JPH06248723A - 鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリート化工法 - Google Patents

鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリート化工法

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Publication number
JPH06248723A
JPH06248723A JP6334993A JP6334993A JPH06248723A JP H06248723 A JPH06248723 A JP H06248723A JP 6334993 A JP6334993 A JP 6334993A JP 6334993 A JP6334993 A JP 6334993A JP H06248723 A JPH06248723 A JP H06248723A
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JP
Japan
Prior art keywords
precast concrete
concrete
wall
steel frame
reinforced concrete
Prior art date
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Pending
Application number
JP6334993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Miyamoto
秀樹 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋コンクリート鉄骨造建築物の構造耐力を
確保した上で、工業化工法による技術のレベルアップと
現場作業の減少を実現することによって、工費の低減、
工期の短縮が達せられる鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁と
の組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリート
化工法を提供する。 【構成】 鉄筋コンクリート壁の下部をフルプレキャス
トコンクリート1a、上部を、上端面にコッター3を形
成したハーフプレキャストコンクリート1bとした一体
のプレキャストコンクリート壁体1で構成し、上記プレ
キャストコンクリート壁体1上部のハーフプレキャスト
コンクリート1b部を鉄骨梁8に倒れ止め筋で支持した
後、上記ハーフプレキャストコンクリート1bの鉄骨梁
接合部2と鉄骨梁8との間、および鉄骨梁8の上面に梁
コンクリートとスラブコンクリート10を打設して構築
する、鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築にお
ける壁体のプレキャストコンクリート化工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁体を耐震壁とすると
共に、壁工法をプレキャストコンクリートによる乾式化
して工事の効率化を図る、鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁
との組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリー
ト化工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の工業化工法の一つとして
鉄筋先組み鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁を用いた鉄筋コ
ンクリート鉄骨造(RCSS造)が採用されているが、
この工法では地震力に対抗する構造耐力を確保するため
に、施工面倒で技術を要し、工期も長引く鉄筋コンクリ
ートの耐震壁を外壁等に配置することが多く、このため
従来この工法の一つのネックとなっていた。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は上記工法の
問題を解決することを課題としてなされたものであっ
て、鉄筋コンクリート鉄骨造建築物の構造耐力を確保し
た上で、工業化工法による技術のレベルアップと現場作
業の減少を実現することによって、工費の低減、工期の
短縮が達せられる鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合
せ建築における壁体のプレキャストコンクリート化工法
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁とを組合せた建
築において、上記鉄筋コンクリート壁の下部をフルプレ
キャストコンクリート、上部を、上端面にコッターを形
成したハーフプレキャストコンクリートとした一体のプ
レキャストコンクリート壁体で構成し、上記プレキャス
トコンクリート壁体上部のハーフプレキャストコンクリ
ート部を鉄骨梁に倒れ止め筋で支持した後、上記ハーフ
プレキャストコンクリートの鉄骨梁接合部と鉄骨梁との
間、および鉄骨梁の上面に梁コンクリートとスラブコン
クリートを打設して構築する鉄筋コンクリート壁と鉄骨
梁との組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリ
ート化工法を特徴としている。
【0005】
【作用】上記のごとく、耐震壁となる鉄筋コンクリート
壁を工場製作による一体のプレキャストコンクリート壁
体で構成するため、鉄筋コンクリート鉄骨造建築物の構
造耐力が確保できる上、品質が一定し、精度が高い壁体
が得られると共に、現場作業の減少によって工費の低
減、工期の短縮が達せられる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の一実施例に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明に係る鉄筋コンクリート外壁
と鉄骨梁とを組合せた建築の要部縦断面図である。図に
おいて、1は外壁として予め工場製作された鉄筋コンク
リート製のプレキャストコンクリート(以下PCとい
う)壁体で、図示例のPC壁体1は各階層単位の高さで
製作され、下部はフルPC1a、上部は室内側に段落ち
を設け、下部のフルPCの厚さをほぼ半分にしたハーフ
PC1bで一体に構成され、上記ハーフPC1bの段落
ちされた室内側は鉄骨梁接合部2となり、ハーフPC1
bの上端面には上階のPC壁体1の下端を接合するコッ
ター3が形成されている。4はPC壁体1の縦筋、5は
同壁体1の横筋で、PC壁体1中心部の縦筋4の上端は
ハーフPC1bの鉄骨梁接合部2の空所に、下端は下層
のハーフPC壁体1b′の鉄骨梁接合部2′の空所に夫
々継手として延出されている。上記PC壁体1は、上部
のハーフPC1b部を倒れ止め筋6によって、コンクリ
ート打設面にスタッドボルト7を植設したH形鋼の鉄骨
梁8(本実施例では壁梁)に支持され、ハーフPC1b
の鉄骨梁接合部2と鉄骨梁8との間、および鉄骨梁8上
面のデッキプレート9上に梁コンクリートとスラブコン
クリート10を一体に打設し、これを順次上階に施工し
て鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築を構築し
ていく。
【0007】上記実施例は、鉄筋コンクリート外壁と鉄
骨壁梁とを組合せた外皮型耐震壁の乾式化工法である
が、本発明は内壁を鉄筋コンクリート壁としたコア型耐
震壁構造、外壁内壁に鉄筋コンクリート壁を配置した分
散型耐震壁構造は勿論、さらに、連窓タイプの腰壁、あ
るいはパラペットにも本発明の乾式化壁工法を有効に応
用することができるものである。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、鉄筋コン
クリート壁と鉄骨梁とを組合せた建築において、上記鉄
筋コンクリート壁の下部をフルプレキャストコンクリー
ト、上部を、上端面にコッターを形成したハーフプレキ
ャストコンクリートとした一体のプレキャストコンクリ
ート壁体で構成し、上記プレキャストコンクリート壁体
上部のハーフプレキャストコンクリート部を鉄骨梁に倒
れ止め筋で支持した後、上記ハーフプレキャストコンク
リートの鉄骨梁接合部と鉄骨梁との間、および鉄骨梁の
上面に梁コンクリートとスラブコンクリートを打設して
構築する鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築に
おける壁体のプレキャストコンクリート化工法で、耐震
壁となる鉄筋コンクリート壁を工場製作の一体のプレキ
ャストコンクリート壁体で構成するため、鉄筋コンクリ
ート鉄骨造建築物の構造耐力が確保できる上、品質が一
定し、精度が高い壁体が得られると共に、現場作業の減
少によって工費の低減、工期の短縮が達せられる等の効
果を奏するものである。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄筋コンクリート外壁と鉄骨梁と
を組合せた建築の要部縦断面図である。
【図2】プレキャストコンクリート壁体上端面のコッタ
ー部の拡大縦断面図である。
【0010】
【符号の説明】
1 プレキャストコンクリート壁体 1a フルプレキャストコンクリート 1b ハーフプレキャストコンクリート 2 鉄骨梁接合部 3 コッター 4 縦筋 5 横筋 6 倒れ止め筋 7 スタッドボルト 8 鉄骨梁 9 デッキブレート 10 梁スラブコンクリート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁とを組合せ
    た建築において、上記鉄筋コンクリート壁の下部をフル
    プレキャストコンクリート、上部を、上端面にコッター
    を形成したハーフプレキャストコンクリートとした一体
    のプレキャストコンクリート壁体で構成し、上記プレキ
    ャストコンクリート壁体上部のハーフプレキャストコン
    クリート部を鉄骨梁に倒れ止め筋で支持した後、上記ハ
    ーフプレキャストコンクリートの鉄骨梁接合部と鉄骨梁
    との間、および鉄骨梁の上面に梁コンクリートとスラブ
    コンクリートを打設して構築することを特徴とする鉄筋
    コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築における壁体の
    プレキャストコンクリート化工法。
JP6334993A 1993-02-26 1993-02-26 鉄筋コンクリート壁と鉄骨梁との組合せ建築における壁体のプレキャストコンクリート化工法 Pending JPH06248723A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101666117A (zh) * 2009-08-19 2010-03-10 贵州大学 一种石膏-混凝土混合结构节能住宅建筑及制作方法
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CN104278775A (zh) * 2013-07-10 2015-01-14 清华大学 一种加劲的波形钢板剪力墙
CN106760532A (zh) * 2016-12-23 2017-05-31 浙江迅实科技有限公司 一种基于3d打印的建筑物施工方法

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