JPH0624293B2 - 高効率アンプ - Google Patents

高効率アンプ

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JPH0624293B2
JPH0624293B2 JP1946989A JP1946989A JPH0624293B2 JP H0624293 B2 JPH0624293 B2 JP H0624293B2 JP 1946989 A JP1946989 A JP 1946989A JP 1946989 A JP1946989 A JP 1946989A JP H0624293 B2 JPH0624293 B2 JP H0624293B2
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Japan
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voltage
power
low
amplifier
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正 白石
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Marantz Japan Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高出力V、低出力Vの2つの電源を持つ
高効率アンプに関し、特に高出力V時の入力条件をハ
イパワー出力効果の有意義性に合せて特定し、大きなダ
イナミックパワーの取り出しを可能とする反面、パワー
アンプのコスト抑制と小型化を可能にする高効率アンプ
に係わる。
音響機器一般のアンプ、特にステレオアンプには2電源
を用いたパワーアンプが多く使われている。スピーカ出
力のレベルを検出し、高出力Vと低出力Vを切換え
てアンプに供給することで必要な時に大パワーを得る。
[従来の技術] 第6図の従来例は、高出力V電源と低出力V電源と
を入力するスイッチ回路の出力側をアンプに接続し、該
アンプとスピーカ間に接続するV/V切換えレベル
設定コンパレータに更に接続したワンショットマルチバ
イブレーターが、該コンパレータから切換え信号を受け
た時にスイッチ回路をトリガーし、アンプに高出力電圧
を供給してハイパワーを取り出す。アンプ出力が当
該切換えレベルより低い間、アンプを低出力電圧V
動作させるが、このような使い方をするV/V切換
え効率を良くするために切換え時の時定数を0にする場
合、シフト時のスイッチングノイズがAM放送等に妨害
を与える(第7図A参照)。そこで第7図Bのように、
スイッチングノイズを軽減するためにワンショットマル
チバイブレーターを利用して適当な時定数を、例えば4
50msec程度を持たせて実用に供されることが多い。し
かし、ノイズの十分な除去はできない。
また、連続波を入力した時これらのアンプは高出力電圧
に切換わったままの動作を続けるから、ハイパワー
に必要な耐久部品を使用しなければならない。電源トラ
ンス、電源整流回路とその容量、出力トランジスタ等の
デバイスはハイパワー仕様となるから、同程度の高出力
用高級アンプと比べた場合2割程度のコストダウンに止
まって、V/V切換え動作を利用した高効率アンプ
のメリットは実質的には甚だ不十分であり、高効率アン
プとしての特徴は甚だ乏しい。言換えれば、高級アンプ
に置き換わる高効率アンプとしては、現状では切換回路
に多くの部品を必要とする複雑なものとなってコスト高
であり、また大電流が流れるパワーアンプへの電源経路
も複雑になり、配線の引回しによるアンプのディストー
ションの悪化を招く程度に過ぎない。
[発明が解決しようとする問題点] 高効率アンプの低出力V動作と高出力V動作を利用
して、変更動作時のスイッチングノイズを無くすととも
にミュージック信号のバースト波形に十分対応する高出
力動作をさせることが出来るようにする。例えば、IH
F規格において、バースト波形は、20波分の大振幅波
に480波分の小振幅波が続きさらに20波分の大振幅
波が繰返され、振幅差は20dB(1KHzサインウェー
ブによる)となっている。これに対応できるようなアン
プは振幅変動が多様で振幅差も大きな音楽サウンド、通
信通話等において歪の少ない信号処理を高度に達成でき
る。
その確証を得るために、ダイナミックパワーを必要とす
る連続波とその用途的価値とについて、効果上の有効性
の点から並べ検討したところ、その始端から終端まで同
じハイパワーの出力が必ずしも絶対的に必要でないと云
う結論を得た。クリップによる波形歪の影響はその始端
でははっきりと認識されることがあっても、その後半で
は効果的認識が弱まり実用上の有効性を損わないことが
確認された。
クリップによる信号質の低下が、例えば音質的な魅力を
削ぐ等その他の用途的価値を失わせない限り、斯かる条
件の解明によって本格的高効率アンプを設計・製造でき
る。
[問題を解決するための手段] トランスを電流容量の大きな低電圧巻線と、相対的に電
流容量の小さな高電圧巻線とで構成し、該低電圧巻線か
らの低出力電圧Vと該高電圧巻線からの高出力電圧V
とを少なくともダイオードを介して出力端子に出力す
るようにし、前記高出力電圧Vの電圧減少とともに前
記低出力電圧Vの電流が前記ダイオードを流れて前記
出力端子に加算された電流を供給する高効率アンプによ
り、ノイズレスであって製造コストも低減することがで
きる。
[作用及び実施例] 第1〜3図の電源トランス1を構成する低電圧巻線S1
1、S12の十分な電流容量(X2)に対して、これに組
合せた高電圧巻線S21、S22は電流容量(X1)の相対
的に小さい巻線を用いたから、常時高電圧Vを出力さ
せていても電流を小さくすることが出来る。例えば、高
電圧巻線S21、S22の線径を0.32ミリ、低電圧巻線
S11、S12を0.8ミリの仕様例がある。
電源トランス1の電圧出力は、高圧/低圧整流ダイオー
ド2、3で整流し直流に変換した後、リプルフィルター
・コンデンサ4−1、4−2および5−1、5−2によ
り十分にリプルを除去し、2系統の直流電圧VH(A
1;A2)、VL(B1;B2)となる。
また、高出力VのV+線A1と低出力VのV
線B1との間にダイオード6−1を備え、V−線A2
とV−線B2との間にダイオード6−2を備える。こ
れにより、電流小容量(X1)としたインピーダンスの
高い高電圧巻線S21、S22の出力電流は高出力Vの下
で漸次小さくなって漸次電圧を下げる一方、相対的に大
きな電流大容量(X2)を持つ低電圧巻線S11、S12の
出力電流は低出力Vの下で相対的に大きいから、V
+線A1の電流が小さくなり電圧が下がった時ダイオー
ド6−1を介してV+線B1の電流が流れて出力端C
1にはこれらの加算電流が働く。ダイオード6−2につ
いても同様で出力端C2にはV−線A2の減少電流と
−線B2の大きな電流との加算電流が働く。
このように、高効率アンプの高出力電圧Vと低出力電
圧Vは並列的に作用し、しかも半導体の両端子の電圧
の近接を通してダイオードが導通するから、この導通が
スイッチングノイズを出すことが無い。
例えば、高出力VがAC60Vで低出力VがAC3
0Vの場合、常時高出力電圧Vが働いているけれども
出力端子C1、C2の電圧は約30Vであり、負荷が変
動して高出力電圧Vが入力する時点で60Vと初期大
電流が出力端子C1、C2に働く。30Vから60Vの
大きな電圧変動も、ダイオード6−1のスイッチング動
作に拠ると云うよりも、ダイオード6−1の端子側の電
圧上昇およびダイオード6−2の+端子の電圧降下によ
りその導通動作が止ったと解するものであって、従来の
ようなスイッチングノイズの発生を未然に防ぐことが出
来る。
第2図は、VからVに出力電圧が変わる時の立ち下
がりを改善する一方法を示し、抵抗でバランスをとった
トランジスタ7−1、7−2をコンデンサ5−1、5−
2とダイオード6−1、6−2との間にそれぞれ取り付
けた例である。ダイオードの導通、不導通の切換えがよ
りスムーズになる。
第3図は、高電圧整流ダイオード3−1、3−2による
半波整流に代えて、整流後のリプルを無くすために両波
整流する場合を示す別の例である。両波整流後の回路構
成は前記回路例と同じで、同じV、Vを出力する。
通常、実用的パワーの表示はIHFのダイナミックパワ
ーが使われる。このダイナミックパワーは第4図のよう
なミュージック信号に近い波形である。このIHFバー
スト波形での動作時に20波分の連続入力に高出力電圧
をキープする条件は時間で凡そ20msecであって、
高電圧巻線S21、S22の容量と高電圧コンデンサ5−
1、5−2の選択により確実に本発明を実施できる。入
力波形に対する電源電圧の作用は図示の通りである。ま
た、連続波入力に対しては第5図のように連続波の中途
で電圧はVからに変化する。即ち、この例では、2
0msec後は高出力電圧Vから低出力電圧Vに出力電
圧が下がる。これによりトランスはじめ、これを用いる
応用回路の部品をハイパワー仕様にせずにダイナミック
パワーを利用することが出来る。このアンプ動作は次の
ようにサウンド効果を損うものではない。
例えば、シンバルの大振幅波はクリップせずに品質の高
いハイファイ音となって再生される。また、通信機の場
合のように話し声の多様で振幅差の大きな信号に対して
高出力電圧Vがクリップの無い再生を容易にし、ノイ
ズレスのダイナミックパワーが本発明高効率アンプを用
いて手軽に活用することが出来る。入力連続波の中途で
低出力電圧Vに変化して出力振幅が小さくなっても、
前述のようにその始端では余裕のある大振幅を対応出力
するから、新鮮な高音響が聴覚を捉えた冴えたサウンド
感は高レベルである。
[発明の効果] 高電圧巻線S21、S22の相対的に小さくした電流容量に
よって、常時出力している高出力電圧Vをその電流・
電圧減少とともに略々低出力電圧Vの出力状態にし、
負荷の変動により入力が大きくなった時に高出力電圧V
を出力して大きなダイナミックパワーを取り出せるよ
うにしたから、小型で安価な電源トランス、電源フィル
タコンデンサ、パワーアンプデバイスで優れたハイパワ
ーアンプを製造できる。また、回路が非常にシンプルで
あって、調整作業も省略できる。特に、高出力電圧V
と低出力電圧Vをダイオードで並列結合しているか
ら、出力変動時のスイッチングノイズが発生せず、AM
放送への妨害等が無いノイズレスアンプとなっている。
しかも、大電流が流れる部分の引回しが無いから、配線
のバラツキなどによるディストーションの悪化が無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気回路図であり、第
2図は別の実施例を示す電気回路図、第3図はさらに別
の実施例を一部省略して示す電気回路図、第4図はIH
Fバースト入力波形と本発明の作用電圧を示し、第5図
は入力連続波に対する作用電圧を示し、第6図は従来例
を示すブロック図、第7図(A)、(B)は従来の出力
切換えタイミングを示す説明図である。 1:トランス 2:低電圧部整流器 3:高電圧部整流器 4、5:リプルコンデンサ 6:ダイオード S21、S22:高電圧巻線 S11、S12:低電圧巻線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスを電流容量の大きな低電圧巻線
    と、相対的に電流容量の小さな高電圧巻線とで構成し、
    該低電圧巻線からの低出力電圧Vと該高電圧巻線から
    の高出力電圧Vとを少なくともダイオードを介して出
    力端子に出力するようにし、前記高出力電圧Vの電圧
    減少とともに前記低出力Vの電流が前記ダイオードを
    流れて前記出力端子に加算された電流を供給することを
    特徴とする高効率アンプ。
JP1946989A 1989-01-31 1989-01-31 高効率アンプ Expired - Lifetime JPH0624293B2 (ja)

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JPH02202105A JPH02202105A (ja) 1990-08-10
JPH0624293B2 true JPH0624293B2 (ja) 1994-03-30

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