JPH06240522A - ロータ式オープンエンド精紡装置 - Google Patents

ロータ式オープンエンド精紡装置

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JPH06240522A
JPH06240522A JP32968793A JP32968793A JPH06240522A JP H06240522 A JPH06240522 A JP H06240522A JP 32968793 A JP32968793 A JP 32968793A JP 32968793 A JP32968793 A JP 32968793A JP H06240522 A JPH06240522 A JP H06240522A
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JP
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fiber
rotor
sliding surface
collecting groove
spinning
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JP32968793A
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English (en)
Inventor
Gerd Stahlecker
ゲルト・シュターレッカー
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NOBIBURA GmbH
Novibra GmbH
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NOBIBURA GmbH
Novibra GmbH
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/04Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by contact of fibres with a running surface
    • D01H4/08Rotor spinning, i.e. the running surface being provided by a rotor
    • D01H4/10Rotors

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、繊維集合溝の直径が小さく
てそれらの繊維滑り面が十分な遠心力のために必要な円
錐度をもはや持ち得ないような精紡ロータにおいても、
繊維が迅速かつ確実に繊維集合溝に到達できることを確
保することにある。 【構成】 繊維集合溝と繊維滑り面を有する精紡ロータ
を具備したロータ式オープンエンド精紡装置において、
繊維滑り面は繊維集合溝の方向をみて精紡ロータの回転
方向に逆行する構造区域を有する。構造区域を備えた部
分に対して、精紡ロータの回転方向の成分を以て繊維供
給管路の出口が向けられている。その配置のゆえに繊維
に交差する構造区域は、繊維に対して繊維集合溝の方向
への推進作用を及ぼす。したがって、繊維集合溝への繊
維の送りはもはや遠心力だけで行われるのではないた
め、設計的にもはやこれまでの通常の繊維滑り面の円錐
度は必要とされない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はロータ式オープンエンド精紡装置
であって、繊維集合溝と繊維滑り面を有する精紡ロータ
を具備し、繊維滑り面は繊維集合溝面に関して傾斜して
延びる少なくともひとつの構造区域を有し、また繊維滑
り面に対して繊維集合溝から離れて繊維供給管路の出口
が精紡ロータの回転方向に向けられているオープンエン
ド精紡装置に関する。
【0002】ロータ式オープンエンド精紡の際に精紡ロ
ータの繊維滑り面に到達する供給された繊維は、まず精
紡ロータの回転方向に転向されかつ加速されるが、次に
繊維滑り面に沿って繊維集合溝へ送られる。その際に繊
維が繊維滑り面上で著しく傾斜して繊維集合溝内に滑り
込むことは、今日では周知の事実である。その理由は、
繊維は通常その先端が既に繊維滑り面と接触している
が、その末端はまだ繊維供給管路の出口にあるというこ
とに存する。したがって、繊維はまずその先端が繊維集
合溝に到達するが、末端はまだ繊維滑り面にあることも
想定される。
【0003】精紡ロータのより高い回転数を求める開発
過程において、精紡ロータの直径は次第に小さくされ
た。そのため、通常は繊維集合溝に向かって円錐状に拡
大する繊維滑り面を次第に急勾配にせざるを得なかった
が、それにより繊維供給管路の出口を精紡ロータの内部
へ挿入するために尚も十分な大きさの開口を維持できた
のである。しかし、繊維滑り面が急勾配になる程、すな
わちその円錐度が小さくなる程、これまで専ら繊維を繊
維集合溝へ供給する機能を果たしていた遠心力成分が小
さくなる。そのために、精紡ロータが小さい場合には繊
維滑り面上での繊維の滑り運動がもはや十分に規則的で
はなく、糸欠陥の生じる恐れがある。
【0004】ドイツ特許発明明細書第3429512A
1号により冒頭に述べた装置は公知であるが、該装置は
繊維集合溝に向かって円錐状に拡大するその繊維滑り面
が繊維集合溝に向かってそれらの滑り抵抗が減少するら
せん帯形状の構造区域を具備した精紡ロータを含む。こ
の公知の印刷物は、繊維滑り面に到達する繊維が直ちに
大きなスリップなしに引き取られ、次に繊維滑り面と繊
維との間の滑り抵抗が繊維集合溝に向かって減少するこ
とにより極めて迅速に繊維集合溝に供給されるであろう
というそれ自体適正でない見解に立脚している。この公
知の印刷物は、精紡ロータの回転方向に対するらせん帯
の傾斜角度に関する詳細を記載していない。
【0005】ドイツ特許出願公開明細書第215808
7号により、繊維集合溝に向かって円錐状に拡大する精
紡ロータの繊維滑り面に繊維集合溝に対してほぼ平行に
延び、場合によっては軽く傾斜したらせん形状の同心の
切り込みまたは突起を設けることが公知である。この先
行技術では、繊維滑り面と到達する繊維との間に最初は
大きなスリップをもたらす相当な速度差が存在すること
が容認される。そのため公知の装置では、繊維滑り面の
軸方向の摩擦を周方向よりも大きくすることにより繊維
滑り面上を繊維集合溝に向かって滑る繊維のらせん距離
を長くすることを計っている。この延長時間により、繊
維を繊維滑り面の周速度に加速することが可能となる。
この印刷物も、精紡ロータの回転方向に対するらせん形
状の構造区域の傾斜角度に関する詳細を記載していな
い。実際の結果では、繊維滑り面が繊維集合溝にほぼ平
行に延びる溝を有することは繊維品質にとって不利であ
ることが判明している。
【0006】ドイツ特許出願公開明細書第151071
4号により、非包括的な先行技術が公知であるが、これ
は繊維集合溝を持たない軽度の両円錐状に形成されたオ
ープンエンド精紡管つまり今日の通常の精紡ロータの原
形とみなし得る精紡要素を記載している。この精紡管の
中を繊維が通過するが、その際に繊維は遠心力により精
紡管の壁面に付着する。壁面にはねじ山があるため、繊
維は精紡管の軸方向に送られる。このために必要な壁面
と繊維との間の速度差は、壁面が穿孔されていることに
より達成される。穿孔により、繊維を制動する空気流が
精紡管の内部に進入することができる。繊維滑り面に対
して向けられる繊維供給管路は、そのような精紡管では
存在しない。
【0007】本発明の目的は、繊維集合溝の直径が小さ
くてそれらの繊維滑り面が十分な遠心力のために必要な
円錐度をもはや持ち得ないような精紡ロータにおいて
も、繊維が迅速かつ確実に繊維集合溝に到達できること
を確保することにある。
【0008】この目的は、構造区域の傾斜が繊維集合溝
への方向からみて精紡ロータの回転方向に逆行している
ことにより達成される。
【0009】これは、構造区域が繊維滑り面上で滑る傾
斜した繊維に交差することを意味する。その際に本発明
は、繊維滑り面に供給された繊維は当初はこの箇所での
繊維滑り面の周速度よりも明らかに遅いという認識を前
提としている。進入する繊維と繊維滑り面との間の速度
差は、決して少なくない。そのため繊維は最初は繊維滑
り面上で「泳動し」、次いで精紡ロータの周方向の摩擦
力により加速されるのである。
【0010】本発明に基づく構造区域により、従来の通
常の精紡ロータでは専ら繊維滑り面の繊維を繊維集合溝
まで滑動させる機能を果たしていた遠心力が付加的な推
進作用により支援される。構造区域を備えた繊維滑り面
は、繊維を構造区域の傾斜に応じて繊維集合溝の方向へ
押しやる。これは、それらの遠心力がもはや作用しない
構造の繊維滑り面でも行われる。推進作用は以下にさら
に説明されるように、もちろん繊維滑り面と進入する繊
維との間に少なくとも当初は十分な速度差が存在する場
合にのみ発揮され得る。
【0011】本発明により、一連の長所がもたらされ
る。本発明に基づく構造区域を備えた繊維滑り面は従来
の通常の繊維滑り面よりも急勾配とすることができる、
というのはこの場合には繊維を繊維集合溝へ移動させる
のはもはや遠心力だけではないからである。それにより
開放側では精紡ロータの開口はより大きく形成できるた
め、繊維供給管路の出口を含む部材を挿入するために十
分な場所がある。さらに繊維供給管路の出口が従来ほど
精紡ロータの内部に突き出る必要はないため、最終的に
繊維に対する延伸効果が増大する。繊維集合溝とロータ
の前縁との間の直径差が低減できるため、入り口を縮小
することなく有利に従来よりも長い繊維滑り面を設ける
ことができる。それにより、繊維が早期に、しかも繊維
滑り面に接触せずに繊維集合溝に到達して糸品質を劣化
させるという恐れはもはや存在しない。短すぎる繊維滑
り面のために、繊維が精紡ロータの前縁を越えて吸い出
されるという危険も回避される。これらの結果により、
糸品質の向上がもたらされる。
【0012】好ましくは、構造区域は繊維滑り面の隆起
および、または凹みにより形成される。繊維はこの凹凸
のある表面に多かれ少なかれ適合することができ、僅か
とはいえ一種の形状結合が得られる。これにより、構造
区域はその発明に基づく傾斜によって繊維に力を及ぼす
ことができるのであり、この力は成分を以て繊維集合溝
へ向けられる。構造区域の傾斜度は、個々の場合に実験
により決定すべきである。同様のことが、隆起および、
または凹みの深さと幅についてもあてはまる。凹みは同
時に空気の一部も推進されるという長所を有するが、そ
れにより繊維の運動が支援される。
【0013】補完的または代案的に提供できるのは、構
造区域が異なる摩擦係数により形成されることである。
この場合には構造区域は繊維の方向に交差する帯域から
なり、これらの帯域間では摩擦係数が変化している。
【0014】本発明の別の構成において、構造区域とし
て針状の取付け物を設けることができる。この針状取付
け物は、繊維滑り面から極めて僅かだけ突き出るべきで
ある。それは進入する繊維に対して開繊ローラにおける
と同様の付加的な開繊作用を及ぼすため、繊維が繊維滑
り面に到達する際の好ましくない繊維滞積が低減され
る。
【0015】本発明の特に有利な構成において、繊維滑
り面は少なくとも部分的に円筒面として形成される。実
験により、本発明に基づく構造区域では遠心力が繊維集
合溝に向けられた成分を持たない純粋な円筒面の場合に
も、繊維を繊維集合溝へ送ることが可能であることが判
明した。円筒面は構造区域に関して、円錐面よりもはる
かに容易に製作できる。特に繊維滑り面の最初の部分が
円筒面として形成されるならば、精紡ロータの入り口直
径が大幅に拡大できるのであり、繊維供給管路は大きな
成分を以て精紡ロータの周速度の方向に向けられ得る。
その上、繊維供給管路の出口直径も所要の空気流量に対
して必要とされる大きさにすることができる。
【0016】合理的には、繊維滑り面が少なくとも繊維
集合溝に対する直前部分において繊維集合溝に向かって
拡大する円錐面として形成されることが提供される。そ
れにより、繊維は繊維集合溝の近くで既に繊維滑り面の
加速を受けることが考慮されるのであり、それにより構
造区域が惹起した推進作用が緩和される。したがって遅
くともこの時点からは、遠心力が繊維集合溝への繊維の
推進を引き受けることが必要である。
【0017】本発明のさらに別の構成では、繊維滑り面
の傾斜は精紡ロータの軸断面において繊維集合溝に向か
って増加することが提供される。繊維滑り面上で繊維滑
り面と進入する繊維との間の速度差が存在する所、すな
わち構造区域の推進作用が最大である所では、繊維滑り
面は繊維集合溝に向かって進んだ所、すなわち構造区域
の推進作用が減少して円錐性が強まるにつれて増加する
遠心力支援が必要となる所よりも急勾配に形成される。
そのことから、通常は繊維集合溝の直径に等しい精紡ロ
ータの直径をロータ入り口でより大きく成形できるとい
う長所が得られる。そのため、繊維集合溝の最小直径の
場合も繊維供給管路を繊維滑り面まで近付けるために十
分な余地が得られる。このように成形された繊維滑り面
は、構造区域を持たない形態においてドイツ特許出願公
開明細書第1710042号によりそれ自体公知であ
る。
【0018】時として、繊維集合溝とは反対側の繊維滑
り面の端が軸方向に繊維集合溝へ向かって円錐状に先細
に形成されることが有利となり得る。この場合には、繊
維集合溝へ向かう繊維は遠心力により惹起された小さな
反力に打ち勝たなければならないが、それはこの部分で
は構造区域の強い作用により可能となる。繊維集合溝の
そのような構成により、場合によっては繊維供給管路の
出口をふくみ、また精紡ロータの開いた前面を覆う部材
を旋回させることが容易となり得る。
【0019】本発明のさらに別の構成において、繊維供
給管路の出口が精紡ロータの内部に部分的に突き出る部
材に配置され、この部材は出口部分において繊維滑り面
付近まで近付くと共にそれ自体ドイツ特許発明明細書第
3636182A1号により公知であるように軸方向に
繊維集合溝へ向かって好ましくは円錐状に拡大して形成
されることが有利となり得る。この構成では、繊維供給
管路から出てくる搬送空気は精紡ロータから十分に排出
できるのであり、いずれかの繊維が繊維滑り面と接触せ
ずに直接的に繊維集合溝に投入されることは確実に阻止
される。
【0020】合理的には、この部材はそれが精紡ロータ
内に突き出る部分において同様に構造区域を具備するこ
とができる。この部材は固定されている。精紡ロータに
より駆動される空気も円状に動くため、そのような付加
的な構造区域によりらせん状の空気運動が生成され得る
が、その目的は繊維を十分に繊維集合溝に向けて搬送す
ることにある。そのような場合に、精紡ロータ内に突き
出る部材と繊維滑り面との間の比較的狭い隙間を以て作
業することも可能である。そのような場合には、繊維供
給管路の出口とは反対の箇所でこの部材が少し切り欠き
されることがもちろん重要であり、それにより精紡空気
を精紡ロータの内部から排出することができる。
【0021】本発明のその他の特徴および長所は、従請
求の範囲ならびにいくつかの実施態様に関する以下の説
明から明らかとなる。
【0022】図1に基づくロータ式オープンエンド精紡
装置は殊に精紡ロータ1を示しているが、この精紡ロー
タは基本的にロータ盤2とそれに固定結合されたシャフ
ト3からなる。ロータ盤2はロータ・ハウジング5によ
り形成される負圧室4内で回転するが、このハウジング
は負圧配管6を介して矢印方向Cに作用する空気流を生
成する図示されていない負圧源に接続されている。ロー
タ盤2はシャフト3を受容するリングつば7と結合さ
れ、このリングつばはロータ・ハウジング5の背壁8を
貫通するが、ここでシャフト3は負圧室4の外側では図
示されていないやり方で支持されかつ駆動される。
【0023】ロータ・ハウジング5はその操作側に閉鎖
可能な開口9を有するが、この開口を通って精紡ロータ
1は必要に応じて保守目的または別の精紡ロータとの交
換のために引き出すことができる。運転時には、開口9
はリング・パッキン10を介在させて保守目的のために
取り外しできるカバー11により閉じられている。
【0024】精紡ロータ1のロータ盤2は中空の内室1
2を有し、この内室はその開いた前面から始まって図1
で円錐状に拡大するように図示された繊維滑り面13を
含むが、この繊維滑り面は繊維集合溝14まで延びる。
運転時には、カバー11の突出体として形成された部材
15が内室12に突き出る。運転時には、この部材15
とロータ盤2との間に精紡空気を排出するための空気隙
間16が残されるため、負圧室4内に存在する負圧は精
紡ロータ1の内室12においても作用する。
【0025】カバー11は少なくとも精紡ロータ1に向
いた繊維供給管路17の部分を含むが、この管路の出口
18はロータ盤2の開いた前面の部分において精紡ロー
タ1の回転方向Dの成分を以て繊維滑り面13に隣接し
て対向するように構造部材15に配置されている。この
点については、後述される図5も参照すべきである。繊
維集合溝14に向いた側の構造部材15には、精紡ロー
タ1の軸と共軸でいわゆる糸引出しノズル19が配置さ
れるが、そこから糸引出し管路20が始まっている。
【0026】ロータ式オープンエンド精紡装置の運転時
には、公知のやり方で図示されていない開繊ローラから
矢印方向Aに送られる開繊された繊維21は繊維供給管
路17を通って、つまり負圧源により惹起された搬送空
気流により精紡ロータ1の内室12へ送られる。繊維2
1は繊維供給管路17の出口18から出て、精紡ロータ
1の回転方向Dの成分を以て繊維滑り面13に到達し、
そこから以下に説明されるやり方で繊維集合溝14に入
り込む。精紡ロータ1の高い回転数のために、開繊され
た繊維21は繊維集合溝14において集合して緩い繊維
束22となり、それに集合した繊維21が撚り合わされ
る。紡績された糸23は次に糸引出しノズル19および
糸引出し管路20を通って公知のやり方で矢印方向Bへ
引き出され、さらに図示されていない巻取り装置へ送ら
れる。
【0027】図1で円錐状に拡大するように図示された
繊維滑り面13では、繊維21は遠心力作用のために繊
維集合溝14まで滑り込むことができる。本発明は、遠
心力が全くないし僅かしか有効でない場合にも繊維滑り
面13上の繊維21が繊維集合溝14に滑り込むことが
できる方法を開示することを意図している。このために
繊維滑り面13は構造区域24を具備するが、その機能
は以下に図2および図3に基づいて説明される。
【0028】図2および図3は、矢印方向Dに回転する
同一の繊維滑り面13を二つの直ちに連続する時点での
展開図として切片的に示している。ここでみられる構造
区域24は繊維滑り面13上で一定の傾斜角αで形成さ
れて、繊維集合溝14まで延びる。開いた前面から繊維
集合溝14の方向をみるならば、構造区域24は精紡ロ
ータ1の回転方向Dに逆行している。図2および図3に
基づく態様では、構造区域24は絶えず互いに交番する
連続した凹み26と隆起27からなる。傾斜角αは、例
えば45°とすることができる。個々の構造区域24の
構成は、図6乃至図15に基づいて詳しく後述される。
【0029】図2および図3は既述のように、二つの連
続状態を示している。図2によれば、繊維供給管路17
の出口18から出てくる繊維21は、その先端25が丁
度繊維滑り面13に到達している。ここで認められるの
は、繊維21は精紡ロータ1の回転方向Dに成分を有
し、さらに繊維集合溝14の方向にやや傾斜しているこ
とである。繊維21はその先端25の直後が少し凹み2
6に入り込み、続いて隆起27上に掛かっている。
【0030】図3にしたがって、同じ繊維21は矢印方
向Dに位置21′へ移動している。繊維21は同時に僅
かだけ繊維集合溝14の方向へ繊維滑り面13に沿って
滑り、ここで完全に繊維滑り面13上に位置する。もち
ろん同じ時間に、繊維滑り面13は矢印方向Dへより大
きな距離だけ移動する。これは特別な基準符号28によ
り表示された構造区域24の凹みにおいて認められる、
すなわち図3に基づくこの凹み28は位置28′まで移
動するが、そこではこの凹みは先端25の新しい位置2
5′よりも既に僅かだけ先行している。これは、繊維滑
り面13は繊維21がそれに到達する瞬間に繊維21よ
りも大きな周速度を有することに起因する。他方でこの
速度差は、遠心力の作用をとりあえず度外視するなら
ば、繊維21を繊維集合溝14に搬送し得るために必要
である。
【0031】観察した繊維21は凹み26に挿入され、
次に隆起27の形状に追随し、再び隣接した凹み26に
入り込むことが想定される。かくして、繊維滑り面13
の構造区域24は繊維21の運動に対する影響を及ぼす
ことができる。
【0032】一方で繊維21は繊維滑り面13に到達し
た後に次第に精紡ロータ1の回転方向Dに加速され、他
方でこの加速時に遠心力作用が発生するが、この作用に
より繊維21は次第に強く繊維滑り面13に押し付けら
れる。繊維21と繊維滑り面13との間の速度差が最大
である最初には、遠心力はほとんど存在しない。加速が
持続する間に、速度差が生じる。繊維滑り面13は、あ
る程度繊維21の下を通過する。続いて摩擦力が次第に
有効となるが、それにより構造区域24の送り作用が弱
まる。
【0033】構造区域24が繊維集合溝14の方向をみ
た場合に回転方向Dに逆行していないならば、繊維集合
溝14から離れる送り作用が生じるであろう。したがっ
て、構造区域24の方向は重要である。
【0034】本発明に基づく構造区域24を備えた繊維
滑り面13はその円錐度に関して、構造区域を持たない
繊維滑り面よりも急勾配とすることができる。通常の精
紡ロータ1において繊維集合溝14への滑りを起こさせ
る遠心力に加えて、構造区域24の送り作用が生じる。
繊維滑り面13が急勾配である程、構造区域24による
繊維21の滑りが増大する。垂直な繊維滑り面13の場
合には、送りは専ら構造区域24により行われるであろ
う。
【0035】進入した繊維21の速度が繊維滑り面13
の周速度に合致すると同時に、構造区域24の推進作用
は弱まる。したがって、どのような長さで構造区域24
を製作すべきかは、実験により決定しなければならな
い。構造区域を繊維集合溝14まで近付ける必要はな
い。最適角度αも、実験により確認すべきである。同様
のことが、凹み27およびその幅についてもあてはま
る。
【0036】図4および図5は、本発明の利点つまり精
紡ロータ1の入り口開口はその繊維滑り面13が一貫し
て円錐状に形成された精紡ロータに比べて大きくできる
ことを示している。構造区域24により繊維滑り面13
の最初の部分を純円筒面29として形成することが可能
となる、というのはそこでは精紡ロータ1と進入する繊
維21との間の速度差が最大だからである。円筒面29
は構造区域24を備えている。精紡ロータ1と繊維21
との間の速度差の解消後に推進作用が減少する所では、
繊維滑り面13は円錐面30として形成されており、こ
の面に沿って遠心力が繊維集合溝14までの繊維21の
搬送を行う。円筒面29と円錐面30との間の移行箇所
は、望ましくは実験により決定される。円筒面29とし
て形成された繊維滑り面13は繊維供給管路17の出口
18を含む部材31の直径を大きくして例えば糸引出し
管路20を設置するための場所を確保することを可能に
するだけでなく、円筒状の構成により部材31も円筒状
に形成することが可能となる。このようにして、繊維供
給管路17の出口18を繊維滑り面13に対して十分に
近付けることができる。そこで進入する繊維21は、時
として従来の精紡ロータにおけるように直ちに繊維集合
溝14に直接的に送られることはなく、確実にまず繊維
滑り面13に到達する。繊維滑り面13に沿っての滑り
は、それにより繊維21の延伸が支援されるゆえに有利
である。
【0037】もちろん図4および図5に基づく態様つま
り出口18と円筒面29との間の間隔が極めて小さい場
合には、紡績空気が精紡ロータ1の内室12から排出で
きるための措置を講じなければならない。この理由か
ら、空気隙間16は出口18が存在しない領域において
より広く製作されるが、これは特に図5からみてとるこ
とができる。
【0038】図5からさらに認められるのは、繊維供給
管路17は精紡ロータ1の回転方向Dへの成分を以て配
置されることである。この方向成分は、すべての実施態
様において提供されている。
【0039】そのため精紡ロータ1の内室12に突き出
る部材31は、それが図5にしたがって繊維供給管路1
7の出口18の部分において輪郭32を以て繊維滑り面
13に近接し、そこで極めて狭い隙間34のみが残され
るように、また他の部分では壁面33により繊維滑り面
13に対する大きな空気隙間16が生じるように形成さ
れる。
【0040】図6乃至図15に基づく拡大図にしたがっ
て、以下に構造区域24の種々の構成が説明される。こ
こで主に問題となるのは溝輪郭である。
【0041】精紡ロータ1はそれぞれ矢印方向Dに回転
する。多くの応用例については図6に基づく構造区域2
4が有利であるが、それは隆起35と凹み36を含む非
対称溝を示している。それにより、繊維集合溝14の方
向への繊維21の特に優れた送りが達成される。
【0042】それに対して図7に基づく繊維滑り面13
の溝は規則的であり、それぞれ等幅の凹み37と隆起3
8を有する。この場合には、特に滑らかな波状の構造区
域24が得られる。
【0043】図8に基づく実施例は、特に滑らない角張
った構造区域24を示している。ここでは凹み39は同
じ幅の隆起40と交番するが、それぞれ極めて鋭い移行
部分が存在する。
【0044】図9に基づく実施例は互いに大きく離れた
半円筒状の溝41が設けられた繊維滑り面13を示す
が、これらの溝の間には拡げられた隆起42がある。こ
の場合の移行部分は比較的鋭い。
【0045】図10に基づく実施例はさらに表面が滑り
にくく、ここでの繊維滑り面13の溝状の凹み43はV
形輪郭を持つ。各凹み43は、より幅広の隆起44によ
り互いに分けられている。
【0046】図11に基づく実施例は図8に基づく実施
例にほぼ類似しているが、角張った凹み45は互いによ
り離れており、そのためそれらの間にはより幅広の隆起
46が存在する点が異なる。
【0047】図12に基づく構造区域24は鋸歯状に形
成されているため、特に優れた送り作用が得られる。こ
の場合には、輪郭が非対称である溝状の凹み48が設け
られる。一方の側には比較的鋭い縁47があり、他方に
は回転方向Dに滑らかな張出し49がある。
【0048】図13に基づく実施例は図12に基づく実
施例に類似しているが、縁50に続く凹み51がより大
きく、また滑らかな張出し52がより長いことが異な
る。
【0049】図14に基づく実施例は、ここでは何ら溝
構造が設けられていないという点においてこれまで述べ
た構造区域24とは異なる。区域53と区域54は絶え
ず互いに交番し、それらは異なる摩擦係数を有する。こ
れらの摩擦係数は、繊維滑り面13の適切な被覆材によ
り達成することができる。異なる摩擦係数を有するこれ
らの区域53と区域54からなる構造区域24は、これ
までの説明と同じく回転方向Dに逆行して繊維集合溝1
4に向かって傾斜している、すなわち被覆材はいわばら
せん状帯として塗布されている。
【0050】図15に基づく実施例では、繊維滑り面1
3に一定間隔で細い針55が挿入されているが、それら
の先56は繊維滑り面13の表面からおよそ0.1mm
だけ突き出ている。これらの先56は特に図16からみ
てとれるように、繊維供給管路17の出口18から出て
くる繊維に対して開繊ローラにおける場合に類似した付
加的な開繊作用を及ぼすのである。そのため、繊維滑り
面13の始めの部分での繊維滞積が低減される。さらに
図16では繊維滑り面13がやはり二部分構造となって
いる、すなわち構造区域24を備えた第1部分は円筒面
29として、また繊維集合溝14に至る第2部分は円錐
面30として形成されている。精紡ロータ1の内室12
に突き出して繊維供給管路17の出口18を含む部材5
7は、ここでは取り出しを容易にするために軽度の円錐
状に形成される。
【0051】製作に関してより複雑ではあるが、興味深
いのは図17に基づく精紡ロータ1での繊維滑り面13
の構成である。繊維集合溝14とは反対側の繊維滑り面
13の部分は極めて急勾配であり、場合によっては円筒
状であるが、繊維集合溝14に向かっては繊維滑り面1
3の直径は次第に増大している。それにより、繊維滑り
面13と進入する繊維21との間の相対速度が部分58
で最大であり、また後方部分59では速度差が実際上零
であることが考慮されている。したがって繊維21の速
度が繊維滑り面13の周速度に合致した所では、構造区
域24は必要とされないであろう。その場合に繊維集合
溝14の直前部分では、遠心力だけが作用する。その際
に構造区域24がもはや存在しない区域では、繊維滑り
面13の形状に合わせて滑り抵抗を繊維集合溝14に向
かって次第に減少させることが合理的であろう。
【0052】遠心力作用がなくても構造区域24は繊維
21を繊維集合溝14へ送ることができることにより、
図18に基づいて繊維滑り面13が軽く外側に傾斜した
円錐面60を精紡ロータ1の入り口側に有するようにす
ら構成することができる。この場合には、繊維21が繊
維集合溝14に滑り込む時にさらに遠心力が凌駕されな
ければならない。それに続いて、繊維滑り面13は円錐
面62を具備するが、それは縁61で始まり、そこから
は遠心力だけが繊維の送りを担うのである。
【0053】図18に基づく構成は、繊維供給管路17
の出口18と繊維滑り面13との間隔が極めて小さいに
もかかわらず、保守目的のために部材63を十分に旋回
できるという大きな長所を有する。つまり部材63は繊
維集合溝14に向かって円錐状に細くなっているため、
旋回によって円錐面60への距離は変化しない。
【0054】図19に基づく実施例ではやはり繊維滑り
面13が設けられているが、これは円筒面69を以て始
まり、続いて繊維集合溝14に向かって円錐面70に移
行している。この場合の構造区域24は、円筒面69の
区域だけに設けられている。精紡ロータ1の内室12に
突き出し、また繊維供給管路17の出口18を含む部材
64は、ここでは繊維集合溝14に向かって円錐状に拡
大するように形成されている、すなわち部材64の部分
66は円筒面69に対して後方部分65よりも大きな間
隔を有する。この構成は、繊維供給管路17を通って精
紡ロータ1の内室12に入る搬送空気が環状隙間68つ
まりロータ前縁67を経て確実に排出され得るという長
所を有する。この態様では、進入する繊維21が繊維滑
り面13と接触せずに直接的に繊維集合溝14に滑り込
むことが確実に防止される。
【0055】本発明は図20にしたがって、その繊維滑
り面13がロータ前縁71から繊維集合溝14まで一貫
して円筒面72を有し、この円筒面は構造区域24を具
備する精紡ロータ1を使用することさえ可能とする。こ
の態様では、遠心力は繊維21を繊維集合溝14へ送る
ために寄与せず、送りは専ら構造区域24により行われ
る。もちろん、繊維滑り面13は進入する繊維21と繊
維滑り面の周速度との間に一定の速度差が存在するだけ
の長さ、すなわち速度差が完全には解消されないだけの
長さとされるべきである。純円筒状の繊維滑り面13を
備えた精紡ロータ1は製作上特に有利であり、とりわけ
構造区域24として前記の溝形状のいずれかを使用する
場合に有利である。
【0056】図21に基づく実施例は、精紡ロータ1の
内部12に突き出る部材73が同様に構造区域74を有
することによりこれまで説明された実施例とは異なる。
部材73は固定されている。空気は精紡ロータ1により
駆動され、また同様に円状に動かされる。そのため、ら
せん状の空気運動が生じるが、それにより繊維21は繊
維集合溝14まで送られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ロータ式オープンエンド精紡装置の精
紡ロータの部分の軸方向断面の拡大図であり、さらに前
記の断面とは異なるが、繊維供給管路の部分の断面も示
している。
【図2】図2は、構造区域の推進作用を説明するために
展開図として示された精紡ロータの繊維滑り面の詳細図
である。
【図3】図3は、図2に基づく繊維滑り面の少し後の時
点での詳細図である。
【図4】図4は、本発明に基づく構造区域を備えたやや
異なる構造の精紡ロータの部分の軸方向断面図である。
【図5】図5は、図4の切断面V−Vについての断面図
である。
【図6】図6は、構造区域を備えた図4で断面が図示さ
れた精紡ロータの拡大部分図である。
【図7】図7は、構造区域を備えた図4で断面が図示さ
れた精紡ロータの拡大部分図である。
【図8】図8は、構造区域を備えた図4で断面が図示さ
れた精紡ロータの拡大部分図である。
【図9】図9は、構造区域を備えた図4で断面が図示さ
れた精紡ロータの拡大部分図である。
【図10】図10は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図11】図11は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図12】図12は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図13】図13は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図14】図14は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図15】図15は、構造区域を備えた図4で断面が図
示された精紡ロータの拡大部分図である。
【図16】図16は、図15に基づく構造区域を備えた
図4に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【図17】図17は、本発明の異なる構成における図4
に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【図18】図18は、本発明の異なる構成における図4
に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【図19】図19は、本発明の異なる構成における図4
に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【図20】図20は、本発明の異なる構成における図4
に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【図21】図21は、本発明の異なる構成における図4
に類似した精紡ロータの軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 精紡ロータ 2 ロータ盤 4 負圧室 5 ロータ・ハウジング 9 開口 11 カバー 12 内室 13 繊維滑り面 14 繊維集合溝 15 部材 16 空気隙間 17 繊維供給管路 18 出口 19 糸引出しノズル 21 繊維 24 構造区域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ式オープンエンド精紡装置であっ
    て、繊維集合溝と繊維滑り面を有する精紡ロータを具備
    し、繊維滑り面は繊維集合溝面に関して傾斜して延びる
    少なくともひとつの構造区域を有し、また繊維滑り面に
    対して繊維集合溝から離れて繊維供給管路の出口が精紡
    ロータの回転方向に向けられているオープンエンド精紡
    装置において、前記構造区域(24)の傾斜は繊維集合
    溝(14)への方向からみて精紡ロータ(1)の回転方
    向(D)に逆行していることを特徴とするロータ式オー
    プンエンド精紡装置。
  2. 【請求項2】 構造区域(24)は繊維滑り面(13)
    の隆起(27)および、または凹み(26)により形成
    されることを特徴とする請求項1記載のロータ式オープ
    ンエンド精紡装置。
  3. 【請求項3】 構造区域(24)は異なって設けられた
    摩擦係数により形成されることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  4. 【請求項4】 構造区域(24)として針状の取付け物
    (56)が設けられることを特徴とする請求項1記載の
    ロータ式オープンエンド精紡装置。
  5. 【請求項5】 繊維滑り面(13)は少なくとも部分的
    に円筒面(29)として形成されることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載のロータ式オープンエン
    ド精紡装置。
  6. 【請求項6】 繊維滑り面(13)は少なくとも繊維集
    合溝(14)の直前の区域において繊維集合溝(14)
    に向かって拡大する円錐面(30)として形成されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のロー
    タ式オープンエンド精紡装置。
  7. 【請求項7】 繊維滑り面(13)の傾斜は精紡ロータ
    (1)の軸方向断面において繊維集合溝(14)に向か
    って増加することを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    かに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  8. 【請求項8】 繊維集合溝(14)とは反対側の繊維滑
    り面(13)の端(60)が軸方向に繊維集合溝(1
    4)へ向かって円錐状に先細に形成されることを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれかに記載のロータ式オープ
    ンエンド精紡装置。
  9. 【請求項9】 繊維供給管路(17)の出口(18)が
    精紡ロータ(1)の内室(12)に部分的に突き出る部
    材(64)に配置され、この部材は出口(18)部分に
    おいて繊維滑り面(13)の近くまで到達すると共に軸
    方向に繊維集合溝(14)へ向かって好ましくは円錐状
    に拡大して形成されることを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  10. 【請求項10】 部材(73)はそれが精紡ロータ
    (1)内に突き出る部分において同様に構造区域(7
    4)を具備することを特徴とする請求項9記載のロータ
    式オープンエンド精紡装置。
JP32968793A 1993-02-12 1993-11-30 ロータ式オープンエンド精紡装置 Pending JPH06240522A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4304151.5 1993-02-12
DE19934304151 DE4304151A1 (de) 1993-02-12 1993-02-12 Vorrichtung zum OE-Rotorspinnen

Publications (1)

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JP32968793A Pending JPH06240522A (ja) 1993-02-12 1993-11-30 ロータ式オープンエンド精紡装置

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DE4305626B4 (de) * 1993-02-24 2005-09-22 Spindelfabrik Süssen Schurr Stahlecker & Grill GmbH OE-Spinnrotor
DE19737332A1 (de) * 1997-08-27 1999-03-11 Stahlecker Fritz Rotorteller für OE-Spinnaggregate
DE10334758B4 (de) * 2002-08-19 2013-12-05 Rieter Ingolstadt Gmbh Drehteller einer Spinnereimaschine sowie Spinnereimaschine
DE102004021356A1 (de) 2004-04-26 2005-11-10 Wilhelm Stahlecker Gmbh Offenend-Spinnrotor

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