JPH06243790A - Dc型放電表示パネル - Google Patents
Dc型放電表示パネルInfo
- Publication number
- JPH06243790A JPH06243790A JP5047129A JP4712993A JPH06243790A JP H06243790 A JPH06243790 A JP H06243790A JP 5047129 A JP5047129 A JP 5047129A JP 4712993 A JP4712993 A JP 4712993A JP H06243790 A JPH06243790 A JP H06243790A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- display panel
- negative electrode
- secondary electron
- rare earth
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸化物被膜陰極、アルカリ金属陰極、LaB
6 陰極等を用いて低電圧化を図る場合のように、活性化
処理や長時間のエージングをすることなく、安定した低
電圧放電を実現できるようにする。 【構成】 セル内領域における陰極の外縁部と境界を接
するように、希土類酸化物若しくは希土類を含む複合酸
化物を少なくとも1つ含む二次電子放出材料を配設す
る。具体的には、陰極3となる電極の下地層7、又は陰
極3間のレベリング材、又はリブ障壁4の下層部材を前
記の二次電子放出材料で形成するとよい。また、トリガ
ー型では誘電体層を同様な二次電子放出材料で形成して
もよい。従来のパネル構造の部材を一部変更するだけで
二次電子放出材料を陰極3に接した状態で形成でき、短
時間のエージングでセル間の放電電圧にバラツキのない
低電圧放電が現れる。
6 陰極等を用いて低電圧化を図る場合のように、活性化
処理や長時間のエージングをすることなく、安定した低
電圧放電を実現できるようにする。 【構成】 セル内領域における陰極の外縁部と境界を接
するように、希土類酸化物若しくは希土類を含む複合酸
化物を少なくとも1つ含む二次電子放出材料を配設す
る。具体的には、陰極3となる電極の下地層7、又は陰
極3間のレベリング材、又はリブ障壁4の下層部材を前
記の二次電子放出材料で形成するとよい。また、トリガ
ー型では誘電体層を同様な二次電子放出材料で形成して
もよい。従来のパネル構造の部材を一部変更するだけで
二次電子放出材料を陰極3に接した状態で形成でき、短
時間のエージングでセル間の放電電圧にバラツキのない
低電圧放電が現れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電発光を利用する表
示パネルに係り、詳しくはDC型放電表示パネルに関す
るものである。
示パネルに係り、詳しくはDC型放電表示パネルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に放電発光を利用する表示パネルは
放電電圧が高く、駆動回路に対する負荷が大きいもので
はあるが、発光効率の向上という観点から放電電圧の低
減が求められている。そして、この要求を実現するため
に、DC型放電表示パネルにおいても背面板上の陰極と
して酸化物被膜陰極、アルカリ金属陰極、LaB6 陰極
等を使用することが従来より検討されてきた。
放電電圧が高く、駆動回路に対する負荷が大きいもので
はあるが、発光効率の向上という観点から放電電圧の低
減が求められている。そして、この要求を実現するため
に、DC型放電表示パネルにおいても背面板上の陰極と
して酸化物被膜陰極、アルカリ金属陰極、LaB6 陰極
等を使用することが従来より検討されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如き陰極を使用して放電電圧を低減する方法は、それ
ぞれ実用上困難を伴うものであった。すなわち、酸化物
被膜陰極は一般に1000℃程度の活性化処理が必要で
あり、この高温処理工程はDC型放電表示パネルには不
適当である。また、アルカリ金属は反応性に富んでいる
ことから、これで陰極を形成するには環境を整備する必
要があり、さらにその特性も安定性に欠けるので実用化
は困難である。また、LaB6 は2次電子放出係数が高
く、薄膜で形成すれば放電電圧の低減が図れるものであ
るところ、モノクロ用のDC型放電表示パネルでは封入
ガスがNe−Ar系であってLaB6 の低電圧効果が現
れるが、カラー用のDC型放電表示パネルでは封入ガス
がHe−Xe系であり放電時間の経過とともにLaB6
中にXeが吸蔵されて発光強度が減衰するという欠点が
ある。一方、2次電子放出材料として希土類酸化物を陰
極上に被覆し、低電圧化を図る例もあるが、放電状態を
続けて低電圧効果が現れるまでのエージングに長時間を
要することや、被覆状態によりセル間の放電特性にバラ
ツキを生じるなどの問題がある。
た如き陰極を使用して放電電圧を低減する方法は、それ
ぞれ実用上困難を伴うものであった。すなわち、酸化物
被膜陰極は一般に1000℃程度の活性化処理が必要で
あり、この高温処理工程はDC型放電表示パネルには不
適当である。また、アルカリ金属は反応性に富んでいる
ことから、これで陰極を形成するには環境を整備する必
要があり、さらにその特性も安定性に欠けるので実用化
は困難である。また、LaB6 は2次電子放出係数が高
く、薄膜で形成すれば放電電圧の低減が図れるものであ
るところ、モノクロ用のDC型放電表示パネルでは封入
ガスがNe−Ar系であってLaB6 の低電圧効果が現
れるが、カラー用のDC型放電表示パネルでは封入ガス
がHe−Xe系であり放電時間の経過とともにLaB6
中にXeが吸蔵されて発光強度が減衰するという欠点が
ある。一方、2次電子放出材料として希土類酸化物を陰
極上に被覆し、低電圧化を図る例もあるが、放電状態を
続けて低電圧効果が現れるまでのエージングに長時間を
要することや、被覆状態によりセル間の放電特性にバラ
ツキを生じるなどの問題がある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するために創案されたものであり、その目的とする
ところは、特に活性化処理や長時間のエージングをする
ことなく、安定した低電圧放電を実現することのできる
DC型放電表示パネルを提供することにある。
解消するために創案されたものであり、その目的とする
ところは、特に活性化処理や長時間のエージングをする
ことなく、安定した低電圧放電を実現することのできる
DC型放電表示パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、背面側に陽極を備えた前面板と、前面側
に陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、それらの
陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向するように
して配設し、リブ障壁により表示要素としての複数のセ
ルを形成してなるDC型放電表示パネルにおいて、セル
内領域における陰極の外縁部と境界を接するように、希
土類酸化物若しくは希土類を含む複合酸化物を少なくと
も1つ含む二次電子放出材料を配設したことを特徴とす
る。
に、本発明は、背面側に陽極を備えた前面板と、前面側
に陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、それらの
陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向するように
して配設し、リブ障壁により表示要素としての複数のセ
ルを形成してなるDC型放電表示パネルにおいて、セル
内領域における陰極の外縁部と境界を接するように、希
土類酸化物若しくは希土類を含む複合酸化物を少なくと
も1つ含む二次電子放出材料を配設したことを特徴とす
る。
【0006】具体的には、陰極となる電極の下地層、又
は陰極間のレベリング材、又は陰極側基板に形成される
リブ障壁の下層部材を、上記の二次電子放出材料で形成
することで上記構成のDC型放電表示パネルを作成する
ことができる。
は陰極間のレベリング材、又は陰極側基板に形成される
リブ障壁の下層部材を、上記の二次電子放出材料で形成
することで上記構成のDC型放電表示パネルを作成する
ことができる。
【0007】また、同様の目的を達成するために、本発
明は、背面側に陽極を備えた前面板と、前面側に誘電体
層を介して陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、
それらの陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向す
るようにして配設し、リブ障壁により表示要素しての複
数のセルを形成してなるトリガータイプのDC型放電表
示パネルにおいて、前記誘電体層を、希土類酸化物若し
くは希土類を含む複合酸化物を少なくとも1つ含む二次
電子放出材料で形成したことを特徴とするものである。
明は、背面側に陽極を備えた前面板と、前面側に誘電体
層を介して陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、
それらの陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向す
るようにして配設し、リブ障壁により表示要素しての複
数のセルを形成してなるトリガータイプのDC型放電表
示パネルにおいて、前記誘電体層を、希土類酸化物若し
くは希土類を含む複合酸化物を少なくとも1つ含む二次
電子放出材料で形成したことを特徴とするものである。
【0008】これらの二次電子放出材料をパターン形成
したり全面塗布したりするには、従来からDC型放電表
示パネルの作成に使用されている方法によればよく、新
たな方法による必要はない。すなわち、厚膜印刷、蒸
着、スパッタ、メッキ、電着、プラズマ溶射、サンドブ
ラスト等の方法を用いればよい。
したり全面塗布したりするには、従来からDC型放電表
示パネルの作成に使用されている方法によればよく、新
たな方法による必要はない。すなわち、厚膜印刷、蒸
着、スパッタ、メッキ、電着、プラズマ溶射、サンドブ
ラスト等の方法を用いればよい。
【0009】
【作用】上述の構成からなるDC型放電表示パネルで
は、従来のパネル構造の部材を一部変更するだけで二次
電子放出材料がセル内領域における陰極の外縁部に隣接
又は接した状態となり、この二次電子放出材料と陰極と
の接触部分から二次電子放出が行われ放電電圧を著しく
低減させることができる。
は、従来のパネル構造の部材を一部変更するだけで二次
電子放出材料がセル内領域における陰極の外縁部に隣接
又は接した状態となり、この二次電子放出材料と陰極と
の接触部分から二次電子放出が行われ放電電圧を著しく
低減させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに説明
する。
する。
【0011】(比較例1)図1(a),(b)に従来構
造のDC型放電表示パネルの一構成例を示している。こ
のDC型放電表示パネルは、背面側に陽極1を備えた前
面板2と、前面側に陰極3とリブ障壁4を備えた背面板
5の両基板を、それらの陽極1と陰極3が直交状態で互
いに平行かつ対向するようにして封着した後、パネルガ
スを封入して形成されたもので、同図に示されるように
リブ障壁4に囲まれた表示要素としての複数のセル6を
有している。そして、陽極1と陰極3の間に直流電源か
ら所定の電圧を印加して電場を形成することにより各セ
ル6の内部で放電が行われ、この放電により生じる紫外
線により、例えば陽極2の両側に配設された蛍光層が発
光させられ、前面板2を透過してくるこの光を観察者が
視認するようになっている。
造のDC型放電表示パネルの一構成例を示している。こ
のDC型放電表示パネルは、背面側に陽極1を備えた前
面板2と、前面側に陰極3とリブ障壁4を備えた背面板
5の両基板を、それらの陽極1と陰極3が直交状態で互
いに平行かつ対向するようにして封着した後、パネルガ
スを封入して形成されたもので、同図に示されるように
リブ障壁4に囲まれた表示要素としての複数のセル6を
有している。そして、陽極1と陰極3の間に直流電源か
ら所定の電圧を印加して電場を形成することにより各セ
ル6の内部で放電が行われ、この放電により生じる紫外
線により、例えば陽極2の両側に配設された蛍光層が発
光させられ、前面板2を透過してくるこの光を観察者が
視認するようになっている。
【0012】本比較例では、幅150μm、高さ200
μmのリブ障壁4をスクリーン印刷で形成し、セル6の
ピッチを0.6mm、セル6の数を64×64個とし
た。また、陰極3、陽極1ともにデュポン社製のNiペ
ースト「Du−9536D」を用いて厚膜印刷で形成
し、陰極3の幅を400μm、陽極1の幅を150μm
とした。ただし、電極端子パターン部は銀ペースト「7
713」を使用した。また、パネルガスの封入に際して
は、ガスとしてHe−Xe(Xe混合比3%)を使用
し、封入ガス圧は230Torrにした。そして、1セ
ルの放電電流200μAでデューティ比64:1にてラ
インスキャンすることによりエージングを行った。この
パネルではエージング時間が約60分間で放電電圧が約
220Vに落ち着き、かつセル間のバラツキも無くなっ
た。
μmのリブ障壁4をスクリーン印刷で形成し、セル6の
ピッチを0.6mm、セル6の数を64×64個とし
た。また、陰極3、陽極1ともにデュポン社製のNiペ
ースト「Du−9536D」を用いて厚膜印刷で形成
し、陰極3の幅を400μm、陽極1の幅を150μm
とした。ただし、電極端子パターン部は銀ペースト「7
713」を使用した。また、パネルガスの封入に際して
は、ガスとしてHe−Xe(Xe混合比3%)を使用
し、封入ガス圧は230Torrにした。そして、1セ
ルの放電電流200μAでデューティ比64:1にてラ
インスキャンすることによりエージングを行った。この
パネルではエージング時間が約60分間で放電電圧が約
220Vに落ち着き、かつセル間のバラツキも無くなっ
た。
【0013】(実施例1)図2(a),(b)に示すよ
うに、背面板5の前面側に陰極3の下地層7を設けた構
造とし、この下地材としてY2 O3 を含む二次電子放出
材料を用いた。具体的には、平均粒径2μmの微粉末Y
2 O3 に旭硝子社製のガラスフリット「ASF−135
0」を20wt%だけ混合するとともに、バインダー樹
脂にエチルセルロース、溶剤にBCAを用いてスクリー
ン印刷用ペーストを作成し、このペーストを背面板5に
前面塗布した後、その上に陰極3を形成した。
うに、背面板5の前面側に陰極3の下地層7を設けた構
造とし、この下地材としてY2 O3 を含む二次電子放出
材料を用いた。具体的には、平均粒径2μmの微粉末Y
2 O3 に旭硝子社製のガラスフリット「ASF−135
0」を20wt%だけ混合するとともに、バインダー樹
脂にエチルセルロース、溶剤にBCAを用いてスクリー
ン印刷用ペーストを作成し、このペーストを背面板5に
前面塗布した後、その上に陰極3を形成した。
【0014】(実施例2)背面板5上に陰極3を形成し
た後、図3(a),(b)に示すように、実施例1と同
じY2 O3 ペーストを用いて陰極3間にスクリーン印刷
によりレベリング材8を充填し、そのレベリング材8の
上にリブ障壁4を形成した。
た後、図3(a),(b)に示すように、実施例1と同
じY2 O3 ペーストを用いて陰極3間にスクリーン印刷
によりレベリング材8を充填し、そのレベリング材8の
上にリブ障壁4を形成した。
【0015】(実施例3)背面板5上に陰極3を形成し
た後、図4(a),(b)に示すように、実施例1と同
じY2 O3 ペーストを用いてリブ障壁4の下層部材9を
スクリーン印刷により設け、この下層部材9の上にリブ
障壁4を形成した。
た後、図4(a),(b)に示すように、実施例1と同
じY2 O3 ペーストを用いてリブ障壁4の下層部材9を
スクリーン印刷により設け、この下層部材9の上にリブ
障壁4を形成した。
【0016】上記実施例1〜3のパネルについて、比較
例1と同様にエージングを行ったところ、エージング時
間が約90分間で放電電圧が約130Vで落ち着き、セ
ル間のバラツキが無くなった。すなわち、従来構造のパ
ネルに比べ、約40%の低電圧効果が認められた。
例1と同様にエージングを行ったところ、エージング時
間が約90分間で放電電圧が約130Vで落ち着き、セ
ル間のバラツキが無くなった。すなわち、従来構造のパ
ネルに比べ、約40%の低電圧効果が認められた。
【0017】(比較例2)図5(a),(b)に示すよ
うに、実施例1と同じY2 O3 ペーストを用いて陰極3
上に円形パターン(直径200μm)を形成した。この
パネルでは、エージング時間が500分間終了した段階
でも放電電圧が180〜200Vであり、セル間のバラ
ツキが約20V存在した。このバラツキは印刷時或いは
乾燥時のパターン形状やサイズがセル間で異なってしま
うことに原因している。すなわち、低電圧効果のセル間
均一性はY2 O3 等の二次電子放出材料と電子の供給源
である陰極の境界線の均一性に左右されるからだと考え
られる。
うに、実施例1と同じY2 O3 ペーストを用いて陰極3
上に円形パターン(直径200μm)を形成した。この
パネルでは、エージング時間が500分間終了した段階
でも放電電圧が180〜200Vであり、セル間のバラ
ツキが約20V存在した。このバラツキは印刷時或いは
乾燥時のパターン形状やサイズがセル間で異なってしま
うことに原因している。すなわち、低電圧効果のセル間
均一性はY2 O3 等の二次電子放出材料と電子の供給源
である陰極の境界線の均一性に左右されるからだと考え
られる。
【0018】(実施例4)図6(a),(b)は、背面
板5上に書込み陽極11を介して誘電体層12を設けた
トリガータイプのDC型放電表示パネルであり、図に示
す実施例では従来構造のパネルにおいて誘電体層12に
Y2 O3 ペーストを用いた。このパネルでは、書込み放
電の特性が向上するとともに、放電電圧で約40Vの低
減が図られ、セル間の書込み電圧のバラツキが殆ど無く
なった。
板5上に書込み陽極11を介して誘電体層12を設けた
トリガータイプのDC型放電表示パネルであり、図に示
す実施例では従来構造のパネルにおいて誘電体層12に
Y2 O3 ペーストを用いた。このパネルでは、書込み放
電の特性が向上するとともに、放電電圧で約40Vの低
減が図られ、セル間の書込み電圧のバラツキが殆ど無く
なった。
【0019】なお、二次電子放出材料を構成する希土類
酸化物としては、Y2 O3 が好適に用いられるが、Eu
2 O3 等その他の希土類酸化物、或いは希土類を含む複
合酸化物でも同様に使用することができる。また、封入
ガスもHe−Xe系に限らず、Ne−Ar系でも同様な
低電圧効果が認められる。
酸化物としては、Y2 O3 が好適に用いられるが、Eu
2 O3 等その他の希土類酸化物、或いは希土類を含む複
合酸化物でも同様に使用することができる。また、封入
ガスもHe−Xe系に限らず、Ne−Ar系でも同様な
低電圧効果が認められる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDC型放
電表示パネルは、従来のパネル構造の部材を一部変更す
るだけで二次電子放出材料を陰極に接した状態で形成で
き、短時間のエージングでセル間の放電電圧にバラツキ
のない低電圧放電が現れるので、従来のように活性化処
理や長時間のエージングをすることなく、発光効率の高
いパネルを得ることができる。
電表示パネルは、従来のパネル構造の部材を一部変更す
るだけで二次電子放出材料を陰極に接した状態で形成で
き、短時間のエージングでセル間の放電電圧にバラツキ
のない低電圧放電が現れるので、従来のように活性化処
理や長時間のエージングをすることなく、発光効率の高
いパネルを得ることができる。
【図1】比較例としてのDC型放電表示パネルを示すも
の、(a),(b)はそれぞれ直交する方向での断面図
である。
の、(a),(b)はそれぞれ直交する方向での断面図
である。
【図2】本発明に係るDC型放電表示パネルの一実施例
を示すもので、(a),(b)はそれぞれ直交する方向
での一部断面図である。
を示すもので、(a),(b)はそれぞれ直交する方向
での一部断面図である。
【図3】他の実施例を示すもので、(a),(b)はそ
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
【図4】他の実施例を示すもので、(a),(b)はそ
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
【図5】他の比較例を示すもので、(a),(b)はそ
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
れぞれ直交する方向での一部断面図である。
【図6】本発明を適用したトリガー型のDC型放電表示
パネルを示すもので、(a),(b)はそれぞれ直交す
る方向での一部断面図である。
パネルを示すもので、(a),(b)はそれぞれ直交す
る方向での一部断面図である。
1 陽極 2 前面板 3 陰極 4 リブ障壁 5 背面板 6 セル 7 下地層 8 レベリング材 9 下層部材 12 誘電体層
Claims (3)
- 【請求項1】 背面側に陽極を備えた前面板と、前面側
に陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、それらの
陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向するように
して配設し、リブ障壁により表示要素としての複数のセ
ルを形成してなるDC型放電表示パネルにおいて、セル
内領域における陰極の外縁部と境界を接するように、希
土類酸化物若しくは希土類を含む複合酸化物を少なくと
も1つ含む二次電子放出材料を配設したことを特徴とす
るDC型放電表示パネル。 - 【請求項2】 背面側に陽極を備えた前面板と、前面側
に陰極とリブ障壁を備えた背面板の両基板を、それらの
陽極と陰極が直交状態で互いに平行かつ対向するように
して配設し、リブ障壁により表示要素としての複数のセ
ルを形成してなるDC型放電表示パネルにおいて、陰極
となる電極の下地層、又は陰極間のレベリング材、又は
陰極側基板に形成されるリブ障壁の下層部材を、希土類
酸化物若しくは希土類を含む複合酸化物を少なくとも1
つ含む二次電子放出材料で形成したことを特徴とするD
C型放電表示パネル。 - 【請求項3】 背面側に陽極を備えた前面板と、前面側
に誘電体層を介して陰極とリブ障壁を備えた背面板の両
基板を、それらの陽極と陰極が直交状態で互いに平行か
つ対向するようにして配設し、リブ障壁により表示要素
としての複数のセルを形成してなるトリガータイプのD
C型放電表示パネルにおいて、前記誘電体層を、希土類
酸化物若しくは希土類を含む複合酸化物を少なくとも1
つ含む二次電子放出材料で形成したことを特徴とするD
C型放電表示パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5047129A JPH06243790A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | Dc型放電表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5047129A JPH06243790A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | Dc型放電表示パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243790A true JPH06243790A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12766535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5047129A Pending JPH06243790A (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | Dc型放電表示パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06243790A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100697754B1 (ko) * | 1998-09-25 | 2007-03-21 | 소니 가부시끼 가이샤 | 광학적 소자 및 그 제조 방법 |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP5047129A patent/JPH06243790A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100697754B1 (ko) * | 1998-09-25 | 2007-03-21 | 소니 가부시끼 가이샤 | 광학적 소자 및 그 제조 방법 |
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