JPH062460Y2 - 車両用発電機のレギユレ−タ保護構造 - Google Patents
車両用発電機のレギユレ−タ保護構造Info
- Publication number
- JPH062460Y2 JPH062460Y2 JP13272086U JP13272086U JPH062460Y2 JP H062460 Y2 JPH062460 Y2 JP H062460Y2 JP 13272086 U JP13272086 U JP 13272086U JP 13272086 U JP13272086 U JP 13272086U JP H062460 Y2 JPH062460 Y2 JP H062460Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- regulator
- fixing bolt
- brush holder
- serration
- fitted
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、乗用車、バス、トラック、自動二輪車等の車
両に搭載される車両用発電機のレギュレータ保護構造に
関するものである。
両に搭載される車両用発電機のレギュレータ保護構造に
関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種車両用発電機においては、レクチファイ
アで整流された直流電流を、バッテリ側の充電電流との
関係で、充電電流が所定量以下である場合にはバッテリ
側に流し、所定量以上である場合にはアースするよう調
節するレギュレータが設けられており、さらにこのレギ
ュレータは、セレーション嵌合される固定ボルトを用い
て発電機のケースブラケットに緊着固定されるようにな
っている。そしてこのものにおいて、例えば固定ボルト
をレギュレータ側のアース端子にセレーション嵌合して
導通状態とし、該固定ボルトを介してアースするように
したものがある。しかるにこの様に、端子に固定ボルト
をセレーション嵌合した場合、これら端子は板厚が薄い
(例えば0.8mm程度の板厚が一般的である)こともあっ
て端子板と固定ボルトとのセレーション嵌合部が僅かし
かなく、このため、ケースブラケットに貫通した固定ボ
ルトをナットで緊締しようとした場合に、上記セレーシ
ョン嵌合部に大きな負荷が集中して固定ボルトが共回り
しようとし、この結果セレーション嵌合部がバカになっ
て、端子板と固定ボルトとの接続不良が生じたり、ある
いはレギュレータ側に無理な力が加わって悪影響を与え
る惧れなどがあって問題となる。
アで整流された直流電流を、バッテリ側の充電電流との
関係で、充電電流が所定量以下である場合にはバッテリ
側に流し、所定量以上である場合にはアースするよう調
節するレギュレータが設けられており、さらにこのレギ
ュレータは、セレーション嵌合される固定ボルトを用い
て発電機のケースブラケットに緊着固定されるようにな
っている。そしてこのものにおいて、例えば固定ボルト
をレギュレータ側のアース端子にセレーション嵌合して
導通状態とし、該固定ボルトを介してアースするように
したものがある。しかるにこの様に、端子に固定ボルト
をセレーション嵌合した場合、これら端子は板厚が薄い
(例えば0.8mm程度の板厚が一般的である)こともあっ
て端子板と固定ボルトとのセレーション嵌合部が僅かし
かなく、このため、ケースブラケットに貫通した固定ボ
ルトをナットで緊締しようとした場合に、上記セレーシ
ョン嵌合部に大きな負荷が集中して固定ボルトが共回り
しようとし、この結果セレーション嵌合部がバカになっ
て、端子板と固定ボルトとの接続不良が生じたり、ある
いはレギュレータ側に無理な力が加わって悪影響を与え
る惧れなどがあって問題となる。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鏡みこれらの欠点を一掃す
ることができる車両用発電機のレギュレータ保護構造を
提供することを目的として創案されたものであって、レ
ギュレータを、該レギュレータの端子部にセレーション
嵌合される固定ボルトを用いてケースブラケットに緊着
するように構成した車両用発電機において、前記固定ボ
ルトに回り止め部を形成する一方、刷子ホルダ側の取付
け腕に上記回り止め部に対応する貫通孔を開設し、該貫
通孔に回り止め部を嵌装することで、固定ボルトの回り
止めをしながら刷子ホルダ側の取付けを行うように構成
したことを特徴とするものである。
ることができる車両用発電機のレギュレータ保護構造を
提供することを目的として創案されたものであって、レ
ギュレータを、該レギュレータの端子部にセレーション
嵌合される固定ボルトを用いてケースブラケットに緊着
するように構成した車両用発電機において、前記固定ボ
ルトに回り止め部を形成する一方、刷子ホルダ側の取付
け腕に上記回り止め部に対応する貫通孔を開設し、該貫
通孔に回り止め部を嵌装することで、固定ボルトの回り
止めをしながら刷子ホルダ側の取付けを行うように構成
したことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によって、固定ボルトの回り
止めを、該固定ボルトによって取付される刷子ホルダに
よって確実に行うことができるようにしたものである。
止めを、該固定ボルトによって取付される刷子ホルダに
よって確実に行うことができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両用の発電機であって、該発電機1
は、コア軸2に圧入固定された所謂ランドル型のロータ
コア3、該ロータコア3に内装されるコイルボビン4、
コイルボビン4に巻装されるロータコイル5、ステータ
コイル6aが巻装されるステータ、後述する刷子ホルダ
7に弾圧状に収容される刷子8、刷子8が摺接するスリ
ップリング9、発電された交流電流を整流するレクチフ
ァイア10等の各種部材によって構成されていること等は
何れも従来通りである。
面において、1は車両用の発電機であって、該発電機1
は、コア軸2に圧入固定された所謂ランドル型のロータ
コア3、該ロータコア3に内装されるコイルボビン4、
コイルボビン4に巻装されるロータコイル5、ステータ
コイル6aが巻装されるステータ、後述する刷子ホルダ
7に弾圧状に収容される刷子8、刷子8が摺接するスリ
ップリング9、発電された交流電流を整流するレクチフ
ァイア10等の各種部材によって構成されていること等は
何れも従来通りである。
前記刷子ホルダ7は、ロータコアの一側方に配されて、
ケースブラケット1aに一体的に固定されるサイドプレ
ート11に、レクチファイア10、レギュレータ12等の部材
と共に組付けられるものであるが、ホルダ本体13と蓋体
14とによって構成されている。このホルダ本体13は、一
対の刷子8用のガイド孔13bがロータコア2の径方向に
向けて貫通状に開設される刷子ガイド部13aと、スリッ
プリング9の外周を覆うべく構成される円筒部13cとに
よって一体成形されている。そして刷子ガイド部13aに
は、取付け腕13d、13eが両側に突設されていると共に、
外端部には係合突爪13fが形成されている。しかも前記
両取付け腕13d、13eにはそれぞれ貫通孔13g、13hが穿設
されており、貫通孔13g、13hを、レギュレータ12にセレ
ーション嵌合方式によって一体的に圧入取付された固定
ボルト17、18に貫挿し、さらにサイドプレート11を外側
に当てがう状態で取付けることができるようになってい
る。そしてこのものにおいては、取付け腕13d側に本考
案が実施されている。
ケースブラケット1aに一体的に固定されるサイドプレ
ート11に、レクチファイア10、レギュレータ12等の部材
と共に組付けられるものであるが、ホルダ本体13と蓋体
14とによって構成されている。このホルダ本体13は、一
対の刷子8用のガイド孔13bがロータコア2の径方向に
向けて貫通状に開設される刷子ガイド部13aと、スリッ
プリング9の外周を覆うべく構成される円筒部13cとに
よって一体成形されている。そして刷子ガイド部13aに
は、取付け腕13d、13eが両側に突設されていると共に、
外端部には係合突爪13fが形成されている。しかも前記
両取付け腕13d、13eにはそれぞれ貫通孔13g、13hが穿設
されており、貫通孔13g、13hを、レギュレータ12にセレ
ーション嵌合方式によって一体的に圧入取付された固定
ボルト17、18に貫挿し、さらにサイドプレート11を外側
に当てがう状態で取付けることができるようになってい
る。そしてこのものにおいては、取付け腕13d側に本考
案が実施されている。
即ち固定ボルト17は、セレーション部17bがレギュレー
タ12にアース用の端子板12aを圧入するようにしてセレ
ーション嵌合し、これによって端子板12aと固定ボルト1
7とは導通状態に一体接続されるようになっている。し
かも固定ボルト17には、このセレーション部17bに続く
様にして鍔部17cが形成され、さらに四角柱状の回り止
め部17aが形成されている。そして固定ボルト17は、鍔
部17cと端子板12aとの間にワッシャ12bを介在する状態
で前記セレーション嵌合されるものであるが、このセレ
ーション嵌合状態で、刷子ホルダ側の取付け腕13dに穿
設した四角形状の貫通孔13gを嵌装することで、固定ボ
ルト17の回り止めが成されるようになっている。そして
固定ボルト17は、取付け腕13d側を貫通した一端部にサ
イドプレート11を貫通してナット17dで緊締し、またレ
ギュレータ12から突出した先端部にケースブラケット1
aを貫通してナット17eによって緊締されるようになっ
ている。
タ12にアース用の端子板12aを圧入するようにしてセレ
ーション嵌合し、これによって端子板12aと固定ボルト1
7とは導通状態に一体接続されるようになっている。し
かも固定ボルト17には、このセレーション部17bに続く
様にして鍔部17cが形成され、さらに四角柱状の回り止
め部17aが形成されている。そして固定ボルト17は、鍔
部17cと端子板12aとの間にワッシャ12bを介在する状態
で前記セレーション嵌合されるものであるが、このセレ
ーション嵌合状態で、刷子ホルダ側の取付け腕13dに穿
設した四角形状の貫通孔13gを嵌装することで、固定ボ
ルト17の回り止めが成されるようになっている。そして
固定ボルト17は、取付け腕13d側を貫通した一端部にサ
イドプレート11を貫通してナット17dで緊締し、またレ
ギュレータ12から突出した先端部にケースブラケット1
aを貫通してナット17eによって緊締されるようになっ
ている。
一方、前記蓋体14は、両極用の端子板15、16がインサー
トされるようにしてモールド成形したものであるが、そ
の端子板15、16の各内側一端部は、前記ガイド孔13bに
対応すべく突出しており、この突出端には、刷子8から
延びるピグテール8aの端部が、刷子8と蓋体14との間
に弾機8bが弾圧状に介装されるようにして溶着せしめ
られている。そして刷子ホルダ7は、刷子8をガイド孔
13bに外端側から挿入するようにして組込み、蓋体14に
設けた係止爪14aを係合突爪13fに係合することによって
ガイド孔13bが覆蓋されて一体組付けされるようになっ
ている。
トされるようにしてモールド成形したものであるが、そ
の端子板15、16の各内側一端部は、前記ガイド孔13bに
対応すべく突出しており、この突出端には、刷子8から
延びるピグテール8aの端部が、刷子8と蓋体14との間
に弾機8bが弾圧状に介装されるようにして溶着せしめ
られている。そして刷子ホルダ7は、刷子8をガイド孔
13bに外端側から挿入するようにして組込み、蓋体14に
設けた係止爪14aを係合突爪13fに係合することによって
ガイド孔13bが覆蓋されて一体組付けされるようになっ
ている。
さらに蓋体14には、前記端子板15、16の各他端側がホル
ダ外側に突出しているが、前述したように蓋体14を刷子
ホルダ7に組付けた状態で、一方の端子板15(実施例で
はマイナス側のもの)の他端部は、樹脂材が被覆する状
態で、上記ホルダ本体13側の一方の取付け腕13dと交叉
するように延び、その樹脂被覆のない先端部15aが、レ
ギュレータ12側のマイナス端子12cにビス15bによって緊
締することでレギュレータ12と結線される。一方、他側
の端子板16(実施例ではプラス側のもの)の他端部は、
樹脂被覆がない状態で延出しているが、その中間部に係
合溝16aが、先端部に取付け孔16bがそれぞれ形成されて
いる。そして前述したように蓋体14を刷子ホルダ7に組
付けた状態では、係合溝16aは固定ボルト18に係合し、
かつ取付け孔16bはレクチファイア10のプラス側端子10a
とレギュレータ12のプラス側端子12dとを結線する板状
の導電体19にビス16cによって緊締されている。尚、図
中、20はレギュレータ12からレクチファイア10方向に向
けて一体的に延設されたカプラである。
ダ外側に突出しているが、前述したように蓋体14を刷子
ホルダ7に組付けた状態で、一方の端子板15(実施例で
はマイナス側のもの)の他端部は、樹脂材が被覆する状
態で、上記ホルダ本体13側の一方の取付け腕13dと交叉
するように延び、その樹脂被覆のない先端部15aが、レ
ギュレータ12側のマイナス端子12cにビス15bによって緊
締することでレギュレータ12と結線される。一方、他側
の端子板16(実施例ではプラス側のもの)の他端部は、
樹脂被覆がない状態で延出しているが、その中間部に係
合溝16aが、先端部に取付け孔16bがそれぞれ形成されて
いる。そして前述したように蓋体14を刷子ホルダ7に組
付けた状態では、係合溝16aは固定ボルト18に係合し、
かつ取付け孔16bはレクチファイア10のプラス側端子10a
とレギュレータ12のプラス側端子12dとを結線する板状
の導電体19にビス16cによって緊締されている。尚、図
中、20はレギュレータ12からレクチファイア10方向に向
けて一体的に延設されたカプラである。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、エンジ
ン駆動に伴うロータコア3の回転によって交流電流が発
電され、これがレクチファイア10によって直流電流に整
流されて引出されることになるが、このものにおいて、
アース用端子板12aにセレーション嵌合される固定ボル
ト17は、刷子ホルダ7によって確実に回り止めされてい
る。
ン駆動に伴うロータコア3の回転によって交流電流が発
電され、これがレクチファイア10によって直流電流に整
流されて引出されることになるが、このものにおいて、
アース用端子板12aにセレーション嵌合される固定ボル
ト17は、刷子ホルダ7によって確実に回り止めされてい
る。
即ち本考案において、固定ボルト17は、レギュレータ12
の端子板12a部位をセレーション嵌合されることになる
が、この固定ボルト17には四角柱状の回り止め部17aが
形成され、該回り止め部17aに刷子ホルダ7の取付け腕1
3d側に形成の四角形状をした貫通孔13gが嵌合して、固
定ボルト17の回り止め作用を成すこととなる。従って、
固定ボルト17にケースブラケット1aを挿通し、これを
ナット17eで緊締する場合に、固定ボルト17を共回りせ
しめようとする力は、前記刷子ホルダ7による固定ボル
ト17の回り止め作用によって受け止められてここに分散
されることとなり、このため従来の如く、固定ボルト17
の端子板12aとのセレーション嵌合部に負荷が集中し
て、該セレーション嵌合部がバカになって両者間の接続
不良が生じたり、あるいはレギュレータ12に無理な力が
加わったりしてしまうような不具合が確実に回避され
て、仮令端子板12aが薄いものであっても、セレーショ
ン嵌合状態を確実に維持できて、レギュレータ12の有効
な保護が成されて極めて信頼性の高いものとすることが
できる。
の端子板12a部位をセレーション嵌合されることになる
が、この固定ボルト17には四角柱状の回り止め部17aが
形成され、該回り止め部17aに刷子ホルダ7の取付け腕1
3d側に形成の四角形状をした貫通孔13gが嵌合して、固
定ボルト17の回り止め作用を成すこととなる。従って、
固定ボルト17にケースブラケット1aを挿通し、これを
ナット17eで緊締する場合に、固定ボルト17を共回りせ
しめようとする力は、前記刷子ホルダ7による固定ボル
ト17の回り止め作用によって受け止められてここに分散
されることとなり、このため従来の如く、固定ボルト17
の端子板12aとのセレーション嵌合部に負荷が集中し
て、該セレーション嵌合部がバカになって両者間の接続
不良が生じたり、あるいはレギュレータ12に無理な力が
加わったりしてしまうような不具合が確実に回避され
て、仮令端子板12aが薄いものであっても、セレーショ
ン嵌合状態を確実に維持できて、レギュレータ12の有効
な保護が成されて極めて信頼性の高いものとすることが
できる。
そしてこのものは、固定ボルト17の回り止めを行う部材
が、別途専用の部材ではなく、固定ボルト17を用いて取
付けられる刷子ホルダ7によって成されるものであるた
め、部品の兼用化と共に構造の簡略化が図れるという利
点もある。
が、別途専用の部材ではなく、固定ボルト17を用いて取
付けられる刷子ホルダ7によって成されるものであるた
め、部品の兼用化と共に構造の簡略化が図れるという利
点もある。
しかもこのものにおいて、ワッシャ12bが組み込まれて
いるが、これは、レギュレータ12と刷子ホルダ7との間
に生じる隙間を調節するものであり、これによってより
確実な緊締ができることとなる。
いるが、これは、レギュレータ12と刷子ホルダ7との間
に生じる隙間を調節するものであり、これによってより
確実な緊締ができることとなる。
尚、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、
端子板としては、アース端子に限らず、他の端子板にお
いても実施できるものであることは言うまでもない。ま
た固定ボルトの回り止めは、四角形状によるものでな
く、三角、六角等の多角形状によるもの、あるいは凹凸
形状によるもの、キー嵌合方式によるもの等の種々のも
のを採用することができるものである。
端子板としては、アース端子に限らず、他の端子板にお
いても実施できるものであることは言うまでもない。ま
た固定ボルトの回り止めは、四角形状によるものでな
く、三角、六角等の多角形状によるもの、あるいは凹凸
形状によるもの、キー嵌合方式によるもの等の種々のも
のを採用することができるものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、レギュレータ側の端子板にセレーション嵌合さ
れた固定ボルトは、該固定ボルトに形成の回り止め部
を、刷子ホルダ側の貫通孔に嵌合することで、固定ボル
トをケースブラケットに緊着する際に固定ボルトに加わ
る共回り力を、刷子ホルダ側で分散して受けることがで
きて、固定ボルトは確実に回り止めされることとなる。
このため固定ボルトと端子板とのセレーション嵌合がバ
カになって接続不良となったり、あるいはレギュレータ
に無理な力が加わったりする不具合が回避されて、レギ
ュレータが保護され、極めて信頼性の高い車両用発電機
とすることができる。しかもこの固定ボルトの回り止め
は、該固定ボルトによって取付けられる刷子ホルダを有
効に利用して成されるものであるため、部品の兼用化に
加えて構造の簡略化が計れることとなるものである。
るから、レギュレータ側の端子板にセレーション嵌合さ
れた固定ボルトは、該固定ボルトに形成の回り止め部
を、刷子ホルダ側の貫通孔に嵌合することで、固定ボル
トをケースブラケットに緊着する際に固定ボルトに加わ
る共回り力を、刷子ホルダ側で分散して受けることがで
きて、固定ボルトは確実に回り止めされることとなる。
このため固定ボルトと端子板とのセレーション嵌合がバ
カになって接続不良となったり、あるいはレギュレータ
に無理な力が加わったりする不具合が回避されて、レギ
ュレータが保護され、極めて信頼性の高い車両用発電機
とすることができる。しかもこの固定ボルトの回り止め
は、該固定ボルトによって取付けられる刷子ホルダを有
効に利用して成されるものであるため、部品の兼用化に
加えて構造の簡略化が計れることとなるものである。
図面は、本考案に係る車両用発電機のレギュレータ保護
構造の実施例を示したものであって、第1図は車両用発
電機の側面断面図、第2図はサイドプレート組付け状態
を示す側面図、第3図は同上背面図、第4図X,Y,Z
はそれぞれ刷子ホルダの正面図、側面図、底面図、第5
図は要部の断面図である。 図中、1は発電機、7は刷子ホルダ、12はレギュレー
タ、13dは取付け腕、13gは貫通孔、17は固定ボルト、17
aは回り止め部である。
構造の実施例を示したものであって、第1図は車両用発
電機の側面断面図、第2図はサイドプレート組付け状態
を示す側面図、第3図は同上背面図、第4図X,Y,Z
はそれぞれ刷子ホルダの正面図、側面図、底面図、第5
図は要部の断面図である。 図中、1は発電機、7は刷子ホルダ、12はレギュレー
タ、13dは取付け腕、13gは貫通孔、17は固定ボルト、17
aは回り止め部である。
Claims (1)
- 【請求項1】レギュレータを、該レギュレータの端子部
にセレーション嵌合される固定ボルトを用いてケースブ
ラケットに緊着するように構成した車両用発電機におい
て、前記固定ボルトに回り止め部を形成する一方、刷子
ホルダ側の取付け腕に上記回り止め部に対応する貫通孔
を開設し、該貫通孔に回り止め部を嵌装することで、固
定ボルトの回り止めをしながら刷子ホルダ側の取付けを
行うように構成したことを特徴とする車両用発電機のレ
ギュレータ保護構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13272086U JPH062460Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 車両用発電機のレギユレ−タ保護構造 |
US07/090,691 US4859894A (en) | 1986-09-01 | 1987-08-28 | Alternating current generator for use in a vehicle |
DE19873729194 DE3729194A1 (de) | 1986-09-01 | 1987-09-01 | Wechselstromgenerator fuer fahrzeuge |
FR878712134A FR2603431B1 (fr) | 1986-09-01 | 1987-09-01 | Le porte-balais prevu pour etre utilise sur un alternateur de vehicule |
GB8720540A GB2196488B (en) | 1986-09-01 | 1987-09-01 | Alternating current generator with dust-excluding brush holder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13272086U JPH062460Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 車両用発電機のレギユレ−タ保護構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340153U JPS6340153U (ja) | 1988-03-15 |
JPH062460Y2 true JPH062460Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31032370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13272086U Expired - Lifetime JPH062460Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 車両用発電機のレギユレ−タ保護構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062460Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP13272086U patent/JPH062460Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340153U (ja) | 1988-03-15 |
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