JPH0624762U - 噴出ポンプ - Google Patents

噴出ポンプ

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JPH0624762U
JPH0624762U JP6718492U JP6718492U JPH0624762U JP H0624762 U JPH0624762 U JP H0624762U JP 6718492 U JP6718492 U JP 6718492U JP 6718492 U JP6718492 U JP 6718492U JP H0624762 U JPH0624762 U JP H0624762U
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
stem
liquid
jet pump
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Pending
Application number
JP6718492U
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English (en)
Inventor
泰徳 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0624762U publication Critical patent/JPH0624762U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴出ポンプの操作を常に軽快にする。 【構成】 ピストン17・18をシリンダ14・12内
で往復動してそのシリンダ14・12内の空気および液
体をノズル30aから吐出する噴出ポンプにおいて、前
記シリンダ10として下部の第1シリンダ14と上部の
第2シリンダ12とを設け、それら第1シリンダ11お
よび第2シリンダ12内に、各々第1ピストン17およ
び第2ピストン18をともに往復動自在に設ける。第1
シリンダ14を逆止弁15を介して液体を収納する容器
内と連通する。第2シリンダ12を第2ピストン18の
復動時にのみシリンダ10の上方において大気と連通し
て設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、化粧用・薬用・殺虫用等の噴出器に用いることができる噴出ポン プに関する。詳しくは、ピストンをシリンダ内で往復動してそのシリンダ内の空 気および液体を混合してノズルから吐出する噴出ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、噴出ポンプの中には、ポンプ操作を軽快にするために、たとえば図5に 示すように、シリンダ1の下端部1aに半径方向に貫通して小さな空気孔2を設 ける構成としたものがある。 そして、噴出器の使用中、ピストン3を復動するとき、図示しない容器内の液 体を吸上パイプ4内を通してシリンダ1内に吸い込み、同時に、空気孔2から容 器内の空気を吸い込んでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の噴出器では、容器内の液体容量を多くすると、その液体 で噴出ポンプの空気孔2を塞ぐので、ピストン3を復動するとき、空気孔2から 容器内の空気を吸い込むことができなくなり、噴出ポンプの操作が重くなる問題 があった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、噴出ポンプの操作を常に軽快にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、ピストン1 7・18をシリンダ12・14内で往復動してそのシリンダ12・14内の空気 および液体をノズル30aから吐出する噴出ポンプにおいて、前記シリンダ12 ・14として下部の第1シリンダ14と上部の第2シリンダ12とを設けるとと もに、前記ピストンとして前記第1シリンダ14内の第1ピストン17と前記第 2シリンダ12内の第2ピストン18をともに往復動するように設ける一方、前 記第1シリンダ14をたとえばボール弁15のような逆止弁を介して液体を収納 する容器内と連通するとともに、前記第2シリンダ12を前記第2ピストン18 の往動時に少なくとも前記ノズル30aと連通し、かつ復動時にのみ大気と連通 してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
そして、この考案によれば、第1ピストン17および第2ピストン18を往動 するとき、第1シリンダ14内の液体と第2シリンダ12内の空気とを混合して ノズル30aから吐出する。 第1ピストン17および第2ピストン18を復動するとき、逆止弁を開いて第 1シリンダ14内に容器内の液体を吸い込み、同時に、第2シリンダ12内に大 気を吸い込む。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につき説明する。 図1は、噴出器の不使用時におけるこの考案の一実施例である噴出ポンプの縦 断面図である。
【0008】 図中符号10で示すものは、縦長に配置したシリンダである。そのシリンダ1 0は、途中に段部10a・10bを設けて下方に向け順次小径とし、上部に第2 シリンダ12を、下部に第1シリンダ14を続けて設けるとともに、下端部に細 長筒部11を設ける。その細長筒部11内には、下方に向けて漸次小径となる弁 座11bを設けるとともに、その弁座11bの下方に吸込口11cと管取付口1 1dを続けて設けてなる。他方、第2シリンダ12の上部には、径方向に貫通す る横孔12aをあけるとともに、上端外周にフランジ12bを設ける。
【0009】 そして、上述したシリンダ10の管取付口11d内に吸上管13の上端を入れ 、その吸上管13内と吸込口11dとを連通する一方、そのシリンダ10内には 、ボール弁15を入れて弁座11b上に乗せてから、付勢部材16を挿入してそ の下端を段部10b上に乗せてなる。その後、シリンダ10内には、第1ピスト ン17および第2ピストン18を装着したステム19を挿入する。
【0010】 そのステム19は、ステム下部20、ステム中部21、およびステム上部22 を備える。該ステム下部20は、上部外周にいくつかの突起20aを有する軸部 20bと下端の拡径部20cとからなる。該ステム下部20の軸部20b下部ま わりには、第1ピストン17を設ける。
【0011】 その第1ピストン17は、たとえばゴム材のような弾性部材により外ピストン 部17aと内ピストン部17bを同心で一体に形成し、該内ピストン部17bの 外周にリブ17cを複数設ける。そして、前記ステム下部20の軸部20bに内 ピストン部17bを緩く取り付け、その軸部20bまわりに通路ロをつくるとと もに、内ピストン部17bの上端をステム中部21の軸孔21aの下拡径孔21 c内に押し当てて摺動自在に設ける。
【0012】 前記ステム中部21は、やや長い軸状で、上部外周にスパイラル溝21dを設 け、下部内に軸孔21aを設けるとともに、略中間に径方向に貫通する連通孔2 1eをあけてそれらスパイラル溝21dと軸孔22aとを連通してなる。そして 、軸孔21aの上拡径孔21b内にステム下部20の軸部20bの上部を圧入し 、それら軸部20bと上拡径孔21bとの間に突起20a部分により通路イをつ くってなる。該ステム中部21の下部まわりには、第2ピストン18を設ける。
【0013】 その第2ピストン18は、前記第1ピストン17と同じくゴム材のような弾性 部材により外ピストン部18aと内ピストン部18bを同心で一体に形成する。 そして、前記ステム中部21の下部まわりに内ピストン部18bを緩く取り付け 、そのステム中部21の下部まわりに通路ハをつくるとともに、内ピストン部1 8bの上端をステム上部22の拡径部22b内に押し当てて摺動自在に設ける。
【0014】 前記ステム上部22は、管状で、下端に段部22dを経て拡径部22bを設け 、その拡径部22bの外周にスリット状の切欠き22cを複数設けてなる。
【0015】 しかして、上述のように構成したステム19は、その下部を前記シリンダ10 内に挿入して拡径部20c下面を付勢部材16の上端に乗せるとともに、前記第 1ピストン17の外ピストン部17aを第1シリンダ14の内面に押し当て、第 2ピストン18の外ピストン部18aを第2シリンダ12の内面にそれぞれ押し 当てて摺動自在に設け、ステム上部22の上端部をシリンダ10の上端から上方 へ突出してなる。
【0016】 ステム19の取付後、前記第2シリンダ12の上端部には、取付部材25を被 せ、その頂部内面をフランジ12bに重ねて設ける。そして、取付部材25の中 心孔25aを通して嵌合筒26を第2シリンダ12の上端部内に堅く嵌め入れ、 その嵌合筒26の上端フランジ部26aを取付部材25に係合して該シリンダ1 0を取付部材25に取り付けてなる。それにより、嵌合筒26の下端を第2ピス トン18の外ピストン部18a上に突き当てて該第2ピストン18を押し下げ、 その第2ピストン18で第1ピストン17を押し下げるとともに、さらにその第 1ピストン17でステム下部20を押し下げ、そのステム下部20で前記付勢部 材16を少し圧縮して設ける。
【0017】 一方、前記ステム上部22の上端は、嵌合筒26の中心孔26cを緩く通して 外部へ突出し、噴射ボタン30を嵌め付けてノズル30aと前記ステム上部22 内とを連通する。
【0018】 しかして、上述したように構成した噴出ポンプは、図示しない容器の口部外周 に前記取付部材25をたとえばねじ付けてシャンプーのような噴出器を構成する 。該噴出器の容器内には、シャンプー液を収納してなる。
【0019】 そして、噴出器の不使用状態において、噴出ポンプは、図1に示すごとく、付 勢部材の付勢力でステム19を押し上げてステム下部20の拡径部20c上面を 第1ピストン17の内ピストン部17b下に押し当てて第1シリンダ14内と通 路ロの連通を遮断し、また、第2ピストンで横孔12aを塞いで、その横孔12 aと大気との連通を遮断してなる。一方、第2シリンダ12内と大気は、通路ハ 、切欠き22c、および中心孔26cを介して連通し、また、第2シリンダ12 内とノズル30aは、通路ハ、スパイラル溝21dおよびリブ17c間の隙間を 介して連通してなる。
【0020】 そうして、噴出器を使用するときは、噴射ボタン30を押し下げてステム19 を付勢部材16に抗してシリンダ10内に押し込む。すると、図2に示すように 、先ず、ステム上部22の拡径部22b内の段部22dが第2ピストン18の内 ピストン部18b上に突き当たり、前記切欠き22cと通路ハの連通を遮断する 一方、第1ピストン17の内ピストン部17b下からステム下部20が離れて第 1シリンダ14内と通路ロとが連通する。
【0021】 そして、ステム19をさらに押し込むと、図2に示す状態を保持したまま第1 ピストン17および第2ピストン18が図3に示すように下動する。そのとき、 第1ピストン17で第1シリンダ14内の液体を通路ロ、通路イ、軸孔21a、 および連通孔21eを通してスパイラル溝21dへ送り出す。同時に、第2ピス トン18で第2シリンダ12内の空気を通路ハを通してスパイラル溝21dへ送 り出す。そうして、スパイラル溝21d内で液体と空気を混合してノズル30a から吐出する。
【0022】 吐出終了時に、噴射ボタン30から手を離すと、直ちに付勢部材16でステム 19を押し上げる。そして、図4に示すように、ステム下部20の拡径部20c 上面を第1ピストン17の内ピストン部17b下に押し当てて第1シリンダ14 内と通路ロの連通を遮断する一方、第2ピストン18の内ピストン部18b上か らステム上部22の拡径部22a内の段部22dが離れて通路ハと切欠き22c を連通し、そのような状態のままでピストンが復動する。そのとき、第1ピスト ン17で第1シリンダ14内を負圧化してボール弁15を開き、容器内の液体を 吸上パイプ13を通して第1シリンダ14内に吸い込む。同時に、第2ピストン 18で大気中の空気を中心孔26c、切欠き22c、および通路ハを通して第2 シリンダ12内に吸い込む。なお、ピストンの往復動時、横孔12aを介して容 器内と大気を連通し、容器内を大気圧と同じくする。
【0023】
【考案の効果】
以上のことから、この考案によれば、シリンダの下部に液体を収納する第1シ リンダを設け、上部に空気を収納する第2シリンダを設けるとともに、ピストン として第1シリンダ内の第1ピストンと第2シリンダ内の第2ピストンをともに 往復動自在に設け、該第2シリンダを第2ピストンの復動時にのみシリンダの上 方において大気と連通する構成としたので、ピストンを復動するとき、容器内の 液体で吸気を妨げられることなく確実に空気を吸い込むことができ、ポンプ操作 を常に軽快に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】噴出器の不使用時におけるこの考案の一実施例
である噴出ポンプの縦断面図である。
【図2】その使用時における初期動作状態を示す噴出ポ
ンプの縦断面図である。
【図3】さらに押し下げた状態を示す噴出ポンプの縦断
面図である。
【図4】そのピストン復動時の状態を示す噴出ポンプの
縦断面図である。
【図5】従来の噴出ポンプの縦断面図である。
【符号の説明】
10 シリンダ 11 第1シリンダ 12 第2シリンダ 15 ボール弁(逆止弁) 17 第1ピストン 18 第2ピストン 30a ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンをシリンダ内で往復動してその
    シリンダ内の空気および液体をノズルから吐出する噴出
    ポンプにおいて、前記シリンダとして下部の第1シリン
    ダと上部の第2シリンダとを設けるとともに、前記ピス
    トンとして前記第1シリンダ内の第1ピストンと前記第
    2シリンダ内の第2ピストンをともに往復動するように
    設ける一方、前記第1シリンダを逆止弁を介して液体を
    収納する容器内と連通するとともに、前記第2シリンダ
    を前記第2ピストンの往動時に少なくとも前記ノズルと
    連通し、かつ復動時にのみ大気と連通してなる、噴出ポ
    ンプ。
JP6718492U 1992-09-01 1992-09-01 噴出ポンプ Pending JPH0624762U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6718492U JPH0624762U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 噴出ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP6718492U JPH0624762U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 噴出ポンプ

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JPH0624762U true JPH0624762U (ja) 1994-04-05

Family

ID=13337560

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6718492U Pending JPH0624762U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 噴出ポンプ

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JP (1) JPH0624762U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004043610A1 (ja) * 2002-11-14 2004-05-27 Advanex Inc. ポンプユニット及び容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004043610A1 (ja) * 2002-11-14 2004-05-27 Advanex Inc. ポンプユニット及び容器

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