JPH06247887A - 針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法 - Google Patents
針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法Info
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- JPH06247887A JPH06247887A JP5057899A JP5789993A JPH06247887A JP H06247887 A JPH06247887 A JP H06247887A JP 5057899 A JP5057899 A JP 5057899A JP 5789993 A JP5789993 A JP 5789993A JP H06247887 A JPH06247887 A JP H06247887A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】針状4−イソプロピル−5−メチルフェノール
(4I5MP)の製造方法であって、引火性の溶媒を使
用せず且つ溶媒の残留問題がない工業的有利な製造方法
を提供する。 【構成】溶媒として超臨界または液体状態の二酸化炭素
を使用して粉状粗製4I5MPを晶析処理する。
(4I5MP)の製造方法であって、引火性の溶媒を使
用せず且つ溶媒の残留問題がない工業的有利な製造方法
を提供する。 【構成】溶媒として超臨界または液体状態の二酸化炭素
を使用して粉状粗製4I5MPを晶析処理する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針状イソプロピルメチ
ルフェノールの製造方法に関するものであり、詳しく
は、針状4−イソプロピル−5−メチルフェノール(以
下、「4I5MP」と略記する。)の工業的に有利な製
造方法に関するものである。
ルフェノールの製造方法に関するものであり、詳しく
は、針状4−イソプロピル−5−メチルフェノール(以
下、「4I5MP」と略記する。)の工業的に有利な製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4I5MPは、殺菌性、抗酸化性などの
特性を有し、医薬品、化粧品に広く使用されている。4
I5MPは、2−イソプロピル−5−メチルフェノール
(所謂チモール)の異性体である。そして、両者は、例
えば、メタ−クレゾールと塩化イソプロピルとを原料と
するアルキル化反応によって得られ、蒸留により成分分
離して回収される。
特性を有し、医薬品、化粧品に広く使用されている。4
I5MPは、2−イソプロピル−5−メチルフェノール
(所謂チモール)の異性体である。そして、両者は、例
えば、メタ−クレゾールと塩化イソプロピルとを原料と
するアルキル化反応によって得られ、蒸留により成分分
離して回収される。
【0003】チモールは融点51.5℃であるが、4I
5MPは、融点111〜113°Cの無色または白色の
結晶性固体である。4I5MPの結晶形としては、塊
状、柱状、粒状、針状、綿状などが知られているが、高
純度の4I5MPの結晶形は針状である。そして、取扱
いの容易さや純度の観点から、長さ3〜10mm程度の
針状4I5MPが好まれている。
5MPは、融点111〜113°Cの無色または白色の
結晶性固体である。4I5MPの結晶形としては、塊
状、柱状、粒状、針状、綿状などが知られているが、高
純度の4I5MPの結晶形は針状である。そして、取扱
いの容易さや純度の観点から、長さ3〜10mm程度の
針状4I5MPが好まれている。
【0004】従来、4I5MPの高純度化としては、溶
媒として、n−ヘキサン、石油ベンジン、リグロイン等
を使用した晶析法が知られているが、斯かる晶析法で
は、強引火性の溶媒を使用するために安全上問題があ
る。一方、引火点が比較的高い高沸点の石油系溶媒を使
用する晶析法では、得られる針状4I5MP中に溶媒が
残留して純度が低下すると言う問題がある。
媒として、n−ヘキサン、石油ベンジン、リグロイン等
を使用した晶析法が知られているが、斯かる晶析法で
は、強引火性の溶媒を使用するために安全上問題があ
る。一方、引火点が比較的高い高沸点の石油系溶媒を使
用する晶析法では、得られる針状4I5MP中に溶媒が
残留して純度が低下すると言う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、針状4I5MP
の製造方法であって、引火性の溶媒を使用せず且つ溶媒
の残留問題がない工業的有利な製造方法を提供すること
にある。
鑑みなされたものであり、その目的は、針状4I5MP
の製造方法であって、引火性の溶媒を使用せず且つ溶媒
の残留問題がない工業的有利な製造方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、晶析溶媒とし
て、超臨界または液体状態の二酸化炭素を使用するなら
ば、意外にも、針状に十分発達した4I5MPの結晶が
得られることを知見し、本発明の完成に至った。
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、晶析溶媒とし
て、超臨界または液体状態の二酸化炭素を使用するなら
ば、意外にも、針状に十分発達した4I5MPの結晶が
得られることを知見し、本発明の完成に至った。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、溶媒として超
臨界または液体状態の二酸化炭素を使用して4−イソプ
ロピル−5−メチルフェノールを晶析処理することを特
徴とする針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法
に存する。
臨界または液体状態の二酸化炭素を使用して4−イソプ
ロピル−5−メチルフェノールを晶析処理することを特
徴とする針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法
に存する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の実施に使用される晶析プロセスの一例を示す説明
図である。晶析プロセスは、通常、回分方式によって行
われる。原料の粗製4I5MPは、抽出溶解槽(5)に
仕込まれる。通常、純度が98〜99%程度の粗製4I
5MPが使用される。斯かる粗製4I5MPの結晶形は
粉状または粒状である。
発明の実施に使用される晶析プロセスの一例を示す説明
図である。晶析プロセスは、通常、回分方式によって行
われる。原料の粗製4I5MPは、抽出溶解槽(5)に
仕込まれる。通常、純度が98〜99%程度の粗製4I
5MPが使用される。斯かる粗製4I5MPの結晶形は
粉状または粒状である。
【0009】二酸化炭素は、液化炭酸ガスボンベ(1)
から、バルブ(9)、フィルター(10)を経た後、液
化炭酸ガスポンプ(3)により、加温器(4)、逆止弁
(11)、バルブ(12)を経て抽出溶解槽(5)に供
給される。この供給ラインの途中には、冷却機(2)が
設けられている。
から、バルブ(9)、フィルター(10)を経た後、液
化炭酸ガスポンプ(3)により、加温器(4)、逆止弁
(11)、バルブ(12)を経て抽出溶解槽(5)に供
給される。この供給ラインの途中には、冷却機(2)が
設けられている。
【0010】抽出溶解槽(5)に供給された二酸化炭素
は、抽出溶解槽(5)に付属した加温器(4)及び圧力
調整弁(13)を調節することにより、超臨界状態また
は液体状態に維持される。以下、斯かる状態の二酸化炭
素を「二酸化炭素溶媒」と略記する。
は、抽出溶解槽(5)に付属した加温器(4)及び圧力
調整弁(13)を調節することにより、超臨界状態また
は液体状態に維持される。以下、斯かる状態の二酸化炭
素を「二酸化炭素溶媒」と略記する。
【0011】二酸化炭素溶媒を得るための条件は、通
常、圧力50〜500kg/cm2 、温度10〜100
℃の範囲から選択されるが、溶解効率の点から、圧力7
0〜500kg/cm2 、好ましくは200〜400k
g/cm2 、温度35〜60℃の範囲から選択するのが
好ましい。
常、圧力50〜500kg/cm2 、温度10〜100
℃の範囲から選択されるが、溶解効率の点から、圧力7
0〜500kg/cm2 、好ましくは200〜400k
g/cm2 、温度35〜60℃の範囲から選択するのが
好ましい。
【0012】抽出溶解槽(5)の後に順次連結された第
1分離槽(6)及び第2分離槽(7)は、必要に応じて
設けられる。そして、各付属の加温器と圧力調整弁(1
3)及び(14)を調節し、必要な条件が設定される。
二酸化炭素溶媒に溶解した4I5MPは、溶解時の温度
及び/又は圧力を低下または減少させて超臨界乃至は液
体状態を解除することにより、抽出溶解槽(5)又は第
1分離槽(6)及び第2分離槽(7)の中で析出させら
れる。何れの槽で析出を行うかは、工程上の要望によ
り、任意に決定することが出来る。そして、分離槽を並
列に設置した場合は、各分離槽を交互に系列から遮断し
て析出物を取り出すことにより、効率化を図ることが出
来る。
1分離槽(6)及び第2分離槽(7)は、必要に応じて
設けられる。そして、各付属の加温器と圧力調整弁(1
3)及び(14)を調節し、必要な条件が設定される。
二酸化炭素溶媒に溶解した4I5MPは、溶解時の温度
及び/又は圧力を低下または減少させて超臨界乃至は液
体状態を解除することにより、抽出溶解槽(5)又は第
1分離槽(6)及び第2分離槽(7)の中で析出させら
れる。何れの槽で析出を行うかは、工程上の要望によ
り、任意に決定することが出来る。そして、分離槽を並
列に設置した場合は、各分離槽を交互に系列から遮断し
て析出物を取り出すことにより、効率化を図ることが出
来る。
【0013】上記の温度及び/又は圧力の低下または減
少操作は、徐々に行うことが重要であり、温度または圧
力を急激に低下または減少させた場合は、粉状または粒
状の4I5MPが折出し、針状の4I5MPが得られな
い。そして、実際の析出条件は、適用温度や圧力、4I
5MPの溶解量などによって異なるために一概には決定
し得ないが、予備実験によって容易に求めることが出来
る。
少操作は、徐々に行うことが重要であり、温度または圧
力を急激に低下または減少させた場合は、粉状または粒
状の4I5MPが折出し、針状の4I5MPが得られな
い。そして、実際の析出条件は、適用温度や圧力、4I
5MPの溶解量などによって異なるために一概には決定
し得ないが、予備実験によって容易に求めることが出来
る。
【0014】二酸化炭素溶媒に対して4I5MPより溶
解性が高い不純物が含まれている粗製4I5MPを使用
した場合は、4I5MPの折出に先立ち、濃縮された上
記の不純物を除去することにより、針状4I5MPの純
度を高めることが出来る。また、二酸化炭素溶媒に対し
て4I5MPより溶解性が低い不純物が含まれている場
合は、例えば、多段晶析を行い、上記の不純物を濃縮し
た初期抽出分を除去することにより、針状4I5MPの
純度を高めることが出来る。
解性が高い不純物が含まれている粗製4I5MPを使用
した場合は、4I5MPの折出に先立ち、濃縮された上
記の不純物を除去することにより、針状4I5MPの純
度を高めることが出来る。また、二酸化炭素溶媒に対し
て4I5MPより溶解性が低い不純物が含まれている場
合は、例えば、多段晶析を行い、上記の不純物を濃縮し
た初期抽出分を除去することにより、針状4I5MPの
純度を高めることが出来る。
【0015】二酸化炭素溶媒は、使用後、ガスとして流
量計(8)を経たのち系外へ放出させられるが、その放
出に伴って流出する4I5MPは、適当なトラップ(図
示せず)にて回収することが出来る。また、二酸化炭素
は、回収して加圧することにより、循環して使用するこ
とが出来る。
量計(8)を経たのち系外へ放出させられるが、その放
出に伴って流出する4I5MPは、適当なトラップ(図
示せず)にて回収することが出来る。また、二酸化炭素
は、回収して加圧することにより、循環して使用するこ
とが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に制約されるものではない。なお、以下の実施例に
おいては、図1に示した晶析プロセスを使用したが、抽
出溶解槽(5)、第1分離槽(6)及び第2分離槽
(7)の容量はいずれも0.5リットルである。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に制約されるものではない。なお、以下の実施例に
おいては、図1に示した晶析プロセスを使用したが、抽
出溶解槽(5)、第1分離槽(6)及び第2分離槽
(7)の容量はいずれも0.5リットルである。
【0017】実施例1 抽出溶解槽(5)に10gの粉状粗製4I5MP(純度
99.2%)を仕込んだ。次いで、バルブ(9)及び
(12)を開とし、液化炭酸ガスポンプ(3)を駆動さ
せ、各槽に付属の加温器と圧力調整弁(13)〜(1
5)を調節して表1に示す条件に設定した。
99.2%)を仕込んだ。次いで、バルブ(9)及び
(12)を開とし、液化炭酸ガスポンプ(3)を駆動さ
せ、各槽に付属の加温器と圧力調整弁(13)〜(1
5)を調節して表1に示す条件に設定した。
【0018】
【表1】 ──────────────────────────── 圧力(Kg/cm2 ) 温度(℃) 抽出溶解層(5) 300 40 第1分離層(6) 300 40 第2分離層(7) 150 30 トラップ(図示せず) 大気圧 ── ────────────────────────────
【0019】設定条件到達後、二酸化炭素の供給を停止
し、その状態を維持して1時間放置した。二酸化炭素の
供給量は570リットルであった。次いで、約6リット
ル/minの速度で系内の二酸化炭素を放出させて各槽
の溶解物を晶析させた。各槽で得られた結晶の重量を計
量し、その結果を表2に示した。
し、その状態を維持して1時間放置した。二酸化炭素の
供給量は570リットルであった。次いで、約6リット
ル/minの速度で系内の二酸化炭素を放出させて各槽
の溶解物を晶析させた。各槽で得られた結晶の重量を計
量し、その結果を表2に示した。
【0020】抽出溶解槽(5)の下部には、粉状と針状
の混在した4I5MPが析出し、上部には、針状の4I
5MPが析出した。第1分離槽(6)と第2分離槽
(7)には白色針状の4I5MPが析出した。その長さ
は約5〜15mmであり、純度は99.8%であった。
の混在した4I5MPが析出し、上部には、針状の4I
5MPが析出した。第1分離槽(6)と第2分離槽
(7)には白色針状の4I5MPが析出した。その長さ
は約5〜15mmであり、純度は99.8%であった。
【0021】実施例2 抽出溶解槽(5)への粉状粗製4I5MPの仕込み量を
5gに変更した意外は、実施例1と同様に行った。各槽
で得られた結晶の重量を計量し、その結果を表2に示し
た。抽出溶解槽(5)の下部には、粉状と針状の混在し
た4I5MPが析出し、上部には、針状の4I5MPが
析出した。第1分離槽(6)と第2分離槽(7)には白
色針状の4I5MPが析出した。その長さは約5〜15
mmであり、純度は99.7%であった。
5gに変更した意外は、実施例1と同様に行った。各槽
で得られた結晶の重量を計量し、その結果を表2に示し
た。抽出溶解槽(5)の下部には、粉状と針状の混在し
た4I5MPが析出し、上部には、針状の4I5MPが
析出した。第1分離槽(6)と第2分離槽(7)には白
色針状の4I5MPが析出した。その長さは約5〜15
mmであり、純度は99.7%であった。
【0022】実施例3 抽出溶解槽(5)に30gの粉状粗製4I5MP(純度
99.2%)を仕込んだ後、各槽の条件を実施例1と同
一条件に設定した。設定条件到達後、その状態で二酸化
炭素の供給を停止し1時間放置した。その後、上記の条
件を維持して5リットル/minの速度で二酸化炭素を
供給し、4I5MPを溶解した二酸化炭素流体を第1分
離槽に移行させた。
99.2%)を仕込んだ後、各槽の条件を実施例1と同
一条件に設定した。設定条件到達後、その状態で二酸化
炭素の供給を停止し1時間放置した。その後、上記の条
件を維持して5リットル/minの速度で二酸化炭素を
供給し、4I5MPを溶解した二酸化炭素流体を第1分
離槽に移行させた。
【0023】二酸化炭素の総量が750リットルに達し
た時、二酸化炭素の供給を止め、約6リットル/min
の速度で系内の二酸化炭素を放出させて各槽の溶解物を
晶析させた。各槽で得られた結晶の重量を計量し、その
結果を表2に示した。抽出溶解槽(5)の下部には、粉
状と針状の混在した4I5MPが析出し、上部には、針
状の4I5MPが析出した。第1分離槽(6)と第2分
離槽(7)には白色針状の4I5MPが析出した。その
長さは約5〜15mmであり、純度は99.8%であっ
た。
た時、二酸化炭素の供給を止め、約6リットル/min
の速度で系内の二酸化炭素を放出させて各槽の溶解物を
晶析させた。各槽で得られた結晶の重量を計量し、その
結果を表2に示した。抽出溶解槽(5)の下部には、粉
状と針状の混在した4I5MPが析出し、上部には、針
状の4I5MPが析出した。第1分離槽(6)と第2分
離槽(7)には白色針状の4I5MPが析出した。その
長さは約5〜15mmであり、純度は99.8%であっ
た。
【0024】
【表2】 ─────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 抽出溶解層(5) 下部(g) 3.8 0.5 20.6 上部(g) 2.4 2.5 2.6 第1分離層(6) (g) 0.6 0.7 1.6 第2分離層(7) (g) 0.2 0.1 0.4 未回収量分(g) 3.0 1.2 4.8 ───────────────────────────────
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明の製造方法によれ
ば、引火性の溶媒を使用せず且つ溶媒の残留問題がない
工業的有利な製造方法により、針状に十分発達して高純
度な4−イソプロピル−5−メチルフェノールが得られ
る。
ば、引火性の溶媒を使用せず且つ溶媒の残留問題がない
工業的有利な製造方法により、針状に十分発達して高純
度な4−イソプロピル−5−メチルフェノールが得られ
る。
【図1】本発明の実施に使用される晶析プロセスの一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【符号の説明】 1:液化炭酸ガスボンベ 2:冷却機 3:液化炭酸ガスポンプ 4:加温器 5:抽出溶解槽 6:第1分離槽 7:第2分離槽 8:流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 爲彦 大阪市西淀川区中島二丁目6番11号 大阪 化成株式会社本社工場内 (72)発明者 田波 久紀夫 大阪市西淀川区中島二丁目6番11号 大阪 化成株式会社本社工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 溶媒として超臨界または液体状態の二酸
化炭素を使用して4−イソプロピル−5−メチルフェノ
ールを晶析処理することを特徴とする針状イソプロピル
メチルフェノールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05789993A JP3270562B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05789993A JP3270562B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247887A true JPH06247887A (ja) | 1994-09-06 |
JP3270562B2 JP3270562B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=13068846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05789993A Expired - Fee Related JP3270562B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 針状イソプロピルメチルフェノールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270562B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249003A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Kao Corp | 有機結晶粒子の製造方法 |
JP2010533738A (ja) * | 2007-07-28 | 2010-10-28 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | ジアルキルフェノール |
CN114522640A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-24 | 安徽海华科技集团有限公司 | 一种用于苯酚甲基化反应的开机预热装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6754733B2 (en) | 2001-08-23 | 2004-06-22 | Texas Instruments Incorporated | Shared memory architecture for increased bandwidth in a printer controller |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP05789993A patent/JP3270562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249003A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Kao Corp | 有機結晶粒子の製造方法 |
JP2010533738A (ja) * | 2007-07-28 | 2010-10-28 | ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー | ジアルキルフェノール |
CN114522640A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-24 | 安徽海华科技集团有限公司 | 一种用于苯酚甲基化反应的开机预热装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3270562B2 (ja) | 2002-04-02 |
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