JPH06242213A - 衛星通信装置 - Google Patents
衛星通信装置Info
- Publication number
- JPH06242213A JPH06242213A JP5046083A JP4608393A JPH06242213A JP H06242213 A JPH06242213 A JP H06242213A JP 5046083 A JP5046083 A JP 5046083A JP 4608393 A JP4608393 A JP 4608393A JP H06242213 A JPH06242213 A JP H06242213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- satellite
- time
- signal
- processing part
- orbit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低軌道衛星と送受信できる時刻に合わせて送
受信電源を自動投入する衛星通信装置を提供する。 【構成】 衛星通信手段と、衛星からの受信電波に基づ
いて受信位置を測位する測位手段と、衛星通信手段およ
び測位手段に電力を供給する電源とを備える衛星通信装
置において、衛星の軌道を演算して今後の測位の予定時
刻を算出する算出手段と、予定時刻を記憶する記憶手段
と、時刻が予定時刻と一致したとき衛星通信手段・測位
手段への電源を投入し、衛星からの電波が途絶えたとき
電源の投入を停止する電源自動投入手段とを設ける。こ
の電源が投入されている間に、衛星から電波を受信して
測位を行ない、また、収集データの別の場所への送信を
行なう。
受信電源を自動投入する衛星通信装置を提供する。 【構成】 衛星通信手段と、衛星からの受信電波に基づ
いて受信位置を測位する測位手段と、衛星通信手段およ
び測位手段に電力を供給する電源とを備える衛星通信装
置において、衛星の軌道を演算して今後の測位の予定時
刻を算出する算出手段と、予定時刻を記憶する記憶手段
と、時刻が予定時刻と一致したとき衛星通信手段・測位
手段への電源を投入し、衛星からの電波が途絶えたとき
電源の投入を停止する電源自動投入手段とを設ける。こ
の電源が投入されている間に、衛星から電波を受信して
測位を行ない、また、収集データの別の場所への送信を
行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリを電源とする
衛星通信装置に関し、特に、消費電力の抑制を図ったも
のである。
衛星通信装置に関し、特に、消費電力の抑制を図ったも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、衛星通信の利用が増大しており、
特に、低軌道衛星を利用した通信の今後の需要増が見込
まれている。地球を周回する低軌道衛星は、通常、水平
線から上り、頭上を通り反対側の水平線に沈む軌道を通
る。したがって、低軌道衛星から発射された電波を地上
で受信すると、衛星が近づいてきているときには電波の
周波数が少しづつ高くなり、逆に衛星が遠ざかっていく
ときには電波の周波数が少しづつ低くなるというドップ
ラ効果が発生する。
特に、低軌道衛星を利用した通信の今後の需要増が見込
まれている。地球を周回する低軌道衛星は、通常、水平
線から上り、頭上を通り反対側の水平線に沈む軌道を通
る。したがって、低軌道衛星から発射された電波を地上
で受信すると、衛星が近づいてきているときには電波の
周波数が少しづつ高くなり、逆に衛星が遠ざかっていく
ときには電波の周波数が少しづつ低くなるというドップ
ラ効果が発生する。
【0003】このドップラ効果を利用して受信者の位置
を測位するシステムが以前より船舶航行用として利用さ
れている。最近では、複数個のGPS衛星からの電波を
受信して受信者の位置を測位するGPSシステムも利用
されている。また、これらの測位システムと衛星通信シ
ステムとを組み合わせた緊急通報システムや追尾システ
ム、衛星を使ったデータ収集システム等が開発されてお
り、今後、こうしたシステムが広く普及していくものと
考えられる。
を測位するシステムが以前より船舶航行用として利用さ
れている。最近では、複数個のGPS衛星からの電波を
受信して受信者の位置を測位するGPSシステムも利用
されている。また、これらの測位システムと衛星通信シ
ステムとを組み合わせた緊急通報システムや追尾システ
ム、衛星を使ったデータ収集システム等が開発されてお
り、今後、こうしたシステムが広く普及していくものと
考えられる。
【0004】衛星のドップラ効果を利用して位置を測定
する従来の測位装置は、図3に示すように、衛星からの
電波を受信するアンテナ1と、アンテナ1からの微弱な
受信信号を増幅する高周波増幅器20と、高周波増幅器20
からの受信信号と第1逓倍器26からの出力信号とを入力
し受信信号の周波数を下げる第1周波数変換器21と、第
1周波数変換器21からの出力信号を増幅する中間周波増
幅器22と、一定の周波数の基準信号を発生する基準信号
発生器23と、中間周波増幅器22からの受信信号と基準信
号発生器23からの基準信号とを入力し両信号の位相差に
応じて制御電圧を出力する位相検出器24と、位相検出器
24から出力された制御電圧に応じて正弦波出力の周波数
を変える電圧制御発振器25と、電圧制御発振器25からの
出力信号を入力し信号の周波数を逓倍して出力する第1
逓倍器26と、基準信号発生器23からの基準信号を入力し
基準信号の周波数を逓倍して出力する第2逓倍器27と、
第2逓倍器27からの出力信号と第1逓倍器26からの出力
信号とを入力し両信号の周波数差を出力する第2周波数
変換器28と、第2周波数変換器28から出力された信号の
周波数をカウントする周波数カウンタ29とを備えてい
る。
する従来の測位装置は、図3に示すように、衛星からの
電波を受信するアンテナ1と、アンテナ1からの微弱な
受信信号を増幅する高周波増幅器20と、高周波増幅器20
からの受信信号と第1逓倍器26からの出力信号とを入力
し受信信号の周波数を下げる第1周波数変換器21と、第
1周波数変換器21からの出力信号を増幅する中間周波増
幅器22と、一定の周波数の基準信号を発生する基準信号
発生器23と、中間周波増幅器22からの受信信号と基準信
号発生器23からの基準信号とを入力し両信号の位相差に
応じて制御電圧を出力する位相検出器24と、位相検出器
24から出力された制御電圧に応じて正弦波出力の周波数
を変える電圧制御発振器25と、電圧制御発振器25からの
出力信号を入力し信号の周波数を逓倍して出力する第1
逓倍器26と、基準信号発生器23からの基準信号を入力し
基準信号の周波数を逓倍して出力する第2逓倍器27と、
第2逓倍器27からの出力信号と第1逓倍器26からの出力
信号とを入力し両信号の周波数差を出力する第2周波数
変換器28と、第2周波数変換器28から出力された信号の
周波数をカウントする周波数カウンタ29とを備えてい
る。
【0005】この測位装置は、次のように動作する。低
軌道衛星からの電波は、ドップラ効果により周波数が僅
かに変化している。この装置において、第1周波数変換
器21、中間周波増幅器22、位相検出器24、電圧制御発振
器25および第1逓倍器26から成る経路は、PLL(フェ
イズ・ロック・ループ)を構成しているため、電圧制御
発振器25は、位相検出器24に入力される中間周波増幅器
22の出力信号の周波数が基準信号発生器23の出力する基
準信号の周波数と一致するように、その出力周波数を制
御している。
軌道衛星からの電波は、ドップラ効果により周波数が僅
かに変化している。この装置において、第1周波数変換
器21、中間周波増幅器22、位相検出器24、電圧制御発振
器25および第1逓倍器26から成る経路は、PLL(フェ
イズ・ロック・ループ)を構成しているため、電圧制御
発振器25は、位相検出器24に入力される中間周波増幅器
22の出力信号の周波数が基準信号発生器23の出力する基
準信号の周波数と一致するように、その出力周波数を制
御している。
【0006】そのため第1逓倍器26の出力信号の周波数
は、ドップラ周波数を含んだ衛星からの電波に同期して
おり、信号波形は、ノイズを含まない正弦波である。一
方、基準信号発生器23から出力された基準信号の周波数
を逓倍する第2逓倍器27の出力信号周波数は、常に一定
である。したがって、両信号の周波数差を出力する第2
周波数変換器28の出力信号は、ドップラ周波数そのもの
となる。
は、ドップラ周波数を含んだ衛星からの電波に同期して
おり、信号波形は、ノイズを含まない正弦波である。一
方、基準信号発生器23から出力された基準信号の周波数
を逓倍する第2逓倍器27の出力信号周波数は、常に一定
である。したがって、両信号の周波数差を出力する第2
周波数変換器28の出力信号は、ドップラ周波数そのもの
となる。
【0007】衛星は一定時間間隔で時刻情報を送信して
いるが、周波数カウンタ29では、この時刻情報を受信す
る間の時間におけるドップラ周波数をカウントする。こ
のカウントから、時刻情報を受信し、次の時刻情報を受
信するまでの時間に、衛星と受信点との間に生じた距離
の変化(距離差)が求められる。
いるが、周波数カウンタ29では、この時刻情報を受信す
る間の時間におけるドップラ周波数をカウントする。こ
のカウントから、時刻情報を受信し、次の時刻情報を受
信するまでの時間に、衛星と受信点との間に生じた距離
の変化(距離差)が求められる。
【0008】この距離差が一定となる点は、二つの時刻
信号を出力した衛星の二つの位置を焦点とする時間差一
定の面、即ち回転双曲線面、の上に位置しており、受信
地点は、その回転双曲線面と地球面とが交わった線上の
どこかになる。したがって、このような測定を2回行な
うことによって、地球面状に2本の線が求められ、その
交点としての受信地点が決まる。
信号を出力した衛星の二つの位置を焦点とする時間差一
定の面、即ち回転双曲線面、の上に位置しており、受信
地点は、その回転双曲線面と地球面とが交わった線上の
どこかになる。したがって、このような測定を2回行な
うことによって、地球面状に2本の線が求められ、その
交点としての受信地点が決まる。
【0009】また、衛星からは、時刻情報と共に軌道情
報も送信されており、受信機はこの軌道情報を受信して
メモリに記憶し必要なときに読み出す。
報も送信されており、受信機はこの軌道情報を受信して
メモリに記憶し必要なときに読み出す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低軌道衛星は
地球を周回しているため、衛星の見える時間は、衛星の
周回時間の1/7しかなく、バッテリー駆動の衛星通信
装置では常時電源を入れておくのは不経済である。その
ため、従来の衛星通信装置では、軌道データ収集予定時
刻になると手動で装置の電源を入れ、衛星からの電波が
途絶えたときに手動で装置の電源を切る操作を行なって
いるが、こうした操作は非常に繁雑であるばかりでな
く、測位の自動化を妨げている。
地球を周回しているため、衛星の見える時間は、衛星の
周回時間の1/7しかなく、バッテリー駆動の衛星通信
装置では常時電源を入れておくのは不経済である。その
ため、従来の衛星通信装置では、軌道データ収集予定時
刻になると手動で装置の電源を入れ、衛星からの電波が
途絶えたときに手動で装置の電源を切る操作を行なって
いるが、こうした操作は非常に繁雑であるばかりでな
く、測位の自動化を妨げている。
【0011】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、低軌道衛星と送受信できる時刻に合わせ
て送受信電源を自動投入することができる衛星通信装置
を提供することを目的としている。
るものであり、低軌道衛星と送受信できる時刻に合わせ
て送受信電源を自動投入することができる衛星通信装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、衛
星に対して電波を送信または受信する衛星通信手段と、
衛星からの受信電波に基づいて受信位置を測位する測位
手段と、これら衛星通信手段および測位手段に電力を供
給する電源とを備える衛星通信装置において、衛星の軌
道を演算して今後の測位の予定時刻を算出する算出手段
と、算出された予定時刻を記憶する記憶手段と、時刻が
記憶された予定時刻と一致したとき衛星通信手段および
測位手段に対して電源を投入し、衛星からの電波が途絶
えたとき電源の投入を停止する電源自動投入手段とを設
けている。
星に対して電波を送信または受信する衛星通信手段と、
衛星からの受信電波に基づいて受信位置を測位する測位
手段と、これら衛星通信手段および測位手段に電力を供
給する電源とを備える衛星通信装置において、衛星の軌
道を演算して今後の測位の予定時刻を算出する算出手段
と、算出された予定時刻を記憶する記憶手段と、時刻が
記憶された予定時刻と一致したとき衛星通信手段および
測位手段に対して電源を投入し、衛星からの電波が途絶
えたとき電源の投入を停止する電源自動投入手段とを設
けている。
【0013】
【作用】そのため、衛星からの受信電波に基づいて、衛
星がデータ収集可能な状態に位置している予定時刻が算
出され、実際の時刻がこの予定時刻に達したとき、衛星
通信手段および測位手段に対して電源が自動投入され
る。また、衛星からの電波が途絶えると、電源の投入は
自動的に停止される。
星がデータ収集可能な状態に位置している予定時刻が算
出され、実際の時刻がこの予定時刻に達したとき、衛星
通信手段および測位手段に対して電源が自動投入され
る。また、衛星からの電波が途絶えると、電源の投入は
自動的に停止される。
【0014】この電源が投入されている間に、衛星から
電波を受信して測位が行なわれ、また、収集データの別
の場所への送信が行なわれる。
電波を受信して測位が行なわれ、また、収集データの別
の場所への送信が行なわれる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例における衛星通信装置は、図
1に示すように、衛星からの電波を送受信するアンテナ
1と、アンテナ1から受信した信号を増幅・復調し復調
データから衛星の軌道データ収集予定時刻を算出する受
信処理部2と、衛星に対してデータを送信する送信処理
部3と、受信処理部2の算出した軌道データ収集予定時
刻を記憶するメモリ4と、受信処理部2からの制御信号
によって時刻が修正されるリアルタイム・クロック5
と、メモリ4に記憶された軌道データ収集予定時刻とリ
アルタイム・クロック5からの時刻情報とに基づいて電
源を自動投入し、衛星からの電波が途絶えたときに電源
を自動遮断する電源自動投入部6とを備えている。
1に示すように、衛星からの電波を送受信するアンテナ
1と、アンテナ1から受信した信号を増幅・復調し復調
データから衛星の軌道データ収集予定時刻を算出する受
信処理部2と、衛星に対してデータを送信する送信処理
部3と、受信処理部2の算出した軌道データ収集予定時
刻を記憶するメモリ4と、受信処理部2からの制御信号
によって時刻が修正されるリアルタイム・クロック5
と、メモリ4に記憶された軌道データ収集予定時刻とリ
アルタイム・クロック5からの時刻情報とに基づいて電
源を自動投入し、衛星からの電波が途絶えたときに電源
を自動遮断する電源自動投入部6とを備えている。
【0016】受信処理部2は、衛星通信手段、測位手段
および算出手段を兼ねており、アンテナ1から受信した
信号を増幅・復調した後、復調データから衛星の軌道デ
ータを演算して受信地点を測位すると共に、その後の軌
道データ収集予定時刻を算出する。また、受信処理部2
は、衛星の電波が一定時間途絶えると制御信号を電源自
動投入部6に出力する。
および算出手段を兼ねており、アンテナ1から受信した
信号を増幅・復調した後、復調データから衛星の軌道デ
ータを演算して受信地点を測位すると共に、その後の軌
道データ収集予定時刻を算出する。また、受信処理部2
は、衛星の電波が一定時間途絶えると制御信号を電源自
動投入部6に出力する。
【0017】また、電源自動投入部6は、メモリ4に記
憶された軌道データ収集予定時刻とリアルタイム・クロ
ック5の出力する時刻情報とが一致したときに、受信処
理部2および送信処理部3に対する電源を自動投入し、
衛星からの電波が途絶えたときに受信処理部2が出力す
る制御信号によって前記電源を自動遮断する。
憶された軌道データ収集予定時刻とリアルタイム・クロ
ック5の出力する時刻情報とが一致したときに、受信処
理部2および送信処理部3に対する電源を自動投入し、
衛星からの電波が途絶えたときに受信処理部2が出力す
る制御信号によって前記電源を自動遮断する。
【0018】この電源自動投入部6は、図2に示すよう
に、メモリ4とリアルタイム・クロック5とのデータを
比較する比較器61と、セット端子Sに比較器61の出力が
入力しリセット端子Rに受信処理部2の出力が入力する
フリップ・フロップ62と、ベースにフリップ・フロップ
62が、コレクタにバッテリーが、そしてエミッタに送信
処理部3および受信処理部2の電源線が接続しているト
ランジスタ63とから成る。
に、メモリ4とリアルタイム・クロック5とのデータを
比較する比較器61と、セット端子Sに比較器61の出力が
入力しリセット端子Rに受信処理部2の出力が入力する
フリップ・フロップ62と、ベースにフリップ・フロップ
62が、コレクタにバッテリーが、そしてエミッタに送信
処理部3および受信処理部2の電源線が接続しているト
ランジスタ63とから成る。
【0019】この電源自動投入部6では、メモリ4の記
憶する軌道データ収集予定時刻とリアルタイム・クロッ
ク5から出力された時刻情報とが一致したとき、比較器
61は一致信号を出力する。この一致信号は、フリップ・
フロップ62のセット端子Sに入力し、フリップ・フロッ
プ62のQ出力はポジティブになる。その結果、ベースに
フリップ・フロップ62が接続されたトランジスタ63が導
通し、エミッタに接続された送信処理部3および受信処
理部2に対して、コレクタに接続されたバッテリーから
電力が供給される。
憶する軌道データ収集予定時刻とリアルタイム・クロッ
ク5から出力された時刻情報とが一致したとき、比較器
61は一致信号を出力する。この一致信号は、フリップ・
フロップ62のセット端子Sに入力し、フリップ・フロッ
プ62のQ出力はポジティブになる。その結果、ベースに
フリップ・フロップ62が接続されたトランジスタ63が導
通し、エミッタに接続された送信処理部3および受信処
理部2に対して、コレクタに接続されたバッテリーから
電力が供給される。
【0020】一方、フリップ・フロップ62のリセット端
子Rに受信処理部2からの制御信号が入力すると、フリ
ップ・フロップ62の出力はネガティブになる。その結
果、トランジスタ63は非導通状態となり、送信処理部3
および受信処理部2に対するバッテリーからの電力供給
が遮断される。
子Rに受信処理部2からの制御信号が入力すると、フリ
ップ・フロップ62の出力はネガティブになる。その結
果、トランジスタ63は非導通状態となり、送信処理部3
および受信処理部2に対するバッテリーからの電力供給
が遮断される。
【0021】この電源自動投入部6を備える衛星通信装
置は、次のように動作する。衛星から発射された信号
は、アンテナ1を介して受信処理部2に受信され、受信
処理部2では、受信信号を増幅、復調した後、復調デー
タから衛星の軌道データを演算して、受信地点を算出す
る。
置は、次のように動作する。衛星から発射された信号
は、アンテナ1を介して受信処理部2に受信され、受信
処理部2では、受信信号を増幅、復調した後、復調デー
タから衛星の軌道データを演算して、受信地点を算出す
る。
【0022】また、受信処理部2は、各衛星の軌道デー
タに基づいて、衛星から軌道データを収集すべき今後の
予定時刻を算出する。この予定時刻は、衛星が視野にあ
る時期でなければならない。算出された軌道データの収
集予定時刻は、メモリ4に送られ、そこで記憶される。
タに基づいて、衛星から軌道データを収集すべき今後の
予定時刻を算出する。この予定時刻は、衛星が視野にあ
る時期でなければならない。算出された軌道データの収
集予定時刻は、メモリ4に送られ、そこで記憶される。
【0023】リアルタイム・クロック5は、衛星から時
刻信号を受信する度に、受信処理部2から制御信号を送
られ、正確な時刻に修正される。電源自動投入部6は、
メモリ4に記憶された軌道データ収集予定時刻とリアル
タイム・クロック5の出力する時刻情報とを取り込み、
両時刻が一致したときに受信処理部2および送信処理部
3の電源を自動投入する。また、電源自動投入部6は、
衛星からの電波が一定時間途絶えたときに受信処理部2
が出力する制御信号によって受信処理部2および送信処
理部3の電源を自動遮断する。電源遮断後もメモリ4、
リアルタイム・クロック5および電源自動投入部6の電
源は入ったままである。
刻信号を受信する度に、受信処理部2から制御信号を送
られ、正確な時刻に修正される。電源自動投入部6は、
メモリ4に記憶された軌道データ収集予定時刻とリアル
タイム・クロック5の出力する時刻情報とを取り込み、
両時刻が一致したときに受信処理部2および送信処理部
3の電源を自動投入する。また、電源自動投入部6は、
衛星からの電波が一定時間途絶えたときに受信処理部2
が出力する制御信号によって受信処理部2および送信処
理部3の電源を自動遮断する。電源遮断後もメモリ4、
リアルタイム・クロック5および電源自動投入部6の電
源は入ったままである。
【0024】このように、実施例の衛星通信装置では、
衛星の軌道データを収集する時刻に達すると、送信・受
信処理部の電源が自動的に投入され、また、衛星からの
電波が途絶えると、その電源が自動遮断される。そし
て、この電源が投入されている間に、衛星からの電波の
受信を通じて測位が行なわれ、また、必要なデータの送
信が衛星を介して行なわれる。
衛星の軌道データを収集する時刻に達すると、送信・受
信処理部の電源が自動的に投入され、また、衛星からの
電波が途絶えると、その電源が自動遮断される。そし
て、この電源が投入されている間に、衛星からの電波の
受信を通じて測位が行なわれ、また、必要なデータの送
信が衛星を介して行なわれる。
【0025】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の衛星通信装置では、送信・受信処理部に対
する電源の投入・遮断を、衛星の軌道上の位置に合わせ
て自動化しているため、消費電力が少なくて済み、ま
た、自動運転が可能である。
に、本発明の衛星通信装置では、送信・受信処理部に対
する電源の投入・遮断を、衛星の軌道上の位置に合わせ
て自動化しているため、消費電力が少なくて済み、ま
た、自動運転が可能である。
【図1】本発明の衛星通信装置における一実施例の構成
を示すブロック図、
を示すブロック図、
【図2】実施例の衛星通信装置における電源自動投入部
の構成を示すブロック図、
の構成を示すブロック図、
【図3】従来のドップラ周波数測定装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 アンテナ 2 受信処理部 3 送信処理部 4 メモリ 5 リアルタイム・クロック 6 電源自動投入部 61 コンバレータ 62 フリップフロップ 63 トランジスタ 20 高周波増幅器 21 第1周波数変換器 22 中間周波増幅器 23 基準信号発生器 24 位相検出器 25 電圧制御発振器 26 第1逓倍器 27 第2逓倍器 28 第2周波数変換器 29 周波数カウンタ
Claims (1)
- 【請求項1】 衛星に対して電波を送信または受信する
衛星通信手段と、衛星からの受信電波に基づいて受信位
置を測位する測位手段と、前記衛星通信手段および測位
手段に電力を供給する電源とを備える衛星通信装置にお
いて、 衛星の軌道を演算して今後の前記測位の予定時刻を算出
する算出手段と、算出された前記予定時刻を記憶する記
憶手段と、時刻が記憶された前記予定時刻と一致したと
き前記衛星通信手段および測位手段に対して前記電源を
投入すると共に衛星からの電波が途絶えたとき前記電源
の投入を停止する電源自動投入手段とを設けたことを特
徴とする衛星通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046083A JPH06242213A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 衛星通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046083A JPH06242213A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 衛星通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06242213A true JPH06242213A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12737100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5046083A Pending JPH06242213A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 衛星通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06242213A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008172298A (ja) * | 2007-01-06 | 2008-07-24 | Kenwood Corp | 衛星端末及びその制御方法 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP5046083A patent/JPH06242213A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008172298A (ja) * | 2007-01-06 | 2008-07-24 | Kenwood Corp | 衛星端末及びその制御方法 |
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