JPH0624354U - 発電機の励磁制御装置 - Google Patents

発電機の励磁制御装置

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JPH0624354U
JPH0624354U JP5879592U JP5879592U JPH0624354U JP H0624354 U JPH0624354 U JP H0624354U JP 5879592 U JP5879592 U JP 5879592U JP 5879592 U JP5879592 U JP 5879592U JP H0624354 U JPH0624354 U JP H0624354U
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power
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reactive power
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JP5879592U
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裕俊 米田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過負荷時に商用電力系統から不足電力を受電
して供給電力を補充するとともに過発電時には商用電力
系統に余剰電力を逆送電するシステムにおいて、自動力
率(APFR)機能と自動無効電力制御(AQR)機能
とを併有する発電機の励磁制御装置を提供する。 【構成】 商用電力系統から受電するときは、潮流検出
器13の第一のリレーRY1を閉極して無効電力設定器
11の設定値を電動モータMで自動的に所望値に修正す
る。励磁手段12はこの力率で発電機2を励磁し、AP
FR運転を行う。他方、過負荷のため商用電力系統に逆
送電するときは、潮流検出器13の第二のリレーRY2
を閉極してリセット回路16で無効電力係数設定器11
の設定地値を強制的に0にリセットする。これにより無
効電力が0となり、力率は1で継続する。励磁手段12
は、この力率で発電機2を励磁し、AQR運転を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発電機の励磁制御装置に関し、特に、電力系統と連携して受電と逆 送電とを行うシステムに用いられる励磁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ごみ焼却プラントにおける蒸気タービン発電機等、逆送電可能な発電設備にお いては、電力会社との間で電力系統を連携させ、変動する工場内負荷の増減に応 じて電力の売買を行っているのが一般的である。
【0003】 この場合、発電機の励磁を制御する励磁制御装置は、自動電圧制御(以下、A VR)ユニットの外に自動力率制御(以下、APFR)ユニットを内蔵しており 、工場内負荷が発電量を超えるため電力会社から不足分の電力を買電するとき、 あるいは、逆に発電量が工場内負荷を上回って発電機が単独AVR運転又は系統 に余剰電力を売電するときは、発電機の発電力率を系統電力に合わせて一定にす るため、発電点のAPFR運転を行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来は、AVRユニットに一つのAPFRを付加することで売電 、買電のいずれの場合にも対処することができた。しかし、最近は、系統連携時 に電力会社との契約電力を安価にするため、受電点での電力力率を限りなく1( 100%)に近づけることが望まれるようになった。
【0005】 このために励磁制御装置内にAVRユニット、APFRユニットの外、発電機 の励磁を制御して無効電力を零値に制御する自動無効電力制御(AQR)ユニッ トを付加する必要が生じ、励磁制御装置の複雑化、大型化、装置価格の上昇を招 来した。
【0006】 本考案はかかる背景の下になされたもので、その目的とするところは、簡易且 つ安価な構成でAPFRとAQRの両機能を併有する発電機の励磁制御装置を提 供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案の構成は、商用電力系統と連携して外部負荷への電 力供給を行う発電機の励磁制御装置であって、過負荷時に前記商用電力系統から 不足電力を受電して供給電力を補充するとともに過発電時には発電機から前記商 用電力系統に余剰電力を逆送電するシステムに用いられるものにおいて、前記発 電機で発電させる無効電力値を設定する無効電力設定器と、この設定値に基づく 励磁電力で前記発電機を励磁する励磁手段と、商用電力の受電点における電力潮 流方向を検出する潮流検出手段と、検出された電力潮流方向が逆送電方向のとき は所望力率に基づいて前記無効電力の設定値を修正し、他方、検出された電力潮 流方向が受電方向のときは前記無効電力の設定値を強制的に零値となす設定値修 正手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の励磁制御装置にあっては、無効電力設定器に発電機の発電力率を決め るための係数が設定される。発電機はこの係数に基づく励磁電力により励磁され 、発電を行う。また、この係数は前述のAPFR及びAQRの両機能に共用され るものであり、例えば、商用電力の受電点における電力潮流方向が逆送電方向の ときは、設定値修正手段により所望力率に基づいて設定値が修正され、発電機に APFR機能が作用して系統電力との整合が図られる。他方、検出された電力潮 流方向が受電方向のときは設定値が強制的に零値となすことで無効電力が零値と なり、AQR機能が働く。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1は、本考案の一実施例の構成図であり、1は励磁制御装置、2は発電機( TG)を表す。励磁制御装置1は、無効電力Qを設定する無効電力設定器11と 、この設定された無効電力Qに基づく励磁電力で発電機2を励磁する励磁手段1 2と、商用電力の受電点における電力潮流方向を検出する潮流検出リレー13と 、商用電力の受電点における有効電力及び無効電力を検出する受電点電力検出器 14と、発電器2の有効電力及び無効電力を検出する発電点電力検出器15とを 有している。
【0011】 無効電力設定器11には、無効電力Q=A+BPの関係式が設定される。ここ にAは位相係数であり、遅れ0〜0.9[PU]又は進み0〜0.9[PU]の 値が設定される。通常運転時は手動つまみによりA=0に設定される。また、B は力率設定係数であり、遅れ側の場合には0〜−1[PU]、進み側の場合には 0〜1[PU]が設定される。Pは有効電力である。
【0012】 上記構成の励磁制御装置1では、負荷が発電量未満のとき、即ち、商用電力系 統に売電するときは、潮流検出器13が逆送電方向を検出して第一のリレーRY 1 を閉極する。これにより無効電力設定器11のB値が電動モータMにより自動 的に所望の値に修正され、Q=BPの関係式を表す信号が励磁手段12に導かれ る。励磁手段12はこの信号に基づく励磁電力で発電機2を励磁し、APFR運 転を行う。
【0013】 他方、過負荷のとき、即ち、商用電力系統から買電するときは、潮流検出器1 3が受電方向を検出して第二のリレーRY2を閉極させる。そしてリセット回路 16により無効電力設定器11のB値を強制的に0にリセットする。したがって 無効電力が0となり、力率は1(100%)となる。励磁手段12は、この力率 で発電機2を励磁し、AQR運転を行う。
【0014】 図2は売電中における電力潮流方向説明図である。この場合、発電機2の発電 電力をPTG(QTG)、負荷電力をPL(QL)、余剰電力をPS(QS)とすると、 電力制御は、PTG=PS+PLとなり、負荷電力PLの変動は発電電力PTGで対応 し、余剰電力PSは、矢示するように、商用電力系統に逆送電される。他方、無 効電力制御、即ち、発電点の無効電力制御(APFR)はQTG=QS+QLとなる 。このとき負荷の無効電力QLは、発電機2の設定力率にしたがって制御される 。
【0015】 図3は売電中における電力潮流方向説明図であり、発電機2の発電電力をPTG (QTG)、負荷電力をPL(QL)、受電電力をPS(QS)とすると、電力制御は 、PL=PS+PTGとなり、負荷電力PLの変動は受電電力PSと発電電力PTGで対 応することになる。他方、無効電力制御、即ち、受電二次側の無効電力制御(A QR)はQL=QS+QTGとなる。このとき負荷の無効電力QLは、受電二次側で 限りなく0になるように、発電機2の無効電力をほぼ1の遅れ力率で制御する。
【0016】 なお、発電機2における無効電力QLの制御はその発電機2の限界曲線内で行 う。この場合、限定装置を付加して制御することが望ましい。
【0017】 このように、本実施例では、受電点のAQR運転と発電点のAPFR運転とい う異なる機能を、無効電力設定器11の設定値を調整するだけで容易に実現する ことができ、受電点用のAQRユニットを付加する必要が無くなるので、従来の 問題点が解消される。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、受電点のAQR又はAPFR、発電点 のAPFRの各機能が必要となるときに、従来のように、受電点用のAQRユニ ットを別途設ける必要が無くなるので、励磁制御装置の小型化、簡略化、低価格 化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図。
【図2】本実施例による売電中の電力潮流方向説明図。
【図3】本実施例による買電中の電力潮流方向説明図。
【符号の説明】
1・・・励磁制御装置 2・・・発電機 11・・・無効電力設定器 12・・・励磁手段 13・・・潮流検出器 14・・・受電点電力検出器 15・・・発電点電力検出器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電力系統と連携して外部負荷への電
    力供給を行う発電機の励磁制御装置であって、過負荷時
    に前記商用電力系統から不足電力を受電して供給電力を
    補充するとともに過発電時には発電機から前記商用電力
    系統に余剰電力を逆送電するシステムに用いられるもの
    において、 前記発電機で発電させる無効電力値を設定する無効電力
    設定器と、 この設定値に基づく励磁電力で前記発電機を励磁する励
    磁手段と、 商用電力の受電点における電力潮流方向を検出する潮流
    検出手段と、 検出された電力潮流方向が逆送電方向のときは所望力率
    に基づいて前記無効電力の設定値を修正し、他方、検出
    された電力潮流方向が受電方向のときは前記無効電力の
    設定値を強制的に零値となす設定値修正手段とを有する
    ことを特徴とする発電機の励磁制御装置。
JP5879592U 1992-08-21 1992-08-21 発電機の励磁制御装置 Pending JPH0624354U (ja)

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JP5879592U JPH0624354U (ja) 1992-08-21 1992-08-21 発電機の励磁制御装置

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JPH0624354U true JPH0624354U (ja) 1994-03-29

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017139916A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 三菱電機株式会社 発電所の電圧制御装置
JP2018061417A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 西芝電機株式会社 電動機駆動式発電装置及び回転形系統安定化装置
JP2019030149A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 一般財団法人電力中央研究所 電圧制御装置、電圧制御方法及び電圧制御プログラム

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JP2018061417A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 西芝電機株式会社 電動機駆動式発電装置及び回転形系統安定化装置
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