JPH06246834A - シート材の接合法 - Google Patents

シート材の接合法

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JPH06246834A
JPH06246834A JP7847293A JP7847293A JPH06246834A JP H06246834 A JPH06246834 A JP H06246834A JP 7847293 A JP7847293 A JP 7847293A JP 7847293 A JP7847293 A JP 7847293A JP H06246834 A JPH06246834 A JP H06246834A
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JP
Japan
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welding
sheet
members
pair
sheet members
Prior art date
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Pending
Application number
JP7847293A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Higuchi
浩 樋口
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KANBOU PLUS KK
Original Assignee
KANBOU PLUS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対向する一対の熱溶着性シート部材の間に熱
溶着性シート片からなる架橋部材を接合する方法の改良
に関する。 【構成】 予め筒状に形成された架橋部材3を導電性の
溶着用治具4にかぶせたもの1乃至数個を、高周波溶着
装置の上下電極5、6の間に延展された一対のシート部
材1、2の間の所定の接合予定位置に配置し、1回の通
電操作により各部材間に溶着部を形成せしめる。 【効果】 溶着操作の回数が少なくとも半減するうえ
に、長尺のシート材を裏返すなどの操作が不要となり作
業効率が著しく改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル等の熱
溶着性樹脂からなるシートの接合方法に関し、より詳細
には、一対のシート部材の間に架橋部材を高周波溶着す
る方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニル等の熱溶着性樹脂のフイ
ルムや、繊維基布をこれらの樹脂で被覆したシートは高
周波溶着により容易に縫製できるため広く利用されてい
る。これらのシートを縫製して空気などを充填したもの
はエアマット、簡易プール、人形・動物・乗物などのバ
ルーンからイベントや建築工事現場の仮設建物にまで用
途が拡がっている。また、粉粒体や液体の容器としてフ
レキシブルコンテナや水槽も利用が拡がっている。この
ような気体、液体、粉粒体を充填するシート製品の場
合、所望の形態を維持するためにしばしば内部に架橋構
造(わたり)を設ける必要が生じる。特にエアマットや
仮設建物の壁面や屋根など一定の厚さを必要とする場
合、多数の架橋部が必要であり、その加工は極めて繁雑
であった。
【0003】従来、この繁雑さを避けるため表裏のシー
トを直接接合することも行われたが、性能、外観上不満
足なものであった。別の架橋部材を用いる方法では同種
あるいは異種のシートや紐が使われ、接合方法は1ケ所
づつ熱溶着によって行われるが、そのため溶着作業の回
数が多いうえにシートの裏面に架橋部材を溶着するため
大きなシートの取扱いが作業を困難にして来た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、架橋
部材の接合に当り従来の1ケ所づつの溶着作業を半減
し、かつシート部材を裏返すことを必要としない接合方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明者は上下一対のシート部材の間に溶着用治具
にかぶせた架橋部材を挿入し、この重ね合せ部分を高周
波溶着装置の電極の間に保持し、通電して1回の操作で
上下のシート部材と架橋部材の溶着を可能にする方法を
発明した。すなわち、本発明は対向する一対の熱溶着性
シート部材の間に第3の熱溶着性シート片からなる架橋
部材を接合するに当り、予め筒状に形成された架橋部材
を、所定の溶着部と同じ長さと幅の平面部を両側に有す
る導電性の溶着用治具にかぶせ、これを該一対のシート
部材の間に挿入したものを高周波溶着装置の電極間に保
持し、1回の通電操作により各部材間に溶着部を形成せ
しめることを特徴とするシート材の接合法を要旨とす
る。なお、対向する一対のシート部材は連続シートから
なる場合を含む。
【0006】以下、図面によって本発明を説明する。図
1は、本発明の方法を例示する説明図である。一対の熱
溶着性シート部材1、2の間に、予め筒状に形成された
熱溶着性シート片からなる架橋部材3が2個、それぞれ
の筒の中に導電性材料からなる溶着用治具4が挿入され
て、所定の間隔を置いて配置されている。溶着用治具4
は上下の両面にそれぞれ所定の溶着部と同じ長さと幅の
平面部を有し、一般に真鋳またはアルミニウム製であ
る。これらー対のシート部材1、2とそれぞれ溶着用治
具4、4を内部に有する2個の架橋部材3、3を挟むよ
うに高周波溶着装置の上部電極6と下部電極5が配置さ
れている。下部電極5の片側または両側には作業台7が
配置される。上部電極6を下方へ押し下げ、圧着しつつ
通電すると電流は溶着用治具4、4を通って流れ、溶着
用治具4、4それぞれの上下の平面部に当接するシート
部が加熱され、シート部材1、2と架橋部材3、3の間
に溶着による接合が行われる。図2は本発明による実施
例の接合部の断面図である。
【0007】図1は2個の接合部材を1回の通電操作で
溶着接合する場合を示すが、電極の面積がカバーできる
範囲であれば1個以上数個までの複数の接合部材を同時
に溶着できる。複数の接合部材を正確に所定の間隔で溶
着接合するため、接合部材をかぶせた溶着用治具を所定
の間隔でセットできる補助具を用いるのがよい。図3に
その1例を示す。架橋部材3をかぶせた溶着用治具4の
両端に突起8を設ける。突起8が嵌合する溝9を所定の
間隔で複数組設けた非導電性の枠10を用意し、複数の
上記架橋部材をかぶせた溶着用治具4をセットする。こ
れを上下一対のシート部材1、2の間に挿入し、すべて
の溶着部材3が上下の電極5、6の間に入るよう各部材
の位置を調節したのち通電する。この方法によれば複数
個の架橋部材を1回の通電操作により正確な位置に溶着
接合でき、従来の方法に比べ格段の作業効率の向上が達
成できる。
【0008】本発明に使用できるシート部材は高周波に
より誘電発熱し、溶融する熱可塑性樹脂を少なくとも接
合する表面の主成分として有することが必要であり、代
表的なものとしては塩ビフイルムあるいは塩ビ被覆織物
などポリ塩化ビニル樹脂製品である。その他塩化ビニル
共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ弗化ビニリデン、ポリウレタンなども高周波溶
着が可能である。シート部材1と2は使用目的により同
種または異種のものが使用され、架橋部材3も目的に応
じて、樹脂シート、補強布入りシート、メッシュシート
などを用いることができる。架橋部材は隔壁として完全
に独立した空気袋を形成することも、また適当な開孔を
設けて気体等の流れを制御することもできる。後者は製
品をダクトとして利用する場合などに有用である。
【0009】
【作用】本発明によれば、対向する一対の熱溶着性シー
ト部材の間に第3の熱溶着性シート片からなる架橋部材
を接合するに当り、従来のごとく1ケ所づつ熱溶着し、
またそのため長尺のシート部材を裏返すなどの操作を行
う必要がなく、一対のシート部材を重ねた状態のまま、
その間に溶着用治具にかぶせた架橋部材を挿入し、1回
の高周波溶着操作で接合を終えることができ、作業効率
が著しく改善される。さらに1回の溶着操作で複数の架
橋部材を同時に接合することも可能であり、溶着用治具
を所定の位置に配置する枠などの補助具を用いれば正確
かつ効率のよい溶着作業が可能になる。
【0010】
【実施例】本発明によるエアマットの架橋部の接合の実
施例を以下に説明する。ポリエステルフィラメント織物
に軟質塩ビ樹脂を被覆した2枚のターポリンシート1、
2を高周波溶着装置の上下電極6、5の間に重ねて延展
する。同種のターポリンを長さ500mm、幅250m
mに裁断し、これを長さ500mm、円周240mmの
筒状に熱溶着縫製して架橋部材3とする。長さ500m
m、幅20mmの平面を上下両面に有し、高さ95mm
の真鋳製角材からなる溶着用治具4を架橋部材3に挿入
する。同じものを2組用意し、これを前述の2枚のター
ポリンシート1、2の間の所定の接合予定位置に配置す
る。上部電極6を下げ圧着しつつ通電する。冷却後、上
部電極6を上げ、溶着用治具4を取り除き、上下のター
ポリンシートを図面の右方向に移動し次の溶着位置にセ
ットする。この操作をくり返し、150mm間隔で架橋
部を形成した。図2は実施例の接合部の断面図である。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、対向する一対の熱溶着
性シート部材の間に第3の熱溶着性シート片からなる架
橋部材を接合するに当り、従来のごとく1ケ所づつ熱溶
着し、またそのため長尺のシート部材を裏返すなどの操
作を行う必要がなく、一対のシート部材を重ねた状態の
まま、その間に架橋部材を挿入し、1回の高周波溶着操
作で接合を終えることができ、作業効率が著しく改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を例示する説明図である。
【図2】 本発明による1実施例の接合部の断面図であ
る。
【図3】 本発明の方法の応用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2 シート部材 3 架橋部材 4 溶着用治具 5 下部電極 6 上部電極 7 作業台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の熱溶着性シート部材の間
    に第3の熱溶着性シート片からなる架橋部材を接合する
    に当り、予め筒状に形成された架橋部材を、所定の溶着
    部と同じ長さと幅の平面部を両側に有する導電性の溶着
    用治具にかぶせ、これを該一対のシート部材の間に挿入
    したものを高周波溶着装置の電極間に保持し、1回の通
    電操作により各部材間に溶着部を形成せしめることを特
    徴とするシート材の接合法。
JP7847293A 1993-02-26 1993-02-26 シート材の接合法 Pending JPH06246834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7847293A JPH06246834A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 シート材の接合法

Applications Claiming Priority (1)

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JP7847293A JPH06246834A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 シート材の接合法

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Publication Number Publication Date
JPH06246834A true JPH06246834A (ja) 1994-09-06

Family

ID=13662962

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JP7847293A Pending JPH06246834A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 シート材の接合法

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JP (1) JPH06246834A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037348A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 三甲株式会社 架橋部材
CN112071519A (zh) * 2020-09-02 2020-12-11 江苏亨通线缆科技有限公司 一种铝护套电缆的加工方法

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