JP3234649B2 - Gps受信装置 - Google Patents

Gps受信装置

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JP3234649B2
JP3234649B2 JP24816092A JP24816092A JP3234649B2 JP 3234649 B2 JP3234649 B2 JP 3234649B2 JP 24816092 A JP24816092 A JP 24816092A JP 24816092 A JP24816092 A JP 24816092A JP 3234649 B2 JP3234649 B2 JP 3234649B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全世界的衛星航法システ
ム(Global Positioning System 、以下、GPSと記
す)における複数個のGPS衛星(以下、単に衛星と記
す)から送信される電波に重畳されている擬似雑音符号
を利用して受信点の位置を計測するGPS受信装置に関
し、さらに詳細には前記擬似雑音信号を受信追尾するた
めの複数個の信号追尾回路中、必要に応じて所要数の信
号追尾回路の動作を停止させて、残った信号追尾回路を
時分割で切り替えて受信作用させるGPS受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】GPS受信装置は船舶、自動車、飛行機
等の移動体に搭載して使用されている。この場合におい
て、電力源として発電機、バッテリーなどが使用されて
いる。上記のような使用態様においては上記の電源から
の供給電力はGPS受信装置を動作させるのに十分であ
った。
【0003】しかるに、携帯用GPS受信装置、すなわ
ち装置本体の電力源として電池などを使用したGPS受
信装置では、小型であることのほかに内蔵された電力源
によって長時間稼働することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯用GPS受信装置では、消費電力が大きく、長時間
稼働させるためには大容量の電源装置が必要となり、そ
の結果、電源装置が占める容積が大きくなるという問題
点があった。逆に小型化した場合には、装着される電源
装置の容量も限られたものとなり、長時間の稼働に耐え
ないという問題点があった。
【0005】本発明は、電源装置の消費電力を低減させ
たGPS受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のGPS受信装置
は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、信号が加
担している情報に基づいて受信点の位置、速度および進
行方位を計測するGPS受信装置において、受信点の位
置、速度および進行方位を計測のために各別にそれぞれ
割り当てられたGPS衛星からの信号の捕捉および追尾
をする複数の信号追尾回路と、前記複数の信号追尾回路
中の予め定めた少なくとも1の信号追尾回路を選択し、
選択された信号追尾回路によって受信点の位置、速度お
よび進行方位を計測のためのGPS衛星からの信号の捕
捉および追尾を時分割で行わせ、かつ選択されていない
信号追尾回路を停止状態にさせる制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】本発明のGPS受信装置において、信号追
尾回路をCMOSで構成し、信号追尾回路は、入力受信
信号を選択的に遮断するゲート手段および入力クロック
信号を選択的に遮断するゲート手段を備え、制御手段は
少なくとも一つの信号追尾回路を選択したときには、選
択されない残りの信号追尾回路中の二つのゲート手段を
閉状態に制御するようにしてもよい。
【0008】本発明のGPS受信装置において、制御手
段は、少なくとも1の信号追尾回路を選択したとき、出
力を制御手段に供給するクロックパルス発生器の発振周
波数を選択した追尾回路の数に基づいて低減させるよう
にしてもよい。
【0009】
【作用】本発明のGPS受信装置によれば、受信点の位
置、速度および進行方位を計測のために各別にそれぞれ
割り当てられたGPS衛星からの信号の捕捉および追尾
をする複数の信号追尾回路中の予め定めた少なくとも1
の信号追尾回路が選択され、選択された信号追尾回路に
よって受信点の位置、速度および進行方位を計測のため
のGPS衛星からの信号の捕捉および追尾が時分割で行
われ、受信装置の位置、速度等の計測が行われる。この
場合に、選択されていない複数の信号追尾回路の動作は
停止されているため、消費電力量は減少する
【0010】信号追尾回路をCMOSで構成し、信号追
尾回路は、入力受信信号を選択的に遮断するゲート手段
および入力クロック信号を選択的に遮断するゲート手段
を備え、制御手段は少なくとも一つの信号追尾回路を選
択したときには、選択されない残りの信号追尾回路中の
二つのゲート手段を閉状態に制御することにより、入力
受信信号および入力クロック信号が遮断される。
【0011】以上のように、上記二つのゲート手段を備
え、入力受信信号および、入力クロック信号を遮断する
ことにより、信号追尾回路を停止状態にすることができ
る。
【0012】信号追尾回路をCMOSで構成してあるの
で、停止状態では電力を実質的に消費しないため、消費
電力が減少する。
【0013】制御手段にて、少なくとも1の信号追尾回
路を選択したとき、出力を制御手段に供給するクロック
パルス発生器の発振周波数を選択した追尾回路の数に基
づいて低減させるようにしたときは、停止中の信号追尾
回路による消費電力量の減少に加えて、さらに制御手段
における消費電力量も減少することになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。
【0015】図1は本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【0016】本第1実施例のGPS受信装置は、前置増
幅器21、周波数変換器22および逓倍器23を有する
高周波信号処理手段20を備え、アンテナ10によって
受信したGPS衛星からの電波を受信し、電気信号すな
わちGPS衛星信号に変換し、GPS衛星信号を前置増
幅器21に入力して所望のレベルにまで増幅し、増幅さ
れた受信GPS信号と基準信号発生器30から出力され
た基準信号を逓倍した信号とを周波数混合して周波数変
換器22にて中間周波信号に変換する。
【0017】そこで、中間周波信号は、GPS衛星信号
の搬送波周波数よりも十分低い周波数を有する搬送波と
し、PNコードおよび50ビットの航法データで変調さ
れた信号となる。
【0018】周波数変換器22から出力された中間周波
信号はA/D変換器40によってデジタルデータに変換
する。ここで、デジタルデータに変換する理由はデジタ
ルデータに変換することによって、論理回路にて処理す
ることができ、容易に記憶、遅延させたりすることがで
きて、複雑な処理が可能となり、所望の信号処理が可能
となるためである。さらに、論理回路は大規模集積回路
化に適し、大規模集積回路化することによって、小型化
が図れ、低価格にて所望の機能を実現することができる
ためである。
【0019】A/D変換器40から出力されたデジタル
データはGPS衛星信号の捕捉および追尾のための信号
処理を行う信号追尾手段50に送出する。信号追尾手段
50は複数のGPS衛星信号をそれぞれ各別に捕捉、追
尾するのに必要な複数個の信号追尾回路、本実施例では
N個の信号追尾回路50−1、50−2、…、50−N
を備えている。信号追尾回路50−1、50−2、…、
50−Nには、A/D変換器40からの出力デジタルデ
ータのほかに、基準信号発生器30から出力される基準
信号がクロックパルスとして供給してあり、さらに信号
追尾回路制御手段80からの制御信号が供給してあっ
て、信号追尾回路50−1、…、50−Nを選択的に動
作状態にし、信号追尾回路によってそれぞれ割り当てら
れたGPS衛星からのGPS衛星信号の捕捉および追尾
を行わせるか、若しくは前記割り当てられたGPS衛星
からのGPS衛星信号の捕捉および追尾を選択された少
なくとも1つの信号追尾回路により時分割で行わせる。
【0020】本第1実施例のGPS受信装置は、さらに
GPS受信装置に電力を供給する電力源としての電池9
2と外部電力源とを切り替える電力源切替回路91を備
えている。
【0021】本実施例のGPS受信装置は、さらにまた
信号追尾手段50によって複数の衛星信号の追尾を行わ
せるために必要な情報を出力し、信号追尾手段50から
位置の計測に必要な情報と何れの電力源を使用している
かを示す電力源切替回路91からの情報とが入力され
て、信号追尾手段50からの出力を受けて位置の計測を
行うと共に、使用電力源に基づいて動作状態にする信号
追尾手段50中の信号追尾回路の指定制御および動作状
態にする信号追尾回路を選択して選択した信号追尾回路
を時分割制御する信号追尾回路制御手段80を制御する
ためにコンピュータおよび記憶手段を備えた制御手段6
0と、制御手段60からの位置情報を受けて計測された
位置等のデータ視認のための表示部70とを備えてい
る。
【0022】なお、符号100は制御手段60に1部を
構成するコンピュータの動作周波数を制御するクロック
パルス発生器である。
【0023】信号追尾手段50を構成する信号追尾回路
50−1〜50−Nはそれぞれ図2に示すように構成さ
れている。通常はNは4または5、すなわち信号追尾手
段50は信号追尾回路50−1〜50−4または50−
5で構成されている。
【0024】夫々の信号追尾回路には信号追尾回路制御
手段80からの出力信号によってゲートの開閉が制御さ
れるアンドゲート回路541を備え、アンドゲート回路
541にA/D変換器40から出力されたデジタルデー
タを入力し、制御手段60からの出力を受けた信号追尾
回路制御手段80からの出力に基づいて、電力源切替回
路91が外部電力源を選択中はゲート開状態に制御さ
れ、電池92を選択中は予め定めた例えば1の信号追尾
回路50−1のアンドゲート回路541のみがゲート開
状態に制御され、かつ他の信号追尾回路50−2、…5
0−Nのアンドゲート回路541はゲート閉状態に制御
されて、A/D変換器40から出力されたデジタルデー
タを信号追尾回路50−1本体にのみ導く。
【0025】同様に、信号追尾回路制御手段80からの
出力信号によって開閉が制御されるアンドゲート回路5
42を備え、アンドゲート回路542に基準信号発生器
30から出力される基準信号を入力し、制御手段60か
らの出力を受けた信号追尾回路制御手段80からの出力
に基づいて、電力源切替回路91が外部電力源を選択中
はゲート開状態に制御され、電池92を選択中は1の信
号追尾回路50−1のアンドゲート回路542のみがゲ
ート開状態に制御され、かつ他の信号追尾回路50−
2、…50−Nのアンドゲート回路541はゲート閉状
態に制御されて、基準信号発生器30から出力される基
準信号をクロックパルスとして信号追尾回路50−1本
体にのみ導く。
【0026】さらに、制御手段60からの信号およびア
ンドゲート回路542から出力される基準信号を受けて
受信GPS衛星信号のPNコードと同一チップレートお
よび同一位相のPNコード(Pコード)、Pコードより
1/2チップ位相が進んだPNコード(Eコード)、1
/2チップ位相が遅れたPNコード(Lコード)を出力
するPNコード発生器520、PNコード発生器520
から出力されるE、P、Lコードと夫々各別にアンドゲ
ート回路541から出力されるデジタルデータと相関処
理を行って逆拡散する相関器551、552、553、
制御手段60からの信号およびアンドゲート回路542
から出力される基準信号を受けて推定キャリア周波数を
有する推定キャリア信号(0度位相信号)と0度位相信
号に対して位相が90度移相された信号(90度位相信
号)とを出力するキャリア信号発生器530を備えてい
る。
【0027】さらにまた、相関器551の出力と、0度
位相信号、90度移相信号を各別に入力して位相比較す
る位相比較器561、562、相関器552の出力と、
0度位相信号、90度移相信号を各別に入力して位相比
較する位相比較器563、564、相関器553の出力
と、0度位相信号、90度移相信号を各別に入力して位
相比較する位相比較器565、566を備えている。
【0028】さらに、位相比較器563の位相比較出力
から位相比較器565の位相比較出力を減算する減算器
571、位相比較器564の位相比較出力から位相比較
器566の位相比較出力を減算する減算器572、位相
比較器561の位相比較出力PI、位相比較器562の
位相比較出力PQ、減算器571の出力(E−L)Iお
よび減算器572の出力(E−L)Qを入力とし、制御
手段60へ出力するインタフェース590を備えてい
る。
【0029】上記のように構成された夫々の信号追尾回
路において、アンドゲート回路541および542のゲ
ート開状態時の作用は従来の信号追尾回路の作用と同様
である。この場合の作用を簡単に説明する。アンドゲー
ト回路541および542のゲートが開状態に制御され
ているとき、A/D変換器40から出力されたデジタル
データは夫々相関器551〜553に供給され、基準信
号発生器30から出力される基準信号はクロックパルス
としてPNコード発生器520およびキャリア信号発生
器530に供給される。したがって、制御手段60の制
御のもとにPNコード発生器520から周波数が同一で
かつ、位相が1/2チップずれたE、P、Lコードが発
生され、相関器551、552、553においてE、
P、LコードとA/D変換器40からの出力されるデジ
タルデータとの相関処理がなされる。
【0030】相関器551〜553からの相関出力と0
度位相信号、90度位相信号との位相比較した位相誤差
信号PI、PQおよび減算器571、572の出力信号
(E−L)I、(E−L)Qを受けた制御手段60から
の信号に基づいて、PNコード発生器520からの出力
PNコードおよびチップレートが制御され、さらに0度
位相信号および90度位相信号の周波数が制御されて、
割り当てられて特定されたGPS衛星信号中のPNコー
ドの捕捉、追跡および搬送波成分の除去が行われる。
【0031】また、上記のように構成された夫々の信号
追尾回路において、アンドゲート回路541および54
2のゲートが閉状態に制御されているとき、A/D変換
器40から出力されるデジタルデータは遮断されて相関
器551〜553に供給されず、基準信号発生器30か
ら出力されるクロックパルスは遮断されてPNコード発
生器520に供給されない。したがって、当該信号追尾
回路は動作停止状態となって、当該信号追尾回路によっ
て信号の追尾動作は行われない。
【0032】ここで、信号追尾回路50−1……、50
−NはCMOSICによって構成されている。CMOS
ICは、スイッチング時のみに電流が流れ、スイッチン
グがなされていないときは消費電力は極めて少ない。し
たがって、動作停止状態にある信号追尾回路50−2…
…、50−Nの消費電力は極めて少ない。
【0033】上記のように構成された本第1実施例のG
PS受信装置において、外部電力源が選択されていると
きは電力源切替回路91の出力を受けて制御手段60は
受信するGPS衛星をN個とし、信号追尾回路制御手段
80からの出力によって全信号追尾回路50−1〜50
−Nのアンドゲート回路541および542がゲート開
状態に制御され、各信号追尾回路50−1〜50−Nに
よって夫々に追尾するGPS衛星信号が1つずつ割り当
てられ、割り当てられた特定のGPS衛星信号が追尾回
路50−1〜50−Nによって夫々独立に常時、捕捉、
追跡がなされ、その中の最適な4ないし5個の信号追尾
回路からの出力に基づいて、制御手段60において位
置、速度等の計測がなされる。
【0034】上記の場合は、常時連続的にGPS衛星信
号が受信されて、最も高いS/Nが得られ、最良の受信
特性が得られる。この場合は複数チャンネル同時受信の
場合であって、外部電力源からの電力によって駆動され
るため、電池92の消耗を考慮する必要はなく、全信号
追尾回路50−1〜50−Nが動作状態に制御されて、
位置、速度等の計測がなされるのである。
【0035】次に、外部電力源が使用できないときは、
電池92が選択される。電池92が選択されているとき
は電力源切替回路91の出力を受けて、受信するGPS
衛星をN個とし、制御手段60からの出力によって信号
追尾回路50−1のアンドゲート回路541および54
2のみがゲートが開状態に制御され、他の信号追尾回路
50−2〜50−Nのアンドゲート回路541および5
42はゲートが閉状態に制御される。さらに、PNコー
ド発生器520およびキャリア信号発生器530も動作
が停止させられる。したがって、信号追尾手段50中に
おいて信号追尾回路50−1のみが動作状態となり、他
の信号追尾回路は動作停止状態に制御される。
【0036】この状態において制御手段60は、信号追
尾回路50−1のPNコード発生器520およびキャリ
ア信号発生器530が、(N=4の場合)衛星1、2、
3、4のように衛星に対応して時分割で夫々制御され
る。この制御によって信号追尾回路50−1において、
図3(a)に示すように衛星1からのGPS衛星信号が
捕捉、追跡され、ついで、衛星2からのGPS衛星信号
が捕捉、追跡され、このようにして、所定期間毎に受信
GPS衛星信号が順次切り替えられ、高速シーケンス方
式GPS受信装置のように順次、衛星1、2、3、4、
1…からのGPS衛星信号の捕捉、追跡が時分割的に行
われて、4個のGPS衛星信号がほぼ実質的同時に受信
されて、位置、速度等の計測がなされる。
【0037】一方、信号追尾回路50−1が時分割動作
を行っているときは、信号追尾回路50−2、50−
3、……、50−Nは図3(a)、(b)、……、
(d)に示すように動作が停止されている。従って、動
作中の信号追尾回路は信号追尾回路50−1のみが動作
状態になって、電池92の消耗は少なくて済み、電池9
2の使用可能な期間が長くなり、携帯用とした場合に、
限られた電池92の電力容量で使用可能時間が長時間と
なる。また、時分割的な動作をさせない場合と同一時間
の測定を行う場合には電池92の容量は小さくて済むこ
とになる。
【0038】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0039】本発明の第2実施例は、上記した第1実施
例にさらに、電力源切替回路91によって電池92を選
択した場合、制御手段60の制御によってクロックパル
ス発生器100から出力されるクロックパルスの周波数
を1/Nに低減するように制御する。
【0040】したがって、第2実施例において、電力源
切替回路91によって外部電力源をを選択した場合、信
号追尾回路50−1〜50−Nが動作状態に制御され、
クロックパルス発生器100は規定の発振周波数で発振
し、規定周波数のクロックパルスが制御手段60に供給
され、上記した第1実施例の場合と同様、複数チャンネ
ル同時受信の場合の作用が行われる。
【0041】第2実施例において、電力源切替回路91
によって電池92を選択した場合、信号追尾回路50−
1が動作状態に制御されて時分割動作を行い、信号追尾
回路50−2〜50−Nの動作は停止させられる。さら
に、クロックパルス発生器100は規定の発振周波数の
1/Nの周波数のクロックパルスを発生し、制御手段6
0は規定周波数の1/Nの周波数のクロックパルスで動
作させられる。
【0042】この場合に、動作している信号追尾回路は
信号追尾回路50−1のみであり、制御手段60が行う
べき作業量は減少し、動作している信号追尾回路は1つ
のみであるため、クロックパルス発生器100の発振周
波数を1/Nに低下しても、制御手段60の作業量も1
/Nに低下しており信号追尾動作に支障はない。しかる
に、制御手段を構成しているマイクロコンピュータなど
の消費電力はその動作周波数に依存しており、クロック
パルス発生器100から出力されるクロックパルスの周
波数が低下すれば消費電力が低下する。
【0043】そこで、本第2実施例の場合、動作状態の
信号追尾回路の数は1つであり、制御手段60の消費電
力も1/Nに減少しているため、上記した第1実施例の
場合よりもさらに消費電力量が低下して、電池92の使
用可能時間が延びることになる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、擬似
雑音信号追尾のための複数の信号追尾回路中、幾つかの
信号追尾回路の動作を停止させ、残りの信号追尾回路を
時分割で順次信号追尾するように切り替えてGPS衛星
信号を受信することによって位置、速度等を計測するよ
うにしたため、電源装置の消費電力を減らすことができ
る効果がある。
【0045】上記幾つかの信号追尾回路の動作の停止に
加えて、さらに制御手段の動作周波数を動作中の信号追
尾回路の数に基づいて低減したときは、消費電力量もさ
らに低下することになって電池の使用期間を長くするこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例における信号追尾回路の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の作用の説明に供する信号
追尾回路の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10…アンテナ 20…高周波信号処理手段 30…基準信号発生器 50…信号追尾手段 60…制御手段 80…信号追尾回路制御手段 91…電力源切替回路 100…クロックパルス発生器 520…PNコード発生器 530…キャリア信号発生器 541、542…アンドゲート回路 551〜553…相関器 561〜566…位相比較器 571、572…減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−88867(JP,A) 特開 昭62−253234(JP,A) 特開 昭63−175787(JP,A) 特開 昭62−276478(JP,A) 特開 平5−333132(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/00 - 5/14 G01C 21/00 - 21/36 G01C 23/00 - 25/00 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のGPS衛星からの信号を受信して、
    信号が加担している情報に基づいて受信点の位置、速度
    および進行方位を計測するGPS受信装置において、受
    信点の位置、速度および進行方位を計測のために各別に
    それぞれ割り当てられたGPS衛星からの信号の捕捉お
    よび追尾をする複数の信号追尾回路と、前記複数の信号
    追尾回路中の予め定めた少なくとも1の信号追尾回路を
    選択し、選択された信号追尾回路によって受信点の位
    置、速度および進行方位を計測のためのGPS衛星から
    の信号の捕捉および追尾を時分割で行わせ、かつ選択さ
    れていない信号追尾回路を停止状態にさせる制御手段と
    を備えたことを特徴とするGPS受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のGPS受信装置において、
    信号追尾回路をCMOSで構成し、信号追尾回路は、入
    力受信信号を選択的に遮断するゲート手段および入力ク
    ロック信号を選択的に遮断するゲート手段を備え、制御
    手段は少なくとも一つの信号追尾回路を選択したときに
    は、選択されない残りの信号追尾回路中の二つのゲート
    手段を閉状態に制御することを特徴とするGPS受信装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のGPS受信装置において、
    制御手段は、少なくとも1の信号追尾回路を選択したと
    き、出力を制御手段に供給するクロックパルス発生器の
    発振周波数を選択した追尾回路の数に基づいて低減させ
    ることを特徴とするGPS受信装置。
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