JPH06249689A - 電磁流量計における計測値校正方法 - Google Patents

電磁流量計における計測値校正方法

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JPH06249689A
JPH06249689A JP6245193A JP6245193A JPH06249689A JP H06249689 A JPH06249689 A JP H06249689A JP 6245193 A JP6245193 A JP 6245193A JP 6245193 A JP6245193 A JP 6245193A JP H06249689 A JPH06249689 A JP H06249689A
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JP
Japan
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flow rate
measured value
signal
predetermined
coefficient
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JP6245193A
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English (en)
Inventor
Ichiro Mitsutake
一郎 光武
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2線式の電磁流量計においても、出力の安定
性を損なうことなく、計測値の校正を行うことができる
ようにする。 【構成】 測定管内に計測流量範囲の50%の流量Q1
で流体を流す。CPUは、流量が零である場合のオフセ
ット分Ezeroを取り込んだうえ、流量Q1 での流量信号
inを取り込み、下記(1)式を演算して計測値Q0
求める。そして、流量Q1 (真の流量値)を与えると、
CPUは、この真の流量値Q1 を計測値Q0 で除し、こ
れに係数K0 を乗じて係数Kを求め(ステップ10
5)、この求めた係数Kをそれまでの係数K0 と置き換
える。 Q0 =K0 ・(Ein−Ezero)/Espan ・・・(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種プロセス系にお
いて導電性を有する流体の流量を測定する電磁流量計に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電磁流量計の要部を示すブ
ロック図である。同図において、1は測定管、2は測定
管1内を流れる流体の流れ方向に対してその磁界の発生
方向を垂直として配置された励磁コイル、3は励磁コイ
ル2へ矩形状の励磁電流Iを周期的に供給する励磁回
路、4a,4bは励磁コイル2の発生磁界と直交して測
定管1内に対向して配置された検出電極、5は接地電
極、6は電極4a,4b間に得られる信号起電力を検出
する初段増幅器、7および8は第1および第2のサンプ
ルホールド回路、9は差動増幅器、10はA/D変換
器、11は励磁電流値調整回路、12はCPU、13は
D/A変換器である。
【0003】このように構成された電磁流量計におい
て、励磁回路3は、励磁コイル2へ励磁電流Iを所定周
波数(商用電源周波数の偶数分の1あるいは偶数倍)で
供給し(図4(a)参照)、測定管1内に交流磁界を発
生させる。これにより、電極4a,4b間に流速と磁界
との相互作用により信号起電力が生じ、これが初段増幅
器6の出力Eとして検出される(図4(b)参照)。
【0004】この検出される信号起電力Eは、サンプル
タイミング信号S1(図4(c)参照)により、周期的
に励磁電流Iの供給が中断される直前で、サンプルホー
ルド回路7にて保持される(図4(d)参照)。また、
サンプルタイミング信号S2(図4(e)参照)によ
り、周期的に励磁電流Iの供給が再開される直前で、サ
ンプルホールド回路8にて保持される(図4(f)参
照)。サンプルホールド回路7でのサンプルホールド値
とサンプルホールド回路8でのサンプルホールド値との
差(図4(g)参照)は差動増幅器9へ与えられる。差
動増幅器9は上記サンプルホールド値の差をA/D変換
器10へ与える。A/D変換器10は、A/Dタイミン
グ信号S3を受けて(図4(h)参照)、励磁電流Iの
1供給周期が終了する毎に、上記サンプルホールド値の
差をデジタル値に変換し、流量信号Einとして送り出
す。
【0005】A/D変換器10より送り出される流量信
号EinはCPU12へ与えられる。CPU12は、下記
(1)式で示される演算を施し、計測値Qを得る。な
お、(1)式において、Espanは励磁電流Iの大きさに
応じ計測流量範囲の100%値に対応して予め定められ
ている設定スパン、Ezeroは流量が零である場合のオフ
セット分である。 Q=(Ein−Ezero)/Espan ・・・(1)
【0006】そして、CPU12は、計測値Qに応じた
アナログ信号(4〜20mA範囲の電流信号)を、D/
A変換器13を介して出力する。
【0007】この電磁流量計によれば、励磁電流Iの1
供給周期毎に信号起電力Eの最大値と最小値との差をと
るようにしているため、信号起電力Eに含まれる商用電
源ノイズがキャンセルされ、ノイズ成分の少ない流量信
号Einを得ることができる。
【0008】一方、この電磁流量計において、計測値Q
の校正は、励磁電流Iを調整することにより行われる。
すなわち、図示一点鎖線で囲む検出器のばらつきなどに
より、計測値Qが正しく得られないことがある。この場
合、出荷時、あるいは現場において、計測値Qの校正を
行う。
【0009】この校正は、例えば、測定管1内に計測流
量範囲の50%の流量で流体を流した時、この時の計測
値Qに応じて出力されるアナログ信号の値を12mAと
するように、励磁電流調整回路11を介し励磁電流Iを
調整することにより行う。なお、この場合、CPU12
での設定スパンEspanは変更しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁流量計によると、AC100V電源を使
用する4線式の電磁流量計では励磁電流Iをたくさん流
せるため、信号起電力Eも大きく、励磁電流Iを多少調
整しても問題はないが、例えば、最大でも4mAまでし
か励磁電流Iを流すことのできない2線式の電磁流量計
では、信号起電力Eが小さいため、計測値Qを校正する
ために励磁電流Iを下げると、流体ノイズなどのノイズ
レベルの割合が高くなり、すなわちS/N比が落ち、出
力の安定性に影響が出てしまう。
【0011】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、2線式の電
磁流量計においても、出力の安定性を損なうことなく、
計測値の校正を行うことのできる計測値校正方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、測定管内を流れる流体の流れ方向
に対してその磁界の発生方向を垂直として配置された励
磁コイルと、この励磁コイルへ所定の大きさの励磁電流
Iを周期的に供給する励磁電流供給手段と、励磁コイル
の発生磁界と直交して測定管内に配置された電極間に得
られる信号起電力Eを検出する信号起電力検出手段と、
この信号起電力検出手段の検出する信号起電力Eより流
量信号Einを得る流量信号取得手段と、流量信号Ein
ら流量が零である場合のオフセット分Ezeroを差し引
き、これを予め定められている設定スパンEspanで除
し、これに所定係数K0 を乗じて計測値Q0 を得る流量
計測手段とを備えた電磁流量計において、測定管内に所
定流量Q1 で流体を流し、この時に得られる流量信号E
inからオフセット分Ezeroを差し引き、これを設定スパ
ンEspanで除し、これに所定係数K0 を乗じて計測値Q
0 を求め、この求めた計測値Q0 で所定流量Q1 を除
し、これに所定係数K0 を乗じて係数Kを求め、この求
めた係数Kを所定係数K0 として用いるようにしたもの
である。
【0013】
【作用】したがってこの発明によれば、励磁電流Iを調
整することなく、所定係数K0を補正することによっ
て、計測値Q0 の校正が行われる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0015】図2はこの発明の一実施例を示す2線式の
電磁流量計の要部を示すブロック図であり、図3と同一
符号は同一あるいは同等構成要素を示しその説明は省略
する。
【0016】本実施例において、励磁回路3は、4mA
として固定された励磁電流Iを励磁コイル2へ周期的に
供給する。すなわち、本実施例において、図3で示した
励磁電流値調整回路11は設けられていない。
【0017】また、CPU12は、下記(2)式で示さ
れる演算を施し、計測値Q0 を得る。なお、この式にお
いて、K0 は係数であり、初期値は1とされている。 Q0 =K0 ・(Ein−Ezero)/Espan ・・・(2)
【0018】この電磁流量計において、計測値Qの校正
は、次のようして行う。先ず、流体を流さずにEzero
取り込む。次に、測定管1内に計測流量範囲の50%の
流量Q1 で流体を流す。
【0019】すると、CPU12は、流量が零である場
合のオフセット分Ezeroを取り込んだうえ(図1に示す
ステップ101)、流量Q1 での流量信号Einを取り込
み(ステップ102)、上記(2)式を演算して計測値
0 を求める(ステップ103)。
【0020】そして、CPU12に、流量Q1 (真の流
量値)を与えると(ステップ104)、CPU12は、
この真の流量値Q1 を計測値Q0 で除し、これに先の係
数K0 を乗じて係数Kを求め(ステップ105)、この
求めた係数Kをそれまでの係数K0 と置き換える(ステ
ップ106)。
【0021】すなわち、本実施例において、ステップ1
03で例えば計測流量範囲の40%の計測値Q0 が得ら
れれば、ステップ105においてK=1.25×K0
得られ、この係数Kがそれまでの係数K0 と置き換えら
れる。すなわち、ステップ103での演算で計測流量範
囲の50%の計測値Q0 が得られるような係数K0 が、
ステップ105において求められる。したがって、上記
(2)式の演算に際し、ステップ104で得られたKを
0 として用いれば、真の流量値に対応して、正しい計
測値が得られるようになる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、励磁電流Iを調整することなく、所定係
数K0 を補正することによって、計測値Q0 の校正が行
われるものとなり、2線式の電磁流量計においても、出
力の安定性を損なうことなく、計測値の校正を行うこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1に示した電磁流量計におけるCPUでの計
測値校正処理を示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例を示す電磁流量計の要部を示
すブロック図である。
【図3】従来の電磁流量計の要部を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示した電磁流量計の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 測定管 2 励磁コイル 3 励磁回路 4a,4b 検出電極 6 初段増幅器 7 第1のサンプルホールド回路 8 第2のサンプルホールド回路 9 差動増幅器 10 A/D変換器 12 CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定管内を流れる流体の流れ方向に対し
    てその磁界の発生方向を垂直として配置された励磁コイ
    ルと、 この励磁コイルへ所定の大きさの励磁電流Iを周期的に
    供給する励磁電流供給手段と、 前記励磁コイルの発生磁界と直交して前記測定管内に配
    置された電極間に得られる信号起電力Eを検出する信号
    起電力検出手段と、 この信号起電力検出手段の検出する信号起電力Eより流
    量信号Einを得る流量信号取得手段と、 前記流量信号Einから流量が零である場合のオフセット
    分Ezeroを差し引き、これを予め定められている設定ス
    パンEspanで除し、これに所定係数K0 を乗じて計測値
    0 を得る流量計測手段とを備えた電磁流量計におい
    て、 前記測定管内に所定流量Q1 で流体を流し、この時に得
    られる流量信号Einから前記オフセット分Ezeroを差し
    引き、これを前記設定スパンEspanで除し、これに所定
    係数K0 を乗じて計測値Q0 を求め、この求めた計測値
    0 で前記所定流量Q1 を除し、これに前記所定係数K
    0 を乗じて係数Kを求め、この求めた係数Kを前記所定
    係数K0 として用いるようにしたことを特徴とする電磁
    流量計における計測値校正方法。
JP6245193A 1993-03-01 1993-03-01 電磁流量計における計測値校正方法 Pending JPH06249689A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033491A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011033491A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計

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