話処理に使われることになる。
【００４８】このように、初期値設定プロセス５６は、
図８の処理フローを実行することで、同一マイグループ
配下の複数のカスタマが他カスタマに対して同一のクレ
ジットラインを持つことを可能にする。これにより、例
えば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数
のカスタマが、単一カスタマのＢ銀行との間に共通のク
レジットラインを持つことを実現できるのである。
図８の処理フローを実行することで、同一マイグループ
配下の複数のカスタマが他カスタマに対して同一のクレ
ジットラインを持つことを可能にする。これにより、例
えば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数
のカスタマが、単一カスタマのＢ銀行との間に共通のク
レジットラインを持つことを実現できるのである。
【００４９】また、設定元の単一カスタマが同一ユアグ
ループに属するクレジットライン設定先カスタマに対し
て同一のクレジットラインを持つことを可能にする。こ
れにより、例えば、Ａ銀行という単一カスタマが、Ｂ銀
行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数のカスタマ
との間に共通のクレジットラインを持つことを実現でき
るのである。
ループに属するクレジットライン設定先カスタマに対し
て同一のクレジットラインを持つことを可能にする。こ
れにより、例えば、Ａ銀行という単一カスタマが、Ｂ銀
行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店という複数のカスタマ
との間に共通のクレジットラインを持つことを実現でき
るのである。
【００５０】また、同一マイグループ配下の複数のカス
タマが同一ユアグループ配下のカスタマに対して同一の
クレジットラインを持つことを可能にする。これによ
り、例えば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店とい
う複数のカスタマが、Ｂ銀行配下のａ支店，ｂ支店とい
う複数のカスタマとの間に共通のクレジットラインを持
つことを実現できるのである。
タマが同一ユアグループ配下のカスタマに対して同一の
クレジットラインを持つことを可能にする。これによ
り、例えば、Ａ銀行配下のａ支店，ｂ支店，ｃ支店とい
う複数のカスタマが、Ｂ銀行配下のａ支店，ｂ支店とい
う複数のカスタマとの間に共通のクレジットラインを持
つことを実現できるのである。
【００５１】このクレジットラインは、取引成立に伴っ
て減少していくとともに、規定時刻になると設定された
初期値に更新されていくことになるが、マイグループに
新メンバが加わったり、加入メンバが離脱する場合にも
そのまま継承していく構成を採ることが好ましく、ま
た、ユアグループに新メンバが加わったり、加入メンバ
が離脱する場合にもそのまま継承していく構成を採るこ
とが好ましい。このとき、マイグループについては親カ
スタマと子カスタマという概念を導入して、親カスタマ
に変更がないことを条件として、クレジットラインの継
承を実現するという構成を採ることも可能である。
て減少していくとともに、規定時刻になると設定された
初期値に更新されていくことになるが、マイグループに
新メンバが加わったり、加入メンバが離脱する場合にも
そのまま継承していく構成を採ることが好ましく、ま
た、ユアグループに新メンバが加わったり、加入メンバ
が離脱する場合にもそのまま継承していく構成を採るこ
とが好ましい。このとき、マイグループについては親カ
スタマと子カスタマという概念を導入して、親カスタマ
に変更がないことを条件として、クレジットラインの継
承を実現するという構成を採ることも可能である。
【００５２】次に、更新モード選択プロセス５７及びク
レジットライン更新プロセス５８の実行する処理につい
て説明する。更新モード選択プロセス５７は、利用者か
らカスタマ登録の要求があると、図９の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ１で、カスタマの持つ
属性に従って更新モードを選択する。この更新モードと
しては、クレジットラインの現在値を予め用意してある
初期値に更新するというモードと、クレジットラインの
現在値をその日に決済する取引量から特定される値に更
新するというモードの２つがある。次に、ステップ２
で、選択した更新モードを顧客情報ファイル５５に登録
して処理を終了する。
レジットライン更新プロセス５８の実行する処理につい
て説明する。更新モード選択プロセス５７は、利用者か
らカスタマ登録の要求があると、図９の処理フローに示
すように、先ず最初に、ステップ１で、カスタマの持つ
属性に従って更新モードを選択する。この更新モードと
しては、クレジットラインの現在値を予め用意してある
初期値に更新するというモードと、クレジットラインの
現在値をその日に決済する取引量から特定される値に更
新するというモードの２つがある。次に、ステップ２
で、選択した更新モードを顧客情報ファイル５５に登録
して処理を終了する。
【００５３】一方、クレジットライン更新プロセス５８
は、クレジットライン現在値の更新時刻になると、図１
０の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ１
で、顧客情報ファイル５５から更新モードを読み出す。
すなわち、更新モード選択プロセス５７の選択した更新
モードを読み出すのである。次に、ステップ２で、この
読み出した更新モードが決済取引量を用いることを指示
する決済モードであるか否かを判断して、決済モードで
ないと判断するときには、ステップ３に進んで、クレジ
ットラインファイル５１からクレジットラインの初期値
を読み出し、続くステップ４で、クレジットラインファ
イル５１のクレジットライン現在値をこの読み出したク
レジットライン初期値に書き替えていくことでクレジッ
トラインを更新する。
は、クレジットライン現在値の更新時刻になると、図１
０の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ１
で、顧客情報ファイル５５から更新モードを読み出す。
すなわち、更新モード選択プロセス５７の選択した更新
モードを読み出すのである。次に、ステップ２で、この
読み出した更新モードが決済取引量を用いることを指示
する決済モードであるか否かを判断して、決済モードで
ないと判断するときには、ステップ３に進んで、クレジ
ットラインファイル５１からクレジットラインの初期値
を読み出し、続くステップ４で、クレジットラインファ
イル５１のクレジットライン現在値をこの読み出したク
レジットライン初期値に書き替えていくことでクレジッ
トラインを更新する。
【００５４】一方、ステップ２で、ステップ１で読み出
した更新モードが決済モードであると判断するときに
は、ステップ５に進んで、クレジットラインファイル５
１から当日の取引決済量を読み出し、続くステップ６
で、クレジットラインファイル５１からクレジットライ
ンの現在値を読み出す。続いて、ステップ７で、ステッ
プ５で読み出した決済取引量と、ステップ６で読み出し
たクレジットライン現在値との加算値を算出し、続くス
テップ８で、クレジットラインファイル５１のクレジッ
トライン現在値をこの算出した加算値に書き替えていく
ことでクレジットラインを更新する。なお、以上の処理
は、全てのクレジットラインに対して実行されることに
なる。
した更新モードが決済モードであると判断するときに
は、ステップ５に進んで、クレジットラインファイル５
１から当日の取引決済量を読み出し、続くステップ６
で、クレジットラインファイル５１からクレジットライ
ンの現在値を読み出す。続いて、ステップ７で、ステッ
プ５で読み出した決済取引量と、ステップ６で読み出し
たクレジットライン現在値との加算値を算出し、続くス
テップ８で、クレジットラインファイル５１のクレジッ
トライン現在値をこの算出した加算値に書き替えていく
ことでクレジットラインを更新する。なお、以上の処理
は、全てのクレジットラインに対して実行されることに
なる。
【００５５】このようにして、クレジットライン更新プ
ロセス５８は、図１０の処理フローを実行することで、
規定時刻にクレジットラインの現在値を初期値に更新す
るときに、初期値として、その日の決済取引量の表示す
るクレジットラインとクレジットライン現在値との加算
値を用いる構成を採ることから、未決済の取引量の増大
するのを防ぐことができることになる。
ロセス５８は、図１０の処理フローを実行することで、
規定時刻にクレジットラインの現在値を初期値に更新す
るときに、初期値として、その日の決済取引量の表示す
るクレジットラインとクレジットライン現在値との加算
値を用いる構成を採ることから、未決済の取引量の増大
するのを防ぐことができることになる。
【００５６】次に、初期値変更プロセス５９の実行する
処理について説明する。初期値変更プロセス５９は、利
用者からクレジットライン初期値の変更要求があると、
図１１の処理フローに示すように、先ず最初に、ステッ
プ１で、端末と対話することで新たな初期値を決定す
る。次に、ステップ２で、クレジットラインファイル５
１から設定されているクレジットラインの初期値を読み
出す。続いて、ステップ３で、ステップ１で決定した新
たなクレジットライン初期値と、ステップ２で読み出し
たクレジットライン初期値との差分量を算出することで
初期値変更差分量を算出する。
処理について説明する。初期値変更プロセス５９は、利
用者からクレジットライン初期値の変更要求があると、
図１１の処理フローに示すように、先ず最初に、ステッ
プ１で、端末と対話することで新たな初期値を決定す
る。次に、ステップ２で、クレジットラインファイル５
１から設定されているクレジットラインの初期値を読み
出す。続いて、ステップ３で、ステップ１で決定した新
たなクレジットライン初期値と、ステップ２で読み出し
たクレジットライン初期値との差分量を算出することで
初期値変更差分量を算出する。
【００５７】続いて、ステップ４で、クレジットライン
ファイル５１からクレジットラインの現在値を読み出
す。続いて、ステップ５で、この読み出したクレジット
ライン現在値と、ステップ３で算出した初期値変更差分
量との加算値を算出し、続くステップ６で、クレジット
ラインファイル５１のクレジットライン現在値をこの算
出した加算値に書き替えていくことでクレジットライン
現在値を変更する。そして、最後に、ステップ７で、ス
テップ１で決定した初期値をクレジットラインファイル
５１の新たなクレジットライン初期値として設定する。
なお、この初期値変更処理は、あるマイグループについ
て、特定のクレジットラインを指定して行うことも可能
であり、また、全てのクレジットラインを指定して行う
ことも可能である。このようにして、初期値変更プロセ
ス５９は、図１１の処理フローを実行することで、クレ
ジットラインの初期値を変更するときに、その変更差分
量分、クレジットラインの現在値も同期させて変更する
構成を採ることから、クレジットラインの初期値設定の
規定時刻からではなくて、その時点から市場の要求する
クレジットラインを設定できるようになる。
ファイル５１からクレジットラインの現在値を読み出
す。続いて、ステップ５で、この読み出したクレジット
ライン現在値と、ステップ３で算出した初期値変更差分
量との加算値を算出し、続くステップ６で、クレジット
ラインファイル５１のクレジットライン現在値をこの算
出した加算値に書き替えていくことでクレジットライン
現在値を変更する。そして、最後に、ステップ７で、ス
テップ１で決定した初期値をクレジットラインファイル
５１の新たなクレジットライン初期値として設定する。
なお、この初期値変更処理は、あるマイグループについ
て、特定のクレジットラインを指定して行うことも可能
であり、また、全てのクレジットラインを指定して行う
ことも可能である。このようにして、初期値変更プロセ
ス５９は、図１１の処理フローを実行することで、クレ
ジットラインの初期値を変更するときに、その変更差分
量分、クレジットラインの現在値も同期させて変更する
構成を採ることから、クレジットラインの初期値設定の
規定時刻からではなくて、その時点から市場の要求する
クレジットラインを設定できるようになる。
【００５８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子ディーリングシステムにあって、カスタマの性質に
合わせてクレジットラインを設定できるようになり、ま
た、電子市場の取引状態に応じてクレジットラインの値
を変更できるようになることから、市場の要求に適合す
る取り引きを実現できるようになる。
電子ディーリングシステムにあって、カスタマの性質に
合わせてクレジットラインを設定できるようになり、ま
た、電子市場の取引状態に応じてクレジットラインの値
を変更できるようになることから、市場の要求に適合す
る取り引きを実現できるようになる。
【図１】本発明の原理構成図である。
【図２】本発明の原理構成図である。
【図３】本発明を実装する電子ディーリングシステムの
システム構成図である。
システム構成図である。
【図４】相場情報の表示例である。
【図５】ホストシステムのソフトウェア機能構成図であ
る。
る。
【図６】カスタマ・クレジットライン管理機構の機構構
成図である。
成図である。
【図７】クレジットラインファイルのレコード構造の一
実施例である。
実施例である。
【図８】初期値設定プロセスの実行する処理フローの一
実施例である。
実施例である。
【図９】更新モード選択プロセスの実行する処理フロー
の一実施例である。
の一実施例である。
【図１０】クレジットライン更新プロセスの実行する処
理フローの一実施例である。
理フローの一実施例である。
【図１１】初期値変更プロセスの実行する処理フローの
一実施例である。
一実施例である。
【図１２】初期値設定プロセスの処理例である。
【図１３】初期値設定プロセスの処理例である。
【図１４】初期値設定プロセスの処理例である。
【図１５】電子ディーリングシステムの処理説明図であ
る。
る。
１ 電子ディーリングシステム ２ 端末 １０ 市場情報管理手段 １１ マッチング手段 １２ 管理手段 １３ 設定手段 １４ 登録手段 １５ クレジットライン管理域 １６ アドレス管理域 ２０ 市場情報管理手段 ２１ マッチング手段 ２２ 管理手段 ２３ 設定手段 ２４ 初期値管理域 ２５ 第１の変更手段 ２６ 第２の変更手段 ２７ 取引情報管理手段 ２８ 特定手段 ２９ 初期値モード選択手段 ３０ 初期値モード管理手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年３月３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
【図７】
【図１】
【図３】
【図５】
【図６】
【図２】
【図８】
【図９】
【図１２】
【図１３】
【図１４】
【図１０】
【図１１】
【図１５】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 等 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 島谷 隆司 東京都新宿区西新宿２丁目３番２号 国際 電信電話株式会社内 (72)発明者 山本 泰英 東京都中央区日本橋室町４丁目２番16号 マイネックス株式会社内
Claims (11)
- 【請求項１】 初期値を起点として取引成立に伴って減
少していくカスタマとカスタマとの間に設定されるクレ
ジットラインの現在値を管理する管理手段(12)を備え
て、該管理手段(12)の管理するクレジットラインの指定
する制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示する売買
注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報
とのマッチング処理を電子的に行うことで取り引きの成
立を実現する構成を採る電子ディーリングシステムにお
いて、 複数のカスタマを同一のマイグループとしてグルーピン
グするとともに、該マイグループの持つクレジットライ
ンであって、該マイグループに属さない単一のカスタマ
との間に設定されるクレジットラインの初期値として共
通のクレジットラインを設定していく設定手段(13)を備
えることを、特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項２】 請求項１記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、カスタマ識別子を検索キーにして、ク
レジットライン設定先カスタマ対応にクレジットライン
の初期値及び現在値を管理する構成を採り、 かつ、設定手段(13)の設定する同一マイグループ配下の
カスタマ識別子の指す上記管理手段(12)のエントリー位
置に、該設定手段(13)の設定する共通クレジットライン
をクレジットライン初期値として登録する登録手段(14)
を備えることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項３】 請求項２記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、設定手段(13)の設定するマイグループ
メンバの一部に変更が生じても、該マイグループと単一
カスタマとの間に設定されるクレジットラインを継承し
ていく管理構成を採ることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項４】 初期値を起点として取引成立に伴って減
少していくカスタマとカスタマとの間に設定されるクレ
ジットラインの現在値を管理する管理手段(12)を備え
て、該管理手段(12)の管理するクレジットラインの指定
する制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示する売買
注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報
とのマッチング処理を電子的に行うことで取り引きの成
立を実現する構成を採る電子ディーリングシステムにお
いて、 単一のカスタマを設定元カスタマとして設定して、該設
定元カスタマに属さない複数のカスタマを同一のユアグ
ループとしてグルーピングするとともに、該設定元カス
タマの持つクレジットラインであって、該ユアグループ
のカスタマとの間に設定されるクレジットラインの初期
値として共通のクレジットラインを設定していく設定手
段(13)を備えることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項５】 請求項４記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、カスタマ識別子を検索キーにして、ク
レジットライン設定先カスタマ対応にクレジットライン
の初期値及び現在値を管理する構成を採り、 かつ、設定手段(13)の設定する設定元カスタマのカスタ
マ識別子の指す上記管理手段(12)のエントリー位置に、
ユアグループに属するクレジットライン設定先カスタマ
に共通となる態様でもって、該設定手段(13)の設定する
共通クレジットラインをクレジットライン初期値として
登録する登録手段(14)を備えることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項６】 請求項５記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、設定手段(13)の設定するユアグループ
メンバの一部に変更が生じても、設定元カスタマと該ユ
アグループとの間に設定されるクレジットラインを継承
していく管理構成を採ることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項７】 初期値を起点として取引成立に伴って減
少していくカスタマとカスタマとの間に設定されるクレ
ジットラインの現在値を管理する管理手段(12)を備え
て、該管理手段(12)の管理するクレジットラインの指定
する制限条件の下に、オーダ側カスタマの呈示する売買
注文情報と、ヒット側カスタマの呈示する売買注文情報
とのマッチング処理を電子的に行うことで取り引きの成
立を実現する構成を採る電子ディーリングシステムにお
いて、 複数のカスタマを同一のマイグループとしてグルーピン
グするとともに、該マイグループに属さない複数のカス
タマを同一のユアグループとしてグルーピングし、更
に、該マイグループの持つクレジットラインであって、
該ユアグループに属するカスタマとの間に設定されるク
レジットラインの初期値として共通のクレジットライン
を設定していく設定手段(13)を備えることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項８】 請求項７記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、カスタマ識別子を検索キーにして、ク
レジットライン設定先カスタマ対応にクレジットライン
の初期値及び現在値を管理する構成を採り、 かつ、設定手段(13)の設定する同一マイグループ配下の
カスタマ識別子の指す上記管理手段(12)のエントリー位
置に、ユアグループに属するクレジットライン設定先カ
スタマに共通となる態様でもって、該設定手段(13)の設
定する共通クレジットラインをクレジットライン初期値
として登録する登録手段(14)を備えることを、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項９】 請求項８記載の電子ディーリングシステ
ムにおいて、 管理手段(12)は、設定手段(13)の設定するマイグループ
メンバ又はユアグループメンバの一部に変更が生じて
も、該マイグループと該ユアグループとの間に設定され
るクレジットラインを継承していく管理構成を採ること
を、 特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項１０】 初期値を起点として取引成立に伴って
減少していくカスタマとカスタマとの間に設定されるク
レジットラインの現在値を管理する管理手段(22)と、該
管理手段(22)に対して規定時刻にクレジットラインの初
期値を設定する設定手段(23)とを備えて、該管理手段(2
2)の管理するクレジットラインの指定する制限条件の下
に、オーダ側カスタマの呈示する売買注文情報と、ヒッ
ト側カスタマの呈示する売買注文情報とのマッチング処
理を電子的に行うことで取り引きの成立を実現する構成
を採る電子ディーリングシステムにおいて、 クレジットライン初期値を変更する第１の変更手段(25)
と、 上記第１の変更手段(25)がクレジットライン初期値を変
更するときに、クレジットライン初期値の変更差分量に
従って上記管理手段(22)の管理するクレジットラインの
現在値を変更する第２の変更手段(26)とを備えること
を、特徴とする電子ディーリングシステム。 - 【請求項１１】 初期値を起点として取引成立に伴って
減少していくカスタマとカスタマとの間に設定されるク
レジットラインの現在値を管理する管理手段(22)と、該
管理手段(22)に対して規定時刻にクレジットラインの初
期値を設定する設定手段(23)とを備えて、該管理手段(2
2)の管理するクレジットラインの指定する制限条件の下
に、オーダ側カスタマの呈示する売買注文情報と、ヒッ
ト側カスタマの呈示する売買注文情報とのマッチング処
理を電子的に行うことで取り引きの成立を実現する構成
を採る電子ディーリングシステムにおいて、 クレジットライン初期値の設定日に決済される取引量を
特定する特定手段(28)と、 クレジットライン初期値の指定モードとして、第１の指
定モードに従うのか、第２の指定モードに従うのかを選
択する初期値モード選択手段(29)とを備え、 上記設定手段(23)は、上記初期値モード選択手段(29)が
第１の指定モードに従うことを選択するときには、用意
されている初期値をクレジットライン初期値として設定
していくとともに、上記初期値モード選択手段(29)が第
２の指定モードに従うことを選択するときには、上記特
定手段(28)の特定する決済取引量の表示するクレジット
ラインと、上記管理手段(22)の管理するクレジットライ
ン現在値との加算値を該初期値に代えて設定していくよ
う処理することを、 特徴とする電子ディーリングシステム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4007593A JP3269694B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 電子取引システム |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4007593A JP3269694B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 電子取引システム |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06251021A true JPH06251021A (ja) | 1994-09-09 |
| JP3269694B2 JP3269694B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=12570813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4007593A Expired - Fee Related JP3269694B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 電子取引システム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5832462A (ja) |
| JP (1) | JP3269694B2 (ja) |
| GB (1) | GB2275798B (ja) |
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