JPH062430A - 湾曲状型枠の型枠押え装置 - Google Patents

湾曲状型枠の型枠押え装置

Info

Publication number
JPH062430A
JPH062430A JP18312992A JP18312992A JPH062430A JP H062430 A JPH062430 A JP H062430A JP 18312992 A JP18312992 A JP 18312992A JP 18312992 A JP18312992 A JP 18312992A JP H062430 A JPH062430 A JP H062430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw rod
adjusting screw
mold
rotational force
screw rods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18312992A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Arai
潤 新井
Takashi Nagumo
隆司 南雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hory Corp
Original Assignee
Hory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hory Corp filed Critical Hory Corp
Priority to JP18312992A priority Critical patent/JPH062430A/ja
Publication of JPH062430A publication Critical patent/JPH062430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの間隔調節用ネジ棒の回転で、複数の間
隔調節用ネジ棒Bを同時に同量回転せしめられ、迅速に
且つ簡単に作業でき、作業能率が向上する湾曲状型枠の
型枠押え装置を提供する。 【構成】 複数の単位押え金具Aを連結ピン10を介し
て揺動自在に連結し、隣設する単位押え金具Aのネジ棒
取付体5間に間隔調節用ネジ棒Bを夫々装着し、間隔調
節用ネジ棒Bの回転で、ネジ棒取付体5相互が離隔接近
し、隣設する単位押え金具Aの連結角度が変化するよう
形成し、間隔調節用ネジ棒B両端に連結用部材16を固
定し、隣設する間隔調節用ネジ棒Bの連結用部材16間
に伸縮自在な回転伝達体Cを装着し、間隔調節用ネジ棒
Bの回転力を複数の間隔調節用ネジ棒B夫々に伝達せし
める構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、湾曲面状のコ
ンクリート壁や円筒形状のコンクリート構造物等を構築
する際に、湾曲状に形成される型枠を確実に補強支持で
きるようにした湾曲状型枠の型枠押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、湾曲面状のコンクリート
壁や円筒形状のコンクリート構造物等を構築する際、型
枠となる面板等を所望の曲面に湾曲せしめ、これに複数
の縦端太、及び所望の曲面に湾曲せしめられた面板の曲
率に合致するように予め形成された複数の横端太を介し
て面板を補強支持できるようにしていた。しかしなが
ら、湾曲せしめられた面板の曲率に合致する横端太を複
数組揃えておくことは、非常に面倒であると共に、資材
費等がかなり膨脹し、経済性が悪く、ひいてはコスト高
となる等の難点があった。そこで、本願出願人は、特開
昭3−156066号公報に記載されているようなあら
ゆる曲率の曲面に対応可能となるような湾曲状型枠の型
枠押え装置を創出して、前述の如き難点の解消が図れる
ようにした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如き
型枠押え装置にあっては、全体に亙って同一曲率を呈す
るような湾曲状型枠に使用する場合であっても、間隔調
節具夫々を個々に回転せしめる必要があり、その作業に
意外と手間がかかる難点等があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き課題を解消すると共に、湾曲せしめられた面板の
曲率に簡単に合致せしめることができ、面板を確実且つ
強固に補強支持せしめられ、資材費等を節約でき、コス
トの抑制が可能で、しかも、自身の強度及び堅牢性に優
れ、型枠構築時に於ける作業能率の更なる向上が図れ、
工期の短縮化と労務費の低減等がより一層図れるような
湾曲状型枠の型枠押え装置の改良に成功したもので、請
求項1記載の湾曲状型枠の型枠押え装置Sにあっては、
左右ネジ棒取付体5が回動自在となるよう装着されてい
る複数の単位押え金具Aを、連結ピン10を介して相互
に揺動自在となるよう一列に連結する。そして、その一
端がわ外周面に設けたネジ部と他端がわ外周面に設けた
ネジ部とが相互に逆ネジとなる間隔調節用ネジ棒Bを形
成する。それから、隣設する単位押え金具Aのネジ棒取
付体5間に間隔調節用ネジ棒Bを夫々装着すると共に、
間隔調節用ネジ棒Bの正逆回転で、ネジ棒取付体5相互
が離隔接近せしめられて、隣設する単位押え金具A相互
の連結ピン10を中心とする連結角度が変更可能となる
よう形成する。更に、間隔調節用ネジ棒B両端に連結用
部材16を固定すると共に、隣設する間隔調節用ネジ棒
Bの連結用部材16間に伸縮自在な回転伝達体Cを装着
して、間隔調節用ネジ棒Bの回転力が複数の間隔調節用
ネジ棒B夫々に伝達されるよう構成する手段を採用し
た。
【0005】また、請求項2記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sにあっては、伸縮自在な回転伝達体Cを、隣設
する間隔調節用ネジ棒Bの連結用部材16間に着脱自在
に装着できるよう構成する手段を採用した。
【0006】更に、請求項3記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sにあっては、所望の間隔調節用ネジ棒Bの一端
に回転力付与機構Dを装着して、回転力付与機構Dの入
力軸37と間隔調節用ネジ棒Bとを連繋し、電動工具等
によってその回転力が入力軸37に付与できるよう構成
する手段を採用した。
【0007】
【作用】しかして、請求項1記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sにあっては、複数の単位押え金具Aは、連結ピ
ン10を介して一列に連結されると共に、連結ピン10
を支点として自在に揺動する。そして、左右ネジ棒取付
体5は、単位押え金具Aに対して自在に回動し、隣接す
る単位押え金具Aのネジ棒取付体5相互は、間隔調節用
ネジ棒Bを介して連結状態となる。しかも、間隔調節用
ネジ棒Bは、その一端がわ外周面に設けたネジ部と他端
がわ外周面に設けたネジ部とが相互に逆ネジとなってお
り、間隔調節用ネジ棒Bが正逆回転すると、隣設する単
位押え金具Aのネジ棒取付体5相互が離隔接近して、隣
設する単位押え金具A相互の連結ピン10を中心とする
連結角度を変化せしめる。更に、間隔調節用ネジ棒B両
端には、連結用部材16が固定され、隣設する間隔調節
用ネジ棒Bの連結用部材16間には、回転伝達体Cが装
着される。すなわち、間隔調節用ネジ棒Bの回転力が回
転伝達体Cを介して他の間隔調節用ネジ棒B夫々に伝達
されて、複数の間隔調節用ネジ棒Bが同時に同量回転
し、隣設する単位押え金具A夫々の連結ピン10を中心
とする連結角度を一度に変化せしめる。しかも、回転伝
達体Cは、隣設する単位押え金具Aのネジ棒取付体5相
互の離隔接近に対応して伸縮し、間隔調節用ネジ棒Bの
回転力を他の間隔調節用ネジ棒B夫々に確実に伝達す
る。
【0008】また、請求項2記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sにあっては、回転伝達体Cは、伸縮自在とな
り、その伸縮を利用して、隣設する間隔調節用ネジ棒B
の連結用部材16間に装着されたり、隣設する間隔調節
用ネジ棒Bの連結用部材16間から取外されたりする。
【0009】更に、請求項3記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sにあっては、回転力付与機構Dが所望の間隔調
節用ネジ棒Bの一端に装着されて、その間隔調節用ネジ
棒Bは、回転力付与機構Dの入力軸37に連繋され、入
力軸37に付与される電動工具等の回転力は、回転力付
与機構Dを介して間隔調節用ネジ棒Bに伝達される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示例について説明すると、
次の通りである。図中Sは、例えば、湾曲面状のコンク
リート壁や円筒形状のコンクリート構造物等を構築する
際に、湾曲状に形成される適宜コンクリート型枠40
を、打設時のコンクリート圧力等に抗して外がわから確
実に補強支持できるようにした型枠押え装置を示す。す
なわち、湾曲状に形成される型枠40に複数の縦端太4
1を配設した後、横端太材の如く型枠40の湾曲面に沿
って配設できるようにすると共に、型枠40及び縦端太
41を外がわから強力に締付けできるよう構成されたも
のである。そして、この型枠押え装置Sは、左右ネジ棒
取付体5が回動自在となるよう装着されている複数の単
位押え金具Aと、複数の単位押え金具A相互を一列に連
結して、単位押え金具A相互が揺動自在となるようにし
た複数の連結ピン10と、その一端がわ外周面に設けた
ネジ部と他端がわ外周面に設けたネジ部とが相互に逆ネ
ジとなるように形成されると共に、隣設する単位押え金
具Aのネジ棒取付体5間に夫々装着される複数の間隔調
節用ネジ棒Bと、隣設する間隔調節用ネジ棒Bの端部に
固定した連結用部材16間に着脱自在に装着されると共
に、伸縮自在に形成される複数の回転伝達体Cとからな
り、間隔調節用ネジ棒Bの正逆回転で、ネジ棒取付体5
相互が離隔接近せしめられて、隣設する単位押え金具A
相互の連結ピン10を中心とする連結角度が変更すると
共に、間隔調節用ネジ棒Bの回転力が回転伝達体Cを介
して複数の他の間隔調節用ネジ棒B夫々に伝達されて、
複数の間隔調節用ネジ棒Bが同時に同量回転し、隣設す
る単位押え金具A夫々の連結ピン10を中心とする連結
角度を一度に変化せしめられるように構成したものであ
る。しかも、隣設する単位押え金具Aのネジ棒取付体5
相互の離隔接近に対応して回転伝達体Cが伸縮し、間隔
調節用ネジ棒Bの回転力を他の間隔調節用ネジ棒B夫々
に確実に伝達できるよう構成されている。ところで、回
転伝達体Cは、これを収縮せしめたときに、隣設する間
隔調節用ネジ棒Bの連結用部材16間から取外せるよう
に構成してある。
【0011】また、前述の如き型枠押え装置Sには、所
望の間隔調節用ネジ棒Bの一端に回転力付与機構Dを装
着して、回転力付与機構Dの入力軸37と間隔調節用ネ
ジ棒Bとを連繋し、電動工具等によってその回転力が入
力軸37に付与できるよう構成される。すなわち、入力
軸37に付与した電動工具等の回転力を、回転力付与機
構Dを介して間隔調節用ネジ棒Bに強力に伝達されるよ
う構成してある。
【0012】単位押え金具Aは、押え金具本体1を、適
宜間隔を隔てて平行に配設される上下基片と、この上下
基片の前端縁相互を結ぶように連設される連結片とによ
って略溝形状に形成し、この押え金具本体1の左右端部
に、夫々斜め外方に向って延出される左右連結用アーム
部2を設けて構成されている。しかも、連結用アーム部
2となる上下突出片先端部分には連結ピン10が挿入可
能なピン装着孔3が穿設され、押え金具本体1の上下基
片の後縁寄り左右端部にはネジ棒取付体5が挿入可能と
なるような取付体装着孔4が穿設されると共に、雌ネジ
孔6を長手方向中央部に備えたネジ棒取付体5が取付体
装着孔4に回動自在となるように装着されている。ま
た、押え金具本体1の連結片には、略長孔状のセパレー
ター挿通孔を穿設しておいても良い。
【0013】連結ピン10は、例えば、その頭部が単位
押え金具Aの取付体装着孔4に挿通不能で、その先端部
が割りピンを介して取付体装着孔4から抜脱されないよ
うに構成されている。また、割りピンに換えて連結ピン
10先端部をカシめたり、その他の適宜抜脱阻止手段等
を採用することもできる。
【0014】間隔調節用ネジ棒Bは、ネジ棒取付体5に
設けた雌ネジ孔6に螺合可能な適宜螺杆によって構成さ
れ、その中央部には、例えば、ナット状の回転操作部1
5が固定され、この回転操作部15を境として一方の外
周面には順ネジ、他方の外周面には逆ネジが螺刻されて
いる。そして、この間隔調節用ネジ棒Bの両端部には、
その内部にピン係止溝17を備えた連結用部材16が止
ネジを介して着脱可能となるように夫々固定されてい
る。
【0015】回転伝達体Cは、その内部に摺動孔23を
設けてなる筒状杆体20と、この筒状杆体20の摺動孔
23に摺動自在に挿入される摺動杆体21と、この摺動
杆体21及び筒状杆体20に外嵌されると共に、摺動杆
体21と筒状杆体20とが相互に離れるようにその弾発
力を付勢する弾発スプリング22とからなり、筒状杆体
20の一端には、弾発スプリング22の端部を受け止め
る鍔部30が設けられ、この鍔部30先端には、係止ピ
ン27が突設されている球状部26が設けられ、また、
摺動杆体21の一端には、弾発スプリング22の端部を
受け止める鍔部31が設けられ、この鍔部31先端に
は、係止ピン29が突設されている球状部28が設けら
れている。しかも、筒状杆体20の摺動孔23内周壁に
は、複数条の係止溝24が筒心方向に沿って凹設され、
摺動杆体21の外周壁には、筒状杆体20の係止溝24
に合致するような複数条の係止突条25が筒心方向に沿
って突設されている。すなわち、筒状杆体20に対して
摺動杆体21が自在に摺動するが、筒状杆体20(或い
は、摺動杆体21)に加えられる回転力は、係止溝24
と係止突条25によって摺動杆体21(或いは、筒状杆
体20)に確実に伝達されるように形成してある。更
に、球状部26,28は、連結用部材16内に収容され
ると共に、係止ピン27,29が連結用部材16内のピ
ン係止溝17に係止されるように形成してある。すなわ
ち、球状部26,28は、連結用部材16に対してすべ
ての方向へ所定範囲内で揺動できると共に、連結用部材
16(間隔調節用ネジ棒B)の回転力が、ピン係止溝1
7と係止ピン27,29によって球状部26,28(回
転伝達体C)に確実に伝達されるように形成してある。
【0016】回転力付与機構Dは、間隔調節用ネジ棒B
の端部に止ネジ等を介して着脱可能に固定される略ベベ
ルギャ状のネジ棒固定歯車36と、このネジ棒固定歯車
36に噛合する略ベベルギャ状の入力軸固定歯車38
と、この入力軸固定歯車38に固着される入力軸37
と、ネジ棒固定歯車36と入力軸37を夫々回転自在に
支持するギャーボックス35とからなり、ギャーボック
ス35は、単位押え金具Aに対する間隔調節用ネジ棒B
の揺動動作に応じて、押え金具本体1内を自由に移動
(摺動)できるように収容されている。すなわち、回転
力付与機構Dは、電動工具等を利用して間隔調節用ネジ
棒Bに回転力を加えられるようにしたもので、ギャーボ
ックス35から突出している入力軸37の先端部分に電
動工具等を装着し、この電動工具等によって発生する回
転力を、入力軸37、入力軸固定歯車38、ネジ棒固定
歯車36を経て間隔調節用ネジ棒Bに確実且つ強力に伝
達できるようにしたものである。尚、回転力付与機構D
内に適宜減速機構を設けて、複数の間隔調節用ネジ棒B
をより強力に回転せしめられるようにしても良い。
【0017】ところで、型枠押え装置Sの具体的構成、
押え金具本体1の具体的構成、形状、寸法、材質、数、
連結用アーム部2の具体的形状、寸法、ネジ棒取付体5
の具体的構成、形状、寸法、材質、押え金具本体1への
具体的装着手段、装着位置、連結ピン10の具体的構
成、形状、寸法、材質、押え金具本体1への具体的装着
手段、装着位置、間隔調節用ネジ棒Bの具体的構成、形
状、寸法、材質、回転操作部15の具体的構成、形状、
連結用部材16の具体的形状、寸法、材質、間隔調節用
ネジ棒Bとの具体的固定手段、ピン係止溝17の具体的
形状、寸法、回転伝達体Cの具体的構成、形状、寸法、
材質、筒状杆体20の具体的構成、形状、寸法、材質、
摺動杆体21の具体的構成、形状、寸法、材質、弾発ス
プリング22の具体的構成、形状、寸法、材質、係止溝
24の具体的形状、寸法、数、係止突条25の具体的形
状、寸法、数、球状部26,28の具体的形状、寸法、
係止ピン27,29の具体的形状、寸法、鍔部30,3
1の具体的形状、寸法、回転力付与機構Dの具体的構
成、形状、寸法、ギャーボックス35の具体的形状、寸
法、材質、ネジ棒固定歯車36の具体的構成、入力軸3
7具体的構成、形状、寸法、入力軸固定歯車38の具体
的構成等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜
自由に設定できるものである。
【0018】本発明は、前述の如く構成されており、次
にその使用例について説明すると、先ず、適宜湾曲状に
形成されるコンクリート型枠40の外がわ面に複数の縦
端太41を所定位置に配設した後、横端太材の如く型枠
40の湾曲面に沿って型枠押え装置Sを配設して、型枠
40及び縦端太41を外がわから締付ける。このとき、
縦端太41夫々は、単位押え金具Aの前縁側に凹設した
端太収容空間に夫々収容される。しかも、隣設する単位
押え金具A相互の連結角度は、所定の間隔調節用ネジ棒
Bの正逆回転操作によって、型枠40の湾曲状態に合致
するように調節される(ところで、型枠押え装置Sは、
型枠40の湾曲面に沿って配設する前に、予め型枠40
の湾曲状態に合致するように調節しておいても良
い。)。また、間隔調節用ネジ棒Bに回転力付与機構D
を設けた型枠押え装置Sにあっては、回転力付与機構D
の入力軸37を適宜電動工具によって回転せしめて調節
する。尚、型枠押え装置Sの回転伝達体Cは、型枠押え
装置Sを型枠40の湾曲状態に合致するよう調節した
後、筒状杆体20(或いは、摺動杆体21)を弾発スプ
リング22の弾発力に抗して摺動杆体21(或いは、筒
状杆体20)がわに摺動せしめ、回転伝達体Cを収縮さ
せて取外しておくこともできる。そして、回転伝達体C
を取外した部分は、その隣設する単位押え金具A相互の
連結角度を他の部分と異なるように設定でき、あらゆる
コンクリート型枠40の形状(例えば、その曲率が部分
的に異なるものや、全体的に波形状を呈するもの等)に
対応させて型枠押え装置Sを配設でき、型枠40及び縦
端太41を外がわから確実且つ安定的に締付ける。
【0019】
【発明の効果】従って、請求項1記載の湾曲状型枠の型
枠押え装置Sは、左右ネジ棒取付体5が回動自在となる
よう装着されている複数の単位押え金具Aを、連結ピン
10を介して相互に揺動自在となるよう一列に連結し、
その一端がわ外周面に設けたネジ部と他端がわ外周面に
設けたネジ部とが相互に逆ネジとなる間隔調節用ネジ棒
Bを形成し、隣設する単位押え金具Aのネジ棒取付体5
間に間隔調節用ネジ棒Bを夫々装着すると共に、間隔調
節用ネジ棒Bの正逆回転で、ネジ棒取付体5相互が離隔
接近せしめられて、隣設する単位押え金具A相互の連結
ピン10を中心とする連結角度が変更可能となるよう形
成し、間隔調節用ネジ棒B両端に連結用部材16を固定
すると共に、隣設する間隔調節用ネジ棒Bの連結用部材
16間に伸縮自在な回転伝達体Cを装着して、間隔調節
用ネジ棒Bの回転力が複数の間隔調節用ネジ棒B夫々に
伝達されるよう構成したので、例えば、全体に亙って同
一曲率を呈するような湾曲状型枠40に使用する場合
に、一つの間隔調節用ネジ棒Bを回転せしめるだけで、
複数の間隔調節用ネジ棒Bを同時に同量回転せしめられ
るようになり、作業が非常に迅速に且つ簡単に行え、曲
面型枠構築時に於ける作業能率が大幅に向上し、工期の
短縮化と労務費の低減等が大幅に向上するようになる。
また、湾曲せしめられた型枠40の曲率に簡単に合致せ
しめることができるようになると共に、型枠40を確実
且つ強固に補強支持せしめられ、しかも、型枠押え装置
Sの構成が簡素で、強度や堅牢性に優れ、その取扱いも
容易で、使い勝手の優れた型枠押え装置Sとなる。
【0020】また、請求項2記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sは、伸縮自在な回転伝達体Cを、隣設する間隔
調節用ネジ棒Bの連結用部材16間に着脱自在に装着し
たので、型枠押え装置Sの任意の回転伝達体Cを収縮さ
せて、隣設する間隔調節用ネジ棒Bの連結用部材16間
から簡単に取外すことができるようになり、この回転伝
達体Cを取外した部分の隣設する単位押え金具A相互の
連結角度を他の部分の連結角度と異ならしめることが容
易にでき、あらゆるコンクリート型枠40の形状に対応
させて型枠押え装置Sを配設でき、型枠40及び縦端太
41を外がわから確実且つ安定的に締付けできるように
なる。
【0021】更に、請求項3記載の湾曲状型枠の型枠押
え装置Sは、所望の間隔調節用ネジ棒Bの一端に回転力
付与機構Dを装着して、回転力付与機構Dの入力軸37
と間隔調節用ネジ棒Bとを連繋し、電動工具等によって
その回転力が入力軸37に付与できるよう構成したの
で、電動工具等の回転力を、回転力付与機構Dを介して
間隔調節用ネジ棒Bに強力に且つ確実に伝達できるよう
になり、作業の大幅なスピードアップが可能となると共
に、その取扱い非常に簡単となり、曲面型枠構築時に於
ける作業能率がより大幅に向上し、工期の短縮化と労務
費の低減等がより大幅に向上するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠押え装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】型枠押え装置の横断平面図である。
【図3】回転伝達体及び間隔調節用ネジ棒部分の一部省
略分解斜視図である。
【図4】型枠押え装置の他の実施例に於ける一部切欠平
面図である。
【符号の説明】
S 型枠押え装置 A 単位押え金具 1 押え金具本体 2 連結
用アーム部 3 ピン装着孔 4 取付
体装着孔 5 ネジ棒取付体 6 雌ネ
ジ孔 10 連結ピン B 間隔調節用ネジ棒 15 回転操作部 16 連結
用部材 17 ピン係止溝 C 回転伝達体 20 筒状杆体 21 摺動
杆体 22 弾発スプリング 23 摺動
孔 24 係止溝 25 係止
突条 26 球状部 27 係止
ピン 28 球状部 29 係止
ピン 30 鍔部 31 鍔部 D 回転力付与機構 35 ギャーボックス 36 ネジ
棒固定歯車 37 入力軸 38 入力
軸固定歯車 40 型枠 41 縦端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右ネジ棒取付体が回動自在となるよう
    装着されている複数の単位押え金具を、連結ピンを介し
    て相互に揺動自在となるよう一列に連結し、その一端が
    わ外周面に設けたネジ部と他端がわ外周面に設けたネジ
    部とが相互に逆ネジとなる間隔調節用ネジ棒を形成し、
    隣設する単位押え金具のネジ棒取付体間に間隔調節用ネ
    ジ棒を夫々装着すると共に、間隔調節用ネジ棒の正逆回
    転で、ネジ棒取付体相互が離隔接近せしめられて、隣設
    する単位押え金具相互の連結ピンを中心とする連結角度
    が変更可能となるよう形成し、間隔調節用ネジ棒両端に
    連結用部材を固定すると共に、隣設する間隔調節用ネジ
    棒の連結用部材間に伸縮自在な回転伝達体を装着して、
    間隔調節用ネジ棒の回転力が複数の間隔調節用ネジ棒夫
    々に伝達されるよう構成したことを特徴とする湾曲状型
    枠の型枠押え装置。
  2. 【請求項2】 伸縮自在な回転伝達体を、隣設する間隔
    調節用ネジ棒の連結用部材間に着脱自在に装着したこと
    を特徴とする請求項1記載の湾曲状型枠の型枠押え装
    置。
  3. 【請求項3】 所望の間隔調節用ネジ棒の一端に回転力
    付与機構を装着して、回転力付与機構の入力軸と間隔調
    節用ネジ棒とを連繋し、電動工具等によってその回転力
    が入力軸に付与できるよう構成したことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の湾曲状型枠の型枠押え装
    置。
JP18312992A 1992-06-17 1992-06-17 湾曲状型枠の型枠押え装置 Pending JPH062430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18312992A JPH062430A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 湾曲状型枠の型枠押え装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18312992A JPH062430A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 湾曲状型枠の型枠押え装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062430A true JPH062430A (ja) 1994-01-11

Family

ID=16130308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18312992A Pending JPH062430A (ja) 1992-06-17 1992-06-17 湾曲状型枠の型枠押え装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062430A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849299B1 (ko) * 2001-02-23 2008-07-29 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 α-올레핀 올리고머의 제조 방법
JP2020117886A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 鹿島建設株式会社 移動式作業装置、アーチ橋の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849299B1 (ko) * 2001-02-23 2008-07-29 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 α-올레핀 올리고머의 제조 방법
JP2020117886A (ja) * 2019-01-21 2020-08-06 鹿島建設株式会社 移動式作業装置、アーチ橋の施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109454436A (zh) 用于自动安装/拆卸圆形阵列螺纹紧固件的装置和方法
US10082242B1 (en) Multidirectional fast tube-attachable frame
US11320644B2 (en) Equatorial mount locking device
KR20130079528A (ko) 이중 기능 외부 말단부를 가진 커넥터 핀 어셈블리 및 관련 지상관여 장치
KR20160018731A (ko) 광학 또는 전자 장치의 위치를 지지 및 조정하기 위한 헤드 어셈블리
CN105179895A (zh) 连动结构及具有该连动结构的支架
CN102822588B (zh) 用于光学或摄影摄像设备的支承头
JPH0526719B2 (ja)
JPH062430A (ja) 湾曲状型枠の型枠押え装置
CN211779769U (zh) 一种全景微调云台
CN205001802U (zh) 连动结构及具有该连动结构的支架
US3433370A (en) Clamp-on load hook
CN216307222U (zh) 一种便于拆装的测绘装置
CN105812626A (zh) 可旋转摄像装置及采用该装置的实物展台
CN207935304U (zh) 一种机械轴承座
JP2003193601A (ja) 建築構造物のガラス支持装置
KR101950481B1 (ko) 높이 조절 기구
CN220492050U (zh) 电池支撑装置、电池安装模组及车辆
CN216402929U (zh) 一种小零件自动整列机
CN221298605U (zh) 建筑用斜撑装置
CN218876766U (zh) 一种刹车机构及移动式医疗装置
CN220910167U (zh) 一种可转动调节的肘拐结构
CN221195630U (zh) 一种管夹
CN216731729U (zh) 角度摆放装置
CN217603724U (zh) 一种云台调平机构及云台