JPH06250574A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06250574A
JPH06250574A JP5036460A JP3646093A JPH06250574A JP H06250574 A JPH06250574 A JP H06250574A JP 5036460 A JP5036460 A JP 5036460A JP 3646093 A JP3646093 A JP 3646093A JP H06250574 A JPH06250574 A JP H06250574A
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Hirokazu Tanaka
宏和 田中
康博 ▲高▼井
Yasuhiro Takai
Atsushi Ueda
篤 上田
Hideo Yamasa
英雄 山佐
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 現像槽16内のトナーおよびキャリアから成
る劣化現像剤を逐次置換するため、キャリアを含有する
キャリア現像剤を補給する一方、補給量に見合う量の現
像剤を排出する。この排出動作のため、現像剤蓄積容器
部41を、現像槽部排出開口16dを外面側から覆って
現像槽部排出開口16dから流出する現像剤を内部に蓄
積させる蓄積状態と、内部に蓄積された現像剤をその容
器部排出開口41aから排出させる排出状態とに切り換
える。 【効果】 現像槽16内の現像剤を確実かつ正確な量で
排出でき、現像剤の帯電性能をほぼ一定に保持できる。
また、この現像装置を備えた例えば複写機の傾き、ある
いは複写機に加わる衝撃による現像槽16からの多量の
現像剤の排出を防止できる。この結果、良好な画質を維
持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアから成る二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面に設けられて
いる現像剤溢出口からオーバーフローして排出され、現
像剤回収容器に回収される。このような補給・排出が逐
次繰返されることによって、現像槽内の劣化現像剤は、
新たに供給されるトナーおよびキャリアに置換されてい
き、これによって、帯電性能を維持し、複写画質の低下
を抑えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置で
は、現像槽内の劣化現像剤の排出は現像槽壁面の現像剤
溢出口からのオーバーフローによって行われるものであ
るために、現像剤の排出量を正確に制御することができ
ない。従って、新たに供給される新鮮な現像剤との置換
比率が意図通りに維持されず、このため、帯電性能が変
動して、複写画質の低下が生じるという問題を有してい
る。
【0005】また、上記の現像装置では、現像剤溢出口
が現像槽の側壁部の一部分を開口して形成され、上述し
たように、単純に現像槽内から溢れ出る現像剤を現像剤
回収容器によって受け取る自然排出構造である。従っ
て、上記の現像装置を備えた複写機が、例えば大型のコ
ンソール機のように所定位置に設置後、頻繁に移動させ
ないものである場合には、複写機の設置時に複写機およ
び現像装置を水平に調整することにより現像剤溢出口か
らの現像剤の排出が比較的安定して行われ、複写機自体
が寿命に達するまで設計者の意図通りの画質が得られる
ように動作し易くなっている。これに対し、複写機が、
例えば小型のパーソナル機のように、使用者による移動
が容易であって、頻繁に移動させるものである場合に
は、移動時に傾いてあるいは衝撃が加わることにより現
像剤溢出口から現像槽内の現像剤が多量に排出される事
態が生じ易くなる。このような事態が生じると、現像槽
内の現像剤量が不足して現像剤の帯電性能が不安定とな
り、画質が変化する。このため、長期間にわたって安定
した画質が得難いという問題を有している。
【0006】従って、本発明は、キャリアを含有するキ
ャリア現像剤の補給に見合った現像槽内現像剤の排出を
正確な量で行うことができ、また、傾くことあるいは外
部から衝撃が加わることによって多量の現像剤が排出さ
れる事態を防止することができ、これによって、帯電性
能の低下を抑えて画質を良好かつ安定に維持することが
できる現像装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、上
記の課題を解決するために、トナーおよびキャリアから
成る現像剤を収納する現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌
ローラおよび現像剤を感光体に供給する現像ローラが各
々回転自在に設けられる一方、キャリアを含有するキャ
リア現像剤を上記現像槽に上方から逐次補給する現像剤
補給部が設けられた現像装置において、上記現像槽内に
収納されている現像剤に接する側壁部に現像剤排出用の
現像槽部排出開口が形成される一方、現像剤を一定量蓄
積可能な現像剤蓄積容器部と、この現像剤蓄積容器部
を、上記の現像槽部排出開口を現像槽側壁部の外面側か
ら覆って現像槽部排出開口から流出する現像剤を内部に
蓄積させる蓄積状態と、現像剤蓄積容器部内に蓄積され
た現像剤をその容器部排出開口から排出させる排出状態
とに切り換える蓄積・排出切換え手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、現像剤蓄積容器部が蓄積
状態に切り換えられているとき、現像槽の現像槽部排出
開口が現像槽側壁部の外面側から現像剤蓄積容器部によ
って覆われ、現像槽部排出開口から流出する排出用の現
像剤が現像剤蓄積容器部の内部に徐々に蓄積されてい
く。そして、現像剤蓄積容器部内に現像剤が充満される
と、現像剤蓄積容器部の容積に相当する一定量の現像剤
が現像剤蓄積容器部に収容されていることになり、この
状態で現像剤蓄積容器部が排出状態に切り換えられる
と、現像剤蓄積容器部内の上記一定量の現像剤がその容
器部排出開口から排出される。
【0009】従って、現像槽内の現像剤を確実かつ正確
な量で排出することができ、現像槽内の劣化現像剤を新
たに補給する新鮮な現像剤に置き換える置換比率を意図
通りに制御していくことが可能となる。この結果、帯電
性能をほぼ一定に保持することが可能となって、良好な
画質を維持することができる。
【0010】また、例えば複写機を移動する際に複写機
に衝撃が加わり、あるいは複写機が傾くようなことがあ
っても、現像槽から多量の現像剤が排出されてしまう事
態を防止することができる。この結果、現像槽内の現像
剤の帯電性能の低下を抑制することができ、良好な画質
を長期にわたって維持することができるとともに、この
ための現像剤の全体的な消費量を極力少なくすることが
できる。
【0011】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明すれば以下の通りである。図2に示すように、
本発明を適用して構成された複写機には、上面部に原稿
載置台1が設けられ、この原稿載置台1の下に露光光学
系2が配設されている。この露光光学系2は、原稿載置
台1上に載置された原稿(図示せず)に光を照射しなが
ら走査する光源ランプ3、原稿からの反射光を感光体4
に導く複数の反射鏡5…、および反射光の光路中に配さ
れたレンズユニット6から成っている。
【0012】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する
現像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写さ
せる転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回
収するクリーニング装置10および除電装置(図示せ
ず)等が設けられている。また、感光体4に対する入紙
側には、用紙を所定のタイミングで供給するタイミング
ローラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および
給紙ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出
紙側には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着さ
せる定着装置15が設けられている。
【0013】図3に示すように、上記現像装置8は容器
状の現像槽16を有し、この現像槽16の内部には、マ
グネットローラより成る現像ローラ17と、撹拌ローラ
18とが回転自在に配設されている。この現像槽16内
に収容されている現像剤はキャリアとトナーとからな
り、磁性体からなるキャリアは、表面にトナーの粘着を
抑制する樹脂コート層を有している。このキャリアとト
ナーとが撹拌ローラ18によって撹拌されると、トナー
は摩擦帯電する。また、撹拌ローラ18は、図1(a)
に示すように、中心軸の周囲に螺旋状の撹拌羽根18a
を備えており、上記の撹拌動作の際、現像剤を矢印C方
向に搬送するようになっている。現像ローラ17は、キ
ャリアを磁力によって吸着し、磁気ブラシを形成させて
搬送することにより、キャリアにクーロン力によって付
着したトナーが感光体4に供給され、感光体4の静電潜
像に吸着されて、現像が行われる。尚、上記の磁気ブラ
シの穂立ちの高さはドクタ19にて規制されるようにな
っている。
【0014】現像槽16の上壁部16aには現像剤の補
給用開口が形成され、この補給用開口に、現像剤供給ユ
ニット(現像剤補給部)20が上方から嵌着されてい
る。この現像剤供給ユニット20は、内部がトナー収納
室20aとキャリア現像剤収納室20bとの二室に仕切
られている。一方のトナー収納室20aにはトナーが収
納されており、他方のキャリア現像剤収納室20bに
は、キャリアのみからなる現像剤、若しくはキャリアに
トナーが所定比率で混合された現像剤(以下、キャリア
現像剤という)が収納されている。
【0015】各収納室20a・20bの底部には、トナ
ー補給ローラ21とキャリア現像剤補給ローラ22とが
それぞれ設けられており、トナー補給ローラ21が回転
駆動されることによって、トナー収納室20a内のトナ
ーが、また、キャリア現像剤補給ローラ22が回転駆動
されることによって、キャリア現像剤収納室20b内の
キャリア現像剤が、各ローラ21・22の駆動時間に応
じた量だけ、それぞれ流下して現像槽16内へと供給さ
れる。
【0016】一方、現像槽16の底壁部16bには、上
面が開口した容器状の回収容器23が、下側から着脱自
在に取付けられている。また、図1(a)に示すよう
に、現像槽16の側壁部16cにおける現像槽16内の
現像剤に接する部位であって、撹拌ローラ18による現
像剤の搬送方向側であるC方向側の部位には、現像槽部
排出開口16dが形成されている。この現像槽部排出開
口16dには、現像槽部排出開口16dの下縁部から外
方に延びその先端部が若干上方に延びた形状を有し、現
像槽部排出開口16dからの現像剤の自然排出を抑制す
る排出抑制部16eが形成されている。
【0017】現像槽部排出開口16dの形成部位におけ
る側壁部16cの外面には、現像槽部排出開口16dか
ら排出される現像剤を一定量だけ蓄積させるための現像
剤蓄積容器部41が現像槽部排出開口16dを囲むよう
に形成されている。現像剤蓄積容器部41の底壁部に
は、現像剤蓄積容器部41内に蓄積された現像剤を排出
するための容器部排出開口41aが形成されている。そ
して、上記の回収容器23は、容器部排出開口41aを
下方から覆うように設けられている。また、容器部排出
開口41aを開閉する開閉機構部25が、底壁部16b
の下面に沿って設けられている。
【0018】上記開閉機構部25は、図1(a)(b)に
示すように、底壁部16bの下面に沿ってスライド自在
に配設された平板状の開閉蓋26と、この開閉蓋26の
スライド動作を案内するように開閉蓋26の両側の位置
に設けられたガイドプレート27・27と、プランジャ
28aの先端が上記開閉蓋26に連結された排出用ソレ
ノイド28とから成っている。排出用ソレノイド28が
非通電の状態(OFF)ではプランジャ28aが前進し
た位置で保持され、これにより、開閉蓋26は、容器部
排出開口41aを下側から覆う閉状態で保持される。こ
の状態は現像剤蓄積容器部41における蓄積状態であ
る。一方、排出用ソレノイド28に通電(ON)すると
プランジャ28aが後退し、これによって、開閉蓋26
は容器部排出開口41aを覆う位置から退避して、容器
部排出開口41aが開状態に切換わる。この状態は現像
剤蓄積容器部41における排出状態である。この開状態
では、現像剤蓄積容器部41内の現像剤が、容器部排出
開口41aを通して回収容器23内へと自重により排出
される。上記の開閉機構部25、即ち排出用ソレノイド
28の動作は、図4に示すマイクロコンピュータから成
る制御装置32によって後述のように制御される。従っ
て、上記の開閉蓋26、排出用ソレノイド28および制
御装置32によって蓄積・排出切換え手段が構成されて
いる。
【0019】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に後述するコピースタートスイッチ31
がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって
原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このと
きの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニッ
ト6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7に
て所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜像
が形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8から
供給されるトナーによって現像される。感光体4表面の
トナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット13
から供給される用紙に転写され、定着装置15にて用紙
上に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に対
応したコピー画像が形成される。
【0020】このような一連の複写動作を制御するため
に、図4に示すように、制御装置32が本複写機に設け
られており、この制御装置32に、上記コピースタート
スイッチ31のON操作信号が入力されるようになって
いる。また、複写動作の累積回数をカウントする複写カ
ウンタ33がさらに設けられ、このカウント値(以下、
コピーカウント値という)nも上記制御装置32に入力
されるようになっている。
【0021】上記のような複写動作が繰返されると、現
像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中のト
ナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。このトナー濃
度の変化を検出するトナー濃度センサ34が現像槽16
内に配設されており、このトナー濃度センサ34に基づ
くトナー補給ローラ21の駆動制御が、上記制御装置3
2によってさらに行われる。すなわち、トナー濃度セン
サ34での検出信号が、現像に必要な適正範囲の下限値
まで下がったことが検知されると、トナー補給ローラ2
1の駆動を開始する。これにより、トナー収納室20a
内のトナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内の
トナー濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上記
の適正範囲の上限値に達したことが検知されると、トナ
ー補給ローラ21の駆動を停止する。このような制御に
よって、現像槽16内のトナー濃度は、上記適正範囲内
で維持される。
【0022】上記のように補給されるトナーは、現像槽
16内の現像剤と撹拌され、一定の帯電量に制御され
て、感光体4へと供給され、現像に使用される。一方、
現像剤中のキャリアは減少することはなく、繰返し使用
されるために、現像ローラ17や撹拌ローラ18での撹
拌、および感光体4との接触で徐々に劣化していく。こ
のようにキャリアが劣化していくと、トナーに所定の帯
電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じることとな
る。そこで、現像槽16内にキャリアをも新たに補給
し、現像槽16内の劣化したキャリアと置換していくこ
とで、上記のような帯電性能の低下が抑えられる。この
ために、前記のキャリア現像剤収納室20bからキャリ
ア現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤を排出
する補給・排出制御も、上記制御装置32で行うように
なっている。
【0023】この補給・排出制御においては、現像槽1
6における現像剤量が一定量を維持するように制御され
る。この際には、複写カウンタ33によって計数される
例えば一定のコピーカウント値n毎に、キャリア現像剤
補給ローラ22が所定時間作動するように制御され、ま
た現像剤蓄積容器部41内の現像剤を全て排出するのに
必要な時間だけ開閉蓋26を開放させるように、排出用
ソレノイド28が制御される。尚、キャリア現像剤補給
ローラ22を作動させるコピーカウント値nと排出用ソ
レノイド28を作動させるコピーカウント値nとは、現
像剤蓄積容器部41の容量等に応じて異なるように設定
してもよい。
【0024】上記の現像剤排出動作において、現像剤蓄
積容器部41には撹拌ローラ18の回転により移動する
現像剤が、撹拌ローラ18が回転する毎に徐々にかつ確
実に蓄積されていく。そして、現像剤蓄積容器部41内
に現像剤が確実に充満されているタイミング、即ちコピ
ーカウント値nであって、撹拌ローラ18が停止してい
るタイミングで開閉蓋26が開放されると、現像剤蓄積
容器部41の容積にほぼ相当する量の現像剤が容器部排
出開口41aから排出され、回収容器23に回収され
る。従って、開閉蓋26の各開放動作によって排出され
る現像剤量は正確なものとなる。また、この現像剤排出
量は、上記のように撹拌ローラ18が停止しているタイ
ミングで行われ、開閉蓋26の開放中に撹拌ローラ18
によって現像槽16内の現像剤が現像槽部排出開口16
dおよび容器部排出開口41aを通じて直に排出される
事態が防止されていること、並びに開閉蓋26の開放中
における現像槽部排出開口16dからの現像剤の流出が
排出抑制部16eによって抑制されていることにより、
さらに正確なものとなっている。
【0025】上記のように、本実施例の現像装置8にお
いては、排出する現像剤を現像剤蓄積容器部41に蓄積
させた後、開閉蓋26を開放することにより現像剤蓄積
容器部41内の現像剤を排出させる構成であるから、現
像剤の排出量を正確に制御することができ、例えば現像
槽16内の現像剤の全体量が変動して表面高さが変化す
るような場合であっても、現像槽16内の現像剤を確実
かつ正確な量で排出することができる。従って、現像槽
16内の劣化現像剤を、新たに補給する新鮮な現像剤に
逐次置き換えていくときの置換比率を意図通りに制御す
ることができる。
【0026】また、例えば複写機を移動する際に複写機
に衝撃が加わり、あるいは複写機が傾くようなことがあ
っても、現像槽16から多量の現像剤が排出されてしま
う事態を防止することができる。この結果、現像槽16
内の現像剤の帯電性能の低下を抑制することができ、良
好な画質を長期にわたって維持することができるととも
に、このための現像剤の全体的な消費量を極力少なくす
ることができる。
【0027】尚、上記の実施例においては、現像槽16
内の現像剤を撹拌ローラ18の回転によって現像槽部排
出開口16dから排出させ、現像剤蓄積容器部41に蓄
積させる構成となっているが、現像槽部排出開口16d
からの自然排出により現像剤蓄積容器部41に蓄積させ
る構成としてもよい。この場合には、現像槽部排出開口
16dからの現像剤の流出を促進するため、排出抑制部
16eのない構成とした方が良く、また、現像槽部排出
開口16dの形成位置は、図1に示したC方向の側壁部
16cに限定されず、現像槽16の側壁部16cにおけ
る現像槽16内の現像剤に接する部位であればよい。
【0028】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図5な
いし図7に基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例で説明した部材と同一の機能を有する
部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0029】本実施例の現像装置8は、図5に示すよう
に、前記の実施例1に示した現像剤蓄積容器部41およ
び開閉機構部25に代えて、回転円筒体51およびこの
回転円筒体51を回転させる図示しない円筒体回転機構
を備えるとともに現像槽部排出開口16dに排出抑制部
16eを有していない構成となっている。
【0030】上記の回転円筒体51は、図6にも示すよ
うに、外周部に凹部状をなす例えば4個の現像剤蓄積容
器部である現像剤蓄積部51a…が外周方向に均等間隔
をおいて形成されている。これら現像剤蓄積部51a…
は、回転円筒体51外周方向の開口幅が現像槽16に形
成されている現像槽部排出開口16dの高さ方向の開口
幅と一致し、回転円筒体51幅方向の開口幅が現像槽部
排出開口16dの横方向の開口幅と一致している。上記
の回転円筒体51は、回転軸51bを中心に回転可能で
あり、回転動作によって各現像剤蓄積部51aが、図5
に示すように、現像槽部排出開口16dと連通し、かつ
現像槽部排出開口16dを現像槽16の外面側から覆う
現像剤蓄積位置に配されるように設けられている。
【0031】上記の円筒体回転機構による回転円筒体5
1の回転方向は、現像槽部排出開口16dに対して現像
剤蓄積部51aが上方向に移動するD方向となってい
る。円筒体回転機構は、図7に示す回転体駆動モータ5
2、および回転円筒体51の現像剤蓄積部51aが現像
剤蓄積位置に到達したことを検出する現像剤蓄積部位置
センサ53を備え、回転体駆動モータ52の作動は現像
剤蓄積部位置センサ53の検出動作に基づいて制御装置
32により制御される。従って、本実施例においては、
上記の回転体駆動モータ52、現像剤蓄積部位置センサ
53および制御装置32により蓄積・排出切換え手段が
構成されている。
【0032】回転円筒体51による現像槽16内現像剤
の排出動作においては、上記の制御装置32の制御によ
り、図5に示すように、回転円筒体51の現像剤蓄積部
51aが現像剤蓄積位置に配されると、撹拌ローラ18
の回転によって移動する現像槽16内の現像剤が現像槽
部排出開口16dを通じて現像剤蓄積部51aに徐々に
かつ確実に蓄積される。その後、現像剤蓄積部51aに
現像剤が充満された所定のタイミングで、次の現像剤蓄
積部51aが現像剤蓄積位置に配されるように回転円筒
体51が回転する。尚、この回転円筒体51が回転する
過程においては、回転円筒体51の周壁部によって現像
槽部排出開口16dが塞がれるので、現像槽部排出開口
16dからの現像剤の排出が阻止される。以下、同様に
して順次回転円筒体51が回転していくと、現像剤蓄積
部51aが下向きとなったとき、そこに収容されている
現像剤が完全に排出され、回収容器23に回収される。
【0033】また、実施例1の構成と同様、現像剤の補
給・排出制御においては、現像槽16における現像剤量
が一定量を維持するようにキャリア現像剤補給ローラ2
2と回転体駆動モータ52とが制御され、補給・排出動
作は、例えば一定のコピーカウント値n毎に行われる。
尚、補給を行うコピーカウント値nと排出を行うコピー
カウント値nとは、現像剤蓄積部51aの容積等に応じ
て異なるように設定してもよい。また、現像剤蓄積部5
1aを次の現像剤蓄積部51aと切り換えるための回転
円筒体51の回転動作は、余分の現像剤が排出されるの
を確実に防止するために、撹拌ローラ18が停止してい
るタイミングで行われる方が良い。
【0034】上記のように、本実施例の現像装置8にお
いては、回転円筒体51を回転させて現像剤蓄積部51
aを現像剤蓄積位置に配し、排出する現像剤を回転円筒
体51の現像剤蓄積部51aに蓄積させた後、回転円筒
体51を回転させて、次の現像剤蓄積部51aを現像剤
蓄積位置に配することにより現像剤を排出させて行く構
成であるから、現像剤の排出量を正確に制御することが
できる。従って、現像槽16内の劣化現像剤を、新たに
補給する新鮮な現像剤に逐次置き換えていくときの置換
比率を意図通りに制御することができる。また、例えば
複写機を移動する際に複写機に衝撃が加わり、あるいは
複写機が傾くようなことがあっても、現像槽16から多
量の現像剤が排出されてしまう事態を防止することがで
きる。この結果、現像槽16内の現像剤の帯電性能の低
下を抑制することができ、良好な画質を長期にわたって
維持することができるとともに、このための現像剤の全
体的な消費量を極力少なくすることができる。
【0035】尚、本実施例においては、現像槽16内の
現像剤を撹拌ローラ18の回転によって現像槽部排出開
口16dから排出させ、現像剤蓄積部51aに蓄積させ
る構成となっているが、現像槽部排出開口16dからの
自然排出により現像剤蓄積部51aに蓄積させる構成と
してもよい。この場合、現像槽部排出開口16dの形成
位置は、図5に示したC方向の側壁部16cに限定され
ず、現像槽16の側壁部16cにおける現像槽16内の
現像剤に接する部位であればよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の現像装置は、以上のように、現
像槽内に収納されている現像剤に接する側壁部に現像剤
排出用の現像槽部排出開口が形成される一方、現像剤を
一定量蓄積可能な現像剤蓄積容器部と、この現像剤蓄積
容器部を、上記の現像槽部排出開口を現像槽側壁部の外
面側から覆って現像槽部排出開口から流出する現像剤を
内部に蓄積させる蓄積状態と、現像剤蓄積容器部内に蓄
積された現像剤をその容器部排出開口から排出させる排
出状態とに切り換える蓄積・排出切換え手段とを備えて
いる構成である。
【0037】これにより、現像槽内の現像剤を確実かつ
正確な量で排出することができ、現像槽内の劣化現像剤
を新たに補給する新鮮な現像剤に置き換える置換比率を
意図通りに制御していくことが可能となる。この結果、
帯電性能をほぼ一定に保持することが可能となって、良
好な画質を維持することができる。
【0038】また、例えば複写機を移動する際に複写機
に衝撃が加わり、あるいは複写機が傾くようなことがあ
っても、現像槽から多量の現像剤が排出されてしまう事
態を防止することができる。この結果、現像槽内の現像
剤の帯電性能の低下を抑制することができ、良好な画質
を長期にわたって維持することができるとともに、この
ための現像剤の全体的な消費量を極力少なくすることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の要部を示
すものであって、同図(a)は縦断面図、同図(b)は
同図(a)におけるI−I線矢視図である。
【図2】上記現像装置が内蔵された複写機の全体構成を
示す模式図である。
【図3】上記複写機内における現像装置を拡大して示す
断面図である。
【図4】上記複写機の制御ブロック図である。
【図5】本発明の他の実施例における現像装置の要部を
示す縦断面図である。
【図6】図5における回転円筒体のJ方向矢視図であ
る。
【図7】上記の現像装置を備えた複写機の制御ブロック
図である。
【符号の説明】
4 感光体 8 現像装置 16 現像槽 16c 側壁部 16d 現像槽部排出開口 17 現像ローラ 18 撹拌ローラ 20 現像剤供給ユニット(現像剤補給部) 26 開閉蓋(蓄積・排出切換え手段) 25 開閉機構部 28 排出用ソレノイド(蓄積・排出切換え手段) 32 制御装置(蓄積・排出切換え手段) 41 現像剤蓄積容器(現像剤蓄積容器部) 41a 容器部排出開口 51 回転円筒体 51a 現像剤蓄積部 52 回転体駆動モータ(蓄積・排出切換え手段) 53 現像剤蓄積部位置センサ(蓄積・排出切換え手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山佐 英雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーおよびキャリアから成る現像剤を収
    納する現像槽に、現像剤を撹拌する撹拌ローラおよび現
    像剤を感光体に供給する現像ローラが各々回転自在に設
    けられる一方、キャリアを含有するキャリア現像剤を上
    記現像槽に上方から逐次補給する現像剤補給部が設けら
    れた現像装置において、 上記現像槽内に収納されている現像剤に接する側壁部に
    現像剤排出用の現像槽部排出開口が形成される一方、現
    像剤を一定量蓄積可能な現像剤蓄積容器部と、この現像
    剤蓄積容器部を、上記の現像槽部排出開口を現像槽側壁
    部の外面側から覆って現像槽部排出開口から流出する現
    像剤を内部に蓄積させる蓄積状態と、現像剤蓄積容器部
    内に蓄積された現像剤をその容器部排出開口から排出さ
    せる排出状態とに切り換える蓄積・排出切換え手段とを
    備えていることを特徴とする現像装置。
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