JPH06244779A - 無線呼出し装置 - Google Patents

無線呼出し装置

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JPH06244779A
JPH06244779A JP2937793A JP2937793A JPH06244779A JP H06244779 A JPH06244779 A JP H06244779A JP 2937793 A JP2937793 A JP 2937793A JP 2937793 A JP2937793 A JP 2937793A JP H06244779 A JPH06244779 A JP H06244779A
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光男 大山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電話機の着信検出、あるいは呼び鈴の呼出しボ
タンの押下等によって起動され、受信ユニット制御信号
に送信元を識別するID番号を付加して電波により送信
する送信ユニット1と、送信ユニットからの電波を受信
して、ID番号により受信すべき送信元からの電波を識
別し、機械振動と、発光素子の点灯、あるいは表示素子
への表示により保持者に呼出しを伝える受信ユニット2
から構成する。 【効果】皮膚感覚と視覚により聴覚障害者にも確実に呼
出しを伝えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機への着信、ある
いは呼び鈴による呼出しを、機械振動と、発光あるいは
表示とにより、特に聴覚障害者にも確実に伝えるように
した無線呼出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来電話機への着信は、
ベルあるいはスピーカからの呼出し音により通知され
る。しかし、聴覚障害者には他の手段が必要である。こ
れは呼出し音に対応してランプを点灯して知らせるか、
特開平2−299361 号公報他に開示されているように、デ
ィスプレイを備えた、あるいはTV受信機に接続された
電話機では、画面に着信と発呼側の電話番号を表示する
ことで可能になる。また、呼び鈴による呼出しを、呼び
鈴の音が直接届かない場所でも可能にする方式が特開平
2−13142号公報に開示さている。これは無線を使って、
呼び鈴による呼出しに対応して、被呼者が保持する受信
機に呼出し音を発生させ、呼び鈴の呼出しを通知するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の、ランプ
の点灯による方式も、画面に着信を表示する方式も被呼
者がランプ、あるいは表示画面を見ていることが必要で
ある。すなわち、被呼者がランプやディスプレイの画面
を見ていなかったり、電話機から離れてしまう場合は着
信を知らせることはできず、確実な方式とはいえない。
また、無線による呼び鈴も健常者には有効であるが、聴
覚障害者を呼び出すことは困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、電話機への
着信検出信号、あるいは呼び鈴の呼出しボタン押下によ
り駆動され、送信元を識別するためのID番号と受信ユ
ニット制御信号を無線を使って送信する送信ユニット
と、送信ユニットから送信される電波を受信して、ID
番号を識別し、受信すべき送信元のID番号を検出した
とき、機械振動を発生する機構と、発光素子、あるいは
表示素子により保持者に呼出しを通知する機能を備えた
受信ユニットから呼出し装置を構成するようにした。ま
た、複数の送信元に対応して複数の発光素子を設けるよ
うにした。
【0005】
【作用】電話機への着信、あるいは呼び鈴による呼出し
が発生すると、送信元を識別するID番号を付加した制
御信号が送信ユニットから送信される。送信された電波
は被呼者が保持する受信ユニットで受信され、受信すべ
き送信元のID番号が検出されると、機械振動発生機
構,発光素子,表示素子を駆動して被呼者に皮膚感覚お
よび視覚により伝達する。これにより聴覚障害者にも電
話機への着信,呼び鈴による呼出しを確実に伝えること
ができる。また、点灯した発光素子から送信元を識別で
きるので、直ちに適切な対応が可能となる。さらに、コ
ードレス電話機の子機等に比べて、受信機は、単純な構
成であるので、超小型化,低消費電力化が可能であり、
容易に身につけて行動することができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は、ペン入力・表示部を備えた一般的構成の電話機
に、本発明による無線呼び出し装置を構成する送信ユニ
ットが接続された状態と、本発明による無線呼び出し装
置を構成する受信ユニットの構成例を示す図である。
【0007】図1において、10は電話回線、あるいは
ISDNとのインタフェースを行う回線インタフェー
ス、11は着信検出部、12は電話機としての機能を実
現するためのシステム制御部、16はハンドセット、3
は聴覚障害者が文字による会話等に使用するペン入力・
表示部、1は本発明による送信ユニット、13は受信ユ
ニットの動作を制御する制御信号を発生し、これに送信
元を識別するためのID番号を付加するID付加部、1
4はID番号を付加した制御信号で変調された電波を送
信するための無線送信部、15は送信アンテナである。
【0008】また、20は送信ユニットから送られてく
る電波を受信するための受信アンテナ、21は受信した
電波を復調し、ID番号を付加した制御信号を取り出す
ための無線受信部、22は復調した信号からID番号を
検出し、受信すべき送信元からの信号を識別するID検
出・識別部、23は受信ユニット2に内蔵される機械振
動発生機構24,25,発光素子26,27,表示素子
30を制御,駆動するための振動発生・発光・表示制御
部、24,25はそれぞれモータ,モータの回転軸に取
り付けられた偏心円盤であり、機械振動発生機構を構成
する。101はホールドモードの選択信号であり、ホー
ルドモードでは、一度、振動発生・発光・表示制御部に
起動がかかると、リセット信号102でリセットされる
まで振動,発光・表示を継続する。ホールドモードは呼
び鈴からの起動時に使用すると便利である。
【0009】以下、本実施例の動作について説明する。
図1において、電話機に呼出しが着信すると、着信検出
回路11により検出し、システム制御回路12に通知す
る。システム制御回路12は、送信ユニット起動信号1
00を作成して送信ユニット1を起動する。ID付加部
13は、受信部2を起動制御するための制御信号に、送
信元を識別するための、あらかじめ定められたID番号
を付加して送信データを作成し、無線送信部14で変調
し、送信アンテナ15を用いて送信する。
【0010】一方、受信部2は受信アンテナ20で受信
した電波を無線受信部21で復調し、ID番号と制御信
号を取り出し、ID検出・識別部に送る。ID検出・識
別部は受信すべき送信元を示すID番号であるかどうか
を識別し、受信すべき送信元を示すID番号であれば、
振動発生・発光・表示制御部にID番号,制御信号を渡
して起動し、そうでなければ起動しない。
【0011】振動発生・発光・表示制御部は、起動され
ると、まず機械振動発生機構24,25を起動して機械
振動を発生し、皮膚感覚により受信ユニットの保持者に
電話機への着信があることを伝え、ID番号に対応する
発光素子26、あるいは発光素子27を点灯し、呼出し
の送信元がいずれであるかを視覚により知らせる。さら
に、制御信号が着信した発呼者の電話番号、あるいは送
信元の詳細情報を含む場合は、その内容を表示部に表示
する。
【0012】この時、ホールドモード選択信号101に
よりホールドモードが選択されていれば、リセット信号
102よりリセットされるまで振動・発光・表示動作を
継続し、ホールドモードがセットされていなければ、電
波を受信している間だけ振動・発光・表示を継続する。
【0013】図2,図3は受信ユニットの実装例を示す
図である。図2はカード型の形状に実装した場合の一例
で、33はカード型ケース、26,27は送信元を示す
発光素子、31はホールドモード設定スイッチ、32は
リセットスイッチ、30は表示素子、40は図1におけ
る機械振動発生機構24,25の実装位置を示す。図3
は、腕時計型の実装の一例であり、この場合は機械振動
発生機構40は、腕の皮膚に接触する側に実装される。
【0014】次に、本発明による無線呼出し装置を呼び
鈴に使用する場合を、図4を用いて説明する。図4にお
いて、4は来訪者、5は被呼者、28は呼出しボタン、
1は送信ユニット、2は被呼者の腕に装着された受信ユ
ニット、6は図1における送信ユニット1を内蔵した電
話機である。来訪者4が呼出しボタン28を押下すると
送信ユニット1に起動がかかり、送信元を識別するID
番号が付加された制御信号で変調された電波が送信され
る。受信ユニット2は1が送信した電波を受信し、ID
番号を検出して送信ユニット1からの電波であることを
知り、機械振動を発生し、発光素子を点灯して被呼者5
に皮膚感覚と視覚により来訪者があることを伝える。一
方、電話機6に着信がある場合は、同様にして被呼者6
に伝えるが、この時、被呼者6は点灯する発光素子の違
いから電話機6からの呼出しであることを知る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、呼出しを機械振動と、
発光素子、あるいは表示素子を用い、皮膚感覚と視覚で
被呼者が伝えるので、聴覚障害者にも確実に呼出しを伝
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の無線呼び出し装置を構成す
る送信ユニットの構成と電話機への接続状況,受信ユニ
ットの構成を示すブロック図。
【図2】本発明による受信ユニットの一実施例を示す斜
視図。
【図3】本発明による受信ユニットの他の実施例を示す
斜視図。
【図4】本発明による無線呼び出し装置の使用例の説明
図。
【符号の説明】
1…送信ユニット、2…受信ユニット、4…来訪者、5
…被呼者、10…回線インタフェース、11…着信検出
部、12…システム制御部、13…ID付加部、14…
無線送信部、21…無線受信部、22…ID検出・識別
部、23…振動発生・発光・表示制御部、26〜27…
発光素子、30…表示素子、25〜26…機械振動発生
機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から起動され、送信元を識別するため
    のID番号を含む制御信号を発生する手段と、前記制御
    信号を電波を用いて送信するための変調機能と送信機能
    を有する無線送信部とから構成される送信ユニットと、
    前記送信ユニットから送信される電波を受信し、復調す
    る無線受信部と、復調された受信信号から送信元を識別
    するID番号を検出することにより、自局が受信すべき
    送信元を識別するID番号検出・識別部と、前記ID番
    号検出・識別部から出力される識別信号で駆動され、保
    持者に着信を通知するための振動発生機構および発光素
    子、あるいは表示素子を駆動するための振動発生・発光
    ・表示制御部と、前記振動発生機構と、前記発光素子、
    あるいは前記表示素子を含んでなる受信ユニットとから
    構成されることを特徴とする無線呼び出し装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、保持者に着信を通知す
    るための発光素子は、複数の送信元に対応して、複数個
    備えた無線呼出し装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、振動発生・発
    光・表示制御部に、送信元からの電波を受信している間
    だけ振動発生・発光・表示を行うモードか、送信元から
    の電波がとぎれても、振動発生・発光・表示を継続する
    ホールドモードのいずれかを選択する手段と、ホールド
    モードにより継続する動作の解除を行うリセット手段と
    を設けた無線呼出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183882A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 呼び鈴装置、呼び鈴音報知装置、呼び鈴音報知システム

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JP2007183882A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 呼び鈴装置、呼び鈴音報知装置、呼び鈴音報知システム

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