JPH06248217A - ボールペン用インキ組成物 - Google Patents
ボールペン用インキ組成物Info
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- JPH06248217A JPH06248217A JP6295893A JP6295893A JPH06248217A JP H06248217 A JPH06248217 A JP H06248217A JP 6295893 A JP6295893 A JP 6295893A JP 6295893 A JP6295893 A JP 6295893A JP H06248217 A JPH06248217 A JP H06248217A
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- polyoxyethylene
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Abstract
と、グリコール系やセロソルブ系などの溶剤35〜75
重量%と、(ポリ)オキシエチレンアルキルアミン0.
05〜5重量%と、ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ
油0.05〜5重量%と、ポリエーテル化変性ジメチル
ポリシロキサン0.001〜0.5重量%とからなる。 【効果】 長期間保存しても、初筆かすれが少ない。
Description
キ組成物に関する。詳細には、長期保存後での書き初め
の際のかすれ、所謂、初筆かすれの少ないボールペン用
インキ組成物に関する。
色材と、グリコール類や脂肪酸などの溶剤と、樹脂とを
含んでいるものが知られている。溶剤として脂肪酸を用
いたものは筆跡の乾燥性が悪いため、筆跡の汚れや紙面
での裏抜け、にじみ等が発生しやすいという問題があっ
た。そのため溶剤としてはグリコール類などを用いたも
のが多い。ところが、グリコール類などの溶剤は、吸湿
性を有しているため、インキ組成物中の染料や樹脂が析
出して、インキ通路を塞いでしまい、ペン先からのイン
キ吐出量が低下してかすれが発生したり、イオン化した
染料と空気中の酸素とによってボールや、ボールペンチ
ップのソケット内部が腐食してペン先からのインキ吐出
量が低下してかすれが発生したり、はなはだしい場合に
は筆記不能になったりするという問題を発生し易かっ
た。
れている。例えば、脂肪族アミンのエチレンオキサイド
付加物の添加(特公昭39−27676号)や、グリコ
ール溶剤と脂肪酸エステルの併用(特公昭40−337
8号)、ポリエチレングリコール類のオレイルエーテル
又はエステルの添加(特開昭55−54370号)、酸
化防止剤と腐食抑制剤の併用(特公昭58−10436
号)などである。
た種々の提案にもかかわらず、ボールペン用インキ組成
物の品質は十分に満足するものとはなっていない。特
に、長期間保存した後のペン先乾燥による書き出しのか
すれ、所謂、初筆かすれに関しては満足できるものとな
っていない。
剤と、(ポリ)オキシエチレンアルキルアミンと、ポリ
オキシエチレン(硬化)ヒマシ油と、ポリエーテル変性
ジメチルポリシロキサンとを少なくとも含むボールペン
用インキ組成物を要旨とするものである。
ールペン用インキ組成物に使用されている染料や顔料を
使用できる。
トブラック3、同7、同20、同24、同123、C.
I.ソルベントレッド8、同49、C.I.ソルベント
ブルー2、同5、同25、同38、同55、同64、同
70、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベ
ントイエロー21、同34、同47、同61、同82、
C.I.ソルベントオレンジ25、同37、C.I.ソ
ルベントバイオレット8、同9、同21等が挙げられ
る。
同8、C.I.ベーシックバイオレット3、C.I.ベ
ーシックレッド1などの塩基性染料と、C.I.アシッド
イエロー23、同36などから選ばれる酸性染料との造
塩染料なども用いることができる。
フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ
系顔料、チオインジゴ系顔料、ニトロソ系顔料、ニトロ
系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建染染料
系顔料、媒染染料系顔料および天然染料系顔料などの有
機系顔料、黄土、バリウム黄、紺青、カドミウムレッ
ド、硫酸バリウム、酸化チタン、弁柄、鉄黒、カーボン
ブラック等の無機顔料などが挙げられる。
用することができる。その使用量はボールペン用インキ
組成物全量に対して5〜40重量%が好ましい。
グリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコ
ール等のグリコール系溶剤、オレイン酸などの脂肪酸、
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル等のセロソルブ系溶
剤、ベンジルアルコール、α―メチルベンジルアルコー
ル等のアルコール系溶剤などが使用できる。
することができる。その使用量はボールペン用インキ組
成物全量に対して35〜75重量%が好ましい。
ポリオキシエチレン(硬化)ヒマシ油、ポリエーテル変
性ジメチルポリシロキサンは、従来、それぞれ単独で、
ボールの回転を円滑にし書き味を向上する効果を有する
添加剤として知られている。しかしながら、本発明にお
いて、上記3つの物質は、初筆かすれを防止するために
用いる。これは、上記3つの物質を併用することによっ
て、それぞれ単独ではあまり効果が無かった初筆かすれ
防止が飛躍的に大きくなるという知見を得たためであ
る。
は、炭素数12〜18のアルキル基で、ポリオキシエチ
レンの付加モル数が1〜20のものが好ましい。具体例
としてはオキシエチレンドデシルアミン、オキシエチレ
ンペンタデシルアミン、オキシエチレンオクタデシルア
ミン、ポリオキシエチレン(2、オキシエチレンの付加
モル数、以下同じ)ドデシルアミン、ポリオキシエチレ
ン(7)ドデシルアミン、ポリオキシエチレン(2)オ
クタデシルアミン、ポリオキシエチレン(4)オクタデ
シルアミン、ポリオキシエチレン(10)オクタデシル
アミン、ポリオキシエチレン(15)オクタデシルアミ
ン、ポリオキシエチレン(20)オクタデシルアミン等
が挙げられる。
ポリオキシエチレンの付加モル数が3〜60のものが好
ましい。具体例としては、ポリオキシエチレン(3)ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ油、ポリオ
キシエチレン(20)ヒマシ油、ポリオキシエチレン
(30)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)ヒマシ
油、ポリオキシエチレン(50)ヒマシ油、ポリオキシ
エチレン(60)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(1
0)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエ
チレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(6
0)硬化ヒマシ油などが挙げられる。
の具体例としてはSH3746、SH3748、SH3
749、SH3771、SH8400、SH8410、
SH8700(以上、東レ・ダウ コーニング・シリコ
ーン(株)製)、BYK−300、同302、同30
6、同307、同331、同335、同341、同34
4、Byketol Special(以上、独国、B
YK Chemie社製)などが挙げられる。
シエチレン(硬化)ヒマシ油の使用量はボールペン用イ
ンキ組成物全量に対して0.05〜5重量%が好まし
く、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサンの使用量
は0.001〜0.5%が好ましい。
進、裏抜け防止や定着性向上の為にケトン−アルデヒド
樹脂、マレイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリオキシエ
チレン、エポキシ樹脂、ポリアミド等の樹脂や、二硫化
モリブデンなどの潤滑剤、防腐剤、防黴剤、防錆剤、分
散剤などを適宜選択して使用してもよい。
来公知のインキの製造方法を適用することができる。即
ち、着色材として染料を用いた場合には撹拌混合機によ
って各成分を溶解することによってボールペン用インキ
組成物を得ることができ、顔料を用いた場合には分散混
合機によって顔料を他の成分と共に分散させることによ
ってボールペン用インキ組成物を得ることができる。
尚、製造時、染料などの固形物を溶解させるために加熱
することや、顔料などの粗大粒子を除去するためにフィ
ルターを用いることなどは特に好ましい方法である。
(ポリ)オキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエ
チレン(硬化)ヒマシ油及びポリエーテル変性ジメチル
ポリシロキサンの互いの相溶性によって、ポリエーテル
変性ジメチルポリシロキサンのレベリング性が向上し、
インキのボールへの親和力が強くなり、自身の持つ潤滑
性と耐乾燥性が加わり、書き出しからスムーズにインキ
吐出がなされるので初筆かすれが発生しにくいと推察さ
れる。
後、温時圧濾過しボールペン用黒色インキ組成物を得
た。
後、温時圧濾過しボールペン用赤色インキ組成物を得
た。
後、三本ロールで混練し、ボールペン用黒色インキ組成
物を得た。
ボールペン用青色インキ組成物を得た。
ールペン用緑色インキ組成物を得た。
ミンの代わりにエチレングリコールモノフェニルエーテ
ルを用いた以外は実施例1と同様になしてボールペン用
黒色インキ組成物を得た。
シ油の代わりにベンジルアルコールを用いた以外は実施
例2と同様になしてボールペン用赤色インキ組成物を得
た。
リコールモノフェニルエーテルを用いた以外は実施例3
と同様になしてボールペン用黒色インキ組成物を得た。
たインキ組成物について初筆かすれ試験を行なった。結
果を表1に示す。
較例で得た各ボールペンインキ組成物を、市販の油性ボ
ールペン(BK70、ぺんてる(株)製、ペン先はステ
ンレス製チップと超硬合金のボールとよりなっている)
と同様の筆記具に0.3g充填して、試験サンプルとし
た。
50℃、湿度50%の恒温槽に横向きに放置し、1週間
後、JIS P3201 筆記用紙Aに規定された上質
紙に手書き筆記を行ない、かすれ長さを定規で測定した
(単位:mm)。 初筆かすれ試験2:各試験サンプルを温度50℃、湿度
50%の恒温槽に横向きに放置し、3ヶ月後、JIS
P3201 筆記用紙Aに規定された上質紙に手書き筆
記を行ない、かすれ長さを定規で測定した(単位:m
m)。
るボールペン用インキ組成物は、長期間保存しても、初
筆かすれがほとんど発生しないという優れた効果を有し
ている。
Claims (1)
- 【請求項1】 着色材と、溶剤と、(ポリ)オキシエチ
レンアルキルアミンと、ポリオキシエチレン(硬化)ヒ
マシ油と、ポリエーテル変性ジメチルポリシロキサンと
を少なくとも含むボールペン用インキ組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295893A JP3122780B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ボールペン用インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295893A JP3122780B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ボールペン用インキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248217A true JPH06248217A (ja) | 1994-09-06 |
JP3122780B2 JP3122780B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=13215345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6295893A Expired - Lifetime JP3122780B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ボールペン用インキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122780B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0699721A3 (en) * | 1994-09-01 | 1997-01-02 | Toda Kogyo Corp | Mineral particles coated with modified polysiloxane |
JPH10231451A (ja) * | 1997-02-18 | 1998-09-02 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 擬塑性水性ボールペン用インキ |
US7084191B2 (en) * | 2002-12-20 | 2006-08-01 | Avery Dennison Corporation | Ink composition resistant to solvent evaporation |
JP2009155401A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 油性インキ組成物 |
JP2011195833A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-10-06 | Pentel Corp | ボールペン用油性インキ |
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-
1993
- 1993-02-26 JP JP6295893A patent/JP3122780B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US5686012A (en) * | 1994-09-01 | 1997-11-11 | Toda Kogyo Corporation | Modified particles |
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