JPH06243387A - 車両検知装置 - Google Patents

車両検知装置

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JPH06243387A
JPH06243387A JP3024893A JP3024893A JPH06243387A JP H06243387 A JPH06243387 A JP H06243387A JP 3024893 A JP3024893 A JP 3024893A JP 3024893 A JP3024893 A JP 3024893A JP H06243387 A JPH06243387 A JP H06243387A
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泰久 飯田
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雅義 小西
Masaki Kato
聖樹 加藤
Riichiro Yamashita
利一郎 山下
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一郎 藤田
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    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
    • G07B15/00Arrangements or apparatus for collecting fares, tolls or entrance fees at one or more control points
    • G07B15/06Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems
    • G07B15/063Arrangements for road pricing or congestion charging of vehicles or vehicle users, e.g. automatic toll systems using wireless information transmission between the vehicle and a fixed station

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の車線内並進や、停滞時のオートバイの
追越し等の特殊な通行形態、あるいは日陰が生じるよう
な天候といった特殊な条件下でも、正確に車両を検知で
きること。 【構成】 路面上から車線幅方向の1次元の光量信号を
得るように路面上方に、1次元CCDカメラ2を設置
し、マーキング照射装置10から間欠的マーキング像6
を路面で反射して1次元CCDカメラ2に入力するよう
に、マーキング照射装置10をこの1次元CCDカメラ
2に対し車線方向に間隔をおいて路面上方に設置してお
く。車両3が1次元CCDカメラ2の視野内に入ると、
間欠的マーキング像6が車両3の反射により消されるの
で、間欠的マーキング像6の有無を利用して、1次元C
CDカメラ2の出力信号から信号処理装置5により車両
を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有料道路での料金収受機
械や、交通量計測等の交通機器に使用される車両検知装
置に関する
【0002】
【従来の技術】道路の路面上方から道路上の通行車両の
検知、カウントを行う従来方式として下記(1)〜
(3)のようなものである。 (1)図14に示す超音波方式:この方式では路面上方
に超音波101Aを発振、受信する振動子101を備
え、路面までの距離を検知する。即ち、図14に示すよ
うに車両103が通過すると反射エコー104が戻って
くる時間が短くなり、車両103の存在を検知する。 (2)マイクロ波方式(図示省略):この方式では発振
したマイクロ波に対する反射波の周波数を測定する。即
ち、通過する車両に反射して戻ってきた波はドプラーシ
フト(周波数偏移)を受け、路面に反射して戻ってくる
波は周波数偏移を受けない。従って、この周波数偏移を
検知することで車両の通過を検知することができる。 (3)図15に示す光学方式:この方式では図15に示
すように、路面102上の照度を光センサ105で監視
し、車両103が通過した際に、その屋根の塗装色が路
面と異なることから、車両103を検知する。光学方式
では、光学レンズで、視野を小さくしたり、アレイ化し
て多重の検知ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両検
知技術には次のような問題点がある。
【0004】超音波方式やマイクロ波方式は、波長が長
いのでそのビーム巾が広く、従って路面上の設置位置か
ら下の車線を広くカバーする。すなわち、直下の車線内
を、オートバイの様な小さな車両103がどこを通過し
ても検知できるようになっている。このことにより、1
つのセンサで1車線全幅をカバーできる長所を有する
が、逆に同一車線を複数のバイクが並進した場合これを
分離してカウントすることができない。また、停滞した
道路で、トラックの横をすり抜けるバイクの検知もでき
ない。以上のように超音波やマイクロ波を用いた方式で
は、通過車両の正確な検出には限界がある。交差点の信
号灯の制御のための交通量計測の場合は上記のような特
殊なケースでミスカウントしても、特に大きな問題では
ないが、有料道路の料金収受に適用する場合には、この
ような例外は許されない。
【0005】光学方式は、マイクロ波や超音波方式と異
なり、光線106をベースとしているため、光センサ1
05を車線内の幅方向に視野が細かいピッチとなるよう
に設ければ、図15に示すように、バイク103の並進
のようなケースもこれを分離してカウントできる。しか
しこの場合、朝や夕方で太陽107の高度が低い時には
一つの車両の影108が路面102に生じてしまうた
め、時間によっては2台のバイクの並進も、1台の車両
と検知してしまうこともありうる。
【0006】そこで本発明の目的は、並進や停滞等の通
行形態に影響され難く、また天候条件にも影響され難い
車両検知装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の車両検知装置は、路面上方に設置されたレーザ光源
及び回折格子を含み、車線幅方向の間欠的マーキング像
を路面上に照射するマーキング照射装置と、路面上方に
マーキング照射装置の光軸と非平行な光軸を持つように
設置され、路面上から間欠的マーキング像の車線幅方向
の1次元の光量信号を得る光アレイセンサと、この光ア
レイセンサに設置された光学系と、前記光アレイセンサ
の出力信号から車両検知処理を行う信号処理装置とを具
備したことを特徴とする。
【0008】この場合、好ましくは、前記間欠的マーキ
ング像の間欠周期が光アレイセンサの画素の路面上での
周期よりも長く且つ検知対象車両の最小幅よりも短くす
る。あるいは、好ましくは、路面内に埋設された接点を
有する踏板、路面内に埋設されたループコイル、路面上
方に設置された超音波送受器及び路面上方に設置された
マイクロ波送受信器のうち少なくとも1つのセンサを更
に具備し、前記信号処理装置はこのセンサの出力信号と
前記光アレイセンサの出力信号から車両検知処理を行
う。
【0009】
【作用】レーザ光源は路面にマーキングするための光源
であり、回折格子はそのレーザ光を縞模様にし、その結
果、路面上に間欠的マーキング像を照射する。光アレイ
センサは路面で反射した間欠的マーキング像の車線幅方
向の1次元の光量信号を得る。信号処理装置は車両が通
過するマーキング像が車両で反射されて光アレイセンサ
に入射しないことを利用し、光アレイセンサからの1次
元の光量信号を処理して縞模様の信号の変化によって背
影である路面と通過車両を分離・弁別し、通過車両個々
の検知を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る車両検知装置の概
略を示す。図1において、道路の路面102上方に機材
2、10を設置するためにガントリー1が用いられてお
り、機材2は光アレイセンサと光学レンズ等の系であ
り、本実施例では1次元のCCD光素子を組み込んだ1
次元CCDカメラである。1次元CCDカメラ2は車線
毎に斜め下に向けて設置してあり、各1次元CCDカメ
ラ2にはレーザ光以外の光の影響を除くため図2に示す
如くフィルタ7を設けてある。また各1次元CCDカメ
ラ2は路面102に対して車線幅方向の1次元の視野2
Aを得るものとする。なお、複数の1次元CCDカメラ
で1つの車線幅を視野に入れるようにしても良い。3は
通過車両である。1次元CCDカメラ2の出力信号をケ
ーブル4で信号処理装置5に伝送し、この信号処理装置
5で通過車両3の検知を行う。信号処理装置5は車両1
台通過毎にパルス信号5Aを出力するものとしている。
【0011】機材10はマーキング照射装置であり、間
欠的マーキング像6を路面102上に照射するように斜
め下に向けてある。マーキング照射装置10はレーザス
ポット光源11及び回折格子12に加えて、本実施例で
はシリンドリカルレンズ13を備えている。回折格子1
2はレーザスポット光源11を間欠的マーキング像にす
るためのものである。シリンドリカルレンズ13は点線
模様の間欠的マーキング像を縞模様の間欠的マーキング
像6にするためのものであり、このように縞模様の幅を
広げることによって1次元CCDカメラ2の取り付け調
整が容易になる。間欠的マーキング像6は車線幅方向に
形成される。
【0012】1次元CCDカメラ2とマーキング照射装
置10とは車線方向に間隔をおいて設置し、且つ互いに
光軸が内側を向くようにすることにより、マーキング照
射装置10からの間欠的マーキング像6が路面で反射し
た場合にのみ、1次元CCDカメラ2に入射するように
している。
【0013】次に、図2、図3により、間欠的マーキン
グ像6の役割を説明する。図2は車両通過時の間欠的マ
ーキング像6の様子を示す。図3は1次元CCDカメラ
2で路面をとらえたときのその出力信号2Bの一例を示
す。図2に示すように、車両3が通過すると、通過した
位置のマーキング像6は車両3で反射されるため、1次
元CCDカメラ2の視野から消える。従って、1次元C
CDカメラ2の出力信号2Bは図3(a)から(b)に
変化する。そこで、信号2B中で間欠的マーキング像6
が無くなった位置2Cから、車両3が通過した位置がわ
かる。例えば、バイクが並進しても、間欠的マーキング
像6がない場所2Cが2箇所になるのでこれを分離でき
る。また、もし1次元CCDカメラ2の直下の車線には
通過車両がなく、隣の車線を大型トラックが通過した場
合、太陽の方向によっては1次元CCDカメラ2の視野
にトラックの影ができるが、影の部分でも間欠的マーキ
ング像6は消滅しないので、この車線には車両が存在し
ないことが判る。以上のように間欠的マーキング像6の
有無を検出することにより、正確に車両が検知できる。
【0014】次に、信号処理装置5の具体例を図4を参
照して説明する。信号処理装置5はA/D変換器14
と、2値化回路15と、車両判定回路16と、2値レベ
ルレジスタ17と、1次元メモリ18と、コンピュータ
19とで構成し、更に表示装置として通過台数カウンタ
20と存在中カウンタ21を備えている。
【0015】信号処理装置5の動作を説明する。まず、
1次元CCDカメラ2の信号aはA/D変換器14でデ
ジタル信号に変換し、2値化レベルレジスタ17のしき
い値により2値化回路15で2値化される。車両判定回
路16では2値化回路15の信号bにおいて、ある周期
以内に「1」がくれば非「1」即ち「0」、そうでなけ
れば「1」を出力する。この車両判定回路16は出力信
号cを1次元メモリ18に保存する。これら図4に示す
信号処理装置5中のa,b,cの信号波形を図5に示
す。つまり、車両判別回路16の信号cの波形のように
車両の通過している位置は非「0」即ち「1」、そうで
ない位置は「0」となり、この信号と前回取り込んだ信
号をコンピュータ19で比較して車両の判別と累積通過
台数のカウントを行う。そして、通過台数カウンタ20
に累積通過台数を表示する。
【0016】上述したc点の信号波形を用いてのコンピ
ュータ19による車両判別ロジックを図6で説明する。
図6(a)は荷台に柱を積んだトラック3とバイク3A
が並進しているところを示し、1次元CCDカメラ2の
信号を8回取り込んでいる。これにより、1次元メモリ
18のデータは図6(b)のようになり、非「0」即ち
「1」の位置が2箇所あれば2台の車両が通過している
ものと判断し、「1」の位置が前回の信号と重なった部
分があれば同一車両と見なす。従って、2回目に取り込
んだときは2台の車両が通過していると判断されるが3
回目の信号では1台の車両3となり、5回目では2台の
車両3,3Aが通過していると確認され、8回目で2台
の車両3,3Aが通過したと判断される。
【0017】次に、コンピュータ19における車両検知
手順を、図6及び図7を参照して説明する。図6は1次
元メモリ18の内容を時間を追って示し、図7はフロー
チャートを示す。
【0018】図6に示すように、1次元メモリ18の内
容が1つの車両3のためにt=1の如く非「0」であっ
ても、t=2の如く1次元メモリ18の別の場所に
「0」を間に置いて「1」の領域が発生すると、別の車
両の進入と検知する。但し、コンピュータ19は1次元
メモリ18の内容を更新のたびにチェックし、2つの領
域にわかれた「1」の塊があって、且つこれがt=3の
如く後に1つに併合される事がわかった場合には、これ
は1台の車両3であると判定し直す。即ち判定は、1次
元メモリ18がオール「0」から非「0」に変わった瞬
間ではなく、車両が退出した時点で完了する。また、非
「0」の部分が逐次の更新と判定で「0」になれば、そ
の車両は検知領域から通過し終わったと判定し、出力信
号を落とす。即ち車両の進入の検知では、1台目の検知
と2台目の検知を含み、また、それぞれの検知した車両
3,3A毎に退出の検知も行う。以上の如く、コンピュ
ータ19は1次元メモリ18の内容を、前回走査した時
の1次元メモリ18の内容と対比しながら判定する。こ
れは、車1台毎にラベルをつける等のラベリング処理を
行い判定するものである。
【0019】コンピュータ19からの出力は通過台数カ
ウンタ20と存在中カウンタ21を通して得るようにし
ている。通過台数カウンタ20は車両の検知時に次々に
カウントアップされる。従って、このカウンタ20は累
積通過台数を明示する。また、存在中カウンタ21はC
CDカメラ2の視野内に存在する車両数を明示する。従
って、このカウンタ21には、並進するバイクがある場
合には例えば2台と表示される。
【0020】ここで1次元メモリ18のサイズは、1次
元CCDカメラ2を構成する光センサの画素数に関連し
て決められる。原則として1000画素のCCDカメラ
を用いた場合、1次元メモリ18も1000ビットの容
量を持つものとする。また、1次元CCDカメラ2の画
素数が1000の場合、道路幅が5000mmとすると、
1画素は路面上で5mmに相当する。
【0021】従って、間欠的マーキング像6の周期はこ
の1画素相当の5mmより大きな周期で、且つオートバイ
のような小型車両の幅より小さい周期とする。本発明で
は光アレイセンサの出力信号中の周期信号の有無をもっ
て車両を検出するので、最小500mmの幅の車両を検知
するとなれば、500mmにつきマークが2ないし5周期
程度は必要である。仮に5周期とすると、マーキング像
6の路面上での周期は100mmとなる。即ちマーキング
像6の周期は路面上でのCCDカメラ2の1画素より大
きく、且つ通過車両の最小幅より小さくする。
【0022】以上の如く、1次元CCDカメラ2とマー
キング照射装置10を用いることにより、有料道路の本
線車線で無線ICカードを用いて料金収受を行う場合、
その他、交通量計測等における車両検知装置として、車
両の車線内並進や、停滞時のバイクの追越し、あるいは
日影が生じる等特殊な条件下でも、正確に、車両の検知
が行なえる。
【0023】次に、図8〜図13を参照して本発明の他
の実施例に係る車両検知装置を説明する。
【0024】図8に示す車両検知装置では、図1に示し
た1次元CCDカメラ2及び信号処理装置5及びマーキ
ング照射装置10に加えて、1次元CCDカメラ2の視
野内で路面に埋設した車種判別踏板30を1つまたは複
数、車両検知の補助用センサとして備えており、信号処
理装置5は1次元CCDカメラ2からの信号のみなら
ず、車種判別踏板30からの信号を用いて車両検知処理
を行う。
【0025】図9に車種判別踏板30の構造を示す。車
種判別踏板30は前述の如く道路109上に埋設して使
用される。車種判別踏板内部には、導電性の接点31,
32を複数、車幅方向に並べてある。そして、車両のタ
イヤ33がこの接点上を通過する際、圧力34が生じ、
導電体接点31,32が接触し、電流が流れる。この接
点情報をメモリ上にマップすると、経過時間と車幅方向
において図10のような接点情報35〜38及び40,
41からなるマップ情報が得られる。つまり、35〜3
8という4つの接点情報が得られた場合は、その配置か
ら39で示す接点情報グループを認識し乗用車と判断
し、40から41という2つの接点情報が得られたら、
42で示す接点情報グループを認識しオートバイと判断
することができる。
【0026】図11は信号処理装置5の概略構成例を示
し、車種判別踏板30用メモリ43と、1次元CCDカ
メラ2用のラインセンサメモリ44と、合成用メモリ4
5と、マッチング装置46とで構成される。これの更に
詳細な構成は図12に示すようになり、図4と対比する
と、図4の1次元メモリ18が図12のラインセンサメ
モリ44に相当し、その代りに図12の合成用メモリ4
5が図4の1次元メモリ18に相当する。またマッチン
グ装置46の機能はコンピュータ19が受持つことにな
る。
【0027】図11により本実施例の車両検知装置を説
明する。図11において、まず、通過する車両のタイヤ
は、車種判別踏板30に押し圧を加え、車種判別踏板3
0の接点を導通状態にする。そして、1次元CCDカメ
ラ2から送られる同期信号47と同期して、車幅方向の
各接点の導通・非導通状態即ち接点情報を車種判別踏板
用メモリ43に伝送する。すると、車種判別踏板用メモ
リ43には時間経過と共に、図13に示すようなマップ
情報49を得ることができる。49Aは接点オンの情報
である。
【0028】また、1次元CCDカメラ2を用いて、ガ
ントリー1上から車種判別踏板30上を通過する車両の
画像の輪郭を先の実施例と同様に切り出し、ラインセン
サメモリ44に記憶させる。このようにして、ラインセ
ンサメモリ44には時間経過と共に図13に示すような
マップ情報50を得ることができる。44Aは非「0」
の領域である。なお、このとき車種判別踏板30とCC
Dカメラ2の時間軸を合わせるために、前述の如くCC
Dカメラから同期信号47を車種判別踏板30に出力さ
せている。
【0029】そして、合成用メモリ45で2つのメモリ
43,44の内容を重ねて合わせて記憶する。マッチン
グ装置46はこの合成用メモリ45の内容から、図13
に51,52で示す各領域を乗用車でなく2台のオート
バイと認識し、また54で示す領域を大型車と認識する
ことになる。更に、1次元CCDカメラ2だけでは、図
13に53で示す領域の如く、大型車の影に隠れて見え
なかった車両を、車種判別踏板用のメモリ43の内容と
ラインセンサメモリ44の内容を比較することにより、
オートバイと認識する。
【0030】ところで、道路が渋滞して車両が移動しな
い場合は、車種判別踏板用メモリ43及びラインセンサ
メモリ44が同じ情報ばかりを記憶する場合が発生す
る。このとき、メモリ容量が足りなくなり、メモリのオ
ーバーフローが発生する。これを防止するために、本実
施例ではマッチング回路装置46が車種判別踏板用メモ
リ43から車幅情報を切り出し、一般的な車両の車幅と
長さ方向の比により、車両の長さを予測し、予測長さよ
り長いメモリ内容が続く場合は削除信号48を出力して
不要な経過時間方向のメモリデータを各メモリ43,4
4から削除していくことにしている。こうして、例えば
乗用車が渋滞で停止していてもトレーラトラックなどと
誤判別することもなくなる。また、車種判別踏板用メモ
リ43やラインセンサメモリ44に入力されるデータが
一定時間変化しなければ同様に削除信号48を出力し、
単調なメモリデータを削除していくことにしている。こ
れにより、メモリのオーバーフローがなくなることにな
る。
【0031】上記実施例の車両検知装置では、車種判別
踏板30で車両のタイヤによる車幅、軸数を検知し、そ
の接点情報を車種判別踏板用メモリ43に記憶し、また
1次元CCDカメラ2で車両の画像を捕らえ、その画像
情報をラインセンサメモリ44に記憶する。このとき、
1次元CCDカメラ2からは、走査信号を同期信号47
として車種判別踏板30に出力し、車種判別踏板30で
はこの同期信号47と同期を取って車種判別踏板30の
接点情報がサンプリングされる。また、これら2つのメ
モリ43,44の内容は、合成用メモリ45で合成さ
れ、マッチング装置46により通過車両の車種、台数を
判断して車両を検知することになる。従ってオートバイ
が並列走行している場合を乗用車と誤判別したり、大型
車に接近して影に隠れてしまったオートバイなどを見落
とすこともなくなる。また、マッチング装置46から
は、削除信号48を出力することにより、渋滞時に、メ
モリが不要情報によってオーバーフローすることを防止
することができる。このように、車種判別踏板30を車
両検知の補助センサに用いることにより、通過車両の車
種および台数が正確に把握できることになり、有料道路
等の料金収受の無人化を大いに加速することができる。
【0032】上記実施例では車両検知の補助用センサと
して車種判別踏板30を用いたが、これ以外にも、図示
はしないがループコイルや、超音波送受器、あるいはマ
イクロ波送受器を用いることもできる。 (1)ループコイルは間欠的マーキング像6が照射され
る路面内に適当数埋設して、車両に感応するようにして
おく。これにより、間欠的マーキング像6が落下した段
ボール箱、人、あるいはゴミや汚れ等での反射により消
されて1次元CCDカメラ2にとってはあたかも車両が
存在するような場合でも、これらにはループコイルが感
応しないことから、ループコイルの検知出力がないかぎ
り車両を検知しないようにする判定機能を信号処理装置
5に持たせる。 (2)超音波送受器は間欠的マーキング6上を検知エリ
アとするように、例えばガントリー1に設置し、通過車
両を検知できるようにしておく。超音波送受器を用いた
場合は車両の他に人をも検知するが、ゴミや汚れがあっ
てもこれは路面と同じ検出信号になる。従って、ゴミや
汚れによって間欠的マーキング像6が反射により消され
て1次元CCDカメラ2にとってはあたかも車両が存在
するような場合でも、これらには超音波送受器が感応し
ないことから、超音波送受器の車両検知出力がない限り
車両を検知しないようにする判定機能を信号処理装置5
に持たせる。 (3)マイクロ波送受器も間欠的マーキング像6上を検
知エリアとするように、例えばガントリー1に設置し、
通過車両を検知できるようにしておく。マイクロ波送受
器を用いた場合は車両等移動しているものを検知する
が、人や、段ボール箱、ゴミや汚れがあってもドップラ
ーシフトがないためこれらは路面と同じ検出信号にな
る。従って、ゴミや汚れ、更には段ボール箱や人によっ
て間欠的マーキング像6が反射されて消されて1次元C
CDカメラ2にとってはあたかも車両が存在するような
場合でも、これらにはマイクロ波送受器が感応しないこ
とから、マイクロ波送受器の車両検知出力がないかぎり
車両を検知しないようにする判定機能を信号処理装置5
に持たせる。
【0033】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、光ア
レイセンサと間欠的マーキング像を作るマーキング照射
装置とを用いることにより、車両の車線内並進や、停滞
時のオートバイの追越し、あるいは日陰が生じるような
特殊な条件下でも、正確に車両を検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両検知装置の概略
図。
【図2】車両通過時の間欠的マーキング像の様子を示す
図。
【図3】入力光の波形例を示す図。
【図4】信号処理装置の構成例を示すブロック図。
【図5】信号処理装置各部の波形例を示す図。
【図6】1次元メモリ内容の状態を示す図。
【図7】信号処理手順例を示すフローチャート。
【図8】本発明の他の実施例に係る車両検知装置の概略
図。
【図9】車種判別踏板の構成例を示す図。
【図10】接点情報のマップ例を示す図。
【図11】信号処理装置の構成例を示すブロック図
【図12】信号処理装置の図4に対応した構成例を示す
ブロック図。
【図13】信号処理装置の動作の説明図。
【図14】従来の超音波式車両検知装置を示す図。
【図15】従来の光学式車両検知装置を示す図。
【符号の説明】
1 ガントリー 2 1次元CCDカメラ 3 通過車両 4 ケーブル 5 信号処理装置 6 間欠的マーキング像 10 マーキング照射装置 30 車種判別踏板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G07B 15/00 L 8111−3E (72)発明者 加藤 聖樹 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 山下 利一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 藤田 一郎 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上方に設置されたレーザ光源及び回
    折格子を含み、車線幅方向の間欠的マーキング像を路面
    上に照射するマーキング照射装置と、路面上方にマーキ
    ング照射装置の光軸と非平行な光軸を持つように設置さ
    れ、路面上から間欠的マーキング像の車線幅方向の1次
    元の光量信号を得る光アレイセンサと、この光アレイセ
    ンサに設置された光学系と、前記光アレイセンサの出力
    信号から車両検知処理を行う信号処理装置とを具備した
    ことを特徴とする車両検知装置。
  2. 【請求項2】 前記間欠的マーキング像の間欠周期が光
    アレイセンサの画素の路面上での周期よりも長く且つ検
    知対象車両の最小幅よりも短いことを特徴とする請求項
    1記載の車両検知装置。
  3. 【請求項3】 路面内に埋設された接点を有する踏板、
    路面内に埋設されたループコイル、路面上方に設置され
    た超音波送受器及び路面上方に設置されたマイクロ波送
    受信器のうち少なくとも1つのセンサを更に具備し、前
    記信号処理装置はこのセンサの出力信号と前記光アレイ
    センサの出力信号から車両検知処理を行うことを特徴と
    する請求項1記載の車両検知装置。
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CN114613146A (zh) * 2022-05-12 2022-06-10 湖北车安达信息科技有限公司 一种基于大数据的智能驾驶方法和装置

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