JPH06248877A - シールド掘進機 - Google Patents
シールド掘進機Info
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- JPH06248877A JPH06248877A JP3380793A JP3380793A JPH06248877A JP H06248877 A JPH06248877 A JP H06248877A JP 3380793 A JP3380793 A JP 3380793A JP 3380793 A JP3380793 A JP 3380793A JP H06248877 A JPH06248877 A JP H06248877A
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- Japan
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- gear
- rotary
- cutter head
- ring gear
- shield
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でありながら、断面が矩形状のト
ンネルを掘削することができるシールド掘進機を提供す
る。 【構成】 シールド本体１内でかつ偏心した位置で水平
方向の貫通穴４が形成された筒状回転体５の上記貫通穴
４内に、回転軸体８を回転自在に保持させ、この回転軸
体８の前端部にカッタヘッド９を取り付けるとともに、
その後端部にシールド本体１側に回転自在に設けられた
回転歯車17に噛合するリングギヤ18を取り付け、上記回
転歯車17とリングギヤ18との歯数を２対３に設定すると
ともに、歯車連動機構21を介して、筒状回転体５と回転
歯車17とを同一速度でもってかつ回転軸体８に対しては
３倍の速度で回転させるようになし、さらにカッタヘッ
ド９の正面視形状を、ルーロの三角形と同一形状に形成
したものである。
ンネルを掘削することができるシールド掘進機を提供す
る。 【構成】 シールド本体１内でかつ偏心した位置で水平
方向の貫通穴４が形成された筒状回転体５の上記貫通穴
４内に、回転軸体８を回転自在に保持させ、この回転軸
体８の前端部にカッタヘッド９を取り付けるとともに、
その後端部にシールド本体１側に回転自在に設けられた
回転歯車17に噛合するリングギヤ18を取り付け、上記回
転歯車17とリングギヤ18との歯数を２対３に設定すると
ともに、歯車連動機構21を介して、筒状回転体５と回転
歯車17とを同一速度でもってかつ回転軸体８に対しては
３倍の速度で回転させるようになし、さらにカッタヘッ
ド９の正面視形状を、ルーロの三角形と同一形状に形成
したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断面形状が矩形状のト
ンネルを掘削し得るシールド掘進機に関するものであ
る。
ンネルを掘削し得るシールド掘進機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、断面形状が矩形状のトンネルを掘
削し得るものとしては、特開平２−６６２９５号公報お
よび特開平２−３１５５９２号公報に開示されたものが
ある。特開平２−６６２９５号公報に開示されたトンネ
ル掘削装置は、シールド掘進機本体の前部に、左右一対
のドラムカッタと、これら両ドラムカッタの中央空間部
の上下に配置された一対のリングカッタとを有するもの
であり、矩形状のトンネル断面全体に亘って掘削用のド
ラムを配置して回転させるようにしたものである。
削し得るものとしては、特開平２−６６２９５号公報お
よび特開平２−３１５５９２号公報に開示されたものが
ある。特開平２−６６２９５号公報に開示されたトンネ
ル掘削装置は、シールド掘進機本体の前部に、左右一対
のドラムカッタと、これら両ドラムカッタの中央空間部
の上下に配置された一対のリングカッタとを有するもの
であり、矩形状のトンネル断面全体に亘って掘削用のド
ラムを配置して回転させるようにしたものである。
【０００３】また、特開平２−３１５５９２号公報に開
示されたシールド機は、センターカッタの他に所定の軌
跡に沿って移動手段により移動されるサイドカッタを有
するものである。
示されたシールド機は、センターカッタの他に所定の軌
跡に沿って移動手段により移動されるサイドカッタを有
するものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトンネル掘
削装置の構成によると、シールド掘進機本体の前部に、
トンネルの矩形状断面全体にほぼ対応するように、少な
くともリングカッタの両側に、大きいドラムカッタを配
置しなければならず、装置として非常に高価なものにな
るという問題を有しており、また上記従来のシールド機
の構成によると、サイドカッタを所定の軌跡に沿って移
動させる移動手段を必要とするとともに、サイドカッタ
自身の回転駆動機構も必要となり、機械全体として、駆
動機構が非常に複雑になるという問題を有していた。
削装置の構成によると、シールド掘進機本体の前部に、
トンネルの矩形状断面全体にほぼ対応するように、少な
くともリングカッタの両側に、大きいドラムカッタを配
置しなければならず、装置として非常に高価なものにな
るという問題を有しており、また上記従来のシールド機
の構成によると、サイドカッタを所定の軌跡に沿って移
動させる移動手段を必要とするとともに、サイドカッタ
自身の回転駆動機構も必要となり、機械全体として、駆
動機構が非常に複雑になるという問題を有していた。
【０００５】そこで、本発明は上記問題を解消し得るシ
ールド掘進機を提供することを目的とする。
ールド掘進機を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のシールド掘進機は、シールド本体の前部
に、偏心した位置で水平方向の貫通穴が形成された筒状
回転体を回転自在に設けるとともに、シールド本体側
に、筒状回転体側に設けられた第１リングギヤを介して
筒状回転体を所定方向に回転させる回転駆動装置を設
け、上記筒状回転体の後方位置のシールド本体側に回転
歯車を設け、上記筒状回転体の貫通穴内に回転軸体を回
転自在に保持させ、この回転軸体の前端部にカッタヘッ
ドを取り付けるとともに、後端部に上記回転歯車の歯部
に噛合する内歯が形成された第２リングギヤを取り付
け、上記回転歯車とリングギヤとの歯数を２対３にする
とともに、上記筒状回転体側に設けられた第１リングギ
ヤと、回転歯車との間に歯車連動機構を介在させて、筒
状回転体と回転軸体とを互いに逆方向にかつ筒状回転体
を回転軸体に対して３倍の速度でもって回転させるよう
になし、さらに上記カッタヘッドの正面視形状を、ルー
ロの三角形と同一形状に形成したものである。
め、本発明のシールド掘進機は、シールド本体の前部
に、偏心した位置で水平方向の貫通穴が形成された筒状
回転体を回転自在に設けるとともに、シールド本体側
に、筒状回転体側に設けられた第１リングギヤを介して
筒状回転体を所定方向に回転させる回転駆動装置を設
け、上記筒状回転体の後方位置のシールド本体側に回転
歯車を設け、上記筒状回転体の貫通穴内に回転軸体を回
転自在に保持させ、この回転軸体の前端部にカッタヘッ
ドを取り付けるとともに、後端部に上記回転歯車の歯部
に噛合する内歯が形成された第２リングギヤを取り付
け、上記回転歯車とリングギヤとの歯数を２対３にする
とともに、上記筒状回転体側に設けられた第１リングギ
ヤと、回転歯車との間に歯車連動機構を介在させて、筒
状回転体と回転軸体とを互いに逆方向にかつ筒状回転体
を回転軸体に対して３倍の速度でもって回転させるよう
になし、さらに上記カッタヘッドの正面視形状を、ルー
ロの三角形と同一形状に形成したものである。
【０００７】
【作用】上記の構成によると、筒状回転体を所定方向に
所定回転数でもって回転させると、回転軸体が公転しな
がらその端部に取り付けられた第２リングギヤおよび歯
車連動機構を介して、回転軸体に取り付けられるととも
にその外周形状がルーロの三角形に形成されたカッタヘ
ッドが、筒状回転体に対して逆方向にかつ１／３の速度
でもって回転して、断面が矩形状のトンネルが掘削され
ることになる。
所定回転数でもって回転させると、回転軸体が公転しな
がらその端部に取り付けられた第２リングギヤおよび歯
車連動機構を介して、回転軸体に取り付けられるととも
にその外周形状がルーロの三角形に形成されたカッタヘ
ッドが、筒状回転体に対して逆方向にかつ１／３の速度
でもって回転して、断面が矩形状のトンネルが掘削され
ることになる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図５に基づ
き説明する。図１において、１はシールド掘進機のシー
ルド本体で、その内部の中心前方位置には、円筒支持体
２が前部隔壁３を介して取り付けられるとともに、この
円筒支持体２の中央空間部内には、円筒支持体２の中心
軸ａに対して所定の偏心量ｅでもって偏心された水平か
つ前後方向の貫通穴４が形成された筒状回転体５が軸受
６を介して回転自在に挿入されている。
き説明する。図１において、１はシールド掘進機のシー
ルド本体で、その内部の中心前方位置には、円筒支持体
２が前部隔壁３を介して取り付けられるとともに、この
円筒支持体２の中央空間部内には、円筒支持体２の中心
軸ａに対して所定の偏心量ｅでもって偏心された水平か
つ前後方向の貫通穴４が形成された筒状回転体５が軸受
６を介して回転自在に挿入されている。
【０００９】この筒状回転体５の貫通穴４内には、さら
に軸受７を介して回転軸体８が回転自在に配置されてお
り、またこの回転軸体８の前端部にはカッタヘッド９が
取り付けられている。
に軸受７を介して回転軸体８が回転自在に配置されてお
り、またこの回転軸体８の前端部にはカッタヘッド９が
取り付けられている。
【００１０】このカッタヘッド９は、正面視形状がルー
ロの三角形となるような形状にされている。すなわち、
図２に示すように、正三角形の任意の頂点を中心とし
て、その一辺を半径Ｒとして他の２つの頂点を通過する
３個の劣弧Ｓにより構成された形状とされている。
ロの三角形となるような形状にされている。すなわち、
図２に示すように、正三角形の任意の頂点を中心とし
て、その一辺を半径Ｒとして他の２つの頂点を通過する
３個の劣弧Ｓにより構成された形状とされている。
【００１１】上記筒状回転体５の後端部には、外歯１１
ａを有するリング状ギヤ（第１リングギヤ）１１が形成
されるとともに、シールド本体１側には、このリング状
ギヤ１１の外歯１１ａに噛合する駆動用ピニオン１２が
その出力軸に取り付けられた回転駆動装置（例えば電動
機などが使用されている）１３が配置されている。
ａを有するリング状ギヤ（第１リングギヤ）１１が形成
されるとともに、シールド本体１側には、このリング状
ギヤ１１の外歯１１ａに噛合する駆動用ピニオン１２が
その出力軸に取り付けられた回転駆動装置（例えば電動
機などが使用されている）１３が配置されている。
【００１２】また、シールド本体１の筒状回転体５の後
方位置の後部壁体１５には、軸受１６を挿通支持された
回転軸部１７ｂを介して回転歯車１７が保持されてお
り、さらに上記回転軸体８の後端面には、この回転歯車
１７の外歯１７ａに噛合する内歯１８ａを有するリング
ギヤ（第２リングギヤ）１８が取り付けられており、ま
た上記固定歯車１７の外歯１７ａと、リングギヤ１８の
内歯１８ａとの歯数の比は２対３に設定されている。
方位置の後部壁体１５には、軸受１６を挿通支持された
回転軸部１７ｂを介して回転歯車１７が保持されてお
り、さらに上記回転軸体８の後端面には、この回転歯車
１７の外歯１７ａに噛合する内歯１８ａを有するリング
ギヤ（第２リングギヤ）１８が取り付けられており、ま
た上記固定歯車１７の外歯１７ａと、リングギヤ１８の
内歯１８ａとの歯数の比は２対３に設定されている。
【００１３】そして、上記筒状回転体５と上記回転歯車
１７とは、歯車連動機構２１を介して、互いに逆方向に
回転するように連動連結されている。すなわち、この歯
車連動機構２１は、図３に示すように、後部壁体１５に
軸受２２を介して回転自在に挿通支持された第１支持軸
体２３と、この第１支持軸体２３の一端部に取り付けら
れるとともに上記リング状ギヤ１１の外歯１１ａに噛合
する第１連動用歯車２４と、上記第１支持軸体２３の他
端部に取り付けられた第２連動用歯車２５と、後部壁体
１５に突設された支持軸体２６に軸受２７を介して回転
自在に支持されるとともに上記第２連動用歯車２５に噛
合された第３連動用歯車２８と、上記回転歯車１７の支
持軸部１７ｂの他端部に取り付けられるとともに上記第
３連動用歯車２８に噛合された第４連動用歯車２９とか
ら構成されている。
１７とは、歯車連動機構２１を介して、互いに逆方向に
回転するように連動連結されている。すなわち、この歯
車連動機構２１は、図３に示すように、後部壁体１５に
軸受２２を介して回転自在に挿通支持された第１支持軸
体２３と、この第１支持軸体２３の一端部に取り付けら
れるとともに上記リング状ギヤ１１の外歯１１ａに噛合
する第１連動用歯車２４と、上記第１支持軸体２３の他
端部に取り付けられた第２連動用歯車２５と、後部壁体
１５に突設された支持軸体２６に軸受２７を介して回転
自在に支持されるとともに上記第２連動用歯車２５に噛
合された第３連動用歯車２８と、上記回転歯車１７の支
持軸部１７ｂの他端部に取り付けられるとともに上記第
３連動用歯車２８に噛合された第４連動用歯車２９とか
ら構成されている。
【００１４】そして、さらに上記歯車連動機構２１にお
ける各連動用歯車の歯数は、筒状回転体５の回転速度
と、回転歯車１７の回転速度とが、同一となるように設
定されている。
ける各連動用歯車の歯数は、筒状回転体５の回転速度
と、回転歯車１７の回転速度とが、同一となるように設
定されている。
【００１５】なお、カッタヘッド９の所定の外周頂点部
にはコピーカッタ装置３１が配置されており、コピーカ
ッタが例えば油圧シリンダーにより、カッタヘッド９の
外周面から出退自在にされており、またこの油圧シリン
ダーへの油の供給は、カッタヘッド９の面板内および回
転軸体８内並びに回転歯車１７の中心部を挿通された油
圧配管３２により供給されるようにしている。
にはコピーカッタ装置３１が配置されており、コピーカ
ッタが例えば油圧シリンダーにより、カッタヘッド９の
外周面から出退自在にされており、またこの油圧シリン
ダーへの油の供給は、カッタヘッド９の面板内および回
転軸体８内並びに回転歯車１７の中心部を挿通された油
圧配管３２により供給されるようにしている。
【００１６】また、上記シールド本体１内には、カッタ
ヘッド９により掘削された土砂を外部に排出するため
の、スクリュウ式排土装置３３が配置されている。上記
構成において、回転駆動装置１３により、筒状回転体５
が所定速度でもって回転されると、この筒状回転体５に
かつ偏心した位置で保持されている回転軸体８が、その
偏心量ｅを半径として公転するとともに、歯車連動機構
２１を介して回転歯車１７が筒状回転体５と逆方向でか
つ同一速度でもって回転されることになる。
ヘッド９により掘削された土砂を外部に排出するため
の、スクリュウ式排土装置３３が配置されている。上記
構成において、回転駆動装置１３により、筒状回転体５
が所定速度でもって回転されると、この筒状回転体５に
かつ偏心した位置で保持されている回転軸体８が、その
偏心量ｅを半径として公転するとともに、歯車連動機構
２１を介して回転歯車１７が筒状回転体５と逆方向でか
つ同一速度でもって回転されることになる。
【００１７】ところで、上記リングギヤ１８の内歯１８
ａは回転歯車１７の外歯１７ａに噛合されているため、
筒状回転体５が１回転すると、回転軸体８が１／３回転
自転する。したがって、カッタヘッド９が３回公転する
間に、カッタヘッド９自身は１回自転することになる。
ａは回転歯車１７の外歯１７ａに噛合されているため、
筒状回転体５が１回転すると、回転軸体８が１／３回転
自転する。したがって、カッタヘッド９が３回公転する
間に、カッタヘッド９自身は１回自転することになる。
【００１８】この時、回転軸体８の前端部に取り付けら
れているカッタヘッド９の外周の軌跡は、図２に示すよ
うに、矩形状でかつその四隅が円弧状となり、したがっ
て断面形状が正方形のトンネルが掘削されることにな
る。
れているカッタヘッド９の外周の軌跡は、図２に示すよ
うに、矩形状でかつその四隅が円弧状となり、したがっ
て断面形状が正方形のトンネルが掘削されることにな
る。
【００１９】例えば、掘削されるトンネルの具体的な形
状について説明すると、図２に示すように、カッタヘッ
ド９におけるルーロの三角形の中心から頂点までの距離
をｒとすると、頂点同士を結ぶ一辺の長さＲは下記の
式で表される。
状について説明すると、図２に示すように、カッタヘッ
ド９におけるルーロの三角形の中心から頂点までの距離
をｒとすると、頂点同士を結ぶ一辺の長さＲは下記の
式で表される。
【００２０】 Ｒ＝３ｒ2 ／［８（ｒ／２−２×ｅ）］＋ｒ／４−ｅ・・・ したがって、図４に示すように、掘削される正方形の一
辺をＬとすると、下記式のような関係がある。
辺をＬとすると、下記式のような関係がある。
【００２１】 Ｌ／２＝ｒ−ｅ ・・・・ なお、必要に応じて、カッタヘッド９の外周部に配置さ
れたコピーカッタ装置３１を使用することにより、トン
ネルの掘削断面形状を、所望の形状に修正することがで
きる。
れたコピーカッタ装置３１を使用することにより、トン
ネルの掘削断面形状を、所望の形状に修正することがで
きる。
【００２２】ここで、図５を参照して、筒状回転体５、
リングギヤ１８および回転歯車１７の回転数の関係を求
めてみると下記式のようになる。 Ｎb ＝（１−ａ／ｂ）×Ｎc ＋（ａ／ｂ）×Ｎa ・・・・ 但し、Ｎa ：リングギヤの回転数 Ｎb ：回転歯車の回転数 Ｎc ：筒状回転体の回転数 ａ ：リングギヤの内歯の歯数 ｂ ：回転歯車の外歯の歯数 なお、式中において、＋は右回りを示し、−は左回り
を示す。
リングギヤ１８および回転歯車１７の回転数の関係を求
めてみると下記式のようになる。 Ｎb ＝（１−ａ／ｂ）×Ｎc ＋（ａ／ｂ）×Ｎa ・・・・ 但し、Ｎa ：リングギヤの回転数 Ｎb ：回転歯車の回転数 Ｎc ：筒状回転体の回転数 ａ ：リングギヤの内歯の歯数 ｂ ：回転歯車の外歯の歯数 なお、式中において、＋は右回りを示し、−は左回り
を示す。
【００２３】上記式に具体的な数値として、 ａ＝３０枚，ｂ＝２０枚，Ｎc ＝−３，Ｎa ＝１を代入
する。 Ｎb ＝（１−３０／２０）×（−３）＋（３０／２０）×Ｎa ・・・・ 上記式より、Ｎb を求めると、Ｎb ＝３となる。
する。 Ｎb ＝（１−３０／２０）×（−３）＋（３０／２０）×Ｎa ・・・・ 上記式より、Ｎb を求めると、Ｎb ＝３となる。
【００２４】したがって、図２に示すように、筒状回転
体５を左方向（矢印ｂにて示す）に３回転させるととも
に、回転歯車１７を右方向に３回転させると、カッタヘ
ッド９は右方向（矢印ｃにて示す）に１回転し、カッタ
ヘッド９の外周部は正方形の軌跡を描くことになる。す
なわち、断面形状が正方形のトンネルを掘削することが
できる。
体５を左方向（矢印ｂにて示す）に３回転させるととも
に、回転歯車１７を右方向に３回転させると、カッタヘ
ッド９は右方向（矢印ｃにて示す）に１回転し、カッタ
ヘッド９の外周部は正方形の軌跡を描くことになる。す
なわち、断面形状が正方形のトンネルを掘削することが
できる。
【００２５】ところで、上記実施例においては、回転軸
体すなわちカッタヘッドの自転のための駆動源をカッタ
ヘッドを公転させるための電動機を利用するようにした
が、例えば図３の仮想線にて示すように、回転歯車１７
に直接駆動ピニオン４１が噛合された他の電動機（図示
せず）を配置して、補助駆動源を設けるようにしてもよ
い。
体すなわちカッタヘッドの自転のための駆動源をカッタ
ヘッドを公転させるための電動機を利用するようにした
が、例えば図３の仮想線にて示すように、回転歯車１７
に直接駆動ピニオン４１が噛合された他の電動機（図示
せず）を配置して、補助駆動源を設けるようにしてもよ
い。
【００２６】また、上記実施例においては、カッタヘッ
ド９を１個設けたシールド掘進機について説明したが、
例えば図６に示すように、２個のカッタヘッド９Ａ，９
Ｂを並列に配置すれば、断面が長方形のトンネルを掘削
することができる。勿論、この場合、両カッタヘッド９
Ａ，９Ｂが互いに干渉し合わないように、一方のカッタ
ヘッド９Ａが他方のカッタヘッド９Ｂに対して前後方向
でずらして配置される。
ド９を１個設けたシールド掘進機について説明したが、
例えば図６に示すように、２個のカッタヘッド９Ａ，９
Ｂを並列に配置すれば、断面が長方形のトンネルを掘削
することができる。勿論、この場合、両カッタヘッド９
Ａ，９Ｂが互いに干渉し合わないように、一方のカッタ
ヘッド９Ａが他方のカッタヘッド９Ｂに対して前後方向
でずらして配置される。
【００２７】また、上記実施例においては、カッタヘッ
ドの全周囲をルーロの三角形の形状としたが、例えば各
頂点付近だけをルーロの三角形の形状にするとともに、
各辺の中間部を凹ませた形状（スポーク形状）にしても
よい。すなわち、カッタヘッドの外周面が、少なくとも
ルーロの三角形の形状よりも外側に突出しない形状にし
てもよい。このような形状とすることにより、例えば図
６で示したように、カッタヘッドを２個並列に設ける場
合でも、図７に示すように、両カッタヘッド９Ａ，９Ｂ
を前後方向でずらすことなく配置することができる。
ドの全周囲をルーロの三角形の形状としたが、例えば各
頂点付近だけをルーロの三角形の形状にするとともに、
各辺の中間部を凹ませた形状（スポーク形状）にしても
よい。すなわち、カッタヘッドの外周面が、少なくとも
ルーロの三角形の形状よりも外側に突出しない形状にし
てもよい。このような形状とすることにより、例えば図
６で示したように、カッタヘッドを２個並列に設ける場
合でも、図７に示すように、両カッタヘッド９Ａ，９Ｂ
を前後方向でずらすことなく配置することができる。
【００２８】また、上記実施例においては、カッタヘッ
ドを支持する回転軸体の直径を比較的細い軸体として図
示したが、例えばカッタヘッドが大きく、これを支持す
る回転軸体の直径が太くなる場合には、図８に示すよう
に、筒状回転体５の貫通穴４内に保持される回転軸体８
とカッタヘッド９との間は、複数本のスポーク５１によ
り、連結するようにしてもよい。
ドを支持する回転軸体の直径を比較的細い軸体として図
示したが、例えばカッタヘッドが大きく、これを支持す
る回転軸体の直径が太くなる場合には、図８に示すよう
に、筒状回転体５の貫通穴４内に保持される回転軸体８
とカッタヘッド９との間は、複数本のスポーク５１によ
り、連結するようにしてもよい。
【００２９】さらに、上記実施例においては、シールド
掘進機の構成形式としては、スクリュウ排土方式（土圧
系シールド）を図示したが、例えば泥水式のシールド掘
進機にも適用し得る。
掘進機の構成形式としては、スクリュウ排土方式（土圧
系シールド）を図示したが、例えば泥水式のシールド掘
進機にも適用し得る。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、ル
ーロの正三角形の形状にされたカッタヘッドの回転中心
を、所定の偏心距離でもってかつカッタヘッドと逆方向
に回転させて、断面形状が矩形状のトンネルを掘削する
ようにしので、従来の構成に比べて、非常に簡単な構造
でかつ安価なシールド掘進機を提供することができる。
ーロの正三角形の形状にされたカッタヘッドの回転中心
を、所定の偏心距離でもってかつカッタヘッドと逆方向
に回転させて、断面形状が矩形状のトンネルを掘削する
ようにしので、従来の構成に比べて、非常に簡単な構造
でかつ安価なシールド掘進機を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例におけるシールド掘進機の断
面図である。
面図である。
【図２】同実施例におけるシールド掘進機の概略構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図３】同実施例のシールド掘進機における歯車連動機
構を示す図１のＡ−Ａ矢視図である。
構を示す図１のＡ−Ａ矢視図である。
【図４】同実施例のシールド掘進機におけるカッタヘッ
ドの寸法と偏心量との関係を示す正面図である。
ドの寸法と偏心量との関係を示す正面図である。
【図５】同実施例のシールド掘進機における各回転部分
の回転数を求める際の要部模式図である。
の回転数を求める際の要部模式図である。
【図６】本発明の一実施例におけるシールド掘進機の変
形例を示す正面図である。
形例を示す正面図である。
【図７】本発明の一実施例におけるシールド掘進機の変
形例を示す正面図である。
形例を示す正面図である。
【図８】本発明の他の実施例におけるシールド掘進機の
正面図である。
正面図である。
１ シールド本体 ４ 貫通穴 ５ 筒状回転体 ８ 回転軸体 ９ カッタヘッド １１ リング状ギヤ １３ 回転駆動装置 １７ 回転歯車 １７ａ 外歯 １８ リングギヤ １８ａ 内歯 ２１ 歯車連動機構
Claims (1)
- 【請求項１】シールド本体の前部に、偏心した位置で水
平方向の貫通穴が形成された筒状回転体を回転自在に設
けるとともに、シールド本体側に、筒状回転体側に設け
られた第１リングギヤを介して筒状回転体を所定方向に
回転させる回転駆動装置を設け、上記筒状回転体の後方
位置のシールド本体側に回転歯車を設け、上記筒状回転
体の貫通穴内に回転軸体を回転自在に保持させ、この回
転軸体の前端部にカッタヘッドを取り付けるとともに、
後端部に上記回転歯車の歯部に噛合する内歯が形成され
た第２リングギヤを取り付け、上記回転歯車とリングギ
ヤとの歯数を２対３にするとともに、上記筒状回転体側
に設けられた第１リングギヤと、回転歯車との間に歯車
連動機構を介在させて、筒状回転体と回転軸体とを互い
に逆方向にかつ筒状回転体を回転軸体に対して３倍の速
度でもって回転させるようになし、さらに上記カッタヘ
ッドの正面視形状を、ルーロの三角形と同一形状に形成
したことを特徴とするシールド掘進機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033807A JP2865510B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | シールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033807A JP2865510B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | シールド掘進機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06248877A true JPH06248877A (ja) | 1994-09-06 |
| JP2865510B2 JP2865510B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=12396756
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5033807A Expired - Fee Related JP2865510B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | シールド掘進機 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2865510B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002283115A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Chem Grouting Co Ltd | 機械加工方法及び装置 |
| JP2008121356A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Ohbayashi Corp | 掘進機およびこれを用いた掘進装置 |
| CN107023304A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-08-08 | 中铁工程装备集团有限公司 | 偏心转盘驱动勒洛三角形刀盘切削装置 |
| CN115235167A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-10-25 | 海信（山东）冰箱有限公司 | 冰箱 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04281997A (ja) * | 1991-03-07 | 1992-10-07 | Tokyu Constr Co Ltd | 矩形シールド用カッター |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5033807A patent/JP2865510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN115235167A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-10-25 | 海信（山东）冰箱有限公司 | 冰箱 |
| CN115235167B (zh) * | 2022-03-24 | 2024-02-27 | 海信冰箱有限公司 | 冰箱 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2865510B2 (ja) | 1999-03-08 |
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