JPH06242680A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06242680A
JPH06242680A JP2571293A JP2571293A JPH06242680A JP H06242680 A JPH06242680 A JP H06242680A JP 2571293 A JP2571293 A JP 2571293A JP 2571293 A JP2571293 A JP 2571293A JP H06242680 A JPH06242680 A JP H06242680A
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JP
Japan
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toner
developer
developing
toner concentration
reference signal
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JP2571293A
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English (en)
Inventor
Yutaka Miyasaka
裕 宮坂
Takenobu Kimura
丈信 木村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーリサイクル手段を有する現像装置内に
設けたトナー濃度検知センサの基準信号設定を、正確か
つ容易に行なう。 【構成】 現像手段を含む画像形成プロセスを所定回数
行なって定期点検による現像剤交換を実施する場合に、
トナー濃度検知センサの基準信号設定時に、前記トナー
リサイクル手段から現像手段に戻るリサイクルトナーの
量より予測されるトナー濃度上昇分センサのコントロー
ル電圧を補正する現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真記録方式や
静電記録方式により、像担持体上に形成された静電潜像
を現像剤を用いて可視像化する現像装置に関し、特に乾
式二成分現像剤を用い、転写後にクリーニング手段によ
って画像形成用像担持体面から回収された残留トナーを
回収して再使用するトナーリサイクル手段を有する現像
装置におけるトナー濃度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機などの画像記録装置にお
いては、原稿を光照射して原稿からの反射光により像担
持体上に静電潜像を形成し、これを可視像として記録紙
に記録したり、外部からの画像を表す電気信号を可視像
として記録紙に記録したりすることが行われている。
【0003】この種の画像記録装置においては、トナー
及びキャリアから成る二成分系現像剤を用いた現像装置
によって可視像を形成し、これを記録紙に記録してい
る。二成分系現像剤は一定重量のキャリアに対し一定の
混入率でトナーが混合されている。このトナーは画像の
記録が行われるに従い減少するため、記録画像の濃度に
影響を与えることとなる。それで常に一定濃度の記録画
像を得るためにはトナー濃度を検知し、トナー濃度が減
少したときはトナーを補給してトナー濃度が適正範囲に
入るように制御することが必要になる。
【0004】一方、トナーリサイクル手段を有する現像
装置では、現像剤搬送スクリューの一端部にリサイクル
トナーが供給されて、新規トナーおよび現像部から還流
された現像剤と混合撹拌・搬送されて再び現像部に送り
込まれる。
【0005】従来のトナーリサイクル手段を有する現像
装置におけるリサイクルトナーと現像剤撹拌手段として
は、特願平4-167790号による技術が本出願人により提案
されている。また、特開昭57-79972号公報も開示されて
いる。
【0006】ところで、トナー濃度検出には基準濃度の
小片(パッチ)により検出されるトナー像の濃度を光学
的に検知する方法や、現像剤に接する位置にコイルから
成るL(リアクタンス)検知トナー濃度センサを設置し
現像剤の透磁率を測定することによって現像剤中のトナ
ー濃度(トナー混入率)を知る方法が知られている。透
磁率の測定による方法は常時測定が可能であり特に画像
記録プロセスを変更する必要がない点で優れている。こ
の検出したトナー濃度をトナー濃度基準値と比較してト
ナー補給を行いトナー濃度を常に好ましい状態に保つこ
とが可能である。
【0007】L検知トナー濃度センサには例えば、TD
K株式会社製(型式プログラマブルトナーセンサ)のト
ナー濃度センサがあり、上記コイルを含む発振回路と周
波数/電圧変換回路から成っていて、トナー濃度と出力
電圧との関係はトナー濃度が大になるほど出力電圧が小
となる負特性になっている。このL検知トナー濃度セン
サは制御電圧入力端子を有していてこの入力端子に印加
する制御電圧を変更して濃度センサの出力電圧を調整で
きるようになっている。
【0008】図8(A)はL検知トナー濃度センサの制
御電圧と出力電圧との関係の一例を示すグラフ、図8
(B)は制御電圧が変化したときの同一トナー濃度に対
するセンサ出力電圧の変化を示すもので、トナー濃度5
重量%の場合を示している。
【0009】(1) トナー濃度センサの初期基準値設定 標準トナー濃度(例えば上記5重量%)の現像剤を投
入した現像装置をプロセスユニットに装填する。3分
間現像装置を駆動させて現像剤を撹拌する(現像剤の帯
電量が安定する程度)。制御電圧(VC)を変化させ
ていき、トナー濃度センサの出力電圧(VT)が、制御
点(例えば図8(B)の1.5ボルト)となる電圧VCO
選定する。
【0010】(2) トナー濃度制御 以後、通常のコピー動作を行なう場合、トナー濃度セン
サは選定された電圧VCOにより制御される。トナー濃度
が低くなると、センサからの出力が高くなり、制御点V
COに戻るまでトナー補給が行なわれる。
【0011】(3) リサイクルトナー 上記初期基準値設定は、現像装置内に投入された現像剤
に対して行なわれるため、上記の段階でリサイクルト
ナーがクリーニング装置から戻って来た場合、リサイク
ルトナーの分のトナー濃度が上昇した状態でコントロー
ル電圧の選定を行なってしまい、そのトナー濃度で制御
するようになってしまう。従って、現像装置は間違った
トナー濃度を基準濃度と記憶してしまい、現像後の適正
な記録画像濃度が得られないという問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな欠点を改善するためになされたものであり、トナー
リサイクル手段を有し、リサイクルトナーと新規補給ト
ナーとを現像部へ送り込むとともに、現像部内のトナー
及びキャリアから成る二成分系現像剤の透磁率の変化を
検出して現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度セン
サを有し、現像剤のトナー濃度制御を行なう現像装置に
おいて、現像部内の現像剤交換を行なう定期点検実施後
で、次の定期点検以前に、何らかのトラブルが発生して
現像剤交換を行いトナー濃度センサの基準信号を設定す
る際に、リサイクル手段のリサイクルトナー搬送部材
(スクリュー等)が現像手段の駆動系と常時連動してい
る装置では、リサイクルトナーが現像部に戻されてリサ
イクルトナー分のトナー濃度が上昇し、正規の基準信号
を設定できないという問題がある。本発明は、トナー濃
度上昇分を補正して正規の基準信号を設定できる現像装
置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
ると、像担持体表面に形成された静電潜像をトナーとキ
ャリアから成る二成分現像剤により現像する現像手段
と、現像剤を転写材に転写したのち像担持体表面に残留
するトナーをクリーニングする手段によって除去された
トナーを前記現像手段に給送して戻すトナーリサイクル
手段と、前記現像装置内に設けたトナー濃度検知センサ
により前記現像剤の透磁率の変化を検出して、現像剤の
トナー濃度を検出して、設定された基準信号と比較し、
その比較結果に応じてトナー濃度を制御するトナー濃度
制御手段とを備えた現像装置において、前記現像手段を
含む画像形成プロセスを所定回数行なって定期点検によ
る現像剤交換を実施する場合に、トナー濃度検知センサ
の基準信号設定時に、前記トナーリサイクル手段から現
像手段に戻るリサイクルトナーの量より予測されるトナ
ー濃度上昇分センサのコントロール電圧を補正すること
を特徴とするものである。
【0014】また、この発明の現像装置は、前記基準信
号の設定が、前記定期点検による現像剤交換以外に行わ
れる場合、ある設定された画像形成プロセス回数を越え
たときに補正設定が実施されることを特徴とするもので
ある。
【0015】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。
【0016】図1は本発明に係る現像装置を装着した電
子写真複写機の画像形成ユニットの縦断面図である。
【0017】感光体ドラム(像担持体)1は接地された
金属円筒の外周面に光導電層を形成したもので、光学系
露光走査と連動して矢印(時計)方向に回転する。
【0018】感光体ドラム1の周辺には帯電電極2、帯
電消去LED3、露光結像部4、現像装置10、転写電極
5、分離電極6、分離爪7、クリーニング装置8、残像
消去(帯電前露光)装置9が順次配置されている。
【0019】外周面に画像形成用光導電層を有する像担
持体(以下感光体ドラムと称す)1は時計方向に回転
し、まず、帯電電極2により前記感光体ドラム1の表面
を一様に帯電したのち、スリット露光光学系からの光束
Lにより画像露光を行って、感光体ドラム1上の露光結
像部4に潜像を形成する。感光体ドラム1上の潜像は現
像装置10の通過する際に現像されて可視のトナー像とな
る。
【0020】感光体ドラム1の下部には転写電極5およ
び分離電極6が設けられて、上流側の給紙装置(不図
示)から給紙された複写紙P上に転写電極5において前
記トナー像が転写され、次いで分離電極6において複写
紙Pは感光体ドラム1上から分離されたのち、下流側の
定着装置(不図示)に送られてトナー像を定着し、更に
装置外へ排出される。
【0021】一方、転写後の感光体ドラム1上の残留ト
ナーT1は、クリーニング装置8に至りクリーニングブ
レード81で拭掃される。そしてクリーニングブレード81
により拭掃された感光体ドラム1面から自重で脱落する
トナーT1を、ブレード81の下方に配置したスクリュー
コンベア82で受けて、トナーリサイクル装置20に搬出す
る。トナーリサイクル装置20は、前記クリーニング装置
8から現像装置10へトナーT1を還流する装置である。
前記スクリューコンベア82と歯車連動して回転するスク
リュー21は、クリーニング装置8内のトナーT1をリサ
イクルトナー搬送パイプ22を通して、現像装置10の補助
撹拌部材104の一端に送り込む。
【0022】前記現像装置10は、大別して現像部100
と、トナー補給部110とから構成されている。
【0023】現像部100のケーシング101の内部には、現
像スリーブと磁石とから成る現像ローラ102、複数枚の
撹拌羽根を有する主撹拌部材103、スパイラルスクリュ
ー形状の補助撹拌部材104が回転可能に支持されてい
る。また現像ローラ102の上方には穂立規制板105が、補
助撹拌部材104の下方にはトナー濃度検知センサ106が設
けてある。
【0024】トナー補給部110のケーシング111の内部に
は、補給トナーを収容するトナーカートリッジ130を着
脱自在に装脱するカートリッジ収容室112と、ケーシン
グ111の底部に貯留したトナーを上方に搬出するラダー
ホイール113、ラダーチェーン114、トナー掻上げ部材11
5から成るトナー搬出手段と、トナー残量検知センサ117
およびトナー補給部材121が設けられている。
【0025】前記の感光体ドラム1の静電潜像の形成さ
れた部分が現像部100の現像ローラ102の近接位置(現像
領域)に至ると、感光体ドラム1上の電荷保持部にトナ
ーが静電力によって吸着されトナー画像を形成する。
【0026】複写を繰返すことにより現像部100内のト
ナー量は減少しトナー濃度が低下すると、これをトナー
濃度検知センサ106が検出し、トナー補給部110内の前記
トナー搬出手段により補給トナーは上方に搬出され、ト
ナー補給部材121の回転によってケーシング111の開口部
から落下し、下方にある現像部100の補助撹拌部材104の
回転により現像剤と撹拌・搬送され、更に主撹拌部材10
3により撹拌・混合され、一部は現像ローラ102に、他の
一部は補助撹拌部材104上にそれぞれ補給される。
【0027】図2は上記画像形成部の横断面図である。
【0028】主撹拌部材103は、複数枚の楕円板状の撹
拌翼103Aを回転軸103Bに固定したもので、軸端部に固
定した歯車G3は、駆動源に接続する感光体ドラム1の
歯車G1から現像ローラ102の軸端の歯車G2を介して
現像ローラ102と逆方向に回転され、現像部100内の現像
剤を混合撹拌して現像ローラ102上に現像剤を供給す
る。
【0029】補助撹拌部材104は、駆動源に接続する回
転軸104Aと、該回転軸104Aの外周に一体化され現像剤
を搬送するスパイラルスクリュー部104A,104Cと、該
スパイラルスクリュー部に設けられ、回転軸104Aの回
転時に現像剤を回転方向に放出する複数のパドル部104
PA,104PB,104PCとから構成されている。また、
前記スパイラルスクリュー部は、現像剤搬送方向の異な
る正方向の左スパイラルスクリュー部104Bと、逆方向
の右スパイラルスクリュー部104Cとから成る。これら
正逆方向両スパイラルスクリュー部104B,104Cの駆動
回転により、現像剤は図示b,c両方向から両スパイラ
ルスクリューの境界部である中央付近に搬送・集中され
る。
【0030】前記正方向スパイラルスクリュー部104B
と逆方向スパイラルスクリュー部104Cの各複数箇所お
よび中央付近には回転軸104Aの軸直角方向に配置され
た羽根板状の主パドル部104PAが一体に形成されてい
る。また、一方のスパイラルスクリュー部104Bの複数
箇所には、回転軸104Aと軸直角をなす複数の羽根板状
の副パドル部104PBが、他方のスパイラルスクリュー
部104Cの複数箇所にも、同様にして複数の副パドル部1
04PCがそれぞれ一体化されている。上記主パドル部10
4PA、副パドル部104PB,104PCは、回転軸104Aの
駆動回転時に、搬送される現像剤を回転軸直角方向(法
線方向)aにそれぞれ放出する。
【0031】補助撹拌部材104の回転軸104Aは、感光体
ドラム1を駆動する歯車G1から現像ローラ102の軸端
の歯車G2、前記主撹拌部材103の軸端の歯車G3、中
間歯車G4,G5を介して歯車G6により主撹拌部材10
3と同方向に同時回転される。また、補助撹拌部材104の
左スパイラルスクリュー部104Bは更に左方に延長され
ていて、スクリュー端部104Dに設けた受入開口に、ク
リーニング装置8により回収されたトナーT1がトナー
リサイクル装置20を経て搬入される。
【0032】上記補助撹拌部材104のほぼ中央部の主パ
ドル部104PAの直下、すなわちケーシング(筐体)101
のほぼ中央部の底部に、トナー濃度検知センサ106が設
置されている。
【0033】上記補助撹拌部材104の上方(図1参照)
には、トナー補給部材121が適時駆動回転され、トナー
カートリッジ130内の新規補給トナーT2を適量落下
し、補助撹拌部材104上に供給する。
【0034】前記主撹拌部材103と補助撹拌部材104の中
間には、仕切板107が前記ケーシング101に固設され、こ
の仕切板107により、現像部100は図1に図示の左右の室
に分室化されている。すなわち主撹拌部材103を含む左
方の現像室100Aと、補助撹拌部材104を含む右方のトナ
ー搬送室100Bとに分室化されている。
【0035】上記仕切板107はほぼ中央下部に大きな現
像剤流出用開口部107Aが形成されている。該開口部107
Aは、中央の前記主パドル部104PAとその左右側の複
数の副パドル部104PB,104PCを含む長さに対応する
部分にわたって開放形状に形成されている。前記補助撹
拌部材104の主パドル部104PAおよび複数の副パドル部
104PBから回転軸法線方向に放出された現像剤は、上
記仕切板107の開口部107Aを通過してa方向に排出され
主撹拌部材103に搬送され撹拌される。
【0036】前記仕切板107の開口部107Aの上方には、
長円形貫通状の複数の現像剤流入用開口部107Bが穿設
されている。これら複数の開口部107Bは、何れも、前
記補助撹拌部材104の左右のスパイラルスクリュー部104
B,104Cに設けた複数の副パドル部104PB,104PC
の各現像剤搬送方向の上方にそれぞれ設けてある。した
がって主撹拌部材103から還流された現像剤は、仕切板1
07の複数の開口部107Bを通過して補助撹拌部材104の左
右のスパイラルスクリュー部104B,104Cの前記開口部
下流の副パドル部104PB,104PCに流入される。
【0037】前記トナー補給部材121の上方空間は、ト
ナー補給室120である。該トナー補給室120には、カート
リッジ収容室112内に貯留しているトナーT2が、駆動
ローラ113とラダーチェーン114の作動でトナー掻き上げ
部材115により掬い上げられ、カートリッジ収容室112と
トナー補給室120との境界壁上部の開口116を通してトナ
ー補給室120内に供給される。
【0038】図3は本発明に係る現像装置の現像剤循環
を説明する斜視図である。
【0039】上記トナー補給室120の下部両端近傍2箇
所には、開口122が穿設されている。この開口122は上方
のトナー補給部材121によって閉止されている。
【0040】前記開口122は、前記補助撹拌部材104の主
パドル部104PAおよび副パドル部104PB,104PCの
トナー搬送上流側、すなわち補助撹拌部材104の両軸端
付近に対応する部位に設けられ、開口122以外は遮蔽部
材126により塞がれている。該遮蔽部材126はポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム等によって形成さ
れ、前記ケーシング111の開口部の口縁に固着されてい
る。
【0041】前記トナー補給部材121が前記トナー濃度
検知センサ106による検知信号により矢印方向に駆動回
転すると、トナー補給室120内のトナーT2は、トナー
補給部材121のスパイラル溝に巻き込まれ、開口122から
落下し、補助撹拌部材104上に供給される。
【0042】すなわち、前記トナー補給室120内の新規
補給トナーT2は、トナー補給部材121の回転により、
前記遮蔽部材126により塞がれていない開口122の開口部
分から落下して、下方の補助撹拌部材104、上流側のス
パイラルスクリュー部104B,104C上に落下散布され、
さらに回転するスパイラルスクリュー部104B,104Cに
より、それぞれb,c方向に搬送され、還流する現像剤
と混合して、一部の現像剤は下流側の副パドル104P
B,104PCによって回転軸法線方向(a)に吐き出さ
れ、他の現像剤はさらに下流に搬送されて中央部の主パ
ドル部104PAによって回転軸法線方向(a)に吐き出
される。
【0043】一方、補助撹拌部材104の左方の左スパイ
ラルスクリュー部104Bには、上記新規補給トナーT2
とリサイクルトナーT1とが合流して矢示f,b方向に
搬送され、両トナーT1,T2は、同様にして主パドル
部104PAおよび副パドル部104PBによってa方向に放
出される。
【0044】これらの図において、矢印は現像剤の移動
方向を示す。
【0045】トナー補給部110のトナー補給部材121から
現像部100の右方のトナー搬送室100Bに矢示e方向から
供給落下した新規トナーT2は、補助撹拌部材104の両
軸端付近に供給され、互いに逆推進力を有する左右のス
パイラルスクリュー部104B,104Cによってその両端部
から矢示b方向とc方向に向って推進され、それぞれ中
央部に向って寄せ集められ、また、補助撹拌部材104の
スクリュー端部104Dに供給されたリサイクルトナーT
1もスパイラルスクリュー部104B上に合流し、この間
に後述の還流現像剤と混合して搬送されるが、補助撹拌
部材104の各上流側には副パドル部104PB,104PCが
設けられていて、かつ仕切板107の両端部には遮蔽壁部1
07C,107Cが設けられてあるから、上記還流現像剤と
新規補給トナーT2、リサイクルトナーT1は、外部に
放出されることなくスパイラルスクリュー部104B,104
Cによって充分混合撹拌されて均一化されたのち、下流
側の中央部に向って搬送される。
【0046】上記混合現像剤は、左右のスパイラルスク
リュー部104B,104Cによって更に中央に向けて搬送さ
れ、下流側の副パドル部104PB,104PCにより放射状
に放出されて、前記仕切板107下部の流出用開口部107A
を通過して主撹拌部材103に供給される(a方向)。ま
た、一部の混合現像剤はさらにスパイラルスクリュー部
104B,104Cにより中央部に搬送され、主パドル部104
PAによって放射状に飛散され、仕切板107の現像剤流
出用開口部107Aから現像部100の左方の現像室100Aに
送り込まれる(a方向)。
【0047】上記補助撹拌部材104の主パドル部104P
A,副パドル部104PB,104PCから仕切板107の現像
剤流出用開口部107Aへの現像剤通過時に、主パドル部1
04PAの下方に配置されたトナー濃度検知センサ106は
現像剤のトナー濃度を検知する。
【0048】上記開口部107Aを通過した現像剤は、回
転する主撹拌部材103の撹拌翼103Aによって現像領域か
ら還流された現像剤と混合・撹拌されて均一化されて現
像ローラ102に供給され穂立規制板105により現像剤層厚
が規制されて現像領域に搬送される。
【0049】主撹拌部材103による撹拌中に、図に示す
d方向に送られた現像剤は仕切板107の複数の現像剤流
入用開口部107Dを通過して再び補助撹拌部材104のスパ
イラルスクリュー部104B,104Cに還流する。
【0050】上記仕切板107の各開口部107Dを通過した
還流現像剤および補給トナー、リサイクルトナーは、補
助撹拌部材104の左右のスパイラルスクリュー部104B,
104Cによりb,c両矢示方向から中央部に向って搬送
され、その間に各下流の副パドル部104PB,104PCに
よって現像剤の一部は回転軸法線方向に放射され、仕切
板107の開口部107Aを通過して主撹拌部材103に流出
し、残余の現像剤および補給トナーは両スパイラルスク
リュー部104B,104Cによって中央部に搬送され、ここ
で主パドル部104PAによって放射され矢示aに向って
前記現像剤循環を繰り返す。
【0051】これらの現像剤循環経路により、新規トナ
ーとリサイクルトナーと現像部100内に貯留された現像
剤とは均一に混合される。また、繰り返し複写過程で現
像部100内の現像剤中のトナー濃度分布が不均一になっ
ても、上記循環経路により回転軸方向にも移動撹拌され
均一に混合することができ、それによって、複写画像に
むらを生じるという不具合は解消することができる。
【0052】図4は、本発明による現像装置の実施例の
駆動系統図、図5は該現像装置のトナー濃度制御装置の
ブロック図、図6は該トナー濃度制御装置の定期点検に
よる現像剤交換前に行なう基準信号値設定のフローチャ
ートを示す。
【0053】図4において、メインモータM1は、感光
体ドラム1、現像部100の現像ローラ102、主撹拌部材10
3、補助撹拌部材104及びリサイクルトナーを搬送するス
クリューコンベア82およびスクリュー21を駆動回転させ
る。サブモータM2はラダーチェーン114を駆動する駆
動ローラ113とトナー補給部材121を駆動回転させる。
【0054】図5において、トナー濃度検知センサ106
の出力信号は電圧変換部31によりトナー濃度に応じた電
圧に変換されて、増幅器32により増幅され、比較器33に
よりメモリー部34からCPUを介して基準信号と比較さ
れ、メモリー部(例えば不発揮メモリ)34に記憶され
る。また、この比較値はCPUを介してドライバー回路
35に送られ、モータM1,M2を制御する。40は複写機
本体の操作部であり、コピー枚数設定用のテンキー等に
より各種モードを設定することができる。
【0055】次に図6のフローチャートに依って、本発
明によるトナー濃度制御プロセスの第1の実施例を説明
する。
【0056】(1) ユーザーによるコピーボタン、オン
により複写機の通常のコピールーチンが繰返し行なわ
れ、コピーカウンタでコピー回数nが計数される(図6
(A)参照)。この通常のコピールーチンではモータM
1,M2はすべてオンになり、画像形成プロセスが行な
われる。
【0057】(2) 上記画像形成プロセス(コピー)を
所定回数繰り返して、規定の定期点検時に到達すると、
サービスマンが現像装置10の現像部100内に収容された
現像剤を排出して、新規の標準現像剤と交換する。そし
てこの現像剤交換後にトナー濃度検知センサ106の基準
値が設定される。
【0058】(3) 上記定期点検以前で、現像装置10に
何らかのトラブルを発生したとき(例えば補給トナーの
補給操作をしなかったため過度のトナー濃度不足となり
キャリアが疲労のため使用不能となったなど)には、現
像部100内の現像剤を新規の標準現像剤に交換し、トナ
ー濃度検知センサ106の基準信号設定を行なう。
【0059】(4) ここで前回の定期点検後のコピー回
数(n)が、コピーカウンタ600回以下であったなら、
トナー濃度検知センサ106の基準信号はそのままで、現
像剤交換後にコピーカウンダを零に復帰させ、コピー継
続可能にする。
【0060】(5) 上記コピーカウンタが600回以上を示
しているときには、基準信号設定値に対して、リサイク
ルトナー分だけ補正する。
【0061】(6) ここで、トナーリサイクル装置20に
よるクリーニング装置8から現像部100へのリサイクル
トナー回収経過の実験結果の特性図を図7に示す。図7
(A)は画像形成プロセスを行なわず、メインモータM
1のみ駆動回転による空回しにより、クリーニング装置
8のスクリューコンベア82からトナーリサイクル装置20
のスクリュー21を経て現像部100に戻される10秒間毎の
回収トナーT1の重量(グラム)を測定した図、図7
(B)は回収トナーT1の累積重量を示す図である。実
験方法としては、リサイクルトナー搬送パイプ22の出口
開口を現像部100から離間させて、回収用の箱を持った
計量秤上に落下させるようにさせ、上記強制空回しルー
チンにより10秒間毎の回収トナーT1の重量を測定し
た。図7(A),(B)に示される測定結果によると、
30秒間で1.8グラムの回収トナーT1がクリーニング装
置8及びトナーリサイクル装置20から戻される。350グ
ラム、5.0重量%の標準二成分現像剤の場合、前記リサ
イクルトナー1.8グラムが現像部100に戻ることにより、
トナー濃度は約0.5%上昇して、5.5重量%になる。ま
た、メインモータM1の駆動による強制空回しルーチン
をの約30秒間行なうことにより、図7(B)に示すリサ
イクルトナーT1の累積量は、実質的に殆ど回収され
る。
【0062】(7) 図8(A)において、トナー濃度5
重量%の標準現像剤(5%Dev.)では、制御電圧VC7.0
ボルトのときのトナー濃度検知センサ106の出力電圧を
Tを1.5ボルトに設定した。しかし、現像剤が上述の5.
5%Dev.に上昇すると制御電圧VCは7.2ボルトになる。
また、図8(B)において、トナー濃度が5重量%から
5.5重量に上昇すると、初期制御電圧VCOの場合、トナ
ー濃度検知センサ106の出力電圧は1.5 ボルトから1.3ボ
ルトに低下する。
【0063】(8) 従って、トナー濃度が5.5重量%に上
昇した現像剤においても、トナー濃度検知センサ106の
出力電圧VTを1.5ボルトに維持するためには、制御電圧
Cを7.2ボルトから7.0ボルトに差0.2ボルトだけ低下さ
せる必要がある。トナー濃度制御手段の基準信号設定の
制御電圧VCは不揮発メモリに6.0〜8.2ボルトの範囲で
1ステップ0.33ボルト毎に64ステップで設定されてい
る。
【0064】(9) 上記トナー濃度上昇分0.5重量%(5.
0→5.5%)は、制御電圧VCを補正して、7.2→7.0ボル
トに0.2ボルト低下させることにより、正規の基準信号
に設定する。
【0065】(10) 次に、現像装置10は画像形成プロセ
ス(コピー)を所定回数以上(例えば約600コピー以
上)繰返すことにより、感光体ドラム1上の残留トナー
は、クリーニング装置8内に収容されて、コンベアスク
リュー82、トナーリサイクル装置20のスクリュー21を経
て、現像部100に回収されるようになる。600コピー以上
に到達したのち、現像部100に何らかのトラブルを発生
して現像剤交換するときには、該現像部100内には、上
述のようにリサイクルトナーが還流して混入されている
から、このリサイクルトナーによるトナー濃度上昇分だ
け基準信号設定値を補正する。すなわち制御電圧VC
シフトさせる(例えば7.2→7.0ボルト)。これによっ
て、トナー濃度検知センサの出力電圧TTは図8(A)
に示すように1.5ボルトに維持することができる。
【0066】これにより、サービスマンが簡単にトナー
濃度制御レベルを変えることができ、複写画像品質を安
定化することができる。600コピー以下なら、基準信号
設定補正を行なわず、コピーカウンタを零に戻して、コ
ピーを続行させる。
【0067】
【発明の効果】本発明の現像装置は、以上の構成を有す
るので、トナー濃度検知センサの基準値設定によるトナ
ー濃度制御は、リサイクルトナーに影響されることな
く、正確かつ容易に設定することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を備えた画像形成装置の
画像形成ユニットの縦断面図。
【図2】本発明に係るトナーリサイクル装置を備えた現
像装置の横断面図。
【図3】本発明に係る現像装置の現像剤循環状態を説明
する斜視図。
【図4】本発明による現像装置の駆動系統図。
【図5】上記現像装置のトナー濃度制御装置のブロック
図。
【図6】トナー濃度制御装置の基準信号値設定のフロー
チャート。
【図7】リサイクルトナーの回収実験結果を示す特性
図。
【図8】トナー濃度検知センサの特性図。
【符号の説明】 1 感光体ドラム(像担持体) 8 クリーニング装置 10 現像装置 20 トナーリサイクル装置(トナーリサイクル手段) 21 スクリュー 22 リサイクルトナー搬送パイプ 40 操作部 82 スクリューコンベア 100 現像部 100A 現像室 100B トナー搬送室 101 ケーシング(現像装置筐体) 102 現像ローラ 103 主撹拌部材(現像剤撹拌部材) 104 補助撹拌部材(現像剤搬送部) 106 トナー濃度検知センサ 110 トナー補給部 120 トナー補給室 121 トナー補給部材 M1 メインモータ M2 サブモータ T1 リサイクルトナー(回収トナー) T2 新規補給トナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面に形成された静電潜像をト
    ナーとキャリアから成る二成分現像剤により現像する現
    像手段と、現像剤を転写材に転写したのち像担持体表面
    に残留するトナーをクリーニングする手段によって除去
    されたトナーを前記現像手段に給送して戻すトナーリサ
    イクル手段と、前記現像装置内に設けたトナー濃度検知
    センサにより前記現像剤の透磁率の変化を検出して、現
    像剤のトナー濃度を検出して、設定された基準信号と比
    較し、その比較結果に応じてトナー濃度を制御するトナ
    ー濃度制御手段とを備えた現像装置において、前記現像
    手段を含む画像形成プロセスを所定回数行なって定期点
    検による現像剤交換を実施する場合に、トナー濃度検知
    センサの基準信号設定時に、前記トナーリサイクル手段
    から現像手段に戻るリサイクルトナーの量より予測され
    るトナー濃度上昇分センサのコントロール電圧を補正す
    ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記基準信号の設定が、前記定期点検に
    よる現像剤交換以外に行われる場合、ある設定された画
    像形成プロセス回数を越えたときに補正設定が実施され
    ることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US10845729B2 (en) * 2018-02-07 2020-11-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having toner density control

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