JPH06244579A - 電波反射防止体および電波反射防止方法 - Google Patents
電波反射防止体および電波反射防止方法Info
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- JPH06244579A JPH06244579A JP5310193A JP5310193A JPH06244579A JP H06244579 A JPH06244579 A JP H06244579A JP 5310193 A JP5310193 A JP 5310193A JP 5310193 A JP5310193 A JP 5310193A JP H06244579 A JPH06244579 A JP H06244579A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電波による障害を防止でき、かつ薄膜化およ
び軽量化できる電波反射防止体および電波反射防止方法
を提供する。 【構成】 金属製電波反射体層(A)、必要ならば介在
してもよい支持体層(B)、フェライト、カーボンおよ
び導電性金属酸化物から選ばれた少なくとも1種の粉末
および必要に応じて高誘電材を含有する樹脂層(C)、
必要ならば介在してもよい支持フィルム層(D)および
例えば図1に示す連続した紐帯状図形を図形単位とし
て、該図形単位を1個又は複数個配列した模様に形成さ
れた、金属粉末を含有する体積固有抵抗値が10-3〜1
06 Ω・cmのパターン塗膜層(E)を順次積層してなる
構造を有することを特徴とする電波反射防止体。
び軽量化できる電波反射防止体および電波反射防止方法
を提供する。 【構成】 金属製電波反射体層(A)、必要ならば介在
してもよい支持体層(B)、フェライト、カーボンおよ
び導電性金属酸化物から選ばれた少なくとも1種の粉末
および必要に応じて高誘電材を含有する樹脂層(C)、
必要ならば介在してもよい支持フィルム層(D)および
例えば図1に示す連続した紐帯状図形を図形単位とし
て、該図形単位を1個又は複数個配列した模様に形成さ
れた、金属粉末を含有する体積固有抵抗値が10-3〜1
06 Ω・cmのパターン塗膜層(E)を順次積層してなる
構造を有することを特徴とする電波反射防止体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電波による障害を防止
でき、かつ薄膜化および軽量化できる電波反射防止体お
よび電波反射防止方法に関する。
でき、かつ薄膜化および軽量化できる電波反射防止体お
よび電波反射防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来、電子機器などにお
ける電波による誤作動などを回避するために、電子機器
のハウジングに導電性塗料を塗布する方法やプラスチッ
ク基材上に亜鉛、アルミニウム、鉄、銅などの金属薄膜
をメッキ、貼り合せ、蒸着などによって形成する方法等
が知られている。しかしながら上記ハウジングに導電性
塗料を塗布する方法においては電波遮蔽効果が小さく、
また経時的に効果が低下しやすいという欠点がある。ま
たプラスチック基材上に金属薄膜を形成する方法におい
ては、電波を反射する量が多く、二次的な電波による障
害の問題がある。さらに特開平2−241098号公報
には、フィルムの表面に導電性金属を用いて幾何学的模
様を描いて成る電磁波シールド用フィルムが記載されて
おり、このものは電磁波の遮蔽性に優れていることが示
されているが、これらのものはいずれも電子機器等より
発生する電磁波の漏えい防止あるいは外部からの電磁波
による電子機器の誤作動等を防止するための遮蔽材料と
しては有効に作用し得るが、例えば橋りょう、建築物な
どによる電波の反射に起因するレーダーの偽像等の電波
障害を防止するためには有効に作用しない。
ける電波による誤作動などを回避するために、電子機器
のハウジングに導電性塗料を塗布する方法やプラスチッ
ク基材上に亜鉛、アルミニウム、鉄、銅などの金属薄膜
をメッキ、貼り合せ、蒸着などによって形成する方法等
が知られている。しかしながら上記ハウジングに導電性
塗料を塗布する方法においては電波遮蔽効果が小さく、
また経時的に効果が低下しやすいという欠点がある。ま
たプラスチック基材上に金属薄膜を形成する方法におい
ては、電波を反射する量が多く、二次的な電波による障
害の問題がある。さらに特開平2−241098号公報
には、フィルムの表面に導電性金属を用いて幾何学的模
様を描いて成る電磁波シールド用フィルムが記載されて
おり、このものは電磁波の遮蔽性に優れていることが示
されているが、これらのものはいずれも電子機器等より
発生する電磁波の漏えい防止あるいは外部からの電磁波
による電子機器の誤作動等を防止するための遮蔽材料と
しては有効に作用し得るが、例えば橋りょう、建築物な
どによる電波の反射に起因するレーダーの偽像等の電波
障害を防止するためには有効に作用しない。
【0003】電波の反射によるこれらの障害を防止する
ものとして、フェライト又はフェライトと金属粉末もし
くはカーボン粉末との混合物を有機高分子中に分散させ
てなる電波吸収材料が知られている。しかしながら、上
記材料で実用的な吸収特性を得るためには狭帯域周波数
(有効帯域幅0.5〜1GHz 未満程度)の電波の場合で
も少なくとも重量4kg/m2 以上で膜厚1mm以上、広域周
波数(有効帯域幅1〜5GHz 程度)の電波の場合には少
なくとも重量約12kg/m2 以上、4.5mm以上の膜厚が
必要である。したがって使用に際しては厚みおよび重量
が大きく施工作業性が悪く、また建造物等に施工する場
合には建造物全体の強度、バランスに配慮が必要となる
等の欠点を有している。そこで薄膜、軽量で施工作業性
が良く、電波遮蔽能および電波反射防止能の優れた電波
反射防止体の開発が要望されていた。
ものとして、フェライト又はフェライトと金属粉末もし
くはカーボン粉末との混合物を有機高分子中に分散させ
てなる電波吸収材料が知られている。しかしながら、上
記材料で実用的な吸収特性を得るためには狭帯域周波数
(有効帯域幅0.5〜1GHz 未満程度)の電波の場合で
も少なくとも重量4kg/m2 以上で膜厚1mm以上、広域周
波数(有効帯域幅1〜5GHz 程度)の電波の場合には少
なくとも重量約12kg/m2 以上、4.5mm以上の膜厚が
必要である。したがって使用に際しては厚みおよび重量
が大きく施工作業性が悪く、また建造物等に施工する場
合には建造物全体の強度、バランスに配慮が必要となる
等の欠点を有している。そこで薄膜、軽量で施工作業性
が良く、電波遮蔽能および電波反射防止能の優れた電波
反射防止体の開発が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため電波反射防止体および電波反射防止方法に
ついて鋭意研究の結果、金属などの電波反射体上に、特
定の粉末を含有する樹脂層、および金属粉末を含有し特
定の体積固有抵抗値を有し、かつ特定の図形単位を配列
してなるパターン塗膜を形成することによって、電波を
遮蔽し、かつ優れた電波反射防止能を発揮することを見
出し本発明を完成するに至った。
解決するため電波反射防止体および電波反射防止方法に
ついて鋭意研究の結果、金属などの電波反射体上に、特
定の粉末を含有する樹脂層、および金属粉末を含有し特
定の体積固有抵抗値を有し、かつ特定の図形単位を配列
してなるパターン塗膜を形成することによって、電波を
遮蔽し、かつ優れた電波反射防止能を発揮することを見
出し本発明を完成するに至った。
【0005】本発明の上記効果は、従来の技術からは全
く予測困難なものである。すなわち、本発明の特徴は、
本来、電波の反射体として作用する金属粉末を含有する
パターン塗膜層を、特定の構成を持つ構造体の上に装着
することにより驚くべきことには従来にない軽量にして
薄膜においても効果的に電波の反射を防止できることを
見出したことにある。すなわちパターン塗膜層の塗膜部
のみでは殆ど電波反射体として作用し、また当該パター
ン塗膜層がない場合には従来のものと同様な、重量が大
きく厚膜のフェライト膜層が必要となるが、上述の如き
効果を有する本発明によって解決したものである。
く予測困難なものである。すなわち、本発明の特徴は、
本来、電波の反射体として作用する金属粉末を含有する
パターン塗膜層を、特定の構成を持つ構造体の上に装着
することにより驚くべきことには従来にない軽量にして
薄膜においても効果的に電波の反射を防止できることを
見出したことにある。すなわちパターン塗膜層の塗膜部
のみでは殆ど電波反射体として作用し、また当該パター
ン塗膜層がない場合には従来のものと同様な、重量が大
きく厚膜のフェライト膜層が必要となるが、上述の如き
効果を有する本発明によって解決したものである。
【0006】すなわち本発明は、金属製電波反射体層
(A)、必要ならば介在してもよい支持体層(B)、フ
ェライト、カーボンおよび導電性金属酸化物から選ばれ
た少なくとも1種の粉末および必要に応じて高誘電材を
含有する樹脂層(C)、必要ならば介在してもよい支持
フィルム層(D)および連続した紐帯状図形を図形単位
として、該図形単位を1個又は複数個配列した模様に形
成された、金属粉末を含有する体積固有抵抗値が10-3
〜106 Ω・cmのパターン塗膜層(E)を順次積層して
なる構造を有することを特徴とする電波反射防止体を提
供するものである。
(A)、必要ならば介在してもよい支持体層(B)、フ
ェライト、カーボンおよび導電性金属酸化物から選ばれ
た少なくとも1種の粉末および必要に応じて高誘電材を
含有する樹脂層(C)、必要ならば介在してもよい支持
フィルム層(D)および連続した紐帯状図形を図形単位
として、該図形単位を1個又は複数個配列した模様に形
成された、金属粉末を含有する体積固有抵抗値が10-3
〜106 Ω・cmのパターン塗膜層(E)を順次積層して
なる構造を有することを特徴とする電波反射防止体を提
供するものである。
【0007】また、本発明は、上記電波反射防止体にお
いて、パターン塗膜層(E)上に、さらにクリヤまたは
着色塗膜層(F)を設けてなることを特徴とする電波反
射防止体を提供するものである。
いて、パターン塗膜層(E)上に、さらにクリヤまたは
着色塗膜層(F)を設けてなることを特徴とする電波反
射防止体を提供するものである。
【0008】さらに本発明は、構造体上に、上記の電波
反射防止体を形成することを特徴とする電波反射防止方
法を提供するものである。
反射防止体を形成することを特徴とする電波反射防止方
法を提供するものである。
【0009】また本発明は、金属表面を有する電波反射
構造体上に、上記の電波反射防止体から金属製電波反射
体層(A)を除いた積層体を形成することを特徴とする
電波反射防止方法を提供するものである。
構造体上に、上記の電波反射防止体から金属製電波反射
体層(A)を除いた積層体を形成することを特徴とする
電波反射防止方法を提供するものである。
【0010】本発明の電波反射防止体において、金属製
電波反射体層(A)は、入ってきた電波を100%ない
しは、ほぼ100%(約99%以上)反射することがで
きる金属製の層であればよく、一般に金属シートが用い
られる。金属シートは金属箔も包含するものである。金
属シートの種類としては、ブリキ、真ちゅう、ジュラル
ミン、銅、鉄、ニッケル、ステンレススチール、アルミ
ニウムなどの金属のシートが挙げられる。金属シートの
膜厚は特に限定されるものではないが、強度、軽量化の
観点から5〜500μm 程度が好ましい。
電波反射体層(A)は、入ってきた電波を100%ない
しは、ほぼ100%(約99%以上)反射することがで
きる金属製の層であればよく、一般に金属シートが用い
られる。金属シートは金属箔も包含するものである。金
属シートの種類としては、ブリキ、真ちゅう、ジュラル
ミン、銅、鉄、ニッケル、ステンレススチール、アルミ
ニウムなどの金属のシートが挙げられる。金属シートの
膜厚は特に限定されるものではないが、強度、軽量化の
観点から5〜500μm 程度が好ましい。
【0011】
【作用】本発明の電波反射防止体においては、上記金属
製電波反射体層(A)上に、支持体層(B)を介して、
または介さずに、樹脂層(C)が形成されている。この
支持体層(B)は樹脂層(C)を前もって支持体上に形
成しておき、このものを層(A)に接着する場合などに
使用される。層(A)上に直接、樹脂層(C)を形成す
る場合には支持体層(B)は不必要である。支持体層
(B)は、樹脂層(C)を支持する強度を有するシート
であればよく、一般に膜厚10〜500μm程度のプラ
スチックシートが挙げられる。プラスチックシートには
プラスチックフィルムも包含される。プラスチックシー
トの種類としては特に制限はないが、ポリイミド、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ハイ
パロンゴム、塩化ゴム、クロロプレンゴム、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。
このプラスチックシートには繊維強化プラスチックシー
トも包含される。
製電波反射体層(A)上に、支持体層(B)を介して、
または介さずに、樹脂層(C)が形成されている。この
支持体層(B)は樹脂層(C)を前もって支持体上に形
成しておき、このものを層(A)に接着する場合などに
使用される。層(A)上に直接、樹脂層(C)を形成す
る場合には支持体層(B)は不必要である。支持体層
(B)は、樹脂層(C)を支持する強度を有するシート
であればよく、一般に膜厚10〜500μm程度のプラ
スチックシートが挙げられる。プラスチックシートには
プラスチックフィルムも包含される。プラスチックシー
トの種類としては特に制限はないが、ポリイミド、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ハイ
パロンゴム、塩化ゴム、クロロプレンゴム、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。
このプラスチックシートには繊維強化プラスチックシー
トも包含される。
【0012】前記金属製電波反射体層(A)上に、上記
支持体層(B)を介して、または介さずに形成される樹
脂層(C)は、フェライト、カーボンおよび導電性金属
酸化物から選ばれた少なくとも1種の粉末および必要に
応じて高誘電材を樹脂中に分散させたものを、シート状
に成型または層(A)もしくは支持体層(B)上に塗
布、乾燥させることによって得られる。シート状に成型
した場合は、この成型物を層(A)上に接着剤などで接
着する。ここで用いられる樹脂としては、例えばポリイ
ミド、ポリフェニレンサルファイド、ロジン、セラッ
ク、エステルゴム、ハイパロン(クロロスルホン化ポリ
エチレン)ゴム、塩化ゴム、クロロプレンゴム、ポリオ
レフィン樹脂、炭化水素樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリ
コン系樹脂、セルロース系樹脂、酢酸ビニル樹脂などの
樹脂が挙げられる。
支持体層(B)を介して、または介さずに形成される樹
脂層(C)は、フェライト、カーボンおよび導電性金属
酸化物から選ばれた少なくとも1種の粉末および必要に
応じて高誘電材を樹脂中に分散させたものを、シート状
に成型または層(A)もしくは支持体層(B)上に塗
布、乾燥させることによって得られる。シート状に成型
した場合は、この成型物を層(A)上に接着剤などで接
着する。ここで用いられる樹脂としては、例えばポリイ
ミド、ポリフェニレンサルファイド、ロジン、セラッ
ク、エステルゴム、ハイパロン(クロロスルホン化ポリ
エチレン)ゴム、塩化ゴム、クロロプレンゴム、ポリオ
レフィン樹脂、炭化水素樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリ
コン系樹脂、セルロース系樹脂、酢酸ビニル樹脂などの
樹脂が挙げられる。
【0013】上記樹脂中に分散されることができるフェ
ライトとしては、従来、電波吸収体に使用されているフ
ェライトが使用でき、代表例としてヘマタイト(Fe2
O3)、マグネタイト(Fe3 O4)、一般にMO・Fe2
O3 なる組成で表わされる異種金属元素を含む鉄酸化物
(MはMn、Co、Ni、Cu、Zn、Ba、Mgな
ど)が挙げられる。フェライトの粒径は特に限定される
ものではないが、一般に粒径が100μm 以下であるこ
とが分散性などの点から望ましい。
ライトとしては、従来、電波吸収体に使用されているフ
ェライトが使用でき、代表例としてヘマタイト(Fe2
O3)、マグネタイト(Fe3 O4)、一般にMO・Fe2
O3 なる組成で表わされる異種金属元素を含む鉄酸化物
(MはMn、Co、Ni、Cu、Zn、Ba、Mgな
ど)が挙げられる。フェライトの粒径は特に限定される
ものではないが、一般に粒径が100μm 以下であるこ
とが分散性などの点から望ましい。
【0014】上記樹脂中に分散されることができるカー
ボンとしては、導電性を有するカーボンが好ましく、い
わゆる導電性カーボンや炭素繊維などが挙げられる。カ
ーボンの粒径または繊維の直径は特に限定されるもので
はないが、一般に粒径または繊維の直径が100μm 以
下であることが分散性などの点から好ましい。上記樹脂
中に分散されることができる導電性金属酸化物として
は、導電性を有する金属酸化物であればよく、例えば錫
やインジウムの酸化物の粉末、これらの金属酸化物を無
機質または有機質の粉末上に蒸着などによって薄膜状に
形成されてなる粉末であってもよい。これらの粉末の粒
径または繊維の直径は特に限定されるものではないが、
一般に粒径または繊維の直径が100μm 以下であるこ
とが分散性などの点から好ましい。
ボンとしては、導電性を有するカーボンが好ましく、い
わゆる導電性カーボンや炭素繊維などが挙げられる。カ
ーボンの粒径または繊維の直径は特に限定されるもので
はないが、一般に粒径または繊維の直径が100μm 以
下であることが分散性などの点から好ましい。上記樹脂
中に分散されることができる導電性金属酸化物として
は、導電性を有する金属酸化物であればよく、例えば錫
やインジウムの酸化物の粉末、これらの金属酸化物を無
機質または有機質の粉末上に蒸着などによって薄膜状に
形成されてなる粉末であってもよい。これらの粉末の粒
径または繊維の直径は特に限定されるものではないが、
一般に粒径または繊維の直径が100μm 以下であるこ
とが分散性などの点から好ましい。
【0015】また上記樹脂中に必要に応じて含有させる
ことができる高誘電材としては、チタン酸バリウム、チ
タン酸ストロンチウム、チタン酸ジルコニウム、チタン
酸カリウムなどの粒子又はウィスカーなどであるチタン
酸化合物、シリコンカーバイド、チッ化ケイ素などを挙
げることができる。これらの高誘電材は粒子状であって
も繊維状であってもよく、その粒径または繊維の直径は
特に限定されるものではないが、一般に100μm 以下
であることが分散性などの点から好ましい。
ことができる高誘電材としては、チタン酸バリウム、チ
タン酸ストロンチウム、チタン酸ジルコニウム、チタン
酸カリウムなどの粒子又はウィスカーなどであるチタン
酸化合物、シリコンカーバイド、チッ化ケイ素などを挙
げることができる。これらの高誘電材は粒子状であって
も繊維状であってもよく、その粒径または繊維の直径は
特に限定されるものではないが、一般に100μm 以下
であることが分散性などの点から好ましい。
【0016】前記樹脂中には、上記フェライト、カーボ
ンおよび導電性金属酸化物のうちの少なくとも1種の粉
末および必要に応じて高誘電材を単独で又は組合せて配
合、分散させることができる。樹脂100重量部に対す
る上記粉末の配合量は、下記範囲内にあることが好まし
い。 ・フェライト単独の場合、100〜400重量部 ・カーボン、導電性金属酸化物のうちのいずれか単独の
場合又はこれらの併用の場合、3〜20重量部 ・フェライト/(カーボン、導電性金属酸化物の少なく
とも1種)併用の場合、合計で3〜400重量部であっ
て、(カーボン、導電性金属酸化物)の合計量が20重
量部未満、 ・フェライト/高誘電材併用の場合、合計で100〜4
00重量部であって、高誘電材の含有量は好ましくは、
これらの粉末の合計量のうち50重量%未満、 ・(カーボン、導電性金属酸化物のうちの少なくとも1
種)/高誘電材併用の場合、合計で3〜200重量部で
あって、(カーボン、導電性金属酸化物)の合計量が2
0重量部未満、 ・フェライト/(カーボン導電性金属酸化物のうちの少
なくとも1種)/高誘電材併用の場合、合計で3〜40
0重量部であって、(カーボン、導電性金属酸化物)の
合計量が20重量部未満、高誘電材の含有量は好ましく
は粉末の合計量のうちの50重量%未満。
ンおよび導電性金属酸化物のうちの少なくとも1種の粉
末および必要に応じて高誘電材を単独で又は組合せて配
合、分散させることができる。樹脂100重量部に対す
る上記粉末の配合量は、下記範囲内にあることが好まし
い。 ・フェライト単独の場合、100〜400重量部 ・カーボン、導電性金属酸化物のうちのいずれか単独の
場合又はこれらの併用の場合、3〜20重量部 ・フェライト/(カーボン、導電性金属酸化物の少なく
とも1種)併用の場合、合計で3〜400重量部であっ
て、(カーボン、導電性金属酸化物)の合計量が20重
量部未満、 ・フェライト/高誘電材併用の場合、合計で100〜4
00重量部であって、高誘電材の含有量は好ましくは、
これらの粉末の合計量のうち50重量%未満、 ・(カーボン、導電性金属酸化物のうちの少なくとも1
種)/高誘電材併用の場合、合計で3〜200重量部で
あって、(カーボン、導電性金属酸化物)の合計量が2
0重量部未満、 ・フェライト/(カーボン導電性金属酸化物のうちの少
なくとも1種)/高誘電材併用の場合、合計で3〜40
0重量部であって、(カーボン、導電性金属酸化物)の
合計量が20重量部未満、高誘電材の含有量は好ましく
は粉末の合計量のうちの50重量%未満。
【0017】樹脂層(C)の作用効果は明らかではない
が、パターン塗膜層の塗膜のない部分から内部に入り込
んだ電波の行路長を変化させ、層(A)で反射してパタ
ーン塗膜層の塗膜のない部分から外部へ出ていく電波の
位相を変化させるものと考えられ、これによってパター
ン塗膜層の塗膜部で反射される外部からの電波と上記位
相を変化させた電波との干渉によって電波のエネルギー
を消失させる効果を有するものと考えられる。
が、パターン塗膜層の塗膜のない部分から内部に入り込
んだ電波の行路長を変化させ、層(A)で反射してパタ
ーン塗膜層の塗膜のない部分から外部へ出ていく電波の
位相を変化させるものと考えられ、これによってパター
ン塗膜層の塗膜部で反射される外部からの電波と上記位
相を変化させた電波との干渉によって電波のエネルギー
を消失させる効果を有するものと考えられる。
【0018】本発明の電波反射防止体においては、上記
樹脂層(C)上に、支持フィルム層(D)を介して、ま
たは介さずに、パターン塗膜層(E)が積層されてい
る。パターン塗膜層(E)は、金属粉末を含有する模様
塗膜であって体積固有抵抗値10-3〜106 Ω・cm、好
ましくは10-3〜102 Ω・cmを有する。パターン塗膜
層(E)は、得られる塗膜層の体積固有抵抗値が10-3
〜106Ω・cmとなるように、樹脂中に金属粉末、必要
に応じて溶剤、タレ止め剤、脱泡剤、顔料分散剤、その
他塗料添加剤などを含有せしめた塗料(インキ)を、樹
脂層(C)上又は支持フィルム層(D)上にグラビア印
刷、スクリーン印刷、スプレー法、ロールコータ法など
既知の方法によって幾何学的模様状に塗布し乾燥させる
ことによって形成することができる。
樹脂層(C)上に、支持フィルム層(D)を介して、ま
たは介さずに、パターン塗膜層(E)が積層されてい
る。パターン塗膜層(E)は、金属粉末を含有する模様
塗膜であって体積固有抵抗値10-3〜106 Ω・cm、好
ましくは10-3〜102 Ω・cmを有する。パターン塗膜
層(E)は、得られる塗膜層の体積固有抵抗値が10-3
〜106Ω・cmとなるように、樹脂中に金属粉末、必要
に応じて溶剤、タレ止め剤、脱泡剤、顔料分散剤、その
他塗料添加剤などを含有せしめた塗料(インキ)を、樹
脂層(C)上又は支持フィルム層(D)上にグラビア印
刷、スクリーン印刷、スプレー法、ロールコータ法など
既知の方法によって幾何学的模様状に塗布し乾燥させる
ことによって形成することができる。
【0019】支持フィルム層(D)上にパターン塗膜層
(E)を形成する場合には、樹脂層(C)上に接着剤な
どによって支持フィルムを貼着し、この上にパターン塗
膜層(E)を形成してもよいが、支持フィルム単体上に
パターン塗膜層(E)を形成した後に、得られたパター
ン塗膜層(E)を有する支持フィルムを樹脂層(C)上
に貼着してもよい。樹脂層(C)上に直接、パターン塗
膜層(E)を形成する場合には支持フィルム層(D)は
不必要である。
(E)を形成する場合には、樹脂層(C)上に接着剤な
どによって支持フィルムを貼着し、この上にパターン塗
膜層(E)を形成してもよいが、支持フィルム単体上に
パターン塗膜層(E)を形成した後に、得られたパター
ン塗膜層(E)を有する支持フィルムを樹脂層(C)上
に貼着してもよい。樹脂層(C)上に直接、パターン塗
膜層(E)を形成する場合には支持フィルム層(D)は
不必要である。
【0020】上記パターン塗膜層(E)を形成するため
の塗料中に配合される金属粉末としては、ニッケル、ア
ルミニウム、銅、鉄、コバルト、亜鉛、タングステンな
どの金属の粉末が挙げられる。この金属粉末の大きさ、
含有量について特に制限はないが、粒径については、分
散性の点から一般に100μm 以下であることが好まし
く、含有量については、通常、樹脂固形分100重量部
に対して25〜500重量部であることが好ましい。
の塗料中に配合される金属粉末としては、ニッケル、ア
ルミニウム、銅、鉄、コバルト、亜鉛、タングステンな
どの金属の粉末が挙げられる。この金属粉末の大きさ、
含有量について特に制限はないが、粒径については、分
散性の点から一般に100μm 以下であることが好まし
く、含有量については、通常、樹脂固形分100重量部
に対して25〜500重量部であることが好ましい。
【0021】パターン塗膜層(E)を形成するための塗
料中に配合する樹脂としては、被膜形成性樹脂であれば
よく、塗料分野やインキ分野で使用される被膜形成性樹
脂が使用でき、例えば、前記樹脂層(C)において使用
できる樹脂を挙げることができる。また必要に応じてこ
れらの樹脂中の官能基と反応して硬化しうる硬化剤を配
合してもよい。またこの塗料中に必要に応じて配合され
る溶剤は塗料中に使用される樹脂を溶解または分散する
ものであればよく、塗料(インキ)の粘度を調整し、塗
装作業性をよくするためなどに用いられる。
料中に配合する樹脂としては、被膜形成性樹脂であれば
よく、塗料分野やインキ分野で使用される被膜形成性樹
脂が使用でき、例えば、前記樹脂層(C)において使用
できる樹脂を挙げることができる。また必要に応じてこ
れらの樹脂中の官能基と反応して硬化しうる硬化剤を配
合してもよい。またこの塗料中に必要に応じて配合され
る溶剤は塗料中に使用される樹脂を溶解または分散する
ものであればよく、塗料(インキ)の粘度を調整し、塗
装作業性をよくするためなどに用いられる。
【0022】パターン塗膜層(E)の形状は、連続した
紐帯状図形を図形単位として、該図形単位を複数個配列
してなる形状であればよい。
紐帯状図形を図形単位として、該図形単位を複数個配列
してなる形状であればよい。
【0023】図形単位中の各紐帯状図形は紐帯状である
限り形状に特に制限はないが、幅が0.01〜5mmで、
長さの相加平均値と幅の相加平均値との比率が3:1〜
106 :1の範囲にあることが好ましい。また図形単位
中の各図形の紐帯と紐帯との間隔(スペース)は好まし
くは0.01〜10mm、さらに好ましくは0.05〜5
mmの範囲である。この間隔は等間隔であってもなくても
よい。さらに各図形は相似形であってもなくてもよい
が、電波反射防止能の点で図形単位中における紐帯と紐
帯との間隔を上記一定範囲とすることが好ましく、相似
形とすることなどによってこの間隔を一定範囲内に保持
しやすくできる。また各図形は、開放端を有さない閉環
図形であってもよいし、開放端を有する開環図形であっ
てもよい。
限り形状に特に制限はないが、幅が0.01〜5mmで、
長さの相加平均値と幅の相加平均値との比率が3:1〜
106 :1の範囲にあることが好ましい。また図形単位
中の各図形の紐帯と紐帯との間隔(スペース)は好まし
くは0.01〜10mm、さらに好ましくは0.05〜5
mmの範囲である。この間隔は等間隔であってもなくても
よい。さらに各図形は相似形であってもなくてもよい
が、電波反射防止能の点で図形単位中における紐帯と紐
帯との間隔を上記一定範囲とすることが好ましく、相似
形とすることなどによってこの間隔を一定範囲内に保持
しやすくできる。また各図形は、開放端を有さない閉環
図形であってもよいし、開放端を有する開環図形であっ
てもよい。
【0024】図形単位としては、例えば後記図1〜5に
示すような渦巻状図形等が挙げられる。図形単位の大き
さは通常、1,000cm2 以下であることが好ましい。
図形単位の代表例を図1〜図11に示す。
示すような渦巻状図形等が挙げられる。図形単位の大き
さは通常、1,000cm2 以下であることが好ましい。
図形単位の代表例を図1〜図11に示す。
【0025】本発明において、図形単位は図示した形状
や大きさのものに限定されるものではない。例えば図1
において、巻き回数は、図形単位の大きさ、紐帯の幅、
紐帯間のスペースなどは必要に応じて任意に変えられ
る。
や大きさのものに限定されるものではない。例えば図1
において、巻き回数は、図形単位の大きさ、紐帯の幅、
紐帯間のスペースなどは必要に応じて任意に変えられ
る。
【0026】上記図形単位を配列してパターン塗膜層
(E)とすることができるが、図形単位の配列は、例え
ば市松模様状、ストライプ状、格子状などであることが
でき、一定の繰返しパターンとすることが好ましい。パ
ターン塗膜層(E)を形成した表面における非塗膜部/
塗膜部の面積比が0.05〜20であることが好まし
い。
(E)とすることができるが、図形単位の配列は、例え
ば市松模様状、ストライプ状、格子状などであることが
でき、一定の繰返しパターンとすることが好ましい。パ
ターン塗膜層(E)を形成した表面における非塗膜部/
塗膜部の面積比が0.05〜20であることが好まし
い。
【0027】本発明の電波反射防止体は、前記金属製電
波反射体層(A)、介在してもしなくてもよい支持体層
(B)、樹脂層(C)、介在してもしなくてもよい支持
フィルム層(D)、およびパターン塗膜層(E)からな
っていてもよいが、電波反射防止体の防食性、耐候性、
美粧性、材料特性の保持性の向上などのため、パターン
塗膜層(E)上に、クリヤまたは着色塗膜層(F)を塗
装などによって設けてもよい。この塗膜層を形成する樹
脂種としては例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
波反射体層(A)、介在してもしなくてもよい支持体層
(B)、樹脂層(C)、介在してもしなくてもよい支持
フィルム層(D)、およびパターン塗膜層(E)からな
っていてもよいが、電波反射防止体の防食性、耐候性、
美粧性、材料特性の保持性の向上などのため、パターン
塗膜層(E)上に、クリヤまたは着色塗膜層(F)を塗
装などによって設けてもよい。この塗膜層を形成する樹
脂種としては例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂などが挙げられる。
【0028】本発明の電波反射防止方法においては、電
波の遮蔽および電波の反射防止をすべき構造体に上記本
発明の電波反射防止体を接着剤などによって貼着するこ
とによって電波の遮蔽および電波の反射防止を効果的に
行なうことができる。また本発明の電波反射防止方法に
おいて、電波の反射を防止すべき構造体が金属表面を有
する電波反射構造体である場合には、この電波反射構造
体が、前記本発明の電波反射防止体の金属製電波反射体
層(A)と同様に電波の遮蔽などの働きを行なうことが
できるので、この電波反射構造体上には、前記電波反射
防止体から金属製電波反射体層(A)を除いた積層体を
形成することによっても効果的に電波反射防止を行なう
ことができる。
波の遮蔽および電波の反射防止をすべき構造体に上記本
発明の電波反射防止体を接着剤などによって貼着するこ
とによって電波の遮蔽および電波の反射防止を効果的に
行なうことができる。また本発明の電波反射防止方法に
おいて、電波の反射を防止すべき構造体が金属表面を有
する電波反射構造体である場合には、この電波反射構造
体が、前記本発明の電波反射防止体の金属製電波反射体
層(A)と同様に電波の遮蔽などの働きを行なうことが
できるので、この電波反射構造体上には、前記電波反射
防止体から金属製電波反射体層(A)を除いた積層体を
形成することによっても効果的に電波反射防止を行なう
ことができる。
【0029】また本発明の電波反射防止体の金属製電波
反射体層(A)の面に前もって粘着剤を塗布し、その上
に離型紙を積層しておくことによって施工現場にて剥離
紙をはがして貼着するだけで構造体上に電波反射防止体
を形成することができる。
反射体層(A)の面に前もって粘着剤を塗布し、その上
に離型紙を積層しておくことによって施工現場にて剥離
紙をはがして貼着するだけで構造体上に電波反射防止体
を形成することができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。なお、以下「部」は重量基準によるものとす
る。
明する。なお、以下「部」は重量基準によるものとす
る。
【0031】実施例1 ポリイミドフィルム[(B)層:膜厚25μm]上に、ア
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト20
0部を含有する塗料を乾燥膜厚が500μm になるよう
に塗布し、樹脂層(C)を形成した。またポリイミドフ
ィルム[(D)層:膜厚25μm]上に、アクリル樹脂1
00部にニッケル粉200部を含有する導電性インク
(得られる膜の体積固有抵抗3.1×10-3Ω・cm)を
使って図2に示す図形単位様の図形単位(最外周の1辺
の長さが約20mm、紐帯の線幅が約250μm 、紐帯間
の線間隔(スペース)が約250μm)が上下左右に1mm
間隔に並ぶように印刷して膜厚約35μm のパターン塗
膜層(E)を形成した。次いで得られた2種の積層体を
用い厚さ50μm のアルミ箔(A)層と(B)層ならび
に(C)層と(D)層とを接着剤で接着して電波反射防
止体を得た。
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト20
0部を含有する塗料を乾燥膜厚が500μm になるよう
に塗布し、樹脂層(C)を形成した。またポリイミドフ
ィルム[(D)層:膜厚25μm]上に、アクリル樹脂1
00部にニッケル粉200部を含有する導電性インク
(得られる膜の体積固有抵抗3.1×10-3Ω・cm)を
使って図2に示す図形単位様の図形単位(最外周の1辺
の長さが約20mm、紐帯の線幅が約250μm 、紐帯間
の線間隔(スペース)が約250μm)が上下左右に1mm
間隔に並ぶように印刷して膜厚約35μm のパターン塗
膜層(E)を形成した。次いで得られた2種の積層体を
用い厚さ50μm のアルミ箔(A)層と(B)層ならび
に(C)層と(D)層とを接着剤で接着して電波反射防
止体を得た。
【0032】実施例2 厚さ50μm のアルミ箔[(A)層]の上に、エピコー
ト828(シェル化学社製、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂)100部と硬化剤であるジエチレンテトラミン
5部との混合物105部に対してニッケル系フェライト
150部、インジウム−錫酸化物膜を硫酸バリウム粉末
上にスパッタリング法にて膜厚約10nmとなるように形
成してなる粉末10部を含有する塗料を乾燥膜厚が約5
00μmとなるよう塗布、乾燥させて樹脂層(C)を形
成した。この樹脂層(C)上に、アクリル樹脂100部
にニッケル粉150部を含有する導電性インキ(得られ
る塗膜の体積固有抵抗値2.3×10-1Ω・cm)を使用
し、図3に示す図形単位様の図形単位(紐帯の形状は三
角形状、最外周の三角形の最長の一辺の長さ約12mm、
線幅100μm 、線間隔(スペース)100μm)を、各
図形単位間における頂点間の距離を0.5mmとして鱗状
に配列したパターンとなるように印刷して膜厚約50μ
m のパターン塗膜層(E)を形成して電波反射防止体を
得た。
ト828(シェル化学社製、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂)100部と硬化剤であるジエチレンテトラミン
5部との混合物105部に対してニッケル系フェライト
150部、インジウム−錫酸化物膜を硫酸バリウム粉末
上にスパッタリング法にて膜厚約10nmとなるように形
成してなる粉末10部を含有する塗料を乾燥膜厚が約5
00μmとなるよう塗布、乾燥させて樹脂層(C)を形
成した。この樹脂層(C)上に、アクリル樹脂100部
にニッケル粉150部を含有する導電性インキ(得られ
る塗膜の体積固有抵抗値2.3×10-1Ω・cm)を使用
し、図3に示す図形単位様の図形単位(紐帯の形状は三
角形状、最外周の三角形の最長の一辺の長さ約12mm、
線幅100μm 、線間隔(スペース)100μm)を、各
図形単位間における頂点間の距離を0.5mmとして鱗状
に配列したパターンとなるように印刷して膜厚約50μ
m のパターン塗膜層(E)を形成して電波反射防止体を
得た。
【0033】実施例3 ポリイミドフィルム[(B)層:膜厚50μm]上に、ア
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト10
0部と導電性カーボン10部とを含有する塗料を乾燥膜
厚が400μm になるように塗布して、樹脂層(C)を
形成した。この上に、アクリル樹脂100部にニッケル
粉100部を含有する導電性インク(得られる膜の体積
固有抵抗値7.5Ω・cm)を使用し、図1に示す図形単
位様の図形単位(最外周の円弧の直径約15mm、線幅約
200μm 、1図形単位中の円弧間の間隔(スペース)
約200μm )が各図形単位間の上下左右の間隔がそれ
ぞれ5mmとなるように配列した図6様のパターンとなる
ように印刷して膜厚約60μm のパターン塗膜層(E)
を形成した。厚さ25μm のアルミ箔(A)層に得られ
た複層の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作
成した。
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト10
0部と導電性カーボン10部とを含有する塗料を乾燥膜
厚が400μm になるように塗布して、樹脂層(C)を
形成した。この上に、アクリル樹脂100部にニッケル
粉100部を含有する導電性インク(得られる膜の体積
固有抵抗値7.5Ω・cm)を使用し、図1に示す図形単
位様の図形単位(最外周の円弧の直径約15mm、線幅約
200μm 、1図形単位中の円弧間の間隔(スペース)
約200μm )が各図形単位間の上下左右の間隔がそれ
ぞれ5mmとなるように配列した図6様のパターンとなる
ように印刷して膜厚約60μm のパターン塗膜層(E)
を形成した。厚さ25μm のアルミ箔(A)層に得られ
た複層の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作
成した。
【0034】実施例4 膜厚約100μm のアラミド繊維の不織布に、エピコー
ト828の100部と硬化剤であるジエチレンテトラミ
ン5部との混合物105部に対して導電性カーボン10
部とチタン酸バリウム粉150部とを含有する塗料を、
平滑な金属板上に塗装した時の乾燥膜厚が600μm と
なるに相当するように塗装し、80℃で10分間加熱後
100℃で50kg/cm2の圧力にて60分間加熱プレスし
て樹脂層(C)である厚さ約680μm の成型シートを
形成した。またエポキシ樹脂含浸ガラス繊維強化シート
[(D)層:膜厚100μm]上にアクリル樹脂100部
にニッケル粉300部と導電性カーボン10部を含有す
る導電性インク(得られる膜の体積固有抵抗1.6×1
0-3Ω・cm)を使い、図4に示す図形単位様の図形単位
(最外周の一辺の長さが約5mm、線幅約300μm 、線
間隔(スペース)約150μm )を各図形単位間におけ
る最短の頂点間の距離を0.5mmとして市松模様状に印
刷し膜厚約35μm のパターン塗膜層(E)を形成し
た。厚さ25μm のアルミ箔(A)層と(C)層ならび
に(C)層と(D)層との間に熱圧着シートを挟み、1
80℃に加熱しながら圧着し電波反射防止体を得た。
ト828の100部と硬化剤であるジエチレンテトラミ
ン5部との混合物105部に対して導電性カーボン10
部とチタン酸バリウム粉150部とを含有する塗料を、
平滑な金属板上に塗装した時の乾燥膜厚が600μm と
なるに相当するように塗装し、80℃で10分間加熱後
100℃で50kg/cm2の圧力にて60分間加熱プレスし
て樹脂層(C)である厚さ約680μm の成型シートを
形成した。またエポキシ樹脂含浸ガラス繊維強化シート
[(D)層:膜厚100μm]上にアクリル樹脂100部
にニッケル粉300部と導電性カーボン10部を含有す
る導電性インク(得られる膜の体積固有抵抗1.6×1
0-3Ω・cm)を使い、図4に示す図形単位様の図形単位
(最外周の一辺の長さが約5mm、線幅約300μm 、線
間隔(スペース)約150μm )を各図形単位間におけ
る最短の頂点間の距離を0.5mmとして市松模様状に印
刷し膜厚約35μm のパターン塗膜層(E)を形成し
た。厚さ25μm のアルミ箔(A)層と(C)層ならび
に(C)層と(D)層との間に熱圧着シートを挟み、1
80℃に加熱しながら圧着し電波反射防止体を得た。
【0035】実施例5 ポリイミドフィルム[(B)層:膜厚50μm]上に、ア
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト17
5部およびチタン酸カリウムウィスカー25部を含有す
る塗料を乾燥膜厚が350μm になるように塗布して、
樹脂層(C)を形成した。この上に、エピコート828
の100部と硬化剤であるジエチレンテトラミン5部と
の混合物105部に対して電解銅粉200部を含有する
導電性インク(得られる塗膜の体積固有抵抗値5.7×
10-3Ω・cm)を使用し、図5に示す図形単位様の図形
単位(最長の一辺の長さ約10mm、最長の一辺を除いた
場合における二つの四角形状模様間の最短距離約0.5
mm、線幅約150μm 、線間隔(スペース)200μm)
を、第1列は各図形単位の長手方向を横にして5mm間隔
で、第2列は第1列との間隔が5mmとなるように各図形
単位の長手方向を縦にして5mm間隔で配列し、この第1
列目と第2列目の配列が交互に繰返されるように配列さ
れたパターンに印刷し乾燥膜厚30μm のパターン塗膜
層(E)を形成した。さらにこの層(E)上に乾燥膜厚
50μm の2液型ウレタンクリヤ層(F)を形成した。
厚さ25μm のアルミニウム箔(A)層に得られた積層
体の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作成し
た。
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト17
5部およびチタン酸カリウムウィスカー25部を含有す
る塗料を乾燥膜厚が350μm になるように塗布して、
樹脂層(C)を形成した。この上に、エピコート828
の100部と硬化剤であるジエチレンテトラミン5部と
の混合物105部に対して電解銅粉200部を含有する
導電性インク(得られる塗膜の体積固有抵抗値5.7×
10-3Ω・cm)を使用し、図5に示す図形単位様の図形
単位(最長の一辺の長さ約10mm、最長の一辺を除いた
場合における二つの四角形状模様間の最短距離約0.5
mm、線幅約150μm 、線間隔(スペース)200μm)
を、第1列は各図形単位の長手方向を横にして5mm間隔
で、第2列は第1列との間隔が5mmとなるように各図形
単位の長手方向を縦にして5mm間隔で配列し、この第1
列目と第2列目の配列が交互に繰返されるように配列さ
れたパターンに印刷し乾燥膜厚30μm のパターン塗膜
層(E)を形成した。さらにこの層(E)上に乾燥膜厚
50μm の2液型ウレタンクリヤ層(F)を形成した。
厚さ25μm のアルミニウム箔(A)層に得られた積層
体の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作成し
た。
【0036】実施例6 ポリイミドフィルム[(B)層:膜厚50μm]上に、ア
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト15
0部、導電性カーボン5部およびチタン酸ストロンチウ
ム粉50部を含有する塗料を乾燥膜厚が300μm にな
るように塗布して、樹脂層(C)を形成した。この上
に、アクリル樹脂100部に電解銅粉200部を含有す
る導電性インク(得られる膜の体積固有抵抗5.7×1
0-3Ω・cm)を実施例1に示したパターンになるように
印刷し、乾燥膜厚30μm のパターン塗膜層(E)を形
成した。厚さ50μm のアルミ箔(A)層に得られた積
層体の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作成
した。
クリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト15
0部、導電性カーボン5部およびチタン酸ストロンチウ
ム粉50部を含有する塗料を乾燥膜厚が300μm にな
るように塗布して、樹脂層(C)を形成した。この上
に、アクリル樹脂100部に電解銅粉200部を含有す
る導電性インク(得られる膜の体積固有抵抗5.7×1
0-3Ω・cm)を実施例1に示したパターンになるように
印刷し、乾燥膜厚30μm のパターン塗膜層(E)を形
成した。厚さ50μm のアルミ箔(A)層に得られた積
層体の(B)層を接着剤で接着し電波反射防止体を作成
した。
【0037】実施例7 実施例3において、アルミ箔(A)層のかわりに300
mm×300mm×1,000mmの鋼製柱である金属表面を
有する構造体を使用する以外は実施例3と同様に行ない
電波反射防止構造体を作成した。
mm×300mm×1,000mmの鋼製柱である金属表面を
有する構造体を使用する以外は実施例3と同様に行ない
電波反射防止構造体を作成した。
【0038】比較例1 実施例1で使用した、ポリイミドフィルム(D)層上
に、実施例1で使用した導電性インクを使って実施例1
と同様のパターン塗膜層(E)を形成してなる、(D)
層と(E)層との積層体を比較例1とした。
に、実施例1で使用した導電性インクを使って実施例1
と同様のパターン塗膜層(E)を形成してなる、(D)
層と(E)層との積層体を比較例1とした。
【0039】比較例2 ポリイミドフィルム〔(B)層:膜厚25μm 〕上に、
アクリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト2
00部を含有する塗料を乾燥膜厚が3mmとなるように塗
装乾燥して(B)層上にフェライト含有樹脂層を形成
し、さらにこの(B)層に厚さ25μm のアルミ箔を接
着した。得られたこの積層体を比較例2とした。
アクリル樹脂100部に対してバリウム系フェライト2
00部を含有する塗料を乾燥膜厚が3mmとなるように塗
装乾燥して(B)層上にフェライト含有樹脂層を形成
し、さらにこの(B)層に厚さ25μm のアルミ箔を接
着した。得られたこの積層体を比較例2とした。
【0040】実施例1〜7ならびに比較例1および2で
得た電波反射防止体、電波反射防止構造体および積層体
(比較例)について電波反射防止効果を下記の方法によ
って測定した。その結果を後記表1に示す。また実施例
1〜6の電波反射防止体、比較例1および2の積層体の
重量を表1に示す。実施例7については鋼製柱に接着し
た積層体の重量を表1に示す。
得た電波反射防止体、電波反射防止構造体および積層体
(比較例)について電波反射防止効果を下記の方法によ
って測定した。その結果を後記表1に示す。また実施例
1〜6の電波反射防止体、比較例1および2の積層体の
重量を表1に示す。実施例7については鋼製柱に接着し
た積層体の重量を表1に示す。
【0041】電波反射防止効果の測定方法 電波反射率が0.01%以下の電波吸収体を部屋の壁面
に貼りつけた電波暗室の中に送信用ホーンアンテナと受
信用ホーンアンテナとを入射電波と反射電波との角度が
5°となるように設置し、それぞれのアンテナから60
cmの距離となるように金属反射板を置き、反射してくる
信号を受信用ホーンアンテナで受信してその電波反射率
を100%とする。次に金属反射板のかわりに測定試料
を置き、種々の周波数について測定試料表面から反射し
てくる信号から最大吸収周波数、最大吸収周波数におけ
る電波反射率、有効吸収帯域(最大吸収周波数の周辺で
1%以下の電波反射率を示す周波数帯域)を測定する。
に貼りつけた電波暗室の中に送信用ホーンアンテナと受
信用ホーンアンテナとを入射電波と反射電波との角度が
5°となるように設置し、それぞれのアンテナから60
cmの距離となるように金属反射板を置き、反射してくる
信号を受信用ホーンアンテナで受信してその電波反射率
を100%とする。次に金属反射板のかわりに測定試料
を置き、種々の周波数について測定試料表面から反射し
てくる信号から最大吸収周波数、最大吸収周波数におけ
る電波反射率、有効吸収帯域(最大吸収周波数の周辺で
1%以下の電波反射率を示す周波数帯域)を測定する。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明に基づく実施例1〜6から明らか
なように本発明の電波反射防止体は、膜厚が薄くて軽量
であっても電波反射率が非常に小さな値を示し、有効吸
収帯域も広い。比較例1の結果から本発明におけるパタ
ーン塗膜層(E)のみでは非常に高い電波反射率を示
し、電波を吸収する効果が小さく、また比較例2の結果
からフェライト膜のみで電波反射率を低くするためには
厚膜が必要であり、フェライト膜のみでは有効吸収帯域
も狭い。以上のことから本発明の電波反射防止体におい
ては、パターン塗膜層(E)、樹脂層(C)および金属
製電波反射体層(A)による相互の、予想以上の特殊な
波動干渉もしくは波動エネルギーの打消し合いによる作
用が考えられる。また、本発明の電波反射防止体の金属
製電波反射体層(A)を除いた積層板を金属表面を有す
る電波反射構造体上に形成した本発明方法である実施例
7においても良好な電波反射防止効果を有する。
なように本発明の電波反射防止体は、膜厚が薄くて軽量
であっても電波反射率が非常に小さな値を示し、有効吸
収帯域も広い。比較例1の結果から本発明におけるパタ
ーン塗膜層(E)のみでは非常に高い電波反射率を示
し、電波を吸収する効果が小さく、また比較例2の結果
からフェライト膜のみで電波反射率を低くするためには
厚膜が必要であり、フェライト膜のみでは有効吸収帯域
も狭い。以上のことから本発明の電波反射防止体におい
ては、パターン塗膜層(E)、樹脂層(C)および金属
製電波反射体層(A)による相互の、予想以上の特殊な
波動干渉もしくは波動エネルギーの打消し合いによる作
用が考えられる。また、本発明の電波反射防止体の金属
製電波反射体層(A)を除いた積層板を金属表面を有す
る電波反射構造体上に形成した本発明方法である実施例
7においても良好な電波反射防止効果を有する。
【図1】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の一例である。
(E)を構成する図形単位の一例である。
【図2】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の一例である。
(E)を構成する図形単位の一例である。
【図3】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の一例である。
(E)を構成する図形単位の一例である。
【図4】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の一例である。
(E)を構成する図形単位の一例である。
【図5】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の一例である。
(E)を構成する図形単位の一例である。
【図6】本発明の電波反射防止体のパターン塗膜層
(E)を構成する図形単位の配列パターンの一例であ
る。
(E)を構成する図形単位の配列パターンの一例であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 岩沢 直純 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 金属製電波反射体層(A)、必要ならば
介在してもよい支持体層(B)、フェライト、カーボン
および導電性金属酸化物から選ばれた少なくとも1種の
粉末および必要に応じて高誘電材を含有する樹脂層
(C)、必要ならば介在してもよい支持フィルム層
(D)および連続した紐帯状図形を図形単位として、該
図形単位を1個又は複数個配列した模様に形成された、
金属粉末を含有する体積固有抵抗値が10-3〜106 Ω
・cmのパターン塗膜層(E)を順次積層してなる構造を
有することを特徴とする電波反射防止体。 - 【請求項2】 パターン塗膜層(E)上に、さらにクリ
ヤまたは着色塗膜層(F)を設けてなることを特徴とす
る請求項1記載の電波反射防止体。 - 【請求項3】 構造体上に、請求項1または請求項2記
載の電波反射防止体を形成することを特徴とする電波反
射防止方法。 - 【請求項4】 金属表面を有する電波反射構造体上に、
請求項1または請求項2記載の電波反射防止体から金属
製電波反射体層(A)を除いた積層体を形成することを
特徴とする電波反射防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5310193A JPH06244579A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電波反射防止体および電波反射防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5310193A JPH06244579A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電波反射防止体および電波反射防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06244579A true JPH06244579A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12933402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5310193A Pending JPH06244579A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電波反射防止体および電波反射防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06244579A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007329348A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電波遮蔽体及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP5310193A patent/JPH06244579A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007329348A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電波遮蔽体及びその製造方法 |
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