JPH06241381A - 断熱材 - Google Patents
断熱材Info
- Publication number
- JPH06241381A JPH06241381A JP4876993A JP4876993A JPH06241381A JP H06241381 A JPH06241381 A JP H06241381A JP 4876993 A JP4876993 A JP 4876993A JP 4876993 A JP4876993 A JP 4876993A JP H06241381 A JPH06241381 A JP H06241381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- rock wool
- fiber
- length
- heat insulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイズのより大きい断熱材を得るために曲げ
強さ及び折れ長さを改良する。 【構成】 ロックウール100重量部に対し、繊維径9
〜50μ、繊維長5〜50mmのガラス繊維チョップド
ストランドを2〜40重量%含有する断熱材。
強さ及び折れ長さを改良する。 【構成】 ロックウール100重量部に対し、繊維径9
〜50μ、繊維長5〜50mmのガラス繊維チョップド
ストランドを2〜40重量%含有する断熱材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックウールからなる
断熱材に関する。
断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロックーウール製の断熱材は40
kg/m3 〜200kg/m3 の密度その大きさ600
mm×900mm×25〜100mmのものが一般に供
されているが、より作業を能率良く進めるため等の理由
からよりサイズの大きいものが要望されている。しかし
現在提供されているロックーウール製の断熱材は表1に
しめすとおりの曲げ強度と折れ長さ…例えば密度100
kg/m3 で曲げ強度0.47kg/m2 、折れ長さ1
134mm…であるため前記サイズより大きいサイズに
することは困難である。
kg/m3 〜200kg/m3 の密度その大きさ600
mm×900mm×25〜100mmのものが一般に供
されているが、より作業を能率良く進めるため等の理由
からよりサイズの大きいものが要望されている。しかし
現在提供されているロックーウール製の断熱材は表1に
しめすとおりの曲げ強度と折れ長さ…例えば密度100
kg/m3 で曲げ強度0.47kg/m2 、折れ長さ1
134mm…であるため前記サイズより大きいサイズに
することは困難である。
【0003】
【表1】 注1:幅610mm、厚さ50mmのロックーウール製
の断熱材が自重で折れた長さ。
の断熱材が自重で折れた長さ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記曲げ強さ
及び折れ長さを改良し、よりサイズの大きいロックウー
ル製断熱材を提供することを課題とする。
及び折れ長さを改良し、よりサイズの大きいロックウー
ル製断熱材を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明のロッ
クウール100重量部に対し、繊維径9〜50μ、繊維
長5〜50mmのガラス繊維を2〜40重量%含有する
断熱材により解決される。
クウール100重量部に対し、繊維径9〜50μ、繊維
長5〜50mmのガラス繊維を2〜40重量%含有する
断熱材により解決される。
【0006】本発明に用いるロックウールは、高炉スラ
グや玄武岩を原料にして公知の製造方法により繊維化し
たもので長さ1mm〜50mm程度繊維経は1μ〜20
μである。
グや玄武岩を原料にして公知の製造方法により繊維化し
たもので長さ1mm〜50mm程度繊維経は1μ〜20
μである。
【0007】本発明に用いるガラス繊維チョップドスト
ランドは、公知の製造方法により得られた繊維径9μ〜
50μのガラスフィラメントからなるガラス繊維ストラ
ンドをカッターで繊維長5mm〜50mmに切断したも
のであり、ロックウール100重量部に対し2〜40重
量部用いられる。2重量部より少ないと充分な曲げ強さ
及び折れ長さが得られない。40重量部より多いとロッ
クウール断熱材としての耐火・耐熱性および吸音性が低
下し好ましくない。繊維径が9μより細いと曲げ強さ及
び折れ長さが十分でなく繊維径が50μより太いとロッ
クウールとの馴染みが悪く均一さが損なわれる。また繊
維長が5mmより短いと補強効果が十分でなく50mm
より長いと均一に分散させることが困難となる。
ランドは、公知の製造方法により得られた繊維径9μ〜
50μのガラスフィラメントからなるガラス繊維ストラ
ンドをカッターで繊維長5mm〜50mmに切断したも
のであり、ロックウール100重量部に対し2〜40重
量部用いられる。2重量部より少ないと充分な曲げ強さ
及び折れ長さが得られない。40重量部より多いとロッ
クウール断熱材としての耐火・耐熱性および吸音性が低
下し好ましくない。繊維径が9μより細いと曲げ強さ及
び折れ長さが十分でなく繊維径が50μより太いとロッ
クウールとの馴染みが悪く均一さが損なわれる。また繊
維長が5mmより短いと補強効果が十分でなく50mm
より長いと均一に分散させることが困難となる。
【0008】本発明の鉱物質繊維層に用いる樹脂は、フ
ェノール樹脂又はメラミン樹脂である。必要に応じ、シ
ランカップリング剤、硬化剤を用いても良い。添加量は
固形分でロックウール100重量部に対しの1〜25重
量部用いられる。
ェノール樹脂又はメラミン樹脂である。必要に応じ、シ
ランカップリング剤、硬化剤を用いても良い。添加量は
固形分でロックウール100重量部に対しの1〜25重
量部用いられる。
【0009】本発明の断熱材は従来の公知のロックウー
ル断熱材の製造と同様、ロックウール繊維の製造時フェ
ノール樹脂又はメラミン樹脂等のバインダーを吹き付け
る際にガラス繊維チョップドストランドを一緒に散布混
合するのが簡単で好ましいがこの方法に限るものではな
い。ロックウール、バインダー及びガラス繊維チョップ
ドストランドが均一に混合されれば良い。
ル断熱材の製造と同様、ロックウール繊維の製造時フェ
ノール樹脂又はメラミン樹脂等のバインダーを吹き付け
る際にガラス繊維チョップドストランドを一緒に散布混
合するのが簡単で好ましいがこの方法に限るものではな
い。ロックウール、バインダー及びガラス繊維チョップ
ドストランドが均一に混合されれば良い。
【0010】
【作用】本発明では長さ1mm〜50mm程度、繊維経
1μ〜20μのロックウール100重量部に対し2〜4
0重量部添加された繊維径9〜50μ、繊維長5〜50
mmのガラス繊維チョップドストランドがロックウール
の曲げ強さ及び折れ長さを補強すると考えられる。また
ロックウールの耐火・耐熱性および吸音性も繊維径の細
いロックウールの嵩高さから損なわれることはないと考
えられる。
1μ〜20μのロックウール100重量部に対し2〜4
0重量部添加された繊維径9〜50μ、繊維長5〜50
mmのガラス繊維チョップドストランドがロックウール
の曲げ強さ及び折れ長さを補強すると考えられる。また
ロックウールの耐火・耐熱性および吸音性も繊維径の細
いロックウールの嵩高さから損なわれることはないと考
えられる。
【0011】
[実施例1]ロックウールの繊維化時にフェノール樹脂
をロックウール100重量部に対し2重量部の割合で吹
き付けると同時に繊維径13μ、繊維長8mmのガラス
繊維チョップドストランドをロックウール100重量部
に対し20重量部の割合で均一混合するように散布、積
層し密度100kg/m3 、厚さ50mmに調整して乾
燥固化して本発明の断熱材を得た。
をロックウール100重量部に対し2重量部の割合で吹
き付けると同時に繊維径13μ、繊維長8mmのガラス
繊維チョップドストランドをロックウール100重量部
に対し20重量部の割合で均一混合するように散布、積
層し密度100kg/m3 、厚さ50mmに調整して乾
燥固化して本発明の断熱材を得た。
【0012】[比較例1]繊維径13μ、繊維長4mm
のガラス繊維チョップドストランドを用いた以外は実施
例1と同様にして断熱材を得た。
のガラス繊維チョップドストランドを用いた以外は実施
例1と同様にして断熱材を得た。
【0013】[比較例2]ロックウールの繊維化時にフ
ェノール樹脂をロックウール100重量部に対し2重量
部の割合で吹き付け、積層し密度100kg/m3 、厚
さ50mmに調整して乾燥固化して断熱材を得た。
ェノール樹脂をロックウール100重量部に対し2重量
部の割合で吹き付け、積層し密度100kg/m3 、厚
さ50mmに調整して乾燥固化して断熱材を得た。
【0014】実施例1、比較例1、比較例2の断熱材に
付いて曲げ強さ及び折れ長さを測定し表2にしめした。
付いて曲げ強さ及び折れ長さを測定し表2にしめした。
【表2】 注2:幅610mm、厚さ50mmのロックーウール製
の断熱材が自重で折れた長さ。
の断熱材が自重で折れた長さ。
【0015】
【発明の効果】表2の結果からも明らかなとおり本発明
の断熱材は密度100(kg/m3 )、厚さ50mmも
のの比較で従来の断熱材に比べ曲げ強さで2.3倍、折
れ長さで1.5倍の強度を有するので従来なかったサイ
ズの大きさにカットして用いることができる効果があ
る。
の断熱材は密度100(kg/m3 )、厚さ50mmも
のの比較で従来の断熱材に比べ曲げ強さで2.3倍、折
れ長さで1.5倍の強度を有するので従来なかったサイ
ズの大きさにカットして用いることができる効果があ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロックウール100重量部に対し、繊維
径9〜50μ、繊維長5〜50mmのガラス繊維チョッ
プドストランドを2〜40重量%含有することを特徴と
する断熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4876993A JPH06241381A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4876993A JPH06241381A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 断熱材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241381A true JPH06241381A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12812491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4876993A Pending JPH06241381A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06241381A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016532785A (ja) * | 2013-07-05 | 2016-10-20 | ユーエスジー・インテリアズ・エルエルシー | グラスファイバー改良型鉱物ウールベース音響タイル |
CN110552471A (zh) * | 2018-05-31 | 2019-12-10 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种矿棉吸声板及其制备方法 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP4876993A patent/JPH06241381A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016532785A (ja) * | 2013-07-05 | 2016-10-20 | ユーエスジー・インテリアズ・エルエルシー | グラスファイバー改良型鉱物ウールベース音響タイル |
CN110552471A (zh) * | 2018-05-31 | 2019-12-10 | 北新集团建材股份有限公司 | 一种矿棉吸声板及其制备方法 |
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