JPH06242916A - 重ね表示方式 - Google Patents

重ね表示方式

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JPH06242916A
JPH06242916A JP5024173A JP2417393A JPH06242916A JP H06242916 A JPH06242916 A JP H06242916A JP 5024173 A JP5024173 A JP 5024173A JP 2417393 A JP2417393 A JP 2417393A JP H06242916 A JPH06242916 A JP H06242916A
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Yukio Hattori
幸男 服部
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Fujitsu Social Science Labs Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、重ね書きした内容を表示する重ね
表示方式に関し、表示内容(例えばウインドウ)の辺や
隅などにターンオーバーボックスを設けてこれをクリッ
クしたときに当該クリックした表示内容(ウインドウ)
およびその上の表示内容(ウインドウ)をめくり、下の
表示内容(ウインドウ)を表示してクリックを解放した
ときに元の状態に戻すめくる機能を実現し、表示内容
(ウインドウ)の参照を簡易な操作で可能にすることを
目的とする。 【構成】 表示内容2毎にその外周部に設けたターンオ
ーバーボックス1と、ターンオーバーボックス1が選択
されたまま移動された範囲までの表示内容2について、
下の表示内容2を描画して表示し、解放されたときに元
の表示内容2を再描画して表示する描画処理10とを備
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重ね書きした内容を表
示する重ね表示方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータには、1つのデ
ィスプレイ画面の中に情報やファイルに対応した論理的
な“窓”を複数設けて、これを必要に応じて参照しよう
とする機能がある。これは、人間が机の上に資料を並べ
て、その中の必要なものを参照しながら仕事を進めてい
るのと同じ概念を実現しているもので、“ウインドウシ
ステム”と呼ばれているものである。複数のウインドウ
を図10の(a)に示すように、マウスクリックによっ
てディスプレイの先頭に表示する。これは、ウインドウ
のアクティブと呼ばれている。アクティブになっている
ウインドウ、つまり先頭のウインドウに対してキーボー
ドからの入力操作を可能にするものである。
【0003】従来は、先頭のウインドウ以外の後ろに隠
れている内容を参照しようとする場合、マウスクリック
によって先頭のウインドウとして表示し、参照するよう
にしていた。以下図10の構成について簡単に説明す
る。
【0004】図10は、従来の下方ウインドウの参照方
法を示す。図10の(a)は、ウインドウA、B、C、
Dが図示のように並び、先頭がウインドウAのときの画
面表示を示す。
【0005】図10の(b)は、ウインドウBをマウス
クリックして当該ウインドウBを先頭のウインドウにし
たときの画面表示を示す。このように、ウインドウBの
内容を参照しようとして、当該ウインドウBをマウスク
リックして先頭のウインドウBとして表示する。このウ
インドウBの内容を参照したオペレータは、元のウイン
ドウAに戻そうとする場合、ウインドウAをマウスクリ
ックして図10の(a)の状態に戻すようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】人間が机の上に複数の
資料を重ねて作業する場合、すぐ下になっている資料を
参照する場合、もし一時的に参照するだけであればその
都度、先頭に引っ張り出し、参照した後に元の作成中の
資料(原稿)を先頭に引っ張り出すといった面倒な操作
をすることなく、資料同士の上下関係を崩さずに先頭や
参照しようとする直ぐ上の資料をめくりあげることで済
ますことが多い。
【0007】従来のウインドウシステムでは、たとえ参
照だけであっても、目的のウインドウを必ず先頭に表示
しなければならない。このため、ウインドウ全体の上下
関係が変わってしまい、人間の記憶が追いついて行か
ず、目的のウインドウが行方不明となってしまい、結
局、同じウインドウをもつ1つ新たに開くことで対処し
たり、ウインドウの一覧を表示してその中から行方不明
のウインドウを選択して先頭に表示したりして対処しな
ければならず、ウインドウ間の参照を簡単な操作で行い
難いという問題があった。特に、ディスプレイ内のウイ
ンドウが何重にも増えた場合、他のウインドウを事実上
参照し得ないという問題があった。
【0008】本発明は、これらの問題を解決するため、
表示内容(例えばウインドウ)の辺や隅などにターンオ
ーバーボックスを設けてこれをクリックしたときに当該
クリックした表示内容(ウインドウ)およびその上の表
示内容(ウインドウ)をめくり、下の表示内容(ウイン
ドウ)を表示してクリックを解放したときに元の状態に
戻すめくる機能を実現し、表示内容(ウインドウ)の参
照を簡易な操作で可能にすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、ターンオ
ーバーボックス1は、表示内容2(例えばウインドウ)
毎にその外周部に設けたものである。
【0010】描画処理10は、ターンオーバーボックス
1が選択されたまま移動された位置までの所定範囲の表
示内容2について、下の表示内容2を描画して表示し、
解放されたときに元の表示内容1を再描画するものであ
る。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、表示内容(例え
ばウインドウ)2毎にその外周部にターンオーバーボッ
クス1をそれぞれ設け、ターンオーバーボックス1が選
択されたまま移動されたことに対応して、描画処理10
が移動された位置までの所定範囲の表示内容2につい
て、下の表示内容2を描画して表示し、解放されたとき
に元の表示内容2を再描画して表示するようにしてい
る。
【0012】また、ターンオーバーボックス1を表示内
容2の外周部の辺および隅にそれぞれ設け、当該辺ある
いは隅が選択されたまま移動されたことに対応して、描
画処理10がこの移動された位置までの所定範囲の表示
内容2について、下の表示内容2を描画して表示するよ
うにしている。
【0013】この際、表示内容2毎にその外周部にター
ンオーバーボックス1および表示内容2の表示を移動す
るスクロールバーを併せて設けるようにしている。従っ
て、表示内容(例えばウインドウ)2の辺や隅などにタ
ーンオーバーボックス1を設けてこれをクリックしたと
きに当該クリックして移動した位置までの所定範囲につ
いて、下の表示内容(例えばウインドウ)2を表示して
クリックを解放したときに元の状態に戻すことにより、
めくる機能を実現し、表示内容(例えばウインドウ)の
参照を簡易な操作で行うことが可能となる。
【0014】
【実施例】次に、図1から図9を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、ターンオーバーボックス1は、表示内容
2(例えばウインドウ)毎にその外周部に設けたもので
あって、例えばマウスで当該ターンオーバーボックス1
をクリックしたままで移動させると表示内容2をめくっ
て下の表示内容2を表示させて参照可能状態にし、解放
すると元の表示内容2を再描画して表示するためのもの
である。
【0016】表示内容2は、ディスプレイ3上に重ね表
示したものであって、複数ページに渡る資料を重ねて表
示するそれぞれのページの表示内容などであり、例えば
ウインドウである。
【0017】ディスプレイ3は、複数の表示内容(ウイ
ンドウ)3を表示するものである。キーボード4は、各
種操作を行ったり、データなどを入力したりするための
入力装置である。
【0018】マウス5は、表示内容(ウインドウ)2内
のターンオーバーボックス1をクリックして移動し、当
該表示内容(ウインドウ)2をめくったりの各種入力を
行うものである。
【0019】制御部(OS)6は、全体を統括制御する
ものであって、オペレーティングシステムである。制御
部7は、ウインドウシステムなどであって、ディスプレ
イ3上に表示内容(ウインドウ)2を重ねて表示するた
めのシステムである。
【0020】イベント監視処理8は、ディスプレイ3上
でマウスなどによって入力されたイベントを監視するも
のである。座標算出処理9は、イベント監視処理8によ
ってディスプレイ3上でマウスからのクリックなどが入
力されたときに、その座標値を算出したりなどするもの
である。
【0021】描画処理10は、ディスプレイ3上に表示
内容(ウインドウ)2を描画するものであって、ここで
は、ターンオーバーボックス1が選択されたまま移動さ
れた位置までの所定範囲の表示内容2について、下の表
示内容2を描画して参照可能状態にしたり、解放された
ときに元の表示内容2を再描画したりなどするものであ
る。
【0022】退避処理11は、ターンオーバーボックス
1がマウスでクリックされ、下の表示内容(ウインド
ウ)2を描画するときに、元の上の表示内容(ウインド
ウ)2の内容を退避するものである。これにより、クリ
ックが解放されたときに元の表示内容(ウインドウ)2
を再描画するときに高速に描画できる。
【0023】メモリ12は、ターンオーバーボックス1
がマウスでクリックされ、表示内容(ウインドウ)2を
退避するためのメモリであって、ここでは、図示のよう
にターンオーバー領域データ13として退避するための
ものである。
【0024】ターンオーバー領域データ13は、ターン
オーバーボックス1がマウスでクリックされ、表示内容
(ウインドウ)2から退避したデータである。次に、図
2を用いて本発明の概念を説明する。以下表示内容2と
してウインドウを例に説明する。
【0025】図2の(a)は、複数のウインドウが表示
されている様子を示す。ここで、ウインドウは下記の状
態にある。 ・ウインドウA:アクティブのウインドウであって、全
体を参照できると共にキーボードなどから入力できる。
【0026】・ウインドウB、C、D:非アクティブの
ウインドウであって、ウインドウAなどに隠れて全体を
参照できないと共にキーボードなどから入力できない。 図2の(b)は、ウインドウAのターンオーバーボック
ス1を押したまま(クリックしたまま)移動して、矢印
のようにめくった様子を示す。これは、ウインドウAの
左上のターンオーバーボックス1をマウスでクリックし
たまま右下方向に移動させたことに対応して、ウインド
ウAが図示のようにめくれて下にあるウインドウB、C
の内容がここでは表示される様子を示す。
【0027】図2の(c)は、マウスボタンを放した状
態を示す。この状態では、図2の(b)でウインドウA
をめくっていた状態を放して元の図2に(a)の状態に
戻る。これにより、マウスカーソルは、現在の位置に残
って、ウインドウはめくり始め前の状態(図2の(a)
の状態)に戻ることとなる。
【0028】以上のように動作することによって、ディ
スプレイ3上に表示されている複数のウインドウのうち
の任意のものをめくってその下のウインドウの内容を表
示して参照した後、元の状態に簡易な操作によって戻す
ことが可能となる。これにより、人間が複数の資料を机
の上に並べ、下の任意の資料をめくってその内容を参照
した後、直ぐに元の資料に戻るという“めくる機能”を
ディスプレイ3上で実現することが可能となる。以下順
次具体的に説明する。
【0029】まず、図4の先頭のウインドウAをめくり
あげる場合について、図3の処理の順序に従い、詳細に
説明する。図3は、本発明のウインドウをめくりあげる
処理(先頭ウインドウ)例を示す。
【0030】図3において、S1は、ユーザオペレーシ
ョンにより、四隅のターンオーバーボックス1上でマウ
スボタンが押される。S2は、ユーザオペレーションを
判定する。
【0031】S3は、S2で判定したユーザオペレーシ
ョンの種類を判定する。マウスクリックと判定された場
合には、S4に進む。一方、マウスクリック以外と判定
された場合には、マウスクリック以外の従来の該当する
処理を行う。
【0032】S4は、S3でマウスクリックと判明した
ので、更にマウスクリックの場所を判定する。ターンオ
ーバーボックスと判明した場合には、S5に進む。一
方、ターンオーバーボックス以外と判明した場合には、
従来の該当する処理を行う。
【0033】S5は、マウスクリックした場所がターン
オーバーボックス1と判明したので、ターンオーバーボ
ックス1の位置を読み込む。ここでは、図4の(a)の
先頭ウインドウAの左下のターンオーバーボックス1を
マウスクリックしたので、(XA、YA)(左下の場所
を表す)を読み込む(図4の(b)参照)。
【0034】S6は、ユーザオペレーションによりカー
ソルが移動される。S7は、カーソル位置を読み込む。
ここでは、図4の(b)に示すように、クリックした
(XA、YA)から移動した現在のカーソルの位置(X
1、Y1)を読み込む。
【0035】S8は、非表示にする部分を求める。ここ
では、図4の(b)の三角形のウインドウAをめ
くりあげた三角形の部分を求める。S9は、四角形
内の表示内容を退避する。これは、S14で再描画
を高速化するために復元する四角形の内容を退
避する。
【0036】S10は、三角形の部分を非表示と
するために影を描画する。S11は、下位ウインドウの
退避情報から三角形の部分の表示内容を読み出
す。これは、図4の(b)に示すように、めくりあげた
三角形の部分の表示内容を、下位ウインドウであ
るウインドウBの退避情報から読み込む。
【0037】S12は、三角形の部分を再描画す
る。S11で読み込んだ表示内容でめくりあげた部分の
三角形の部分を再描画する。S13は、マウスが
放されたか判別する。YESの場合には、S14に進
む。一方、NOの場合(放されない場合)には、S6に
戻る。
【0038】S14は、退避した四角形の表示
内容を読み出す。S15は、四角形を再描画す
る。以上によって、図4の(a)の状態でユーザが先頭
ウインドウAの例えば左隅のターンオーバーボックス1
をクリックして移動したことに対応して、図4の(b)
に示すように、先頭ウインドウAの左下からめくりあげ
てその下のウインドウBの表示内容を描画して表示し、
これをユーザが参照できる。そして、マウスを放したこ
とに対応して、元の先頭ウインドウAを再描画して元の
状態に戻して表示することが可能となる。
【0039】図4は、図3の具体例説明図を示す。図4
の(a)は、初期状態を示す。この初期状態では、ユー
ザは先頭のウインドウAの左下を右上方向にめくろうと
している。
【0040】図4の(b)は、先頭ウインドウAの左下
を右上方向にめくりあげた状態を示す。この状態では、
ユーザがマウスで先頭ウインドウAの左下のターンオー
バーボックス1をクリックしたまま右上方向にの位置
まで移動して図示のようにめくりあげた状態である。こ
の状態では下記のようになる。
【0041】・三角形→非表示(図3のS8、1
0) ・四角形の内容を退避(図3のS9) ・三角形→下位ウインドウBの表示内容を描画し
て表示 そして、マウスのクリックが解放された場合には、退避
しておいた四角形の内容を読み出して再描画
し、図4の(a)の状態に戻す。
【0042】尚、めくり上げる方向は、X軸、Y軸に対
して45°方向とする。次に、図7の複数ウインドウ
A、Bをめくりあげる場合について、図5および図6の
処理の順序に従い、詳細に説明する。
【0043】図5および図6は、本発明のウインドウを
めくりあげる処理(複数ウインドウ)例を示す。図5に
おいて、S21は、ユーザオペレーションにより、四隅
のターンオーバーボックス1上でマウスボタンが押され
る。
【0044】S22は、ユーザオペレーションを判定す
る。S23は、S22で判定したユーザオペレーション
の種類を判定する。マウスクリックと判定された場合に
は、S24に進む。一方、マウスクリック以外と判定さ
れた場合には、マウスクリック以外の従来の該当する処
理を行う。
【0045】S24は、S23でマウスクリックと判明
したので、更にクリックされたウインドウがいずれか判
定する。他ウインドウの場合には、各ウインドウの処理
に進む。ここでは、ウインドウBであるので、S25に
進む。
【0046】S25は、S24でウインドウBと判明し
たので、更にマウスクリックの場所を判定する。ターン
オーバーボックスと判明した場合には、S26に進む。
一方、ターンオーバーボックス以外と判明した場合に
は、従来の該当する処理を行う。
【0047】S26は、マウスクリックした場所がター
ンオーバーボックス1と判明したので、ターンオーバー
ボックス1の位置を読み込む。ここでは、図7の(a)
のウインドウBの左上のターンオーバーボックス1をマ
ウスクリックしたので、図7の(b)に示すように、
(XB、YB)(左上の場所を表す)を読み込む。
【0048】S27は、ユーザオペレーションによりカ
ーソルが移動される。S28は、カーソル位置を読み込
む。ここでは、図7の(b)に示すように、クリックし
た(XB、YB)から移動した現在のカーソルの位置
(X1、Y1)を読み込む。
【0049】S29は、ウインドウB内で非表示にする
部分を求める。ここでは、図7の(b)の三角形
のウインドウBをめくりあげた三角形の部分を求める。
S30は、四角形内の表示内容を退避する。こ
れは、S41で再描画を高速化するために復元する四角
形の内容を退避する。
【0050】図6において、S31は、ウインドウA内
で非表示にする部分を求める。ここでは、図7の(b)
の三角形のウインドウAをめくりあげた三角形の
部分を求める。
【0051】S32は、四角形内の表示内容を
退避する。これは、S43で再描画を高速化するために
復元する四角形の内容を退避する。S33は、
三角形の部分を非表示とするために影を描画す
る。
【0052】S34は、三角形の部分を非表示と
するために影を描画する。S35は、ウインドウCの情
報から三角形の部分の表示内容を読み出す。これ
は、図7の(b)に示すように、めくりあげた三角形
の部分の表示内容を、下位ウインドウであるウイン
ドウCの退避情報から読み込む。
【0053】S36は、三角形の部分を再描画す
る。S35で読み込んだ表示内容でめくりあげた部分の
三角形の部分を再描画する。S37は、ウインド
ウCの情報から三角形の部分の表示内容を読み出
す。これは、図7の(b)に示すように、めくりあげた
三角形の部分の表示内容を、下位ウインドウであ
るウインドウCの退避情報から読み込む。
【0054】S38は、三角形の部分を再描画す
る。S37で読み込んだ表示内容でめくりあげた部分の
三角形の部分を再描画する。S39は、マウスが
放されたか判別する。YESの場合には、S40に進
む。一方、NOの場合(放されない場合)には、S27
に戻る。
【0055】S40は、退避した四角形の表示
内容を読み出す。S41は、四角形を再描画す
る。S42は、退避した四角形の表示内容を読
み出す。
【0056】S43は、四角形を再描画する。
以上によって、図7の(a)の状態でユーザが2番目の
ウインドウBの例えば左上のターンオーバーボックス1
をクリックして右下方向に移動したことに対応して、図
7の(b)に示すように、2番目のウインドウB、Aの
左上からめくりあげてその下のウインドウCの表示内容
を描画して表示し、これをユーザが参照できる。そし
て、マウスを放したことに対応して、元のウインドウ
A、Bを再描画して元の状態に戻して表示することが可
能となる。
【0057】図7は、図5と図6の具体例説明図を示
す。図7の(a)は、初期状態を示す。この初期状態で
は、ユーザは2番目のウインドウBの左上を右下方向に
めくろうとしている。
【0058】図7の(b)は、2番目のウインドウBの
左上を右下方向にめくりあげた状態を示す。この状態で
は、ユーザがマウスで2番目のウインドウBの左上のタ
ーンオーバーボックス1をクリックしたまま右下方向に
の位置まで移動して図示のようにめくりあげた状態で
ある。この状態では下記のようになる。
【0059】・三角形→非表示(図6のS33) ・三角形→非表示(図6のS34) ・四角形の内容を退避(図5のS30) ・四角形の内容を退避(図6のS32) ・三角形→下位ウインドウCの表示内容を描画し
て表示 ・三角形→下位ウインドウCの表示内容を描画し
て表示 そして、マウスのクリックが解放された場合には、退避
しておいた四角形の内容および四角形
の内容を読み出して再描画し、図7の(a)の状態に戻
す。
【0060】ここで、からおよび各値の算出につい
て説明する。 ・(X1、YB) ・(XB、Y1) ・(X1、Y1)←カーソルの現位置 ・(XB、YB) ・(X2、YA) ・(XA、Y2) ・(X2、Y2) ・(XA、YA) この際、、、の座標位置で、X2、Y2の値は以下
の式で求めることができる。
【0061】・三角形は辺と辺とが等し
い二等辺三角形であるので、 YB−Y2=X1−XA ∴Y2=XA−X1+YB となる。
【0062】・また、三角形は辺と辺と
が等しい二等辺三角形であるので、 YA−Y2=X2−XA ∴X2=YA−Y2+XA となる。
【0063】図8は、本発明のターンオーバーボックス
の位置例を示す。図8の(a)は、ターンオーバーボッ
クスの位置例を示す。これは、ウインドウの各辺および
隅にそれぞれターンオーバーボックスとして、図示のよ
うに ・ターンオーバーボックス(左上) ・ターンオーバーボックス(左) ・ターンオーバーボックス(左下) ・ターンオーバーボックス(下) ・ターンオーバーボックス(右下) ・ターンオーバーボックス(右) ・ターンオーバーボックス(右上) ・ターンオーバーボックス(上) と設けた例である。これらいずれかのターンオーバーボ
ックス1をマウスでクリックして移動するとクリックし
たいずれかをめくりあげて下のウインドウの内容を表示
する。そして、クリックを解放すると元の状態に戻る。
【0064】図8の(b)は、ターンオーバーボックス
およびウインドウ操作用領域を設けた例を示す。ここで
は、図8の(a)と同じように、辺および隅に合計8個
のターンオーバーボックスを外側に設けると共に、その
内側に図示のように、ウインドウ操作用として、 ・タイトルバー ・スクロールバー ・サイズ変更ボックス を設けている。これらターンオーバーボックス1および
ウインドウ操作用バーなどを併用することにより、他の
ウインドウの内容を参照するときはターンオーバーボッ
クス1をクリックしてその下のウインドウの内容を表示
する。一方、他のウインドウからデータを入力したり、
選択したりなどする場合には、入力・選択するウインド
ウをクリックしてアクティブにして先頭に表示した後、
ウインドウ操作用バーやボックスをクリックして表示内
容をスクロールしたり、表示枠を変更したりなどの操作
を行う。
【0065】図9は、本発明のめくりあげるパターン例
を示す。図9の(a)は、パターン1の例を示す。この
パターン1は、左上を右下方向にめくりあげる例であっ
て、左側のウインドウAの左上をクリックして右下方向
に移動すると、右側に示すようにウインドウAをめくり
あげてその下のウインドウB、Cの内容を描画して表示
することができる。クリックを解放すると、左側の状態
に戻る。
【0066】図9の(b)は、パターン2の例を示す。
このパターン2は、左下を右上方向にめくりあげる例で
あって、左側のウインドウAの左下をクリックして右上
方向に移動すると、右側に示すようにウインドウAをめ
くりあげてその下のウインドウB、Cの内容を描画して
表示することができる。クリックを解放すると、左側の
状態に戻る。これは、既述した計算式と同様にして図示
のようにめくるようにすればよい。
【0067】図9の(c)は、パターン3の例を示す。
このパターン3は、右上を左下方向にめくりあげる例で
あって、左側のウインドウAの右上をクリックして左下
方向に移動すると、右側に示すようにウインドウAをめ
くりあげてその下のウインドウB、Cの内容を描画して
表示することができる。クリックを解放すると、左側の
状態に戻る。
【0068】図9の(d)は、パターン4の例を示す。
このパターン4は、右下を左上方向にめくりあげる例で
あって、左側のウインドウAの右下をクリックして左上
方向に移動すると、右側に示すようにウインドウAをめ
くりあげてその下のウインドウの内容を描画して表示す
ることができる。クリックを解放すると、左側の状態に
戻る。
【0069】図9の(e)は、パターン5の例を示す。
このパターン5は、3番目のウインドウCの左上を右下
方向にめくりあげる例であって、左側のウインドウCの
左上をクリックして右下方向に移動すると、右側に示す
ようにウインドウA、B、Cをめくりあげてその下のウ
インドウDの内容を描画して表示することができる。ク
リックを解放すると、左側の状態に戻る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示内容(例えばウインドウ)2の辺や隅などにターン
オーバーボックス1を設けてこれをクリックして移動し
たときに当該移動した範囲について、下の表示内容(例
えばウインドウ)2を表示してクリックを解放したとき
に元の状態に戻す構成を採用しているため、めくる機能
を実現し、表示内容(例えばウインドウ)の参照を簡易
な操作で行うことができる。これにより、人間が机の上
で複数の資料を参照して作業を行うイメージに近くで
き、ディスプレイ上で複数の表示内容(ウインドウな
ど)を簡易な操作で参照しつつ作業を行うことが可能と
なった。特にウインドウに“めくる機能”を付加し、各
ウインドウの上下関係を変えることなしに下のウインド
ウの内容を簡易な操作で表示して参照することが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の概念説明図である。
【図3】本発明のウインドウをめくりあげる処理(先頭
ウインドウ)例を示す。
【図4】図3の具体例説明図である。
【図5】本発明のウインドウをめくりあげる処理(複数
ウインドウ)例(その1)である。
【図6】本発明のウインドウをめくりあげる処理(複数
ウインドウ)例(その2)である。
【図7】図5と図6の具体例説明図である。
【図8】本発明のターンオーバーボックスの位置例であ
る。
【図9】本発明のめくりあげるパターン例である。
【図10】従来の下方ウインドウの参照方法である。
【符号の説明】
1:ターンオーバーボックス 2:表示内容 3:ディスプレイ 4:キーボード 5:マウス 6:制御部(OS) 7:制御部(ウインドウシステム) 8:イベント監視処理 9:座標算出処理 10:描画処理 11:退避処理 12:メモリ 13:ターンオーバー領域データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね書きした内容を表示する重ね表示方式
    において、 表示内容(2)毎にその外周部に設けたターンオーバー
    ボックス(1)と、 ターンオーバーボックス(1)が選択されたまま移動さ
    れた位置までの所定範囲の表示内容(2)について、下
    の表示内容(2)を描画して表示し、解放されたときに
    元の表示内容(2)を再描画して表示する描画処理(1
    0)とを備えたことを特徴とする重ね表示方式。
  2. 【請求項2】上記ターンオーバーボックス(1)を上記
    表示内容(2)の外周部の辺および隅にそれぞれ設け、
    当該辺あるいは隅が選択されたまま移動された位置まで
    の所定範囲の表示内容(2)について、下の表示内容
    (2)を描画して表示するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の重ね表示方式。
  3. 【請求項3】上記表示内容(2)毎にその外周部にター
    ンオーバーボックス(1)および表示内容(2)の表示
    を移動するスクロールバーを併せて設けたことを特徴と
    する請求項1記載および請求項2記載の重ね表示方式。
  4. 【請求項4】上記表示内容(2)としてウインドウとし
    たことを特徴とする請求項1記載および請求項2記載の
    重ね表示方式。
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