JPH06244749A - Fm多重放送/受信システム - Google Patents

Fm多重放送/受信システム

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JPH06244749A
JPH06244749A JP2404093A JP2404093A JPH06244749A JP H06244749 A JPH06244749 A JP H06244749A JP 2404093 A JP2404093 A JP 2404093A JP 2404093 A JP2404093 A JP 2404093A JP H06244749 A JPH06244749 A JP H06244749A
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JP
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multiplex
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data
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JP2404093A
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Inventor
Hiroyuki Miyama
博之 見山
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠く離れた地域の地図情報や交通情報であっ
ても現地に行く前に入手可能とする。 【構成】 FM多重放送局1-1 、1-2 、・・は各々局周
辺所定エリアの地図データを多重放送する。車載用FM
多重放送受信装置10は各FM多重放送局に同調したと
き、データ復調回路19が受信データを復調し、デコーダ
20がサービス毎にデータを整理しメモリ21に記憶させ
る。操作部22で地図データ登録操作がされると、コント
ローラ25の登録・検索部25b はメモリ21から現在の受信
局から受信した地図データを入力し放送周波数と対応付
けて局別に外部記憶装置26に記憶させる。選局操作がな
されたとき、コントローラ25の登録・検索部25b は外部
記憶装置26に対し受信周波数と同じ放送周波数に係る地
図データの検索を行い、描画部25c が当該検索した地図
データに基づき地図画像をビデオRAM25d に描画す
る。ビデオRAM25d に描画された画像はディスプレイ
装置24に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM多重放送/受信シス
テムに係り、特に音声信号に地図情報または交通情報を
多重したFM多重信号の放送/受信を行うFM多重放送
/受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に地図情報や交通情報を提供する
ことは、運転者に道路事情に関する的確な判断をなさし
め、最善なルートでの走行を促したり、大渋滞や事故の
発生を未然に防ぐ上で重要である。
【0003】ヨーロッパでは、各FM放送局が音声信号
に各種データを多重してFM放送を行い、受信機が復調
データに基づき種々の機能を実現できるようにしたRD
S(ラジオデータシステム)が実用化されている。FM
放送局の幾つかは交通情報放送局とされており、毎日定
時に放送局から一定エリア内における交通情報を放送し
ている。RDSにおける多重データには、交通情報放送
局識別コード、交通情報放送中識別フラグ等が含まれて
おり、通常のFM放送を聴取中であっても他局で交通情
報の放送が始まった時、交通情報放送局識別コード、交
通情報放送中識別フラグを利用して受信局を自動的に当
該交通情報放送局に切り換えて交通情報を聞き逃さない
ようにしてある。
【0004】但し、RDSにおける交通情報の伝達は音
声で一定時間なされるだけなので、繰り返し交通情報の
内容を確認することはできず、渋滞や交通規制が多数発
生しているとき、運転者が当該交通情報を正確に認識す
ることは難しかった。
【0005】一方、わが国では、自動車に対し外部から
最新の地図情報や交通情報を提供するシステムとしてV
ICSの実用化が進められている。VICSとは道路交
通情報通信システム(=Vehicle Information & Commun
ication System)のことで、自動車に対し準マイクロ波
ビーコン、FM多重放送等の無線通信により位置情報,
行先案内、地図等の静的情報、渋滞情報や臨時の交通規
制等の動的情報をデータで提供し、運転者が希望すると
きにこれらの情報を画面表示させたり、自動で画面表示
したりすることで、円滑な走行を可能ならしめるもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】FM多重で送られるV
ICSデータには、局を含む周辺地域を対象とした地図
データ、最新の渋滞,臨時の交通規制,事故の発生場所
等を道路と対応付けて判るようにした交通情報が含まれ
ており、画面に自車位置周辺の地図や最新の交通情報を
表示できるようになっている。この結果、走行中の地域
が不案内であったり、渋滞や交通規制が多数発生してい
ても容易に適切なルートを選んで所望地に到達すること
ができる。
【0007】しかしながら、例えば、目的地が出発地か
ら離れていて出発地で受信できる地図情報や交通情報に
は目的地周辺の情報が含まれていないとき、目的地を含
む地域の情報を受信可能なエリアまで走行しないと目的
地近くの走行ルートを定めることができず、不便であ
る。以上から本発明の目的は、遠く離れた地域の地図情
報や交通情報であっても現地に行く前に入手できるFM
多重放送/受信システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、各々音声信号と局周辺の地図情報を多重し、所定
の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送局
と、音声信号と地図情報が多重されたFM放送を受信
し、音声信号を復調して音響再生するとともに、地図情
報を復調して表示手段に地図を描画するFM多重放送受
信装置とから構成されるFM多重放送/受信システムに
おいて、FM多重放送受信装置に、各FM多重放送局に
同調したとき受信される地図情報を互いに区別して記憶
しておく記憶手段と、或る所望地図が要求されたとき、
記憶手段から該当する地図情報を検索する検索手段と、
検索手段で検索した地図情報に基づき地図を表示手段に
描画させる描画手段とを設けたことにより達成される。
【0009】
【作用】本発明によれば、各FM多重放送局は各々音声
信号と局周辺の地図情報を多重し、所定の搬送周波数で
FM放送を行う。一方、FM多重放送受信装置は各FM
多重放送局に同調したとき受信される地図情報を互いに
区別して記憶手段に記憶しておき、或る所望地図が要求
されたとき、記憶手段から該当する地図情報を検索し、
該検索した地図情報に基づき地図を表示手段に描画す
る。これにより、或る走行予定地域から離れた地点にあ
って直接当該地域の地図情報を受信できない場合であっ
ても、記憶手段に以前記憶しておいた地域であれば、記
憶手段から検索して表示手段に地図を表示させることが
でき、事前に最適な走行ルートの決定を行うことができ
る。また、直接当該地域の地図データを受信できる場合
であっても、記憶手段に以前記憶しておいた地域であれ
ば、記憶手段から検索して表示手段に待ち時間なく所望
地図を表示させることできる。
【0010】記憶手段には受信局と対応付けて地図情報
を記憶しておき、検索手段は或る受信局への同調操作を
地図要求として、記憶手段から当該受信局に対応する地
図情報を検索する。これにより、所望地図の呼び出しを
簡単な操作で行うことができる。
【0011】また、各々音声信号と地図情報または交通
情報を多重し、所定の搬送周波数でFM放送を行う複数
のFM多重放送局と、音声信号と地図情報または交通情
報が多重されたFM放送を受信し、音声信号を復調して
音響再生するとともに、地図情報または交通情報を復調
して表示手段に地図または交通情報を描画するFM多重
放送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信シス
テムにおいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位
に分けた全国の地図情報または交通情報の放送を行うよ
うにし、FM多重放送受信装置は、或る所望地域の地図
情報または交通情報が要求されたとき、受信データから
該当する地域の地図情報または交通情報を取り出し、該
取り出した地図情報または交通情報に基づき表示手段に
地図または交通情報を描画させる。これにより、受信地
点から遠く離れた地域の地図情報または交通情報であっ
ても入手可能となり、例えば、出発地から遠く離れた所
が目的地であっても、目的地周辺での走行ルートを事前
に決定しておくことができる。
【0012】また、各々音声信号と地図情報を多重し、
所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送
局と、音声信号と地図情報が多重されたFM放送を受信
し、音声信号を復調して音響再生するとともに、地図情
報を復調して表示手段に地図を描画するFM多重放送受
信装置とから構成されるFM多重放送/受信システムに
おいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位に分け
た全国の地図情報の放送を行うようにし、FM多重放送
受信装置は、FM多重放送局に同調したとき受信される
地図情報を地域別に記憶しておき、或る所望地図が要求
されたとき、記憶手段から該当する地域の地図情報を検
索し、該検索した地図情報に基づき地図を表示手段に描
画させる。これにより、記憶手段に以前記憶しておいた
地域であれば、記憶手段から検索することで表示手段に
待ち時間なく所望地域の地図を表示させることできる。
【0013】また、各々音声信号と交通情報を多重し、
所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送
局と、音声信号と交通情報が多重されたFM放送を受信
し、音声信号を復調して音響再生するとともに、交通情
報を復調して表示手段に交通情報を描画するFM多重放
送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信システ
ムにおいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位に
分けた全国の交通情報の放送を行うようにし、FM多重
放送受信装置は、地図情報記憶手段に予め全国の地図情
報を地域単位に分けて記憶しておき、或る所望地域の情
報が要求されたとき、受信データ中の該当する地域の交
通情報及び地図情報記憶手段から読み出した該当地域の
地図情報に基づき表示手段に地図及び交通情報を描画さ
せる。これにより、受信地点から遠く離れた地域の交通
情報であっても該地域の地図と一緒に見ることができ、
事前に渋滞、工事現場等を回避した適切な走行ルートを
容易に決定することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係るFM多重放
送/受信システムの全体構成図である。1−1、1−
2、・・、1−i、・・、1−nは各々FM多重放送局
(固定局)であり、音声信号にデータを多重し、局毎に
予め定められた所定搬送周波数のFM多重放送信号を放
送する。各局からFM多重で送信される各種サービスデ
ータの1つにVICSデータが有り、このVICSデー
タには、ここでは、局周辺の予め定められた特定エリア
を対象として、地図データと、最新の渋滞,臨時の交通
規制,事故等の発生場所等を道路と対応付けて判るよう
にするための交通情報が含まれており、受信側で画面に
地図や交通情報を表示できるようになっている。各種サ
ービスデータは随時更新されながら一定周期で繰り返し
送信される(約10分間隔)。FM多重されるデータに
は、インデックス情報として放送局名、放送周波数等も
含まれている。
【0015】10は車両に搭載された車載用FM多重放
送受信装置であり、11は受信アンテナ、12は受信ア
ンテナの受波信号から希望局の受信信号を取り出すフロ
ントエンド(F/E)、13はフロントエンドから出力
されたIF信号の増幅及びFM検波を行うIF/DET
回路、14はFM検波信号の内、ステレオコンポジット
信号を入力してステレオ復調を行うマルチプレクサ(M
PX)、15と16はチャンネル別に音声信号の低周波
増幅を行う低周波増幅回路、17と18はチャンネル別
のスピーカである。
【0016】19はFM検波信号の内、副搬送波成分を
入力してデータの復調(同期検出、誤り訂正等を含む)
を行うデータ復調回路、20はサービスデコーダであ
り、受信データをサービス内容別に、管理データとペー
ジデータに整理してメモリ21に記憶させる。メモリ2
1には現在受信中の局から受信したデータが記憶され
る。22はプリセット選局操作、マニュアル選局操作、
サービス選択操作、地図データ登録操作等を行う操作
部、23は受信周波数と局名を表示する表示部、24は
FM多重により受信された画像情報を画面に表示するデ
ィスプレイ装置、25はコントローラであり、操作部2
2での選局操作に応じてフロントエンド12の同調周波
数の可変制御を行ったり、操作部22でのサービス選択
操作に応じて、メモリ21に記憶された各種サービスデ
ータの中から、または、後述する外部記憶装置から所望
のデータを入力し、地図表示や交通情報表示等の所望の
サービス動作を行ったり、FM多重放送局から受信され
た地図データを外部記憶装置に記憶させたりする。26
はICメモリカード、CD−MO、MD−MO等、着脱
自在で書き換え可能な記憶媒体を用いる外部記憶装置で
あり、各FM多重放送局から受信された地図データが互
いに区別されて記憶される。この実施例では、外部記憶
装置26に記憶される各地図データは図2に示す如く、
放送周波数、局名等の補助データで区別されるものとす
る。
【0017】コントローラ25の内、25aは操作部2
2でのプリセット選局操作、マニュアル選局操作等の選
局操作に応じた同調制御を行う同調制御部であり、プリ
セットチャンネル別に周波数データを記憶するチャンネ
ルメモリを内蔵している。25bは所定時に、FM多重
放送局から受信された地図データを、放送周波数、局名
等の補助データとともに外部記憶装置26に記憶させた
り、外部記憶装置26に対し所望の地図データの検索を
行ったりする登録・検索部、25cは操作部22で選択
されたサービス内容に応じてメモリ21または外部記憶
装置26から取り込んだデータに基づき所定の画像を後
述するビデオRAMに描画する描画部、25dは描画部
の描画する1画面分の画像を記憶するビデオRAM、2
5eはビデオRAM25dから画像を読み出し所定の映
像信号に変換してディスプレイ装置24へ出力する映像
変換部である。
【0018】図3〜図5はコントローラ25の動作を示
す流れ図、図6は地図表示動作の説明図であり、以下、
これらの図に従って説明する。なお、最初は外部記憶装
置26にはまだ地図データが何も記憶されていないもの
とする。操作部22でマニュアル選局操作またはプリセ
ット選局操作がなされると、同調制御部25aは対応す
る同調制御データをフロントエンド12のPLL回路
(図示せず)に出力し、所望局に同調させる(図3のス
テップ101、102)。この際、同調周波数を表示部
23に表示させる。ここでは、図5に示す如く、車載用
FM多重放送受信装置10のフロントエンド12は現在
の車両位置P1 をサービスエリアSAi に含む或る1つ
のFM多重放送局1−iに同調したものとする。
【0019】選局操作がなされると、登録・検索部25
bは外部記憶装置26に対し現在の受信周波数と同一の
放送周波数における地図データの検索を行う(ステップ
103)。但し、最初はまだ地図データが外部記憶装置
26に何も登録されていないので、ここでは検索不能と
なる(ステップ104でNO)。
【0020】一方、FM多重放送局1−iは音声信号に
VICSデータを含む各種サービスデータを多重したF
M多重放送信号を放送しており、VICSデータには、
局周辺の予め定められたエリアを対象とした地図データ
と、最新の渋滞,臨時の交通規制,事故等の発生場所等
を道路と対応付けて判るようにした交通情報が含まれて
いる。
【0021】FM多重放送信号は車載用FM多重放送受
信装置10の受信アンテナ11で受信されたのち、受波
信号から希望局の受信信号がフロントエンド12で取り
出される。そして、IF/DET回路13でIF信号の
増幅及びFM検波がなされる。FM検波信号の内、副搬
送波成分はデータ復調回路19に入力されてデータの復
調がなされ、更に、サービスデコーダ20でサービス内
容毎に、管理データとページデータに整理されメモリ2
1に記憶される。サービス内容はサービス識別コード、
番組番号などにより判別できるようになっている。
【0022】同調制御部25aは、フロントエンド12
に対し同調制御を行うと、サービスデコーダ20に対し
受信局名の要求を行い、セットがFM多重放送局1−i
に同調しており、受信局名に係るデータが受信されメモ
リ21に記憶されているとき、サービスデコーダ20は
メモリ21から当該データを読み出し受信局名を同調制
御部25aへ出力し、該同調制御部25aは表示部23
に受信局名を表示させる(ステップ107、108)。
【0023】この状態で、操作部22において運転者に
よりサービス選択操作がなされると、地図表示以外であ
れば、描画部25cはサービスデコーダ20に対し当該
サービスに対応するデータがメモリ21に記憶済か照会
し、記憶済であればデータを入力してビデオRAM25
dに所定のサービス画像を描画する(図4のステップ2
01〜204)。若し、まだ当該サービスのデータが受
信されていないときは受信されるまで待ったあと(ステ
ップ205)、所定のサービス画像を描画する。ビデオ
RAM25dに描画された画像は映像変換部25eによ
って読み出されるとともに所定の映像信号に変換されて
ディスプレイ装置24に出力され、画面表示される。例
えば、交通情報を選択したときに上記処理によって画面
にFM多重放送局1−iの周辺所定エリアの交通情報が
表示されるので、運転者は現在の渋滞箇所や工事現場を
回避した適切なルートで走行することができる。
【0024】これと異なり、選択されたサービスが地図
表示のとき、描画部25cはサービスデコーダ20に対
し地図データがメモリ21に記憶済か照会し、記憶済で
あればデータを入力してビデオRAM25dに地図画像
を描画する(ステップ201、202、206、20
7)。この際、画面の地図が受信データに基づくことを
示す文字も描画する。若し、まだ地図データが受信され
ていないときは、登録・検索部25bが外部記憶装置2
6に対して現在の受信周波数と同一の放送周波数に係る
地図データを検索する(ステップ208)。該当する地
図データが存在せず、検索不能のとき(ステップ209
でNO)、描画部25cは地図データが受信されるまで
待ったあと、地図画像を描画する(ステップ210、2
07)。この場合、選局操作を行って直ぐに地図を要求
したときなど、最大で10分前後待つ必要がある。ビデ
オRAM25dに描画された画像は映像変換部25eに
よって読み出されるとともに所定の映像信号に変換され
てディスプレイ装置24に出力され、画面表示される
(ステップ211)。この結果、画面にFM多重放送局
1−iの周辺所定エリアの最新の地図画像が表示される
ので、運転者は所望地に向けた最適ルートを見極めた上
走行することができる。
【0025】現在画面に表示されている地図のデータを
外部記憶装置26に登録したいとき、操作部22で地図
データ登録操作を行う。すると、登録・検索部25bは
サービスデコーダ20に対しメモリ21に地図データが
記憶済か照会し(図5のステップ301、302)、記
憶済であれば、地図データと放送周波数データ及び放送
局名データを要求し、メモリ21から読み出されたこれ
らのデータをサービスデコーダ20を介して入力すると
ともに、外部記憶装置26に書き込み登録する(ステッ
プ303)。この際、同一の放送周波数につき既に地図
データが記憶されているときは更新登録を行い、同一の
放送周波数について地図データが記憶されていないとき
は新規登録する。まだ地図データが受信されておらずス
テップ302でNOとなったときは、受信されるのを待
ったあと外部記憶装置26への登録を行う(ステップ3
04)。この結果、外部記憶装置26にはFM多重放送
局1−iの周辺所定エリアの最新の地図データが局に対
応付けて登録されることになる。このあと、他のサービ
スを選択したい場合は操作部22で所望サービスの選択
操作をすれば良く、受信局を変えたい場合は選局操作を
行えばよい。
【0026】その後、走行が進み車両がFM多重放送局
1−iのサービスエリアを出て、FM多重放送局1−j
のサービスエリアSAj の中にP2 に来たならば(図6
参照)、セットをFM多重放送局1−jに同調させれ
ば、前述と同様にしてFM多重放送局1−jの周辺所定
エリアの地図や交通情報を入手でき、更に、地図画像を
表示させた状態で地図データ登録操作を行うことで、外
部記憶装置26にFM多重放送局1−jの周辺所定エリ
アの最新の地図データを局に対応付けて登録させること
ができる。この地図データの登録は、先に登録した放送
周波数の異なるFM多重放送局1−iの地図データを保
存したままなされる。
【0027】更に走行が進み車両がFM多重放送局1−
jのサービスエリアを出て、FM多重放送局1−kのサ
ービスエリアSAk の中にP3 に来たならば、セットを
FM多重放送局1−kに同調させれば、前述と同様にし
てFM多重放送局1−kの周辺所定エリアの地図や交通
情報を入手でき、更に、地図画像を表示させた状態で地
図データ登録操作を行うことで、外部記憶装置26にF
M多重放送局1−kの周辺所定エリアの最新の地図デー
タを局に対応付けて登録させることができる。この地図
データの登録も、先に登録した放送周波数の異なるFM
多重放送局1−iや1−jの地図データを保存したまま
なされる(図2参照)。
【0028】このあと、車両がFM多重放送局1−kの
サービスエリアSAk の中に有る状態で、再び、FM多
重放送局1−iのサービスエリアSAi の中のP1 に戻
るため、該FM多重放送局1−iの周辺エリアの地図を
事前に見ておきたいとき、操作部22で選局操作を行っ
てFM多重放送局1−iに同調させる。すると、サービ
スエリアSAi の外に車両が有るので音声信号やデータ
の受信はできないが、登録・検索部25bが外部記憶装
置26に対し受信周波数を検索キーにして補助データが
同じ放送周波数となっいる地図データを検索する(図3
のステップ101〜103)。今度は、外部記憶装置2
6に該当データが存在するので、これを読み出して描画
部25cに渡す(ステップ104でYES)。
【0029】描画部25cは受け取った地図データに基
づきビデオRAM25dに地図画像を描画する(ステッ
プ105)。そして、映像変換部25eが映像信号に変
換してディスプレイ装置24へ出力し画面表示させる
(ステップ106)。これにより、画面にFM多重放送
局1−iの周辺所定エリアの地図画像が表示されるの
で、運転者はFM多重放送局1−iの周辺エリアに戻っ
たときどのルートを取れば所望地に戻ることができるか
事前に確認しておくことができる。
【0030】なお、FM多重放送局1−iのサービスエ
リアSAi の中に戻ったあとで、操作部22で選局操作
を行ってFM多重放送局1−iに同調させた場合、サー
ビスエリアSAi の中に車両が有るのでデータの受信が
できるが、該受信データに基づき地図を表示させようと
すると地図データの受信が完了するまで暫く待たなけれ
ばならない。けれども本実施例ではFM多重放送局1−
iに同調させれば、直ちに、外部記憶装置26から当該
FM多重放送局1−iに係る地図データを読み出し地図
表示がなされるので、運転者は待時間なく所望地図を見
ることができる。
【0031】この実施例によれば、或る走行予定地域か
ら離れた地点にあって直接当該地域の地図データを受信
できない場合であっても、外部記憶装置26に以前記憶
しておいた地域であれば、外部記憶装置26から検索し
てディスプレイ装置26に所望地図を表示させることが
でき、事前に最適な走行ルートの決定を行うことができ
る。また、直接当該地域の地図データを受信できる場合
であっても、外部記憶装置26に以前記憶しておいた地
域であれば、外部記憶装置26から検索してディスプレ
イ装置26に待ち時間なく所望地図を表示させることも
できる。そして、所望地図の表示要求はマニュアル選局
操作のほか、プリセット選局操作によっても行うことが
できるので、ワンタッチで所望地図を表示させることが
できる。また、外部記憶装置26の地図データ記憶済の
記憶媒体を地図データベースとして、パソコン等で読み
出し地図を画面表示できるようにすることで、特別な地
図データベースを用意しなくても簡単に地図検索システ
ムを構築できる。
【0032】なお、選局操作以外に、例えば、局名指定
や地域指定等の操作によって外部記憶装置に記憶された
地図データに基づき地図画像を画面に表示できるように
してもよい。また、記憶媒体を局別に用意し、放送周波
数データや局名データとともに地図データの記憶済の記
憶媒体を車載用FM多重放送受信装置にセットしたと
き、自動的に当該局の受信状態となり、かつ、地図画像
が表示されるようにしてもよい。また、セットの受信中
の局とは異なる局に係る地図データを外部記憶装置26
から読み出し画面表示できるようにしてもよい。更に、
画面の地図画像を運転者の要求に応じてズームできるよ
うにしてもよい。また、GPS受信機等の車両位置と車
両方位を検出する車両位置検出装置と連動させて、地図
画像中に車両位置マークを表示させたり、更に、車両の
移動とともに車両位置は画面中央に固定したまま地図画
像をスクロールさせたり、車両方位方向が上向きとなる
ように地図画像を画面に表示させるようにしてもよい。
【0033】図7は本発明の第2実施例に係るFM多重
放送/受信システムの全体構成図であり、図1と同一の
構成部分には同一の符号が付してある。1A−1、1A
−2、・・、1A−i、・・、1A−nは各々FM多重
放送局(固定局)であり、音声信号にデータを多重し、
局毎に予め定められた所定搬送周波数のFM多重放送信
号を放送する。各局からFM多重で送信される各種サー
ビスデータの1つにVICSデータが有り、このVIC
Sデータには、ここでは、地域別(例えば都道府県別)
に分けた全国の地図データと、地域別に分けた全国の最
新の渋滞,臨時の交通規制,事故等の発生場所等を道路
と対応付けて判るようにした交通情報が含まれており、
受信側で画面に地域別の地図や交通情報を表示できるよ
うになっている。即ち、どのFM多重放送局も全国の地
図データ及び交通情報を送信する。各種サービスデータ
は随時更新されながら一定周期で繰り返し送信される。
FM多重されるデータには、インデックス情報として放
送局名、放送周波数等も含まれている。
【0034】10Aは車両に搭載された車載用FM多重
放送受信装置であり、220はプリセット選局操作、マ
ニュアル選局操作、サービス選択操作(地図,交通情報
の地域選択操作を含む)、地図データ登録操作等を行う
操作部、250はコントローラであり、操作部220で
の選局操作に応じてフロントエンド12の同調周波数の
可変制御を行ったり、操作部220でのサービス選択操
作に応じて、メモリ21に記憶された各種サービスデー
タの中から、または、後述する外部記憶装置260から
所望エリアのデータを入力し、地図表示や交通情報表示
等の所望のサービス動作を行ったり、FM多重放送局か
ら受信された地図データを外部記憶装置260に記憶さ
せたりする。260はICメモリカード、CD−MO、
MD−MO等、着脱自在で書き換え可能な記憶媒体を用
いる外部記憶装置であり、FM多重放送局から受信され
た地図データが地域別に記憶される。
【0035】コントローラ250の内、250aは操作
部220での選局操作に応じてフロントエンド12に対
し受信周波数可変制御を行う同調制御部、250bは所
定時に、FM多重放送局から受信された地図データを、
地域別に外部記憶装置260に記憶させたり、外部記憶
装置260に対し所望地域の地図データの検索を行った
りする登録・検索部、250cは操作部22で選択され
たサービス内容に応じてメモリ21または外部記憶装置
260から取り込んだデータに基づき所定の画像を後述
するビデオRAMに描画する描画部、250dは描画部
の描画する1画面分の画像を記憶するビデオRAM、2
50eはビデオRAM250dから画像を読み出し所定
の映像信号に変換してディスプレイ装置24へ出力する
映像変換部である。その他の構成部分は図1と同様に構
成されている。
【0036】図8〜図10はコントローラ250の動作
を示す流れ図、図11は地図/交通情報表示動作の説明
図であり、以下、これらの図に従って説明する。なお、
最初は外部記憶装置260にはまだ地図データが何も記
憶されていないものとする。操作部220でマニュアル
選局操作またはプリセット選局操作がなされると、同調
制御部250aは対応する同調制御データをフロントエ
ンド12のPLL回路(図示せず)に出力し、所望局に
同調させる(図8のステップ401、402)。この
際、同調周波数を表示部23に表示させる。ここでは、
図10に示す如く、車載用FM多重放送受信装置10A
のフロントエンド12は現在地(出発地ST)をサービ
スエリアSAi に含む或る1つのFM多重放送局1A−
iに同調したものとする。
【0037】FM多重放送局1A−iは音声信号にVI
CSデータを含む各種サービスデータを多重したFM多
重放送信号を放送しており、VICSデータには、地域
別に分けた全国の地図データと、地域別に分けた全国の
最新の渋滞,臨時の交通規制,事故等の発生場所等を道
路と対応付けて判るようにした交通情報が含まれてい
る。各種サービスデータは随時更新されながら一定周期
で繰り返し送信される。
【0038】FM多重放送信号は車載用FM多重放送受
信装置10Aの受信アンテナ11で受信されたのち、受
波信号から希望局の受信信号がフロントエンド12で取
り出される。そして、IF/DET回路13でIF信号
の増幅及びFM検波がなされる。FM検波信号の内、副
搬送波成分はデータ復調回路19に入力されてデータの
復調がなされ、更に、サービスデコーダ20でサービス
内容毎に、管理データとページデータに整理されメモリ
21に記憶される。
【0039】同調制御部250aは、フロントエンド1
2に対し同調制御を行うと、サービスデコーダ20に対
し受信局名の要求を行い、セットがFM多重放送局1A
−iに同調しており、受信局名に係るデータが受信され
メモリ21に記憶されているとき、サービスデコーダ2
0はメモリ21から当該データを読み出し受信局名を同
調制御部250aへ出力し、該同調制御部250aは表
示部23に受信局名を表示させる(ステップ403、4
04)。
【0040】一方、描画部250cは最初、メニュー画
像をビデオRAM250dに描画しており、該メニュー
画像が映像変換部250eに読み出されるとともに所定
の映像信号に変換されて、ディスプレイ装置24にメニ
ュー画面を表示させている。運転者がメニュー画面に従
い操作部220で所望のサービスを要求すると、地図表
示以外の場合、描画部250cがサービスデコーダ20
に対し当該サービスに対応するデータがメモリ21に記
憶済か照会し、記憶済であればデータを入力してビデオ
RAM250dに所定のサービス画像を描画する(図9
のステップ501〜504)。若し、まだ当該サービス
のデータが受信されていないときは、受信されるまで待
ったあと(ステップ505)、所定のサービス画像を描
画する。ビデオRAM250dに描画された画像は映像
変換部250eによって読み出されるとともに所定の映
像信号に変換されてディスプレイ装置24に出力され、
画面表示される。
【0041】例えば、運転者が交通情報を見たいとき
は、操作部220で地域を指定して交通情報を要求す
る。すると、描画部250cはサービスデコーダ20に
対し当該地域の交通情報がメモリ21に記憶済か照会
し、記憶済であればデータを入力してビデオRAM25
0dに交通情報画像を描画する。若し、まだ当該地域の
交通情報が受信されていないときは受信されるまで待っ
たあと、所望地域の交通情報画像を描画し、画面表示さ
せる。
【0042】これにより、例えば、運転者が出発地ST
を含む地域の交通情報を見ることができるのは勿論のこ
と(図11のMPi のエリア参照)、現在走行中の地域
からは遠く離れた目的地OTを含む地域の交通情報を見
ることもでき(図11のMP j のエリア参照)、事前に
エリアMPj での渋滞、工事箇所、事故発生現場等を回
避した適切な走行ルートを決定しておくことができる。
【0043】これと異なり運転者が所望地域の地図表示
を要求したときは、まず、描画部250cがサービスデ
コーダ20に対し当該地域の地図データがメモリ21に
記憶済か照会し、記憶済であればデータを入力してビデ
オRAM250dに地図画像を描画する(ステップ50
1、502、506、507)。地図画像中には受信デ
ータに基づくものであることを示す文字も表示する。若
し、まだ当該地域の地図データが受信されていないとき
は、登録・検索部250bが外部記憶装置260に対し
地域を検索キーにして所望地域の地図データの検索を行
う(ステップ508)。但し、最初は外部記憶装置26
0に地図データが何も記憶されていないので、検索不能
となる(ステップ509でNO)。
【0044】この場合、描画部250cは所望地域の地
図データが受信されるまで待ったあと(ステップ51
0)、メモリ21からサービスデコーダ20を介して当
該地図データを入力し、地図画像の描画を行う(ステッ
プ507)。ビデオRAM250dに描画された画像は
映像変換部250eによって読み出されるとともに所定
の映像信号に変換されてディスプレイ装置24に出力さ
れ、画面表示される(ステップ511)。
【0045】これにより、例えば、運転者が出発地ST
を含む地域の地図を見ることができるのは勿論のこと
(図11のMPi のエリア参照)、現在走行中の地域か
らは遠く離れた目的地OTを含む地域の地図を見ること
もでき(図11のMPj のエリア参照)、事前にエリア
MPj での適切な走行ルートを決定しておくことができ
る。
【0046】但し、最初は所望地域の地図データがまだ
受信されておらず外部記憶装置260にも記憶されてい
ないとき、所望地図を見るには暫く待たなければならな
い。そこで、この実施例では、受信した各地域の地図デ
ータを外部記憶装置260に登録できるようになってい
る。運転者がFM多重放送局1A−iから受信した各地
域の地図データを外部記憶装置260に記憶させたい場
合、操作部220で地図データ登録操作を行う。する
と、登録・検索部250bはサービスデコーダ20を介
してその時点でメモリ21に記憶されている各地域の地
図データを全て入力し、地域別に外部記憶装置260に
記憶させる(図10のステップ601、602)。この
際、或る地域につき地図データが既に外部記憶装置26
0に記憶済のときは当該地域につき地図データを更新登
録する。逆に、或る地域につき地図データが外部記憶装
置260に記憶されていないときは当該地域につき地図
データを新規登録する。
【0047】このように、受信した各地域の地図データ
が外部記憶装置260に記憶された状態で、外部記憶装
置260に登録済の地域を対象に操作部220で地図表
示が要求されると、現在の受信局からまだ所望地域の地
図データが受信されていなくても、登録・検索部250
bが外部記憶装置260に対し所望地域の地図データの
検索を行い、検索した地図データを描画部250cに渡
して地図画像を描画させるので、待ち時間なく所望地域
の地図を見ることができる(ステップ501、502、
506、508、509、512)。全国各地の地図デ
ータが全て外部記憶装置260に記憶されていれば、ど
この地域の地図も直ぐに見ることができるようになる。
【0048】地図は比較的長期にわたり変化がないこと
から、外部記憶装置260に記憶させた地図データに基
づき地図表示を行っても特に不都合はなく、年に1回ま
たは数回程度、更新登録させれば、外部記憶装置260
から読み出した地図データに基づき地図表示を行っても
常に最新の地図を見ることができる。
【0049】この実施例によれば、各FM多重放送局が
いずれも地域別に分けた全国の地図データまたは交通情
報を放送し、車載用FM多重受信装置の側では地域を指
定して地図または交通情報を要求すると、受信データの
中から該当するデータを取り出し、該データに基づき所
望地域の地図または交通情報を表示するようにしたの
で、受信地点から遠く離れた地域の地図または交通情報
であっても入手可能となり、例えば、出発地から遠く離
れた目的地近くでの走行ルートの決定も簡単に行える。
【0050】また、一度、各地域の地図データを外部記
憶装置に記憶させてしまえば、後は所望地図データが受
信されるのを待たなくても直ぐに所望地図を見ることが
できる。更に、外部記憶装置260の地図データ記憶済
の記憶媒体を地図データベースとして、パソコン等で読
み出し地図を画面表示できるようにすることで、特別な
地図データベースを用意しなくても簡単に地図検索シス
テムを構築できる。
【0051】図12は本発明の第3実施例に係るFM多
重放送/受信システムの全体構成図であり、図1と同一
の構成部分には同一の符号が付してある。1B−1、1
B−2、・・、1B−i、・・、1B−nは各々FM多
重放送局(固定局)であり、音声信号にデータを多重
し、局毎に予め定められた所定搬送周波数のFM多重放
送信号を放送する。各局からFM多重で送信される各種
サービスデータの1つにVICSデータが有り、このV
ICSデータには、ここでは、地域別(例えば都道府県
別)に分けた全国の最新の渋滞,臨時の交通規制,事故
等の発生場所等を道路と対応付けて判るようにした交通
情報が含まれており、受信側で画面に地域別の交通情報
を表示できるようになっている。即ち、どのFM多重放
送局も全国の交通情報を送信する。各種サービスデータ
は随時更新されながら一定周期で繰り返し送信される。
FM多重されるデータには、インデックス情報として放
送局名、放送周波数等も含まれている。
【0052】10Bは車両に搭載された車載用FM多重
放送受信装置であり、221はプリセット選局操作、マ
ニュアル選局操作、サービス選択操作(地域選択操作を
含む)等を行う操作部、27は予め地域別に分けた全国
の地図データを記憶したCD−ROM、ICメモリカー
ド等を記憶媒体とする地図データ記憶部、251はコン
トローラであり、操作部221での選局操作に応じてフ
ロントエンド12の同調周波数の可変制御を行ったり、
操作部221でのサービス選択操作に応じて、メモリ2
1に記憶された各種サービスデータの中から所望データ
を入力し、所望のサービス動作を行ったりする。特に、
地域別の交通情報の表示が選択された場合、地図データ
記憶部27から該当する地域の地図データも入力し、地
図と交通情報を画面分割で表示する。
【0053】コントローラ251の内、251aは操作
部22Bでの選局操作に応じてフロントエンド12に対
し受信周波数可変制御を行う同調制御部、251cは操
作部221で選択されたサービス内容に応じてメモリ2
1、地図データ記憶部27から取り込んだデータに基づ
き所定の画像を後述するビデオRAMに描画する描画
部、251dは描画部の描画する1画面分の画像を記憶
するビデオRAM、251eはビデオRAM251dか
ら画像を読み出し所定の映像信号に変換してディスプレ
イ装置24へ出力する映像変換部である。その他の構成
部分は図1と同様に構成されている。
【0054】図13と図14はコントローラ251の動
作を示す流れ図であり、以下、これらの図に従って説明
する。操作部221でマニュアル選局操作またはプリセ
ット選局操作がなされると、同調制御部251aは対応
する同調制御データをフロントエンド12のPLL回路
(図示せず)に出力し、所望局に同調させる(図13の
ステップ701、702)。この際、同調周波数を表示
部23に表示させる。ここでは、車載用FM多重放送受
信装置10Bのフロントエンド12は現在地をサービス
エリアに含む1つのFM多重放送局1B−iに同調した
ものとする。
【0055】FM多重放送局1B−iは音声信号にVI
CSデータを含む各種サービスデータを多重したFM多
重放送信号を放送しており、VICSデータには、地域
別に分けた全国の最新の渋滞,臨時の交通規制,事故等
の発生場所等を道路と対応付けて判るようにした交通情
報が含まれている。
【0056】FM多重放送信号は車載用FM多重放送受
信装置10Bの受信アンテナ11で受信されたのち、受
波信号から希望局の受信信号がフロントエンド12で取
り出される。そして、IF/DET回路13でIF信号
の増幅及びFM検波がなされる。FM検波信号の内、副
搬送波成分はデータ復調回路19に入力されてデータの
復調がなされ、更に、サービスデコーダ20でサービス
内容毎に、管理データとページデータに整理されメモリ
21に記憶される。
【0057】同調制御部251aは、フロントエンド1
2に対し同調制御を行うと、サービスデコーダ20に対
し受信局名の要求を行い、セットがFM多重放送局1A
−iに同調しており、受信局名に係るデータが受信され
メモリ21に記憶されているとき、サービスデコーダ2
0はメモリ21から当該データを読み出し受信局名を同
調制御部251aへ出力し、該同調制御部251aは表
示部23に受信局名を表示させる(ステップ703、7
04)。
【0058】一方、描画部251cは最初、メニュー画
像をビデオRAM251dに描画しており、該メニュー
画像が映像変換部251eに読み出されるとともに所定
の映像信号に変換されて、ディスプレイ装置24にメニ
ュー画面を表示させている。運転者がメニュー画面に従
い操作部221で所望のサービスを要求すると、交通情
報表示以外の場合、描画部251cがサービスデコーダ
20に対し当該サービスに対応するデータがメモリ21
に記憶済か照会し、記憶済であればデータを入力してビ
デオRAM251dに所定のサービス画像を描画する
(図14のステップ801〜804)。若し、まだ当該
サービスのデータが受信されていないときは、受信され
るまで待ったあと(ステップ805)、所定のサービス
画像を描画する。ビデオRAM251dに描画された画
像は映像変換部251eによって読み出されるとともに
所定の映像信号に変換されてディスプレイ装置24に出
力され、画面表示される。
【0059】運転者が交通情報を見たいときは、操作部
221で地域を指定して交通情報を要求する。すると、
描画部251cは地図データ記憶部27から所望地域の
地図データを読み出しビデオRAM251dの一部に地
図画像を描画する(ステップ801、802、806、
807)。ビデオRAM251dの画像は映像変換部2
51eにより読み出され所定の映像信号に変換されてデ
ィスプレイ装置24に出力される(ステップ808)。
【0060】次いで、サービスデコーダ20に対し当該
地域の交通情報がメモリ21に記憶済か照会し、記憶済
であればデータを入力してビデオRAM251dの他の
一部に交通情報画像を描画する(ステップ809、81
0)。ビデオRAM251dの画像は映像変換部251
eにより読み出され所定の映像信号に変換されてディス
プレイ装置24に出力される(ステップ811)。これ
により、運転者は全国どこの地域であっても、画面分割
で表示された地図と交通情報を一緒に見ることができ、
渋滞箇所、事故発生箇所、工事箇所等を避けた最適な走
行ルートを容易に決定することができる。
【0061】若し、ステップ809でまだ当該地域の交
通情報が受信されていないときは受信されるまで待った
あと(ステップ812)、所望地域の交通情報画像をビ
デオRAM251dの一部に描画し、画面表示させる。
【0062】この実施例によれば、受信地点から遠く離
れた地域の交通情報であっても該地域の地図と一緒に見
ることができ、事前に渋滞、工事現場等を回避した適切
な走行ルートを簡単に決定することができる。なお、上
記した第3実施例では、地域別の交通情報が要求された
とき、所望地域の地図データを地図データ記憶部から読
み出し、地図画像を描画するとともに当該所望地域の交
通情報も描画するようにしたが、地域別の地図が要求さ
れたときにこれらの処理を行うようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上本発明によれば、各FM多重放送局
は各々音声信号と局周辺の地図データを多重し、所定の
搬送周波数でFM放送を行う。一方、FM多重放送受信
装置は各FM多重放送局に同調したとき受信される地図
データを互いに区別して記憶手段に記憶しておき、或る
所望地図が要求されたとき、記憶手段から該当する地図
データを検索し、該検索した地図データに基づき地図を
表示手段に描画するように構成したから、或る走行予定
地域から離れた地点にあって直接当該地域の地図データ
を受信できない場合であっても、記憶手段に以前記憶し
ておいた地域であれば、記憶手段から検索して表示手段
に地図を表示させることができ、事前に最適な走行ルー
トの決定を行うことができる。また、直接当該地域の地
図データを受信できる場合であっても、記憶手段に以前
記憶しておいた地域であれば、記憶手段から検索して表
示手段に待ち時間なく所望地図を表示させることでき
る。
【0064】また、記憶手段には受信局と対応付けて地
図データを記憶しておき、検索手段は或る受信局への同
調操作を地図要求として、記憶手段から当該受信局に対
応する地図データを検索するように構成したから、所望
地図の呼び出しを簡単な操作で行うことができる。
【0065】また、各々音声信号と地図情報または交通
情報を多重し、所定の搬送周波数でFM放送を行う複数
のFM多重放送局と、音声信号と地図情報または交通情
報が多重されたFM放送を受信し、音声信号を復調して
音響再生するとともに、地図情報または交通情報を復調
して表示手段に地図または交通情報を描画するFM多重
放送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信シス
テムにおいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位
に分けた全国の地図情報または交通情報の放送を行うよ
うにし、FM多重放送受信装置は、或る所望地域の地図
情報または交通情報が要求されたとき、受信データから
該当する地域の地図情報または交通情報を取り出し、該
取り出した地図情報または交通情報に基づき表示手段に
地図または交通情報を描画させるように構成したから、
受信地点から遠く離れた地域の地図情報または交通情報
であっても入手可能となり、出発前における走行ルート
の決定が簡単に行える。
【0066】また、各々音声信号と地図情報を多重し、
所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送
局と、音声信号と地図情報が多重されたFM放送を受信
し、音声信号を復調して音響再生するとともに、地図情
報を復調して表示手段に地図を描画するFM多重放送受
信装置とから構成されるFM多重放送/受信システムに
おいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位に分け
た全国の地図情報の放送を行うようにし、FM多重放送
受信装置は、FM多重放送局に同調したとき受信される
地図データを地域別に記憶しておき、或る所望地図が要
求されたとき、記憶手段から該当する地域の地図データ
を検索し、該検索した地図データに基づき地図を表示手
段に描画させるように構成したから、記憶手段に以前記
憶しておいた地域であれば、記憶手段から検索すること
で表示手段に待ち時間なく所望地域の地図を表示させる
ことできる。
【0067】また、各々音声信号と交通情報を多重し、
所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送
局と、音声信号と交通情報が多重されたFM放送を受信
し、音声信号を復調して音響再生するとともに、交通情
報を復調して表示手段に交通情報を描画するFM多重放
送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信システ
ムにおいて、各FM多重放送局は、いずれも地域単位に
分けた全国の交通情報の放送を行うようにし、FM多重
放送受信装置は、地図情報記憶手段に予め全国の地図情
報を地域単位に分けて記憶しておき、或る所望地域の情
報が要求されたとき、受信データ中の該当する地域の交
通情報及び地図情報記憶手段から読み出した該当地域の
地図情報に基づき表示手段に地図及び交通情報を描画さ
せるように構成したから、受信地点から遠く離れた地域
の交通情報であっても該地域の地図と一緒に見ることが
でき、事前に渋滞、工事現場等を回避した適切な走行ル
ートを決定しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るFM多重放送/受信
システムの全体構成図である。
【図2】外部記憶装置に登録されるデータの説明図であ
る。
【図3】コントローラの動作を示す第1の流れ図であ
る。
【図4】コントローラの動作を示す第2の流れ図であ
る。
【図5】コントローラの動作を示す第3の流れ図であ
る。
【図6】地図表示動作の説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るFM多重放送/受信
システムの全体構成図である。
【図8】コントローラの動作を示す第1の流れ図であ
る。
【図9】コントローラの動作を示す第2の流れ図であ
る。
【図10】コントローラの動作を示す第3の流れ図であ
る。
【図11】地図/交通情報表示動作の説明図である。
【図12】本発明の第3実施例に係るFM多重放送/受
信システムの全体構成図である。
【図13】コントローラの動作を示す第1の流れ図であ
る。
【図14】コントローラの動作を示す第2の流れ図であ
る。
【符号の説明】
1−1、1−2、・・、1−i、・・、1−n 1A−1、1A−2、・・、1A−i、・・、1A−n 1B−1、1B−2、・・、1B−i、・・、1B−n
FM多重放送局 10、10A、10B 車載用FM多重放送受信装置 12 フロントエンド 14 IF/DET回路 19 データ復調回路 20 サービスデコーダ 21 メモリ 22、220、221 操作部 24 ディスプレイ装置 25、250、251 コントローラ 25b、250b 登録・検索部 25c、250c、251c 描画部 25d、250d、251d ビデオRAM 25e、250e、251e ビデオRAM 26 外部記憶装置 27 地図データ記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々音声信号と局周辺の地図情報を多重
    し、所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重
    放送局と、音声信号と地図情報が多重されたFM放送を
    受信し、音声信号を復調して音響再生するとともに、地
    図情報を復調して表示手段に地図を描画するFM多重放
    送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信システ
    ムにおいて、 FM多重放送受信装置には、各FM多重放送局に同調し
    たとき受信される地図情報を互いに区別して記憶してお
    く記憶手段と、 或る所望地図が要求されたとき、記憶手段から該当する
    地図情報を検索する検索手段と、 検索手段で検索した地図情報に基づき地図を表示手段に
    描画させる描画手段と、 を備えたことを特徴とするFM多重放送/受信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段には受信局と対応付けて地
    図情報を記憶しておき、 検索手段は或る受信局への同調操作を地図要求として、
    記憶手段から当該受信局に対応する地図情報を検索する
    ようにしたこと、 を特徴とする請求項1記載のFM多重放送/受信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 各々音声信号と地図情報または交通情報
    を多重し、所定の搬送周波数でFM放送を行う複数のF
    M多重放送局と、音声信号と地図情報または交通情報が
    多重されたFM放送を受信し、音声信号を復調して音響
    再生するとともに、地図情報または交通情報を復調して
    表示手段に地図または交通情報を描画するFM多重放送
    受信装置とから構成されるFM多重放送/受信システム
    において、 各FM多重放送局は、いずれも地域単位に分けた全国の
    地図情報または交通情報の放送を行うようにし、 FM多重放送受信装置には、或る所望地域の地図情報ま
    たは交通情報が要求されたとき、受信データから該当す
    る地域の地図情報または交通情報を取り出す手段と、 該手段で取り出された地図情報または交通情報に基づき
    表示手段に地図または交通情報を描画させる描画手段
    と、 を含むことを特徴とするFM多重放送/受信システム。
  4. 【請求項4】 各々音声信号と地図情報を多重し、所定
    の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送局
    と、音声信号と地図情報が多重されたFM放送を受信
    し、音声信号を復調して音響再生するとともに、地図情
    報を復調して表示手段に地図を描画するFM多重放送受
    信装置とから構成されるFM多重放送/受信システムに
    おいて、 各FM多重放送局は、いずれも地域単位に分けた全国の
    地図情報の放送を行うようにし、 FM多重放送受信装置には、FM多重放送局に同調した
    とき受信される地図情報を地域別に記憶しておく記憶手
    段と、 或る所望地図が要求されたとき、記憶手段から該当する
    地域の地図情報を検索する検索手段と、 検索手段で検索した地図情報に基づき地図を表示手段に
    描画させる描画手段と、 を備えたことを特徴とするFM多重放送/受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 各々音声信号と交通情報を多重し、所定
    の搬送周波数でFM放送を行う複数のFM多重放送局
    と、音声信号と交通情報が多重されたFM放送を受信
    し、音声信号を復調して音響再生するとともに、交通情
    報を復調して表示手段に交通情報を描画するFM多重放
    送受信装置とから構成されるFM多重放送/受信システ
    ムにおいて、 各FM多重放送局は、いずれも地域単位に分けた全国の
    交通情報の放送を行うようにし、 FM多重放送受信装置には、全国の地図情報を地域単位
    に分けて記憶した地図情報記憶手段と、 或る所望地域の情報が要求されたとき、受信データ中の
    該当する地域の交通情報及び地図情報記憶手段から読み
    出した該当地域の地図情報に基づき表示手段に地図及び
    交通情報を描画させる描画手段と、 を含むことを特徴とするFM多重放送/受信システム。
JP2404093A 1993-02-12 1993-02-12 Fm多重放送/受信システム Withdrawn JPH06244749A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0955673A (ja) * 1995-08-14 1997-02-25 Sony Corp Isdb用送信装置およびその受信装置
JP2002048566A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Mazda Motor Corp 地図情報等配信システム、地図情報等供給装置、移動体用ナビゲーション装置、及び、ナビゲーションプログラムを記録した記録媒体
WO2015146118A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 受信装置、その制御方法、プログラム及び記録媒体

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