JPH06249577A - 穀物貯蔵方法およびその装置 - Google Patents

穀物貯蔵方法およびその装置

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JPH06249577A
JPH06249577A JP6092393A JP6092393A JPH06249577A JP H06249577 A JPH06249577 A JP H06249577A JP 6092393 A JP6092393 A JP 6092393A JP 6092393 A JP6092393 A JP 6092393A JP H06249577 A JPH06249577 A JP H06249577A
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JP
Japan
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temperature
air
storage container
grain
layer
Prior art date
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Application number
JP6092393A
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English (en)
Inventor
Aijiro Kaneko
愛次郎 金子
Yoshiro Chinen
悌郎 知念
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Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵容器により乾燥穀物を低温貯蔵している
時に、内部温度と外部温度との変化による室内空気の対
流で、堆積乾燥穀物層の表層中央部分あるいは下層中央
部分に発生した高水分域または高湿度域の水分を循環流
通する室内空気により拡散移動せしめて解消し、穀温の
上昇および水分の片寄り発生で品質が劣化されたり食味
が低下することなく長期に亘り低温貯蔵することができ
る。 【構成】 内部温度センサ11と外部温度センサ12を
備えた貯蔵容器1に、上部空間5と下部空間7を接続す
る送風路8を設ける。そして、送風路8には、内部温度
と外部温度との温度変化による室内空気の対流で堆積乾
燥穀物層の表層中央部分あるいは下層中央部分に発生し
た高水分域A,Bの水分を堆積乾燥穀物層へ拡散移動せ
しめる送風装置10を配設して室内空気を送風路8を介
し下向き方向あるいは上向き方向の何れか一方向に向け
循環流通せしめたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥穀物の低温貯蔵中
において、貯蔵容器の内部温度と外部温度とに変化が生
じた際にあっても、乾燥穀物全体の水分を減少させずに
水分の片寄り現象の発生を速やかに解消して、乾燥穀物
の品質を損なうことなく長期に亘り貯蔵することができ
る穀物貯蔵方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀物の貯蔵、特に乾燥バラ籾の貯
蔵は、カントリーエレベータにおいてはサイロで保管
し、それ以外では大型のタンクあるいは貯蔵容器を使用
して貯蔵していた。そして、乾燥穀物の貯蔵に際して
は、収容した乾燥穀物の品質低下を防止する目的から穀
温を20℃以下に保つことが必要であり、中にはもっと
低温度例えば5℃とか10℃で貯蔵しているところもあ
る。いずれにしても、20℃以上の穀温のもとに長く放
置した場合には米質の劣化(脂肪酸の増加)が起こり、
食味が低下されるので、貯蔵乾燥穀物の穀温を貯蔵適正
温度に保持することが重要であって、万一穀温が上昇し
た際には、穀温を低下させるために面倒な操作を必要と
するサイロ替え等のローテーションを行う必要があるこ
とは、本出願前一般に良く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
サイロや貯蔵容器を使用して乾燥穀物を低温貯蔵した際
には、外気温度の影響を多く受け貯蔵中に内部穀物の温
度分布が変化される。すなわち、図5に示された如く、
外部温度が内部温度よりも低温となる冬期においては、
穀物堆積層の中心部の暖った空気が上昇し、冷えている
穀物層を通って抜け、そのあとへ外壁に近い冷却された
空気が穀物下層を通って移行するという対流現象が起こ
り、堆積乾燥穀物層の表層中央部分に高水分域あるいは
高湿度域が発生し、また、図6に示された如く、外部温
度が内部温度よりも高温とな春期から夏期にかけては外
部に近い暖った空気と中心部の冷えた空気の間で前とは
逆の対流現象が発生し、高水分域あるいは高湿度域が堆
積乾燥穀物層の下層中央部分に生じ、その結果、穀温が
必要以上に昇温されるは勿論のこと、水分の片寄り現象
が起って穀物の品質劣化を招き、食味が低下されるとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、貯蔵容器により乾燥穀物の低温
貯蔵を行っている過程で、内部温度と外部温度の変化に
よる室内空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層中央部分あ
るいは下層中央部分に高水分域または高湿度域が発生し
ても、前記高水分域または高湿度域の水分をローテショ
ンを行うことなく貯蔵容器内部の空気の単なる循環流通
作用で速やかに堆積乾燥穀物層に向け拡散移行せしめて
解消し、もって、穀温の上昇および水分の片寄り発生で
品質が劣化されるのを未然に防止し、食味良好な状態の
もとに貯蔵することができる穀物貯蔵方法およびその装
置を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の穀物貯蔵方法およびその装置においては、
第1の発明を、貯蔵容器内に収容した堆積乾燥穀物を低
温貯蔵する際に、前記貯蔵容器の内部温度と外部温度と
の温度差による内部空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層
中央部分あるいは下層中央部分に高水分域が発生した
ら、貯蔵容器内部の空気を下向き方向あるいは上向き方
向の何れか一方に向け循環流通せしめて高水分域の水分
を堆積乾燥穀物層に向け拡散移動せしめたものである。
【0006】そして、第2の発明を、内部温度センサと
外部温度センサを備え、かつ低温貯蔵用の堆積乾燥穀物
を収容した貯蔵容器に、上部空間と下部空間とを接続す
る送風路を設け、前記送風路には、貯蔵容器の内部温度
と外部温度との温度差による内部空気の対流で堆積乾燥
穀物層の表層中央部分あるいは下層中央部分に発生した
高水分域に向けて貯蔵容器内の空気を送風路を介し循環
送風せしめる送風装置を配設したものである。
【0007】また、第3の発明を、貯蔵容器内に収容し
た堆積乾燥穀物を低温貯蔵する際に、前記貯蔵容器の内
部温度と外部温度との温度差による内部空気の対流で堆
積乾燥穀物層の表層中央部分あるいは下層中央部分に高
湿度域が検出されたら、貯蔵容器内部の空気を下向き方
向あるいは上向き方向の何れか一方に向け循環流通せし
めて高湿度域の水分を堆積乾燥穀物層に向け拡散移動せ
しめたものである。
【0008】さらに、第4の発明を、低温貯蔵用の堆積
乾燥穀物を収容した貯蔵容器に、上部空間と下部空間と
を接続する送風路を設け、前記上部空間および下部空間
の略中央位置には、貯蔵容器の内部温度と外部温度との
温度差による内部空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層中
央部分および下層中央部分に発生した高湿度域を検出す
る上部湿度センサと下部湿度センサをそれぞれ設けると
ともに、送風路には高湿度域に向けて貯蔵容器内部の空
気を送風路を介し循環送風せしめる送風装置を配設した
ものである。
【0009】
【作用】図1において、貯蔵容器内に張込装置を介し乾
燥穀物を上部空間と下部空間との間に堆積状態のもとに
収容し、次いで送風路内に配設した冷却装置を運転し、
発生した冷気を堆積乾燥穀物層内を循環流通せしめて所
定の貯蔵適正温度例えば20℃以下に冷却して貯蔵せし
める。
【0010】ところで、上述の如き低温貯蔵期間が貯蔵
容器の内部温度(穀温)が外部温度(外気温度)よりも
高くなる冬期に至ると、堆積乾燥穀物層の中心部の暖っ
た空気が上昇し、冷えている穀物上層を通って上部空間
に抜け、そのあとへ貯蔵容器の外壁に近い冷却された空
気が穀物下層を通って移行するという内部対流現象が起
こり、堆積乾燥穀物層の表層中央部分に高水分域が発生
し、また、低温貯蔵が春から夏に至ると外部温度(外気
温度)が内部温度(穀温)より大きく上昇し、外壁に近
い暖った空気と中心部の冷えた空気の間で前と逆の内部
対流が起き、堆積乾燥穀物層の下層中央部分に高水分域
が発生する。
【0011】しかしながら、低温貯蔵中においては、内
部温度センサおよび外部温度センサにより内部温度(穀
温)と外部温度(外気温度)が常時検出されており、し
かもその温度差が予め設定された高水分域発生温度例え
ば10℃以上になると送風装置が自動的に運転を開始
し、貯蔵容器内部の空気を送風路を介し、下向き方向あ
るいは上向き方向の何れか一方向に向け循環流通される
ため、堆積乾燥穀物層の表層中央部分、または下層中央
部分に発生した高水分域の水分は堆積乾燥穀物層に向け
拡散移動され、堆積乾燥穀物全体量の水分を減少させる
ことなく、その水分を均一化ならしめると同時に穀温の
上昇を未然に防止して品質の劣化および食味の低下も生
じさせることなく長期に亘り貯蔵することができる。
【0012】図3においては、貯蔵容器内に張込装置を
介し乾燥穀物を上部空間と下部空間との間に堆積状態の
もとに収容し、次いで送風路内に配設した冷却装置を運
転し、発生した冷気を堆積乾燥穀物層中を循環流通せし
めて所定の貯蔵適正温度に冷却し貯蔵せしめる。
【0013】ところで、上述の如き低温貯蔵期間が、貯
蔵容器の内部温度(穀温)が外部温度(外気温度)より
も高くなる冬期に至ると、堆積乾燥穀層の中心部の暖っ
た空気が上昇し、冷えている穀物上層を通って上部空間
に抜け、そのあとへ貯蔵容器の外壁に近い冷却された空
気が穀物下層を通って移行するという内部対流現象が起
こり、堆積乾燥穀物層の表層中央部分に高湿度域が発生
し、また、低温貯蔵が春から夏に至ると外部温度(外気
温度)が内部温度(穀温)より大きく上昇し、外壁に近
い暖った空気と中心部の冷えた空気の間で前と逆の内部
対流が起き、堆積乾燥穀物層の下層中央部分に高湿度域
が発生する。
【0014】しかしながら、低温貯蔵中においては、上
部空間と下部空間の略中央位置に配設された上部湿度セ
ンサおよび下部湿度センサにより上部位置と下部位置に
おける湿度が常時検出されているので、その何れか一方
の検出湿度が予め設定された高湿度域発生湿度となった
ことが検出されると送風装置が自動的に運転を開始し、
貯蔵容器内部の空気を送風路を介し、下向き方向あるい
は上向き方向の何れか一方向に向け循環流通せしめ、堆
積乾燥穀物層の表層中央部分、または下層中央部分に発
生した高湿度域の水分を堆積乾燥穀物層に向け拡散移動
せしめ、堆積乾燥穀物全体量の水分を減少させることな
く、その水分を均一化ならしめると同時に穀温の上昇を
未然に防止して品質の劣化および食味の低下も生じさせ
ることなく長期に亘り貯蔵することができる。
【0015】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、第1発明の穀物貯蔵方法を実施させるための穀物
貯蔵装置の縦断正面図であって、1は、横断面が円形、
正方形、矩形、多角形、その他任意の断面形状を呈する
竪長の貯蔵容器であって、該貯蔵容器1の中央上部には
乾燥穀物を貯蔵容器1内に搬入するための張込装置2が
配設されている。そして、張込装置2は貯蔵容器1の一
側に立設した昇降機3の上部側へ搬送樋4を介して接続
されている。前記貯蔵容器1内部の上方位置には、上部
空間5が、また下方位置には多孔状の床板6を敷設して
下部空間7を設けるとともに、上部空間5と下部空間7
とは送風路8を介して接続されている。9は、送風路8
内に設置した冷却装置であり、10は、貯蔵容器1の内
部の空気を下向き方向あるいは上向き方向の何れか一方
向に向け送風路8を介し循環流通せしめるために送風路
8内に配設した送風装置である。11は、貯蔵容器1の
内部温度(穀温)を検出するための内部温度センサであ
り、12は、外部温度(外気温度)を検出するための外
部温度センサであって、内部温度センサ11と外部温度
センサ12はともに貯蔵容器1の一側に配設されてい
る。Aは、内部温度(穀温)と外部温度(外気温度)と
の温度変化により貯蔵容器1の内部の空気の対流現象で
堆積乾燥穀物層の表層中央部分に発生した高水分域であ
り、Bは、貯蔵容器1内部の空気の対流現象で堆積乾燥
穀物層の下層中央部分に発生した高水分域である。な
お、図示されていないが下部空間7位置には適宜の排出
装置が設けられている。
【0016】図2に示されたものは、第1発明の方法を
実施させるためのブロック回路図であって、11は、内
部温度センサ、12は、外部温度センサ、13は、温度
差検出回路、14は、高水分域発生判定回路、15は、
温度設定回路、16は、送風装置制御回路、10は、送
風装置であって、内部温度センサ11および外部温度セ
ンサ12で貯蔵容器1の内部温度と外部温度を検出し、
その検出信号を温度差検出回路13に送り、その温度差
が予め設定された温度差(例えば10℃)以上となった
ときに、高水分域判定回路14で高水分域AもしくはB
が表層中央部分か、または下層中央部分に発生したと判
定し、送風装置制御回路16により送風装置10を作動
せしめ、貯蔵容器1内部の空気を送風路8を介し下向き
方向、あるいは上向き方向の何れか一方向に向け循環流
通せしめて高水分域AもしくはBの水分を拡散移動せし
める。
【0017】図3に示されたものは、第3発明の穀物貯
蔵方法を実施させるための穀物貯蔵装置の縦断正面図で
あって、該実施例のものにおいては内部温度センサ11
および外部温度センサ12を取り除き、その代わりに上
部空間5の略中央位置に、内部温度(穀温)と外部温度
(外気温度)との温度変化により貯蔵容器1の内部の空
気の対流現象で堆積乾燥穀物層の表層中央部分に発生し
た高湿度域A′を検出するための上部湿度センサ17
を、また下部空間7の略中央位置には内部の空気の対流
現象で堆積乾燥穀物層の下層中央部分に発生した高湿度
域B′を検出するための下部湿度センサ18を設けた以
外の構成は図1に示された構成と同一である。
【0018】図4に示されたものは、第3発明の方法を
実施させるためのブロック回路であって、17は、上部
湿度センサ、18は下部湿度センサ、19は、湿度検出
回路、20は、高湿度域発生判定回路、21は、湿度設
定回路、22は、送風装置制御回路、10は、送風装置
であって、上部湿度センサ17および下部湿度センサ1
8で、上部空間5の略中央位置における湿度と下部空間
7の略中央位置における湿度を検出し、その検出信号を
湿度検出回路19に送り、その検出湿度値の何れか一方
が予め設定された湿度値(例えば25%)となったとき
に、高湿度判定回路20で高湿度域A′もしくはB′が
表層中央部分か、または下層中央部分に発生したと判定
し、送風装置制御回路22により送風装置10を作動せ
しめ、貯蔵装置1内部の空気を送風路8を介し下向き方
向あるいは上向き方向の何れか一方向に向け循環流通せ
しめて高湿度域A′もしくはB′の水分を拡散移動せし
める。
【0019】なお、送風装置10は、送風方向が相反す
る方向に変向調節することができる一台の正逆回転方式
のものについて説明したが、該送風装置10は送風路8
の上部開口側に上部送風機を、また、下部開口側に下部
送風機をそれぞれ設けて循環流通せしめてもよい許り
か、表層中央部分に高水分域Aあるいは高湿度域A′が
発生したときには下向きに循環送風し、また、下層中央
部分に高水分域Bあるいは高湿度域B′が発生したとき
は上向きに循環送風して拡散移動をより確実に行わせて
もよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような方法およ
び装置を有するので、以下に記載されたような効果を奏
する。乾燥穀物を貯蔵容器を利用して低温貯蔵せしめた
際に、貯蔵容器の内部温度(穀温)と外部温度(外気温
度)の温度差により貯蔵容器内部において空気の対流現
象が起こり、その現象によって堆積乾燥穀物層の表層中
央部分あるいは下層中央部分に高水分域あるいは高湿度
域が発生しても、該高水分域や高湿度域を温度センサあ
るいは湿度センサの検出で速やかに検知し、その水分を
ローテーションを行うことなく貯蔵容器内部の空気を送
風路を介して下向き方向あるいは上向き方向の何れか一
方に向け循環流通する送風作用で乾燥穀物の全体水分量
を減少させることなく堆積乾燥穀物層へ向け拡散移動せ
しめ水分の片寄りを防止し、水分の均一化を図ることが
できるとともに、穀温の上昇を未然に防止して品質の劣
化による食味の低下をなくし、常に良好な状態のもとで
長期に亘り低温貯蔵せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の穀物貯蔵方法を実施させるための穀
物貯蔵装置の縦断正面図である。
【図2】第1発明の穀物貯蔵方法を実施させるためのブ
ロック回路図である。
【図3】第3発明の穀物貯蔵方法を実施させるための穀
物貯蔵装置の縦断正面図である。
【図4】第3発明の穀物貯蔵方法を実施させるためのブ
ロック回路図である。
【図5】冬期における貯蔵容器内の空気の対流模式図で
ある。
【図6】春期から夏期における貯蔵容器内の空気の対流
模式図である。
【符号の説明】
1 貯蔵容器 5 上部空間 7 下部空間 8 送風路 10 送風装置 11 内部温度センサ 12 外部温度センサ 13 温度差検出回路 14 高水分域発生回路 15 温度設定回路 16 送風装置制御回路 17 上部湿度センサ 18 下部湿度センサ 19 湿度検出回路 20 高湿度域発生判定回路 21 湿度設定回路 22 送風装置制御回路 A 表層の高水分域 A′表層の高湿度域 B 下層の高水分域 B′下層の高湿度域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A23B 9/20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵容器内に収容した堆積乾燥穀物を低
    温貯蔵する際に、前記貯蔵容器の内部温度と外部温度と
    の温度差による内部空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層
    中央部分あるいは下層中央部分に高水分域が発生した
    ら、貯蔵容器内部の空気を下向き方向あるいは上向き方
    向の何れか一方に向け循環流通せしめて高水分域の水分
    を堆積乾燥穀物層に向け拡散移動せしめたことを特徴と
    する穀物貯蔵方法。
  2. 【請求項2】 内部温度センサと外部温度センサを備
    え、かつ低温貯蔵用の堆積乾燥穀物を収容した貯蔵容器
    に、上部空間と下部空間とを接続する送風路を設け、前
    記送風路には、貯蔵容器の内部温度と外部温度との温度
    差による内部空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層中央部
    分あるいは下層中央部分に発生した高水分域に向けて貯
    蔵容器内の空気を送風路を介し循環送風せしめる送風装
    置を配設したことを特徴とする穀物貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 貯蔵容器内に収容した堆積乾燥穀物を低
    温貯蔵する際に、前記貯蔵容器の内部温度と外部温度と
    の温度差による内部空気の対流で堆積乾燥穀物層の表層
    中央部分あるいは下層中央部分に高湿度域が検出された
    ら、貯蔵容器内部の空気を下向き方向あるいは上向き方
    向の何れか一方に向け循環流通せしめて高湿度域の水分
    を堆積乾燥穀物層に向け拡散移動せしめたことを特徴と
    する穀物貯蔵方法。
  4. 【請求項4】 低温貯蔵用の堆積乾燥穀物を収容した貯
    蔵容器に、上部空間と下部空間とを接続する送風路を設
    け、前記上部空間および下部空間の略中央位置には、貯
    蔵容器の内部温度と外部温度との温度差による内部空気
    の対流で堆積乾燥穀物層の表層中央部分および下層中央
    部分に発生した高湿度域を検出する上部湿度センサと下
    部湿度センサをそれぞれ設けるとともに、送風路には高
    湿度域に向けて貯蔵容器内部の空気を送風路を介し循環
    送風せしめる送風装置を配設したことを特徴とする穀物
    貯蔵装置。
JP6092393A 1993-02-25 1993-02-25 穀物貯蔵方法およびその装置 Pending JPH06249577A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100932291B1 (ko) * 2009-07-21 2009-12-16 주식회사 광진 다목적 저온 저장고
KR101524301B1 (ko) * 2013-11-27 2015-05-29 현대제철 주식회사 슬라브 가열장치 및 슬라브 가열방법
CN110294226A (zh) * 2019-08-07 2019-10-01 河南工业大学 一种适用于集装袋潮粮通风抑菌的装置及其方法

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