JPH0624034Y2 - フロッピーディスクドライブ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフロッピーディスクドライブ装置に係り、特に
フロッピーディスクに対して所定の情報を記録、再生す
るためのフロッピーディスクドライブ装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、フロッピーディスクドライブ装置は各種の情報
処理装置において、外部記録媒体であるフロッピーディ
スクに対して情報を記録、再生する手段として利用され
ている。

この種の装置においては、装置内部にフロッピーディス
クを挿入した状態で保持する係止手段を有しており、こ
の係止手段によりフロッピーディスクを保持した状態
で、ヘッドにより所定のデータの記録、再生を行なうよ
うになっている。そして、外部のクランプレバーの回動
操作により、例えば、板ばねにより係止手段の解除を行
なうとともに、コイルばねにより前記フロッピーディス
クを外部側に押出すことによりフロッピーディスクの取
出しを行なうようになっている。

また、前記フロッピーディスクの挿入および取出し時
に、前記フロッピーディスクが前記ヘッドに当接して前
記ヘッドを損傷してしまうことのないように、前記フロ
ッピーディスクの挿入および取出し時に、前記ヘッドを
ヘッド支持部材と一緒に移動させて前記フロッピーディ
スクから離間させ、前記ヘッドの保護を図るようになっ
ている。そして、このヘッドの移動動作は、前記クラン
プレバーの回動操作に対応するカムにより行ない、この
クランプレバーには、前記フロッピーディスクが挿入さ
れていない場合に、回転されて前記ヘッドが記録、再生
位置に移動してしまうことのないように、所定の制止手
段が設けられている。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかし、前記従来のフロッピーディスクドライブ装置に
おいては、フロッピーディスクの取出しを行なう場合
に、係止手段の解除を行なう板ばねおよびフロッピーデ
ィスクを押出すコイルばねがそれぞれ必要であるため、
部品点数の増加を招き、構造が極めて複雑になってしま
い、前記各ばねの精度や耐久性等により、係止手段およ
び取出し手段の信頼性が低下してしまうという問題を有
している。しかも、前記係止手段により前記フロッピー
ディスクに対して常時係止力が付与されてしまうので、
前記フロッピーディスクの変形等が生じるおそれがあ
り、前記ヘッドによる記録、再生特性に悪影響を及ぼす
おそれがあるという問題を有している。

本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、部品
点数の低減を図りフロッピーディスクの係止および押出
機構の信頼性を向上させることができ、しかも、フロッ
ピーディスクの変形等を防止してヘッドによる適性な記
録、再生を行なうことのできるフロッピーディスクドラ
イブ装置を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため本考案に係るフロッピーディス
クドライブ装置は、フロッピーディスクの中心部を回転
自在に保持するセットアームをクランプレバーの回動操
作により保持位置と非保持位置との間を移動自在に配設
し、前記フロッピーディスクに情報を記録、再生するヘ
ッドをフロッピーディスクに対して接離自在に配設し、
前記フロッピーディスクの挿入時に奥へ移動されて装置
本体に係止した第１係止状態に保持され、前記セットア
ームの保持位置方向への移動により前記第１係止状態を
解除されて前記セットアームに係止するとともに前記フ
ロッピーディスクには接触しない第２係止状態に保持さ
れ、前記セットアームの非保持位置方向への移動により
第２係止状態を解除されて前記フロッピーディスクを外
部へ押出すイジェクト板を配設し、このイジェクト板を
前記押出し方向および係止方向に同時に付勢するイジェ
クトばねを配設したことをその特徴とするものである。

〔作用〕

本考案によれば、イジェクト板のフロッピーディスクの
押出し動作およびフロッピーディスクの係止動作を１つ
のイジェクトばねにより行なうようにしているので、部
品点数の低減を図ることができ、フロッピーディスクの
係止および取出し動作の信頼性を著しく向上させること
ができる。また、前記イジェクト板はフロッピーディス
クの挿入時に移動して第１係止状態に保持されるととも
に、前記セットアームの保持位置方向への移動により前
記第１係止状態を解除されて前記セットアームに係止さ
れて第２係止状態に保持される。この第２係止状態にお
いて、前記イジェクト板がフロッピーディスクに直接当
接しない状態で保持されるので、記録、再生時に前記フ
ロッピーディスクに対して係止力が付与されることがな
く、前記フロッピーディスクの変形等も防止され、ヘッ
ドによる記録、再生に悪影響を及ぼすことをも防止する
ことができるものである。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例を第１図から第１２図について説
明する。

第１図から第８図は本考案の一実施例を示したもので、
フロッピーディスク１が挿入される装置本体２の内部に
は、前記フロッピーディスク１の上面をほぼ被覆する上
部シャーシ３が配設されており、この上部シャーシ３の
前記フロッピーディスク１の中心部に対応する位置に
は、前記フロッピーディスク１の中心部に係合されるコ
レット４が上下に移動自在にかつ回転自在に取付けられ
ている。フロッピーディスク１は第１図から第３図にお
いて右側から左側に押込むようにして挿入される。ま
た、前記上部シャーシ３の一側部後端縁には、ほぼＴ字
状の摺動保持片５が立上げ形成されており、この上部シ
ャーシ３の前記摺動保持片５より前方側近傍には、第１
係止片６が立上げ形成されている。

また、前記装置本体２の内部には、第４図に示すよう
に、ほぼクランク状を有するイジェクト板７が配設され
ており、このイジェクト板７の前側中央部には、前記上
部シャーシ３の摺動保持片５に係合される細長い摺動案
内孔８が穿設されている。このイジェクト板７は、前記
摺動保持片５に対して前後に摺動自在とされるととも
に、前記摺動保持片５を軸としてわずかに回動できるよ
うになされている。また、前記イジェクト板７の前端部
には、第２係止片９が上方に立上げ形成されており、こ
のイジェクト板７の前側一側部には、前記上部シャーシ
３の第１係止片６に係合される切欠き１０が形成されて
いる。さらに、前記イジェクト板７の前記切欠き１０の
後方の縁部には、傾斜部１１が形成されており、前記イ
ジェクト板７の前記クランク部分の前面側は、フロッピ
ーディスク当接面１２とされている。また、前記イジェ
クト板７の後端部一側縁には、後端側が高位部１３ａと
され、前端側の低位部１３ｃと高位部１３ａとが傾斜部
１３ｂを介して連結されたアーム支持板１３が曲げ起さ
れて一体に形成されており、前記イジェクト板７のほぼ
中央部には、ばね係止片１４が立設されている。

また、前記装置本体２の内部後方には、アーム保持台１
５が配設されており、このアーム保持台１５には、前記
イジェクト板７の摺動方向に対してほぼ直交する方向に
延び前記イジェクト板７のアーム支持板１３の上方に位
置するヘッドアーム１６がその基端部を枢軸１５ａをも
って枢着され、先端部を上下方向に揺動自在に取付けら
れている。前記ヘッドアーム１６の基端部には、前記ヘ
ッドアーム１６を下方に付勢するアームばね１７が取付
けられており、前記アームばね１７の付勢力により、前
記ヘッドアーム１６を前記イジェクト板７のアーム支持
板１３の上端縁に当接させるようになされている。さら
に、前記ヘッドアーム１６の先端部には、前記ヘッドア
ーム１６と直交する方向に延びる長尺のアームシャフト
１８が取付けられている。

また、前記装置本体２の内部であって前記フロッピーデ
ィスク１の記録、再生窓（図示せず）に対応する位置に
は、キャリッジ１９に保持された上部および下部ヘッド
２０ａ，２０ｂがそれぞれ配設されており、前記上部ヘ
ッド２０ａのキャリッジ１９は上部ヘッド２０ａをフロ
ッピーディスク１に接離させるために、上下方向に移動
自在とされている。前記キャリッジ１９の一側部には、
前記アームシャフト１８の上側に当接されるキャリッジ
アーム２１が延出されている。

また、前記上部シャーシ３の一側部には、セット軸２２
を支持する軸支部材２３が取付けられており、このセッ
ト軸２２には、先端部に前記コレット４が連結されたセ
ットアーム２４が前記セット軸２２を中心として上下方
向に揺動自在に取付けられている。このセットアーム２
４は、下方の保持位置に移動させられてフロッピーディ
スク１を保持し、上方の非保持位置に移動させられてフ
ロッピーディスク１の保持を解除するように形成されて
いる。このセットアーム２４の後側には、前記イジェク
ト板７の傾斜部１１に当接して上部シャーシ３の第１係
止片６とイジェクト板７の切欠き１０との第１係止状態
を解除する係止解除片２５が下方に突出形成されてい
る。この係止解除片２５の前記イジェクト板７への当接
面２５ａは、第５図に示すように、円弧状に形成されて
いる。また、前記セット軸２２部分には、セットばね２
６が配設されており、このセットばね２６により前記セ
ットアーム２４を常に非保持位置の上方に付勢するよう
になされている。さらに、前記イジェクト板７のばね係
止片１４と前記軸支部材２３との間には、イジェクトば
ね２７が配設されており、このイジェクトばね２７によ
り、前記イジェクト板７を前方向に付勢するとともに、
摺動保持片５を軸として第１図において反時計方向に回
転するようになされている。

さらに、前記セットアーム２４の前側上面には、先端部
が装置本体２の外部に露出されこの先端部にクランプレ
バー２８が固着されたクランプ軸２９の他端部が位置せ
しめられており、このクランプレバー２８を回動操作す
ることにより、前記クランプ軸２９の他端部により前記
セットアーム２４の上面を押圧して、このセットアーム
２４をセットばね２６の弾力に抗して下方の保持位置方
向に揺動させるようになされている。

次に、本実施例の作用を説明する。

まず、第１図に示すように、装置本体２の内部にフロッ
ピーディスク１を挿入しない状態では、イジェクト板７
は、イジェクトばね２７の付勢力により前方向に位置し
ており、このイジェクト板７のアーム支持板１３の高位
部１３ａ上にヘッドアーム１６が当接され、これによ
り、このヘッドアーム１６は、上方へ揺動した状態に保
持され、第８図に示すように、前記上部ヘッド２０ａは
上方に位置されて下部ヘッド２０ｂから離隔されてい
る。

次に、フロッピーディスク１を装置本体２の内部に挿入
すると、このフロッピーディスク１の後端縁がイジェク
ト板７のフロッピーディスク当接面１２に当接し、前記
フロッピーディスク１の挿入動作とともに、前記イジェ
クト板７をイジェクトばね２７の付勢力に抗して摺動保
持片５に対して後方に摺動させる。このとき、前記イジ
ェクト板７には、イジェクトばね２７により反時計方向
の回転力が付与されている。そして、前記フロッピーデ
ィスク１の挿入が完了すると、第２図に示すように、前
記イジェクト板７に付与される回転力により前記イジェ
クト板７の切欠き１０が上部シャーシ３の第１係止片６
に係合され、イジェクト板７は、後方に移動した第１係
止状態に保持される。このとき、前記イジェクト板７の
移動により、アーム支持板１３も一緒に移動するため、
前記ヘッドアーム１６は、前記アーム支持板１３の低位
部１３ｃの上方に移動し、アームばね１７の付勢力によ
りヘッドアーム１６が下方に揺動可能状態となる。しか
しながら、この時アームシャフト１８の先端１８ａがセ
ットアーム２４の係止部２４ａに係止されているので、
ヘッドアーム１６は下方に揺動しないで、上方に保持さ
れている。その後、クランプレバー２８を回動操作して
クランプ軸２９を回動させ、前記セットアーム２４をセ
ットばね２６の付勢力に抗して下方に揺動させる。これ
により、アームシャフト１８がセットアーム２９と一緒
に下方へ揺動するので、第７図に示すように、アームシ
ャフト１８を介して上部ヘッド２０ａを下降させて、上
下の両ヘッド２０ａ，２０ｂをそれぞれフロッピーディ
スク１内のディスクの上下面に当接させる。

これにより、第５図に示すように、前記セットアーム２
４の係止解除片２５が同図太矢印方向に移動させられ、
当接面２５ａによりイジェクト板７の傾斜部１１を同図
左方向に押圧して、そのイジェクト板７を摺動保持片５
を中心としてわずかに時計方向に回動させ、前記イジェ
クト板７の切欠き１０と上部シャーシ３の第１係止片６
との第１係止状態を解除させる。このとき、セットアー
ム２４の係止解除片２５の当接面２５ａは、円弧状に形
成されているので、前記イジェクト板７の移動を円滑に
行なうことができる。そして、第３図に示すように、前
記イジェクト板７の第１係止状態の解除と同時に、前記
セットアーム２４がイジェクト板７の第２係止片９に対
応する位置に移動するので、第６図に示すように、イジ
ェクト板７の第２係止片９とセットアーム２４の縁部と
が係合され、前記イジェクト板７はそのままの第２係止
状態に保持される。

この第２係止状態で、図示しない駆動装置により、前記
フロッピーディスク１を回転させながら、上部および下
部ヘッド２０ａ，２０ｂにより所定の情報の記録、再生
を行なうものである。

そして、フロッピーディスク１を取出す場合は、前記ク
ランプレバー２８を回動させることにより、前記セット
アーム２４をセットばね２６の付勢力により上方に揺動
させる。これにより、前記セットアーム２４とイジェク
ト板７の第２係止片９との第２係止状態が解除され、前
記イジェクト板７がイジェクトばね２７の付勢力により
前方に引戻され、前記イジェクト板７のフロッピーディ
スク当接面１２によりフロッピーディスク１を前方に押
出すようになっている。このとき、前記アーム支持板１
３とヘッドアーム１６との係合位置が低位部１３ｃから
高位部１３ａに移動するためヘッドアーム１６が上方に
揺動され、アームシャフト１８を介して上部ヘッド２０
ａもフロッピーディスク１より上方に退避する。これに
より、フロッピーディスク１および両ヘッド２０ａ，２
０ｂは損傷されることがない。

したがって、本実施例においては、イジェクト板７によ
り、フロッピーディスク１の取出しおよびヘッド２０ａ
の揺動動作を行なわせるようにしており、また、このイ
ジェクト板７によるフロッピーディスク１の押出し動作
および第１係止状態および第２係止状態への係止動作を
１つのイジェクトばね２７により行なうようにしている
ので、部品点数の低減を図ることができ、フロッピーデ
ィスク１の係止および取出し動作の信頼性を著しく向上
させることができる。しかも、フロッピーディスク１の
記録、再生時には、前記イジェクト板７はセットアーム
２４に係止されて第２係止状態に保持され、フロッピー
ディスク１に直接当接していないので、ヘッド２０によ
る記録、再生に悪影響を及ぼすこともない。

また、クランプレバー２８を不用意に回転させてもフロ
ッピーディスク１を挿入しない限りイジェクト板７が奥
の方へ移動せず、ヘッドアーム１６はイジェクト板７の
アーム支持板１３の高位部１３ａに係合した状態に保持
される。これにより上部ヘッド２０ａの不用意な記録、
再生方向への移動が確実に防止され、その損傷も防止さ
れる。しかも、クランプレバー２８の回動を制止する手
段が設けられていないので、フロッピーディスク１を挿
入しない状態で、クランプレバー２８を回動操作した場
合でも、クランプレバー２８および他の構成各部は全く
損傷されることがない。

また、第９図および第１０図は本考案の他の実施例を示
したもので、上部シャーシ３にイジェクト板７を取付け
る場合に、断面形状凸状の潤滑性を有するプラスチック
等からなる樹脂製ワッシャ３０をその凸部が前記イジェ
クト板７の摺動案内孔８内に遊嵌するようにして配置
し、このワッシャ３０の上端面に金属製のワッシャ３１
を介してねじ３２により上部シャーシ３の上面に締付け
固着するようにしたものである。

本実施例においては、前記イジェクトばね２７の付勢力
によるイジェクト板７の回転動作を著しく円滑に行なわ
せることができ、前記上部シャーシ３の第１係止片６と
切欠き１０との係合動作およびセットアーム２４の係止
解除片２５による第１係止状態の解除動作をより確実に
行なうことができる。また、前記イジェクト板７の前後
方向への摺動を円滑に行なうための潤滑剤等が不要とな
り、さらに、フロッピーディスク１の取出し時等におけ
るイジェクト板７の動作音の低減を図ることができる。

また、前記上部シャーシ３にイジェクト板７を取付ける
場合に、第１１図に示すように、２つの樹脂製ワッシャ
３０，３０を前記イジェクト板７の摺動案内孔８の内部
で対向させて配置し、これら各樹脂製ワッシャ３０，３
０をねじ３２により上部シャーシ３の上面に締付け固着
するようにしても同様の効果を得ることができる。

第１２図は本考案のさらに他の実施例を示したもので、
イジェクト板７によりフロッピーディスク１の係止およ
び取出し動作のみを行ない、セットアーム２４の後端部
上面にヘッド２０ａのキャリッジ１９のキャリッジアー
ム２１を当接させ、前記セットアーム２４の揺動動作に
より、ヘッド２０ａのフロッピーディスク１への接離動
作を行なわせるようにしたものである。その他の部分
は、前記第１図から第８図に示す実施例と同様である。

本実施例においても、前記第１図に示す実施例と同様
に、部品点数の低減を図り、フロッピーディスク１の係
止および取出し動作の信頼性を著しく向上させることが
でき、しかも、記録、再生時にはイジェクト板７をフロ
ッピーディスク１から離間させているので、ヘッド２０
による記録、再生に悪影響を及ぼすこともない。

なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。

〔考案の効果〕

以上述べたように本考案に係るフロッピーディスクドラ
イブ装置は、イジェクト板のフロッピーディスクの押出
し動作およびフロッピーディスクの係止動作を１つのイ
ジェクトばねにより行なうようにしているので、部品点
数の低減を図ることができ、フロッピーディスクの係止
および取出し動作の信頼性を著しく向上させることがで
きる。また、セットアームの係止により前記イジェクト
板をフロッピーディスクに直接当接しない状態で保持す
ることができるので、前記フロッピーディスクに対して
係止力が付与されることがなく、前記フロッピーディス
クの変形等を防止してヘッドによる記録、再生に悪影響
を及ぼすことを防止することができる等の効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図から第８図は本考案のフロッピーディスクドライ
ブ装置の一実施例を示したもので、第１図から第３図は
それぞれイジェクト板の異なる動作位置を示す一部の平
面図、第４図はイジェクト板の側面図、第５図はセット
アームの係止解除片によるイジェクト板の第１係止状態
の解除状態を示す正面図、第６図はイジェクト板の第２
係止片とセットアームとの第２係止状態を示す正面図、
第７図はフロッピーディスク挿入時のヘッドアームおよ
びヘッドの状態を示す正面図、第８図はフロッピーディ
スク非挿入時のヘッドアームおよびヘッドの状態を示す
正面図、第９図から第１１図は本考案の他の実施例を示
したもので、第９図は第３図同様の図、第１０図および
第１１図はそれぞれイジェクト板の上部フレームへの取
付構造を示す縦断面図、第１２図は本考案のさらに他の
実施例を示す第３図同様の図である。 １…フロッピーディスク、２…装置本体、３…上部シャ
ーシ、５…摺動保持片、６…第１係止片、７…イジェク
ト板、８…摺動案内孔、９…第２係止片、１０…切欠
き、１３…アーム支持板、１５…アーム支持台、１６…
ヘッドアーム、１８…アームシャフト、１９…キャリッ
ジ、２０…ヘッド、２４…セットアーム、２５…係止解
除片、２７…イジェクトばね、２８…クランプレバー、
２９…クランプ軸、３０…樹脂製ワッシャ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】フロッピーディスクの中心部を回転自在に
   保持するセットアームをクランプレバーの回動操作によ
   り保持位置と非保持位置との間を移動自在に配設し、前
   記フロッピーディスクに情報を記録、再生するヘッドを
   フロッピーディスクに対して接離自在に配設し、前記フ
   ロッピーディスクの挿入時に奥へ移動されて装置本体に
   係止した第１係止状態に保持され、前記セットアームの
   保持位置方向への移動により前記第１係止状態を解除さ
   れて前記セットアームに係止するとともに前記フロッピ
   ーディスクには接触しない第２係止状態に保持され、前
   記セットアームの非保持位置方向への移動により第２係
   止状態を解除されて前記フロッピーディスクを外部へ押
   出すイジェクト板を配設し、このイジェクト板を前記押
   出し方向および係止方向に同時に付勢するイジェクトば
   ねを配設したことを特徴とするフロッピーディスクドラ
   イブ装置。