JPH06244985A - 通信接続方法及びその装置 - Google Patents

通信接続方法及びその装置

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JPH06244985A
JPH06244985A JP5050117A JP5011793A JPH06244985A JP H06244985 A JPH06244985 A JP H06244985A JP 5050117 A JP5050117 A JP 5050117A JP 5011793 A JP5011793 A JP 5011793A JP H06244985 A JPH06244985 A JP H06244985A
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JP5050117A
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Sumio Takemoto
澄雄 竹本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局と接続するデータ端末機の種類識別、
接続箇所の識別、データ端末機の動作状態の識別を可能
とする。 【構成】 自動車/携帯電話システム、コードレス電話
システム等の移動体通信システムにおける移動局におい
て、データ通信を行う場合に移動局12と接続するデー
タ端末機1,29の種類識別(アナログ回線用端末機/
ディジタル回線用端末等)及び接続箇所の識別(イヤホ
ンマイクジャック/アダプタ等インターフェース端子
等)並びにデータ端末機の動作状態識別をデータ信号線
/音声信号線に直流重畳させる直流重畳回路514,2
2,31と直流重畳電圧検出回路613,21,32を
備えることで検出識別し、移動局12の人為的設定操作
(回線捕捉操作等)をせずにデータ端末機1,29側で
の自動発呼/自動着呼を実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体電話機とデータ
端末機との通信接続方法及びその装置に関し、より詳細
には、自動車/携帯電話システムやコードレス電話シス
テム等の移動体電話システムにおける移動局と、該移動
局と接続してデータ通信を行う通信接続方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信システムは、アナログ
方式と言われているもので、伝送路がアナログ系で構成
されており、伝送する情報(音声、データ)の入出力
は、アナログインターフェースとなっている。また、デ
ィジタル方式の移動体通信システムも構築されつつあ
り、このディジタル方式の移動局では、端末機とのイン
ターフェースとしてアナログとディジタルの両方が用意
されるものと考えられる。このインターフェース点にお
いて、従来から行われている移動体電話システム及び一
般固定ディジタル通信網での通信のための接続方法を考
慮した上で、移動体通信システムにおける移動局とデー
タ端末機について以下に説明する。
【0003】図2は、従来のアナログ方式における移動
局とデータ端末機の接続構成図で、図中、41はアナロ
グ方式データ端末機、42はデータ端末主要部、43は
変復調部、44は制御部、45は送信出力端子、46は
受信入力端子、47は送信入力端子、48は受信出力端
子、49はヘッドセット、50は移動局、51は切換
部、52はマイク、53はスピーカ、54は無線部、5
5はローカル入出力部、56は制御部、57は表示部、
58は操作部、59はアンテナ、60はディジタル方式
データ端末機、61はデータ端末主要部、62は制御
部、63はデータ/制御入出力部である。
【0004】アナログ入出力を持つデータ端末機(例え
ば、ファクシミリ)41は、データ端末主要部42、変
復調部43と制御部44等で構成され、送信出力端子4
5からディジタル信号(送信情報)で変調されたアナロ
グの変調信号を送信し、受信入力端子46にはアナログ
変調信号(受信情報)が入力される。送信入力端子47
と受信出力端子48はイヤホンマイクジャックであり、
通常はヘッドセット49を接続するジャックである。デ
ータ通信を行う場合には、送信入力端子47とデータ端
末機の送信出力端子45及び受信出力端子48とデータ
端末機の受信入力端子46を接続し、送信入力端子47
に入力されたデータ端末からのアナログの変調信号が切
換部51、無線部54を経てアンテナ59から変調され
た無線電波が発射される。
【0005】逆に受信する場合は、アンテナ59で捕え
た電波を無線部54、切換部51を経て受信出力端子4
8へアナログの変調信号が出力され、接続されたデータ
端末機の受信入力端子46に入力される。移動局50に
おける切換部51は、イヤホンマイクジャック47,4
8に接続されるヘッドセット49又は移動局のマイク5
2及びスピーカ53のどちらか一方と入出力接続させる
ための切換機能を有する。なお、ローカル入出力部55
の中にイヤホンマイクジャックに相当するアナロク入出
力端子が設けられている場合は、無線部54とローカル
入出力部55間の接続を行う切換機能を含む切換部51
となる。
【0006】図中における制御部56は、移動局内の制
御及び通信制御機能等を果す箇所で、表示部57と操作
部58は、移動局の操作者とインターフェース機能を果
す箇所である。また、ディジタルデータ端末機60は、
アナログ信号の変復調機能を有しないデータ端末機を示
し、データ端末主要部61と制御部62及びデータ/制
御入出力63等で構成される。移動局50とデータ端末
41を接続し、移動体通信回線網を介してデータ通信を
行う場合には、まず移動局50と回線網側の相手方との
間で通信が確立された上でデータ端末機41を起動させ
ていた。
【0007】すなわち、発呼側の場合は、まずデータ端
末機41を通信可能な状態に使用者の手で起動させ、次
に移動局50を使用者の手で送信可能状態に起動させ
て、通信相手の電話番号をダイヤルし、相手の応答があ
ればデータ端末機41の送信操作を使用者が行うことで
データ通信を行い、相手の応答が無ければ使用者の手で
通信回線との接続を終了させ、移動局50の待受け状態
にすると共にデータ端末機41を停止させ、適当な期間
をおいて、又接続操作を行っていた。
【0008】着呼の場合には、移動局50での着信を知
らせる呼出音を利用者が聞き取り、利用者の手により移
動局50の応答操作後、データ通信のための着信であれ
ば、データ端末機41の起動と通信接続(着信操作)を
利用者が行っていた。また、移動局50とデータ端末機
60を接続しての移動体通信回線網を介したデータ通信
の場合は、当初から自動発着信を考慮したインターフェ
ースと通信手順が採用されるものと考えられるが、この
場合は、ディジタル専用のデータ端末機の接続を限定さ
れることとアナログ機等、異なるデータ端末機を取り付
けた時の警報について考慮されないことが予想される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
移動体電話システムではデータ通信時におけるデータ端
末機と移動局を接続した状態での自動発着信ができない
こと。すなわち、移動体通信回線網を介した通信におい
て、移動局の発呼/着呼操作を使用者の手で行った後で
無いとデータ端末機との接続通信ができない。また、移
動局と接続するデータ端末機の機種を誤った場合、若し
くは移動局の限定を誤ったと云う場合に警報が出ず基本
的な操作の間違い等に気付くのに時間がかかり無駄な通
信料を支払っていた。従って、従来方式による移動局と
データ端末機では、第1に自動の発着信ができない。第
2に移動局と接続されるデータ端末機の識別(アナログ
機/ディジタル機)ができない。それと同時に識別に従
った内部動作が出来ないと云う欠点があった。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、移動体電話システムにおける移動局におい
て、データ通信を行う場合に、移動局と接続するデータ
端末機の種類識別、接続箇所の識別データ端末機の動作
状態の識別を可能とすること、また、移動体通信網への
発呼及び移動体通信網からの着呼の際、移動局の操作を
伴わない自局のデータ端末機と通信相手のデータ端末機
間での通信を行うようにした通信接続方法及びその装置
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)自動車/携帯電話システムやコー
ドレス電話システム等の移動体通信システムにおける移
動局と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端
末機との通信接続方法において、前記移動局で、データ
端末機の接続箇所識別とデータ端末機の種類識別とデー
タ端末機の動作状態識別とを可能とするために、データ
信号線及び音声信号線に直流重畳させること、或いは、
(2)自動車/携帯電話システムやコードレス電話シス
テム等の移動体通信システムにおける移動局と、該移動
局と接続してデータ通信を行うデータ端末機との通信接
続方法において、データ端末機で、移動局の動作状態識
別を可能とするために、データ信号線及び音声信号線に
直流重畳させること、更には、(3)前記(1)又は
(2)において、前記接続状態識別、種類識別、動作状
態識別とローカルデータ通信手段を用いて、移動局とデ
ータ端末機間との通信における移動局とデータ端末機の
設定、及び通信網と移動局とデータ端末機間との通信に
おける移動局とデータ端末機の設定を自動的に行うこ
と、更には、(4)前記(3)において、通信網からの
着呼時、又は通信網への発呼時における移動局とデータ
端末機間との着呼情報/発呼情報等を直流重畳電圧のオ
ン/オフ変化で行うこと、或いは、(5)自動車/携帯
電話システムやコードレス電話システム等の移動体通信
システムにおける移動局と、該移動局と接続してデータ
通信を行うデータ端末機との通信接続装置において、前
記移動局で、データ端末機の接続箇所識別とデータ端末
機の種類識別とデータ端末機の動作状態識別とを可能と
するために、データ信号線及び音声信号線に直流重畳さ
せる直流重畳回路と、直流重畳電圧検出回路とを設ける
こと、或いは、(6)自動車/携帯電話システムやコー
ドレス電話システム等の移動体通信システムにおける移
動局と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端
末機との通信接続装置において、データ端末機で、移動
局の動作状態識別を可能とするために、データ信号線及
び音声信号線に直流重畳させる直流重畳回路と、直流重
畳電圧検出回路とを設けることを特徴としたものであ
る。
【0012】
【作用】移動局とデータ端末機の接続において、まず、
移動局側では接続されたデータ端末機の接続箇所識別
(誤接続識別)/種類識別が可能となり、警報による使
用者への表示及びそれに対応する移動局内部設定を自動
的に行うことが可能となる。又、移動局とデータ端末機
間のローカル通信(コマンド通信等)により、移動局か
らデータ端末機へ無線通信回線側から移動局側に対して
着呼(呼出等)等があったことを中継して伝達すること
が可能となって自動着呼(応答)等を実現できる。次
に、データ端末機では、移動局との接続状態が正常か否
かを移動局で重畳された直流の有無及び電圧レベルを検
出することで可能となり、又、その誤接続警報を発して
使用者への接続変更を促すことが可能となる。又、デー
タ端末機と移動局間のローカル通信(コマンド通信)に
より、データ端末機から移動局へ、移動局から無線通信
回線側に対する発呼(回線捕捉)等を指示することが可
能となって自動発呼等を実現できる。したがって、デー
タ通信等を行う場合に、移動局の操作を行うこと無くデ
ータ端末機の操作のみの自動発着呼(応答)等を行うこ
とができる。
【0013】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による移動体電話システムの移動
局でのデータ通信接続方法及びその装置の一実施例を説
明するための構成図で、図中、1はアナログ方式データ
端末機、2はデータ端末主要部、3は変復調部、4は制
御部、5は直流重畳部、6は直流分離/電圧検出部、7
は送信出力端子、8は受信入力端子、9は送信入力端子
(イヤホンマイクジャック)、10は受信出力端子(イ
ヤホンマイクジャック)、11はヘッドセット、12は
移動局、13は直流分離/電圧検出部、14は直流重畳
部、15は切換部、16はマイク、17はスピーカ、1
8は音声処理部、19は多重/分離及び音声データ切換
部、20は無線部、21は直流分離/電圧検出部、22
は直流重畳部、23は制御部、24は応答信号検出部、
25は表示部、26は操作部、27はアンテナ、28は
ローカル入出力部、29はディジタル方式データ端末
機、30はデータ端末主要部、31は直流重畳部、32
は直流分離/電圧検出部、33は制御部、34はデータ
/制御入出力部である。
【0014】アナログ入出力を持つデータ端末機1(例
えば、ファクシミリ)は、データ端末主要部2、変復調
部3、制御部4、直流重畳部5及び直流分離/電圧検出
部6等で構成され、送信出力端子7からディジタル信号
(送信情報)で変調されたアナログの変調信号を送信
し、受信入力端子8にはアナログ変調信号(受信情報)
が入力される。11はヘッドセット、12はディジタル
方式の移動局を示すが、アナログ方式の移動局の場合は
以下で説明する音声処理部18と多重/分離及び音声/
データ切換部19と無線部20の部分を無線部20のみ
で構成されているものと見なす。送信入力端子9と受信
出力端子10はイヤホンマイクジャックであり、通常は
ヘッドセット11を接続するジャックである。
【0015】データ通信を行う場合には、送信入力端子
9とデータ端末機の送信出力端子7及び受信出力端子1
0とデータ端末機の受信入力端子8を接続し、送信入力
端子9に入力されたデータ端末からのアナログの変調信
号が、直流分離/電圧検出部13、切換部15、音声処
理部18、多重/分離及び音声/データ切換部19、無
線部20を経てアンテナ27から変調された無線電波が
発射される。逆に受信する場合は、アンテナ27で捕え
た電波を無線部20、多重/分離及び音声/データ切換
部19、音声処理部18、切換部15、直流重畳部14
を経て受信出力端子10へアナログの変調信号が出力さ
れ、接続されたデータ端末機の受信入力端子8に入力さ
れる。
【0016】移動局12における切換部15は、イヤホ
ンマイクジャック9,10に接続されるヘッドセット1
1又は移動局のマイク16及びスピーカ17どちらか一
方と入出力接続させるための切換機能を有する。なお、
ローカル入出力部28の中にイヤホンマイクジャックに
相当するアナログ入出力端子が設けられている場合は、
音声処理部18とローカル入出力部28間の接続を行う
切換機能を含む切換部15となる。
【0017】図中における制御部23は、移動局内の制
御/通信制御機能及びディジタル通信データの加工等を
果す箇所で、表示部25と操作部26は、移動局の操作
者とのインターフェース機能を果す箇所である。応答信
号検出部24は、アナログ方式及び線形性のある音声処
理技術を用いたディジタル方式の場合に通信相手からの
応答信号(例えば、アンサートーン)の検出を行う。ま
た、ディジタルデータ端末機29は、アナログ信号の変
復調機能を有しないデータ端末機を示し、データ端末主
要部30、制御部33、直流重畳部31、直流分離/電
圧検出部32、データ/制御入出力部34等で構成され
る。移動局12とデータ端末機1を接続し、移動体通信
回線網を介してデータ通信を行う時の発呼側の場合は、
データ端末機1を通信可能な状態に使用者の手で起動さ
せ、次にデータ端末機1の送信出力端子7及び受信入力
端子8と移動局12の送信入力端子9及び受信出力端子
10を使用者の手で接続させる。
【0018】この時、データ端末機1の送信出力端子7
には、直流重畳部5によって一定直流電圧Xv(例え
ば、2.5v)が重畳されており、移動局12の送信入
力端子9に与えられている直流重畳電圧Xv(例えば、
2.5v)を直流分離/電圧検出部13で検出し、アナ
ログタイプのデータ端末機が接続されていることを移動
機12で識別する。これは、直流重畳の有無検出から起
動中のデータ端末機が接続されていることを識別し、重
畳電圧がXv(例えば、2.5v)であることを検出し
て接続されているデータ端末機1がアナログタイプであ
ることを識別する(本発明の実施例では、Xv[DC
2.5V]をアナログタイプのデータ端末機、Yv[D
C5.0V]をディジタルタイプのデータ端末機と仮定
義しておく)。
【0019】アナログタイプのデータ端末機1が、イヤ
ホンマイクジャック9,10に接続されたことを検出し
た移動局12は、無線通信網との通信時経路が、イヤホ
ンマイクジャックからの情報入力を音声通信時間の処理
経路で接続すると云うことを記憶し、ローカルデータ通
信の準備(設定)を行ってデータ端末機1からローカル
データ(ディジタルデータ)が送信されるのを待つ。次
に直流重畳部14により受信出力端子10へ対して一定
直流電圧Yv(例えば、2.5v)を重畳する。データ
端末機1では、受信入力端子8に直流重畳電圧Yv(例
えば、2.5v)が加えられていることを直流分離/電
圧検出部6で検出し、データ端末機1は、移動局12と
データ通信可能な接続状態にあることを判断する。この
状態でローカルデータ通信の準備が終了する。
【0020】次に、データ端末機1からの発呼の場合の
一例について説明する。データ端末機1の発呼操作(通
信相手の電話番号入力、回線捕捉操作)をすると、それ
に従ってデータ端末機の制御部4から対応するローカル
データ(発呼情報)を、データ端末主要部2、変復調部
3、直流重畳部5を介して送信出力端子7から移動局1
2へ送出する。この時、変復調部3は、ローカルデータ
通信の設定(準備)段階で変調動作をしない通過状態に
設定されている。
【0021】移動局12の送信入力端子9に入力された
ローカルデータ(発呼情報)は、直流分離/電圧検出部
13で重畳されている直流とローカルデータ(発呼情
報)を分離し、ローカルデータ(発呼情報)を制御部2
3へ渡す。このローカルデータ(発呼情報)に従って、
操作部26を操作された時と同様に発呼動作(回線捕
捉、ダイヤル送出)を行う。通信相手側(図示せず)と
の回線が確立される場合には、まず、相手を呼び出して
いる呼出音(RBT:リングバックトーン)が回線側か
ら送られ、相手の応答(回線接続:オフフック)によっ
て呼出音は停止し、相手から応答信号(例えば、アンサ
ートーン)が返ってくる。
【0022】アナログ方式の移動体無線電話システム又
はディジタル方式の移動体無線電話システムであっても
アナログ入出力の関係に線形性がある移動局12であっ
た場合には、応答信号検出部24で応答信号(例えば、
アンサートーン)が検出されると、制御部23から直流
重畳部14と受信出力端子10を経てデータ端末機1の
受信入力端子8へ通信相手側が応答したことを表すロー
カルデータ(通信相手応答情報)を送出する。
【0023】データ端末機1では、受信入力端子8に入
力され、直流分離/電圧検出部6で重畳されている直流
とローカルデータ(通信相手応答情報)が分離され、ロ
ーカルデータ(通信相手応答情報)を制御部4へ渡す。
このローカルデータの情報(相手応答情報)に従って、
制御部4からローカルデータ(通信相手応答情報)に対
する応答情報を表すローカルデータ(端末機確認情報)
を発呼情報と同一経路で移動局12へ送出すると共にロ
ーカルデータ通信モードから無線通信網との通信モード
(網通信モード:変復調部3の動作)へ切換える。
【0024】移動局12では、ローカルデータ(端末応
答情報)を受けて、網通信モードへ切換える。データ端
末機1と移動局12のローカルデータ通信モードから網
通信モードへの切換えは、通信相手側で停止した応答信
号(例えば、アンサートーン)が移動局の受信で停止状
態に成る前までに行う。厳密には、データ端末機1の主
要部内に設けられている応答信号検出部(図示せず)で
の「応答信号の受信検出時間」分の時間余裕を持ってロ
ーカルデータ通信モードから網通信モードへ切換える。
この状態は、着呼側(通信相手側)が、発呼側(自局)
からのデータ送信(情報送信)を待受けており、発呼側
(自局)から情報を送信できる状態である。この状態
で、データ端末機1からデータ(情報)を出力し、移動
局12及び無線通信路並びに基地局等を経て通信相手ま
でデータ(情報)が送られる。又、同様に通信相手から
の返答/情報等がデータ端末機1まで送られ、発呼側
(自局)と着呼側(通信相手側)の相互通信が行われ
る。
【0025】ディジタル方式の移動体無線電話システム
であって、アナログ入出力の関係に線形性が無い移動局
12であった場合(高圧縮率の符号化方式を用いたシス
テム等)には、データ端末機1を移動局12のイヤホン
マイクジャック9,10へ接続した時点で、ローカルデ
ータ通信が確立されない。ローカル入出力部28中のイ
ヤホンマインジャックに相当するアナログ入出力端子を
使用する場合も同様にローカルデータ通信は確立されな
い。この場合には、ディジタルデータ端末機29をロー
カル入出力部28へ接続した時にローカルデータ通信が
確立し、網通信におけるデータ(情報)は、移動局12
の音声処理部18を通過しない経路で通信の送受が行わ
れる。
【0026】次に、回線側から着呼の場合の一例につい
て説明する。データ端末機1と移動局12のイヤホンマ
イクジャック9,10が接続され、ローカルデータ通信
が確立されている(すなわち、データ端末機1と移動局
12が、ローカルデータ通信の待受け状態であり、移動
局12は更に回線側からの着呼の待受け状態にあると共
に操作部28の入力待ち状態にある)時、アンテナ2
7、無線部20、多重/分離及び音声データ切換部19
を経て受信された制御信号から「自局が呼ばれている
(着呼)」と制御部23が検出すると、該制御部23
は、表示部25へ着呼表示情報を送出すると共に、デー
タ端末機1側に対して着呼情報を表す信号を送出する。
データ端末1側に対する着呼情報を表す信号としては、
着呼コマンドのデータ、直流重畳部14,22への
直流重畳ON/OFF指示信号等が考えられる。しか
し、ここでは、直流重畳ON/OFF信号(着信表示
信号)を使用する場合について説明する。
【0027】移動局12の制御部23からの直流重畳O
N/OFF指示信号が、直流重畳部14へ伝えられ、こ
の信号に従って(同期して)ローカルデータに重畳する
直流をON/OFFし、受信出力端子10から直流重畳
ON/OFF(ローカルデータの周波数(通信物理速
度)より充分低く、「直流重畳[無]」と「直流重畳O
N/OFF信号(着信表示信号)の[OFF状態]」と
の判別に当って、データ端末機1の制御部4が、直流分
離/電圧検出部6からの電圧検出情報を誤認識しない範
囲の直流ON/OFF繰り返し信号)を出力する。移動
局12の受信出力端子10からの直流重畳ON/OFF
信号は、データ端末機1の受信入力端子8に入力され、
直流分離/電圧検出部6で直流重畳電圧のON/OFF
繰り返しが検出され、制御部4へ送られる。制御部4
は、ON/OFFの繰り返しの状態から、着呼中である
ことを判断し、データ端末機内の表示部(図示せず)で
表示させると共に、移動局12に対して、着呼応答情報
信号を直流重畳部5を経て、送信出力端子7から送信
し、次に、データ端末主要部2と変復調部3と直流重畳
部5及び送信出力端子7の経路を接続する(網通信モー
ドへの切換)。
【0028】なお、この場合の着呼応答情報信号は、着
呼情報信号と同様に、応答コマンドのデータ、又は
直流重畳のON/OFFによる着呼応答を表すことが可
能である。しかし、ここでは、応答コマンド(ローカル
データ)によるものとして説明する。
【0029】移動局12の送信入力端子9に入力された
着呼に対するデータ端末機1の応答情報(応答コマン
ド)は、直流分離/電圧検出部13を経て、制御部23
へ伝えられる。移動局12は、着呼時の操作部26操作
(手動)での応答と同様に、制御部23の指示によって
回線接続動作を行う(網通信モードへの切換)ともに、
直流重畳部14への直流重畳ON/OFF指示信号をO
Nに固定(待受け状態/通信状態)する。このON/O
FF繰り返し動作の停止が、データ端末機1からの応答
信号に対する移動局12の確認信号に代わる。データ端
末機1では、受信入力端子8と直流分離/電圧検出部6
と制御部4の経路で、直流重畳ON/OFFの繰り返し
信号が、ONに固定されたことを検出して、移動局12
がローカル通信モードから網通信モード線へ切り換わ
り、回線との接続を行ったことを判別する。
【0030】次に、回線側の通信相手に対する応答信号
(例えば、アンサートーン)をデータ端末主要部2から
送出する。これ以後、相互のデータ通信が行われる。な
お、通信相手からの着呼が、自局のローカルデータ通信
中に停止した場合には、移動局12の直流重畳ON/O
FFの繰り返し又はON固定の信号は、データ端末機1
が、着呼停止を判断するまでOFFに固定させる。次
に、回線との通信接続を切断し、網通信モードからロー
カルデータ通信モードへ切り換わり、待受け状態に戻っ
て、直流重畳はONに固定される。直流重畳のOFF時
間を区別した一例を以下に示す。ON/OFF繰り返
し時間:1秒間、着呼停止:2秒間、接続異常等:
4秒以上。
【0031】このように、本発明は、従来の移動体電話
システムのおける移動局とデータ端末機の間で行われて
いなかった移動局の自動発着信及びデータ端末機の接続
識別/種類識別を実現させるためにデータ信号線/音声
信号線に直流重畳させる直流重畳回路と直流重畳電圧検
出回路を移動局とデータ端末機の両方に備え、データ端
末機からの送信出力データ信号線/送信出力音声信号線
に対する直流重畳の有無でデータ端末機の接続(起動)
識別/接続箇所識別を行い、直流重畳電圧の電圧検出に
より機種識別(アナログ機/ディジタル機)を行うこと
で移動局の接続設定を行う。又、移動局からの受信出力
データ信号線/受信出力音声信号線に対する直流重畳の
有無により移動局がデータ端末機の接続検出を行ってい
るか否か(移動局が起動状態に有るか否か)の識別を行
い、更に、直流重畳電圧の電圧を検出することで移動局
が正しくデータ端末機の機種を識別(アナログ機/ディ
ジタル機)しているか否かを検出する。
【0032】自局データ端末からの発呼の際には、デー
タ端末機と移動局間の自局内(ローカル)コマンド通信
に対応できる制御部を有することで実現し、着呼の場合
には、移動局からの受信データ信号線/受信音声信号線
に重畳する直流を断続させる移動局側の手段とそれを検
出するデータ端末側の手段を有することで実現させるも
のである(この着呼についても、コマンド通信によるも
のであっても良い)。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。すなわち、本発明
は、自動車/携帯電話システム、コードレス電話システ
ム等の移動体通信システムにおける移動局において、デ
ータ通信を行う場合に、移動局と接続するデータ端末機
の種類識別(アナログ回線用端末機/ディジタル回線用
端末機等)及び接続箇所の識別(イヤホンマイクジャッ
ク/アダプタ等インターフェース端子等)並びにデータ
端末機の動作状態識別をデータ信号線/音声信号線に直
流重畳させる直流重畳回路と直流重畳電圧検出回路を備
えることで検出識別し、移動局の人為的設定操作(回線
捕捉操作等)をせずにデータ端末機側での自動発呼/自
動着呼を実現させるようにしたので、移動体電話システ
ムにおける移動局において、データ通信を行う場合に、
移動局と接続するデータ端末機の種類識別、接続箇所の
識別、データ端末機の動作状態の識別が可能となる。ま
た、移動体通信網への発呼及び移動体通信網からの着呼
の際、移動局の操作(回線捕捉、ダイヤリング、回線解
放等)を伴わない自局のデータ端末機と通信相手のデー
タ端末機間での通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体電話システムの移動局での
データ通信接続方法及びその装置の一実施例を説明する
ための構成図である。
【図2】従来のアナログ方式における移動局とデータ端
末機の接続構成図である。
【符号の説明】
1…アナログ方式データ端末機、2…データ端末主要
部、3…変復調部、4…制御部、5…直流重畳部、6…
直流分離/電圧検出部、7…送信出力端子、8…受信入
力端子、9…送信入力端子、10…受信出力端子、11
…ヘッドセット、12…移動局、13…直流分離/電圧
検出部、14…直流重畳部、15…切換部、16…マイ
ク、17…スピーカ、18…音声処理部、19…多重/
分離及び音声データ切換部、20…無線部、21…直流
分離/電圧検出部、22…直流重畳部、23…制御部、
24…応答信号検出部、25…表示部、26…操作部、
27…アンテナ、28…ローカル入出力部、29…ディ
ジタル方式データ端末機、30…データ端末主要部、3
1…直流重畳部、32…直流分離/電圧検出部、33…
制御部、34…データ/制御入出力部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車/携帯電話システムやコードレス
    電話システム等の移動体通信システムにおける移動局
    と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端末機
    との通信接続方法において、前記移動局で、データ端末
    機の接続箇所識別とデータ端末機の種類識別とデータ端
    末機の動作状態識別とを可能とするために、データ信号
    線及び音声信号線に直流重畳させることを特徴とする通
    信接続方法。
  2. 【請求項2】 自動車/携帯電話システムやコードレス
    電話システム等の移動体通信システムにおける移動局
    と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端末機
    との通信接続方法において、データ端末機で、移動局の
    動作状態識別を可能とするために、データ信号線及び音
    声信号線に直流重畳させることを特徴とする通信接続方
    法。
  3. 【請求項3】 前記接続状態識別、種類識別、動作状態
    識別とローカルデータ通信手段を用いて、移動局とデー
    タ端末機間との通信における移動局とデータ端末機の設
    定、及び通信網と移動局とデータ端末機間との通信にお
    ける移動局とデータ端末機の設定を自動的に行うことを
    特徴とする請求項1又は2記載の通信接続方法。
  4. 【請求項4】 通信網からの着呼時、又は通信網への発
    呼時における移動局とデータ端末機間との着呼情報/発
    呼情報等を直流重畳電圧のオン/オフ変化で行うことを
    特徴とする請求項3記載の通信接続方法。
  5. 【請求項5】 自動車/携帯電話システムやコードレス
    電話システム等の移動体通信システムにおける移動局
    と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端末機
    との通信接続装置において、前記移動局で、データ端末
    機の接続箇所識別とデータ端末機の種類識別とデータ端
    末機の動作状態識別とを可能とするために、データ信号
    線及び音声信号線に直流重畳させる直流重畳回路と、直
    流重畳電圧検出回路とを設けることを特徴とする通信接
    続装置。
  6. 【請求項6】 自動車/携帯電話システムやコードレス
    電話システム等の移動体通信システムにおける移動局
    と、該移動局と接続してデータ通信を行うデータ端末機
    との通信接続装置において、データ端末機で、移動局の
    動作状態識別を可能とするために、データ信号線及び音
    声信号線に直流重畳させる直流重畳回路と、直流重畳電
    圧検出回路とを設けることを特徴とする通信接続装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459778B1 (en) 1999-09-20 2002-10-01 Nec Corporation Connected apparatus detection system

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US6459778B1 (en) 1999-09-20 2002-10-01 Nec Corporation Connected apparatus detection system

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